JP3076382U - スリッパ用衛生中敷き及びスリッパ - Google Patents

スリッパ用衛生中敷き及びスリッパ

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JP3076382U JP2000007628U JP2000007628U JP3076382U JP 3076382 U JP3076382 U JP 3076382U JP 2000007628 U JP2000007628 U JP 2000007628U JP 2000007628 U JP2000007628 U JP 2000007628U JP 3076382 U JP3076382 U JP 3076382U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】旅館、ホテル、公共施設(温泉・病院)等にお
いて備え付けのスリッパを利用する際に、他人の足との
間接接触を回避し得る新規なスリッパと中敷き部材を提
供することにある。 【解決手段】スリッパ内部形状に適合するよう形成され
て成るスリッパの中敷き部材において、当該中敷き部材
が耐水性、耐久性及び抗菌性を兼ね備えた燃性紙素材に
より一体形成され、スリッパ内部に挿入した前記中敷き
部材を取着する掛り止機構を施し、当該スリッパ内と該
中敷き部材を着脱自在にし、使用時ズレを防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は旅館、ホテル、公共施設(温泉)等において不特定の利用者向に用意 されているスリッパを衛生的且つ不快感なく使用するため、スリッパの内側に装 着され、スリッパの内面と足とが直接接触することを回避せしめるスリッパとそ の中敷きに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、病院や公民館などの公共施設において、靴を脱いで入場する場合に は、一般に、当該施設に備え付けのスリッパに履き替える必要がある。また、ホ テル等においては、靴を脱いでくつろげるように、サービスの一環として客室に スリッパが用意されている。更に、旅館などでは出迎えられる玄関先に横一列に 揃えられ、玄関からの入館はすべてスリッパに履き替えるのが一般的でもある。
【0003】この従来より使用されているスリッパは、一般家庭で使用する一 般用から、ホテル、旅館、病院等で使用する業務用まで、それぞれ生産されたま まの形で使用されているもので、当該スリッパの形状は、平らな底部と、湾曲し た甲部とからなり、底部の爪先側に、甲部が縫製手段などによって取付けられた 構造である。その上、甲部は、爪先を引っ掛け易いように膨らんだ形態で取付け られている。また、スリッパは、長期使用を前提として製造されており、堅牢性 、履き心地、外観体裁などを充分に考慮して、いわゆる立派な製品に作られてい る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この種のスリッパは底が汚れていても片方の湾曲内部にもう一 方のスリッパを挿入させた、いわゆる竹の子状に収納されたり、不特定多数人が 既に何度も利用したものであり、特に素足で履く機会が多く、これを履くことは 他人の足と間接的に接触することとなるため、心理的な抵抗感あるいは嫌悪感を 覚えるばかりでなく、水虫や他のバイ菌が感染する危険性があるなど、衛生面で も問題があった。また、この種スリッパは、吸湿性の乏しい合成樹脂製のものが 多いため、足むれを起しやすく、ベトついた状態で履き続けねばならないという 問題があった。
【0005】また近年、上記事情に鑑み日常生活における衛生観念が益々高ま る中、スリッパについても、来客用には使い捨てのものを要望する声が強まって いる。然しながら、従来のスリッパは、前記の如く、長期使用形としていわゆる 立派な製品に作られているので、コストが高く、到底、使い捨て用としては使用 できない。もっとも、従来から、スリッパの製造コストを下げる為、構造をでき るだけ簡素化すると共に、使用材料を安価なものにした簡易形のスリッパは提案 されていたが、これでも使い捨て用としてはコスト的に未だ不充分であった。
【0006】そこで、図13、図14に示す実開平7−28407号の技術や 、図15に示す実用新案第3056867号及び図16に示す第3044747 号の技術による「スリッパ用中敷き」として交換型の中敷きを提供し、使用者に 不快感・不衛生感を与えないものとして、使い捨てを可能とする技術が公示され ている。
【0007】然しながら上記の各技術背景を考察した場合、いずれの技術もス リッパ内部の交換型下敷き若くは中敷きとするものの、取着手段及びその方法が 、当該下敷き若くは中敷きの底部または周辺部位に、両面接着テープまたは粘着 剤を貼着したものを直接スリッパ底部あるいは、湾曲した部分、いわゆるキャッ プ内面部に直接貼着する方法であり、粘着剤の改良を加え粘着力の強弱によって 剥がれ度合を簡易とするものの、実際にはスリッパへ直接粘着テープを貼ること は、粘着テープ跡がスリッパに残り、ゴミ・ホコリを付着させる要因となるばか りか、一層スリッパの汚れが目立つことになり、使用者に強い不快感を与えるこ とになる。更に、上記手段である粘着テープを使用したスリッパ中敷では、取着 するための取り付け手段が直接スリッパを手で持つか、スリッパ内部に手を入れ なければならず、極めて不衛生であり不快なものであった。
【0008】また、中敷きシートは当然ながら踏み付けて使用するため、粘着 剤により中敷きシートと履物の足踏み面が強く粘着しすぎて使用後剥離するのに 手間取ったり、逆に、足甲カバーの内面部に添着した中敷きシートが剥離してし まい粘着剤を塗着した面を使用者がこれを踏み付けて足裏にくっついてしまう等 の問題があった。 なお、粘着力を弱め剥がれやすいようにするとした技術であっても、粘着力が 弱いことで、ズレ、剥がれが頻繁に生じるため、取着した形態を留めることがな い等の欠点が生じる。
【0009】このことは、スリッパを使用し衛生的にする目的がかえって逆に 不衛生なものとなってしまうことに繋がるものである。また、本来この技術は簡 易型の中敷きを提供するものであるが、例えば不織布シート材により多層構造に 形成した中敷きに各種の粘着テープ、又は粘着剤を施すことによって、高コスト な製品になるなどの技術的欠陥を有する。
【0010】そこで本考案人は、スリッパ中敷きの交換方法と取着方法に着眼 し、使い捨て交換型の中敷きであれば、むしろ中敷きとスリッパの両方一体に改 良を施すことによって、中敷きの使い捨てを容易にし、かつ、ズレ防止及び固定 手段の簡易方法を見い出すべき問題であるとしたもので、本考案は、上記従来の 問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、旅館、ホテル 、公共施設(温泉・病院)等において備え付けのスリッパを利用する際に、他人 の足との間接接触を回避し得る新規なスリッパと中敷き部材を提供することにあ る。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案のスリッパ用衛生中敷き及びスリッパは、 スリッパの中底の表面を覆い、該中底と足の平とを隔絶する中底被覆部と、該ス リッパのキャップ内面部に装着され、該キャップ内面部に挿入された足の甲及び 足爪先部を内包するように形成した甲被覆部を有することで、スリッパ内部形状 に適合するよう形成されて成るスリッパの中敷き部材において、当該中敷き部材 が耐水性、耐久性及び抗菌性を兼ね備えた燃性紙素材により一体形成され、スリ ッパ内部に挿入した前記中敷き部材を取着する掛り止機構を施し、当該スリッパ 内と該中敷き部材を着脱自在にし、使用時ズレを防止したことを特徴とした。
【0012】典型的には、1mm前後の厚みを有する上記燃性紙素材により、 略スリッパ中底形状を有する爪先までの中底被覆部と、足爪先部を内包する甲被 覆部を連結一体形成し、当該中敷き部材がスリッパのキャップ内面部に適宜掛り 合いなる程度の大きさを有する形状で、爪先までの中底被覆部と蓋形状となる前 記甲被覆部が爪先部より屈曲自在とさせることで、スリッパに挿入した中敷き部 材が丁度掛り合いなるようにし、スリッパと中敷き部材を着脱自在としたことを 特徴とする。
【0013】また本考案のスリッパの技術的手段として、上記中敷き部材の掛 り止機構が、当該中敷き部材の底面に対し爪先部より中間部位までに1mm前後 の厚紙を貼着又は縫合させ、該厚紙が該中敷き部材外周形状よりも突出した形状 を有すると共に、当該厚紙の裏面に折曲がりを容易とする切れ目を施し、スリッ パに挿入した中敷き部材が厚紙により掛り合いと成ることによって、スリッパと 中敷き部材を着脱自在に成るよう構成した手段を有する。
【0014】また上記中敷き部材の掛り止機構が、該中敷き部材の中底被覆部 下面および甲被覆部上面にマジックテープ(登録商標)の雄あるいは雌部材を適 宜箇所に貼着し、スリッパの中底上面部及びキャップ内面部に、中敷き部材と掛 り合いなるよう該マジックテープの雄あるいは雌部材を適宜箇所に貼着すること によって、着脱自在に取着固定させることを特徴とする。 以上の如く、上記手段によって前記課題を解決することができる。なお、上記 「スリッパ」は狭義のスリッパに限られるものではなく、サンダルや草履など呼 称の如何を問わず、足に引っ掛けて用いる履物を広く含む概念である。
【0015】
【考案の実施の形態】
本考案の中敷き部材は、耐久性・通気性・吸水性・抗菌性に優れた不織布シー ト、織布、紙、などの燃性紙素材により形成されるものであるが、前述同様に耐 久性・通気性・吸水性・抗菌性に優れた発泡材、ポリプロピレンやポリエステル などのプラスチック、合成ゴム、木、天然繊維のいずれかにより一体形成するこ とも可能である。
【0016】以下、考案の特徴を添付図面に示す一実施例に基づいて具体的に 説明する。 図1は本考案の第1の実施の形態に係るスリッパの中敷部材を示す展開平面図 である。また、その側面図を図2に表わし、折り畳み使用状態を表わす平面図及 び下面図を図3、図4に示し、参考斜視図として図5に示す。図1の展開平面図 に示す通り、スリッパやサンダル等の履物の中底(insole)と略対応する 形状及び面積を備えた中底被覆部2と、該中底被覆部2の延長上に中底被覆部2 の上部分形状と逆形状の甲被覆部3が連結形成されているもので、折り畳み使用 状態を表わす図3、図4、図5に示すように、屈曲部4に沿って折り曲げが自在 であることから、足爪先部を内包するように甲被覆部3を折り込み、足爪先から 足の甲を覆う部分の蓋形状が簡易に形成される。 また、中底被覆部2と甲被覆部3の形状がスリッパのキャップ内面部に掛るよ うにキャップ内面部面積よりも大きな形状を有することで、挿入後、抜け及びズ レ防止が可能となる。
【0017】実施の結果、0.5mm〜1mm程度の厚みを有するものがもっ とも適する厚みであり、足指先が出るような抜き孔5を施すことで履き心地が良 く、ムレを防ぐものである。なお、実施例として図には抜き孔5を施している状 態を表わしているが、当該抜き孔5が無い形状であっても良く、また抜き孔5を 設けた場合の孔形状もこれに限定するものでない。
【0018】図6は本考案の第2の実施の形態に係るスリッパの中敷部材を示 す平面図で、図7は下面図を表わす。このスリッパの中敷き部材1aは、上記の 適した素材によって生成され、スリッパ内部形状に適合するよう略スリッパ形状 に形成されてるもので、中底被覆部2aと甲被覆部3aが形成されており、中敷 き部材1aの底部には、中敷き部材1aの外周部より突出した形状で爪先部分か ら土踏まず部分程度までの長さを有する厚紙6を施し、足を直接甲被覆部3aの 中に入れて中敷き部材1aを履き、次にそのままスリッパを履くことにより、ス リッパと足との直接な接触を避けることができるものである。
【0019】この時、スリッパ内部に挿入した中敷き部材1aは、厚紙6によ って厚入されるような形になり、甲被覆部3aの最も膨らんだ部分で突出した厚 紙6が掛り止の役割を果たす。当該厚紙6を中敷き部材1aの底部に施すことに よって、スリッパ内に挿入した中敷きと足とが安定感を保ち、抜け止めの効果が 高いことから繰り返し脱いだり履いたりする反復動作が容易に行える。また、通 気性・吸水性・吸汗性素材のものであれば、通常吸い取った水分はそのままスリ ッパに移っていたものであり、このことは同時にスリッパ内部に蓄積した水虫や 他のバイ菌が感染する危険性があった。しかし、中敷き部材1aの底部に施され た厚紙6が、スリッパと中敷きとを遮断する働きがあることで、上述の不具合を 全て解消できる。
【0020】図7に表わすように厚紙6の裏面には切れ目(スリット)6aを 入れることによって折曲がりを容易とし、柔軟な動きに対応ができることを示し ている。 また、ここで厚紙6は1mm前後の厚みを有する紙材で良いが、実験の結果か ら1mmから2mm程度までの厚みのものが安定する感があり、取着手段として は甲被覆部3aを形成と同時に縫合する方法、又は糊付け・接着方法等でもよく 、貼着手段は特に問わず、スリッパの中敷きとした部材の底部に厚紙が施された 形態は全て本考案に包含されるものである。
【0021】次に、図8は本考案の第3実施例におけるスリッパの中敷部材を 示す展開平面図である。このスリッパの中敷き部材1bは、前述に記した適宜の 素材によって構成され、スリッパやサンダル等の履物の中底(insole)と 略対応する形状及び面積を備えた中底被覆部2bと、該中底被覆部2bの延長上 に派生した左右の翼片形状から成り、折り込み線7に沿って折り畳み形成した状 態の平面図を図9に示す。
【0022】第8図及び第9図に示す状態は、本考案の中敷き部材として一体 形成手段が簡易な方法によって取着できる形態を表わすもので、特徴としては左 右の翼片形状のどちらか一方(図においては左側)に貼り合わせ用切り欠き部8 を設けている。この貼り合わせ用切り欠き部8の下面には、折り込み線7に沿っ て折り込んだ場合に、粘着面を有するマジックテープ9の雄(又は雌)を貼るこ とにより、貼り合わせ用切り欠き部8がある翼片を上にすることで、下になった 翼片を同時に止めることができる。また、中底被覆部2bの適宜箇所にマジック テープ9の雄(又は雌)を貼ることで良く、更に、図8に示すように必要に応じ て足の指先に近い中底被覆部2bの下面部分の適宜箇所にマジックテープ9の雄 (又は雌)を貼ることでも良い。 図9に示すように折り込みした形状により、中底被覆部2bと甲被覆部3bが 形成され、直接足を入れて履くことができるものである。
【0023】図10は本考案に係るスリッパと中敷き部材の概略斜視図であり 、本図に示すスリッパ10には、キャップ内面部11及び中底部12に適宜長さ のマジックテープの雌13(又は雄)を貼設し、中敷き部材1bを足に直接履き スリッパ10に挿入した時に、中敷き部材1bの甲被覆部3b上面に貼られたマ ジックテープ9の雄(又は雌)と、キャップ内面部11に貼設したマジックテー プ13の雌(又は雄)とが掛り合いに成り、中敷き部材1bの中底被覆部2b下 面に貼設したマジックテープ9の雄(又は雌)と、中底部12に貼設したマジッ クテープの雌13(又は雄)とが掛り合いされ、足を出し入れした時でもズレを 防止できる。この時の使用状態を図11に示す。
【0024】なおこの考案は、上記実施例に限定されるものではなく、その趣 旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。例えば、上記においては中敷き部 材1bが折り込みによる一体形成を成したが、縫製または貼り合わせによる略ス リッパ状に形成された一体型の中敷き部材でもよく、この場合であっても、スリ ッパの中底部とキャップ内面部にマジックテープの雌13(又は雄)を施し、甲 被覆部上面と中底被覆部下面にマジックテープの雄9(又は雌)を施した手段に よって掛り合いするよう構成してもよい。また、本考案ではスリッパ10と中敷 き部材1bに雄と雌の互いに掛り合いするマジックテープを施すことでよいため 、雄あるいは雌をスリッパ側と中敷き部材側のどちらかに限定して取着しなけれ ばならないものではない。
【0025】ここで、マジックテープ(商標登録)9及び13は市販されてい る裏面粘着テープを施したものが最適であるが、一般的にマジックテープと呼ば れる種のものであればよく、マジックテープ同様の効果で、一方に多数の鈎片ま たはきのこ型小片、他方に多数のループを植え付けたもので互いに掛り合いなる ものであればよいため、これらマジックテープ同様の効果があるものを、中敷き 部材とスリッパに使用するものは全て本考案に包含するものである。
【0026】また、第3実施例におけるマジックテープを施す場合、第1実施 例による中敷き部材1の底面及び第2実施例における厚紙6の上に貼着すること より、一層強力にスリッパに取着なるように取り付けることができる。
【0027】さらに、各実施例にある中敷き部材1、1a及び1bの材料とし ても、前記に述べた素材以外に、例えば通気性に優れた合成紙やプラスチックシ ート、さらには特殊な抗菌加工や消臭加工を施した紙材・不織布等を用いてもよ い。また、中敷き部材1、1a及び1bの中底被覆部2、2a又は2bの表面等 に所定の文字や図形を印刷し、広告媒体として利用することもできる。 特には、中敷き部材を使用した場合に入浴や宴会等においては、一度脱いだ後 にどれが自分で履いていたものか識別できないことが多かった。このような不備 に対して解消すべく、図12に示すように使用者がサインをし、誰が使用してい るのか瞬時に視認できるよう、サイン書き込み用の欄14を設けることもできる 。
【0028】
【考案の効果】
本考案に係るスリッパ用衛生中敷き及びスリッパは、中敷き部材をスリッパに 装着する際に、中敷きを直接履いてスリッパに足を入れるだけでスリッパと簡単 に取着できることから、直接スリッパに触れる必要がない。 また中敷き部材をスリッパに装着すれば、スリッパの中底と足の平との間に中 底被覆部が介在されると共に、スリッパのキャップ部内面と足の甲との間に甲被 覆部が介在されるため、スリッパの内面と足とが直接触れることを有効に回避で きるため極めて衛生的である。したがって、このスリッパの中敷部材をホテルの 客室や病院の玄関等に用意しておけば、当該施設に備え付けのスリッパを利用す る場合でも、各自これをスリッパに装着することができ、他人の足と間接接触す ることの不快感や黴菌の感染といった衛生上の問題を解消できる。
【0029】特に取着手段が簡易であると同時に、一体形成手段も簡略化され るため製造コストが低く、廉価に提供でき、来客などの為の使い捨て用や、旅行 時の携帯用などとして好適である。
【0030】以上により、本考案によれば今まで使い捨て型の簡易なスリッパ 中敷きとしては画期的なものであり、スリッパとその中敷きを提供することによ って産業上、極めて有意義かつ多大な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図 1】 本考案に係るスリッパの中敷き部材の一実
施例を示す展開平面図である。
【図 2】 同実施例における中敷き部材の側面図であ
る。
【図 3】 同実施例における中敷き部材を折り畳んだ
使用状態を表わす平面図である。
【図 4】 同実施例における中敷き部材を折り畳んだ
使用状態を表わす下面図である。
【図 5】 同実施例における中敷き部材を折り畳んだ
使用状態を表わす参考斜視図である。
【図 6】 本考案の第2実施例におけるスリッパの中
敷き部材の一実施例を示す平面図である。
【図 7】 同実施例における中敷き部材の下面図であ
る。
【図 8】 本考案の第3実施例におけるスリッパの中
敷き部材の一実施例を示す展開平面図である。
【図 9】 同実施例における中敷き部材を折り込んだ
状態の平面図である。
【図10】 同実施例におけるスリッパと中敷き部材の
概略斜視図である。
【図11】 同実施例の使用状態を示す概略斜視図であ
る。
【図12】 本考案における他の実施例を示す平面図で
ある。
【図13】 従来よりある他の例を示す平面図である。
【図14】 従来よりある他の例を示す概略斜視図であ
る。
【図15】 従来よりある他の例を示す概略斜視図であ
る。
【図16】 従来よりある他の例を示す平面図である。
【符号の説明】
1: 中敷き部材 1a: 中敷き部材 1b: 中敷き部材 2: 中底被覆部 2a: 中底被覆部 2b: 中底被覆部 3: 甲被覆部 3a: 甲被覆部 3b: 甲被覆部 4: 屈曲部 5: 抜き孔 6: 厚紙 6a: 切れ目(スリット) 7: 折り込み線 8: 貼り合わせ用切り欠き部 9: マジックテープ(雄) 10: スリッパ 11: キャップ内面部 12: 中底部 13: マジックテープ(雌) 14: サイン書き込み用の欄

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スリッパの中底の表面を覆い、該中底と足
    の平とを隔絶する中底被覆部と、該スリッパのキャップ
    内面部に装着され、該キャップ内面部に挿入された足の
    甲及び足爪先部を内包するように形成した甲被覆部を有
    することで、スリッパ内部形状に適合するよう形成され
    て成るスリッパの中敷き部材において、当該中敷き部材
    が耐水性、耐久性及び抗菌性を兼ね備えた燃性紙素材に
    より一体形成され、スリッパ内部に挿入した前記中敷き
    部材を取着する掛り止機構を施し、当該スリッパ内と該
    中敷き部材を着脱自在にし、使用時ズレを防止したこと
    を特徴とする、スリッパ用衛生中敷き及びスリッパ。
  2. 【請求項2】上記中敷き部材において、1mm前後の厚
    みを有する上記燃性紙素材により、略スリッパ中底形状
    を有する爪先までの中底被覆部と、足爪先部を内包する
    甲被覆部を連結一体形成し、当該中敷き部材がスリッパ
    のキャップ内面部に適宜掛り合いなる程度の大きさを有
    する形状で、爪先までの中底被覆部と蓋形状となる前記
    甲被覆部が爪先部より屈曲自在とさせることで、スリッ
    パに挿入した中敷き部材が丁度掛り合いなるようにし、
    スリッパと中敷き部材を着脱自在としたことを特徴とす
    る、請求項1に記載したスリッパ用衛生中敷き。
  3. 【請求項3】上記中敷き部材の掛り止機構が、当該中敷
    き部材の底面に対し爪先部より中間部位までに1mm前
    後の厚紙を貼着又は縫合させ、該厚紙が該中敷き部材外
    周形状よりも突出した形状を有すると共に、当該厚紙の
    裏面に折曲がりを容易とする切れ目を施し、スリッパに
    挿入した中敷き部材が厚紙により掛り合いなるように
    し、スリッパと中敷き部材を着脱自在としたことを特徴
    とする、請求項1に記載したスリッパ用衛生中敷き。
  4. 【請求項4】上記中敷き部材の掛り止機構が、該中敷き
    部材の中底被覆部下面および甲被覆部上面にマジックテ
    ープ(登録商標)の雄あるいは雌部材を適宜箇所に貼着
    し、スリッパの中底上面部及びキャップ内面部に、中敷
    き部材と掛り合いなるよう該マジックテープの雄あるい
    は雌部材を適宜箇所に貼着することによって、スリッパ
    と中敷き部材を着脱自在としたことを特徴とする、請求
    項1に記載したスリッパ用衛生中敷き及びスリッパ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010075262A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Ingu:Kk インソール

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