JPS6055511A

JPS6055511A - 磁気記録媒体

Info

Publication number: JPS6055511A
Application number: JP58162578A
Authority: JP
Inventors: Minoru Hashimoto; 稔橋本; Takeo Ito; 武男伊藤; Hajime Takeuchi; 肇竹内
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1983-09-06
Filing date: 1983-09-06
Publication date: 1985-03-30
Also published as: US4695513A; EP0136590B1; EP0136590A1; DE3473668D1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野〕本発明は、磁気記録媒体に係シ、更に詳しくは磁性塗膜
に於ける磁性粒子の分散性、配向性及び媒体のノイズ特
性を改良された高密度記録に適する磁気記録媒体に関す
る。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

一般的な磁気記録媒体は磁性粉末をバインダー樹脂とと
もに分散させ塗料状の組成物を調製し、これをたとえば
ポリエステルフィルムなどの基体面に塗布して、配向処
理をほどこし、乾燥し、表面平滑化工程を経て得られる
。

磁気記録媒体は、ＶＴＲ、オーディオ、などの記録に広
く用いられているが、記録時間の長時間化などの需要面
から記録媒体の高密度化がせまられている。記録方式に
は媒体の面内長手方向の磁化を用いる面内記録方式と、
記録媒体の垂直方向の磁化を用いて記録する垂直記録方
式がある。後者は、高密度記録に特に適した方式で近年
この垂直記録媒体の研究がさかんに行なわれる様になっ
て来た。

この垂直記録媒体に用いる磁性粉末としては、六方晶系
磁性粉末が注目されている。この磁性粒子は六角板状を
なし、板面に垂直な方向吟磁化容異軸を１する。このた
め、この磁性粉末が基体面に塗布されると、その磁化容
易軸が基体面に垂直に配向され易いという長所を有する
。

この六方晶系磁性粉末を用いて高密度記録媒体を得るた
めには、磁性粒子の大きさは記録最短波長あるいは、ビ
ット長以下であることが望まれる。

また、この磁性粒子は磁気記録媒体中に均一に分散する
会費がある。

なぜならば、記録媒体中の磁性粒子が凝集したｐ、分数
不十分であると、媒体の表面性の劣化やその他の欠陥に
よシ再生出カの低Ｆ、ノイズの増加の原因などとなシ、
高性能を得ることができなくなるからである。

しかしながら、この様な最小寸法の磁性粒子は単磁区構
造、すなわち、微小な磁石となるために、お互いに磁気
的に結合しゃすく、バインダー樹脂への均一な分数状態
を得ることが難しくなると共に、配向性が低下するとい
う問題があった。

〔発明の目的〕

本発明は、磁性塗膜に於ける磁性粉末の分散性、配向性
及び媒体のノイズ特性を改良し、以って、高密度記録に
適した磁気記録媒体を提供することを目的とする。

〔発明の概要〕

本発明者らは前記目的を達成するべく鋭意研究を重ねた
結束、分子同士のからみ合いが少ない高分子から成る結
合剤を用いて磁性塗膜を形成すると、磁性粉末の分散性
、配向性及び媒体のノイズ特性が著しく向上することを
見い出し、本発明を完成するに至った。

即ち、本発明の磁気記録媒体は、メチルエテルケトン、
トルエン及びシクロヘキサノンのそれぞれ等１址混合溶
媒に溶けた樹脂の見掛は粘度式：ｌｏｇ　Ｗｊｃ　−Ｂ
ｘ十ｌｏｇ　［１７月式中、η８は温度２５℃における
見掛は粘度（ｃｐ）、Ｘは樹脂員度（ｗｔ％）、〔η〕
は温度２５℃における極限粘度（ＣＰ）、Ｂは定数をそ
れぞれ表わす。以下、同じ。）の式中、Ｂ値がｌθ以下
である、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合系樹脂とポリウ
レタン系樹脂から成る樹脂結合材の硬化物中に、磁性粉
末が均一に分散されていることを特徴とする。

用いる樹脂結合剤の前記粘度式のＢ値は１０以下である
。このＢ値は、結合剤分子同士のからみ合いの程度の指
標となる値であって、結合剤の種類によって異なるが、
一般に、分子量が小さい程、側鎖が少ない程、Ｂ値は小
さく彦る。

Ｂ値をｌθ以下とするの社、Ｂ値が１０を超えると結合
剤分子同士のからみ合いが容易に解けない丸め、磁性粉
末の分散性が低下するからである。

結合剤としては、塩化ビニル−酢酸ビニル系樹脂とポリ
ウレタン系樹脂の混合系が用いられる。

塩化ビニル−酢酸ビニル系樹脂を用いるのはポリエステ
ルフィルム等の支持体面と接着性が良好で、かつ分散性
、耐変形性尋に優れるからである。

また、ポリウレタン系樹脂が併用されるのは。

それによって塗膜の耐久性、耐熱性が向上するからであ
る。

結合剤樹脂のＢ値を１０以下とすゐには、その成分の塩
化ビニル−酢酸ビニル系樹脂及びポリウレタン樹脂の少
なくとも一方のＢ値がｌＯ以下とする会費がある。

Ｂ値が１０以下の塩化ビニル−酢酸ビニル系樹脂と（、
て１１．ｐｙえば、ＶＡＧＤ、ＶＲＯＨ，ＶＹ８Ｍ。

ＶＭＬＡ（いずれもユニオンカーバイト社商標）勢を利
用することができ％ｔｆＣポリウレタン樹脂としては、
ポリ（オキシプロピレンエーテル）ポリオール、ポリ（
オキシエチレン−プロピレンエーテル）ポリオールなど
のポリエーテルポリオール。

アクリルポリオールで代表される鎖状ポリオールとトリ
レンジインシアナート、メチレンジインシアナート、ヘ
キサメチレンジイン７アナート、メタキ７レンジインク
アナートで代表されるジインシアナートの延長反応によ
るポリマーを水、シアイン、加熱によ゛夛加熱網状化さ
せて生成させたものの中からＢ値が１０以下のものが用
いられる。。

用いる磁性粉末としては、　ｙ　−Ｆ’ｅｇＯａ粉末、
　Ｃ。

被着ｒ−ＦａｚＯａ粉末、　Ｃｏ　−Ｎｉ−ＩＩ’ｅ合
金粉末％Ｃｏ−Ｆｅ　合金粉末、一般式ＭＯ＊ｎ　（Ｆ
ｅ２Ｏ２）　（式中、ＭはＢａ、Ｓｒ、Ｐｂ、Ｃｍ　ｔ
Ｄイずれか１ｍ（Ｄ５１ｔを、ｎは５〜９の数を表わす
。またに′・の−ｍは適宜、Ｔｊ。

Ｃｏ　、　Ｚｎ　、　Ｉｎ　、　Ｍｎ　、　Ｃｕ　、　
Ｇｏ　、　Ｎｂ　等の遷移元累テ置換されていてもよい
。）で示される六方晶系フェライト粉末が挙けられ、好
ましくはＢトフエライトが挙けられる。

本発明で用いるし性粉末として六方晶系フェライト粉末
が好゛ましいのけ、この粉末が前記理由によ）幽直磁比
記録に適するからである。

本発明の磁気記録媒体は、例えば、次のようにして得る
ことができる。

即ち、先ず、分散會混仕機の中に、前記磁性粉末及び樹
脂結合剤を加える。

磁性粉末と樹脂結合剤との配合比は１通常、磁性粉末１
００ｍ１ｍ部に対して、塩化ビニル−酢酸ビニル系樹脂
４．０〜１０．０重置部、ポリウレタン系樹脂１６．０
〜１Ｏ１０重に部とする。

更に、粘度ｉ１４整のだめの溶媒、分散剤、帯電防止剤
、満渭剤、４Ｊ）Ｆ原剤、安定化剤尋會適宜加えた後、
混合機を運転して、磁気塗料をｐｌ製する。

次に、得られた磁気塗料を％例えば、リバースルールコ
ータ、ドクターブレードコータ、グラビアコータ尋を用
いる公知の方法によって塗布し、好ましくは、支持基体
面に対して垂直方向に、磁場配向処理もしくは機械的配
向処理を施しつつ。

乾燥拳平滑化処理を行い１本発明の磁気記録媒体を得る
。その際、磁性粉末の配向け、例えば、本出願人の出願
に係る特願昭５４−７１２７８号、特願昭５５−１３２
１４５号、特願昭５５−１３２’１３８号の明細誉に記
載されている方法および装置によって行うことができる
。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の磁気記録媒体を実施例に沿って具体的に
詳説する。下記の実施例で用いた磁性粉末（Ｂａ−フェ
ライト粉末）の代表的特性及び結合剤のＢ値をそれぞれ
第１表及び給２衣に示す。

第１表第２表＊１）ポリオキシグロビレンエーテルボリオールとメチ
レンジインシアナートとの１合物＊２）ポリオキクエテレン−プロピルエーテルポリオー
ルとトリレンジイン７アナートとの重合物＊３）ポリオ牟Ｖグロビレンエーテルボリオールとメタ
キシレンジインシアナートとの重合物す値は、メチルエテルケトンとトルエンとシクロヘキサ
ノンの１：ｔ：ｔの混合溶媒に、結合剤掬脂ｔ一種々の
濃度に溶解せしめた溶液を作成し。

Ｂ型精度計２号ロータで見掛は粘度ηａを測定し、樹脂
濃度Ｘに対してηａの対数値をプロットして得られた直
線の勾配からめた。

実施例１前記Ｂｍ−フェライト粉末７０重量部、塩化ビニル−酢
酸ビニル−ビニルアルコール共重合体ＶＲＯＨ（面積、
ユニオンカーバイト社）１０重１都、ポリウレタン重合
物［１０重針部、レシチン３重１部、ステアリン酸０．
２重１部、メチルエテルケト７５８重ｆｉｌ、　）ルエ
ン５８重量部、シクロヘキサノン５８重量部の組成から
成る混合物を分散処理して、磁性塗料を作成した。

この磁性塗料を厚さ１５μｍの２枚のポリエステル基体
フィルム上に塗布膜３μｍ　になる様にコーティングし
、そのうち、１つの塗膜にっｈては無配向処理を、他の
１つの塗膜については垂直配向を施し、次いでこれらを
カレンダー処理した後、テープ幅１／２インチ（１２，
７１１１）にスリットして本発明の磁気記録媒体（無配
向テープ及び垂直配向テープ）を得た。

これら磁気記録媒体についてキャリア信号対維音比（り
比）（周波数４ＭＨｚのキャリア、テープスピード３．
５ｍ／・ｅｃ　）及びヒステリシス環から■直角形化（
Ｈｒ７１３ｍ比）を副足した。ＣＮ比は彼達する比較例
１の無配向磁気記録媒体のＣＮ比を零デシベルとし、こ
れを基準とした相対値としてめた。

その結束、得られ九磁気記録媒体は、無配向テープの場
合に−ＣＺＮ比が＋２，５ｃｔａであ）、垂直配向？−
７’ノ場合ＫｔｉＣ／Ｎ比カ＋　３．３ｄＢ、　Ｂｒ／
８ｍ比が８８であった。

ｔた、ＶＲＯＨとポリウレタン重合物■の１＝１混合物
のＢ値を前記方法で測定したところ８．５であった。

実施例２実施例１で用いた塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアル
コール共重合体■几ＯＨの代シに、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル−ビニルアルコール共重合体ＶＡＧＤ（商標、ユニ
オンカーバイト社）を用いたこと以外は実施例１と同様
にして本発明の磁気記録媒体を得、そのＣｙＮ比及びＢ
ｒ７Ｂｍ比を測定した。

この磁気記録媒体は、無配向テープの場合にはＣハ比が
＋１．５ｄＢであシ、垂直配向テープの場合にはＣ／Ｎ
比が＋２．Ｂ　ｄＢ、　ＢｒＺＢｍ　比カ８５テ＠ツｆ
ｃ−０また、ＶＡＧＤとポリウレタン重合物■の１対１
混合物のＢ値を実施例１と同様の方法で測定したところ
９．３であった。

実施例３実施例１で用いた塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアル
コール共重合体ＶＲＯ）ｌの代シに、塩化ビニル−酢１
１１ビニルービニルアルコール共ｉ合体ＶＡＧＨ（商標
、ユニオンカーバイト社）を用いたこと以外は実施例１
と同様にして本発明の磁気記録媒体を得、そのＣハ比及
びＢｒ７８ｍ　比を測定した。

この磁気記録媒体は、無配向テープの場合にはＣ／Ｎ比
が＋１．ＱｄＢ　であり５垂直配向テープの場合にｔｉ
ｃハ比カー４−２．６　ｄＢ、　Ｂｒ７８ｍ比が８２で
あった。

また、ＶＡＧＩ−１とポリウレタン重合物■０１対１混
合物のＢ値を実施例１と同様の方法で測定したところ１
０．１であった。

比較例１実糺例１で用いた塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアル
コール共重合体ＶＲＯＩ−１０代シに、塩化ビニル−酢
酸ビニル−ビニルアルコール共重合体ＶＡＧＨ（ｉ標、
ユニオンカーバイト社）を用い、またポリウレタン重合
物ｌの代シに同重合物１を用いたこと以外は実施例１と
同様にして磁気記録媒体１１−得、そのＣ／Ｎ比及びＢ
ｒ７８ｍ　比を測定した。

この磁気記録媒体は、無配向テープの場合にはＣハ比が
□　ｄＢ、垂直配向テープの場合にはＣハ比ｉ）ｔ　＋
　ｏ、３　ｄＢ、　ｔｊｒ／Ｂｍが７５でアラた。

また、Ｖｌｊ）１とポリウレタン重合物■の１対１混合
物０１３値を６を結方法で測定したところ１３．２であ
った。

比較例２実施例１で用いた塩化ビニル−酢酸ビニルービニルアル
コール共重合体ＶＲＯ）ｉの代シに塩化ビニル−ｔｈｅ
ビニル−ビニルアルコール共重体ＶＡＧＤ（商標、ユニ
オンカーバイト社）を用い、また、ポリウレタン重合物
■の代りに同重合体■を用いた仁と以外は実施例１と同
様にして磁気記録媒体を得、そのＣ／Ｎ比及びＢｒＺＢ
ｍ比を測定した。

この磁気記録媒体は、無配向テープの場合にはＣハ比が
＋０．３ｄＢ　、　ｍ直配向テープの場合にはい比が＋
ｌ　、　２　ｄＢ　、　ＢｒＺＢｍ比が７７であった。

ｔｉ、ＶＡＧＤとＩリウレタン重合物■の１対１混合物
のＢ値を実施例１と同様の方法で測定したところ１１で
あった。

以上の結果を第３表にまとめて示す。

表−３＊ＣＮ比は比較例１の無配向テープを標準としその相対
レベルとした。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかな通シ１本発明の磁気記録媒体は
分子同士のからみ合いが少ない高分子から成る結合剤を
用いているので、磁性粉末の分散性が良好であ如、その
結束、角形比が大きく、シかもノイズ特性が優れた高密
度記録許体となるという効果を奏し、その工業的価値は
極めて大である。

７３−

Claims

【特許請求の範囲】１、　メチルエチルケトン、トルエン及びフクロヘキサ
ノンのそれぞれ等重１混合溶媒に溶けた樹脂の見掛は粘
度式＝１０ｇマ・ａ−Ｂｘ４−１ｏｇ（４月式中、ｖ４
１ｄ温度２５℃における見掛は粘度（ＣＰ）、Ｘは樹脂
洟度（Ｗｔ＃）、　（Ｗ）は温度２５℃における極限粘
度（ＯＦ）、Ｂは電数をそれぞれ表わす。）の式中、Ｂ
値が１０以下である、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合系
樹脂とポリウレタン系樹脂から成る樹脂結合材の硬化物
中に、磁性粉末が均一に分散されていることを特徴とす
る磁気記録媒体。２、　磁性粉末が六方晶系フェライト磁性粉末である特
許請求の範囲第１項記載の磁気記録媒体。