JPS606470Y2 - タオル - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は一面は柔かいタオル風であるが、裏側は硬に
ザラメ風で、アカ摺りタオル又はたわしとしても使用す
ることのできる二面共用型タオルに関するものである。

ナイロン等で粗荒編したタオルはアカ摺りタオル又はタ
ワシとして既に一般に知られているが、硬さが特定され
る為に使用上不便であることが多いものである。

本考案はこの点に対処したもので、表面はフィルム状合
威樹脂の細条で硬いザラメ風となし、その裏面をせ撚糸
のタオル基布となして一枚のタオルを形成することによ
って、前記した従来の欠点を除去したものである。

したがって、本考案はせ撚糸を直線にして平行に配列し
た太い緯糸に対し、同風合いの経糸を直交配備したタオ
ル基布となし、その表側にアルミ箔等の金属膜を形成し
たフィルム状合戊樹脂の細条を全面に交叉配備し、それ
を綴糸で基布に綴合してなることを特徴とするものであ
る。

以下その詳細を図面について説明する。

経糸２と緯糸１は木綿糸、合成繊維等の太いせ撚糸を用
いて、緯糸１は両端を折り返えて一定間隙平行になるよ
う配列し、経糸２は緯糸１の表側に直交するよう緩やか
なカーブをもって配備するが、経緯両糸１，２は格子状
に直交配備してもよい。

フィルム状合威樹脂の細条４はアルミ箔のみでも良いが
、強度に難点があるで、幅１ｍｒｒＬ以下のフィルムテ
ープにアルミ箔を粘着又はその他同質のものを薄膜状に
蒸着したものが用いられ、それをせ撚糸の経緯両糸１，
２によるタオル基布３の表側全面にジグザグ、又は綾格
子、或いはその他適宜の連続した繰り返えし模様で配列
し、経緯両糸１，２と共に３者を細い綴糸５で綴合させ
一枚のタオルとなす。

綴糸５は一本の糸をループ編して三者一体となす。

フィルム状合威樹脂の細条４は綾織等の目を適宜の大き
さに加減腰用途により荒く、又は密に織成するものとす
る。

本考案は上述の構成からなり、甘撚りの太さ経緯両糸に
てタオル基布となし、その表側にアルミ箔等の金属膜を
形成したフィルム状合威樹脂の細条を全面に交叉配備し
綴糸で一体的に綴合するものであるから表面は金属膜フ
ィルムテープのたわし地であり、裏面が柔かいたおる地
で、両面を任意に使い分けできるので、使用上便利であ
り、而もこれは別体ものを接着したり貼り合わせたりし
たものと異なり、一枚のたおるとして織成されているの
で製作が簡単容易で、安価に実施でき、又基布と細条と
が分離したり剥れる心配がなく、耐久性にも優れている
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係るタオルの斜視図、第２図はその織
成拡大図、第３図は裏側からみた織成平面図、第４図は
細条の一部を示す拡大斜視図である。 １・・・・・・緯糸、２・・・・・・経糸、３・・・・
・・タオル基布、４・・・・・・細条、４ａ・・・・・
・金属膜、５・・・・・・綴糸。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. せ撚糸を直線にして平行に配列した太い緯糸１に対し、
   同風合いの経糸２を直交配備してタオル基布３となし、
   その表側にアルミ箔等の金属膜４ａを形成したフィルム
   状合或樹脂の細条４を全面に交叉配備し、それを綴糸５
   で基布に綴合してなるタオル。