JPS6058910B2 - 1−(4−タ−シヤリ−ブチル)ベンゾイルピロリン - Google Patents
1−(4−タ−シヤリ−ブチル)ベンゾイルピロリンInfo
- Publication number
- JPS6058910B2 JPS6058910B2 JP4806578A JP4806578A JPS6058910B2 JP S6058910 B2 JPS6058910 B2 JP S6058910B2 JP 4806578 A JP4806578 A JP 4806578A JP 4806578 A JP4806578 A JP 4806578A JP S6058910 B2 JPS6058910 B2 JP S6058910B2
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- Japan
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- present
- compound
- rice
- benzoylpyrroline
- butyl
- Prior art date
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- Expired
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- Thiazole And Isothizaole Compounds (AREA)
- Pyrrole Compounds (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、殺菌剤として有用な1−(4−ターシヤリー
ブチル)ベンゾイルピロリンに関するものである。
ブチル)ベンゾイルピロリンに関するものである。
本発明者らは、稲の最大病害であるいもち病に対する防
除薬剤を開発すべく各種の化合物を合成し、その殺菌活
性を検討した結果、本発明の化合物がいもち病菌に対し
すぐれた活性を見出し本発明を完成した。
除薬剤を開発すべく各種の化合物を合成し、その殺菌活
性を検討した結果、本発明の化合物がいもち病菌に対し
すぐれた活性を見出し本発明を完成した。
従来、いもち病防除には有機燐系の化合物、抗生物質が
使用されているが、これらは作用的にみて治療的効果に
すぐれるものであり、予防的効果及び残効性に於いて劣
るきらいがある。
使用されているが、これらは作用的にみて治療的効果に
すぐれるものであり、予防的効果及び残効性に於いて劣
るきらいがある。
また、抗生物質には耐菌性、眼障害の問題がある。また
、現在使用されている薬剤につき使用回数の規制があり
、新しい系統の薬剤の開発が望まれているが、本発明の
化合物はこれらの要望にかなうものである。アルキル置
換ベンゾイル誘導体としては一般式R−、F\」、・’
−゛・、、 / マ /’・’ \一/ ・一 (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4
のアルコキシ基あるいはハロゲン原子を示す。
、現在使用されている薬剤につき使用回数の規制があり
、新しい系統の薬剤の開発が望まれているが、本発明の
化合物はこれらの要望にかなうものである。アルキル置
換ベンゾイル誘導体としては一般式R−、F\」、・’
−゛・、、 / マ /’・’ \一/ ・一 (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4
のアルコキシ基あるいはハロゲン原子を示す。
)にて示される化合物が、害虫の忌避剤として有効であ
ることが知られている(米国特許第3749730号及
び第3865944号)。
ることが知られている(米国特許第3749730号及
び第3865944号)。
本発明化合物は新規化合物であり、かつ、この米国特許
明細書に記載されていない殺菌作用に於いてすぐれた活
性を有する化合物である。特に本発明の1−(4−ター
シヤリーブチル)ベンゾイルピロリンはいもち病に対し
予防的効果が高く、かつ優れた残効性を有するものであ
る。本発明化合物の特色を列記すると次の通りである。
明細書に記載されていない殺菌作用に於いてすぐれた活
性を有する化合物である。特に本発明の1−(4−ター
シヤリーブチル)ベンゾイルピロリンはいもち病に対し
予防的効果が高く、かつ優れた残効性を有するものであ
る。本発明化合物の特色を列記すると次の通りである。
(1)稲いもち病に特異的に有効である。
・(2)稲の根からの吸収移行が大きく、水面施用によ
り高い防除効果を示す。
り高い防除効果を示す。
(3)草葉散布による予防効果も高い。
(4)稲に対する薬害がなく、安心して使用できる。
本発明化合物は次の反応式に従つて合成することができ
る。
る。
(但し、式中Xはハロゲン原子を示す。
)反応式(1)において、脱ハロゲソ化水素剤としては
、トリエチルアミン、ジメチルアニリン、ピリジン等の
第3級アミン、炭酸ソーダ、重炭酸ソーダ等の炭酸塩の
ほか、苛性ソーダ、苛性カリ等の水酸化アルカリを使用
することができる。
、トリエチルアミン、ジメチルアニリン、ピリジン等の
第3級アミン、炭酸ソーダ、重炭酸ソーダ等の炭酸塩の
ほか、苛性ソーダ、苛性カリ等の水酸化アルカリを使用
することができる。
反応溶媒としては、ベンゼン、トルエン、アセトン、エ
ーテル、ジオキサン、アセトニトリル等を使用すること
ができる。反応温度は−20〜100℃で行なえばよい
。反応式(2)において、脱水剤としては、三塩化リン
、オキシ塩化リン、五塩化リン、三臭化リン、五酸化リ
ンの如きリン化合物類、塩化チオニル、塩化スルフリル
、スルホン酸類、硫酸、ハロゲン化水素酸類、カルボシ
イミド類、アルミナ、シリカゲルの如き酸化物等を使用
することができる。
ーテル、ジオキサン、アセトニトリル等を使用すること
ができる。反応温度は−20〜100℃で行なえばよい
。反応式(2)において、脱水剤としては、三塩化リン
、オキシ塩化リン、五塩化リン、三臭化リン、五酸化リ
ンの如きリン化合物類、塩化チオニル、塩化スルフリル
、スルホン酸類、硫酸、ハロゲン化水素酸類、カルボシ
イミド類、アルミナ、シリカゲルの如き酸化物等を使用
することができる。
塩基としては、トリエチルアミン、ジメチルアニリン、
ピリジン等の第三級アミン、炭酸ソーダ、重炭酸ソーダ
等の炭酸塩、苛性ソーダ、苛性カリ等の水酸化アルカリ
等を使用するが、塩基は使用しなくても良好な結果を得
ることができる。反応.溶媒としては、ベンゼン、トル
エン、キシレン、アセトン、メチルエチルケトン、エー
テル、ジオキサン、テトラハイドロフラン、ジメチルホ
ルムアミド、アセトニトリル、クロロホルム、四塩化炭
素等が使用できる。反応温度は−20〜800℃で″行
なえば収率よく得ることができる。次に代表的な製造例
を挙げて、具体的に説明する。
ピリジン等の第三級アミン、炭酸ソーダ、重炭酸ソーダ
等の炭酸塩、苛性ソーダ、苛性カリ等の水酸化アルカリ
等を使用するが、塩基は使用しなくても良好な結果を得
ることができる。反応.溶媒としては、ベンゼン、トル
エン、キシレン、アセトン、メチルエチルケトン、エー
テル、ジオキサン、テトラハイドロフラン、ジメチルホ
ルムアミド、アセトニトリル、クロロホルム、四塩化炭
素等が使用できる。反応温度は−20〜800℃で″行
なえば収率よく得ることができる。次に代表的な製造例
を挙げて、具体的に説明する。
製造例1
1−(4−t−ブチル)ベンゾイルー3−ピロリン(■
)2.2y(0.04モル)をベンゼン50m1にとか
し、これにトリエチルアミン4.0y(イ).04モル
)を加え、更に室温下に(1)7.9y(0.039モ
ル)を徐々に滴下し、滴下終了後そのまま室温にて1時
間攪拌反応させた。
)2.2y(0.04モル)をベンゼン50m1にとか
し、これにトリエチルアミン4.0y(イ).04モル
)を加え、更に室温下に(1)7.9y(0.039モ
ル)を徐々に滴下し、滴下終了後そのまま室温にて1時
間攪拌反応させた。
反応終了後、反応混合!物を150m1の冷水に注ぎ込
み、析出する結晶を沖取し、乾燥後、n−ヘキサンで再
結し、目的物(■)8.6y(収率93.5%)を得た
。本発明化合物を殺菌剤として使用するには、本発明化
合物に担体、界面活性剤、分散剤、補助剤・等を配合し
て、粉剤、水和剤、乳剤、微粒剤又は粒剤に製剤して適
当な濃度に希釈して散布するか又は直接施用する。次に
実施例を挙げるが、本発明は実施例の範囲に限定される
ものではない。
み、析出する結晶を沖取し、乾燥後、n−ヘキサンで再
結し、目的物(■)8.6y(収率93.5%)を得た
。本発明化合物を殺菌剤として使用するには、本発明化
合物に担体、界面活性剤、分散剤、補助剤・等を配合し
て、粉剤、水和剤、乳剤、微粒剤又は粒剤に製剤して適
当な濃度に希釈して散布するか又は直接施用する。次に
実施例を挙げるが、本発明は実施例の範囲に限定される
ものではない。
実施例1
粉剤
本発明化合物4%、珪藻土5%およびクレー91%を均
一に混合粉砕して粉剤とする。
一に混合粉砕して粉剤とする。
実施例2
水和剤
本発明化合物50%、珪藻土45%、ジナフチルメタン
ジスルホン酸ナトリウム2%およびリグニンスルホン酸
ナトリウム3%を均一に混合粉砕して水和剤とする。
ジスルホン酸ナトリウム2%およびリグニンスルホン酸
ナトリウム3%を均一に混合粉砕して水和剤とする。
実施例3
乳剤
本発明化合物30%、シクロヘキサノン20%、ポりオ
キシエチレンアルキルアリールエーテル11%、アルキ
ルベンゼンスルホン酸カルシウム4%およびメチルナフ
タレン35%を均一に溶解して乳剤とする。
キシエチレンアルキルアリールエーテル11%、アルキ
ルベンゼンスルホン酸カルシウム4%およびメチルナフ
タレン35%を均一に溶解して乳剤とする。
実施例4
微粒剤
60〜250メッシュの海砂96部にポリエチレングリ
コール4部を添加して激しく混合し、ポリエチレングリ
コールを海砂の表面に均一に付着させ、この混合物94
%に本発明化合物とクレーの混合粉末(混合比7:3)
6%を加えて激しく混合して微粒剤とする。
コール4部を添加して激しく混合し、ポリエチレングリ
コールを海砂の表面に均一に付着させ、この混合物94
%に本発明化合物とクレーの混合粉末(混合比7:3)
6%を加えて激しく混合して微粒剤とする。
実施例5
粒剤
本発明化合物5%、ラウリルアルコール硫酸エステルの
ナトリウム塩2%、リグニンスルホン酸ナトリウム5%
、カルボキシメチルセルロース2%およびクレー86%
を均一に混合粉砕し、この混合物a部に対して水加部を
加えて練合させ、押出式造粒機で14〜32メッシュの
粒状に加工後、乾燥,して粒剤とする。
ナトリウム塩2%、リグニンスルホン酸ナトリウム5%
、カルボキシメチルセルロース2%およびクレー86%
を均一に混合粉砕し、この混合物a部に対して水加部を
加えて練合させ、押出式造粒機で14〜32メッシュの
粒状に加工後、乾燥,して粒剤とする。
次に本発明の効果を試験例を以つて説明する。
試験例1いもち病予防効果試験1試験方法
直径9cmの素焼鉢に20本植で栽培した稲苗(品種:
愛知旭)が4葉期に達した時に供試した。
愛知旭)が4葉期に達した時に供試した。
供試剤はいずれも10%水和剤を用い、対照薬剤として
ヒノザン乳剤(0−エチルーS−Sージフェニルジチオ
ホスフェート30%)を用い.た。供試剤を水に希釈し
、スプレーガンを用いターンテーブル上で噴霧圧力0.
5k91dで1鉢当り30mtを散布した。
ヒノザン乳剤(0−エチルーS−Sージフェニルジチオ
ホスフェート30%)を用い.た。供試剤を水に希釈し
、スプレーガンを用いターンテーブル上で噴霧圧力0.
5k91dで1鉢当り30mtを散布した。
風乾後、いもち病菌(PyriculariaOryz
ae)を接種した。
ae)を接種した。
いもち病菌胞子は湿室内で稲に継続的に接種をおこなつ
て得られた病斑上の胞子を用いた。胞子濃度は顕微鏡1
視野(15×1@)(6)個に調整し、これを1鉢当り
3m1の割合で噴霧した。接種後はビニール製の湿室(
飽和湿度25℃)に2$f間おき、その後は温室内に移
して恒温に保ちながら病斑を進展させた。接種7日後に
1鉢当りl嘆について病斑数を数えて防除価を算出した
。
て得られた病斑上の胞子を用いた。胞子濃度は顕微鏡1
視野(15×1@)(6)個に調整し、これを1鉢当り
3m1の割合で噴霧した。接種後はビニール製の湿室(
飽和湿度25℃)に2$f間おき、その後は温室内に移
して恒温に保ちながら病斑を進展させた。接種7日後に
1鉢当りl嘆について病斑数を数えて防除価を算出した
。
式験例2
稲いもち病水面施用効果試験
l 試験方法
径9cmの白磁ポットに稲籾(品種:愛知旭)を2轍播
種し温室内の畑地状態て育苗し、稲苗が3葉期に生育し
た時に、水深2C71に調整し、薬剤を施用した。
種し温室内の畑地状態て育苗し、稲苗が3葉期に生育し
た時に、水深2C71に調整し、薬剤を施用した。
供試例は10%水和剤を用い、所定量を1ポット当り3
0m1の水て希釈し施用した。
0m1の水て希釈し施用した。
薬剤施用7日後に稲いもち病菌胞子懸濁液を噴霧接種し
た。いもち病菌は温室内で稲に継続的に接種をおこなつ
て得られた病斑上の胞子を用いた。また胞子濃度は顕微
鏡1視野(15×1皓)関個に調整し、これを1ポット
当り3m1の割合て噴霧した。接種5日後に1ポット当
りm葉当りの病斑数を数えて次式により防除価を算出し
た。
た。いもち病菌は温室内で稲に継続的に接種をおこなつ
て得られた病斑上の胞子を用いた。また胞子濃度は顕微
鏡1視野(15×1皓)関個に調整し、これを1ポット
当り3m1の割合て噴霧した。接種5日後に1ポット当
りm葉当りの病斑数を数えて次式により防除価を算出し
た。
Claims (1)
- 1 1−(4−ターシヤリ−ブチル)ベンゾイルピロリ
ン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4806578A JPS6058910B2 (ja) | 1978-04-22 | 1978-04-22 | 1−(4−タ−シヤリ−ブチル)ベンゾイルピロリン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4806578A JPS6058910B2 (ja) | 1978-04-22 | 1978-04-22 | 1−(4−タ−シヤリ−ブチル)ベンゾイルピロリン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54141764A JPS54141764A (en) | 1979-11-05 |
JPS6058910B2 true JPS6058910B2 (ja) | 1985-12-23 |
Family
ID=12792940
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4806578A Expired JPS6058910B2 (ja) | 1978-04-22 | 1978-04-22 | 1−(4−タ−シヤリ−ブチル)ベンゾイルピロリン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6058910B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS647309U (ja) * | 1987-07-03 | 1989-01-17 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6160647A (ja) * | 1984-08-30 | 1986-03-28 | Daihachi Kagaku Kogyosho:Kk | N−置換モノマレイミドの製造方法 |
JPWO2005018327A1 (ja) * | 2003-08-26 | 2007-11-01 | クミアイ化学工業株式会社 | ベンゾイソチアゾリン誘導体、農園芸用植物病害防除剤及び農園芸用害虫防除剤 |
-
1978
- 1978-04-22 JP JP4806578A patent/JPS6058910B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS647309U (ja) * | 1987-07-03 | 1989-01-17 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54141764A (en) | 1979-11-05 |
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