JPS62205764A - 発酵フレ−バ−の製造法 - Google Patents

発酵フレ−バ−の製造法

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JPS62205764A
JPS62205764A JP61045382A JP4538286A JPS62205764A JP S62205764 A JPS62205764 A JP S62205764A JP 61045382 A JP61045382 A JP 61045382A JP 4538286 A JP4538286 A JP 4538286A JP S62205764 A JPS62205764 A JP S62205764A
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JP
Japan
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flavor
extract
strains
lactic acid
fermented
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JP61045382A
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English (en)
Inventor
Masahisa Yoshikawa
真央 吉川
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OGAWA KORYO KK
Original Assignee
OGAWA KORYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は新規な発酵フレーバーの製造法に関し、さらに
詳しくは、本発明は野菜、畜肉または魚介類のエキスに
微生物を作用させて発酵フレーバーを製造する方法に関
するものである。
本発明の発酵フレーバーは各種の食品に調味素材として
添加し、食味、風味を改善し、増大する目的に使用され
る。
[従来の技術およびその問題点] 古来より野菜や穀物、魚肉などを発酵させウスターソー
スや醤油、魚醤などを製造し、調味料どして巾広く使用
されているのは、一般によく知られているところである
。また、我々が日常摂取している食物には、種々の漬物
、ヨーグルトやヂーズ等の発酵乳製品、サラミソーセー
ジ等の発酵畜産加工品および塩辛やくさやなどの発酵魚
介類など、微生物による発酵を利用した食品が多種多様
に存在している。しかも、これらの食品は発酵という過
程を経るため経験に依ひづるところが太きく、常に安定
した製品を得ることは九しい。
そこで、これらの食品に特有なフレーバーを、直接それ
らの食品を製造ツることなく、より単純なコントロール
しやすい系で製造することができれば、これらのフレー
バーを有する新しい食品を作り出すことができる。りな
わら、それぞれの食品においてそれらの新鮮材料を用い
ても、すでにできあがった熟成フレーバーを付与するこ
とが可能となるし、また、ある種の材料に対してそれに
対応しない別種のフレーバーを付与することも可能にな
るわ()である。
[問題点を解決するための手段] 本発明は以上の点に鑑み、各種の発酵食品においてそれ
らの原料をエキスの形で利用し、その製造に関与1−る
代表的な微生物を接種培養し、特有のフレーバーを生成
せしめることを目的としたものである。
かかる目的を達成するため、本発明は、野菜、畜肉また
は魚介類のエキスにラクトバチルス属、ストシブ1〜コ
ツカス属またはペディオコッカス属にl111j′る乳
酸菌の1種または2種以上の菌株を作用させて発酵フレ
ーバーを製造する方法よりなる。
本発明はさらに野菜、畜肉または魚介類のエキスにラク
トバチルス屈、ストレプトコッカス属またはペディオコ
ッカス属に属する乳酸菌の1種または2種以上の菌株と
、リツ力ロミセス屈に属する酵母菌および(または)ア
スペルギルス属に属する麹菌類の1種または2種以上の
菌株とを作用させて発酵フレーバーを製造する方法より
なる。
本発明の方法において原料として使用される野菜、畜肉
または魚介類のエキスとは、野菜、畜肉または魚介類の
熱水抽出液を濃縮したものをいう。
これらのエキスとしては、一般に市販される白菜、キj
yベツ、ニンジン等の各種野菜エキス、牛、豚、鶏等の
各種台肉エキスまたはホタテ、カキ、カツオ等の各種魚
介類エキスが利用され、また、濃縮されていない野菜搾
汁や魚介類の煮汁(ボイル工程で得られるエキスを含ん
だ煮汁)、同じく畜肉の煮汁を利用してもよい。これら
に乳酸菌、酵母菌、麹菌より1種または2種以上の菌株
を選び、接種培養を行ない目的のフレーバーを得る。
乳酸菌としては、ラクトバチルス属、ストレプトコッカ
ス属およびペディオコッカス属に属するものが好適に使
用され、特にラクトバチルス ブランフルム(Lact
obacillus plantarum)、ラクトバ
チルス カゼイ(Lactobacillus cas
ci)、ラクトバチルス ブルガリクス(Lactob
ac i l lusbulgaricus) 、スト
レプトコッカス フェカリス(StrQptOCOCC
uS faecalis) 、ストレプトコッカス フ
ェシウム(Streptococcus faeciu
m)、ストレプトコッカス す−モフィルス(StrQ
I)tOcOccIJsしhermophilus) 
、ペディオコッカス ハロフィルス(Pediococ
cus halophilus)などが有用である。
また、酵母菌としては!ナツ力ロマイセス属に属するサ
ツカロマイセス セルビシエ(Saccharomyc
csccrevisiae)および1ナツ力ロマイセス
 ルキシ(Saccharomyces rouxii
 )などが、麹菌としてはアスペルギルス属に属するア
スペルギルス オリゼ(八spcrgillus or
yzae)およびアスペルギルスV−V<^sperg
illus sojae)などが有用である。
これらの菌は全て一般分譲機関や寄託機関から入手した
ものを適宜用いることができる。また、市販品や食品等
から分離したものを用いてもよい。
一般的な製造法は以下に述べる通りである。エキスは一
般に市販される濃縮エキスの場合、水で2〜3倍に希釈
し、80〜90℃、20〜30分間加熱殺菌したうえ、
20〜40℃に放冷する。使用する菌の生育に合ね往で
、必要に応じてpHの調整や栄養補給を行なう。次に菌
の前培養液(スターター)を1菌株につき2%ずつ接種
し、30〜40℃で2〜10日間培養する。i8養温度
および日数は、それぞれ原料エキスの種類とロット、使
用する菌の種類により調整する必要がある。すなわら、
酵母や麹菌、L.(ラクトバチルス、以下同じ)ブラン
フルムやP.(ペディオコッカス、以下同じ)ハロフィ
ルスなどでは約30℃、し、ブルガリカスやS.(スト
レプトコッカス、以下同じ)ザーモフィルス、S,フェ
カリスなどでは37℃もしくはそれ以上の温度が適する
。また、エキスのロット差に関しては、天然物であるた
めか、同じ菌株を同じ条件で培養しても大きく生育すな
わちフレーバーの生成が左右され、注意が必要である。
また、培養中に撹拌することも適宜行なう。
培養後、目的のフレーバーの生成を官能的に確認し、ざ
らにpH、滴定酸度などを確認したうえ、培養物を80
〜90℃、20〜30分間加熱殺菌、さらに必要に応じ
て、ろ過、遠心分離、a縮などの処置を施し、製品とす
る。本発明の方法によって得られる発酵フレーバーは各
種の食品に添加、混合することによりこれらの食品の食
味を改善し、増大することができる。例えば野菜エキス
発酵物を即席漬けに註ぜて糠みそ漬は様の風味を得るこ
とができる。
次に実施例を示して本発明をさらに具体的に説明ザる。
実施例 1 市販白菜エキス5にぴおよび水5 Kyを混合し、撹拌
しつつ加温溶解する。さらに80℃20分間加熱し、殺
菌する。これを30℃に放冷したのち、1規定水酸化ナ
トリウム溶液にてp116に調整する。次に、S、フェ
シウムおよびし、ブランフルムの前培養液を、それぞれ
200gずつ添加、よく混合したのち30℃で培養する
。なお、前培養は培地組成がブドウ糖05%、酵母エキ
ス0.5%、ペプトン1.0%よりなるGYP培地(p
H7に調整)にて30℃、20〜24時間静置培養した
ものを使用する。
三日後、濃厚な糠みそ漬様のフレーバーを生成した。8
0℃20分間加熱殺菌したものはpH4,2、滴定酸度
は乳酸として1,4%であった。らなみに、これを白菜
浅漬に漬液に対し0.2%添加したところ、はどよく熟
成感のあるまろやかな風味となった。
実施例 2 市販キャベツエキス5 Kgおよび水5 Kqを混合し
、撹拌しつつ加温溶解する。ざらに、80℃20分間加
熱殺菌、これを30℃に放冷したのち、1規定水酸化ナ
トリウム溶液にてpH6に調整する。次に、L、ブラン
フルムおよびS、セルビシエの前培養液を、それぞれ2
00gずつ添加、よく混合し30℃で培養する。なお、
し、ブランフルムは前記G Y P培地にて30℃、2
0〜24時間静置培養、またS、レルビシエは培地組成
が、P¥母母字キス03%、麦芽エキス0.3%、ヘプ
トン0.5%、ブドウ糖1.0%よりなるYM培地(p
H5〜6)にて30℃、24〜36時間振盪培養したも
のを使用づる。
二1]後、軽いアルコール発酵臭を有する漬物様フレー
バーを生成した。80℃20分間加熱殺菌したものはp
H4,0、滴定酸度は乳酸として1.6%であった。ち
なみに、これをキャベツ切り潰に調味液に対し0.3%
添加したところ、つかりが♀くなるとともにまろやかな
熟成感が得られ/j0実施例 3 市販オニオンエキス5 K’Jおよび水5 KFIを混
合し。
撹拌しつつ加温溶解する。さらに80℃20分間加熱殺
菌したのち30℃に放冷、1規定水酸化すトリウム溶液
にてpl)6に調整する。次に、S、フェシウムおよび
S、レルビシエの前培養液をそれぞれ200グずつ添加
、よく混合し30°Cで培答する。なお、S、フェシウ
ムはGYP培地にて30℃、20〜24時間静置培養、
S、セルビシ1は培地組成が酵母エキス0.3%、麦芽
エキス0.3%、ヘプトン0.5%、ブドウ糖1.0%
よりなるYM培地(al15〜6に調整)にて、30℃
、24〜36時間振盪培養したものを用いる。
三日後、軽いアルコール発酵臭をともなう特徴的なフレ
ーバーを生成した。ごれを、80℃20分間加熱殺菌し
たものはpH3,8、滴定酸度は乳酸として 1,6%
であった。ちなみにきゅうり醤油漬に漬液に対し、0.
2%添加したところ、肖くさみが改善され、今までにな
い新しい香味が得られた。
実施例 4 市販ボークエキス5 KgおJ:び水5 Kgを混合し
、撹拌しつつ加温溶解する。さらに80℃で20分間加
熱殺菌したの537℃に放冷し、1規定水酸化ナトリウ
ム溶液にて0117に調整する。次に、S、フェシウム
の前培養液(GYP培地にて37℃、20〜24時間静
置培養したものを使用)  200!7を添加し、よく
混合し、37℃で培養する。
三日後、生ぐさみが改善され、酸味を伴なう特徴あるフ
レーバーを生成した。これを80℃20分間加熱殺菌し
たものは、pl+4.7、滴定Pli度は乳酸として 
12%であった。ちなみに、これを魚肉ソーセージに0
.5%添加したところ、より畜肉的な感じになり、サラ
ミソーセージを思わせる風味が得られた。
実施例 5 市販ホタテ貝エキス5 K9および水5 K’lを混合
し、撹拌しつつ加温溶rNする。さらに、80℃20分
間加熱殺菌したのら30℃に放冷し、1規定水酸化ナト
リウム溶液にてp116に調整づる。次に、L、カゼイ
の前培養液(GYP培地にて30℃、20〜24時間静
置培養したもの)  200!7、および、常法により
A、オリゼを蒸し米に瞥殖せしめて調整した麹1 Ky
を添加し、時々撹拌して通気を行ない、30℃で培養す
る。
二日後、生ぐさみが改善され、やや刺激臭があるものの
特徴あるフレーバーを生成した。これを80℃20分間
加熱殺菌し、圧搾ろ過した。ろ液はpH11,5、滴定
酸度は乳酸として 1.3%であった。ちなみに、魚肉
ねり製品に0.2%添加したところ、旨味、こくともに
従来にない新しい風味を得た。
特許出願人  小川香料株式会社 (は7J’どる)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)野菜、畜肉または魚介類のエキスにラクトバチル
    ス属、ストレプトコッカス属またはペディオコッカス属
    に属する乳酸菌の1種または2種以上の菌株を作用させ
    ることを特徴とする発酵フレーバーの製造法。
  2. (2)野菜エキスに前記乳酸菌を作用させて漬物フレー
    バーを製造する特許請求の範囲第1項記載の発酵フレー
    バーの製造法。
  3. (3)野菜、畜肉または魚介類のエキスにラクトバチル
    ス属、ストレプトコッカス属またはペディオコッカス属
    に属する乳酸菌の1種または2種以上の菌株と、サッカ
    ロマイセス属に属する酵母菌および(または)アスペル
    ギルス属に属する麹菌類の1種または2種以上の菌株と
    を作用させることを特徴とする発酵フレーバーの製造法
JP61045382A 1986-03-04 1986-03-04 発酵フレ−バ−の製造法 Pending JPS62205764A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010044329A (ko) * 2001-02-07 2001-06-05 김혜자 기능성 발효원액 및 그 이용식품의 조성물 및 제조방법
WO2004004490A1 (en) 2002-07-03 2004-01-15 Ariake Japan Co. High quality fermented bouillon, and method for production thereof
EP1534815A1 (en) * 2002-07-03 2005-06-01 Ariake Japan Co. Alcoholic beverages derived from animal extract, and methods for the production thereof
WO2007029719A1 (ja) * 2005-09-06 2007-03-15 Kyowa Hakko Food Specialties Co., Ltd. 風味改良剤

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