JP3094307U - 履物用パッド及び履物用中敷及び履物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 足の血行を良好にして疲労回復効果を得られ
るとともに、防臭又は脱臭効果があり、さらに、足の殺
菌効果も得られる履物用パッド及び履物用中敷及び履物
の提供を課題とする。 【解決手段】 履物の底、又は履物の底の上に敷く中敷
に接着等の方法で取り付け可能な履物用パッドも、履物
の底の上に敷く中敷も、履物の底部材も、足裏のツボを
刺激する突起が形成されるとともに、炭が含有されてい
る構造とする。それらは、シリコン等の母材に粉末状の
炭を混入して成形することができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、履物用パッド、及び履物用中敷、及び履物に関する。

【０００２】

【従来の技術】

足裏のツボを刺激する突起を底の上に設けて、足の血行を良くし、疲労回復効 果を得られるようにしたサンダル等の履物が公知である。

【０００３】 しかしながら、靴などの履物は、足の汗の臭いなどが底に付着して悪臭を発生 しやすく、かつ、不衛生であるという問題がある。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

そこで本考案は、足の血行を良好にして疲労回復効果を得られるとともに、防 臭又は脱臭効果があり、さらに、足の殺菌効果も得られる履物用パッド及び履物 用中敷及び履物の提供を課題とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために、本考案の履物用パッドは、履物の底、又は履物の 底の上に敷く中敷に接着等の方法で取り付け可能なパッドであって、足裏のツボ を刺激する突起が形成されるとともに、炭が含有されていることを特徴とする、 という構成にしたものである。

【０００６】 また、上記本考案の履物用パッドは、シリコン等の母材に粉末状の炭が混入さ れて成形された構成にすることができる。

【０００７】 また、上記課題を解決するために、本考案の履物用中敷は、履物の底の上に敷 く中敷であって、足裏のツボを刺激する突起が形成されるとともに、炭が含有さ れていることを特徴とする、という構成にしたものである。

【０００８】 また、上記本考案の履物用中敷は、シリコン等の母材に粉末状の炭が混入され て成形された構成にすることができる。

【０００９】 また、上記課題を解決するために、本考案の履物は、足の裏に接触する底部材 に足裏のツボを刺激する突起が形成され、かつ、その底部材に炭が含有されてい ることを特徴とする、という構成にしたものである。

【００１０】 また、上記本考案の履物は、シリコン等の母材に粉末状の炭が混入されて底部 材が成形された構成にすることができる。

【００１１】

【考案の実施の形態】

以下、図を用いて本考案の実施の形態について説明する。まず、図１ないし図 ４は履物用パッド１を示したものである。この履物用パッド１は板状若しくはシ ート状のパッド本体２の上に多数の突起３…が形成されている。なお、パッド本 体２の形状は自由であり、例えば図１に示すような円形や、図２に示すような矩 形にすることができる。

【００１２】 この履物用パッド１は、図３に示すように、粉末状の炭４…をシリコン等の母 材５に混入して成形することができる。粉末状の炭４…は、例えば備長炭などを 粉砕して形成することができる。なお、粉末状の炭４…はパッド全体に含有させ ることもできるし、又は部分的に含有させることもできる。例えば、突起３…の 部分にのみ炭を含有させることもできる。

【００１３】 この履物用パッド１は、履物の底、又は履物の底の上に敷く中敷に接着等の方 法で取り付けて使用することができる。そのために、図４に示すように、履物用 パッド１の裏面に感圧接着剤６を塗工するとともに、その感圧接着剤６に剥離紙 ７を被せて置くことも可能である。この履物用パッド１は、履物の底、又は中敷 において、足裏のツボと対応する位置に取り付けることができる。

【００１４】 次に、図５及び図６は履物用、特に靴用の中敷８を示したものである。この中 敷８は、足裏のツボと対応する位置に複数の突起９…が形成されていて、その突 起９…が足裏のツボを押圧して、指圧効果を得られるようになっている。なお、 中敷８の形状やサイズは自由である。

【００１５】 この中敷８も、粉末状の炭１０…をシリコン等の母材１１に混入して成形する ことができる。なお、粉末状の炭１０…は中敷全体に含有させることもできるし 、又は部分的に含有させることもできる。例えば、突起９…の部分にのみ炭を含 有させることもできる。

【００１６】 この中敷８は、その突起９…を中敷本体１２と一体的に成形することもできる が、図６に示すように、上記の履物用パッド１と同一構造の履物用パッド１４を 中敷本体１２に接着等の方法で接合することによって形成することも可能である 。その場合、履物用パッド１は中敷本体１２の表面側に取り付けることもできる が、履物用パッド１４を中敷本体１２の裏面側に接着剤１３等により接合して、 突起９…を中敷本体１２の表面側へ貫通させることも可能である。

【００１７】 この中敷８も、図示はしないが、上記の履物用パッド１と同様に、そ裏面側に 感圧接着剤を塗工するとともに、その感圧接着剤に剥離紙を被せて置くことも可 能である。このようにすれば、その剥離紙を剥がして靴の底の上に貼り付けるこ とができる。

【００１８】 次に、図７は履物の一例としての靴１５を示したものである。この靴１５は、 底部材１６において足裏のツボと対応する位置に複数の突起１７…が形成されて いて、その突起１７…が足裏のツボを押圧して、指圧効果を得られるようになっ ている。

【００１９】 そして、この靴１５の底部材１６も、粉末状の炭をシリコン等の母材に混入し て成形することができる。なお、底部材１６の断面図は上記の履物用パッド１の 断面図と同様になるので省略した。粉末状の炭は底部材１６の全体に含有させる こともできるし、又は部分的に含有させることもできる。例えば、突起１７…の 部分にのみ炭を含有させることも可能である。

【００２０】 底部材１６の突起１７…も底部材１６と一体的に成形することもできるが、上 記の履物用中敷８と同様に、上記の履物用パッド１と同一構造の履物用パッドを 底部材１６に接着等の方法で接合することによって形成することも可能である。 その場合も、履物用パッドは底部材１６の表面側に取り付けることもできるが、 上記の履物用中敷８と同様に、履物用パッドを底部材１６の裏面側に接着剤等に より接合して、突起１７…を底部材１６の表面側へ貫通させることも可能である 。

【００２１】

【考案の効果】

本考案の履物用パッド及び履物用中敷及び履物は、その突起が足裏のツボを押 圧して指圧効果を得られるので、足の血行を良好にして疲労を回復させる効果が ある。また、炭を含有するので、その炭の防臭又は脱臭作用により悪臭の発生を 防止することができる。さらに、炭の抗菌作用により足をいつも衛生的に保つこ とができる。 また、本考案の履物用パッド及び履物用中敷及び履物は、シリコン等の母材に 粉末状の炭を混入して成形することにより、炭を含有した製品を容易に製造する ことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】履物用パッドの斜視図である。

【図２】履物用パッドの斜視図である。

【図３】履物用パッドの断面である。

【図４】履物用パッドの側面図である。

【図５】中敷の斜視図である。

【図６】中敷の断面図である。

【図７】靴の斜視図である。

【符号の説明】

１ 履物用パッド ２ パッド本体 ３ 突起 ４ 粉末状の炭 ５ 母材 ６ 接着剤 ７ 剥離紙 ８ 中敷 ９ 突起 １０ 粉末状の炭 １１ 母材 １２ 中敷本体 １３ 接着剤 １４ 履物用パッド １５ 靴 １６ 底部材 １７ 突起

Claims (6)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 履物の底、又は履物の底の上に敷く中敷
   に接着等の方法で取り付け可能なパッドであって、足裏
   のツボを刺激する突起が形成されるとともに、炭が含有
   されていることを特徴とする履物用パッド。
2. 【請求項２】 シリコン等の母材に粉末状の炭が混入さ
   れて成形された請求項１記載の履物用パッド。
3. 【請求項３】 履物の底の上に敷く中敷であって、足裏
   のツボを刺激する突起が形成されるとともに、炭が含有
   されていることを特徴とする履物用中敷。
4. 【請求項４】 シリコン等の母材に粉末状の炭が混入さ
   れて成形された請求項３記載の履物用中敷。
5. 【請求項５】 足の裏に接触する底部材に足裏のツボを
   刺激する突起が形成され、かつ、その底部材に炭が含有
   されていることを特徴とする履物。
6. 【請求項６】 シリコン等の母材に粉末状の炭が混入さ
   れて底部材が成形された請求項５記載の履物。