JPS606630A - アリルアルコ−ルの連続ヒドロホルミル化方法 - Google Patents

アリルアルコ−ルの連続ヒドロホルミル化方法

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JPS606630A
JPS606630A JP58114549A JP11454983A JPS606630A JP S606630 A JPS606630 A JP S606630A JP 58114549 A JP58114549 A JP 58114549A JP 11454983 A JP11454983 A JP 11454983A JP S606630 A JPS606630 A JP S606630A
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信一 三浦
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晃一 菊地
Masuhiko Tamura
田村 益彦
Hidetaka Kojima
秀隆 小島
Kunio Koga
古賀 國夫
Shigeru Yamashita
茂 山下
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C45/00Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
    • C07C45/49Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reaction with carbon monoxide

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアリルアルコールのヒドロポルミル化方法に関
するものであり、更に詳しくは工業的実施に適したアリ
ルアルコールの連続ヒドロホルミル化方法に門するもの
でらる。
有機溶媒中ロジウム錯化合物の存在下にアリルアルコー
ルを水素と一酸化炭素との混合ガスによってヒドロホル
ミル化し、ヒドロホルミル化反応混合液からヒドロキシ
ブチルアルデヒド類を水で抽出し、抽残液を触媒溶液と
してヒドロホルミル化反応工程に循環するアリルアルコ
ールのヒドロホルミル化方法は公知である(時公昭53
−19563号公報参照)0 アリルアルコールのヒドロホルミル化反応により得られ
るヒドロキシブチルアルデヒド類としては、4−ヒドロ
キシブチルアルデヒド(以下、HBAと略称する)およ
び3−ヒドロキシ−2−メチルプロピオンアルデヒド(
以下、fHVllPAと略称−する)があり、これらは
水素化反応によりそれぞれ対応する1、4−ブタンジオ
ール(以下、1.4−BGと略称する)および2−メチ
ル−1,3−ノ戸パンジオール(以下、MPGと略称す
る)に容易に変換することができる。
アリルアルコールのヒドロホルミル化反応においては、
前記の二種のヒドロホルミル化生成物の他に、異性化に
よるプロピオンアルデヒド(以下、PrHと略称する)
および水素化によるn−グロパノール(以下、NPRと
略称する)が副生ずる。
これら二種の副生成物および未反応のアリルアルコール
は水による抽出分離工程において水層側に抽出され、後
続の水添工程において最終的にはNP 14に変換され
る。
この水による抽出分離操作を採用するアリルアルコール
のヒドロホルミル化反応を連続的に実施する場合には、
工業的および経済的な見地から次にめげる3つの要件が
すべて#たされることが必須となる。
l)主生成物でらるl−I B Aの選択率が可能な限
り高いこと。
2)抽出水層中へのロジウム鉛化合物の溶出が可能な限
り少ないこと。
3)ロジウム錯化合物の触媒活性が長期に亘って維持さ
れること。
本発明者らは上記3つの要件のそれぞれに対する支配因
子を詳細に検討した結果、以下に述べる新しい知見を得
るに至った。
a)従来より提案されている一酸化炭素分圧、ロジウム
錯化合物濃度、三置換ホスフィン濃度、反応温度などの
みかけの反応売件のみに考慮を払っているだけでは主生
成物であるHBAの選択率は高々70%程度にすぎず、
連続ヒドロホルミル化反応において更に高いHBA選択
率を達成するためには一酸化炭素の消費速度、反応混合
液中への一酸化炭素の溶解量および溶解速度などにも考
慮を払う必要がある。
b)抽出水層中へのロジウム錯化合物の溶出量は。
従来知られているように抽出水層中の全有機物濃度およ
びロジウム錯化合物に対する三置換ホスフィン濃度に影
響されるだけでなく、未反応ノアリルアルコールの濃度
および上述の−[tS炭素の消費速度、溶M量および溶
解速度などによっても支配される。
C)ロジウム錯化合物の触媒活性寿命は、従来知られて
いるようなロジウム錯化合物および三置換ホスフィン濃
度、反応温度1反応器合液のヒドロホルミル化反応器中
での滞留時間などに依存するだけでなく、上述の一酸化
炭素の消費速度、溶解量および溶解速度などにも依存す
る。
本発明者らはこの新しい知見に基づき、上記の3つの要
件を満足させうる反応操作方法について鋭意検討を加え
た結果、ロジウム錯化合物濃度、三置換ホスフィ□ン濃
匣、−酸化炭素分圧1反応温度などの従来提案されてい
たみかけの反応条件のみを制御するだけでは不充分であ
り、−酸化炭素分圧、−酸化炭素の消費速度、反応温度
などを互に相関させて選択することが重要であることを
見い出し、本発明を完成するに至った。すなわち。
本発明によれば、ロジウム錯化合物および該ロジウム錯
化合物に対して過剰の三置換ホスフィンを溶解した芳香
族炭化水素溶液中でアリルアルコールを水素と一酸化炭
素との混合ガスによってヒドロホルミル化し、得られる
ヒドロホルミル化反応混合液からヒドロキシブチルアル
デヒド類を水性媒体によって抽出分離し、抽残液を触媒
溶液としてヒドロホルミル化反応工程に循環することか
らなるアリルアルコールの連続ヒドロホルミル化方法に
おいて1下記式(1) %式%() (1) で表わされるAの値がヒドロホルミル化反応が行われる
実質的な全域において0.2〜2.5の範囲内に維持さ
れるような操作条件下で反応を行うことにより、)IB
Aを高い選択率で生成させうるとともに、抽出水層中へ
のロジウム錯化合物の溶出による損失量を極めて少なく
しかつロジウム錯化合物の触媒活性を長期に亘って安定
に維持することが一〇きる。ただし、上記式中、Tii
反応温度(0K)でるり、323〜353°K(絶対温
度)の範囲内から選ばれ、Pcoはヒドロホルミル化反
応が行われる反応器への入りガス中における一酸化炭素
分圧と該反応器からの出ガス中における一酸化炭素分圧
の対数平均値(絶対気圧)であり、0.01〜1.0絶
対気圧の範囲内から選ばれ、αはヒドロホルミル化反応
に用いられる反応器が機械的な攪拌を行う反応器の場合
には3500であす、その他の反応器の場合には120
0であり、μは反応混合液の反応温度における粘度(c
p)であり、0.1〜4. Oepの範囲内にあり、r
coはヒドロホルミル化反応における一酸化炭素の消費
速度(モル/l・時)であり、0.001〜10モル/
l・時の範囲内から選ばれ、 Kvtまヒドロホルミル
化疎応とは別途に、ヒドロホルミル化反応に用いられる
反応器中で25℃、大気圧・の条件下で亜硫酸ソーダ水
溶液の空気による酸化速度を測定することにより決定さ
れる酸素の水中への吸収速度(ミリモル/l・時)であ
り、5〜500ミリモル/11・時の範囲内から選ばれ
る。なお、ヒドロホルミル化反応が行われる反応器が複
数の反応室の集合圧より構成される場合には各々の反応
室をそれぞれ単一の反応器とみなして上記各定数および
変数が決定されるものとする。
前記式(1)で表わされるAの値は反応混合液中の一酸
化炭素の量と密接に関係する値であると考見られる。仁
のAの値を上述の範囲内に維持することによりはじめて
連続法によるアリルアルコールのヒドロホルミル化反応
を工業的かつ経済的に有利に実施することが可能となり
、本発明のもたらす工業的意義は極めて大である。
前記式(1)においてrcoで表わされる一酸化炭素の
消費速度は、ヒドロホルミル化反応器への入りガスと該
反応器からの出ガスの流速および入りガスと出ガス中の
一酸化炭素濃度を測定することによって容易にめること
ができる。また、とのrcOはヒドロホルミル化反応器
へのアリルアルコールの供給速度および該反応器におけ
る反応混合液中の未反応アリルアルコールの濃度ならび
にヒドロホルミル化反応選択率(1(BAとHM P 
Aの合計の選択率)からめる仁ともできる。
Kv値はヒドロホルミル化反応とは別途に、該反応に用
いられる反応器と同一もしくは同型式の反応器中25 
’C、大気圧下における亜硫酸ソーダ水溶液の空気によ
る酸化速度を測定すること罠よって決定される。この測
定方法は既に確立されており1例えばインダストリアル
アンドエンジニアリングケミストリー(Industr
ial and EngineeringChemis
try )第48巻1956年12号2209〜212
2頁にその詳細が述べられている。このKv値は原料ガ
スの供給方法ならびにヒドロホルミル化反応器の形状に
依存する値であり、反応器の攪拌動力。
攪拌翼の形状、原料ガスの分散方法等によっても影響さ
れるので、その測定に際してはヒドロホルミル化反応器
と同一もしくは同型式の反応器に亜硫酸ソーダ水溶液を
充填し、大気圧下内温を25℃に保ちかつ水素/−酸化
炭素混合ガスに代えてヒドロホルミル化反応条件下と同
じ線速度にて該反応器に空気を供給すること以外はヒド
ロホルミル化反応と同一の条件が用いられることは言う
までもない。なお、ヒドロホルミル化反応器のKv値の
測定は該反応器を縮小した同型式の反応器を用いて行う
こともできる。
αはヒドロホルミル化反応に用いられる反応器が攪拌翼
等を用いて機械的に攪拌を行う反応器の場合には350
0であり、気泡塔、のような機械的な攪拌を行わない反
応器の場合には1200である。
反応混合液の反応温度における粘度を表わすμは公知の
方法にしたがってめることができる0本発明の方法にお
いては、式(1)で表わされるAの値がヒドロホルミル
化反応が行われる実質的な全域において0.2〜2.5
の範囲内に維持されるようKT、PCO1μ、rcoお
よびKvを前記の範囲内よりたがいに相開させて選択す
ることが必要であり、これにより前述の如きすぐれた効
果を達成することができるoAの値が0.2未満の場合
にはPrHおよびNPRの生成割合が大となり1反応器
度が低下し、その結果HBAの収率が低下する傾向がみ
られる。まfc、この場合にはロジウム錯化合物の触媒
活性寿命が短かくなる傾向がある。一方、への値が2,
5を越えるi合にはI(MPAの選択率が犬となり、1
(BAの選択率が低下1−る傾向がある。また、この場
合には、抽出工程において抽出水層中へのロジウム錯化
合物の溶出による損失量が増大する傾向がみられる。
本発明方法において、ロジウム錯化合物とじてはヒドロ
ホルミル化触媒能を有しかつ水に対して難溶または不溶
である任意のロジウム錯化合物を用いる仁とができる。
かかるロジウム錯化合物は多数知られているが、特にM
Rh(CO) (PRs )s (式中、Rはアリール
基を表わす)で示されるロジウム錯化合物およびロジウ
ムカルボニルクラスター錯体が触媒活性、触媒の溶解性
および触媒の取扱い易さなどの面で好ましい。代表的な
ロジウム錯化合物としては、HRh(Go)(PPhs
)3 (Phはフェニル基を表わす) 、 HRh(C
O)[P(CsH4CHs)a]e、 Rh4(C(J
)12、Rha(Go)16などを挙げることができる
。ロジウム錯化合物は通常、ヒドロホルミル化反応液1
76たりロジウム原子換算で0.25〜2.5ミリグラ
ム原子の範囲内の濃度で用いられる。
本発明方法にしたがう反応において、三置換畳−ホスフ
ィンの反応混合液中における濃度は通常。
ロジウム錯化合物中のロジウム1グラム原子あたり50
〜300モル当量、好ましくは75〜200モル当量の
範囲内に維持される。用い得る三置換・−ホスフインは
数多くめるが、一般式PR’R’π″(式シ<、その具
体例としてトリフェニルホスフィン、トリナフチルホス
フィン、トリトリルホスフィンなどを挙げることができ
る。このなかでも入手のし易さ、抽出水層への溶出によ
る損失および触媒の安定性などの観点からトリフェニル
ホスフィンがとくに好ましい。
本発明において使用される溶媒は芳香族炭化水素類であ
り、なかでもベンゼン、トルエンおよびキシレンがロジ
ウム錯化合物および三置換ホスフィンに対する溶解性の
点ですぐれている。
アリルアルコールはヒドロホルミル化反応混合液中のヒ
ドロキシブチルアルデヒド類の濃度が0.5〜3モル/
IIの範囲内になるように供給することが好ましい。ま
た、後続の水素化工程におけるアリルアルコールのNP
Rへの変換によるアリルアルコールの損失量を少なくす
るためにも、アリルアルコールの変換率を最終的に、好
ましくは90%以上、とくに好ましくは97チ以上とす
ることが経済的である。反応混合液のヒドロホルミル化
反応器内での滞留時間は、アリルアルコールの変換率が
前述の値になるように1〜lO時間の範囲から選ばれる
ヒドロホルミル化反応における反応圧力は10絶対気圧
以下であることが好ましい。供給ガス中の水素/−酸化
炭素分圧比は1/1〜30/lの範囲内から選ばれる。
なお、原料ガスを分割して反応器に供給する場合にも上
記の分圧比が考慮される。
反応域中に屋素、ヘリウム、アルゴン、メタンなどのヒ
ドロホルミル化反応に対、して不活性なガスが共存する
ことは何ら差支えない。
本発明者らの一部によって既に提案されているように(
米国特許第4,215,077号明細書参照)。
三置換ホスフィンに加えて下記の一般式(II)(式中
、Bl、 B2. H3およびB4はそれぞれ同一また
は異なるアリール基を表わし、2は低級アルキル基で置
換されていてもよい主鎖の災素数が2〜5である炭化水
素基を表わす)で示されるジホスフイノアルカンを反応
混合液中に共任させると。
ロジウム錯化合物の触媒活性寿命を更に長期に亘って安
定に保持することができる。本発明方法にしたがうアリ
ルアルコールの連続ヒドロホルミル化方法におい1ては
ジホスフイノアルカンの濃度はロジウム錯化合物中のロ
ジウム1グラム原子あたり0.025〜0.75モル当
量の範囲内に維持されることが望ましい。ジホスフイノ
アルカンは長期に亘る使用中にはその一部が抽出水層側
へ溶出したり、あるいは原料ガス中に微量混入する酸素
により一部酸化されたりして損失するので、その濃度が
上記の範囲内に維持されるように連続的まfcは断続的
に補給することが望ましい。用い得るジホスフイノアル
カンは数多くあるが、その具体例として下記のものを挙
げることができる。
(C6H5)2PCH2CH2P(C6H5)2 。
?Hs (CH3Cs)14)2PCHzCHCH+P(CsH
4CH3)2゜(CelIs)2PCH+(Jt+CH
2CHgP(CsHs )2 。
(にsJlす2PCHzCfl+CH2CH2CH2P
(CsHs)2 。
Ha (CsHす2PC142CH2CHCH2CH2P(C
sH5)2これらのジホスフイノアルカンの中でもヒド
ロホルミル化反応速匪、HBA選択率、触媒活性の維持
効果、入手のしやすさなどの点から1,4−ビス(ジフ
ェニルホスフィノ)ブタンが最も好ましい0 前記式(1)におけるKv値は、前述したように反応器
の形状に依存する値であるので、本発明においては使用
する反応器の種類についても考慮することが望ましい。
本発明方法に適用可能な反応器の種類としては、大別す
ると機械的な攪拌を行うものとして攪拌槽式反一応器(
竪型、横型、1段槽、多段槽)と、その他のものとして
気泡塔式反応器(1段式、仕切り板式あるいは多段式)
がある。
二器るるいはそれ以上の反応器を組み合わせて使用する
ことにより、反応器の容量を全体として小さくすること
ができかつ短い滞留時間で高いアリルアルコールの変換
率を達成するこ七ができる。
反応器の組み合わせは任意に選択することができ、例え
ば気泡塔式反応器のみの糺み合わせあるいは第1反応器
を攪拌槽式反応器、第2反応器(以降)を気泡塔式の反
応器とする組み合わせが考えられる。第1反応器を攪拌
槽式反応器とすることにより式(1,1で表わされるA
の値を0.2〜2.5の範囲内に制御して反応を行うこ
とが容易となり、その結果高い11 B A選択率が達
成されかつロジウム錯化合物の溶出量が極小化される。
まfc攪拌槽式の反応器は反応熱の除去のしやすさ、生
産ガ1の調整のしやすさあるいは操業安定性などの点に
おいてもすぐれている。更に、第2反応器(以降)とし
て気泡塔式反応器を用いる場合には、とくに全体として
小容量の反応器により短い滞留時間で高いアリルアルコ
ール変換率を達成することができる。
ヒドロホルミル化反応後、反応混合液からヒドロキシブ
チルアルデヒド類を水性媒体で抽出分離し、触媒成分を
含む抽残層はヒドロホルミル化反応工程に循環される。
抽出に使用する水性媒体としては通常の場合には水が用
いられるが、場合により実害のない範囲内で他の成分が
含まれていてもよい。これらの成分の代表として1.4
−BGおよび/またはMPGをあげることができ、これ
らは抽出に用いる水の量の30%以内の量で水と置き換
えることもできる。抽出工程で使用する水性媒体の量は
ヒドロホルミル化反応混合液に対する容量比で0.5〜
1.5の範囲から選ばれる。
抽出操作に用いられる抽出装置としては、一般に汎用な
攪拌型抽出塔(ミキサーセトラー、 RDCなど)およ
び棚段型抽出塔(多孔板塔など)が挙げられる。抽出操
作は通常、窒素、ヘリウム、アルゴンなどの不活性ガス
、水素ガス、水素/−酸化炭素混合ガスなどの雰囲気下
で0〜50℃、好ましくは5〜30℃の範囲内の温度で
行われる。
本発明方法により得られたヒドロキシブチルアルデヒド
類を含む抽出水層を水素添加処理することにより、l、
4−HGおよびfvi P Gが水浴液として得られる
。この水溶液からゴ般的な分離操作により1.4−BG
およびMPGをそれぞれ単離することができ、水は抽出
工程に循環し、再使用することができる。このようにし
て得られた1、4−BGは、ポリエステル、ポリウレタ
ンの原料として、あるいは容積の工業的に有用な化合物
の合成中間体としてイj用な化合物である。
以“F、実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例1 第1図に示すフローにしたがってアリルアルコールのヒ
ドロポルミル化反応を連続的に行なつ7k。
反応器(1)は内容積5.51の電磁撹拌式反応器(i
M径108.3mm、高さ600 tlII+1)でβ
す1反応器(2) Fi内容積1071’の電磁撹拌式
反応器(直径130.8門、高さ750目)であり、抽
出塔(3)は内容積2.21の攪拌式抽出塔である。各
反応器には外部ジャケットが取り伺けてあり、所定の温
度の温水を流して反応器の内温を一定に保つようにしで
ある。
反応器のI<v値の測定 反応器(1)および(2)の、異なる攪拌速度における
Kv値?l−6111定した。0.5モル/lの亜硫酸
ソーダおよび10ミリモル/Itの硫酸銅を溶解する水
溶液3.51を反応器(1)に仕込み、内温を25℃に
保ちながら大気圧下に突気を130 Nl!/時の速度
で供給した。第1表に記しlζ速度で攪拌し、10分毎
に反応液10mを取り出し、該反応液をチオ硫酸ソーダ
水溶液で滴定することにより亜硫酸ソーダの変化量を測
定した。60分間反応を続け。
反応時間と亜硫酸ソーダの変化量の間係より亜硫酸ソー
ダの酸化速度をめた。反応器(2)については亜硫酸ソ
ーダ水溶液の仕込み量を71.空気の供給速度を9ON
l1時としたこと以外は反応器(1)の場合と同様にし
てKv値を測定した。結果を表1に示す。
表1 RhH(GO)(PPhs)31 ミ’) モル/ l
 、PPhs、 i 50ミリモル/lおよびPh2P
(CMす4PPb2Q。2ミリモル/lを溶解するトル
エン溶液131を触媒液貯槽(14)より反応器(1)
に仕込んだ。反応器(1)に、ライン(4)を通してア
リルアルコールを3モル/時の速度で供給し、ライン(
5)を通して水素を235Nl/時の速度で、また−酸
化炭素を65NJ/時の速度で供給した。反応器(1)
における反応混合液の液量が3.5ノに保たれるように
ライン(7)より反応混合液を1.717時の速度で反
応器(2)に送った。反応器(1)の内温を60℃に、
また内圧を2,1絶対気圧に保ち、570 rpmの速
度で攪拌した。反応器(1)からの化ガスをライン(6
)を通して反応器(2)に供給し、さらに該反応器(2
)にライン(8)を通して一酸化炭素をl0NJ/時の
速度で供給した。反応器(2)からの化ガスはライン(
9)を通して系外に放出した。反応器(2)の反応混合
液の液量を7jに保ち、ライン(10)を通して反応混
合液を1.717時の速度で抽出塔(3)に送った。反
応器(2)の内温を60℃に1また内圧を2.0絶対気
圧に保ち、800rpmの速度で攪拌した0ライン(1
1)を通して抽出塔(3)に1.517時の速度で水を
供給し、水素雰囲気下30 ’Cで抽出操作を行なった
。抽出後の触媒成分を含む抽残層はライン(12)およ
び触媒液貯槽(14)を経て反応器(1)に循環させた
。抽出水層はライン(13)を通して系外に取シ出した
反応が定常状態に達した時点でのライン(6)における
反応器(1)からの化ガスの流速Ui94Nl/時であ
勺、出・ガス中の一酸化炭素濃度は6.8%であシ、反
応器(2)への入りガス中の一酸化炭素濃度は11.3
チであり、ライン(9)における反応器(2)からの化
ガスの流速は186NJ/時であり、出ガス中の一酸化
炭素濃度は7.6チであった。これらの値より反応器(
1)および(2)におけるPc。
はそれぞれ0.270絶対気圧および0.187絶対気
圧と計算される。また、反応器(1)および(2)にお
けるrcoはそれぞれ0.661モル/l・時および0
.0577モル/1・時と計算される。反応混合液の6
0℃における粘度は0.4Cpと実測された0これよシ
反応器(1)および(2)KおけるAO値はそれぞれ0
.57および1.33と計算される0抽出水層中のアリ
ルアルコール、NPRおよび在させて100気圧、60
“Cの条件下に水素化し、生成したl、 4− B G
およびMPGを分析することによってアリルアルコール
の変換率および各生成物の選択率をめた0結果を以下に
示す。なお、上記の水素化栄件下ではHBAおよびHM
PAはそれぞれ1全に1.4−BGおよびMPGに変換
されることを別の実験によシ確認した。
アリルアルコールの変換率 98% 生成物の選択率(モルチ) HBA 79.1 HMPA 11.3 PrH6,4 NPR3,2 抽残層中のRhH(CO)(PPhs)、 、 ppb
3およびPh2P(CH2)4 PPhsを原子吸光お
よび液体クロマトグラフィーにより分析することにより
抽残層中のこれらの濃度がそれぞれ0.99〜1.01
ミlJモル/11145〜150ミリモル/lおよび0
.18〜0.2ミリモル/lの範囲内に保たれるように
RhH(Co)(ppb3)3、 PPha、PPh2
P(CH2)4PPh2 およびトルエンを適宜添加し
た。30日間にわたって反応を連続的に実施したが、ア
リルアルコールの変換率は98%と一定であり、各生成
物の選択率について全く変化紘認められなかった。抽出
水油中へのロジウム錯化合物の済出量は原子吸光法によ
る分析の結果、常にロジウム全島として8〜i o p
pbの範囲内であった。
比較例1.2および3 攪拌速度、全反応圧力、入りガス中の一酸化炭素濃度を
表2に示すように変化させたこと以外は実施例1と同じ
条件下でアリルアルコールのヒドロホルミル化反応を1
4ないし18日間にわたって行なった。ただし、比較例
3の反応においてはライン8を通して3ONノ/時の速
度で一酸化炭素を供給した。なお、いずれの反応におい
ても反応器(1)への水素と一酸化炭素の合!−1の供
給速度が30ON7I1時となるようにした。
アリルアルコールの変換率と各生成物の選択率を実施例
1と同様にして抽出水蟲を分析することによ請求めた。
反応成績および抽出水層中−\のロジウム錯化合物の溶
出量を表3に、またAの計算値を表4に示す。なお、比
較例1および比較例3の反応においては触媒活性が1日
あたり約0.5%の割合て低下していることがわかった
。比較例2の反応においては抽出水層中へのロジウム錯
化合物の溶出量が増大しかつアリルアルコールσ変換率
の低下が認められた。
実施例2 第2図に示すフローにしたがってアリルアルコールのヒ
ドロホルミル化反応を連続的に行なった。
反応器(21)は直径100111111.高さ約5m
の多段気泡塔式反応器であり、フランジによりそれぞれ
1.5mの長さの3節の反応部と上下の蓋部から構成さ
れている。反応器内部に多孔板を設置することにより反
応器は全体として合計9の反応室から構成されるように
している。反応器にはサンプリング用ノズル、温度計用
ノズルおよび外部ジャケットが取り付けてあり、所定の
温度の温水を流して反応器の内部を一定に保つようにし
である。反応器は反応液がオーバーフローするノズルの
位置をかえることによってその液量な30〜407Iの
範囲に調節できるようにしてあり、これによってアリル
アルコールの変換¥を調節することができる。抽出塔(
29)は直径80間、抽出部分の長さが1.5mの攪拌
型抽出塔である。
反応器のKv値の測定 反応器(21)を使用し、第3図に示すフローにしたが
ってKv値を測定した。実施例1と同様の濃度に調整し
た硫酸鋼を含む亜硫酸ソーダ水溶液を仕込み貯槽(58
)にて窒素により脱気しておき、定量ポンプ(54)に
よシ反応器に供給する。反応器の内温を25℃に保ちな
がら大気圧下に、空気を圧縮機(56)により反応器に
供給し、実施例1と同様の手順でKv値をめた。
ヒドロホルミル化反応 表5に示す反応条件下でフリルアルコールのヒドロホル
ミル化反応を実施した。
RhH(α))(PPhs)B l ミI) モに/ 
J 、i’Pha l 50ミリ%#/ J > J:
 (j Ph2P(CH2)4PPh2Q、1 ミIJ
 モ/l//lを溶解するトルエン溶液を触媒液貯槽(
3o)から定量ポンプ(33)によF)13.641/
時の速度で反応器に供給し、反応器(2)の内温を60
.5℃に保つようにした。衣6に示す組成を有する原料
ガスを圧縮機(26)によシタ。6絶対気圧に昇圧し、
3、93 Nm3/時の速度で反応器に供給した。アリ
ルアルコール貯槽(27)よシ定量ポンプ(32)にて
アリルアルコールを2.18ノ/時の速度で反応器に供
給した。反応混合液を反応器の上部に取り付けたノズル
よりオーバーフローさせ、冷却器(28)で冷却し抽出
塔(29)に送った。抽出塔へは14.51/時の速度
で水を供給し、窒素雰囲気にて抽出操作を行なった。
抽出により得られた水層は反応生成物貯槽(31)に一
時的に貯蔵し、定量ポンプ(34)によシ次の水素化工
程に送った。触媒成分を含む抽残層を抽出塔の頂部より
取シ出して触媒液貯槽(30)に回収し2、定量ポンプ
(33)により反応器に循環した。この循環される触媒
液中のRhH(CO)(PPhs)3、PPhsおよび
Ph2P(CHz)4 PPh2を分析し、該触媒液中
のこれらの濃度がそれぞれ1ミリモル/A、145〜1
50ミリモル/lおよび0.08〜0.10ミリモル/
lに保たれるようにRhH(Co) (PPhs)3、
PPhs、Ph2P(CH2)4 PPh2およびトル
エンを適宜添加した。
反応器の頂部より排出するガスは冷却器(24)によp
同伴物を凝縮回収し、一部を系外に放出したのちガス貯
槽(25)に戻し、反応で消費された量および放出によ
り損失した量を補充したのち、圧縮機(26)によシ昇
圧し、反応器に供給した。
反応が定常状態になったのち、反応混合液をサンプリン
グし、アリルアルコールの変換率、ならびにHBA%H
MPA%PrHおよびNPRの選択率をめた。なお、抽
出により得られた水層を水素化し、生成した1、4−B
G、MPGおよびNPRを分析することによ請求めたl
、 4− B GとMPGの生成量からHB A 、 
HMPA%PrHおよびNPRの選択率をめ、これを反
応器からの反応混合液を分析してめた選択率と比較して
両者がほぼ一致することを確認した。抽出水層中へのロ
ジウム錯化合物の溶出量を原子吸光法により分析した。
40日間にわたって反応を連続的に実施し、分析により
得られた数値を最大値と最小値を除いて算術イ均し、そ
の結果を表6に示した。なお、反応の全期間を通じて触
媒活性の低下は全く認められなかった。
また反応器を出港ガス組成を分析し、反応器の出1」に
おける−酸化炭素および水素の分圧をめた。反応器の多
孔板下部において生成したガス層について圧力および組
成を測定し、各反応室の一酸化炭素および水層の分圧を
めた。これらの分析結果に基づき各反応室における一酸
化炭素の消費速度をめた。以上の結果に基づく第1反応
室および第9反応室におけるKv値とAの計算値を表7
に示す。
比較例4および5 表5に示す反応条件下、実施例2と同様の操作方法で2
0日間にわたってアリルアルコールのヒドロホルミル化
反応を行なった。ただし、比較例4の反応においてはR
hH(CO) (PPhs)3を1,34ミリモル/!
の濃度で用いた。
反応初期におけるアリルアルコールの変換率、各生成物
の選択率および抽出水層へのロジウム錯化合物の溶出量
を表6に示す。第1反応室および第9反応室におけるK
v値とAの計算値を表7に示す。なお、比較例5の反応
においては触媒活性が1日あたり約0.7チの割合で低
下していることがわかった。比較例4の反応においては
抽出水層中へのロジウム錯化合物の溶出量が増大しかつ
アリルアルコールの変換率の低下が認められた。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1における反応で採用したフローを示し
、第2図は実施例2における反応で採用したフローを示
す。第3図は実施例2においてKv値を測定する際に採
用したフローを示す。 1.2・・・・・・反応器、3・・・・・・抽出塔、4
〜13・・・・・ライン、14・・・・・・触媒液貯槽
、15・・・・・・定量ポンプ0 21゛・パ・°反応器、22・・・・・・第1反応室、
23・・・・・・第9反応室% 24・・・・・・循環
ガス冷却器、25・・・°°°ガス貯槽、26・・・・
・・圧縮機、27°・・・・・アリルアルコール貯槽、
28・・・・・・反応液冷却器、29・・・・・・抽出
塔、30・・・・・・触媒液貯槽、31・・・・・・反
応生成物貯槽。 32〜34・・・・・・定量ポンプ、35〜39・・・
・・・流量計、40°°°°・・圧力調節弁、41,4
2・・・・・流量調節弁051・・・・・・反応器、5
2,53・・・・・・ガス流量計、54・・・・・・定
量ポンプ、55・・・・・・圧力計、56・・・・・・
・圧縮4L57・・・・・ろ過器、58・・・・・・仕
込与貯槽、59・・・・・・流量調節弁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 ロジウム錯化合物および該ロジウム錯化合物に対
    して過剰の三置換ホスフィンを溶解した芳香族炭化水素
    溶液中でアリルアルコールを水素と一酸化炭素との混合
    ガスによってヒドロホルミル化し、得られるヒ゛ド日ホ
    ルミル化反応混合液からヒドロキシブチルアルデヒド類
    を水性媒体によって抽出分離し、抽残液を触媒溶液とし
    てヒドロホルミル化反応工程に循環することからなるア
    リルアルコールの連続ヒドロホルミル化方法において、
    下記式(1)で表わされるAの値がヒドロホルミル化反
    応が行われる実質的な全域において0.2〜2.5の範
    囲内に維持されるよりな操作条件下で反応を行うことを
    特徴とするアリルアルコールの連続ヒドロホルミル化方
    法。 〔式中、Tは反応温度(玉)であり、323〜353°
    K(絶対温度)の範囲内から選ばれ、Pcoはヒドロホ
    ルミル化反応が行われる反応器への入りガス中における
    一酸化炭素分圧と該反応器からの出ガス中における一酸
    化炭素分圧の対数平均値(絶対気圧)であり、0.01
    〜1.0絶対気圧の範囲内から選ばれ、αはヒドロホル
    ミル化反応に用いられる反応器が機械的な攪拌を行う反
    応器の場合には3500であり、その他の反応器の場合
    には1200であり、μは反応混合液の反応温度におけ
    る粘度(cp)であり* 0.t〜4.Ocpの範囲内
    にあり、rc。 はヒドロホルミル化反応における一酸化炭素の消費速度
    (モル/It・時)であり、0.001〜10モル/l
    ・時の範囲内から選はれ、 Kvはヒトミffホルミル
    化反応とは別途に、ヒドロホルミル化反応に用いられる
    反応器中で25℃、大気圧の条件下で亜硫酸ソーダ水溶
    液の空気による酸化速度全測定することにより決定され
    る酸素の水中への吸収速度(ミリモル//・時)であり
    、5〜500ミリモル/l・時の範囲内から選ばれる。 なお、ヒドロホルミル化反応が行われる反応器が複数の
    反応室の集合により構成される場合には、各々の反応室
    をそれぞれ単一の反応器とみなして上記各定数および変
    数が決定されるものとする。〕 2、芳香族炭化水素溶媒がベンゼン、トルエンまfc 
    t;jキシレンである特許請求の範囲第1項記載の方法
    。 3、 ロジウム錯化合物が一般式HRh(CO)(PR
    3)a (式中Rはアリール基を表わす)で示されるロ
    ジウム錯化合物またはロジウムカルボニルクラスター錯
    体である特許請求の範囲第1項記載の方法。 4、三置換ホスフィンが一トリフェニルホスフィンであ
    る特許請求の範囲第1項記載の方法。 5、 反応混合液中のロジウム錯化合物の濃度がロジウ
    ム原子換算で0.25〜2.5ミリグラム原子/lであ
    り、三置換ホスフィンの濃度がロジウム錯化合物中のロ
    ジウム1グラム原子あたり50〜300モル当量である
    特許請求の範囲第1項記載の方法。 6、 反応混合液中、三置換ホスフィンに加えて下記の
    一般式(n) (式中、Bl、 B2. BsおよびB4はそれぞれ同
    一または異なるアリール基を表わし、2は低級アルキル
    基で置換されていてもよい主鎖の炭素数が2〜5である
    炭化水素基を表わす)で示されるジホスフイノアルカン
    をその濃度がロジウム錯化合物中のロジウム1グラム原
    子あたり0.025〜0.75モル当量の範囲内に維持
    されるように共存させる特許請求の範囲第1項記載の方
    法。 7、一般式(II)で不されるジホスフイノアルカンカ
    1.4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタンである特
    許請求の範囲第6項記載の方法。
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