JPS6056320B2 - 機器キヤビネツトおよびその製造法 - Google Patents

機器キヤビネツトおよびその製造法

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Publication number
JPS6056320B2
JPS6056320B2 JP9192378A JP9192378A JPS6056320B2 JP S6056320 B2 JPS6056320 B2 JP S6056320B2 JP 9192378 A JP9192378 A JP 9192378A JP 9192378 A JP9192378 A JP 9192378A JP S6056320 B2 JPS6056320 B2 JP S6056320B2
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JP
Japan
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cabinet
sheet
counterbore
resin sheet
groove
Prior art date
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Expired
Application number
JP9192378A
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English (en)
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JPS5518086A (en
Inventor
襄 白崎
英昭 上野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は放熱又は放音用の透孔を有する機器キャビネ
ットおよびその製造法に関し、とくに透孔を形成するた
めのグリルの機械的強度を高めると共にそのクリル自体
の反りを防止することを目的するものである。
以下、本発明について実施例の図面と共に説明する。
第1図及び第2図は本発明の機器キャビネット の一
構成例を示し、図中、1は木質材料の複層よりなるキャ
ビネット板材である。そして、このキャビネット板材1
の上層側には複数本の凹溝2が平行に設けられて複数本
のグリル3が形成され、下層側には上記凹溝2に達する
ように複数の座ぐり凹溝4が設けられて上記凹溝2との
交点に複数の放熱又は放音用の透孔5が設けられている
。 ここに、上記キャビネット板材1は第3図Aに示す
ように芯材1aの上下に木質材料層lb、1cを積層し
、その上方の木質材料層lbの表面に化粧シートldを
被着し、その下方の木質材料層lcの表面に反り防止シ
ートleを被着したものが使用される。そして、キャビ
ネット板材1の芯材1aとしては、耐熱性、強靭性を有
する切削加工の容易な補強のための合成樹脂シートが望
ましく、たとえば、これら条件を満足するものとして熱
硬化樹脂を含浸し熱硬化させた紙シートを用いる。樹脂
としてはフェノールメラミンジアリルフタレートなどが
物性的、経済的も好ましい。樹脂”シートは木質材との
接着のために表裏ともサンダーにより粗面化処理を施し
ておくことが望まれる。また、木質材lb、lcとして
は各々の裏面に接着剤をローラーて塗布し樹脂シート1
aに接着するが、板材のそり発生を防止するため材質、
材厚は同一であることが望ましい。そして、材質は合板
、パーチクルボード、ハードボードなどを用い。また、
上層木質材lbには表面に塩化ビニルタップ等の化粧材
leをラミネートしたもの使用するが、それに対応して
下層木質材1cにも同等の表面処理1eを施して上下の
構成のバランスを保ちそりの防止を計る。反り防止処理
1eとしてはジアリルフタレート樹脂含浸紙などのラミ
ネートや塗料コーティングなどを行う。また、木質材1
b,1cと合成樹脂含浸シート1aとの接着には上層木
質材1bの化粧シート1dの材質によつて接着法や接着
剤をかえる必要がある。つまり、化粧シート1dがPV
C等の熱可塑性シートの場合は100′C以上での可熱
圧締は不可能なため常温か最高40℃程度の加熱で充分
接着し且つキャビネットの使用状態で80〜100℃の
温度上昇に耐える耐熱性接着剤を用いなければならない
。それにはアクリル・エチレン系変性樹脂或は酢ビ・ア
クリル共重合樹脂等のエマルジョンタイプ接着剤が適切
である。一方、化粧シート1dにジアクリルフタレート
、ベンゾグアナミン、メラミン等の熱硬化樹脂シート使
用する場合は可熱圧締が可能であり、尿素系或は尿素酢
ビ系などの熱硬化型接着剤を使用でき、熱ブレスの加工
時間が短縮出来る。次に上述の構成によつて準備したキ
ャビネット板材1に化粧シート面からの溝切りと裏面か
らの座ぐりの2工程により放熱又は放音用の透孔を形成
させる方法について説明する。
まず、第3図Aに示すようなキャビネット板材1の下層
木質材1cから放熱孔を必要とする部分に中層の合成樹
脂シート1aに到達せず僅かに木質材1cが残る程度の
深さにカッターやル−ター6を用いて座ぐり加工を行な
い、第3図Bに示すように座ぐり凹溝4を形成する。次
に板材1の化粧面1dに板材1の一辺から他の一辺まで
平行に何条もの凹状溝2を裏面の座くり凹溝4を通過す
る様に第3図Cに示す円盤鋸刃7により切削する。この
時の切込みの深さは裏面よりの座くり底面を僅かに出る
程度である。このように座ぐり凹溝4を有するキャビネ
ット板材1に対して凹状溝切りすると、裏面座ぐりと交
わる部分には底がないために上下に貫通する放熱孔5が
形成され、溝と溝の間にはグリル3状に残り、裏面座ぐ
りのない溝に対し直角に残存する下層木質材1cの部分
により保持される形体となる。このグリル保持部8は溝
の両端はもちろんであが、グリル3の保持及び補強のた
めグリルの強度に応じて必要数残さなければならない。
つまり、裏面座ぐりを必要なだけ分割して行うことにな
る。そして、以上の加工により生じたグリル3は表層に
は化粧シート1dが、裏面には合成樹脂シート1aが設
けられることによつてサンドイッチされた状態となり、
この構成においては(1)木質材1bは合成樹脂シート
1aによつて補強された木質材だけでは得られない機械
的な強度が付与される。(2)表面は化粧シート1d1
裏面は合成樹脂シート1aによりサンドイッチされてい
るため環境温度や湿度の変化に対し安定した状態を保ち
グリル3自体の反りが僅少となる。
等の大きな効果がある。
尚、上層木質材の溝切削部は木質材の側面が見えるが、
必要によつては吸湿防止塗料や着色塗料を工アースプレ
やデイツピングなどの方法で塗布する。また座ぐり加工
時には5図に示すように丸鋸9を使用してもよいもので
ある。以上のように発明によれば、放熱又は放音のため
の透孔を形成するグリルは表層において化粧シートが、
裏層において芯材としての合成樹脂シートが設けられる
ため、グリル自体の機械的強度が大きくなると共に、温
度変化に対するグリル自体の反りも極くわずかに押える
ことができる利点を有するものである。
そして、上記の透孔を形成するためには裏層側から座ぐ
り加工を、表層側から平行な凹溝切りを行なうだけでよ
いために、その透孔形成のための加工性もきわめてよい
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の機器キャビネットの一実施例を示す平
面図、第2図はその断面図、第3図A,B,Cは本発明
の機器キャビネットにおける孔加工の説明図、第4図本
発明の機器キャビネットの他の実施例を示す平面図、第
5図はその断面図である。 1・・・・・・キャビネット板材、1a・・・・芯材、
1b,1c・・・・・木質材層、2・・・・・・凹溝、
3・・・・・・グリ”ル、4・・・・・・座ぐり凹溝、
5・・・・・・透孔、6・・・・・・ルター、7・・・
・・・鋸刃、8・・・・・・グリル保持部、9・・・・
・・丸鋸。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 キャビネット板材の表面側に平行な複数の凹溝を形
    成して複数のグリル設け、上記キャビネット板材の裏面
    側に座ぐり凹溝を形成して上記複数の平行凹溝との各交
    点に放音又は放熱のための透孔を設け、上記各グリルの
    表面には化粧シートを、裏面には樹脂シート設けたこと
    を特徴とする機器キャビネット。 2 樹脂シートを芯材として表裏両面に、木質材料層を
    積層し、表面側の木質材料層の表面に化粧シートを被着
    すると共に裏面側の木質材料層の表面に反り防止シート
    被着たキャビネット板材を用い、のキャビネット板材の
    裏面側から上記芯材として樹脂シートを残す程度の深さ
    に座ぐり加工し、上記キャビネット板材の表面側から上
    記座ぐり加工による凹溝に達する程度の深さに平行な複
    数の凹溝加工をし、上座ぐり加工と上記溝加工との各交
    点に放音又は放熱のための透孔を形成することを特徴と
    する機器キャビネットの製造法。
JP9192378A 1978-07-26 1978-07-26 機器キヤビネツトおよびその製造法 Expired JPS6056320B2 (ja)

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JPS5518086A JPS5518086A (en) 1980-02-07
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