JPS606183B2 - 醤油の製造法 - Google Patents

醤油の製造法

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JPS606183B2
JPS606183B2 JP57023380A JP2338082A JPS606183B2 JP S606183 B2 JPS606183 B2 JP S606183B2 JP 57023380 A JP57023380 A JP 57023380A JP 2338082 A JP2338082 A JP 2338082A JP S606183 B2 JPS606183 B2 JP S606183B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、短期間で醤油を醸造する醤油の製造法に関す
るものである。
従来、醤油を短期間に醸造する方法の一つとして、通常
の方法で製麹した麹を食塩濃度0〜14%にして仕込み
、4000以上の高温条件下で酵素分解して消化諸味を
得、これに乳酸菌、酵母を添加して短期間に両発酵を行
なう方法が知られている。
しかし、この方法により得られる醤油製品は、醸造醤油
としての香味が調わず、醤油とは異質の醸造調味液の城
を出ない製品にすぎなかった。また「蛋白質原料を麹菌
あるいは他の微生物起源の酵素で消化分解したものに醤
油醸造関連微生物を添加して発酵熟成させる蓮醸法によ
っても、得られる製品は同機に醤油様調味液の城を出る
ものではなかった。このような遠醗法において、14%
以下の食塩濃度で仕込んだ滅塩諸味の場合には、腐造の
問題があった。この問題を解決するため、たとえば細菌
汚染のない麹を作り、無菌の低濃度食塩水で仕込み、加
温して乳酸菌、酵母を添加して発酵させた後、高濃度食
塩水を加えてさらに熟成させる方法(たとえば特開昭5
6−39762号公報参照)などの無菌的操作による方
法が工夫されている。しかし、これらの方法は、全工程
ないし主要工程を無菌的に操作する必要があるため、大
量生産には適さず、かつ多額の設備費、維持費を要する
欠点がある。醸造醤油の香味形成に関与するファクター
には、原料の種類と配合割合、原料処理方法とその条件
、麹菌の種類と製麹法、仕込塩水量と濃度、諸味の品温
経過、縄梓方法、乳酸菌発酵、酵母発酵、火入条件など
がある。
この中で乳酸菌と酵母の発酵が特に良好な香味形成に重
要であることはよく知られている。乳酸菌、酵母による
発酵は逐次発酵とされ、まず乳酸発酵によって酵母の生
育に適した環境がつくられ、その後に酵母によるアルコ
ール発酵が行われて諸味の熟成が進行するといわれてい
る。後熟酵母の生成する徴量成分が熟成に関与するとの
説もある。一方、近年、防バィ剤(たとえばPOBB、
PBなど)が消費者に忌避され、その代替物としてアル
コールが利用されるようになった。
そのため諸味中のアルコール生成量が少ない場合、アル
コールを防バィ効果のある濃度まで添加する必要があり
、製造コストの上昇を招いている。諸味中のアルコール
生成量を増強する目的で諸味への酵母添加が盛んに行わ
れるようになった。しかし酵母添加を行って熟成させる
と、醤油製品に酵母エキス臭、果実様ェステル臭などが
付与し、品質が著しく劣下する問題点がある。本発明者
らは、従来の遠醗法、酵母添加法の欠点を克服すべく鋭
意研究を重ねた結果、■醤油諸味の乳酸発酵において1
5〜20q0という低温条件を設定し、かつ乳酸菌の添
加を菌体数107〜1ぴ/諸味夕となるように多量に行
なって10〜20日間保持すると、十分乳酸発酵が行わ
れ、しかも諸味に異臭が付与しないこと、■酵母発酵に
おいて20〜25℃という低温条件を設定し、かつ酵母
の添加を菌体数1ぴ〜1ぴ/諸味夕となるように多量に
行って10〜15日間保持することにより、十分アルコ
ールを生成させることができ、しかも酵母エキス臭、ェ
ステル臭の生成が認められないこと、■■および■の工
程を経た諸味を、諸味中の酵母数を1ぴ/諸味タ以下の
天然醸造工程の諸味中の酵母数レベルに調整して25〜
3500で調教させることにより、酵母エキス臭、ェス
テル臭を付与させずに、非常に芳醇な醤油醸造香気のみ
を生成させることができること、■■における酵母数の
調整工程として諸味を32〜36qoに保温する工程を
採用すればよいことなどを知見し、これらの工程を結合
することによって高品質の醤油を短期間に製造すること
ができる方法を確立した。
すなわち、本発明方法は、醤油諸味を発酵熟成させる方
法において、仕込みないし消化後の諸味に対して乳酸菌
を107〜1ぴ/諸味のこなるように添加して15〜2
000で10〜20日間保持する第1工程、次いで酵母
を1ぴ〜1ぴ/諸味のこなるように添加して20〜25
℃で10〜15日間保持する第2工程、32〜3600
で処理して酵母数を1ぴ/諸味タ以下に減少させる第3
工程、および25〜35qoで調熱させる第4工程を結
合することを特徴とする醤油の製造法である。従来の速
醗法では乳酸菌、酵母の管理が十分できないため、品質
、特に香気のバラッキが大きく、一定品質の製品を得る
ことは困難であったが、本発明方法によれば微生物の添
加によって発酵を促進しつつ、しかも発酵期に異臭を生
成することなく醸造できるために、常に品質の安定した
醤油を短期間に製造することが可能となった。特に低温
発酵条件を採用したため、グルタミン酸の溶出も良好に
なった。以下、本発明方法について詳細に説明する。
本発明方法において発酵熟成の対象とされる醤油諸味は
、醤油麹を適当濃度の食塩水と仕込んだもの、またはそ
れを加温消化させたものなどを適用することができる。
醤油麹の仕込み方法には特に制約はなく、たとえば常法
により丸大豆、脱脂大豆、小麦、米、トウモロコシなど
を原料にして得られた醤油麹を21〜25%食塩水を用
いて仕込んで調製すればよい。また、消化諸味は、醤油
麹を水または食塩水で仕込み、無塩条件では45〜60
qCで15〜3凪時間、食塩濃度5〜13%では40〜
45℃で7〜10日間消化させ、必要に応じて補塩すれ
ばよい。また、醤油麹とともに末製麹原料を加えて加温
消化する方法、あるいは醤油原料を酸素剤を利用して加
水分解する方法によって得られた諸味を適用することも
できる。本発明方法の第1工程においては、醤油諸味に
乳酸菌を107〜1ぴ/諸味のこなるように添加し、2
0〜25qoで10〜20日間保持して乳酸発酵を行な
つ。
諸味温度の調節は常法によればよく、たとえば通常の仕
込みの場合には使用する仕込み食塩水を冷却し、仕込み
後の諸味品温が15〜25qoになるようにする。
消化諸味の場合は、諸味を冷却して15〜25午0にす
る。添加される乳酸菌としては、醤油醸造における代表
的菌株を単独もしくは混合して用い、たとえば、ベデイ
オコツカス・ハロフイラス(Pediococcush
alophilus)lAM1678 べデイオコツカ
ス・ソーャ(Pediococc雌soyae)lAM
1673、テトラコツカス・ソーヤ(Tetracoc
cusso協e)lAM1676などが適用できる。
乳酸菌の添加は、その前培養物を添加する方法によれば
よい。前培養は、適当な培養基で好適な条件を設定して
行うことができ、たとえば培養基として醤油5.0%、
ベフ。トン1.0%、酵母エキス0.5%、りん酸二水
素カリウム1.0%、グルコース1.0%、食塩17%
、pH7.0の培地を用い、28〜30こCで96時間
の培養条件を設定して行うことができる。乳酸発酵の温
度条件を20〜2500という低温条件に設定したこと
より、十分な乳酸発酵を行わせるために乳酸菌の添加量
を107〜1び/諸味仇こなるようにすることが必須で
ある。
このような乳酸菌の多量添加と低温発酵により、10〜
20日間で乳酸を十分に生成させ、しかも異臭の生成を
防止することができる。乳酸菌の乳酸、香気生成に対す
る温度条件の影響についてモデル実験した結果は次のと
おりであつた。
実験 1 常法により調整した醤油麹を10%食塩水を用いて11
水仕込みを行い、50午○で4劉時間消化させ、猿過し
、頬液を食塩濃度18%および対6.0に調整し、これ
にべデイオコツカス・ハロフイラス山M1678を2.
0×1び/叫になるように接種し、10qo、15qo
、20午0、25qo、2830の各温度条件下で10
日間静贋培養した。
なお培地中の全窒素濃度は1.60%であった。これら
についての乳酸の生成量およびpHの分析結果、ならび
に香気の官能検査結果は第1表のとおりであった。
第1表 本発明方法における第2工程では「乳酸発酵させたpH
5.0以下の諸味に酵母を1ぴ〜1ぴ/諸味夕になるよ
うに添加し、20〜25q0で10〜15日間保持して
アルコール発酵を行う。
添加酵母としては、醤油酵母として代表的な菌株を用い
ることができ、たとえば、サツカロミセス・ルーキシー
(Saccharomycesrouxii)IFO0
517、サツカロミセス・ルーキシー・バリエント・ハ
ロメンプラニス(Saccharomycesroux
llvarihalomenbranis)『0 04
94、トルロプシス・バーサチリス(Tomlopsj
sva俺atilis)AHU 3783、トルロプシ
ス・エッチエリシー(Tomlopsisetchel
lisii)AHU4141、トルロプシス・マグノリ
ア(Tor山opsismagnolia)AHU42
15トルロプシス・サケ(Tomlopsissake
)AHU 4260、トル ロ フ。
シ ス・ス フ エリ力(Tor山opsissphe
rica)、トルロプシス・アノマラ(Tor■ops
isanomala)などを単独または粗合せて添加す
ることができる。酵母の添加法は前培養物を添加する方
法を採用すればよく、その前培養の方法条件も常法によ
る。たとえば、醤油30.0%、食塩5.0%、グルコ
ース5.0%、PH5.0の培地に好気的に培養したも
のを使用する。醤油諸味に対する酵母添加によるアルコ
ール発酵の温度条件は、従来は28〜30qoであった
この条件下ではアルコールを短時間に多量生成させるこ
とが可能であるが、アルコールと同時に酵母エキス臭、
ヱステル臭などの異臭を生成する欠点があった。アルコ
ール発酵時の温度条件を20〜25qoという低温に設
定することにより、異臭の生成が起らないことが判明し
た。本発明方法においては、このような低温条件で発酵
させるのでアルコール生成速度が遅くなり、短期間で十
分なアルコール生成を行わせるために酵母の添加を1ぴ
〜1ぴ/諸味夕になるようにすることが必要である。こ
れらの条件設定により、10〜15日間で十分なアルコ
ール発酵を行うことができる。酵母のアルコール、香気
生成に対する温度条件の影響についてモデル実験した結
果は、次のとおりであった。
実験 2 実験1と同様にして調製した消化諸味液を食塩濃度18
%、pH4.9に調整し、サッカロミセス・ルーキシ−
IFO0517またはトルロプシス・バーサチリスAH
U3783をそれぞれ1.0×107/地になるように
接種し、1oo0、1500、2000、260、2皮
○、3000、35ooの各温度条件下で10日間静暦
培養した。
これらについてのアルコール生成量の分析結果および香
気の官能試験結果は第2表のとおりであつた。
第2表 本発明方法の第3工程では、諸味を32〜3がoに加温
して諸味中の酵母数を1ぴ/諸味タ以下に減少させる。
第2工程のアルコール発酵により、諸味中にアルコール
が十分に生成された段階では、諸味を低温で管理してき
たために諸味の熟成度合が不十分である。しかし、熟成
を完了させる目的で第2工程のアルコール発酵終了後、
そのまま低温条件下に長時間維持すると、やはり異臭が
生成する。このような異臭生成を防止して諸味熟成を行
う条件について検討したところ、諸味熟成を天然醸造諸
味の酵母数と同レベル「すなわち1ぴ/諸味多以下の酵
母の存在下で行えばよいことが判明した。さらに第1図
に示したように諸味品温を32〜36qoに高めると、
酵母は急速に死滅し、容易に諸味中の酵母数を減少させ
ることが可能であることを知見した。第4工程における
諸味の熟成は、諸味品温を25〜360にして30〜5
0日間管理して行う。
色度の淡い醤油を得る場合には温度条件を25qoより
に、色度の濃いものの場合には3500より‘こ設定す
る。第4工程を経ることにより、芳醇な醤油醸造香気を
有する色沢あざやかな熟成諸味を得ることができる。以
上のように本発明方法によれば、全熟成期間90日以内
で天然醸造醤油と何ら変わらない醤油製品を得ることが
できる。
以下、本発明方法の実施例を挙げてより具体的な説明と
する。
実施例 1 脱脂大豆100kg、小麦100kgをそれぞれ常法に
より蒸煮処理、または妙※割砕して混合し、これに醤油
麹菌を接種し、製麹して醤油麹を得た。
醤油麹を5℃に冷却した24%食塩水を用いて11水で
仕込んだ。諸味品温は170であった。この諸味に「別
に培養した乳酸菌(ベディオコッカス。ハロフィラスの
M1678)を2×107/諸味のこなるように添加し
、通常の蝿幹をしながら品温を17℃に保持して12日
間乳酸発酵させた。この諸味のPHは4.90であった
。この諸味に、別に培養したサツカロミセスリレーキシ
ーIFO0571を1×i07/諸味夕、トルロプシス
バーサチリスAHU3783を1×1ぴ/諸味外こなる
ように添加し「通常の燈梓をして20qoで15日間発
酵させた。この時の諸味中の乳酸の生成量は980の9
′d‘で、アルコールは2.4%であった。この諸味を
直ちに3400にして4日間経過させた後、30ooで
50日間熟成させた。この熟成諸味を常法により圧搾、
火入れして製品とした。一方従来の温醸法で6カ月間醸
造して得た醤油と成分分析および荊味試験により比較し
た。
結果は第3表のとおりであった。なお、刺味試験は熱練
したパネル20名により二点噂好試験法で行った。表中
の数字は、試料の香味を好む人数を示**す。批評は、
批評会の結果をまとめたものである。第3表−1 第3表−2 本実施例醤油の成分分析結果を従来法のものと比べると
、本発明方法による低温発酵でも、窒素成分の熔出は全
く影響を受けないこと、グルタミン酸の生成がすぐれて
いることが明らかである。
本実施例による醤油と従来の温醸法醤油とは官能検査の
結果にも有意差があり、本実施例醤油の方が品質的に優
れていることが認められた。実施例 2脱脂大豆480
0k9、小麦4800k9をそれぞれ常法により蒸煮処
理、または妙藤割砕して混合し、これに醤油麹菌を接種
し、製麹して醤油麹を得た。
醤油麹を5℃に冷却した23.5%食塩水を用いてIZ
火で仕込んだ。諸味品温はl5ooであった。この諸味
に、別に培養した乳酸菌(ベディオコッカス・ハロフィ
ラスlAM1678)を5×107/諸味夕になるよう
に添加し、品温を保持して通常の鷹梓を行ないながら1
4日間乳酸発酵させた。この時、諸味pHは4.84で
あった。この諸味に、別に培養したサッカロミセス・ル
ーキシーIFO0571を1.5×107/諸味夕、ト
ルロプシス・エッチエリシーAHU4141を1×1ぴ
/諸味夕、トルロプシス・サケAHU4260を1×1
ぴ/諸味のこなるように添加し、通常の蝿梓をして22
0で10日間発酵させた。
この時の諸味の乳酸生成量は1040の9′の、アルコ
ール生成量は2.82%であった。この諸味を直ちに3
げ0にして3日間経過させた後、33℃で43日間熟成
させた。
この熟成諸味を常法により圧搾、火入れして製品にした
。一方従釆の温醸法で6カ月間醸造して得た醤油と成分
分析および刺味試験として比較した。
結果は第4表のとおりであった。第4表−1 第4表−2 両供試醤油間の比較結果は有意差は認められず、両者の
品質の差異は認められなかった。
実施例 3脱脂大豆100k9、小麦100【9をそれ
ぞれ常法により蒸煮処理、または妙薮割砕して混合し、
これに醤油麹菌を接種し、製麹して醤油麹を得た。
醤油麹を5℃に冷却した24.5%食塩水を用いて13
Kで仕込んだ。諸味品温は15qoであった。この諸味
に、別に培養した乳酸菌(ベディオコツカス・ハロフィ
ラス山M1678)を5×1び/諸味夕になるように添
加し、通常の蝿拝を行いながら品温を保持して8日間乳
酸発酵させた。諸味pHは4.98であった。′ この
諸味に、別に培養したサツカロミセス・ル−キシーIF
O0571を5×107/諸味夕、トルロプシス・エッ
チェリシーAHU 4141を2×1び/諸味のこなる
ように添加し、20o0で14日間発酵させた。
この時の諸味中の乳酸生成量は7.52の9′d‘、ア
ルコール生成量は2.76%であった。この諸味を直ち
に3〆0で6日経過させた後、諸*味品温を26二0に
して45日間熟成させ、常法により圧搾、火入れした淡
口醤油とした。
一方、従来法で6カ月醸造して得た淡口醤油と成分分析
および刺味試験をして比較した。
結果は第5表のとおりであった。第5表−1 5 −2 両供試淡口醤油間に刺味試験の結果は有意差があり、本
実施例製品のほうが品質が優れていることが認められた
実施例 4 脱脂大豆100k9、4・麦100k9を用いて常法に
より製造した醤油麹を12%食塩水で11水に仕込み、
40℃で7日間消化し、この消化諸味を食塩濃度17.
0%、FH5.9に調整後、18『0にして、別に培養
した乳酸菌(ベディオコッカス・ハロフィラスlAM1
678)を2×107/諸味のこなるように添加し、1
5日間乳酸発酵を行った。
この時諸味pHは4.82であった。この諸味に、別に
培養したサッカロミセス・ルーキーシーIFO0571
を3×107/諸味夕、トルロプシス・サケAHU 4
260およびトルロプシス・パーサチリスAHU378
3をそれぞれ5×1び/諸味のこなるように添加し「2
20で14日間発酵させた。
この諸味を34qoで4日経適させた後、諸味品温を2
7q0にして45日間熟成させ、常法により圧搾、火入
れして製品とした。
一方従来法で6ヵ月醸造して得た醤油と成分分析、荊珠
試験をして比較した。
結果は第6表のとおりであった。第6表−1第6表−2 両供試醤油間に有意差はなく、両者の品質の差異は認め
られなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、酵母の死滅と温度との関係を示すものである
。 寮/図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 醤油諸味を発酵熟成させる方法において、仕込みな
    いし消化後の諸味に対して乳酸菌を10^7〜10^8
    /諸味gになるように添加して15〜20℃で10〜2
    0日間保持する第1工程、酵母を10^6〜10^8/
    諸味gになるように添加して20〜25℃で10〜15
    日間保持する第2工程、32〜36℃で処理して酵母数
    を10^6/諸味g以下に減少させる第3工程、および
    25〜35℃で調熟させる第4工程を結合することを特
    徴とする醤油の製造法。
JP57023380A 1982-02-16 1982-02-16 醤油の製造法 Expired JPS606183B2 (ja)

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