JPH07205118A - 中空木質板の製造方法 - Google Patents
中空木質板の製造方法Info
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- JPH07205118A JPH07205118A JP492694A JP492694A JPH07205118A JP H07205118 A JPH07205118 A JP H07205118A JP 492694 A JP492694 A JP 492694A JP 492694 A JP492694 A JP 492694A JP H07205118 A JPH07205118 A JP H07205118A
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- hollow
- shape
- blade
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- wooden board
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- Pending
Links
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Landscapes
- Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
- Manufacture Of Wood Veneers (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】従来からある中空部を有する木質板が有する優
れた特性を保持したままで、更に部位毎に中空部の形状
を自由に変化させて広範な用途に使用できる中空木質板
の製造方法を提供することを目的とする。 【構成】刃型が凹凸形状である刃物を装着したロータリ
ーレースから得られる表裏面に縞状に凹凸部を有する単
板を積層接着して中空木質板を製造する方法において、
該凹凸形状の凸部の高さが一定であり、ピッチ、形状が
部位によって異なっている刃物を使用することを特徴と
する中空木質板の製造方法。
れた特性を保持したままで、更に部位毎に中空部の形状
を自由に変化させて広範な用途に使用できる中空木質板
の製造方法を提供することを目的とする。 【構成】刃型が凹凸形状である刃物を装着したロータリ
ーレースから得られる表裏面に縞状に凹凸部を有する単
板を積層接着して中空木質板を製造する方法において、
該凹凸形状の凸部の高さが一定であり、ピッチ、形状が
部位によって異なっている刃物を使用することを特徴と
する中空木質板の製造方法。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、家具の壁面、その他の
造作材、ドア、階段等の用途に適した軽量な中空木質板
の製造方法に関するものである。
造作材、ドア、階段等の用途に適した軽量な中空木質板
の製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から、ロータリーレースで切削して
得られた単板を積層接着して製造される合板、単板積層
材は安価で、機械的強度、加工性がよいことから家具、
建築材料、住設部材等に多量に使用されている。ところ
が、このような合板、単板積層材はフラットな単板を積
層接着して製造することから、断熱性、遮音性、通気性
やその他の機能を付加することは困難であり、また比重
が高くなりがちであるという問題も有していた。
得られた単板を積層接着して製造される合板、単板積層
材は安価で、機械的強度、加工性がよいことから家具、
建築材料、住設部材等に多量に使用されている。ところ
が、このような合板、単板積層材はフラットな単板を積
層接着して製造することから、断熱性、遮音性、通気性
やその他の機能を付加することは困難であり、また比重
が高くなりがちであるという問題も有していた。
【０００３】このような問題を解決する方法として、原
木を刃型が凹凸形状である刃物を装着したロータリーレ
ースで切削して縞状の凹凸部を交互に有する単板を製造
し、これを積層接着して中空部を有する木質板を製造す
ることが提案されている。しかしながら、この場合に使
用する刃物は同一の凹凸形状を一定ピッチで有するもの
であり得られた単板を積層接着して製造した木質板は優
れた特性と機能を発揮するものではあるが、断面形状が
均一であるため、例えば、中空部を大きくすると、端部
の中空部も大きくなって、釘打ちや他の部材との接合時
の強度が不足したり、端部の意匠性が低下するなどの問
題があった。更に、部位毎に強度や機能を変化させるこ
とが困難であり家具、建築材料、住設部材等の広範な用
途には使用できないものであった。
木を刃型が凹凸形状である刃物を装着したロータリーレ
ースで切削して縞状の凹凸部を交互に有する単板を製造
し、これを積層接着して中空部を有する木質板を製造す
ることが提案されている。しかしながら、この場合に使
用する刃物は同一の凹凸形状を一定ピッチで有するもの
であり得られた単板を積層接着して製造した木質板は優
れた特性と機能を発揮するものではあるが、断面形状が
均一であるため、例えば、中空部を大きくすると、端部
の中空部も大きくなって、釘打ちや他の部材との接合時
の強度が不足したり、端部の意匠性が低下するなどの問
題があった。更に、部位毎に強度や機能を変化させるこ
とが困難であり家具、建築材料、住設部材等の広範な用
途には使用できないものであった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来からあ
る中空部を有する木質板が有する優れた特性を保持した
ままで、更に部位毎に中空部の形状を自由に変化させて
広範な用途に使用できる中空木質板の製造方法を提供す
ることを目的とする。
る中空部を有する木質板が有する優れた特性を保持した
ままで、更に部位毎に中空部の形状を自由に変化させて
広範な用途に使用できる中空木質板の製造方法を提供す
ることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、刃型が
凹凸形状である刃物を装着したロータリーレースから得
られる表裏面に縞状に凹凸部を有する単板を積層接着し
て中空木質板を製造する方法において、該凹凸形状の凸
部の高さが一定であり、ピッチ、形状が部位によって異
なっている刃物を使用することを特徴とする中空木質板
の製造方法が提供され、更に、前記方法に使用する刃物
が、複数の均一な凹凸形状を有する幅の狭い刃物を組み
合わせたものであることを特徴とする中空木質板の製造
方法が提供される。
凹凸形状である刃物を装着したロータリーレースから得
られる表裏面に縞状に凹凸部を有する単板を積層接着し
て中空木質板を製造する方法において、該凹凸形状の凸
部の高さが一定であり、ピッチ、形状が部位によって異
なっている刃物を使用することを特徴とする中空木質板
の製造方法が提供され、更に、前記方法に使用する刃物
が、複数の均一な凹凸形状を有する幅の狭い刃物を組み
合わせたものであることを特徴とする中空木質板の製造
方法が提供される。
【０００６】すなわち、上述した刃物を装着したロータ
リーレースで原木を切削すれば、厚みは一定であるが、
幅方向の凹凸部の形状が部位毎に異なった単板が製造で
き、それを積層接着すれば、様々な用途に対応できる形
状の中空木質板が容易に得られることを見いだし本発明
に到達した。
リーレースで原木を切削すれば、厚みは一定であるが、
幅方向の凹凸部の形状が部位毎に異なった単板が製造で
き、それを積層接着すれば、様々な用途に対応できる形
状の中空木質板が容易に得られることを見いだし本発明
に到達した。
【０００７】以下、本発明を図面に基づいて具体的に説
明する。本発明でロータリーレースに装着する刃物２は
図２で示すように刃型が凹凸形状となっており、凹凸形
状は凸部の高さＤについては一定であるが、ピッチＬや
形状は部位によって異なるように形成されている。ま
た、この刃物２は図２の（Ａ）、（Ｂ）のように一枚物
として形成することも可能であるが、図２の（Ｃ）で示
すように複数の均一な凹凸形状を有する幅の狭い刃物２
１を組み合わせて使用することも可能である。特に、後
者の場合は形状、ピッチ等の異なった幅の狭い刃物２１
を組み合わせることによって、単板３の凹凸部３１の形
状を変えることが容易にでき、しかも切削時に原木の石
がみや節等によって刃物２の刃が欠けたりした場合でも
交換や修理が容易であるので好ましい。
明する。本発明でロータリーレースに装着する刃物２は
図２で示すように刃型が凹凸形状となっており、凹凸形
状は凸部の高さＤについては一定であるが、ピッチＬや
形状は部位によって異なるように形成されている。ま
た、この刃物２は図２の（Ａ）、（Ｂ）のように一枚物
として形成することも可能であるが、図２の（Ｃ）で示
すように複数の均一な凹凸形状を有する幅の狭い刃物２
１を組み合わせて使用することも可能である。特に、後
者の場合は形状、ピッチ等の異なった幅の狭い刃物２１
を組み合わせることによって、単板３の凹凸部３１の形
状を変えることが容易にでき、しかも切削時に原木の石
がみや節等によって刃物２の刃が欠けたりした場合でも
交換や修理が容易であるので好ましい。
【０００８】なお、刃型の凹凸形状については、凸部の
高さＤが一定であれば特に制限がなく、円弧状、山形、
台形状等が自由に選択できる。また、凹凸形状のピッチ
Ｌについても特に制限はないがピッチＬが広くなると中
空部１１の大きさが大きくなり、ピッチが狭くなると中
空部の大きさが小さくなるので、目的に応じて適宜選択
することができる。例えば、ピッチＬを刃物２の両端部
付近で狭くし、中央部付近を広くすると両端部の中空部
１１が小さく、中央部では中空部１１が大きいので端部
付近の強度が高く、全体の比重の軽い中空木質板１を得
ることができる。
高さＤが一定であれば特に制限がなく、円弧状、山形、
台形状等が自由に選択できる。また、凹凸形状のピッチ
Ｌについても特に制限はないがピッチＬが広くなると中
空部１１の大きさが大きくなり、ピッチが狭くなると中
空部の大きさが小さくなるので、目的に応じて適宜選択
することができる。例えば、ピッチＬを刃物２の両端部
付近で狭くし、中央部付近を広くすると両端部の中空部
１１が小さく、中央部では中空部１１が大きいので端部
付近の強度が高く、全体の比重の軽い中空木質板１を得
ることができる。
【０００９】本発明の中空木質板１の製造は、まず上述
した刃物２を装着したロータリーレースで木質材の原木
を切削して例えば図３に示すような幅方向に部位毎に形
状の異なった表裏面に縞状の凹凸部３１を有する単板３
を製造する。ついで、得られた単板３の凹凸部３１が互
いに嵌合しないように積層接着することにより、例え
ば、図１に示すような本発明の中空木質材１が製造でき
る。なお、積層にあたっては縞状の凹凸部３１を有する
単板３と通常の平坦な単板や他の基板と組み合わすこと
も可能であり、積層方法や積層枚数については例えば、
通常の合板の製造方法が特に制限なく適用できる。ま
た、接着剤としては通常木材の接着に使用される、フェ
ノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂系接着剤、ゴム系
接着剤、エマルジョン系接着剤、ホットメルトタイプの
接着剤等が挙げられる。
した刃物２を装着したロータリーレースで木質材の原木
を切削して例えば図３に示すような幅方向に部位毎に形
状の異なった表裏面に縞状の凹凸部３１を有する単板３
を製造する。ついで、得られた単板３の凹凸部３１が互
いに嵌合しないように積層接着することにより、例え
ば、図１に示すような本発明の中空木質材１が製造でき
る。なお、積層にあたっては縞状の凹凸部３１を有する
単板３と通常の平坦な単板や他の基板と組み合わすこと
も可能であり、積層方法や積層枚数については例えば、
通常の合板の製造方法が特に制限なく適用できる。ま
た、接着剤としては通常木材の接着に使用される、フェ
ノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂系接着剤、ゴム系
接着剤、エマルジョン系接着剤、ホットメルトタイプの
接着剤等が挙げられる。
【００１０】
【作用及び効果】本発明の方法によれば図４に示すよう
な従来の中空の木質板１’と異なり中空木質板１の中空
部１１の配置や形状をコントロールすることができるの
で、機械的強度、断熱性、遮音性、中空部１１への他の
材料、部品の埋設等の用途にマッチした中空木質板１を
製造することができる。また、得られた中空木質板１は
そのままでも使用できるが、更に軽量であることを利用
して他の材料と複合することも可能である。したがっ
て、家具の壁面、その他の造作材、ドア、階段等の材料
もしくは芯材として幅広い用途に使用することが可能と
なった。
な従来の中空の木質板１’と異なり中空木質板１の中空
部１１の配置や形状をコントロールすることができるの
で、機械的強度、断熱性、遮音性、中空部１１への他の
材料、部品の埋設等の用途にマッチした中空木質板１を
製造することができる。また、得られた中空木質板１は
そのままでも使用できるが、更に軽量であることを利用
して他の材料と複合することも可能である。したがっ
て、家具の壁面、その他の造作材、ドア、階段等の材料
もしくは芯材として幅広い用途に使用することが可能と
なった。
【図１】本発明の中空木質板１の一例を示す斜視図であ
る。
る。
【図２】（Ａ）、（Ｂ）、（Ｃ）はそれぞれ本発明の方
法に使用可能な刃物２の説明図である。
法に使用可能な刃物２の説明図である。
【図３】図２（Ａ）で示された刃物で切削して得られる
単板３の斜視図である。
単板３の斜視図である。
【図４】従来の中空の木質板１’の斜視図である。
１ 本発明の中空木質板 １’ 従来の中空の木質板 １１ 中空部 ２ 刃物 ２１ 幅の狭い刃物 Ｄ 刃物の凸部の高さ Ｌ 刃物の凹凸形状のピッチ ３ 単板 ３１ 単板の凹凸部
Claims (2)
- 【請求項１】刃型が凹凸形状である刃物を装着したロー
タリーレースから得られる表裏面に縞状に凹凸部を有す
る単板を積層接着して中空木質板を製造する方法におい
て、該凹凸形状の凸部の高さが一定であり、ピッチ、形
状が部位によって異なっている刃物を使用することを特
徴とする中空木質板の製造方法。 - 【請求項２】請求項１記載の刃物が、複数の均一な凹凸
形状を有する幅の狭い刃物を組み合わせたものであるこ
とを特徴とする中空木質板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP492694A JPH07205118A (ja) | 1994-01-21 | 1994-01-21 | 中空木質板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP492694A JPH07205118A (ja) | 1994-01-21 | 1994-01-21 | 中空木質板の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07205118A true JPH07205118A (ja) | 1995-08-08 |
Family
ID=11597210
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP492694A Pending JPH07205118A (ja) | 1994-01-21 | 1994-01-21 | 中空木質板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07205118A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011037080A (ja) * | 2009-08-07 | 2011-02-24 | Meinan Mach Works Inc | ベニヤレース及び積層板の製造方法 |
-
1994
- 1994-01-21 JP JP492694A patent/JPH07205118A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011037080A (ja) * | 2009-08-07 | 2011-02-24 | Meinan Mach Works Inc | ベニヤレース及び積層板の製造方法 |
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