JPS6065120A - 結束紡績糸の製造装置 - Google Patents

結束紡績糸の製造装置

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JPS6065120A
JPS6065120A JP17016483A JP17016483A JPS6065120A JP S6065120 A JPS6065120 A JP S6065120A JP 17016483 A JP17016483 A JP 17016483A JP 17016483 A JP17016483 A JP 17016483A JP S6065120 A JPS6065120 A JP S6065120A
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rotor
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passage hole
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Takeshi Iwasaki
威 岩崎
Kenji Sasaki
佐々木 賢次
Hiroshi Enomoto
榎本 博史
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Howa Kogyo KK
Howa Machinery Ltd
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Howa Kogyo KK
Howa Machinery Ltd
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    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H7/00Spinning or twisting arrangements
    • D01H7/02Spinning or twisting arrangements for imparting permanent twist
    • D01H7/90Arrangements with two or more spinning or twisting devices of different types in combination
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H4/00Open-end spinning machines or arrangements for imparting twist to independently moving fibres separated from slivers; Piecing arrangements therefor; Covering endless core threads with fibres by open-end spinning techniques
    • D01H4/04Open-end spinning machines or arrangements for imparting twist to independently moving fibres separated from slivers; Piecing arrangements therefor; Covering endless core threads with fibres by open-end spinning techniques imparting twist by contact of fibres with a running surface
    • D01H4/08Rotor spinning, i.e. the running surface being provided by a rotor

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野及び目的 この発明は回転ロータを利用した結束紡績糸の製造装置
に関するもので、回転ロータの低速回転状態で結束紡績
糸を良好に製造し得ると共に、紡出開始時の種糸の挿入
を簡単な装置で容易に行えるようにした結束紡績糸の製
造装置を提供しようとするものである。
実施例 次に本願の実施例を図面に基いて詳しく説明する。図面
は回転ロータ利用の結束紡績糸1の製造装置を示してい
る。この装置において、2はスライバー等の連続したス
テープル繊維束1aを開繊ドラフトしてばらばらの単繊
維1bにする繊維開繊装置で、図示しない機台に上下揺
動可能に枢着されて後述のロータハウジング部上に載置
されている本体3を備えている。この本体3には繊維供
給室4、繊維供給路5、開繊室6及び繊維移送路7が第
1図に示すように順次連続的に形成されてNn 3 いる。この繊維供給室4にはトランペット8とフィード
ローラ9が配設され、開城室6には周面に例えばメタリ
ックワイヤを有するコーミングローラ10が回転可能に
配設されている。上記フィードローラ9及びコーミング
ローラ10は図示しない駆動モータにより矢印方向へ回
転され、トランペット8に通された繊維束1aを開繊室
6に送り込み、この繊維束1aをばらばらの単繊維1b
に開繊するようになっている。また、上記繊維移送路7
はコーミングローラ10の局面に対する接線方向に形成
され、その一端は繊維比ロアaに、他端は空気取入ロア
bとなるように開口されている。
この繊維比ロアaは繊維移送路7の延長線が後述の回転
ロータ(ロータとも記す)のロータ繊維集束部とセンタ
ーピース間の加熱糸ICが走行する走行面に向かうよう
にロータ内に配設されている。
上記繊維比ロアaはここから出る単繊維1bの一部が上
記走行面を走行している加熱糸1cに吹きかかるように
配設されていれば良く、その形状や数に限定されるもの
ではないが、ロータ回転による加熱糸1cの実撚が極め
て少ない場合には加熱糸1cの走行面の全体に亘って単
繊維を供給し得るように構成することが好ましい。次に
、11は機台に前傾可能に枢着すると共に起立位置に係
止して上記繊維開城装置2の下方に配設しである支持ブ
ロックで、ロータハウジング部12とロータ支持部13
とノズル支持部14とで構成されている。上記ロータハ
ウジング部12の上面には円形のロータ室15が形成さ
れ、またこのロータ室15と外部を連通させる排気通路
16が第3図に示すように形成されている。上記ロータ
室15の上方はロータハウジング部12上に載置された
上記繊維開繊装置2の本体3によって塞がれている。
上記ロータ支持部13には支持筒体17の下部が固着さ
れ、この支持筒体17の内面に保持されたベアリング1
8によってロータ19が回転自在に支承されている。こ
のロータ19は上方が開放されている容器形のロータ部
20とこのロータ部20と一体でかつ下端面に支持筒体
収納用の収納室21を有するワーブ部22とこのワーブ
部22のa 5 中央孔に嵌着された筒形のロータ軸23とで構成されて
いる。このロータ軸23は上記支持筒体17内に挿入さ
れてベアリング18によって支持され、ワーブ部22は
ロータハウジング部12の孔12aに貫通されて収納室
21内に支持筒体17を収納し、またロータ部20はロ
ータ室15内に位置されている。上記ワーブ部22の外
周には図示しない駆動モータによって移動される駆動ベ
ルト24が接触され、ロータ19が第3図の矢印方向へ
回転されるようになっている。また上記支持筒体17内
の下部に糸案内体として例示するセンターピース取付軸
25の基部が嵌着され、このセンターピース取付軸25
がロータ軸23内に挿し込まれている。このセンターピ
ース取付軸25はノズル支持部14との間に排気室10
0を形成している。このセンターピース取付軸25の上
端にはセンターピース26が取外し自在に取付けられて
いる。このセンターピース26はロータ部20内に突出
され、その頂部26aは第1図に示すようにロータ部2
0のロータ繊維集束部20a(口Nα6 −タ内面最大径部)よりも高所に位置され、この頂部2
6aとロータ繊維集束部20aを結ぶ線にて構成される
環状面(この面が加熱糸1cの走行面になる)をロータ
底面より離すことによってその環状面の下方に大きな空
間が形成されるようになっている。なお、上記センター
ピース26の頂部26aはロータ繊維集束部20aより
低所に位置させても良いが、少なくとも上記環状面の下
方に空間が存在し、ロータ繊維集束部20aからセンタ
ーピース26に向かう加熱糸1cが空中を走行するよう
にすることが重要である。上記センターピース26及び
センターピース取付軸25には糸通路孔27が形成され
ている。上記センターピース26の繊維接触面即ちセン
ターピース26の上面は加熱糸1cとの摩擦抵抗が極力
小さくなるように円滑な面に形成し、加熱糸1cに対す
る後述の空気仮撚ノズルによる仮撚がロータ繊維集束部
2Oa付近まで充分に伝えられるようにすることが好ま
しく、このことは従来のオープンエンド精紡機のセンタ
ーピースの働きと大きく異なってNα7 いる。次に上記ノズル支持部14には上記糸通路孔27
と同一直線上に貫通孔28が形成されている。この貫通
孔28の上端部内面には環状のばね受座29が突出形成
されている。上記貫通孔28には第2図、第4図に示す
ように構成された空気仮撚ノズル30が嵌着されている
。この空気仮撚ノズル30において、31は上記貫通孔
28に嵌着された筒形の第1本体で、その糸入口側端部
は上記排気室100に突出され、センターピース取゛ 
材軸25との間に間隔を形成している。この第1本体3
1の中間部外周には全周に亘って凹溝32が形成され、
貫通孔28内面との間に環状空間33を形成している。
この環状空間33は供給路101によってバルブを介し
て圧縮空気源に連結されている。この環状空間33の上
、下面側は第1本体31の外周に嵌合させたOリング3
4.34によってシールされている。また上記第1本体
31の糸出口側(下端側)端部に嵌合孔35が形成され
、との嵌合孔35内に第2本体36が嵌合され、かつ第
1本体31の糸出口側端部外周に螺合された抜止ナツト
37によって取り換え可能に固定されている。上記第1
本体31、第2本体36及び抜止ナツト37とはノズル
本体38を構成しており、このノズル本体38の中心部
には糸導通孔39が貫通状に形成されている。この糸導
通孔39は糸入口側を大径孔40に、糸出口側を小径孔
41に形成して第2本体36の糸導通孔39の途中に段
部42が形成しである。また上記大径孔40の上端部分
は上向きに拡がるテーパ孔40aに形成され、上記小径
孔41の下端部分は下向きに拡がるテーパ孔41aに形
成されている。上記大径孔40には第1本体31に環状
空間33から大径孔40にかけて設けた複数の噴射孔4
3が開口されている。これらの噴射孔43は第4図に示
すように上記大径孔40内面に対して接線方向でかつこ
の噴射孔43から噴出する噴射気流が上記段部42へ向
かうように大径孔40の軸線に対して傾斜した方向に形
成されている。この噴射孔43の糸導通孔39への開口
方向はこの噴射孔43から噴出する圧縮空気が糸導通孔
39を貫通して&9 いる加熱糸1cに上記ロータ回転による加熱糸ICの撚
方向と同方向の仮撚を与える方向(ロータ回転と逆方向
の渦気流を発生させる方向)に設定されている。この噴
射孔43の出口と段部42との距離は噴射気流による旋
回気流が段部42に当接して旋回される範囲であれば図
示のものに限定されるものではない。上記小径孔41の
孔径dは小径孔41に加熱糸ICを通した状態において
上記噴射孔43から噴射された空気が小径孔41から糸
出口側へほとんど流出しない程度の大きさに設定され、
大径孔40の孔径りは大径孔40内で噴射気流が加熱糸
ICを効率良く旋回させてバルーニングを生じさせ得る
大きさに設定されている。
本願出願人の実験によれば小径孔41の孔径dは紡出糸
の番手から考えて0.5+m■(d(2,0mmの式を
満足することが好ましく、また大径孔40の孔径りはD
≧2.Odの式を満足することが好ましいが、特殊な糸
を紡出する場合には上記条件以外でも構わない。上記第
1本体31と第2本体36の糸導通孔39は加熱糸1c
との摩擦によってNo 1 0 摩耗する為第1本体31と第2本体36は耐摩耗性の材
料で構成され、特に糸導通孔39の段部42部分は摩耗
し易い為第2本体36の構成材質はニューセラミックに
してあり、しかもこの第2本体36は予備のものを準備
しておくことによって摩耗時に他のものと容易に交換し
得るようになっている。この場合、ニューセラミックの
材料価格が高いので、第2本体36を段部42部分とそ
の他の部分に2分して段部42部分のみニューセラミッ
クの材質にしてコスト低減を図ると良い。なお、上記ノ
ズル本体38は一つの部材で構成しても良いことは言う
迄もない1次に、上記第1本体31の糸入口側端部外周
には2段の小径部31a、31bを形成して途中にスト
ッパーとしての段部31eを形成し、この小径部31a
に閉塞筒体44が第1本体31の軸線方向へ摺動自在に
嵌合されている。この閉塞筒体44の下流側端部には上
記貫通孔28内面に摺動自在に嵌合する鍔状のピストン
部44aが形成されている。上記閉塞筒体44は上記ピ
ストン部44aとノズル支持部14Nn1l のばね受座29との間に圧縮封入されたばね45によっ
て糸出口方向へ付勢され、通常は上記段部31 c、に
当接されて位置固定されている。また上記閉塞筒体44
は段部31cに当接された状態において上記ピストン部
44aと小径部31b外周と貫通孔28内面との間に環
状ピストン室46を形成し、また糸入口側端部は第1本
体31の糸入口側端部と同じ位置まで延ばされている。
この閉塞筒体44の糸入口側端部は閉塞筒体44が糸入
口側へ摺動されたとき上記センターピース取付軸25の
下面にぴったり当接して糸通路孔27と糸導通孔39を
一直線に連続させるようにした閉塞部44bに形成され
ている。上記環状ピストン室46は供給路102によっ
てバルブを介して圧縮空気源に連結されている。上記環
状ピストン室46と糸導通孔39とは糸入口側へ向けて
圧縮空気を噴射し得るように糸導通孔39の軸線に対し
て傾斜すると共にその糸導通孔39の軸線に向かう複数
の噴気孔47によって連通されている。また」1記排気
室100は排気路103によってニューマーに連結され
ている。次に、48は一対のデリベリローラで、図示し
ない駆動機構により矢印方向へ回転されるようになって
いる。また、49はワインディグローラで、紡出した結
束紡績糸1をチーズ50に巻き取るようになっている。
上記構成の装置を用いて結束紡績糸1を製造する場合に
ついて説明する。
先ず、空気仮撚ノズル30における環状空間33への圧
縮空気の供給を停止した状態で環状ピストン室46へ圧
縮空気を供給すると、環状ビス1ヘン室46内の圧力が
高くなって閉塞筒体44のピストン部44aを押し、こ
の閉塞筒体44をばね45に抗して糸入口側へ摺動させ
て閉塞部44bをセンターピース支持軸25の下面に当
接させる。
従って、センターピース支持軸25の糸通路孔27とノ
ズル本体38の糸導通孔39とは排気室100内から遮
断され、ニューマーによる吸引気流の影響を受けること
がなくなる。また上記環状ピストン室46への圧縮空気
の供給によって噴気孔47から糸導通孔39内に圧縮空
気が上向きに噴No、 1 3 射され、この噴射気流は上記糸通路孔27を通ってロー
タ室15内に排出され、同時に上記圧縮空気の噴射によ
るエゼクタ効果によってノズル本体38の糸導通孔39
内に糸入口方向への吸引力が作用する。この状態で種糸
の先端を糸導通孔39のテーパ孔41a近辺に近づける
と、との種糸は上記吸引力により糸導通孔39内に吸引
されて上記噴射孔47からの噴射気流によってロータ1
9のロータ部20内に移送され、このロータ部20内に
入れられた種糸の先端はロータ19の回転による遠心力
でロータ繊維集束部20aに把持される。その後、上記
環状ピストン室46への圧縮空気の供給を停止する。こ
れにより閉塞筒体44はばね45の力により下流側へ摺
動されて元位置に復すると共に糸導通孔39内への噴気
孔47からの圧縮空気の噴射も停止される。この状態で
、フィードローラ9を回転させると繊維束1aはコーミ
ングローラ10の表面に供給され、このコーミングロー
ラ10の矢印方向への回転により周面の歯でばらばらの
単繊維1bに開繊ドラフトされ、&14 この開繊された単繊′#IJAlbは繊維移送路7に供
給される空気流に乗せられてロータ19のロータ部20
内に供給される。このロータ部20内に供給された単繊
維1bは回転駆動されているロータ部20内面に接触す
ると共にロータ部20といっしょに回転され、この回転
による遠心力によってロータ部20内面のロータ繊維集
束部20aに向けて移行されてこのロータ繊維集束部2
0aに層状に堆積されると共にこのロータ繊維集束部2
0aに把持されている種糸に接合する。この状態で上記
種糸をデリベリローラ48間に導くと、このことを図示
しない検出器が検出して空気仮撚ノズル30における環
状空間33へ圧縮空気が供給される。なおこの環状空間
33への圧縮空気の供給は手動スイッチを操作して行う
ようにしても良い。
また上記種糸挿入の為の圧縮空気の供給は上記種糸をデ
リベリローラ48間に導いたときの検出信号で停止され
るようにしても良い。上記環状空間33への圧縮空気の
供給により噴射孔43から糸導通孔39の大径孔40内
に圧縮空気が糸出口側Nα 15 に向けて接線方向へ噴射され、この噴射気流が大径孔4
0の内面に沿ってロータ回転と逆方向へ旋回して段部4
2に当接し、この段部42で旋回した後大径孔40内を
通って糸入口方向へ流れ、その後空気仮撚ノズル30上
方の排気室100内に排気されてニューマーに吸引され
る。上記のように大径孔40内で旋回気流を発生するの
で、上記種糸は引出しと同時に上記旋回気流により旋回
されて仮撚が付与され、その先端部は接合状態の繊維束
に撚を付与して加熱糸ICとし、この加熱糸1、 cを
引出す。従って、引出された加熱糸ICをワインディン
グローラ49とチーズ木管50a間に導くと、加熱糸I
Cはチーズ50に巻取られる。
この場合空気仮撚ノズル30において糸導通孔39内に
噴射された噴射気流は第5図に示すように旋回気流とな
って段部42に当接し、この段部42で旋回するように
旋回気流となっているので、大径孔40内の旋回気流が
糸導通孔39内の加熱糸1cを大径孔40内の段部42
に押付けるようにして積極的に旋回させる現象を生じる
ことが予想され、加熱糸1cに対して加熱糸1cの撚方
向と同方向へ強い仮撚を極めて効率良く付与することが
できる。本願出願人の実験によれば、従来の仮撚ノズル
を用いたものに比べて本実施例の空気仮撚ノズル30を
用いたものは結束紡績糸1の強度が格段に大きくなるこ
とを確認することができた。また上記のように大径孔4
0内に噴射された圧縮空気は上記のように段部42に当
接した後糸入口方向へ流れ、糸導通孔39及び糸通路孔
27内の加熱糸1cに糸出口方向(糸引出し方向)への
張力を作用させることがないので、ロータ19内から引
出されている加熱糸ICの先端をロータ繊維集束部20
aに確実に把持させておくことができ、加熱糸ICが仮
撚付与の為にロータ19内から抜は落ちるような事故を
防ぐことができる。
次に、上記のようにロータ19内から紡出される加熱糸
1cにロータ19のすぐ下の位置で空気仮撚ノズル30
によって強い仮撚が付与されるので、この強い仮撚がロ
ータ繊維集束部20aの繊維層近く迄伝播される。この
とき、上記のようにセンNo、 1 7 ターピース26の上面が円滑に仕上げられているので、
空気仮撚ノズル30による加熱糸ICに対する仮撚をロ
ータ繊維集束部20aの位置まで良好に燃上げることが
できる。従って、センターピース26とロータ繊維集束
部2Oa間の加熱糸ICにロータ19の回転による実撚
より著しく撚数の多い仮撚を伝播することができ、これ
によりロータ19の回転数を少なくした場合でも糸切れ
を防止できる。また上記のようにロータ繊維集束部20
aの繊維層が加熱糸ICとしてロータ19外に引出され
るとき、その加熱糸1cはロータ19の回転による実撚
が付与されるが、この実撚はロータ繊維集束部20aに
単繊維を集束、把持させる為にロータ19を回転させる
結果として付随的に付与されるもので、実際には無撚に
近く、との実撚の付与は結束紡績糸1にとって重要では
ない。
例えば、英式綿番手を30’s、ロータ19の回転数を
13000rpm、紡出速度を150 m/minとす
ると実撚は2.2撚/インチとなり、との実撚だけでは
糸と言えるものにはならない。また上Nα 18 記のようにロータ繊維集束部20aの繊維層が加熱糸1
cとしてロータ19外に引出されるとき、ロータ繊維集
束部20aからセンターピース26の中心に向かう加熱
糸1cはセンターピース26を中心としてロータ部20
の空中を回転走行され、この加熱糸1cの走行面の一部
Aに向けて上記繊維開繊装N2の繊維移送路7から上記
ばらばらの単繊維1bが供給される。従って、この移送
面に向けて供給された単繊維の一部は上記のように強い
仮撚が加えられている加熱糸ICの外周に吹きかかって
この加熱糸1cに絡み付くと共に巻き込まれ、残りの単
繊維1bは上記したようにロータ繊維集束部20aに集
束される。この場合、上記単繊維1bが供給される部分
の加熱糸10には上記したように空気仮撚ノズル30に
より強い仮撚が付与されているので、この仮撚状態の加
熱糸ICの撚数とこの加熱糸ICの外周に付着される撚
数との撚数差が第6図に示すように極めて大きくなる。
またロータ繊維集束部20aとセンターピース26間の
加熱糸ICは上記のようにセンターNα19 ピース26を中心にして空中を回転走行され、この加熱
糸1cが単繊維1bの供給部分を横切るようになってい
るので、単繊維1bを加熱糸ICの外周に多数絡み付か
せることができる。またロータ19の回転数と紡出速度
を適当に選ぶことによって上記単繊維1bを加熱糸IC
の外周に長手方向に均一に絡み付かせることができる。
次に、上記のように外周に単繊維1bが絡み付けられた
加熱糸1cはその後空気仮撚ノズル30の糸導通孔39
を通ってデリベリローラ48で引出されるが、上記仮撚
状態の加熱糸ICが空気仮撚ノズル38位置を通過して
解撚作用を受けると、加熱糸ICは仮撚の撚数が零にな
って僅かな撚数の実撚状態となり、これと同時に上記加
熱糸IC外周の絡み繊維1dには加熱糸ICの解撚に伴
って上記実撚の撚方向とは逆方向の結束撚が付与され、
この絡み繊維1dが僅かな実撚状態の加熱糸ICの外周
を螺線状に捲回して結束し、デリベリローラ48を通過
した時点では第7図に示すような結束紡績糸1となり、
この結束紡績糸1がチーズ35に巻き取られる。上記の
如くして結束紡績糸1を製造するとき、空気仮撚ノズル
30の噴射孔43から噴射された圧縮空気の大部分は排
気室100に排出されてニューマーに吸引され、このと
き仮撚付与によって発生する繊維くず等の塵埃を同時に
除去される。また、空気仮撚ノズル30における第2本
体36の段部42が摩耗した場合には、抜止ナツト37
を取外すことによって第2本体36を別の新しいものに
容易に取換えることができる。
なお、本願の空気仮撚ノズルは回転ロータを利用した種
々の紡績糸の製造の為に使用することができることは言
う迄もない。
効果 以上のように本発明にあっては、回転ロータ内の繊維束
を糸案内体の糸通路孔と空気仮撚ノズルの糸導通孔に通
してデリベリローラで引出し、回転ロータから引出され
つつある加熱糸に仮撚を付与するようにしであるので、
回転ロータ内部へ強い仮撚を伝えることができ、この強
撚状態の加熱糸に単繊維を供給することによって結束紡
績糸をn21 製造することができる。また空気仮撚ノズルをそその噴
射気流が糸導通孔の糸入口側から排出されるように構成
すると共に、空気仮撚ノズルのノズル本体を糸案内体と
の間に間隔を有するように配設して空気仮撚ノズルの排
気を上記間隔を利用して排出するようにしたので、回転
ロータから引出される加熱糸に空気仮撚ノズルの噴射気
流が引出し方向の力を付与するのを防止できて加熱糸の
ロータ繊維集束部での糸把持を確実に維持することがで
き、これにより回転ロータの回転を低速にできて動力費
の節減を図り得る。また、空気仮撚ノズルの糸入口側端
部に閉塞筒体を摺動自在に嵌合させると共に糸出口側に
付勢してストッパーに当接させ、この閉塞筒体の糸出口
側に環状ピストン室を設けると共にこの環状ピストン室
と糸導通孔を連通させる噴射孔を設けたので、紡出開始
時に環状ピストン室に圧縮空気を供給することによって
糸通路孔と糸導通孔を一直線状に連続させると共に糸導
通孔に糸入口方向への吸引力を発生させることができ、
これにより種糸挿入を簡単な装置Nα22 により容易に行える効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は回転ロータ
利用の結束紡績糸の製造装置を示す断面図、第2図は空
気仮撚ノズル部分の拡大断面図、第3図はm−m線拡大
断面図、第4図はIV−IV線断面図、第5図は空気仮
撚ノズルの作用説明図、第6図はセンターピース部分の
糸構造を示す説明図、第7図は結束紡績糸の糸構造を示
す説明図である。 19・・・回転ロータ、25・・・センターピース取付
軸(糸案内体)、 27・・・糸通路孔、 30・・・
空気仮撚ノズル、 31c・・・段部(ストッパー)、
38・・・ノズル本体、 39・・・糸導通孔、 44
・・・閉塞筒体、 46・・・環状ピストン室、 44
・・・噴気孔、 48・・・デリベリローラ 特許出願人 豊和工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 回転ロータ内の繊維束を糸案内体の糸通路孔及び空気仮
    撚ノズルの糸導通孔に通してデリベリローラで引出すよ
    うにしである結束紡績糸の製造装置において、上記空気
    仮撚ノズルをその噴射気流が糸導通孔の糸入口側から排
    出されるように構成し、この空気仮撚ノズルのノズル本
    体を上記糸案内体との間に間隔を有するように配設し、
    このノズル本体の糸入口側部分外周に上記間隔を閉塞可
    能な閉塞筒体を軸線方向へ摺動自在に嵌合させると共に
    糸出口側へ付勢してストッパーに当接させ、この閉塞筒
    体の糸出口側に環状ピストン室を形成し、この環状ピス
    トン室と糸導通孔を連通させる噴気孔を糸導通孔の糸入
    口方向へ開口するようにノズル本体に設け、上記環状ピ
    ストン室を圧縮空気源に連通可能に構成したことを特徴
    とする結束紡績糸の製n 2 造装置。
JP17016483A 1983-08-19 1983-09-13 結束紡績糸の製造装置 Granted JPS6065120A (ja)

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IT22303/84A IT1174644B (it) 1983-08-19 1984-08-10 Procedimento ed apparecchiatura per preparare filati da fibra in fiocco fasciati
CH3936/84A CH659488A5 (fr) 1983-08-19 1984-08-16 Procede et dispositif pour produire des fils guipes.
DE3430369A DE3430369C2 (de) 1983-08-19 1984-08-17 Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung eines Faserbündelgarns nach dem OE-Spinnverfahren
US06/641,844 US4565064A (en) 1983-08-19 1984-08-17 Process and apparatus for preparing fasciated spun yarns

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3623466A1 (de) * 1985-07-12 1987-01-15 Toyota Motor Co Ltd Vorrichtung zur unterbringung einer abnehmbaren dachtafel
DE3623515A1 (de) * 1985-07-12 1987-01-22 Toyota Motor Co Ltd Einheit zur lagerung einer demontierbaren dachplatte

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