JP2860414B2 - 靴のすべり止め構造及びシート - Google Patents

靴のすべり止め構造及びシート

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JP2860414B2
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shoe
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sheet
shoes
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幹夫 鈴木
恵 上場
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の目的) 本発明はハイヒールなどの靴の内底と足裏との間のす
べり止めを防止する構造に関する。
婦人用のハイヒール靴は、踵が高く、デザイン上の影
響もあり一般に甲皮も小さく狭いこともあって、これを
履いた場合に、人の体重は主に足の指骨と中足骨の関節
部にかかると共に足全体を靴の先端部に向けて押出すよ
うにしているので、足指は甲皮に向けて強く押圧され、
すぐに足が豆を作ったり、足が痛くなるし、さらに足指
を変形してしまうこともある。
こうしたことから、従来、靴の内底にクッション性の
ある材料を使用したり、クッション材を布等でくるんだ
中敷を敷いたり、卓球のラケットラバーを接着材で中底
に貼付けたりするようなものが種々提案されているが、
クッション性があり過ぎたり、余りに滑りが抑制される
為に却って歩き難くかったりして、充分に満足の行くも
のが少い。
(発明の構成) 本発明は、連続気泡と独立気泡が混在するシート状の
発泡体の表面には上記連続気泡及び独立気泡の各気泡が
開孔した状態にされており、これを足の指骨と中足骨の
関節部が当る靴の内底面に定置して靴を履くことによ
り、靴と足を一定の位置関係に保持し、心地よく履くこ
とができるようにしようとするものである。
以下実施例について述べれば、発泡体1には、連続気
泡2と独立気泡3が混在しており、その発泡体の表面4
には、上記連続気泡2の気泡が開孔5し、また独立気泡
3の気泡も開孔6している。この連続気泡と独立気泡の
混在割合は適当な比率にされるが、連続気泡の割合を多
くすると後記するように通気性等を考慮すると好ましい
ことが多く、通例約6〜8割程度を連続気泡にすると良
好である。この発泡体は薄いシート状に形成され、通常
約0.4〜1.5mm程度の厚味とされるが、好ましくは0.6〜1
mm程度にするとよい。
この発泡したシート体7は、ハイヒール靴8を履いた
ときに、足13の指骨と中足骨の関節部が靴底内面9に当
る部位10に応当するような形状に形成する。図示のもの
は、靴の内底面の横巾方向に延び、甲皮側縁に届くひょ
うたん形にしているが、窪み部11のない形にしたり(第
5図)、爪先部に達するような形にすることもできる。
これを使用する場合、このシート7を上記ハイヒール
靴内底面の関節部の当接部位10の上に置き、その両側部
12を内底面が甲皮に連なる部分に当てるようにすればこ
のシートは定置されて動かないので、その上に足を載せ
て靴を履くようにすれば、足の上記関節部はスムーズに
このシートの上に乗り、このシート7は体重によって靴
底内面側へ押圧されるようになるが、靴底内面に接する
発泡体の表面4には上記連続気泡及び独立気泡の気孔が
開孔5、6しているので、この開孔が体重によって押潰
されて開き、ばたかも吸盤のような作用をするようにな
って吸い付き、靴底内面上を滑るようなことはないし、
同様に反対面の発泡体の表面も上記関節部を中心とした
足裏にピタリと接触して滑るようなことはないから、足
にかかる体重はこのシートによって上記関節部でしっか
りと支えられ、足が靴の先端部に滑り込んで行くような
ことはなく、足指が痛くなったり、更に変形したりする
ようなこともない。
人間が歩いたり、走ったりする場合、主に上記した足
の関節部を使って、後に蹴るようにして歩いたりしてい
るのであるが、この関節部の下方には上記のようにこの
シート7が在るので靴と足の間に滑りを乗ずることはな
しい、足の踵部等では動きが抑制されないので、蹴る作
用が確実に靴に伝達されて軽くかつスムーズに歩した
り、走ったりできる。また、この発泡体には連続気泡と
独立気泡が混在しているので、体重がかかった際に先づ
これを押圧して変形させるが、その後に独立気泡の存在
によってこれを逆に押戻すように作用するので、足に適
度のクッション性を与え、更に連続気泡によって歩く度
に足裏に通気、送気が行われるので、足にむれが生ずる
こともないし、履心地が良く、使用しているうちに汚れ
て来たら簡単に取外しできるので、洗えば再び清潔に使
用できる。
第6図に示す実施例は、発泡体の層の中間部に織布、
不織布、加工紙、プラスチックシートその他のシート状
基材13を介在させているもので、このシート状基材は可
撓性と適度の靭性を有している丈夫なものが好もしく、
更に通気正のあるものが好適に使用できるが、通気正の
少いものであってもよい場合がある。シート状基材は発
泡体の中央部に位置しており、こうしたシートは基材と
基材の間に発泡体の層を作り、その層の中間部を切開く
ようにしたり、その他適宜の方法で上記両気泡が開孔し
た表面を作ることができる。
第7図に示すものは、発泡体の表面を細かな凹凸面15
の状態に形成したもので、スリップ止め作用と通気作用
を更に良好にすることができる。
第8図に示す例は、シート状基材16の厚味を厚くし、
その基材を一方に型寄せて、一面側に厚目の発泡体層17
を設け、他面に薄目の発泡体層18を設けているもので、
足裏に当る発泡体層を厚目の層にしたり、薄目の層にし
たりすることによって、クッション性や履き心地等を適
当に調節することができる。
第9図のものは、発泡体で袋状19に形成し、この袋の
中に吸湿剤、脱臭剤などの薬剤20を入れたもので、連続
気泡を介して、吸湿や脱臭などを更に効果的に伴うこと
ができる。
(発明の効果) 本発明は上記したように、足の指骨と中足骨の関節部
に応当する靴の内底部分に置いて、履くだけで、ハイヒ
ール靴における足の滑りを確実に防止すると共に適度の
通気性とクッション性が得られ、足も疲れず、長時間に
渡って心地よく歩くことができる。また、これはサンダ
ル靴、パンプス、踵の低いものその他各種の婦人靴、紳
士靴に広く使用することができるし、体裁もよく、経済
的に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は斜視図、第2図
は一部省略拡大断面図、第3図は使用状態の側面図、第
4図は使用状態の平面図、第5図は他例の使用状態の一
部省略平面図、第6図〜第9図はそれぞれ他の例の一部
省略拡大断面図である。 1:発泡体、2:連続気泡、3:独立気泡、4:発泡体の表面、
5:連続気泡の開孔、6:独立気泡の開孔、7:シート、8:ハ
イヒール靴、9:靴底内面、10:当接部位、13:足、14:シ
ート状基材、15:凹凸面

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続気泡と独立気泡を併有する緻密な発泡
    体を薄層状に形成し、上記連続気泡及び独立気泡は発泡
    体の両表面にその気泡をそれぞれ開孔させており、該発
    泡体は、一表面を足の指骨と中足骨の関節部及びの近傍
    を含む足裏に当接させ他表面を上記関節部に応当する靴
    内底面上に当接させる靴のすべり止め構造。
  2. 【請求項2】上記靴はハイヒール靴その他の踵の高い婦
    人靴である請求項1記載の靴のすべり止め構造。
  3. 【請求項3】上記発泡体は、その層の中間部に織布、不
    織布、プラスチックシートその他のシート状基材層を保
    持している請求項1または2記載の靴のすべり止め構
    造。
  4. 【請求項4】上記発泡体の表面が細かな凹凸面状に形成
    されている請求項1ないし3のいずれかに記載の靴すべ
    り止め構造。
  5. 【請求項5】上記発泡体は0.4〜1.5mmの厚味を有してい
    る請求項1ないし4のいずれかに記載の靴のすべり止め
    構造。
  6. 【請求項6】上記発泡体は連続気泡を独立気泡より多く
    含んでいる請求項1ないし5のいずれかに記載の靴のす
    べり止め構造。
  7. 【請求項7】織布、不織布、プラスチックシートその他
    のシート状基材を有し、該基材の両面に緻密な連続気泡
    と独立気泡を併有する発泡体層を薄層に形成し、該連続
    気泡及び独立気泡は上記発泡体層の表面にその気泡がそ
    れぞれ開孔しており、このシート体を靴内底面上に載置
    する形状に形成した靴用すべり止めシート。
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