JPS6057444B2 - 多価フエノ−ルのポリグリシジルエ−テルの製法 - Google Patents

多価フエノ−ルのポリグリシジルエ−テルの製法

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JPS6057444B2
JPS6057444B2 JP53077547A JP7754778A JPS6057444B2 JP S6057444 B2 JPS6057444 B2 JP S6057444B2 JP 53077547 A JP53077547 A JP 53077547A JP 7754778 A JP7754778 A JP 7754778A JP S6057444 B2 JPS6057444 B2 JP S6057444B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D303/00Compounds containing three-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom
    • C07D303/02Compounds containing oxirane rings
    • C07D303/12Compounds containing oxirane rings with hydrocarbon radicals, substituted by singly or doubly bound oxygen atoms
    • C07D303/18Compounds containing oxirane rings with hydrocarbon radicals, substituted by singly or doubly bound oxygen atoms by etherified hydroxyl radicals
    • C07D303/20Ethers with hydroxy compounds containing no oxirane rings
    • C07D303/24Ethers with hydroxy compounds containing no oxirane rings with polyhydroxy compounds

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は多価フェノールのポリグリシジルエーテルの製
法、およびそれによつて得られたポリグリシジルエーテ
ルそれ自体に関するものである。
ポリグリシジルエーテルが、エピハロヒドリンと多価フ
ェノール〔たとえばジフエニロールメタン、ノボラック
、テトラフエニロールエタン、特にジフエニロールプロ
パン(これは「ビスフェノールA」または2・2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プ山マンとしても知られて
いる)jとの反応により製造できることは公知である。
後者の化合物のジグリシジルエーテルは次式で表わすこ
とができる。ここにnは0−15の平均値を有する数で
あり、Rはこの2価フェノールの炭化水素残基、すなわ
ち次式の基である。
このようなジグリシジルエーテル類のうちで重要なもの
は、液状のジグリシジルエーテル類であり、すなわち、
室温て液体でありかつnの平均値.が小さい数(好まし
くは0.25以下、理想的には0)てある式(1)の生
成物(工業的生成物)てある。
理論的にいえば、このような液状ジグリシジルエーテル
はその分子量の半分の値に等しいエポキシ当量値(重量
)を有すべきであるが、実際一には、重合体型副生成物
の生成および末端グリシジル基の加水分解等のためにエ
ポキシ当量値は理論値よりも高くなる傾向がある。この
ようなジグリシジルエーテルが、2価フェノールとエピ
ハロヒドリン(たとえばエピクロロヒドリン)とをイオ
ン化可能水酸化物(たとえは、水酸化ナトリウムの如き
アルカリ金属水酸化物)の存在下に反応させることによ
り製造できることは周知である。
さらに、このような反応が、ケトン(たとえばアセトン
)またはアルコール(たとえばイソプ山マノール)の如
き酸素含有揮発性有機溶媒の存在下に実施てきることも
公知てある(米国特許第2848435号、第2986
551−2号および第3069434号明細書)。また
、エピハロヒドリンを過剰モル量使用した場合には、た
とえば(2価フェノール1モル当り)5−20モル使用
した場合には、「nの値がOより大きい式(1)の生成
物」の生成量が減少することも公知である。この反応を
、過剰量のエピクロロヒドリンおよび水酸化ナトリウム
を用いて実施した場合には、該反応は次式で表示できる
。上式において、Rは既述の意味を有する。
上記の反応は2段階で進行するものであると一般に思わ
れている。
第1段階は縮合反応とも称されており、この段階では主
としてジクロロヒドリンが生じ、そしてこれは次の反応
式で表わすことができる。第2段階は脱塩化水素反応と
も称せられ、主として前記のジクロロヒドリンから塩化
水素が離脱する反応が起るが、これは次式で表示できる
この反応では、水酸化ナトリウムは縮合触媒としての働
きと、脱塩化水素剤としての働き(すなわち、一般のイ
オン化可能水酸化物がなし得る脱塩化水素剤としての働
き)との両方の働きをなし得るのてある。nが1または
それ以上の値である式(1)の生成物が生成しない場合
には、この反応は2価フェノール1モル当り水酸化ナト
リウム2モルを必要とするものてある。しかしながら実
際には大抵の場合に、この化学量論量よりも多くの量が
使用される。前記の2つの反応段階が相伴つて (COnCOmittently)起るように反応■を
実施することは公知であるが、脱塩化水素反応が起る前
に縮合反応の大部分を行つてしまうように反応■を実施
する方法も既に提案されている。
このような多段階プロセスにおいて、第1段階において
前記イオン化可能水酸化物を添加し、かつ、それとは別
の縮合触媒を使用することも既に提案されている。この
[別の縮合触媒」は脱塩化水素剤としては実質的に働か
ない縮合触媒てあつて、その例にはイオン化可能な塩化
物、臭化物、沃化物、一硫化物、シアン化物があげられ
る(英国特許第897744号明細書;米国特許第29
43095−6号、第3023225号、第30694
34号、第3309384号、第322103鏝および
第3352825号明細書)。前記の反応では水および
塩化ナトリウムが生ずることに注目されたい。
この塩化ナトリウムを水に溶解し、得られた塩水(ブラ
イン)を有機相から分離することからなる方法は既に公
知である。この塩水から未反応エピクロロヒドリンおよ
び酸素含有揮発性有機溶媒を除去した後に、該塩水は廃
棄されるのが普通であるが、該塩水の一部を最終反応混
合物のための洗浄媒質として使用することも提案されて
いる(米国特許第2986551号明細書)。また、前
記脱塩化水素反応を2段階で行い、そして中間塩水除去
段階を設けること(米国特許第3023225号、第3
069434号および第4017523号明細書)、あ
るいは中間エピハロヒドリン回収段階を設けることも公
知である(米国特許第2841595号明細書:英国特
許第1173191号明細書)。また、縮合反応実施後
に、ただし脱塩化水素反応の実施前に、未反応エピクロ
ロヒドリンを除去することも既に提案されている(英国
特許第897744号明細書)。ポリグリシジルエーテ
ルの製造のための種々の公知製造方法は一般に1または
それ以上の欠点を有し、しかしてこの欠点の例には次も
のがあげられる:重合体化合物、エピハロヒドリン加水
分解生成物、溶媒から導かれた生成物等の不所望の副生
成物がかなり多量生すること;鹸化可能塩素(鹸化性塩
素)を許容量以上の高含有量で含むポリグリシジルエー
テルが生ずること;廃棄塩水中に含まれた形て反応体お
よび生成物が失われること;反応プロセスを連続的に行
うことが困難であること。
一般に前記塩水は、若干量のエピクロロヒドリンおよび
溶媒を別としても、樹脂状汚染物を含んでいる。
したがつて、有用な揮発性成分をストリツピング蒸留に
より回収する操作を行うときに、この樹脂状汚染物がス
トリツピング塔を汚染する傾向がある。前記の諸反応の
進行速度が極端に低くなることがあるが、このときに、
温度上昇により反応速度を上げた場合には副反応が多く
なつてエピクロロヒドリンの経済的回収が困難になり、
あるいは最終樹脂生成物(すなわち所望生成物)−の品
質が悪くなる。本発明者は此度、前記の種々の欠点を実
質的に有しない新規なポリグリシジルエーテルの製造方
法を見出した。
本方法は次の長所を有する:操作が容易である;溶媒お
よびエピハロヒドリンが高.回収率で回収できる;高品
質のポリグリシジルエーテルが製造できる;アルカリ度
の低い、かつ有機汚染物含有量の低いエフルエントが得
られる。この新規方法は多段階方法であつて、そのうち
の若干の段階において塩水を回収し、該塩水のう.ちの
1またはそれ以上を本プロセスの「より前の段階」に再
循環させる。この新規方法は連続法として実施てき、あ
るいは、多段階一回分法(バッチ法)として実施てきる
。本発明は、190未満のエポキシ当量を有する、多価
フェノールのポリグリシジルエーテルの製造方法におい
て、CA)(1)ジフエニロールアルカン、 (Ii)エピハロヒドリン2.5−10モル(前記(1
)のフェノール型ヒドロキシ1当量当り)、および(1
ii)縮合触媒 を反応させ、ただし、この縮合触媒がイオン化可能水酸
化物を含むものである場合には、その量はせいぜい0.
75モル(前記(1)のフェノール型ヒドロキシ1当量
当り)であり、(C)前記の工程(4)の反応生成物を
アルカリ金属水酸化物の水溶液と反応させ、ただし、こ
のアルカリ金属水酸化物の全量と、工程(4)て添加さ
れたイオン化可能水酸化物の量との合計量は、少なくと
も1.0モル(工程(4)で添加された(1)のフェノ
ール型ヒドロキシ1当量当り)であり、反応生成物を水
性相と有機相とに分け、(D)前記の工程(C)で得ら
れた水性相を工程(4)に再循環させ、そして(E)前
記の工程(C)で得られた有機相から多価フェノールの
ポリグリシジルエーテルを回収する、ことからなる各工
程を有することを特徴とする方法である。
本発明に係る多価フェノールのポリグリシジルエーテル
の製造方法の好ましい1具体例は、次の工程を有する:
(!X)75℃よりも低い温度において、(1)ジフエ
ニロールアルカンと、 (Ii)エピハロヒドリン2.5−10モル(前記(1
)の1フェノール当量当り)とを、 (Iii)酸素含有揮発性有機溶媒(その量は、前記(
11)の重量を基準として20−200重量%であり、
かつ、前記(1)の1フェノール当量当り2−15モル
であるような量である)、(Iv)水少なくとも15重
量%(前記(Ii)の重量基準)、および(v)縮合触
媒(たた七、この縮合触媒がイオン化可能水酸化物てあ
る場合には、その量は、前記(1)の1フェノール当量
当りせいぜい0.75モルである)の存在下に反応させ
、 (B)前記の工程(4)て得られた反応生成物を水性相
と有機相とに分け、(C)前記の工程(B)で得られた
有機相を、75゜Cよりも低い温度においてアルカリ金
属水酸化物の水溶液と反応させ、ただし、このアルカリ
金属水酸化物の全量と、工程囚で添加されたイオン化可
能水酸化物の量との合計量は、少なくとも1.0モル(
工程囚で添加された(1)のフェノール型ヒドロキシ1
当量当り)であり、反応生成物を水性相と有機相とに分
け、(D)前記の工程(C)で得られた水性相を工程(
4)に再循環させ、そして(E)前記の工程(C)て得
られた有機相から多価フェノールのポリグリシジルエー
テルを回収する。
反応工程(4)は数段階において実施できる。このとき
には、米国特許第312923?明細書記載の反応器等
のシングル式多段階反応器が使用でき、あるいは複数の
個別型反応器を直列に接続して使用でき、あるいは少な
くとも1つのシングル式多段階反応器と少なくとも1つ
の個別型反応器とを直列に組合わせて使用できる。工程
(4)で使用される多価フェノール即ちジフエニロール
アルカンは、好ましくは一般式(ここにR1およびR2
はH原子、または同一または相異なるC1−C6アルキ
ル基である)のジー(ヒドロキシフェニル)−アルカン
である。
好ましくはヒドロキシル基はアルキレン基の位置を基準
として両方のバラ位置に存在する。この種の化合物の例
にはジフエニロールメタン(ビスフェノールF)、ジフ
エニロールエタン、ジフエニロールプロパン(ビスフェ
ノールA)があげられる。後者の化合物が好ましい。こ
れらの化合物の混合物も使用でき、ビスフェノールAと
Fとの混合物〔混合比(重量比)は、一層好ましくは7
0:30〕が好ましい。工程(4)で使用されるエピハ
ロヒドリンは好ましくはエピクロロヒドリンまたはエピ
ブロモヒドリンであり、前者の化合物が一層好ましい。
エピハロヒドリンは3.5−8モル(多価フェノール1
フェノール当量当り〕使用するのが好ましい。工程(4
)を2段階またはそれ以上の段階で実施する場合には、
エピハロヒドリンと多価フェノールとの両者を第1段階
に添加する。工程囚で使用される縮合触媒は好ましくは
イオン化可能な水酸化物、塩化物、臭化物、沃化物、硫
化物またはシアン化物(青化物)である。
縮合触媒の使用量はかなり広範囲にわたつて種々変える
ことができ、たとえば0.005−1.5モル(多価フ
ェノール1フェノール当量当り)使用できる。ただし、
イオン化可能水酸化物を使用する場合には、その使用量
は0.75モル(多価フェノール1フェノール当量当り
)よりも多くすべきでない。そしてこの場合には、工程
(4)の第1段階で添加されるイオン可能水酸化物の量
は好ましくは0.025−0.425モル、一層好まし
くは0.05−0.25モル(多価フェノール1フェノ
ール当量当り)であり、工程(4)で添加されるイオン
化可能水酸化物の全量は好ましくは0.05−0.75
モル、一層好ましくは0.25−0.6モル(多価フェ
ノール1フェノール当量当り)である。工程(4)でイ
オン化可能水酸化物の添加を実質的に行わないときには
、縮合触媒の添加量は少なくとも0.075モル(多価
フェノール1フェノール当量当り)にする。アンモニウ
ム基またはアルカリ金属原子を有する縮合触媒が好まし
い。一層好ましい縮合触媒はアンモニウムおよびアルカ
リ金属の水酸化物およびハライドである。好ましい該ハ
ライドは塩化物および臭化物であり、前者が特に好まし
い。好ましいアンモニウム化合物は第4級アンモニウム
化合物であつて、その例にはテトラメチルアンモニウム
ハイドロオキサイド、テトラエチルアンモニウムハイド
ロオキサイド、テトラメチルアンモニウムクロライド、
メチルトリエチルアンモニウムクロライド、ベンジルト
リメチルアンモニウムクロライドがあげられる。好まし
い前記アルカリ金属化合物はリチウム、ナトリウムおよ
びカリウムの水酸化物および塩化物である。工程(4)
で使用するに最も好ましい縮合触媒は水酸化ナトリウム
および/または5塩化ナトリウムである。工程(4)で
特に有利に使用できる縮合触媒は水酸化ナトリウムと塩
化ナトリウムとの混合物である。このような混合物は、
工程(C)の第1水性相(第1段階の水性相)および任
意的に其後の段階の水性相の中に存在させることOがで
きる。この縮合触媒は水溶液の形で工程囚に供給するの
が有利である。工程(4)を2またはそれ以上の段階で
実施する場合には、縮合触媒またはその一部を第1段階
に添加することができるが、縮合触媒を各段階に添加す
るのが好ましい。また、酸素含有揮発性有機溶媒および
/または水も工程(4)に添加できる。本発明の好まし
い具体例においては、酸素含有揮発性有機溶媒および水
の両者が工程(4)に添加される。好ましくは、酸素含
有有機溶媒の添加量は20−20鍾量%(エピハロヒド
リンの重量基準)である。ただしこの量は、多価フェノ
ール1フェノール当量当り2モル未満または15モルを
越える量であつてはならない。好ましくは、前記の水の
添加量は少なくとも15重量%(エピハロヒドリンの重
量基準)である。前記の好ましい具体例ては、反応生成
物(混合物)を有機相と水酸相との2つの液相に分離て
きるような量の水が使用される。好ましくは、工程(4
)に添加されるかそこで生じたイオン化可能ハライドを
溶かして、固体粒子を実質的に含まない「工程囚の反応
生成物(混合物)」を生成てきるような量の水が添加さ
れる。したがつて、個々の場合における水の最適添加量
は、そこで添加または形成されたイオン化可能ハライド
の種類に応じて種々変わるであろう。一般にこの水の量
は400一60呼量%(イオン化可能ハライドの重量基
準)であるべきてある。一般に工程(4)における水の
添加量には上限はないけれども、実際にはこの水量は最
適反応器容量、溶媒回収費、エピノ司ヒドリンの加水分
解の諸因子により制限されるであろう。実際には、添加
水の存在量は30−60重量%(酸素含有揮発性有機溶
媒の重量基準)てあり得る。この好ましい具体例では、
水は種々の方法で工程(4)に添加できる。たとえば、
水は多価フェノール/酸素含有揮発性有機溶媒を含む液
流、また.は原料流の中に含ませることができ、そして
/または縮合触媒の水溶液の形で添加でき、そして/ま
たは工程(C)て得られた水性相の再循環物として添加
でき、そして/または回収工程で得られた水性相の再循
環物(たとえば洗浄水の再循環物)とこして添加でき、
そして/または別個の水流の形で添加できる。この好ま
しい具体例において酸素含有揮発性有機溶媒の使用量が
極端に少ない場合には、工程(4)における反応速度が
許容値以下の低い値になり、一方、この有機溶媒の使用
量が極端に1多い場合には、非常に粘い生成物が生じ、
溶媒回収費が許容上限以上の高い値になるであろう。好
ましくは、この酸素含有揮発性有機溶媒はハロゲンを含
まず、かつ揮発性のもの(すなわち、その沸点は常圧の
もとで好ましくは120℃以上ではなく、かつ50℃以
下ではない)であるべきてある。好ましくは、これは分
子当り1個の酸素原子を有するものであるべきであり、
これはたとえばアルコールまたはケトンであり、その炭
素原子数は分子当り好ましくは3−6個、一層好ましく
は3−4個てあるべきである。この溶媒の例には次のも
のがあげられる:ケトンたとえばアセトン、メチルエチ
ルケトン;アルコールたとえばプロパノーフル、イソプ
ロパノール、ブタノール、イソブタノール。一般に、適
当なアルコールはC1−C6アルカノールたとえばメタ
ノール、エタノールであり、しかしてイソプロパノール
が好ましい。この酸素含有揮発性有機溶媒の好ましい使
用量は30−・10鍾量%(エピハロヒドリンの重量基
準)である。工程(4)を2またはそれ以上の段階で実
施する場合には、第1段階において酸素含有溶媒と、少
なくとも上記の最低量の水(すなわち、エピハロヒドリ
ンの重量を基準として、少なくとも15重量−%の量の
水)とを添加するのがよい。工程(4)における反応温
度は、工程(4)への酸素含有有機溶媒および/または
水の添加の有無、その添加量、縮合触媒のタイプ等に左
右されて種々変わり得るが、一般にこの反応温度は少な
くとも25℃、好ましくは35−120℃である。
本発明の好ましい具体例では、すなわち、工程(4)に
酸素含有揮発性有機溶媒および水を供給することを含む
具体例では、この反応温度は好ましくは75℃以下、一
層好ましくは35−65℃である。本発明方法の長所の
1例として、工程(4)における反応体の滞留時間が6
時間以内であつても、この時間は、所望の変換反応を行
うに充分な時間であり、そして一般にこの滞留時間は0
.15−4.0時間という短かい時間であつてもよいと
いうことがあげられる。工程囚における全滞留時間は反
応温度に左右されるであろう。
本発明における前記の如き好ましい具体例では、全滞留
時間は、たとえば4時間以下という短かい時間で充分で
ある。この滞留時間は(温度が65゜Cまたはそれ以上
である場合には)、0.ら時間程度の短かい時間にする
のが適当であることが見出された。一般に、この滞留時
間は(比較的低い温度においては)0.25−2.CB
!間であることが好ましい。前記の好ましい具体例にお
いて工程囚を2段階またはそれ以上の段階で実施する場
合には(これは好ましい実施態様である)、工程囚のな
かの最後の段階における滞留時間は1.C@間以下であ
ることが好ましい。工程(4)で得られた反応生成物(
混合物)は、追加的な処理を行うことなく工程(C)で
反応操作が実施でき、あるいは該反応生成物(混合物)
は、工程(C)て反応操作を行う前に、該反応生成物か
ら未反応エピハロヒドリンを除去することができる。酸
素含有有機溶媒および水を工程(4)に添加することを
包含する本発明方法の好ましい具体例ては、〔沈降(S
ettling)およびケイシヤにより、あるいは遠心
分離により〕水性相と有機相とには分けることができ〔
■程(B)〕、そしてこの有機相に工程(C)において
さらに反応操作を行うことができる。この沈降は非常に
速く、連続法ては沈降時間は1分程度の短かい時間てあ
り得、一方、回分法では沈降時間を比較的長くすること
ができる。一般に沈降は0.5時間以内に完了するであ
ろう。分離操作の実施前または実施中に反応生成物を加
熱または冷却することは必ずしも必要でない。かくして
得られた水性相は、イオン化可能ハライドを含む実質的
に中性の水溶液てある。この水性相はまた少量の未反応
エピハロヒドリンおよび酸素含有溶媒も含むが、これら
の成分はストリツピングの如き常用技術により容易に除
去でき、そして該成分は、もし所望ならは反応工程(4
)または反応工程(C)で使用できる。このストリツピ
ングで生じたエフエントは廃棄できる。本発明における
前記の好ましい具体例では、工程(B)で得られた有機
相を、工程(C)において1またはそれ以上の段階て(
好ましくは2段階て)アルカリ金属水酸化物(好ましく
は水酸化ナトリウム)の水溶液(たとえば20−50重
量%水溶液)と反応させるのである。
工程(C)の第1段階におけるアルカリ金属水酸化物の
添加量と、工程囚において添加されたイオン化可能水酸
化物の量との合計量は、1.0モルよりも少なく、好ま
しくは0.85一0.99モルであるべきである(工程
(4)において添加された多価フェノール1フェノール
当量当りの量で示す)。この水溶液の諸成分は別々に有
機相に添加でき、そしてその少なくとも一部は、工程(
C)で得られた第2水性相(すなわち、第2段階で得ら
れた水性相)、およびそれより後の段階で得られた水性
相の再循環により調達できる。工程(C)において必要
とされる全滞留時間は2.C@間以下であり、一方、工
程(C)の第1段階における滞留時間は好ましくは0.
16−1.C@間である。工程(C)の第1段階の反応
温度は好ましくは25゜C以上てあり、一層好ましくは
35−65゜Cである。工程(B)で得られた水性相か
ら回収された酸素含有揮発性有機溶媒および未反応エピ
ハロヒドリンは、工程(C)の前記第1段階に添加でき
る。工程(C)の第1段階において得られた反応生成物
は沈降操作実施時に容易に有機相と水性相に分かれ、こ
れらの相は、工程(B)の説明のところで述べた分離方
法に従つて容易に相互に分離できる。
かくして分離された水性相は、アルカリ金属ハライドと
、少量のアルカリ金属水酸化物と、若干量のフェノール
型化合物(たとえばフェノ−ルークロロヒドリンエーテ
ル、フェノ−ルーグリシジルエーテル)と、多価フェノ
ールとを含む弱アルカリ性の水溶液であるが、この水性
相は其後に工程囚に再循環させる。特に、この水性相を
、回分法の場合のように工程(4)への添加の前に貯蔵
するような場合等には、該水性相は最初に中和てきる。
この水性相は工程囚中の任意の段階に再循環できるが、
工程(4)が多段階工程である場合には、該水性相は工
程(4)の第1段階または其後の段階に再循環でき、そ
して後者の場合には、この水性相の中の諸成分の触媒的
効果は決して著しいものでばないであろう。工程(C)
の第1工程実施後に得られた有機相は其後に、追加量の
アルカリ金属水酸化物の水溶液と”反応させ、たとえは
アルカリ金属水酸化物(たとえは水酸化ナトリウム)の
20−50重量%水溶液と反応させる。
この追加水溶液の量は、工程(C)に添加されたアルカ
リ金属水酸化物の全量と、工程(4)に添加されたイオ
ン化可能水酸化物の全量との合・計量を、少なくとも1
.0モル、好ましくは1.05−1.5モル〔工程囚で
使用された多価フェノール1フェノール当量当り〕にす
るに充分な量である。工程(C)は好ましくは2段階の
みからなり、そしてその第2段階における滞留時間は好
ましくはフ0.016−0.4時間、反応温度は好まし
くは25−65゜Cである。工程(C)の第2段階およ
び其後の諸段階の実施後に、反応生成物に沈降操作を行
うことにより、この反応生成物は容易に有機相と水性相
との2相になり、これらの相は、工程(B)の説明のと
ころで述べた分離方法により容易に相互に分離できる。
、かくして分離された水性相は、アルカリ金属水酸化物
と少量のアルカリ金属塩化物とを含むアルカリ性水溶液
であるが、これは、本発明の好ましい1具体例に従えば
、工程(4)またはその中の諸段階のいずれかに、好ま
しくはその第1段階に再循環される。したがつて前記水
性相は、工程(4)で必要な水および縮合触媒の少なく
とも1部の供給源となり得るものである。本発明におけ
る上記の好ましい具体例では、この水性相は工程(C)
の第1工程または「もう1つの工程(C)」の第1工程
にも再循環でき、これによつて、必要量のアルカリ金属
水酸化物の少なくとも1部を前記水性相から供給するこ
とができる。工程(C)の最後の段階の後に得られる有
機相に仕上げ操作を行つて、そこからポリグリシジルエ
ーテルを回収する。
このときの仕上げ方法は臨界条件てはないが、一般にこ
れは次の如き諸工程を有し、すなわち、1またはそれ以
上の洗浄工程と、未反応エピハロヒドリン、酸素含有有
機溶媒、水および洗浄水をそこから除去する工程とを有
するものである。回収されたエピハロヒドリン、酸素含
有有機溶媒、水および洗浄液は、もし所望ならは再循環
でき、たとえば工程(4)および工程(C)のう−ちの
いずれかもしくは両工程に再循環てき、あるいは「もう
1つの工程(A)および工程(C)」のうちのいずれか
または両者に再循環できる。もし所望ならば、回収され
たポリグリシジルエーテルは、炭化水素溶液(たとえば
トルエン)の如き溶媒の中jで少量のアルカリ金属水酸
化物でさらに処理できる。本発明における上記の好まし
い具体例について、添付図面の参照下に一層詳細に説明
する。
第1図一第4図は、この具体例を図示した説明図でjあ
る。第1図に示されているように、多価フェノール、エ
ピハロヒドリン、酸素含有揮発性有機溶媒および水を含
む原料流1を水性相再循環流13と一緒に反応器A1に
連続的に供給する。
しかして4原料流1は加熱器(図示せず)で所望反応温
度に予熱しておくのが有利である。反応生成物流2を連
続的に取出し、水性相再循環流9と一緒に反応器A2に
供給する。反応生成物流3を連続的に取出し、セパレー
ターBに送る。下部水性相は液流5として連続的に排出
させる。上部有機相は液流4として連続的に取出し、ア
ルカリ金属水酸化物の水溶液(液流6)と一緒に反応器
C1に送る。反応器C1から反応生成物流7を連続的に
取出し、セパレーターS,に供給する。下部水性相は、
液流9として連続的に取出して反応器〜に供給する。上
部有機相は、液流8として連続的に取出して、アルカリ
金属水酸化物水溶液流10と一緒ノに反応器C2に供給
する。反応器C2から反応生成物流11を連続的に取出
してセパレーターS2に供給する。下部水性相は、液流
13として連続的に取出し、反応器A1に再循環させる
。上部有機相は液流12として取出し、そしてそこから
ポリグリシジルエーテルを回収する。第2図記載の装置
は第1図記載の装置と実質的に同じてあるが、相異点は
、下部水性相を液流13として連続的に取出して反応器
C1に供給し、アルカリ金属水酸化物水溶液流14を反
応器A1に連続的に供給するようになつていることであ
る。
第3図記載の装置も第1図装置と実質的に同じであるが
、その相異点は、液流9として連続的に取出した下部水
性相を反応器A1に供給し、しかして反応器A1は工程
囚中の単式反応器であり〔すなわち、工程(4)には反
応器が1つしかない〕、そして反応生成物流2をセパレ
ーターBに直接供給するように構成したことである。
第4図記載の装置は第3図記載の装置と実質的に同じで
あるが、その相異点は、液流13として連続的に取出し
た下部水性相を反応器C1に供給するように構成したこ
とである。
本発明のもう1つの具体例について、以下に概説する。
工程(4)の生成物、または工程(B)で得られた有機
相を、工程(C)中の1またはそれ以上の段階において
アルカリ金属水酸化物(好ましくは水酸化ナトリウム)
の水溶液(たとえば20−5鍾量%水溶液)と反応させ
る。このアルカリ金属水溶液の添加量と、工程(4)で
添加されたイオン化可能水酸化物の量との合計量は1.
0モルより多く、好ましくは1.05−1.5モル〔工
程(4)で使用された多価フェノール1フェノール当量
当り〕である。未反応エピハロヒドリンを工程(C)の
前で除去する場合には、当該反応生成物にトルエン、ベ
ンゼンまたはメチルエチルケトンの如き溶媒を添加する
のが有利であり得る。このような溶媒の好ましい使用量
は50−300重量%〔工程(C)に使用されるべき前
記反応生成物の重量基準〕。本発明の好ましい1具体例
に従えば、工程(C)を1段階て実施し、そして反応生
成物に沈降操作を行つて水性相と有機相とを形成させ、
水性相を既述の分離方法に従つて分離する。
分離された水性相は、アルカリ金属ハライドとアルカリ
金属水酸化物とを含むアルカリ性水溶液であつて、この
水性相の少なくとも1部を其後に工程(4)またはその
中の諸段階のうちのいずれかの段階で縮合触媒として使
用するのである。この具体例においては、得られた有機
相に仕上げ操作を行つてそこからポリグリシジルエーテ
ルを回収する。仕上げ方法は臨界条件ではないが、一般
にこれは次の諸工程を有する。すなわち、1またはそれ
以上の洗浄工程と、水、および(もし存在するならば)
未反応エピハロヒドリンを、ここで用いられた特定の条
件に応じて適宜除去する工程とを有する。回収されたポ
リグリシジルエーテルは溶媒(たとえば、トルエン等の
炭化水素溶媒またはMEK..MIBK等の・ケトンの
如き酸素含有溶媒)中で少量の水酸化ナトリウムで、さ
らに処理できる。本発明のもう1つの具体例では、工程
(C)を少なくとも2つの段階て実施する。
各段階の実施後に反応生成物に沈降操作を行い、生じた
水性相を既述の分離方法に従つて分離し、最終有機相に
仕上げ操作を既述の仕上け方法に従つて行う。工程(C
)の第1工程にアルカリ金属水酸化物を1.0−1.1
5モル〔工程(4)で添加された多価フェノール1フェ
ノール当量当り〕添加し、かつ、工程(C)中の「其後
の段階」に該アルカリ金属水酸化物を0.05一0.3
5モル添加する。好ましくは、分離された各水性相また
はその1部を、縮合触媒として工程Aまたは「もう1つ
の工程囚」で使用し、あるいは、第1分離水性相(第1
水性相)を工程(4)またはその中のいずれかの段階で
縮合触媒として使用し、そして第2分離水性相および其
後のいずれかの段階で分離された水性相を工程(C)ま
たはその中のいずれかの段階でアルカリ金属水酸化物水
溶液の供給源として使用する。前記の第1分離水性相を
縮合触媒として使用しない場合には、これは廃棄できる
。工程(C)の反応温度は使用反応条件に応じて種々変
えることができるが、一般に25℃以上であることが好
ましく、35−100℃であることが一層好ましい。
本発明における前記の好ましい具体例では、すなわち、
酸素含有有機溶媒および水を工程(4)に添加すること
を包含する具体例では、反応温度は75℃以下であるこ
とが有利である。好ましくは、工程(C)における全滞
留時間は4.時間以下である。本発明の例示のために、
次に実施例を示す。
実施例1−6および実施例10に記載の実験値は、定常
状態条件(約托時間)のもとで得られたものである。こ
の定常状態に達する前には、再循環流の代りに人工流(
Artificialstream)を用いた。他の実
施例ては、人工流を用いて第1バッチを作り、其後のバ
ッチでは、その前のバッチから得られた適当なエフルエ
ントで、前記の人工流を置き換えた。例1 第1図記載の装置を用いて本発明方法を実施した。
(a)下記の組成の原料流1(1145.6y/時)を
温度43゜Cに予熱し、そして反応器A1(容量2リッ
トル)に連続的に供給した。
小 1V乙●0(b
)反応器A1には、セパレーターS2からの再循環流1
3(57.5y/時)も導入したが、再循環流13の組
成は次の通りであつた。
また、この再循環流13は非揮発性炭素化合物J約4y
I′をも含んでおり、その約1呼量%は芳香族化合物で
あつた。
反応器A1は温度43℃に保ち、滞留時間は45分であ
つた。
反応生成物流2を連続的に取出して反応器A2(容量0
.4リットル)に供給した(1203.1y/時)が、
この供給は、セパレーターS1からの再循環流9(19
8.9V/時)の供給と一緒に行つた。
再循環流9の組成は次の通りであつた。また、この再循
環流は非揮発性炭素化合物約3y1eをも含んでいたが
、その約90重量%は芳香族化合物であつた。
反応器A2は温度43℃に保ち、滞留時間は5分間であ
つた。
反応生成物流3を連続的に取出してセパレーターBに供
給し(1402y/時)、そこで2つの相を形成させた
下部水性相は液流5として取出し(295.3y/時)
、後記の方法に従つて仕上げを操作を行つた。セパレー
ターBにおける滞留時間は10分間てあつた。上部有機
相は液流4として連続的に取出して反応器C1(容量2
.0リットル)に供給した(1106.7y/時)。
この供給は、水酸化ナトリウムの20重量%水溶液(1
57.6y/時)である液流6の供給と一緒に行つた。
反応器C1は温度43゜Cに保ち、滞留時間は30分間
であつた。
反応生成物流7を連続的に取出してセパレーターS1に
供給し(1264.2y/時)、ここで2つの相.を形
成させた。
下部水性相は液流9として取出して反応器A2に連続的
に供給した(198.9y/時)。セパレーターS1中
の滞留時間は1吟間であつた。上部有機相を液流8とし
て連続的に取出して、冷却後に反応器C2(容量0.4
リットル)に供給し.た(1065.1y/時)。この
とき、水酸化ナトリウムの2呼量%水溶液(52.5y
/時)も一緒に供給した。反応器C2は温度33℃に保
ち、滞留時間は5分間であつた。
反応生成物流11を連続的に取出してセパレーターS2
に供給し(1117.6y/時)、そこで2つの相を形
成させた。
下部水性相は液流13として取出し、これを連続的に反
応器A1に供給した(57.5y/時)。セパレーター
S2における滞留時間は10分間であつた。上部有機相
を取出し(1060.1y/時)、水洗してそこから塩
化ナトリウムを除去し、ブラッシングおよびスチームス
トリツピングを行つてイソプロパノール、水およびエピ
クロロヒドリンをそこから除去し、そして、所望に応じ
てこれらを種々の適当な反応器に再循環させた。回収さ
れた液状のジフエニロールプロパンのジグリシジルエー
テ・ルの諸性質は次の通りであつた。液流5として取出
された下部水性相にストリツピングを行つてイソプロパ
ノールおよび未反応エピクロロヒドリンをそこから除去
し、そして、所望に応じてそれらを反応器A2に再循環
させた。
このストリツピングのときに生じたエフルエントの組成
は次の通りであつた。例2 例1記載の操作を繰返したが、此度の実験は次の点が異
なつていた。
すなわち此度は分離工程(B)を省略し、下部水性相て
ある液流9の一部をブリードして(295.3y/時)
、前記の液流5である下部水性相に対する既述の仕上げ
方法と同じ方法に従つて仕上げ操作を行つた。回収され
た液状のジフエニロールプロパンのジグリシジルエーテ
ルは次の諸性質を有するものであつた。ストリツピング
のときに生じたエフルエント(前記のブリード流から導
かれたもの)は、次の組成を有するものであつた。
例3 第2図記載の装置を用いて操作を行つた。
温度および滞留時間は例1の場合と同じであつた。反応
器A1(容量2リットル)に次の液流を連続的に供給し
た。(a)前記の例1記載の原料流と同じ液流(b)ア
ルカリ金属水酸化物の2唾量%水溶液である液流14(
57.5g/時)反応生成物流2を連続的に取出して反
応器A2に供給した(1203.1y/時)。
しかしてこの反応生成物流2は、セパレーターS1から
の再循環流9(200.6y/時)と一緒に供給した。
の再循環流9は次の組成を有するものであつた。ノ』\
1Ltυ また、この再循環流は非揮発性炭素化合物約5y1fを
も含むものてあり、しかして該非揮発性炭素化合物の約
90重量%は芳香族化合物てあつた。
反応生成物流3を連続的に取出してセパレーターBに供
給し(1398.7y/時)、ここで2つの相、を形成
させた。
下部水性相は液流5として取出し(294.7y/時)
、例1記載の方法に従つて仕上け操作を行つた。上部有
機相は液流4として取出して反応器C1に連続的に供給
した(1104.0y/時)。
反応器Cl。には液流4と一緒に、水酸化ナトリウムの
2呼量%水溶液(100y/時)(液流6)、およびセ
パレーターS2からの再循環流13(57.7y/時)
を供給した。この再循環流13は次の組成を有するもの
てあつた。しかしてこの再循環流13はさらに非揮発性
炭素化合物約5yIeをも含み、その約10重量%は芳
香族化合物であつた。
反応牛成物流7を連続的に取出してセパレーターS1に
供給し(1266.7y/時)、ここで2つの相を形成
させた。
下部水性相は液流9として取出して反応器〜に供給した
(200.6f/時)。上部有機相は液流8として取出
し、冷却後に反応器C2に連続的に供給した(1066
.1y/時)。この液流8と一緒に、水酸化ナトリウム
の2暉量%水溶液(52.2y/時)である液流10を
反応器C2に連続的に供給した。反応生成物流11を連
続的に取出してセパレーターS2に供給し(1118.
6y/時)、ここで2つの相を形成させた。
下部水性相は液流13として取出して反応器C1に連続
的に供給した(37.7y/時)。上部有機相を取出し
(1060.9y/時)、これに例1記載の方法に従つ
て仕上げ操作を行つた。
回収された液状のジフエニロールプロパンのジグリシジ
ルエーテルは、次の諸性質を有するものであつた。 エ
ポキシド当量(重量) 181鹸化可能塩素(
重量%) 0.08粘度(25素C;ポイズ)
125液流5として取出された下部水性相の
組成は次の通りであつた(たた七、ストリツピング実施
後の組成)。
例4 例3記載の操作を繰返したが、此度の実験は次の点で前
の実験と異なつていた。
すなわち分離工程Bを省略し、下部水性液流9の一部を
ブリードし、(294.7y/時)、「液流5として取
出した下部水性相」の場合と同様な仕上げ操作を行つた
。回収された液状のジフエニロールプロパンのジグリシ
ジルエーテルは、次の諸性質を有するものであつた。
エポキシド当量(重量) 180鹸化可能塩素
(重量%) 0.07粘度(25゜C;ポイズ)
120しかして、ストリツピング実施時に生
じたエフルエント(前記ブリード流から導かれたもの)
の組成は次の通りてあつた。
例5第3図記載の装置を使用したことを除いて、例1記
載の操作を繰返した。
実質的に同じ結果が得られた。例6 第4図記載の装置を用いて例2記載の操作を行つた。
例2の結果と実質的に同じ結果が得られたが、次の点だ
けが異なつていた。すなわち、液流5にストリツピング
を行つたときに得られたエフルエントが、水酸化ナトリ
ウムを0.05重量%よりも少ない量で含むものであり
、そして、回収されたジグリシジルエーテルの粘度は1
33(25℃、ポイズ)であつた。例7 この実施例ては、本発明方法を次の如く回分法に従つて
実施した。
操作A ジフエニロールフ槍パン(114q)、エピクロロヒド
リン(555y)、イソプロパノール(324y)およ
び水(80y)の混合物を反応器(容量2リットル)に
入れ、そしてこれを「人工流」と45℃において1時間
反応させた。
この「人工流」は、水(40y)中に水酸化ナトリウム
(9.5g)および塩化ナトリウム(イ).8y)を含
んでなる溶液であつた。反応生成物に沈降操作を行い、
下部水性相(第1水性相)を分離した。残りの有機相を
水酸化ナトリウム(30y)の水溶液(水の量は121
y)と45゜Cにおいて2紛間反応させ、其後に下部水
性相(第2水性相)を分離した。
残存有機相を水酸化ナトリウム(10y)の水溶液(水
の量は40y)と30℃において5分間反応させた。
下部水性相(第3水性相)を分離し、貯蔵した。残存し
た有機相に既述の方法に従つて仕上げ操,作を行つた。
得られた液状のジフエニロールプロパンのジグリシジル
エーテルの性質は次の通りであつた。エポキシド当量(
重量) 179鹸化可能塩素(重量%)
0.07粘度(25素C;ポイズ) 83
第1水性相にストリツピングを行つてそこからイソプロ
パノールおよび未反応エピクロロヒドリンを除去した。
ストリツピングのときに得られたエフルエントは廃棄し
たが、これは次の組成を有するものであつた。
!A ロドまた第2水性
相にもストリツピングを行つてそこからイソプロパノー
ルおよび未反応エピクロロヒドリンを除去し、他の炭素
化合物の分析ができるようにした。
このストリツピングのときに生じたエフルエント(19
8y)は貯蔵したが、その組成は次の通りであつた。操
作B 前記の実験を5回繰返した。
しかし此度は各回の実験において、「前記の実験の第1
工程で使用された水酸化ナトリウムおよび塩化ナトリウ
ムの水溶液」の代りに、「それより前の実験の第2およ
び第3エフルエントの貯蔵品」を使用した。該第2エフ
ルエントには、それ以上のストリツピングは行わずにそ
のまま使用した。第1水性相(ストリツピングを行つた
もの)は炭素含有化合物0.1−0.踵量%とNACl
22重量%とNaOH(0.05重量%)とを含んでい
た。得られた液状のジグリシジルエーテルの諸性質は次
の通りであつた:エポキシド当量(重量)=178−1
82、鹸化可能C1=0.05−0.08重量%、粘度
=80−84ポイズ(25℃)。例8 例7記載の実験を繰返したが、此度の実験は次の点が前
の実験と異なつていた。
この一連の反応を開始させるために第1反応工程に使用
された水酸化ナトリウムおよび塩化ナトリウムの前記溶
液の代りに、塩化ナトリウム(10y)、塩化リチウム
(8y)、塩化カリウム(12y)およびテトラメチル
アンモニウムクロライド(20f)の各水溶液(水の量
は40y)を使用した。さらに、第1分離工程実施後に
使用する水酸化ナトリウムの量を39yに増加させた。
操作Bのときには、この量を再び30yに減らした。得
られた結果は、例7の場合と実質的に同じであつた。す
なわち、樹脂の分析値は同じであり、第1水性相(スト
リツピングを行つたもの)は炭素含有化合物を0.1−
0.鍾量%含んでいた。例9 例7記載の実験を繰返したが、此度の実験は次の点が前
の実験と異なつていた。
すなわち此度は、ジフエニロールプロパンの代りに、そ
れと当量値のジフエニロールメタン(100y)を使用
した。得られた液状のジフエニロールメタンのジグリシ
ジルエーテルの諸性質は次の通りであつた。
エポキシド当量(重量) 170鹸化
可能塩素(重量%) 0.05,粘度(
25゜C;ポイズ) 33フェノー
ル型ヒドロキシ当量(Meq/100y)1.2操作A
において得られた水性相にはストリツピングを行つてイ
ソプロパノールおよびエピクロロヒドリンを除去した。
このストリツピングのとき−に得られたエフルエントは
、例7記載のエフルエントと実質的に同じ組成を有する
ものであつた。例10例1の楊合と同様な連続的操作を
伴う実験を行つたが、此度は操作条件および反応装置が
異なり、かつ反応温度も一層高かつた(60℃)。
反応装置は、直列につながれた4基の反応器A,Cl,
C2およびC3を有し、各反応器の容量は0.25fて
あり、そして各反応器A,Cl,C2,C3の後部にそ
れぞれセパレーター(相分離器)B,Sl,S2,S3
が配置されていた。セパレーターS3から出た水性相は
反応器Aに再循環させた(42.6y/時:この水性相
はNaOH4.7重量%、NaCll4.7重量%およ
び樹脂状化合物1000−3000ppmを含んでいた
)。
セパレーターB,SlおよびS2から出た水性相は再循
環させずにストリツピングを行つてイソプロパノール(
4重量%)およびエピクロロヒドリン(1重量%)を回
収し、其後に廃棄した。これらは樹脂状化合物を200
ppm未満の少量でしか含んでおらず、連続操業用スト
リッパーを汚染することはなかつた。反応器Aに連続的
に供給される原料は、下記の液流(a)、(b)および
(c)からなるものであつた。(a)55℃に予熱され
そして次の成分を含有する原料流(1145.6y/時
)(b)水酸化ナトリウムの20重量%水溶液(106
q/時)(c)既述のセパレーターS3から出た水性相
反応器Aの温度は60℃に保つた。
反応流(反応生成物流)は連続的に反応器Aから取出し
てセパレーターBに供給し、ここで2つの相を形成させ
た。下部水性相(149q/時)および上部有機相を取
出し、後者を連続的に反応器Cェに、水酸化ナトリウム
の2唾量%水溶液(64ダ/時)と一緒に供給した。反
応器C1の温度は60℃に保つた。反応器C1から出た
反応流は連続的にセパレーターS1に供給し、ここで2
つの層(相)を形成させ、そしてこれらを取出した(下
部水性層:101y/時)。上部有機相は反応器C2に
、水酸化ナトリウムの20%水溶液(32y/時)と一
緒に供給した。反応器C2の温度は60℃に保つた。反
応器C2からの反応流はセパレーターS2に供給し、こ
こで2つの層(相)を形成させ、これらの層を相互に分
離して取出した(下部水性層:38y/時)。
上部有機層は反応器C3に、水酸化ナトリウムの2唾量
%水溶液(32y/時)と一緒に連続的に供給した。反
応器C3の温度は60℃に保つた。反応器C3から出た
反応流はセパレーターS3に供給し、該セパレーターで
形成された2つの層(相)を取出し、下部水性層は連続
的に反応器Aに連続的に供給した。
上部有機層(1036q/時)は連続的に水洗してノそ
こから塩化ナトリウムおよび水酸化ナトリウムを除去し
、次いでブラッシングおよびスチームストリツピングを
行つてイソプロパノール、エピクロロヒドリンおよび水
を除去した(これらの揮発物からなる混合物は反応器A
に再循環でき、すなわち、反応器Aにはこの再循環物が
、「正規の組成の原料を作るために補充される新鮮な原
料成分」と一緒に供給できる)。回収された液状のジフ
エニロールプロパンのジグリシジルエーテルは、下記の
諸性質を有するものであつた。
エポキシド当量(重量) 183鹸化
可能塩素(重量%) 0.01フェノー
ル型ヒドロキシ当量(Meq/100y)1.1粘度(
ポイズニ25キC) 105例11
ジフエニロールプO/)0ン(109y)、エピクロロ
ヒドリン(886q)、イソプロパノール(346y)
および水(879)の混合物を反応器(容量2リットル
)に供給し、そしてこれを、塩化ナトリウム(50.6
y)および水酸化ナトリウム(1.99)の水溶液(水
の量は117.5q)(これは5分間を要して添加され
た)と45゜Cにおいて全部で2紛間反応させた。
反応生成物に沈降操作を行い、下部水性相(第1水性相
)を分離した。残りの有機相を19.4重量%の水酸化
ナトリウム水溶液(204y)と45℃で1紛間反応さ
せ、その後下部水性相(第2水性相)を分離した。残り
の有機相を水て洗浄してそこから塩化ナトリウムを除去
し、ブラッシングおよびスチームスートリツピングを行
つてイソプロパノール、水およびエピクロロヒドリンを
そこから除去した。
この生成物をトルエンに溶解しそして水酸化ナトリウム
の2.5重量%溶液で処理した。最終生成物は次の諸性
質を有するものであつ5た。
エポキシド当量(重量) 178鹸化可能塩素
(重量%) 0.03粘度(25素C;ポイズ)
76第1水性相にストリツピングを行つて
そこから3イソプロパノールおよび未反応エピハロヒド
リンを除去した。
このストリツピングのときに生じたエフルエントは廃棄
したが、これは下記の組成を有するものであつた。こか
らイソプロパノールおよびエピクロロヒドリンを除去し
た。
このストリツピングのときに生じたエフルエント(23
1f)は貯蔵したが、これは次の組成を有するものてあ
つた。上記の実験をもう1度繰返したが、此度の実験フ
は次の点が異なつていた。
すなわち第1工程において、前記の塩化ナトリウムと水
酸化ナトリウムの溶液の代りに、前記第2水性相のスト
リツピングのときに得られたエフルエント(貯蔵されて
いたもの)を使用したのである。実質的に同じ結果が得
られた。
例12 例11記載の操作を繰返したが、此度の実験は、次の点
が前の実験と異なつていた。
すなわち、第1反応生成物に沈降操作を行わすに、これ
を直ち”に水酸化ナトリウムの19.4重量%水溶液と
反応させ、そして、其後に得られた下部水性相の一部(
231y)をストリツピング実施後に、塩化ナトリウム
および水酸化ナトリウムの前記水溶液の代りに反覆実験
のときに使用した。回収されたジグリシジルエーテルは
、例11記載の実験で得られたジグリシジルエーテルと
実質的に同じ性質を有するものであつた。例13 例11記載の実験のうちの第1回目の実験を繰返したが
、此度の実験は次の点で前の実験と異なつていた。
すなわち、前記の両方の水性相はストリツピング実施後
に廃棄し、そして第2有機相には仕上げ操作を行オ)ず
に、これを水酸化ナトリウムの20.1重量%水溶液(
58y)と42℃において5分間反応させ、其後に反応
生成物に沈降操作を行い、水性相(第3水性相)を分離
した。得られた有機相を洗浄し、スチームストリツピン
グを行つてそこからイソプロパノール、水およびエピク
ロロヒドリンを除去した。これによつて得られた最終生
成物は、次の性質を有するものてあつた。エポキシド当
量(重量) 178鹸化可能塩素(重量%)
0.11粘度(25゜C;ポイズ)
75分離された第3水性相にストリツピングを行つてそ
こからイソプロパノールおよびエピハロヒドリンを除去
した。
このストリツピングで生じたエフルエント(65y)は
貯蔵したが、これは次の組成を有するものてあつた。反
覆実験では、第1有機相と反応させるべき水酸化ナトリ
ウムの19.4重量%水溶液の調製のための原料の一部
として、上記のストリツピングで生じたエフルエント(
貯蔵されたもの)を使用した。
その最終生成物は、前記の実験で得られた最終生成物と
実質的に同じ性質を有するものてあつた。例14 ジフエニロールプロパン(109y)、エピクロロヒド
リン(886y)および1モル%(ジフエニロールプロ
パンの量を基準とする)のテトラメチルアンモニウムク
ロライドを含む混合物を用いて反応操作を100′Cに
おいて2時間行い、其後に真空蒸留により未反応エピク
ロロヒドリンを除去した。
反応生成物をメチルイソブチルケトンに溶かして35重
量%溶液を作り、これを水酸化ナトリウムの5重量%水
溶液(水酸化ナトリウムを1.01モル含むもの)と8
5゜Cにおいて1時間反応させ、生じた反応生成物に沈
降操作を行い、下部水性相を取出して廃棄した。残りの
有機相をさらに水酸化ナトリウムの20.1重量%水溶
液(ジフエニロールプロパン1モル当り水酸化ナトリウ
ム0.25モルという量に相当する量て使用する)と反
応させ、其後に下部水性相を取出して貯蔵した。
残存有機相を洗浄し、スチームストリツピングを行つつ
てそこからメチルイソブチルケトンおよび水を除去した
。これによつて得られた最終生成物は、次の性質を有す
るものであつた。エポキシド当量(重量) 1
85鹸化可能塩素(重量%) 0.1粘度(2
5℃;ポイズ) 80上記の実験を繰返した
が、此度の実験は次の点で前の実験と異なつていた。
すなわち、第1有機相と反応させるべき水酸化ナトリウ
ムの5重量%溶液が、前記水性相の貯蔵物を調製原料の
一部として用いて調製されたものであつた。その最終生
・成物は、既述の最終生成物と実質的に同じ性質をする
ものてあつた。
【図面の簡単な説明】
第1図一第4図の各々は、本発明方法の若干の具体例を
示した管系図である。 Al9A29Cl9C23″′。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 190未満のエポキシ当量を有する、多価フェノー
    ルのポリグリシジルエーテルの製造方法において、(A
    )(i)ジフエニロールアルカン、 (ii)エピハロヒドリン2.5−10モル(前記(i
    )のフェノール型ヒドロキシ1当量当り)、および(i
    ii)縮合触媒 を反応させ、ただし、この縮合触媒がイオン化可能水酸
    化物を含むものである場合には、その量はせいぜい0.
    75モル(前記(i)のフェノール型ヒドロキシ1当量
    当り)であり、(C)前記の工程(A)の反応生成物を
    アルカリ金属水酸化物の水溶液と反応させ、ただし、こ
    のアルカリ金属水酸化物の全量と、工程(A)で添加さ
    れたイオン化可能水酸化物の量との合計量は、少なくと
    も1.0モル(工程(A)で添加された(i)のフェノ
    ール型ヒドロキシ1当量当り)であり、反応生成物を水
    性相と有機相とに分け、(D)前記の工程(C)で得ら
    れた水性相を工程(A)に再循環させ、そして(E)前
    記の工程(C)で得られた有機相から多価フェノールの
    ポリグリシジルエーテルを回収する、ことからなる各工
    程を有することを特徴とする方法。 2(A)75℃よりも低い温度において、(i)ジフエ
    ニロールアルカンと、 (ii)エピハロヒドリン2.5−10モル(前記(i
    )の1フェノール当量当り)とを、 (iii)酸素含有揮発性有機溶媒(その量は、前記(
    ii)の重量を基準として20−200重量%であり、
    かつ、前記(i)の1フェノール当量当り2−15モル
    であるような量である)、(iv)水少なくとも15重
    量%(前記(ii)の重量基準)、および(v)縮合触
    媒(ただし、この縮合触媒がイオン化可能水酸化物であ
    る場合には、その量は、前記(i)の1フェノール当量
    当りせいぜい0.75モルである)の存在下に反応させ
    、 (B)前記の工程(A)で得られた反応生成物を水性相
    と有機相とに分け、(C)前記の工程(B)で得られた
    有機相を、75℃よりも低い温度においてアルカリ金属
    水酸化物の水溶液と反応させ、ただし、このアルカリ金
    属水酸化物の全量と、工程(A)で添加されたイオン化
    可能水酸化物の量との合計量は、少なくとも1.0モル
    (工程(A)で添加された(i)のフェノール型ヒドロ
    キシ1当量当り)であり、反応生成物を水性相と有機相
    とに分け、(D)前記の工程(C)で得られた水性相を
    工程(A)に再循環させ、そして(E)前記の工程(C
    )で得られた有機相から多価フェノールのポリグリシジ
    ルエーテルを回収する、ことからなる各工程を有するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の方法。 3 工程(A)における水の添加量が30−60重量%
    (前記の酸素含有揮発性有機溶媒の重量基準)であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の方法。 4 工程(A)における水の添加量が少なくとも15重
    量%(前記エピハロヒドリンの重量基準)であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項−第3項のいずれか一
    項に記載の方法。 5 工程(A)および工程(C)における温度が35−
    65℃であることを特徴とする特許請求の範囲第1項−
    第4項のいずれか一項に記載の方法。
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