JP3044747U

JP3044747U - 使い捨て中履き紙スリッパ

Info

Publication number: JP3044747U
Application number: JP1997006565U
Authority: JP
Inventors: 司郎森田
Original assignee: 司郎森田
Priority date: 1997-06-24
Filing date: 1997-06-24
Publication date: 1998-01-16
Anticipated expiration: 2003-06-24

Abstract

(57)【要約】【課題】病院、公民館、旅館等のスリッパは底が汚れ
ていても竹の子状に収納されたり、スリッパを履いたま
ま汚れた場所に立ち入る等大変不衛生な事が多い。本考
案は、公衆場所で手軽にティッシュペーパー感覚で、使
用後使い捨てで使用できるようにして、公衆衛生に寄与
しようとするものである。【解決手段】足の発汗による吸湿で、容易に破れ、め
くれ、付着しない紙を使用し、紙スリッパの甲当て部よ
り延長して甲舌部を設け、その端部上面と底敷部のかか
と部裏面に着脱自在の弱接着部をもち、その接着部をカ
バーする剥離テープを貼ったものを、スリッパ形状、長
円形、長方形等、所望する形状に打ち抜きした、使い捨
て中履き紙スリッパである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、使い捨て紙スリッパに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、スリッパはもとより、使い捨て紙スリッパに関しても多数考案され出願されているが、その多くが製造技術的には高度技術を要するものの、考案としての物の形状的には簡単形状であり、それだけに形状的に類似するものが多くある

【０００３】しかしながら、類似しながら実際に試作、試用しないところからくる不備な面をもつものが多く、例えば物がスリッパ形状していてもそれをどのようにして履くのか、片足立ちで履くのは不可であり、いちいち履くために椅子を用意することはなく、また実用として製造不向きなもの、また限定される使用範囲、例えばつま先、かかと部をマジックテープ（商標、商品名）でとめるものなど使い捨てに高価なマジックテープは使用できず、またスリッパ側にしてもマジックテープ付きのスリッパしか使用できないなど、技術的な問題というよりも、それ以前の実用として使用不備なものが多い。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

病院、学校、公民館、旅館等のスリッパは底が汚れていてもそのまま竹の子状に収納されたり、スリッパを履いたまま汚れたところに入ったりして大変不衛生である。公衆のマナーが問われるところである。病院での院内感染とか、病原菌中毒に代表される、本来衛生的であるべき公衆集合所に不衛生なところがあったりしている。

【０００５】本考案は、特に公衆集合所でのスリッパを衛生的に使用することを目的とするもので、安価手軽にティッシュペーパー感覚で、使用後使い捨てで使用できるようにして公衆衛生に寄与しようとするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するための手段を、図面を参照して説明する。本考案の、紙スリッパ（１）は足の発汗による吸湿で、容易に破れ、めくれ、付着しない紙、または吸湿加工不織布を使用し、紙スリッパ（１）の甲当て部（２）より延長して甲舌部（３）を設け、その甲舌部（３）端部上面と底敷部のかかと部（４）裏面に着脱自在の弱接着部（５）をもち、両者の弱接着部（５）共、それの、のりをカバーする剥離テープ（６）を貼ったものを、スリッパ形状（図３）、長円形、長方形等、所望する形状に打ち抜き、またスリッパ状（図１）にしてなる、甲舌部（３）とかかと部（４）に弱接着部（５）をもつことを特徴とした使い捨て中履き紙スリッパである。

【０００７】紙スリッパの形状は必ずしもスリッパ形でなくても、前述の長円形、長方形、またコケシ形、あんこう魚形、動物形等、任意にすることができる。

【０００８】

【実施例】

実施例についてさらに具体的に説明する。通常スリッパに、紙スリッパ（１）のかかと部（４）と甲舌部（３）の剥離テープ（６）を取り除き、スリッパのかかと部と甲当て部上面それぞれに張り、図５に示すごとく、手の親指と他の４本の指でスリッパの甲当て部をはさむようにして、紙スリッパ（１）の甲当て部（２）を４本の指でスリッパの甲当て部内へ途中まで押し込む。その状態でスリッパを履くと、途中まで押入の甲当て部（２）を足先で押し、スリッパの中履き用紙スリッパとなる。使用後はティッシュペーパーのごとくごみ入れに捨てることができる。

【０００９】

【作用】

前述、実施例で述べたごとく、紙スリッパ（１）はかかと部（４）と甲当て部（２）の接着で留められているので、スリッパの甲当て部に少し入っているだけで足の先で無理なくスリッパ内へ押入される。

【００１０】履いて歩いても、紙がズレやすい甲当て部（２）とかかと部（４）はスリッパに接着しているので紙スリッパ（１）は安定している。

【００１１】また、実施動作をするとき、スリッパに直接手でふれることなく、紙スリッパ（１）を張り付けることができる。

【００１２】

【考案の効果】

Ａ，使用上衛生的であり、清潔感を得るものである。

【００１３】Ｂ，紙スリッパを押入するとき、また歩行時、紙スリッパのズレやすい部分が接着しているので、安定した一体感が得られる。

【００１４】Ｃ，スリッパに紙スリッパを当てるときスリッパに直接手を触れることなく動作でき、衛生的である。

【００１５】Ｄ，ティッシュペーパーを指向するもので、大量生産、紙のリサイクルに向くものであり、特に配布宣伝用に適している。

【００１６】

【図面の簡単な説明】

【図１】Ａ，甲当て部側辺接着して、スリッパ形状にし
た平面図Ｂ，甲当て部側辺接着して、スリッパ形状にした底面図

【図２】甲当て部側辺接着して、スリッパ形状にしたも
のを中を広げた状態を示す斜視図

【図３】スリッパ形状に打ち抜きした平面図

【図４】スリッパ形状に打ち抜きしたものを展開した平
面図

【図５】スリッパ形状に打ち抜きしたものを実施する手
順を示す斜視図

【図６】スリッパ形状に打ち抜きしたものを実施した状
態を示す斜視図

【符号の説明】

１，紙スリッパ２，甲当て部３，甲舌部４，かかと部５，弱接着部６，剥離テープ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】使い捨て紙スリッパにおいて、足の発汗
による吸湿で、容易に破れ、めくれ、付着しない紙、ま
たは吸湿加工不織布を使用し、紙スリッパの甲当て部よ
り延長して甲舌部を設け、その甲舌部端部上面と底敷部
のかかと部裏面に着脱自在の弱接着部をもち、両者の弱
接着部共それののりをカバーする剥離テープを貼ったも
のを、スリッパ形状、長円形、長方形等、所望する形状
に打ち抜き、またはスリッパ状にしてなる甲舌部、かか
と部に弱接着部をもつことを特徴とした使い捨て中履き
紙スリッパ。
【請求項２】紙スリッパ形状を、甲当て部両側を接着
してスリッパ状にしてなる、請求項１記載の使い捨て中
履き紙スリッパ。
【請求項３】紙スリッパ形状を、スリッパ形状に打ち
抜きしてなる請求項１記載の使い捨て中履き紙スリッ
パ。