JP2979232B2 - 過酸化水素の製法 - Google Patents

過酸化水素の製法

Info

Publication number
JP2979232B2
JP2979232B2 JP1278770A JP27877089A JP2979232B2 JP 2979232 B2 JP2979232 B2 JP 2979232B2 JP 1278770 A JP1278770 A JP 1278770A JP 27877089 A JP27877089 A JP 27877089A JP 2979232 B2 JP2979232 B2 JP 2979232B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
acetophenone
hydrogen peroxide
zone
methylbenzyl alcohol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1278770A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0397607A (ja
Inventor
ロバート・エヌ・コクラン
ローレンス・エム・キヤンデラ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lyondell Chemical Technology LP
Original Assignee
Arco Chemical Technology LP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Arco Chemical Technology LP filed Critical Arco Chemical Technology LP
Publication of JPH0397607A publication Critical patent/JPH0397607A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2979232B2 publication Critical patent/JP2979232B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B15/00Peroxides; Peroxyhydrates; Peroxyacids or salts thereof; Superoxides; Ozonides
    • C01B15/01Hydrogen peroxide
    • C01B15/022Preparation from organic compounds
    • C01B15/026Preparation from organic compounds from alcohols
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B15/00Peroxides; Peroxyhydrates; Peroxyacids or salts thereof; Superoxides; Ozonides
    • C01B15/01Hydrogen peroxide
    • C01B15/013Separation; Purification; Concentration
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C45/00Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
    • C07C45/27Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by oxidation
    • C07C45/32Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by oxidation with molecular oxygen
    • C07C45/37Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by oxidation with molecular oxygen of >C—O—functional groups to >C=O groups
    • C07C45/39Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by oxidation with molecular oxygen of >C—O—functional groups to >C=O groups being a secondary hydroxyl group

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、メチルベンジルアルコールの酸化による過
酸化水素の製法に関する。
〔従来の技術〕
過酸化水素は、多数の工業上の応用に用いられるため
非常に多量に生産される、工業上重要な化学品である。
過酸化水素の製造に工業的に用いられる主要な方法は、
アンスラヒドロキノンの酸化、過酸化水素の抽出及び得
られるアンスラキノンのアンスラヒドロキノン(再使用
される)への還元を含む。この方法は、使用する溶媒の
その使用に非常に大きな資本の支出を要し、種々の工程
の成分の能率的な再循環が必要である。
多くの努力が水素と酸素との直接結合を含む方法に向
けられてきたが、今までこのような方法は大きな成功を
おさめることがないことが分つている。
過酸化水素は第二級アルコールの酸化により形成され
た。一時、イソプロパノールの酸化による過酸化水素の
製造が工業的に行われた。過酸化水素の製造用の可能な
原料として述べられてきた他の第二級アルコールは、メ
チルベンジルアルコール及びシクロヘキサノールを含
む。例えば米国特許第2871102〜4号明細書参照。
過酸化水素は、又非常に高沸点の第二級アルコール例
えばジアリールメタノールの酸化により形成され、生成
した過酸化水素は、酸化中反応混合物から留去される。
米国特許第4303632号明細書参照。
或る工業上の技術において、かなりの量の種々の第二
級アルコールが生成される。例えば、ヒドロペルオキシ
ドのエポシ化によるプロピレンオキシド及びスチレン単
量体の共生成において、メチルベンジルアルコールが形
成されそして最後に脱水によりスチレン単量体に転換さ
れる。米国特許第3351635号明細書参照。
本発明は、メチルベンジルアルコールを含む工業的な
流れが過酸化水素の製諾に有効且能率的に用いられる方
法を提供する。
〔発明の概要〕
本発明によれば、メチルベンジルアルコールの酸化に
よる過酸化水素の製造の改良法を提供する。特に、本発
明の方法は、液相のメチルベンジルアルコールの分子状
酸素の酸化による過酸化水素の製造を含み、液体反応混
合物中の水の濃度を4重量%以下好ましくは2重量%以
下そして最も好ましくは1重量%以下(反応混合物に基
づく)に保つ。アセトフエノンが共生成物である。
図面は、本発明の好適な態様を概略な形で示す。
従来技術の教示により、過酸化水素を生成する第二級
アルコールの酸化は、アルコール原料に加えられる水及
び/又は還流の条件の水により行われて、それにより水
を含む凝縮物を反応混合物に戻されそしてその中で高濃
度で形成させられる。米国特許第2871104号明細書参
照。
しかし、驚くべき発見がなされ、それは他の系とは異
り、過酸化水素及びアセトフエノンを製造するメチルベ
ンジルアルコールの酸化において、反応混合物中の非常
に低濃度の水の存在は、酸化反応に対して顕著なしかも
有害な作用を有する。事実、もし反応混合物の水含量が
或るレベルへ上昇されるならば、メチルベンジルアルコ
ールの所望の酸化が本質的に停止することが分つた。
本発明によれば、メチルベンジルアルコールは、4重
量%以下好ましくは2重量%以下そして最も好ましくは
1重量%以下に保たれた反応混合物中の水の濃度によ
り、高温且高圧で分子状酸素により液相で酸化される。
このやり方で高い反応速度及び過酸化水素に対する選択
率が達成できる。
本発明の特に好ましい態様において、過酸化水素の生
成は、エチルベンゼンヒドロペルオキシドによるエポキ
シ化によるプロピレンオキシド及びスチレン単量体の生
成によつて増大する。この態様において、メチルベンジ
ルアルコールの酸化への原料は、以下に記述されるよう
に、プロピレンオキシド及びスチレン単量体方法からの
メチルベンジルアルコール/アセトフエノン工程の流れ
を含む。
本発明において用いられる酸化剤は、分子状酸素であ
る。空気は酸素の好都合な共給源であるが、純粋な酸
素、酸素に富んだ空気、種々の不活性物質例えばアルゴ
ン、二酸化炭素などにより希釈された酸素も又用いるこ
とができる。
温度及び圧力の条件は、反応混合物を液相に保持する
ようなものである。約100〜250℃好ましくは120〜180℃
に及ぶ高温度が、かなりの反応速度を達成するのに用い
られる。
かなりの反応速度を維持するのに十分な酸素の実質的
な分圧をもたらすのが重要である。好ましい範囲は、原
料気体中の酸素の約1.05〜17.5kg/cm2(15〜250psi)の
分圧であり、より広い有用な範囲は約0.035〜70kg/cm2
(0.5〜1000psi)である。
反応帯中の全圧力は、反応混合物を液相に維持するの
に十分なものでなければならない。一般に約0.35〜70kg
/cm2(ゲージ圧)(5〜1000psig)が有用である。
過酸化物の分解を促進する金属混在物及び他の物質
は、反応帯中で避けられる。周知の過酸化物安定剤例え
ばピロホスフエートが有用であり用いることができる。
過酸化水素及びアセトフエノンへのメチルベンジルア
ルコールの酸化は、反応熱の除去を必要とする発熱反応
である。これは、例えば間接的な冷却手段中に反応混合
物の一部を循環することにより達成される。一方、熱は
反応混合物の成分の煮沸及び凝縮により除去できる。
本発明の実施にとり必須なことは、液体反応混合物中
に低い水の濃度を保つこと、即ち反応混合物中の4重量
%以下、好ましくは2重量%以下そして最も好ましくは
1重量%以下の水の濃度に保つことである。
水の濃度は多くのやり方でコントロールできる。第一
の例では、種々の原料の水の含量は、適当に最低に保た
れる。バツチ又は連続のシステムでは、水は例えば窒
素、未反応酸素及び反応混合物の種々の他の成分ととも
に、反応帯から蒸気として除去できる。従来のシステム
ではこの水は凝縮されそして反応帯に還流されるが、本
発明の実施では蒸気として除去された水は反応帯に戻さ
れず、そのため反応混合物中の実質的な濃度の水の形成
を妨げる。これらのやり方に関し又はその別法として、
液体反応混合物は除去され、過酸化水素及び水はそれか
ら分離されそして残りの成分はさらに処理されるか又は
循環される。
本発明は、特に好ましい態様を概略的な形で示す第1
図に関してさらに説明される。第1図に関し、ライン10
1のメチルベンジルアルコール、アセトフエノン及びエ
チルベンゼンより主としてなるプロピレンオキシド/ス
チレン単量体共製造のための工業的方法からの工程の流
れは、アセトフエノン水素化からのライン102のメチル
ベンジルアルコールの流れと一緒になりそして蒸留帯10
3へ入る。
従来の蒸留によりエチルベンゼンは、プロピレンオキ
シド/スチレン単量体の工程へ循環されるためにライン
104を経て塔頂で分離される。メチルベンジルアルコー
ル及びアセトフエノンより主としてなりそして少量のフ
エノール及びエチルフノールを含む高沸点の流れは、ラ
イン105を経て蒸留帯103から分離される。
メチルベンジルアルコール及びアセトフエノンの流れ
の一部は、ライン106,110及び111を経て脱水帯112へ入
る。この流れの残りの部分は、ライン107を経て精製帯1
08へ入る。
工業上の流れ中にメチルベンジルアルコールと通常存
在している或る化合物例えばフエノール及びエチルフエ
ノールは、過酸化水素及びアセトフエノンへのメチルベ
ンジルアルコールの分子状酸素の酸化を非常に阻害する
ことが、本発明により見い出された。従つて、蒸留帯10
3からのメチルベンジルアルコール及びアセトフエノン
の流れは、精製帯108中で先ず処理されて、メチルベン
ジルアルコールの酸化を阻害する物質を除くか又はこれ
らの物質を非阻害化合物に転換する。
好ましくは、精製帯108は、蒸留及びアルカリ性及び
/又はイオン交換の処理の両者よりなる。蒸留により、
エチルフエノールは、メチルベンジルアルコール及びア
セトフエノンから高沸点物質として分離できる。塩基性
イオン交換樹脂例えばポリ(ビニルピリジン)樹脂は、
例えば日本特許公開第39025/1981号明細書に記載された
ようにフエノールを分離するのに用いられる。アルカリ
性処理は、フエノールの除去に有効である。
精製帯108から、メチルベンジルアルコール/アセト
フエノンの流れはライン113を経て酸化帯114に入り、そ
こでメチルベンジルアルコールは分子状酸素と反応して
過酸化水素及びアセトフエノンを形成する。示されるよ
う、分子状酸素はライン115を経て導入される空気によ
りもたらされる。
温度及び圧力の条件は、反応混合物を液相に保ちしか
も高い反応速度及び過酸化水素及びアセトフエノンに対
する選択率を保つのに有効なように帯114に維持され
る。反応混合物の水の含量は、ライン140を経て未反応
酸素及び不活性気体とともに反応混合物の外に酸化中に
形成される水をストリツピングすることにより4重量%
以下好ましくは2重量%以下そして最も好ましくは1重
量%以下に保たれる。
生成した過酸化水素を含む液体反応混合物は、ライン
116を経て114から出て、過酸化水素の回収のために処理
される。特に好ましい実施では、エチルベンゼンの抽出
は酸化物の混合物の分離に用いられる。
酸化物は、ライン137を経て導入されるエチルベンゼ
ン並にライン117を経る逆抽出の抽出器124からのエチル
ベンゼン抽出混合物と混合される。混合物は塔抽出器11
9に入りそしてライン120を経て導入される水へ向流的に
流れる。
エチルベンゼン、メチルベンジルアルコール及びアセ
トフエノンよりなる有機相はライン121を経て蒸留帯128
に入る。含水過酸化水素相はライン122を経て抽出器124
に入り、そこで少量の含有されたメチルベンジルアルコ
ール及びアセトフエノンは、ライン123を経て導入され
るエチルベンゼンにより抽出される。有機相はライン11
7を経て除去されそして反応槽114からの酸化物と混合す
るように循環される。
含水過酸化水素相はライン125を経て精製帯126に入
り、そこから目的の精製した過酸化水素がライン127を
経て回収される。
分離帯128において、エチルベンゼンは塔頂で分離さ
れそして循環されてライン130及び137を経る反応槽114
からの酸化物と混合する。
有利には、メチルベンジルアルコール及びアセトフエ
ノンの流れは、ライン129を通つて、示されるように工
業的プロピレンオキシド/スチレン単量体工程と合体す
る。メチルベンジルアルコール及びアセトフエノンは、
ライン129を通りそしてライン105,106及び110を経る分
離帯103からの同様な流れと混合しそして脱水帯112に入
り、そこでメチルベンジルアルコールが脱水されてスチ
レン単量体となる。脱水流出液はライン131を経て帯132
に移され、そこで生成したスチレン単量体が回収されそ
してライン133を経て除去される。
未転換メチルベンジルアルコール及びアセトフエノン
の残つた混合物は、ライン137を経て導入されるエチル
ベンゼンと混合されそしてライン134を経て帯135に入
り、そこでアセトフエノンはメチルベンジルアルコール
に水素化される。135からの流出液の流れは102を経て分
離帯103に循環され、従つて工程に再び合体する。
〔実施例〕
下記の実施例は本発明の実施を説明する。他に示され
ない限り、単位は毎時重量部でありそして%は重量%で
ある。
実施例 図面に関し、ライン101の65%のエチルベンゼン、29
%のメチルベンジルアルコール及び6%のアセトフエノ
ンよりなる混合物1000部を、ライン102からの52%のエ
チルベンゼン、43%のメチルベンジルアルコール及び5
%のアセトフエノンの流れ314.5部と一緒にし、蒸留帯1
03に入れる。約651部のエチルベンゼンを塔頂で回収し
そしてライン104を経てプロピレンオキシド/スチレン
単量体の工程のエチルベンゼン酸化に循環される。
約84%のメチルベンジルアルコール及び16%のアセト
フエノンよりなりそして1200ppmのフエノール及び1600p
pmの2,3及び4エチル−フエノールを含む塔底の流れが
二つの流れに分けられ、90部はライン106,110及び111を
経て脱水帯112に入り、そして411部はライン107を経て
精製帯108に入る。
帯108では、酸化阻害フエノールは蒸留により分離さ
れる。好適な条件は、40torrと塔頂圧力、116℃の塔頂
温度及び135℃の塔底温度である。約84%のメチルベン
ジルアルコール及び16%のアセトフエノンによりなりそ
してエチルフエノールを多く含む塔底のフエノールに富
む流れ約205.5部は、ライン109,110及び111を経て脱水
帯112へ送られる。約84%のメチルベンジルアルコール
及び16%のアセトフエノンよりなるフエノールの少い流
れ約205.5部をライン113を経て酸化反応器114へ送られ
る。
酸化反応器中の条件は140℃約21kg/cm2(ゲージ圧)
(300psig)であり、66部の空気が反応器にまきちらさ
れる。ライン140を経て排出する排ガス中の酸素の分圧
は、約1.12kg/cm2(絶対圧)(16psia)である。反応器
中のメチルベンジルアルコールの転換は30%であり、H2
O2の選択率は約80%である。55.4%のメチルベンジルア
ルコール、38.6%のアセトフエノン、5.3%のH2O2及び
0.7%のH2Oよりなる液体反応混合物約217.5部をライン1
16を経て除去し、ライン137からの純粋エチルベンゼン1
78部及び98.0%のエチルベンゼン、1.7%のメチルベン
ジルアルコール、0.1%のH2O及び0.2%のアセトフエノ
ンよりなるエチルベンゼン逆抽出ユニツト124からのラ
イン117のエチルベンゼン循環流56部と混合する。ライ
ン118のH2O2抽出器への合わせた原料は、51.5%のエチ
ルベンゼン、26.9%のメチルベンジルアルコール、18.7
%のアセトフエノン、2.6%のH2O2及び0.3%のH2Oより
なる448部である。
約30部の水をライン120を経て抽出器へ供給する。抽
出器からの重い含水生成物はライン122を経て排出し、
それは約25.6%のH2O2、3%のメチルベンジルアルコー
ル及び0.5%のアセトフエノンよりなる約45部である。
抽出器からの軽い有機生成物は、ライン121を経てエチ
ルベンゼン分離帯128へ排出する。この流れは、約52.6
%のエチルベンゼン、27.5%のメチルベンジルアルコー
ル、19.1%のアセトフエノン、0.7%のH2O及び0.015%
のH2O2よりなる約438部である。
H2O2抽出器からの含水生成物中の有機物は、抽出器12
4のエチルベンゼンによる逆抽出により回収される。約5
2.4部のエチルベンゼンがライン123を経て124に供給さ
れる。軽い有機生成物がライン117を経て排出し、そし
て戻されてH2O2抽出器119への有機供給物と混合され
る。重い含水生成物は、ライン125を経て排出しそしてH
2O2精製帯126へ送られる。それは26.6%のH2O2及び0.03
%のメチルベンジルアルコール及び73.4%の水よりなる
約43.4部である。
痕跡量の有機物がH2O2精製セクシヨン131で分離さ
れ、そして過酸化物生成物は、所望ならば水の蒸発によ
り濃縮される(図示せず)。
H2O2抽出器からの有機生成物は、ライン121を経てエ
チルベンゼン分離帯128へ送られる。この流れは、52.6
%のエチルベンゼン、27.5%のメチルベンジルアルコー
ル、0.7%のH2O及び19.1%のアセトフエノンよりなる約
438部である。230.6部の量の塔頂エチルベンゼン流はラ
イン130で回収され、そしてH2O2抽出帯119及びエチルベ
ンゼン逆抽出帯124へ循環される。約3.1部の水も又ユニ
ツト128で除去される(図示せず)。塔底の流れ129は、
59%のメチルベンジルアルコール及び41%のアセトフエ
ノンよりなる約204.5部である。
74%のメチルベンジルアルコール及び26%のアセトフ
エノンよりなり500部の量のライン110及び129の合わせ
た流は、帯112で脱水される。スチレンへのメチルベン
ジルアルコールの約95%の転換が112で経験され、4%
のメチルベンジルアルコー、26%のアセトフエノン、60
%のスチレン及び10%の水よりなる500部のライン131の
生成物の流を生ずる。スチレン分離ユニツト132は、ラ
イン133の300部のスチレン及び51部の水を分離する(図
示せず)。他の生成物はライン134により排出しそして1
2%のメチルベンジルアルコール及び88%のアセトフエ
ノンよりなる149部である。これはライン137の163.5部
のエチルベンゼンにより希釈されそしてアセトフエノン
水素化ユニツト135へ送られる。
水素化に供給されたアセトフエノンの約90%のアセト
フエノンは、ライン136からの2.1部の水素との反応によ
り転換される。314.5部の量の生成物の流がプロピレン
オキシド/スチレン単量体精製セクション103に循環し
て戻され、そして52%のエチルベンゼン、43%のメチル
ベンジルアルコール及び5%のアセトフエノンよりな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の特に好ましい態様を概略的な形で説
明する。 101……ライン、102……ライン、103……蒸留帯、104…
…ライン、105……ライン、106……ライン、107……ラ
イン、108……精製帯、109……ライン、110……ライ
ン、111……ライン、112……脱水帯、113……ライン、1
14……酸化帯、115……ライン、116……ライン、117…
…ライン、118……ライン、119……H2O2抽出帯、120…
…ライン、121……ライン、122……ライン、123……ラ
イン、124……逆抽出帯、125……ライン、126……精製
帯、127……ライン、128……分離帯、129……ライン、1
30……ライン、131……ライン、132……分離帯、133…
…ライン、134……ライン、135……水素化帯、136……
ライン、137……ライン、140……ライン
フロントページの続き (72)発明者 ローレンス・エム・キヤンデラ アメリカ合衆国ペンシルベニア州19107, フィラデルフィア,アパートメント5, サウス・テンス・ストリート252 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C01B 15/026

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液相でメチルベンジルアルコールと分子状
    酸素とを反応させ、そして反応中4重量%より低く液相
    中の水の濃度を維持することよりなる過酸化水素を製造
    する方法。
  2. 【請求項2】液相中の水の濃度を反応中2重量%より低
    く維持する請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】液相中の水の濃度を反応中1重量%より低
    く維持する請求項1記載の方法。
JP1278770A 1989-01-10 1989-10-27 過酸化水素の製法 Expired - Fee Related JP2979232B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US295,409 1989-01-10
US07/295,409 US4897252A (en) 1989-01-10 1989-01-10 Production of hydrogen peroxide

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0397607A JPH0397607A (ja) 1991-04-23
JP2979232B2 true JP2979232B2 (ja) 1999-11-15

Family

ID=23137577

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1278770A Expired - Fee Related JP2979232B2 (ja) 1989-01-10 1989-10-27 過酸化水素の製法
JP2502825A Pending JPH04504569A (ja) 1989-01-10 1990-01-08 血小板抽出物の塗布による毛の成長促進法

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2502825A Pending JPH04504569A (ja) 1989-01-10 1990-01-08 血小板抽出物の塗布による毛の成長促進法

Country Status (11)

Country Link
US (1) US4897252A (ja)
EP (1) EP0378388B1 (ja)
JP (2) JP2979232B2 (ja)
KR (1) KR0122083B1 (ja)
AT (1) ATE97106T1 (ja)
AU (1) AU616095B2 (ja)
BR (1) BR9000085A (ja)
CA (1) CA2000307C (ja)
DE (1) DE69004440T2 (ja)
ES (1) ES2060008T3 (ja)
MX (1) MX167199B (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5166372A (en) * 1992-02-07 1992-11-24 Arco Chemical Technology, L.P. Epoxidation process
US5262550A (en) * 1992-04-30 1993-11-16 Arco Chemical Technology, L.P. Epoxidation process using titanium-rich silicalite catalysts
US5214168A (en) * 1992-04-30 1993-05-25 Arco Chemical Technology, L.P. Integrated process for epoxide production
US5194067A (en) * 1992-06-29 1993-03-16 Arco Chemical Technology, L.P. Recovery of hydrogen peroxide
US5268160A (en) * 1992-06-29 1993-12-07 Arco Chemical Technology, L.P. Purification of hydrogen peroxide
US5254326A (en) * 1993-03-22 1993-10-19 Arco Chemical Technology, L.P. Production of hydrogen peroxide
US5552131A (en) * 1994-06-30 1996-09-03 Arco Chemical Technology, L.P. Oxidation of secondary alcohols
ES2137831B1 (es) * 1996-10-30 2000-12-16 Repsol Quimica Sa Procedimiento de produccion de peroxido de hidrogeno mediante oxidacion de alcoholes secundarios con oxigeno molecular en fase liquida.
US6255009B1 (en) 1998-03-28 2001-07-03 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Combined cycle power generation using controlled hydrogen peroxide decomposition
US6100439A (en) 1998-12-14 2000-08-08 Betzdearborn Inc. Styrene caustic wash extraction aid
FR2821343B1 (fr) * 2001-02-28 2003-08-15 Jean Pierre Schirmann Procede de fabrication de peroxyde d'hydrogene
ATE544730T1 (de) * 2002-03-14 2012-02-15 Repsol Quimica Sa Herstellungsverfahren für wasserstoffperoxid
ATE453603T1 (de) 2003-02-03 2010-01-15 Repsol Quimica Sa Integriertes verfahren zur selektiven oxydation von organischen verbindungen
EA036528B1 (ru) 2014-08-15 2020-11-19 Глоубал Ойл Эор Системз, Лтд. Генератор пара пероксида водорода для нефтепромысловых применений
CN107660201B (zh) 2015-04-09 2020-03-24 利安德化学技术有限公司 由甲基苄醇的氧化形成环氧丙烷的工艺

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB708339A (en) * 1949-12-02 1954-05-05 Bataafsche Petroleum Process for the production of hydrogen peroxide and the hydrogen peroxide so produced
GB751508A (en) * 1954-02-15 1956-06-27 Bataafsche Petroleum Process for the production of hydrogen peroxide and the hydrogen peroxide so produced
US2871104A (en) * 1955-01-31 1959-01-27 Shell Dev Manufacture of hydrogen peroxide
GB871830A (en) * 1958-01-10 1961-07-05 Fine Organics Inc Method for the simultaneous production of hydrogen peroxide and carbonyl compounds

Also Published As

Publication number Publication date
US4897252A (en) 1990-01-30
KR0122083B1 (ko) 1997-11-15
AU616095B2 (en) 1991-10-17
JPH04504569A (ja) 1992-08-13
DE69004440D1 (de) 1993-12-16
EP0378388A1 (en) 1990-07-18
ATE97106T1 (de) 1993-11-15
MX167199B (es) 1993-03-09
CA2000307C (en) 1999-06-15
JPH0397607A (ja) 1991-04-23
ES2060008T3 (es) 1994-11-16
AU4781990A (en) 1990-07-19
BR9000085A (pt) 1990-10-16
CA2000307A1 (en) 1990-07-10
DE69004440T2 (de) 1994-03-10
EP0378388B1 (en) 1993-11-10
KR900011661A (ko) 1990-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2979232B2 (ja) 過酸化水素の製法
US6596883B2 (en) Process for the epoxidation of olefins
JPS60115532A (ja) ブタジエンの製造方法
EP1293505A1 (en) Process for the epoxidation of olefins
US4975266A (en) Production of hydrogen peroxide
US2869989A (en) Method for the recovery of hydrogen peroxide
KR100551461B1 (ko) 미정제 액상 비닐 아세테이트의 후처리방법
US5254326A (en) Production of hydrogen peroxide
US4897085A (en) Recovery of hydrogen peroxide
JPH0629274B2 (ja) 酸化エチレンからアルデヒド系不純物を分離する方法
US5039508A (en) Production of hydrogen peroxide
GB2096601A (en) Process for producing methacrylic acid
US5041680A (en) Production of hydrogen peroxide
JP3812851B2 (ja) 1−フェニルエタノール、アセトフェノンまたはそれらの混合物からのフェノールの分離方法
EP0551929A1 (en) Production of hydrogen peroxide
CA1042468A (en) Method of recovering butadiene gas from an acetoxylation process
AU654461B2 (en) Recovery of hydrogen peroxide
US4994625A (en) Production of hydrogen peroxide
JP4204097B2 (ja) メタクリル酸メチルの製造方法
JP3225605B2 (ja) フェノール及びメチルエチルケトンの製造方法
JPH0782247A (ja) 第3級ブチルハイドロパーオキシド含有混合物の製造方法
CA2232771A1 (en) Production of hydrogen peroxide
JPH0834757A (ja) アクリル酸の精製法
US5538599A (en) Phenol separation
US4228301A (en) Process for the preparation of diacetoxybutene

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees