JPH05154949A - 中空パネル - Google Patents
中空パネルInfo
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- JPH05154949A JPH05154949A JP34871291A JP34871291A JPH05154949A JP H05154949 A JPH05154949 A JP H05154949A JP 34871291 A JP34871291 A JP 34871291A JP 34871291 A JP34871291 A JP 34871291A JP H05154949 A JPH05154949 A JP H05154949A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laminated
- panel
- concavo
- hollow
- veneers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 木質パネルの表層部と芯層部、或はパネルの
断面をほぼ二分し一方と他方の積層部における見掛け比
重が異なるにもかかわらず、そりのほとんど発生しない
高強度な木質パネルを提供する。 【構成】 表裏面に縞状の凹凸部を交互に有する単板を
積層したパネル２において、芯層部は単板の凹凸部を互
いに嵌合させず凹凸部による中空部を形成するようにて
積層接着し、表層部は単板の凹凸部を互いに嵌合させて
積層接着する中空パネル。
断面をほぼ二分し一方と他方の積層部における見掛け比
重が異なるにもかかわらず、そりのほとんど発生しない
高強度な木質パネルを提供する。 【構成】 表裏面に縞状の凹凸部を交互に有する単板を
積層したパネル２において、芯層部は単板の凹凸部を互
いに嵌合させず凹凸部による中空部を形成するようにて
積層接着し、表層部は単板の凹凸部を互いに嵌合させて
積層接着する中空パネル。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、家屋の壁面、その他造
作、ドア、家具、階段等に利用できる軽量でそりの発生
しない高強度な中空パネルに関するものである。
作、ドア、家具、階段等に利用できる軽量でそりの発生
しない高強度な中空パネルに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、木質パネルとしては、原木をロー
タリーレース等で切削して得た平単板を貼り合わせた合
板、ひき板を貼り合わせた集成材等が知られている。こ
れらの木質パネルの物性は、貼り合わせに用いる接着剤
に依存する部分も大きいが、そのパネルを構成する単板
の比重、強度、積層数、積層或は集成方法等により決定
されるものである。しかし、上記従来の木質パネルは単
板或はひき板が均一に貼り合わされているため表層部と
芯層部との比重を変えることは困難であった。
タリーレース等で切削して得た平単板を貼り合わせた合
板、ひき板を貼り合わせた集成材等が知られている。こ
れらの木質パネルの物性は、貼り合わせに用いる接着剤
に依存する部分も大きいが、そのパネルを構成する単板
の比重、強度、積層数、積層或は集成方法等により決定
されるものである。しかし、上記従来の木質パネルは単
板或はひき板が均一に貼り合わされているため表層部と
芯層部との比重を変えることは困難であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、木質パネル
の表層部と芯層部或はそのパネルの断面をほぼ二分し一
方と他方の積層部における見掛け比重が異なるにもかか
わらず、そりのほとんど発生しない高強度な木質パネル
を提供するものである。
の表層部と芯層部或はそのパネルの断面をほぼ二分し一
方と他方の積層部における見掛け比重が異なるにもかか
わらず、そりのほとんど発生しない高強度な木質パネル
を提供するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、表裏面
に縞状の凹凸部を交互に有する単板を適宜枚数、前記凹
凸部が互いに勘合するように積層接着した層と、前記凹
凸部が互いに勘合しないように積層して前記凹凸部によ
る中空部を形成させた層を適宜組み合わせることにより
パネルの表層部と芯層部或は一方の積層部と他方の積層
部における見掛け比重の異なる中空パネルが得られるも
のである。
に縞状の凹凸部を交互に有する単板を適宜枚数、前記凹
凸部が互いに勘合するように積層接着した層と、前記凹
凸部が互いに勘合しないように積層して前記凹凸部によ
る中空部を形成させた層を適宜組み合わせることにより
パネルの表層部と芯層部或は一方の積層部と他方の積層
部における見掛け比重の異なる中空パネルが得られるも
のである。
【０００５】以下具体的に説明する。本発明の中空パネ
ルを構成する表裏面に縞状の凹凸部を交互に有する単板
の材料としては、アガチス、アピトン、カポール、エゾ
マツ、トドマツ、スギ、ヒノキ等が挙げられる。
ルを構成する表裏面に縞状の凹凸部を交互に有する単板
の材料としては、アガチス、アピトン、カポール、エゾ
マツ、トドマツ、スギ、ヒノキ等が挙げられる。
【０００６】該単板の表裏面に形成される凹凸部のピッ
チ、凸部の高さはパネルの使用場所等により適宜決定さ
れるものであるが、単板の積層接着に際し接着面の不
陸、不整合が生じないようにする必要がある。又、表裏
面に縞状の凹凸部を交互に有する単板の作製方法につい
ては、切削刃により原木等を切削する方法がより経済的
であるが、この方法に限定されるものではなく、厚手の
基板から凹部に該当する部分を削り取るか、薄手の基板
に凸部と同形状の長尺体を貼着する方法でもよい。この
場合基板と長尺体とは材質が異なっていてもよい。
チ、凸部の高さはパネルの使用場所等により適宜決定さ
れるものであるが、単板の積層接着に際し接着面の不
陸、不整合が生じないようにする必要がある。又、表裏
面に縞状の凹凸部を交互に有する単板の作製方法につい
ては、切削刃により原木等を切削する方法がより経済的
であるが、この方法に限定されるものではなく、厚手の
基板から凹部に該当する部分を削り取るか、薄手の基板
に凸部と同形状の長尺体を貼着する方法でもよい。この
場合基板と長尺体とは材質が異なっていてもよい。
【０００７】前記単板の凹凸部が互いに勘合しないよう
に単板を積層接着するには、各単板の凸部同士を平行に
つき合わせるようにするか或は直交するように積層すれ
ばよい。
に単板を積層接着するには、各単板の凸部同士を平行に
つき合わせるようにするか或は直交するように積層すれ
ばよい。
【０００８】前記単板の積層接着において、接着剤とし
ては、水溶性接着剤、溶剤タイプの接着剤、エマルジョ
ンタイプの接着剤、ホットメルトタイプの接着剤等各種
のタイプの接着剤がが使用でき、その原料としては、例
えば尿素系樹脂、尿素メラミン共重合樹脂、フェノール
系樹脂、レゾルシノール系樹脂、エポキシ系樹脂、ウレ
タン系樹脂、合成ゴム系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、エチ
レン−酢酸ビニル共重合樹脂、アクリル系樹脂等を挙げ
ることができる。
ては、水溶性接着剤、溶剤タイプの接着剤、エマルジョ
ンタイプの接着剤、ホットメルトタイプの接着剤等各種
のタイプの接着剤がが使用でき、その原料としては、例
えば尿素系樹脂、尿素メラミン共重合樹脂、フェノール
系樹脂、レゾルシノール系樹脂、エポキシ系樹脂、ウレ
タン系樹脂、合成ゴム系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、エチ
レン−酢酸ビニル共重合樹脂、アクリル系樹脂等を挙げ
ることができる。
【０００９】
【実施例】以下本発明の一実施例を示す図面に基づいて
説明する。まず、刃先から見た刃形が山部と谷部を交互
に有するように曲がった切削刃で原木を切削して図１に
示す縞状の山部と谷部よりなる凹凸部を表裏面に交互に
有する単板１を得る。
説明する。まず、刃先から見た刃形が山部と谷部を交互
に有するように曲がった切削刃で原木を切削して図１に
示す縞状の山部と谷部よりなる凹凸部を表裏面に交互に
有する単板１を得る。
【００１０】次に図２に示すように、パネル２の芯層部
においては単板の凹凸部が互いに勘合しないように凹凸
部による中空部を形成して積層接着し、前記芯層部をは
さむ表層部においては単板の凹凸部が互いに勘合するよ
うに積層接着したものである。又、他の実施態様として
図３に示すように、パネル２の芯層部においては単板の
凹凸部が互いに勘合しないように凹凸部による中空部を
形成して積層接着し、前記芯層部をはさむ表層部におい
ては単板の凹凸部が互いに勘合するように積層接着した
ものである。本発明で得られたパネルの表面には必要に
応じて化粧を施した木質系平単板、金属板、無機質板等
を貼着しても良い。
においては単板の凹凸部が互いに勘合しないように凹凸
部による中空部を形成して積層接着し、前記芯層部をは
さむ表層部においては単板の凹凸部が互いに勘合するよ
うに積層接着したものである。又、他の実施態様として
図３に示すように、パネル２の芯層部においては単板の
凹凸部が互いに勘合しないように凹凸部による中空部を
形成して積層接着し、前記芯層部をはさむ表層部におい
ては単板の凹凸部が互いに勘合するように積層接着した
ものである。本発明で得られたパネルの表面には必要に
応じて化粧を施した木質系平単板、金属板、無機質板等
を貼着しても良い。
【００１１】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の中空パネル
は、表裏面に縞状の凹凸部を交互の有する単板をその凹
凸部が互いに勘合するように積層接着した層と前記凹凸
部が互いに勘合しないようにして前記凹凸部による中空
部を形成するように積層接着した層を交互に積層してい
るため、パネル全体としては見掛け比重が小さくなる
が、前記凹凸部全面に接着剤を塗布して積層接着した層
は非常に高い強度を有するので高強度な中空パネルが得
られるものである。特に、前記縞状の凹凸部がパネルの
中ですじかいの補強効果を示すので曲げ強度、圧縮強度
に優れたパネルが得られるものである。又、表裏面に凹
凸部を交互に有する単板の見掛けの厚みは単板の実際の
厚みより凹部の深さ分だけ厚くなるため歩留増になり価
格の軽減に寄与するものである。
は、表裏面に縞状の凹凸部を交互の有する単板をその凹
凸部が互いに勘合するように積層接着した層と前記凹凸
部が互いに勘合しないようにして前記凹凸部による中空
部を形成するように積層接着した層を交互に積層してい
るため、パネル全体としては見掛け比重が小さくなる
が、前記凹凸部全面に接着剤を塗布して積層接着した層
は非常に高い強度を有するので高強度な中空パネルが得
られるものである。特に、前記縞状の凹凸部がパネルの
中ですじかいの補強効果を示すので曲げ強度、圧縮強度
に優れたパネルが得られるものである。又、表裏面に凹
凸部を交互に有する単板の見掛けの厚みは単板の実際の
厚みより凹部の深さ分だけ厚くなるため歩留増になり価
格の軽減に寄与するものである。
【図１】表裏面に縞状の凹凸部を交互に有する単板の斜
視図である。
視図である。
【図２】凹凸部が互いに勘合しないように積層接着して
中空部を形成するようにした積層体を芯層とし、凹凸部
が互いに勘合するように積層接着した積層体を表層部と
する中空パネルの側面図である。
中空部を形成するようにした積層体を芯層とし、凹凸部
が互いに勘合するように積層接着した積層体を表層部と
する中空パネルの側面図である。
【図３】凹凸部が互いに勘合するように積層接着した積
層体を芯層とし、凹凸部が互いに勘合しないように積層
して中空部を形成するようにした積層体を表層部とする
中空パネルの側面図である。
層体を芯層とし、凹凸部が互いに勘合しないように積層
して中空部を形成するようにした積層体を表層部とする
中空パネルの側面図である。
１ 表裏面に縞状の凹凸部を交互に有する単板 ２ 中空パネル
Claims (3)
- 【請求項１】 表裏面に縞状の凹凸部を交互に有する単
板を積層したパネルにおいて、芯層部は前記単板の凹凸
部を互いに勘合させず前記凹凸部による中空部を形成し
て積層接着し、前記芯層部をはさむ表層部は前記単板の
凹凸部を互いに勘合させて積層接着することを特徴とす
る中空パネル。 - 【請求項２】 表裏面に縞状の凹凸部を交互に有する単
板を積層したパネルにおいて、芯層部は前記単板の凹凸
部を互いに勘合させて積層接着し、前記芯層部をはさむ
表層部は前記単板の凹凸部を互いに勘合させず前記凹凸
部による中空部を形成するように積層接着することを特
徴とする中空パネル。 - 【請求項３】 表裏面に縞状の凹凸部を交互に有する単
板を積層したパネルにおいて、前記単板の凹凸部を互い
に勘合させて積層接着させたものと、前記単板の凹凸部
を互いに勘合させず前記凹凸部による中空部を形成する
ように積層接着したものを積層することを特徴とする中
空パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34871291A JPH05154949A (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 中空パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34871291A JPH05154949A (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 中空パネル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05154949A true JPH05154949A (ja) | 1993-06-22 |
Family
ID=18398861
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34871291A Pending JPH05154949A (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 中空パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05154949A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110405867A (zh) * | 2018-04-26 | 2019-11-05 | 镇江市阳光西尔新材料科技有限公司 | 一种人造结构板的板芯及其制造方法 |
-
1991
- 1991-12-04 JP JP34871291A patent/JPH05154949A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110405867A (zh) * | 2018-04-26 | 2019-11-05 | 镇江市阳光西尔新材料科技有限公司 | 一种人造结构板的板芯及其制造方法 |
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