JP2541628B2 - 過酢酸の製法 - Google Patents

過酢酸の製法

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、過酢酸の製法に関する。
従来の技術 特にバイヤービルガー反応を介してケトンからラクト
ン又はエポキシドを製造するための最も知られた酸化剤
の1つは過酢酸である。
過酢酸は一般的には古典的方法で酢酸と過酸化水素と
を酸性触媒、たいていの場合硫酸の存在下に反応させる
ことにより製造される。この場合には、その都度の実施
形式に基づき、例えば過酢酸約40〜42重量%、酢酸37〜
40重量%、水10〜14重量%、過酸化水素4〜6重量%及
び硫酸0.5〜1重量%から成る、いわゆる平衡過酢酸の
ような程度の差こそあれ純粋な水溶液が生成する(“Ul
lmann's Enzyklo−pdie der technischen Chemie"第
3版、第13巻、254頁)。
水及び酸性触媒の他に酢酸1モル当り過酸化水素1モ
ル以上を含有する反応混合物を使用しかつ過酢酸を減圧
下に水と一緒に留去すると、極めて純粋な水溶液が得ら
れる(前記文献、補充版、第3版、181頁参照)。これ
は共沸添加剤を用いた共沸蒸留により無水の有機過酢酸
溶液に換えることができる(前記同文献及びドイツ連邦
共和国特許第1165576号明細書参照)。
又、酸性触媒の存在下に過酸化水素と酢酸とを反応さ
せる際に有機溶剤(水と共沸混合物を形成する)が同時
に存在することにより、水を共沸蒸留で除去すると過酢
酸の無水の有機溶剤を得ることができる(前記の“Ullm
ann's Enzyklopdie der technischen Chemie"、補充
版参照)。
しかし又、有機過カルボン酸溶液を製造する際の安全
技術上の危険も公知である。この理由から、過カルボン
酸の水性混合物の直接的抽出により、共沸添加剤を添加
することによって共沸蒸留的に脱水された、相応する有
機溶液を得ることも試みられた。適当な抽出剤は、脂肪
族、脂環式、芳香族炭化水素、並びに塩素化された炭化
水素であった(ドイツ連邦共和国特許出願公開第214560
3号明細書参照)。過酸化水素は30〜90重量%、有利に
は45〜70重量%の水溶液としてカルボン酸に対して過剰
で、しかも有利には高濃縮した水性の形で使用された。
又、燐酸エステル、特にチリアルキルホスフェートも
抽出剤として使用されかつ得られた抽出物が低級カルボ
ン酸のアルキルエステルで脱着された。使用された過カ
ルボン酸は、10〜80重量%、有利には20〜60重量%の水
溶液であった(米国特許第3829216号明細書参照)。
実際には、過酸化水素、過カルボン酸及び酸性触媒の
他に有機溶剤が存在すると危険な瞬間があり、従って専
ら、この組合せを回避することが試みられた。しかしな
がら、危険な瞬間は有機溶剤が存在しなくとも生じるこ
とが判明した。
この理由から、特に過酸化水素とカルボン酸との装入
モル比は、反応を開始させる前に、一定の値に固定され
た。更に、装置の安全性は、予測されているように、一
定の値からは連続的には維持されず、この装入モル比の
範囲内で顕著な安全性の間隙が生じることが判明した
(ドイツ連邦共和国特許出願公開第2519299号及び同第2
519300号明細書参照)。この場合も、過酸化水素とカル
ボン酸との重量比が重要な役割を演じる。
発明が解決しようとする課題 従って、本発明の課題は、過酢酸の製造及びその溶剤
中での回収を安全技術的に申し分なく実施することであ
った。
課題を解決するための手段 ところで、前記課題は、冒頭に記載した形式の方法に
いて、本発明により、反応を簡単な蒸留装置内で実施
し、その際装置の塔底部に反応の開始前に過酸化水素と
酢酸とを1〜2:1のモル比でかつ過酸化水素30〜35重量
%の水溶液で装入し、かつ硫酸の濃度を全溶液に対して
20〜30重量%に調整し、塔底部の前記に定義した装入値
の状態を水性過酸化水素及び酢酸を供給することにより
定常的に保持し、反応を55〜70℃の温度及び100〜200ミ
リバールの系圧で実施し、装置から過酢酸、酢酸及び水
から成る蒸気相を取り出し、この蒸気相を、吸収塔内
に、過酢酸及び酢酸の成分を吸収する3〜30個の炭素原
子を有する有機ホスフェートに対して向流で導入し、そ
れにより当該ホスフェート中の過酢酸及び酢酸の溶液を
取り出し、その際吸収されなかった水蒸気を塔頂部を介
して取り出しかつ系から放出させることにより解決され
ることが判明した。
前記において、“簡単な蒸留装置”とは、簡単な又は
直接的蒸留のために公知である総ての装置、例えばブロ
アー、蒸発ピストン、蒸発缶、及び有利には凝縮器又は
分縮器と接続されたものが理解されるべきである。又、
好ましくは棚段塔として構成された、分縮器を備えた又
は備えていない塔も使用することできる。常用の吸収塔
としては、吸収技術で公知の装置が該当する。反応及び
吸収機能を兼備した系は、45〜65℃で運転するのが有利
である。吸収を例えば45〜55℃で運転すると。吸収平衡
を介して、塔底部SIIでトリブチルホスフェート内の過
酢酸の23重量%の溶液を得ることが可能である。吸収温
度が高くなればなるほどに、益々塔底部SII中の過酢酸
の濃度は低くなる。
該系の反応部分は、蒸気相内で2〜3:1、有利には2,5
〜3:1の過酢酸対酢酸の重量比(残りは水である)が生
じるように操作する。蒸気の有利な組成は、過酢酸45〜
47重量%、酢酸14〜17重量%、その残りが水に相当す
る。
3〜30個の炭素原子を有する有機ホスフェートとして
は、三置換されたホスフェート、詳言すればアルキル
−,シクロアルキル−又はアリールホスフェートが好適
であり、これらは混合物としても使用することができ
る。例えば1〜10個の炭素原子を有する燐酸のトリアル
キルエステル、並びにトリシクロヘキシルホスフェート
又はトリフェニルホスフェート、トリクレシルホスフェ
ート、ジフェニルクレシルホスフェートが該当する。有
利であるのは、トリメチル−、トリエチル−及びトリオ
クチルホスフェートである。
系からは常に、供給された過酸化水素溶液と反応水か
ら成る割合に相当するだけの水が留去されるので、前装
入物としての30〜35重量%の過酸化水素水溶液の使用に
は左右されずに、その都度の常用の、例えば50〜70%の
溶液を連続的反応のために供給することができる。
過酢酸を燐酸エステル中の溶液として使用すべきでは
ない場合には、過酢酸の、ホスフェートから別の有機溶
剤、例えば脂肪族エステルへの移行が常法で可能であ
る。それらの溶剤は、通常の吸収条件下で酸化に対して
安定であるべきでありかつ容易に酢酸から蒸留により分
離することができる。有利であるのは、メチル−〜プロ
ピルアセテートである。芳香族炭化水素例えばベンゼ
ン、又は塩素化された炭化水素もエステルと混合して使
用可能である。
ホスフェート溶液からの過酢酸及び酢酸の脱着は、公
知方法で蒸気状の第2の溶剤を導入することにより実施
することができる。発生する脱着液は、所望であれば、
共沸蒸留により完全に脱水することができる。
実施例 次に、図面に示した実施例につき、好ましくは連続的
に実施される本発明による方法を詳細に説明する。この
図面に記載された数値は単なる例にすぎない。
蒸留装置としては、例えば棚段塔KI(分縮器が設置さ
れている)を利用する。該塔の塔底部SI内に、反応の開
始前に、過酸化水素と酢酸(ES)をモル比1.5:1で装入
する。その際、40〜50重量%の過酸化水素を使用する。
水を供給することにより、過酸化水素と水の重量比を0.
54に調整し(該比は35重量%の過酸化水素溶液に相当す
る)、かつ硫酸を混合物中のその濃度が例えば25〜30重
量%になるような量で混合物に供給する。
系圧力100〜150ミリバール、還流比0.3〜0.5で、かつ
40〜50重量%の過酸化水素溶液と酢酸を供給比(重量
比)0.7〜0.8:1で供給しながら、この反応開始前に装入
した塔底混合物を反応時間中に、反応前の装入物で計算
したモル比(H2O2/ES)及び重量比(H2O2/H2O)が維持
される間中一定に保持する。塔底部温度は、例えば60℃
でありかつ回転式蒸発器W1を用いて導管3及び3aを介し
て保持する。このような条件下で、過酢酸(PES)約47
重量%、酢酸約16重量%、水約37重量%及び過酢酸水素
0.1重量%未満から成る蒸気流を取り出し、かつ導管4
を介して吸収塔KIIの下方部分(塔底部SII)に供給す
る。塔頂部に有機ホスフェート、例えばトリブチルホス
フェート(TBF)を導管5を介して供給し、該ホスフェ
ートは上昇する蒸気流に対して向流で導く。該ホスフェ
ートは過酢酸並びに又酢酸を蒸気流から吸収するが、但
し水は僅少量(これは最大トリブチルホスフェート中の
水の溶解度に相当する)を吸収するにすぎない。蒸気流
内に存在する総ての水は殆ど導管6を介して吸収塔KII
から流出しかつ凝縮器W3内で凝縮されかつ導管6aを介し
て分離器B1に到達しかつそこから導管6cを介して排出さ
れる。その僅かな分量は、塔底部SI内で過酸化水素を回
収するために、循環物として塔KIに供給する(導管6bを
介して)。
吸収塔KIIの塔底部SIIは、既述の通り、過酢酸及び酢
酸をトリブチルホスフェート中に吸収して収容する。常
に、所定の温度及び圧力での蒸留装置KIからの蒸気流の
1回の通過で実際に過酢酸及び酢酸が水蒸気と一緒に塔
KIIの塔頂部から飛散しない程度の量の吸収剤を使用す
べきである。この量は前実験で容易に確かめることがで
きる。
この実施例の場合には、トリブチルホスフェートを用
いて温度45〜55℃及び圧力100〜150ミリバールで(それ
というのも、塔KIとKIIが結合した系を形成するからで
ある)トリブチルホスフェート中の過酢酸の23重量%の
溶液の他に7重量%の酢酸の溶液が得られた。そうして
得られた安定なトリブチルホスフェート中の過酢酸の溶
液は既にこの形で使用可能である。これを塔底部SIIか
ら取り出す(図示せず)。しかしながら、過酢酸を別の
溶剤、例えば脂肪族エステル例えばエチルアセテート中
で使用すべき場合には、トリブチルホスフェート中に含
有された溶液を導管7、ポンプ2及び導管7aを介して蒸
発器系W4及びW5(これは例えば落下皮膜式蒸発器から成
っていてもよい)の頂部に導きかつ導管10を介して供給
されかつW5及び導管9を介してW4に導入される酢酸エチ
ルの蒸気によって脱着させる。脱着系の蒸気流は、導管
8を介して塔KIII内に導く。過酢酸及び酢酸が十分に除
去されたトリブチルホスフェートは、導管8aを介してW4
からW5に移行しかつ塔底部Vを導管13を介して流出す
る。SVから流出するトリブチルホスフェートからは水蒸
気ストリッピングによって溶解した酢酸エチルを殆ど完
全に除去するのが有利である(図示せず)。
酢酸エチル中の過酢酸及び酢酸の蒸気流は、既述の通
り、W4の塔底部内から導管8を介して取り出しかつ場合
により尚塔KIII内で僅少量の残留水と、塔KIIIの頂部を
介して取り出されるエチルアセテートの一部とから共沸
混合物を形成することにより脱水することができる。脱
水の際に留去される、水と酢酸エチルから成る異種共沸
混合物は、常法で凝縮し、水を排出しかつ酢酸エチルを
系に戻すことができる(図示せず)。その他の場合に
は、直接的に凝縮させることができる。
塔KIIIの塔底部SIIIから、実際に無水の、エチルアセ
テート中の過酢酸及び酢酸の溶液を導管11、ポンプ4及
び導管12を介して取り出す。300ミリバール塔圧で、エ
チルアセテート中の23%の過酢酸の溶液が得られ、該溶
液は更に尚酢酸7重量%を含有していた。従って、トリ
ブチルホスフェート中に存在する全量の過酢酸をエチル
アセテートに移行することができる。
その都度の系“KI及びKII"の条件に基づき、トリアル
キルホスフェートもしくはその他の溶剤(トリアルキル
ホスフェート溶液の脱着により)中の過酢酸の多種多用
の濃度を得ることができる。
十分に過酢酸を除去した、即ち1実施例においては過
酢酸0.02重量%まで、かつ酢酸を、即ち酢酸1.5重量%
まで除去したトリブチルホスフェートは、蒸発器WSの塔
底部SVに捕集しかつ導管13、ポンプ13及び導管13a及び1
3bを介して冷却器W8に戻しかつそこで例えば45℃の吸収
温度に冷却する。その後、トリブチルホスフェートは塔
KIIの塔頂部に戻す(導管5を介して)。導管13cを介し
て、トリブチルホスフェートの分流を時折排出させかつ
洗浄しかつそうして捕集される不純物の量を低い水準に
保持する。
塔底部SI内での不純物の富化を低く保つためには、導
管3bを介して、過酸化水素、水及び酢酸から成るフィー
ドに対して低い排出率、例えば2重量%の排出率を生ぜ
しめ、かつ浄化後に再びKIに戻すことができる(図示せ
ず)。
発明の効果 本発明による方法の技術的進歩性は、一面では該方法
が無条件に安全に実施されることにある、それというの
も製造装置の塔底部における過酢酸の製造中の過酸化水
素濃度が最初から低い水準に維持されかつ反応中にこの
水準に保持されるからである。それにより、安全性間隙
の危険な発生が回避される。この安全性は、有機溶剤中
での吸収による水蒸気含有蒸気流の後処理によって一層
増長され、ひいては過酢酸の濃縮した高いパーセテージ
の水相の発生が不可能になる。
本発明による方法に基づき得られたアルキルホスフェ
ート中の過酢酸の溶液は、それ自体高温で著しく安定で
ある。従って、過酢酸23重量%の他に酢酸7重量%を含
有する溶液の分解率は、55℃でトリブチルホスフェート
中0.5〜0.8重量%/hであるにすぎない。
本発明による方法に基づき製造されたアルキルホスフ
ェート中の過酢酸溶液のもう1つの利点は、このエステ
ルホスフェートの蒸発速度が低いことにある、従って溶
剤の蒸発による溶液の濃縮が発生し得ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による方法を実施する装置の1実施例
の系統図である。 KI…蒸留装置(棚段塔)、KII…吸収塔、KIII…塔、S
I、SII、SV…塔底部、W3…凝縮器、W4,W5…蒸発器、W8
…冷却器、B1…分離器、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ライナー・ジークマイアー ドイツ連邦共和国ハナウ9・リージング シユトラーセ 2

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】過酸化水素と酢酸とを硫酸の存在下に反応
    させかつ有機溶剤中に移行させることにより有機溶剤中
    の過酢酸を製造する方法において、反応を簡単な蒸留装
    置内で実施し、その際装置の塔底部に反応の開始前に過
    酸化水素と酢酸とを1〜2:1のモル比でかつ過酸化水素3
    0〜35重量%の水溶液で装入し、かつ硫酸の濃度を全溶
    液に対して20〜30重量%に調整し、塔底部の前記に定義
    した装入値の状態を水性過酸化水素及び酢酸を供給する
    ことにより定常的に保持し、反応を55〜70℃の温度及び
    100〜200ミリバールの系圧で実施し、装置から過酢酸、
    酢酸及び水から成る蒸気相を取り出し、この蒸気相を、
    吸収塔内に、過酢酸及び酢酸の成分を吸収する3〜30個
    の炭素原子を有する有機ホスフェートに対して向流で導
    入し、それにより当該ホスフェート中の過酢酸及び酢酸
    の溶液を取り出し、その際吸収されなかった水蒸気を塔
    頂部から取り出しかつ系を介して放出させることを特徴
    とする過酢酸の製法。
  2. 【請求項2】蒸留装置として分留管が設置された棚段塔
    を使用する請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】反応の開始前に過酸化水素と酢酸を1.5:1
    のモル比で装入し、過酸化水素と水の重量比を0.54にか
    つ全混合物内の硫酸の濃度を25〜30重量%に調整する請
    求項1記又は2載の方法。
  4. 【請求項4】反応を100〜150ミリバールの系圧及び0.3
    〜0.5の還流比でかつ40〜50重量%の過酸化水素水溶液
    と酢酸を0.7〜0.8:1の重量比で連続的に供給しながら実
    施する請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】過酢酸、酢酸及び水から成る蒸気相の吸収
    を三置換されたアルキル−、シクロアルキル−又はアリ
    ールアルキルホスフェート中で実施する請求項1か4ら
    までのいずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】1〜10個の炭素原子を有するトリアルキル
    ホスフェートを使用する請求項1から5までのいずれか
    1項記載の方法。
  7. 【請求項7】トリメチルホスフェート、トリエチルホス
    フェート、トリブチルホスフェート又はトリオクチルホ
    スフェートを使用する請求項1から6までのいずれか1
    項記載の方法。
  8. 【請求項8】トリブチルホスフェート中の過酢酸及び酢
    酸の溶液を脂肪族エステルで脱着することにより当該エ
    ステルの溶液に換える、請求項1から7までのいずれか
    1項記載の方法。
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