JPS6056701B2 - Ν−(3,4−ジメトキシシンナモイル)アントラニル酸の製造方法 - Google Patents

Ν−(3,4−ジメトキシシンナモイル)アントラニル酸の製造方法

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JPS6056701B2
JPS6056701B2 JP14797583A JP14797583A JPS6056701B2 JP S6056701 B2 JPS6056701 B2 JP S6056701B2 JP 14797583 A JP14797583 A JP 14797583A JP 14797583 A JP14797583 A JP 14797583A JP S6056701 B2 JPS6056701 B2 JP S6056701B2
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JP
Japan
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dimethoxycinnamoyl
acid
producing
anthranilic acid
formula
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繁夫 清水
博之 高野
不二夫 八木橋
勝 青山
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NIPPON IYAKUHIN KAIHATSU KENKYUSHO JUGEN
SANKEI YAKUHIN KK
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NIPPON IYAKUHIN KAIHATSU KENKYUSHO JUGEN
SANKEI YAKUHIN KK
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は抗アレルギー剤として、すぐれた治療効果を有
するN−(3、4−ジメトキシシンナモイル)アントラ
ニル酸の製造方法に関するものである。
5(従来技術) 本化合物について製造方法としては、従来より多くの方
法が知られている。
工業的にもつとも汎く行なわれている方法は、3、4−
ジメトキシ桂皮酸を反応性誘導体に変換10した後、こ
れとアントラニル酸とを縮合させるものである(特公昭
56−4071鯵照)。
しカルこの製造方法では副生物が生じるため目的生成物
の収率が低く精製工程が煩雑となる上、反応性誘導体と
して酸クロリドを用いた場合には塩化水素ガスを15発
生するため、耐腐食性の反応器機が必要となり取扱いが
むずカルく経済的にも不利であつた。このような副生物
の生成を抑えて収率よく目的生成物を得る方法も考えら
れている(例えば特開昭52−8342仄特開昭56−
83743)。しかし、これ20らはいづれも目的生成
物の前駆体である中間生成物を加水分解処理するもので
あり、工程数が多くなるという不都合がある。さらに前
記の特開昭52−83429に示された方法は、出発原
料として用いるアントラニルが非常に高価であるという
経済的不都合もあり、また前記特開昭56−83473
に示された方法は中間生成物を得るためオキシ塩化リン
、塩化チオニル、五塩化リンなどの有毒な縮合剤を用い
るために取扱いが煩雑となる不都合もあつた。収率よく
、さらに一段階の反応で目的生成物を得る方法も考えら
れているが、原料化合物としてカルコン誘導体を用いる
特開昭56−135454に示された方法や、マロンア
ントラニル酸を用いる特開昭関−17186に示された
方法などは、いずれもこれらの原料化合物が高価で入手
が困難でありその製造も容易ではないという不都合があ
る。
特に前者(特開昭56−135454)では人体に有害
なアジ化水素酸を用いるため取扱にも容易ではなかつた
。(発明の目的)本発明は、以上のような不都合に鑑み
なされたので、取扱い困難な有毒物質を用いず、取扱い
の容易な一段階の反応で、安価な原料化合物からN一(
3,4−ジメトキシシンナモイル)アントラニル酸を収
率よく製造する方法を提供することを目的とする。
(発明の構成) 即ち本発明は で示されるイサト酸無水物と で示される3,4ージメトキシ桂皮酸を第三級アミンの
存在下で反応させることを特徴とするで示される、N−
(3,4−ジメトキシシンナモイル)アントラニル酸の
製造する方法である。
本発明に使用されるイサト酸無水物は安価な工業原料と
して容易に入手出来る。また、3,4ージメトキシ桂皮
酸は何ら活性化することなく、そのまま使用される。本
反応は、イサト酸無水物と3,4−ジメトキゾ桂皮酸を
第三級アミン例えばトリエチルアミン、トリメチルアミ
ン、ピリジン、ピコリン、キノリン等の存在下に不活性
溶媒、たとえばジメチルホルムアミド、ジメチルアセト
アミド、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド
等の中で反応させる。また、第三級アミンとしてピリジ
ン、ピコリン等を過剰に使用すれば溶媒を兼ねさせるこ
とも出来、特に不活性溶媒を必要としない。各成分の反
応割合は3,4ージメトキシ桂皮酸1モルに対し、イサ
ト酸無水物は1〜2モル、第三級アミンは1モル以上の
割合で反応させる。反応温度は100〜18(代)が望
ましく、反応の終了は炭酸ガスの発生が停止したことか
ら解る。その後反応液を水中に注入し酸性とすることに
より粗結晶として目的物を得ることが出来る。これを公
知の方法により再結晶することにより純品が得られる。
しかし望ましくは、反応後反応溶媒を蒸留して回収し、
再使用することである。この場合も残査を上記と同様に
して精製することにより目的生成物が得られる。以下実
施例を説明する。
(実施例) (1)イサト酸無水物2.45y13,4ージメトキシ
桂皮酸2.08f1ピリジン10m1を混合し2ctf
間還流する。
次にピリジンを留去し、残査をヘー塩酸で処理し、水洗
乾燥する。得られた粗結晶をクロロホルムから再結晶す
ると純品のN−(2,3−ジメトキシシンナモイル)ア
ントラニル酸2.5′が得られた。収率は76%であつ
た。NMRl薄層クロマトグラフィー、融点の測定の結
果、標品と同一であつた。(2)イサト酸無水物2.4
5I1、3,4ージメトキシ桂皮酸2.08f1トリエ
チルアミン1.01fをジメチルホルムアミド10Tr
Ltに溶解し14CfCで1m間加熱する。
室温に冷却後反応液を歩一塩酸中に注し、よく攪拌し析
出した結晶をp取し水洗乾燥する。これをクロロホルム
から再結晶すると純品が得られる。収量は2.3g、収
率は70%であつた。NMRl薄層クロマトグラフィー
、融点の測定の結果、標品と同一であつた。(発明の効
果) 本発明は、以上のようにイサト酸無水物と3,4ージメ
トキシ桂皮酸とを第三級アミンの存在下で反応させるこ
とにより、N−(3,4−ジメトキシシンナモイル)ア
ントラニル酸を製造する方法であつて、安価な出発原料
によソー段階で収率よく目的生成物を得ることができる

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式▲数式、化学式、表等があります▼で示される3
    、4−ジメトキシ桂皮酸と 式▲数式、化学式、表等があります▼ で示されるイサト酸無水物を第三級アミンの存在下で反
    応させることを特徴とする式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 示されるN−(3、4−ジメトキシシンナモイル)アン
    トラニル酸の製造方法。
JP14797583A 1983-08-15 1983-08-15 Ν−(3,4−ジメトキシシンナモイル)アントラニル酸の製造方法 Expired JPS6056701B2 (ja)

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JPS6041649A JPS6041649A (ja) 1985-03-05
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2632732B2 (ja) * 1989-11-06 1997-07-23 株式会社興人 N―(3’,4’―ジメトキシシンナモイル)アントラニル酸の製造方法

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JPS6041649A (ja) 1985-03-05

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