JPS606241Y2 - 履物用上敷シ−ト片 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は履物用上敷シート片に関する。

更に詳しくは、本考案はスリッパ、サンダル、下駄、草
履、靴、靴の中敷、足袋等を包含する履物用の上敷シー
ト片に関する。

そもそも、不特定多数の人々によって利用される、例え
ばスリッパについて、後続利用者は先行利用者によって
汚されているものの使用を余儀なくされているのが現状
である。

況んや、後続利用者は、先行利用者の足の衛生管理など
−々知るべくもない。

本考案者等は、このような非衛生的な状態に対処すべく
、本考案を開発したものである。

本考案の上敷シート片は、シート本体の片側背面に全面
的または局部的に剥ぎ取り自在な感圧粘着剤が連続的ま
たは不連続的に塗布されているから、これを該性着層を
下面にちて前記任意の履物の表面または表側底面に使用
中の体重加増により、所謂感圧的に貼付定着させること
が出来る。

そしてそのため、たとえこのシー社が薄い紙状のものか
ら成るものであっても使用中に位置ずれ、皺より、形崩
れ、脱離することがない。

しかも汚染した場合に剥離によって容易に更新すること
ができる利点がある。

本考案の上敷シート片本体の厚さは別設制限はないが例
えば０．２〜３１ｆｔ！ｎ程度の好ましくは多孔通気性
で吸湿性の薄い紙、クラフト紙、厚手濾紙、セロファン
、布地、編物、フェルト、合成樹脂シートから造った不
識布等で形成することが出来る。

そしてその上敷シート片の片側背面に全面或は局部的に
剥利自在な感圧粘着剤を連続的または不連続的に施すの
である。

本考案の上敷シート片は足底から分泌発散する水分（湿
気）、汗をよく吸収腰熱的絶縁性であるので冷たさを感
ぜず、また常に乾燥状態であるり快的で衛生的である。

殊にこれに例えば水虫消毒剤等を含浸させれば衛生剤と
しても役立つ。

本考案の上敷シート片は個人用の特定履物には勿論、そ
のほか病院、ホテル、旅館、客席、便所、浴室等不特定
多数の人々によって交互に共用されるスリッパ等の履物
に使用するのに特に推奨できる。

これらの場合たとえ素足（裸足）で履いても不快を感じ
ない。

本考案では感圧、粘着剤を特定使用した点に特徴がある
。

ここで感圧粘着剤とは恒久的接着を目的とする種々公知
の接着剤或は糊料とは異って、剥離自在である点で明白
に区別される。

使用しうる感圧粘着剤としては例えばポリビニルメチル
エーテルの如き水溶性のもの、或はポリビニルエチルエ
ーテルやイソブチルエーテルの如き水不溶性のものと他
の合成樹脂や天然ゴム等と有機溶剤中域は乳化剤の併用
による水中エマルジョンの形にて使用し或はポリイソブ
チレンと天然ゴム、粘着付与樹脂との併用、或はブチル
ゴム、クロロプレンゴム、塩化ビニ−酢酸ビニル共重合
体、塩化ゴム、ポリブチラール等を例示することが出来
る。

これらは適当な溶液としてシート片の片側に全面的或は
局部的に刷毛塗り、カレンダー塗り、吹き付は等によっ
て厚き０．０１〜０．１ｒｒａｒＬ程度で塗布する。

本考案の履物上敷シート片は適用する任意履物の表面積
の形状に適応した例えば添付図面のような各種サイズの
形状にて提供する。

第１図及び第２図は、上敷シート１に、感圧粘着剤２を
局的に施こしたシート片の平面図である。

第３図は感圧粘着剤２を全面的に施こした状態の平面図
である。

第４図は第１図のシート片のＡ −Ａ’線断面図である
。

第５図は第３図のシート片のＡ −Ａ’線断面図である
。

因みに、第１図及び第４図は、サンダル、スリッパ、靴
の中敷用シート片に関する。

第２図は足袋用である。

第３図及び第５図は下駄、草履用シート片であらる。

使用に当っては、粘着剤２の層を下面にする。

実験の結果、本考案における感圧粘着剤は上記形状のシ
ート片の片側に全面的に塗布する代りに巾が３ＴｒＩ！
ｎ〜１ｏＴｒＩｎの１条または平行数条（斜線を含む）
を施すか、或は先端、中央および（または）後方（かか
との部分）に塗布すれば充分であことを知った。

かくすれば更新の際に剥ぎ取も簡単容易にに行いうるか
ら本考案は極めて実用的で有用でなある。

【図面の簡単な説明】

第１図〜３図は本考案の履物上敷用シート片の平面図、
第４図は第１図の断面図、第５図は第３図の断面図であ
る。 １・・・・・・シート本体、２・・・・・・感圧性粘着
剤。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 履物の上敷シート片本体の片側の全部または一部分に感
   圧性粘着剤を連続的または不連続的に施こして成る、着
   脱自在の履物上敷シート片。