JPS606568Y2 - エンジンの吸気制御装置 - Google Patents
エンジンの吸気制御装置Info
- Publication number
- JPS606568Y2 JPS606568Y2 JP1979141047U JP14104779U JPS606568Y2 JP S606568 Y2 JPS606568 Y2 JP S606568Y2 JP 1979141047 U JP1979141047 U JP 1979141047U JP 14104779 U JP14104779 U JP 14104779U JP S606568 Y2 JPS606568 Y2 JP S606568Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intake
- intake valve
- engine
- combustion chamber
- valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Valve Device For Special Equipments (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、燃焼室を形成するシリンダヘッド壁面に、吸
気弁座外周の一部に沿って燃焼室内に突出して吸気を燃
焼室の周方向に旋回させる案内壁を設けた燃焼室構造を
有するエンジンの吸気装置の改良に関するものである。
気弁座外周の一部に沿って燃焼室内に突出して吸気を燃
焼室の周方向に旋回させる案内壁を設けた燃焼室構造を
有するエンジンの吸気装置の改良に関するものである。
従来より、上記の如き案内壁を燃焼室に設けた燃焼室構
造を有するエンジンの吸気装置は公知である。
造を有するエンジンの吸気装置は公知である。
この燃焼室構造では、案内壁によって吸気を燃焼室の周
方向に旋回させ、スワールを形成することができるため
、エンジンの燃焼性を向上させることができ、したがっ
て混合気のリーン限界を低くできるうえ、排気ガスの還
流量を多くすることができるので、それだけNOxを有
効に規制することができる利点がある。
方向に旋回させ、スワールを形成することができるため
、エンジンの燃焼性を向上させることができ、したがっ
て混合気のリーン限界を低くできるうえ、排気ガスの還
流量を多くすることができるので、それだけNOxを有
効に規制することができる利点がある。
しかしながら、案内壁自体は、吸気抵抗となるため、吸
気効率が低下し、とくにエンジンの高負荷高速運転時に
は、吸気効率の低下による出力不足を招来する問題があ
るうえ、吸気量の増大にともなってスワールが強化され
ると燃焼音も増大し、エンジン騒音という点からも好ま
しくない問題がある。
気効率が低下し、とくにエンジンの高負荷高速運転時に
は、吸気効率の低下による出力不足を招来する問題があ
るうえ、吸気量の増大にともなってスワールが強化され
ると燃焼音も増大し、エンジン騒音という点からも好ま
しくない問題がある。
本考案は、かかる問題に鑑みてなされたものであって、
エンジンの低負荷低速運転時には、案内壁によりスワー
ルを生皮してエンジンの燃焼性を向上させる一方、エン
ジンの高負荷高速運転時には、案内壁の効果を実質的に
減少させ、吸気効率を向上させるとともにスワールを低
下させることができるエンジンの吸気制御装置を提供す
ることを目的としている。
エンジンの低負荷低速運転時には、案内壁によりスワー
ルを生皮してエンジンの燃焼性を向上させる一方、エン
ジンの高負荷高速運転時には、案内壁の効果を実質的に
減少させ、吸気効率を向上させるとともにスワールを低
下させることができるエンジンの吸気制御装置を提供す
ることを目的としている。
このため、本考案においては、吸気弁の開閉時期を変更
することはなく吸気弁のリフト量をエンジンの状態によ
り補正する補正機構を設ける一方、案内壁の吸気弁軸方
向の高さを、吸気弁の最小リフト量と最大リフト量の中
間の大きさに設定し、エンジンの低負荷低速運転時のよ
うに吸気弁のリフト量が小さい間は、案内壁によりスワ
ールを生皮する一方、エンジンの高負荷高速運転時には
、案内壁の高さ以上に吸気弁をリフトさせることにより
、案内壁の効果を実質的に減少させるようにしたことを
特徴としている。
することはなく吸気弁のリフト量をエンジンの状態によ
り補正する補正機構を設ける一方、案内壁の吸気弁軸方
向の高さを、吸気弁の最小リフト量と最大リフト量の中
間の大きさに設定し、エンジンの低負荷低速運転時のよ
うに吸気弁のリフト量が小さい間は、案内壁によりスワ
ールを生皮する一方、エンジンの高負荷高速運転時には
、案内壁の高さ以上に吸気弁をリフトさせることにより
、案内壁の効果を実質的に減少させるようにしたことを
特徴としている。
以下、図示の実施例について本考案をより具体的に説明
する。
する。
第1図において、1はシリンダヘッド、2はシリンダ本
体、3はシリンダ4内を摺動するピストン、5はシリン
ダヘッド1の多体形の壁面とシリンダ4とによって画成
された燃焼室、6は半径の大きい吸気側半球形状壁面1
a(第2図参照)に開口し吸気弁7によって開閉され、
開かれたときに吸気ポート8を流下してきた混合気を燃
焼室5に供給する吸気口、9は半径を相対的に小さく設
定した排気側半球形状壁面1bに開口し、排気弁10に
よって開閉され、開かれたときに排気ポート11に排気
ガスを排出する排気口、12は吸気弁7を所要のタイミ
ングで開閉する動弁装置で、該動弁装置12はエンジン
の運転状態に応じて吸気弁7のリフト量を補正する補正
機構13を備えている。
体、3はシリンダ4内を摺動するピストン、5はシリン
ダヘッド1の多体形の壁面とシリンダ4とによって画成
された燃焼室、6は半径の大きい吸気側半球形状壁面1
a(第2図参照)に開口し吸気弁7によって開閉され、
開かれたときに吸気ポート8を流下してきた混合気を燃
焼室5に供給する吸気口、9は半径を相対的に小さく設
定した排気側半球形状壁面1bに開口し、排気弁10に
よって開閉され、開かれたときに排気ポート11に排気
ガスを排出する排気口、12は吸気弁7を所要のタイミ
ングで開閉する動弁装置で、該動弁装置12はエンジン
の運転状態に応じて吸気弁7のリフト量を補正する補正
機構13を備えている。
上記動弁装置12はエンジンの回転に同期するカムシャ
フト14に固定された吸気弁カム15と、吸気弁カム1
5に摺接し、シリンダヘッド1内において固定された固
定シャフト16に基部が揺動自在に軸支されたカムフォ
ロア17と、一端がカムフォロア17のブラケット17
aにピン18によりヒンジ連結され、他端に、吸気弁7
の弁軸7aの上端に当接するアジャストスクリュ19を
挿通した駆動アーム20と、駆動アーム20の上面に当
接し、駆動アーム20の揺動支点をなすローラ21と、
ローラ21を下端に回転自在に支持するアーム部22a
を有し、自らはシリンダヘッド1内に固定した固定シャ
フト23に軸支されたギヤ22と、ギヤ22に噛合うウ
オームギヤ25と、エンジンの運転状態に応じて制御回
路26から出力される制御信号によりウオームギヤ25
を正逆駆動する可逆モータ27と、吸気弁7の弁軸7a
の上部に固定したバネ受座金28を常時弁軸方向上向き
に付勢し、吸気弁7を閉方向に付勢するコイルバネ29
とから構成されているこの動弁装置12は、吸気弁カム
15に摺接するカムフォロア17の揺動に応じて、ロー
ラ21を支点とする駆動アーム20をシーソー状に揺動
させ、アジャストスクリュ19で吸気弁7の弁軸7aを
コイルバネ29のバネ力に抗して押下げて開弁させ、ま
たコイルバネ29のバネ力により吸気弁7を閉作動させ
る基本構造を有する。
フト14に固定された吸気弁カム15と、吸気弁カム1
5に摺接し、シリンダヘッド1内において固定された固
定シャフト16に基部が揺動自在に軸支されたカムフォ
ロア17と、一端がカムフォロア17のブラケット17
aにピン18によりヒンジ連結され、他端に、吸気弁7
の弁軸7aの上端に当接するアジャストスクリュ19を
挿通した駆動アーム20と、駆動アーム20の上面に当
接し、駆動アーム20の揺動支点をなすローラ21と、
ローラ21を下端に回転自在に支持するアーム部22a
を有し、自らはシリンダヘッド1内に固定した固定シャ
フト23に軸支されたギヤ22と、ギヤ22に噛合うウ
オームギヤ25と、エンジンの運転状態に応じて制御回
路26から出力される制御信号によりウオームギヤ25
を正逆駆動する可逆モータ27と、吸気弁7の弁軸7a
の上部に固定したバネ受座金28を常時弁軸方向上向き
に付勢し、吸気弁7を閉方向に付勢するコイルバネ29
とから構成されているこの動弁装置12は、吸気弁カム
15に摺接するカムフォロア17の揺動に応じて、ロー
ラ21を支点とする駆動アーム20をシーソー状に揺動
させ、アジャストスクリュ19で吸気弁7の弁軸7aを
コイルバネ29のバネ力に抗して押下げて開弁させ、ま
たコイルバネ29のバネ力により吸気弁7を閉作動させ
る基本構造を有する。
また、吸気弁7のリフト量を補正する補正機構13は、
エンジンの運転状態に応じてモータ27を駆動し、ウオ
ームギヤ25を介してギヤ22を駆動し、アーム部22
aに支持したローラ21を固定シャフト23の廻りで適
当な角度揺動させ、駆動アーム20の上面との当接支点
位置を変え、駆動アーム20のレバー比を変えることに
より、吸気弁7のリフト量を補正する。
エンジンの運転状態に応じてモータ27を駆動し、ウオ
ームギヤ25を介してギヤ22を駆動し、アーム部22
aに支持したローラ21を固定シャフト23の廻りで適
当な角度揺動させ、駆動アーム20の上面との当接支点
位置を変え、駆動アーム20のレバー比を変えることに
より、吸気弁7のリフト量を補正する。
一方、第1図に30で示す壁面は、吸気を燃焼室5の周
方向にスワールさせるように吸気を案内する案内壁で、
第2図および第3図にも示すように、案内壁30は、吸
気ポート8から吸気口6を通って燃焼室5に流入する吸
気の流れを燃焼室5の周方向(矢印A)に向わせるのに
有効な吸気口6の一部の範囲にわたって設ける。
方向にスワールさせるように吸気を案内する案内壁で、
第2図および第3図にも示すように、案内壁30は、吸
気ポート8から吸気口6を通って燃焼室5に流入する吸
気の流れを燃焼室5の周方向(矢印A)に向わせるのに
有効な吸気口6の一部の範囲にわたって設ける。
この案内壁30は、吸気口6を画成する吸気弁座31の
下端面31aから吸気弁7の弁軸7aに平行に立下った
平行壁部30aと、平行壁部30aの下辺に連続し、か
つ弁軸7aに対して傾いた傾斜壁部30bとによって形
成する。
下端面31aから吸気弁7の弁軸7aに平行に立下った
平行壁部30aと、平行壁部30aの下辺に連続し、か
つ弁軸7aに対して傾いた傾斜壁部30bとによって形
成する。
この平行壁部30aの高さh、より具体的には、第3図
に示すように、吸気弁座31の下端面31aから平行壁
部30aの下辺までの弁軸方向に測った距離りは、吸気
弁7の最小ストロークS1と最大ストロークS2の中間
の値(Sl〈h<S2)に設定する。
に示すように、吸気弁座31の下端面31aから平行壁
部30aの下辺までの弁軸方向に測った距離りは、吸気
弁7の最小ストロークS1と最大ストロークS2の中間
の値(Sl〈h<S2)に設定する。
なお、傾斜壁部30bは必らずしも必要でなく、第3図
に仮想線30′bで示すように、段落面として形成して
もよい。
に仮想線30′bで示すように、段落面として形成して
もよい。
上記平行壁部30aの高さhの設定によれば、エンジン
の低負荷低速運転時のように、吸気弁7のストロークが
小さい段階では、吸気弁7の傘部7bの外周面と平行壁
部30aとの間隔を小さくして、流入する混合気を平行
壁部30aによって燃焼室5の周方向に案内する本来の
機能によって、燃焼室5内に周方向に沿ったスワールを
生成することができ、エンジンの燃焼性を良好なものと
することができる。
の低負荷低速運転時のように、吸気弁7のストロークが
小さい段階では、吸気弁7の傘部7bの外周面と平行壁
部30aとの間隔を小さくして、流入する混合気を平行
壁部30aによって燃焼室5の周方向に案内する本来の
機能によって、燃焼室5内に周方向に沿ったスワールを
生成することができ、エンジンの燃焼性を良好なものと
することができる。
また、エンジンが高負荷高速運転に移行されると、上記
動弁装置12の補正機構13が働いて、吸気弁7のスト
ロークは増大し、平行壁部30aより十分下方まで吸気
弁7が下降するため、平行壁部30aと吸気弁7の傘部
7bとの間隙は十分大きなものとなり、大部分の混合気
は平行壁部30aに衝突することなく、傘部7bと傾斜
壁部30bとの間を通って燃焼室5内に流入し、そのた
め混合気は燃焼室5に放射状に分散され、スワールの生
成は大幅に弱められる。
動弁装置12の補正機構13が働いて、吸気弁7のスト
ロークは増大し、平行壁部30aより十分下方まで吸気
弁7が下降するため、平行壁部30aと吸気弁7の傘部
7bとの間隙は十分大きなものとなり、大部分の混合気
は平行壁部30aに衝突することなく、傘部7bと傾斜
壁部30bとの間を通って燃焼室5内に流入し、そのた
め混合気は燃焼室5に放射状に分散され、スワールの生
成は大幅に弱められる。
と同時に、吸気側半球形状壁面1aと吸気弁7の傘部7
bとの間の相対間隙が全体としても増加し、その結果、
吸気抵抗は大幅に減少して吸気効率が向上する。
bとの間の相対間隙が全体としても増加し、その結果、
吸気抵抗は大幅に減少して吸気効率が向上する。
より具体的に、第4図について、本考案に係る吸気制御
装置を採用した場合の効果を、従来例との比較で説明す
る。
装置を採用した場合の効果を、従来例との比較で説明す
る。
いま、従来例としては、第4図aに示すように、案内壁
をシリンダヘッド1のシリンダ本体2との当接面に至る
まで設定するとともに、吸気弁7のストロークS。
をシリンダヘッド1のシリンダ本体2との当接面に至る
まで設定するとともに、吸気弁7のストロークS。
を一定として、案内壁の弁軸方向に測った高さH8より
若干中さい値としたものを考え、本案のものでは、案内
壁30の平行壁部30aの弁軸方向の高さhを、吸気弁
7の最小ストロークS1と最大ストロークS2 (S2
=SO)との中間に設定している。
若干中さい値としたものを考え、本案のものでは、案内
壁30の平行壁部30aの弁軸方向の高さhを、吸気弁
7の最小ストロークS1と最大ストロークS2 (S2
=SO)との中間に設定している。
この場合、案内壁の面積をA1吸気弁7の傘部7bと吸
気弁座31との間で円周方向に測った面積A2との比を
とると、第4図すに示すように、従来例では一定の値R
8を示すのに対し、本案では、比Rは吸気弁7のストロ
ークの増大にはS′反比例して減少し、最終的にR8よ
り小さい一定の値となる。
気弁座31との間で円周方向に測った面積A2との比を
とると、第4図すに示すように、従来例では一定の値R
8を示すのに対し、本案では、比Rは吸気弁7のストロ
ークの増大にはS′反比例して減少し、最終的にR8よ
り小さい一定の値となる。
即ち、本案では、吸気弁7のストロークの増大にともな
って、案内壁面が、実際の吸気面積に対して占める比重
が小さくなり、案内壁の果たす役割が減少する。
って、案内壁面が、実際の吸気面積に対して占める比重
が小さくなり、案内壁の果たす役割が減少する。
したがって、第4図Cに示すように、従来例では、高負
荷高速側に移行するに応じて、スワール強さT。
荷高速側に移行するに応じて、スワール強さT。
は、次第に増大するのに対し、本案では、スワール強さ
Tは、低負荷低速側から高負荷高速側に移行する中間段
階で僅かに増大するが、それ以降では負荷の増大にとも
なって減少する。
Tは、低負荷低速側から高負荷高速側に移行する中間段
階で僅かに増大するが、それ以降では負荷の増大にとも
なって減少する。
これに伴なって、スワールに伴なうエンジン騒音は、第
4図dに示すように、従来例N。
4図dに示すように、従来例N。
に比して、本案Nでは、高負荷高速側で低くなり、騒音
防止の点からも本案が有利であることが分る。
防止の点からも本案が有利であることが分る。
さらに、本案のスワール強さTは、従来例のスワール強
さT。
さT。
と比較して、低負荷低速側で大きくなっていることから
、急速燃焼が得られ、稀薄空燃比運転を可能にするため
、本案における排気ガス還流量の許容限界Qは、従来例
Q。
、急速燃焼が得られ、稀薄空燃比運転を可能にするため
、本案における排気ガス還流量の許容限界Qは、従来例
Q。
のものに比し、低負荷低速側で大きく設定することがで
き、NOxの発生が最も問題となる低負荷低速運転時に
は、多量の還流排気ガスによってNOxの発生を有効に
防止することができる利点が得られる。
き、NOxの発生が最も問題となる低負荷低速運転時に
は、多量の還流排気ガスによってNOxの発生を有効に
防止することができる利点が得られる。
以上詳細に説明したことから明らかなように、本考案は
、吸気弁の開閉時期を変更することなしに吸気弁のリフ
ト量をエンジンの運転状態により補正する補正機構を備
えた動弁装置を設ける一方、燃焼室の壁面より吸気弁の
軸に平行に突出して吸気を燃焼室の周方向に案内する案
内壁を設け、かつ案内壁の弁軸方向の高さを吸気弁の最
小リフト量と最大リフト量の中間の値に設定したことを
特徴とするエンジンの吸気制御装置を提供するものであ
る。
、吸気弁の開閉時期を変更することなしに吸気弁のリフ
ト量をエンジンの運転状態により補正する補正機構を備
えた動弁装置を設ける一方、燃焼室の壁面より吸気弁の
軸に平行に突出して吸気を燃焼室の周方向に案内する案
内壁を設け、かつ案内壁の弁軸方向の高さを吸気弁の最
小リフト量と最大リフト量の中間の値に設定したことを
特徴とするエンジンの吸気制御装置を提供するものであ
る。
本考案によれば、エンジンの低負荷低速時には吸気弁の
リフト量を小さくして、案内壁により燃焼室内にスワー
ルを生成して燃焼性を向上させることができ、またエン
ジンの高負荷高速時には吸気弁のリフト量を大きくして
、案内壁の効果を減少させ、吸気効率を向上させるとと
もにスワールを弱めて、エンジン騒音を低減しつつ出力
性能の向上を図ることができ、しかも吸気弁の開閉時期
は変更されないので、開閉時期を変更することによる不
具合(例えば、吸排気オーバーラツプ量の増減)を惹起
することがないといった効果を得ることができる。
リフト量を小さくして、案内壁により燃焼室内にスワー
ルを生成して燃焼性を向上させることができ、またエン
ジンの高負荷高速時には吸気弁のリフト量を大きくして
、案内壁の効果を減少させ、吸気効率を向上させるとと
もにスワールを弱めて、エンジン騒音を低減しつつ出力
性能の向上を図ることができ、しかも吸気弁の開閉時期
は変更されないので、開閉時期を変更することによる不
具合(例えば、吸排気オーバーラツプ量の増減)を惹起
することがないといった効果を得ることができる。
第1図は本考案の一実施例に係るエンジンの吸気制御装
置を示す要部説明図、第2図は第1図の■−■線方向断
面図、第3図は第1図の■−■線方向断面図、第4図a
、 b、 C,d、 eは、各々本考案と従来例との比
較データを示すグラフである。 1・・・・・・シリンダヘッド、2・・・・・・シリン
ダ本体、3・・・・・ゼストン、4・・・・・・シリン
ダ、5・・・・・・燃焼室、6・・・・・・吸気口、7
・・・・・・吸気弁、8・・曲吸気ポート、12・・・
・・・動弁装置、13・・・・・・補正機構、15・・
・・・・吸気弁カム、17・曲・カムフォロア、2゜・
・・・・・駆動アーム、21・・・・・・ローラ、22
・・・・・・ギヤ、25・・・・・・ウオームギヤ、2
6・・・・・・制御回路、27・・・・・・可逆モータ
。
置を示す要部説明図、第2図は第1図の■−■線方向断
面図、第3図は第1図の■−■線方向断面図、第4図a
、 b、 C,d、 eは、各々本考案と従来例との比
較データを示すグラフである。 1・・・・・・シリンダヘッド、2・・・・・・シリン
ダ本体、3・・・・・ゼストン、4・・・・・・シリン
ダ、5・・・・・・燃焼室、6・・・・・・吸気口、7
・・・・・・吸気弁、8・・曲吸気ポート、12・・・
・・・動弁装置、13・・・・・・補正機構、15・・
・・・・吸気弁カム、17・曲・カムフォロア、2゜・
・・・・・駆動アーム、21・・・・・・ローラ、22
・・・・・・ギヤ、25・・・・・・ウオームギヤ、2
6・・・・・・制御回路、27・・・・・・可逆モータ
。
Claims (1)
- シリンダに形成された燃焼室と、燃焼室に接続された吸
気ポートと、吸気ポートを開閉する吸気弁と、エンジン
の回転に同期するカム及びこのカムにより構成されて吸
気弁のリフト量を決定する動弁装置とを備えたエンジン
の吸気装置において、上記動弁装置をエンジンの回転に
同期して回転するカムと、該カムに連動し回転軸を中心
に揺動するカムフォロアと、該カムフォロアの回転軸か
ら偏心した位置に一端がヒンジ結合され、他端が吸気弁
軸に連係し支点を中心に揺動を行なう駆動アームと、該
駆動アームの支点を形成する支点部材と、該支点部材の
駆動アームに対する相対位置をエンジンの運転状態に応
じて駆動アームの長手方向に変位させる構成とし、支点
部材の変位により低負荷低速時には吸気弁のリフト量を
小さく、高負荷高速時には吸気弁のリフト量を大きくさ
せる構成とする一方、燃焼室の壁面に、吸気弁の軸に平
行に突出して吸気を燃焼室周方向に旋回させる案内壁を
設け、吸気弁の軸方向に設定した案内壁の高さを吸気弁
の最小リフト量と最大リフト量の中間の大きさに設定し
たことを特徴とするエンジンの吸気制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979141047U JPS606568Y2 (ja) | 1979-10-09 | 1979-10-09 | エンジンの吸気制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979141047U JPS606568Y2 (ja) | 1979-10-09 | 1979-10-09 | エンジンの吸気制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5657906U JPS5657906U (ja) | 1981-05-19 |
JPS606568Y2 true JPS606568Y2 (ja) | 1985-03-02 |
Family
ID=29372377
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1979141047U Expired JPS606568Y2 (ja) | 1979-10-09 | 1979-10-09 | エンジンの吸気制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS606568Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6017222A (ja) * | 1983-07-07 | 1985-01-29 | Mazda Motor Corp | エンジンの燃焼室構造 |
JPH0352971Y2 (ja) * | 1985-01-10 | 1991-11-19 | ||
JP4586519B2 (ja) * | 2004-12-06 | 2010-11-24 | 日産自動車株式会社 | 内燃機関 |
JP2006342746A (ja) * | 2005-06-09 | 2006-12-21 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の吸気構造 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5211321A (en) * | 1975-07-17 | 1977-01-28 | Nissan Motor Co Ltd | Opening and closing time regulation device of suction and exhaust valv e in internal combustion engine |
JPS53132610A (en) * | 1977-04-23 | 1978-11-18 | Nissan Motor Co Ltd | Inlet mixed air flow-in control system for internal combustion engine |
-
1979
- 1979-10-09 JP JP1979141047U patent/JPS606568Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5211321A (en) * | 1975-07-17 | 1977-01-28 | Nissan Motor Co Ltd | Opening and closing time regulation device of suction and exhaust valv e in internal combustion engine |
JPS53132610A (en) * | 1977-04-23 | 1978-11-18 | Nissan Motor Co Ltd | Inlet mixed air flow-in control system for internal combustion engine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5657906U (ja) | 1981-05-19 |
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