JPS6054971B2 - フエノ−ル樹脂成型材料の製造方法 - Google Patents
フエノ−ル樹脂成型材料の製造方法Info
- Publication number
- JPS6054971B2 JPS6054971B2 JP8226779A JP8226779A JPS6054971B2 JP S6054971 B2 JPS6054971 B2 JP S6054971B2 JP 8226779 A JP8226779 A JP 8226779A JP 8226779 A JP8226779 A JP 8226779A JP S6054971 B2 JPS6054971 B2 JP S6054971B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phenolic resin
- molding material
- resin molding
- manufacturing
- lignoceric acid
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- Expired
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- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は配線器具、電気器具、厨房器具部品、家庭用品
、雑貨等の成型性を重要視する商品に使用するフェノー
ル樹脂成型材料の製造方法に関するもので、その目的と
するところは従来から問題になつている配線器具、電気
器具、厨房器具部品、家庭用品、雑貨用成型品の連続射
出成型性の悪さを改良することにある。
、雑貨等の成型性を重要視する商品に使用するフェノー
ル樹脂成型材料の製造方法に関するもので、その目的と
するところは従来から問題になつている配線器具、電気
器具、厨房器具部品、家庭用品、雑貨用成型品の連続射
出成型性の悪さを改良することにある。
従来の配線器具、電気器具、厨房器具部品、家庭用品、
雑貨用フェノール樹脂成型材料はフェノール樹脂、硬化
剤、充填物、離型剤、着色剤等を同時に配合し混合、混
練、製粉、分散して得られるものであるが離型剤は成型
材料の製造過程でかなり消耗されフェノール樹脂成型材
料を成型する溶融段階て流動性が悪化し焼きつけを発生
する事が多く、製品不良率が高かつた。
雑貨用フェノール樹脂成型材料はフェノール樹脂、硬化
剤、充填物、離型剤、着色剤等を同時に配合し混合、混
練、製粉、分散して得られるものであるが離型剤は成型
材料の製造過程でかなり消耗されフェノール樹脂成型材
料を成型する溶融段階て流動性が悪化し焼きつけを発生
する事が多く、製品不良率が高かつた。
本発明の方法は、これらの点を改良するため、予じめ配
合物を混合、混練、製粉したフェノール樹脂成型材料配
合物にリグノセリン酸エステル誘導体を添加することに
よつて成型時の溶融段階で流動性を悪化することなく焼
きつけのないフェノール樹脂成型材料を得るものである
。
合物を混合、混練、製粉したフェノール樹脂成型材料配
合物にリグノセリン酸エステル誘導体を添加することに
よつて成型時の溶融段階で流動性を悪化することなく焼
きつけのないフェノール樹脂成型材料を得るものである
。
次に本発明の方法を詳しく説明する。
本発明に使用するフェノール樹脂はフェノール、クレゾ
ール、キシレン等のフェノール類又は糖蜜、リグニン、
ナフタリン、石油系芳香族炭化水素による変性フェノー
ル類とホルマリン、パラホルムアルデヒド等のアルデヒ
ド類とを所定のモル比に配合し、塩酸、硫酸、蓚酸のよ
うな酸性触媒下で反応lさせたノボラック型フェノール
樹脂初期縮合物である。充填物は木粉、炭酸カルシウム
、セルローズ等の一般に用いられるものでよい。離型剤
はステアリン酸、ワックス、ステアリン酸亜鉛等がよい
。着色剤は酸化鉄、カーボンブラック等であ5る。硬化
剤はヘキサメチレンテトラミン等である。リグノセリン
酸エステル誘導体としてはリグノセリン酸メチルエステ
ル、リグノセリン酸エチルエステル、リグノセリン酸メ
リシルアルールエステル等を用い、フェノール樹脂成型
材料配合物010喧量部(以下単に部と記す)に対して
0.01〜0、踵量部添加する。即ちリグノセリン酸エ
ステル誘導体の量が0.01部未満では成型時の溶融段
階で流動性、焼きつけ改良に効果がなく、0?部をこえ
ると成型品表面にブリードするからである。”5リグノ
セリン酸エステル誘導体の添加方法は、先すフェノール
樹脂、充填物、離型剤、着色剤、硬化剤等を所定量づつ
配合してからプレンダーで混合し次にロール等で混練し
後、製粉した製粉物に添加して分散させ成型材料を得る
ものである。このように溶融時の流動性を維持し、焼き
つけを防止するリグノセリン酸エステル誘導体を最終の
分散過程で添加するので成型材料製造中に消耗すること
がなく成型材料中に有効に分散存在するので成型時の溶
融段階で流動性がよく従つて焼きつけの発生しないフェ
ノール樹脂成型材料を得るものである。以下本発明の方
法を実施例にもとづいて比較例とあわせて説明する。
ール、キシレン等のフェノール類又は糖蜜、リグニン、
ナフタリン、石油系芳香族炭化水素による変性フェノー
ル類とホルマリン、パラホルムアルデヒド等のアルデヒ
ド類とを所定のモル比に配合し、塩酸、硫酸、蓚酸のよ
うな酸性触媒下で反応lさせたノボラック型フェノール
樹脂初期縮合物である。充填物は木粉、炭酸カルシウム
、セルローズ等の一般に用いられるものでよい。離型剤
はステアリン酸、ワックス、ステアリン酸亜鉛等がよい
。着色剤は酸化鉄、カーボンブラック等であ5る。硬化
剤はヘキサメチレンテトラミン等である。リグノセリン
酸エステル誘導体としてはリグノセリン酸メチルエステ
ル、リグノセリン酸エチルエステル、リグノセリン酸メ
リシルアルールエステル等を用い、フェノール樹脂成型
材料配合物010喧量部(以下単に部と記す)に対して
0.01〜0、踵量部添加する。即ちリグノセリン酸エ
ステル誘導体の量が0.01部未満では成型時の溶融段
階で流動性、焼きつけ改良に効果がなく、0?部をこえ
ると成型品表面にブリードするからである。”5リグノ
セリン酸エステル誘導体の添加方法は、先すフェノール
樹脂、充填物、離型剤、着色剤、硬化剤等を所定量づつ
配合してからプレンダーで混合し次にロール等で混練し
後、製粉した製粉物に添加して分散させ成型材料を得る
ものである。このように溶融時の流動性を維持し、焼き
つけを防止するリグノセリン酸エステル誘導体を最終の
分散過程で添加するので成型材料製造中に消耗すること
がなく成型材料中に有効に分散存在するので成型時の溶
融段階で流動性がよく従つて焼きつけの発生しないフェ
ノール樹脂成型材料を得るものである。以下本発明の方
法を実施例にもとづいて比較例とあわせて説明する。
実施例1乃至4
フェノール1モルに対してホルムアルデヒド0.8モル
を加えてから塩酸でPHを4.3に調整し還流温度で反
応させ、後脱水煮詰して融点80′Cのノボラック型フ
ェノール樹脂を得た。
を加えてから塩酸でPHを4.3に調整し還流温度で反
応させ、後脱水煮詰して融点80′Cのノボラック型フ
ェノール樹脂を得た。
このフェノール樹脂4娼に対して木粉5?、ヘキサメチ
レンテトラミン6部、ステアリン酸1部、着色剤1部か
らなるフェノール樹脂成型材料配合物をブレンダーで3
紛間混合し、熱ロールで混練後、粉砕製粉してから製粉
物100mに対してリグノセリン酸メリシルアルコール
エステルを実施例1については,0.01部、実施例2
については0.05部、実施例3については0.1部、
実施例4については0.3部添加しブレンダーで3紛間
混合分散させてフェノール樹脂成型材料を得た。この成
型材料を100トン型射出成型機でシリンダー後部温度
7CfC1シリンダー;前部温度90℃、金型温度17
0℃で射出成型して厚さ15mの成型品を得た。比較例
1及び2 実施例1で用いたフェノール樹脂成型材料配合物をブレ
ンダーで3紛間混合し、熱ロールで混練後、粉砕製粉し
てからブレンダーで更に3紛間混合分散させてフェノー
ル樹脂成型材料を得て比較例1とした。
レンテトラミン6部、ステアリン酸1部、着色剤1部か
らなるフェノール樹脂成型材料配合物をブレンダーで3
紛間混合し、熱ロールで混練後、粉砕製粉してから製粉
物100mに対してリグノセリン酸メリシルアルコール
エステルを実施例1については,0.01部、実施例2
については0.05部、実施例3については0.1部、
実施例4については0.3部添加しブレンダーで3紛間
混合分散させてフェノール樹脂成型材料を得た。この成
型材料を100トン型射出成型機でシリンダー後部温度
7CfC1シリンダー;前部温度90℃、金型温度17
0℃で射出成型して厚さ15mの成型品を得た。比較例
1及び2 実施例1で用いたフェノール樹脂成型材料配合物をブレ
ンダーで3紛間混合し、熱ロールで混練後、粉砕製粉し
てからブレンダーで更に3紛間混合分散させてフェノー
ル樹脂成型材料を得て比較例1とした。
別に製粉物10娼に対してリグノセリン酸メリシルアル
コールエステルを0.5部添加しブレンダーで3C@間
混合分散させてフェノール樹脂成型材料を得て比較例2
とした。比較例1及び2の成型材料を実施例1と同様に
成型して厚さ1511aの射出成型品を得た。実施例1
乃至4と比較例1及び2の成型状態及び成型品外観は第
1表のようで、この表から明らかなように本発明の方法
によるフェノール樹脂成型材料はシリンダー安定性がよ
く且つ表面光沢のよい成型品を得ることができ、本発明
の方法によるフェノール樹脂成型材料が秀れていること
を確認した。
コールエステルを0.5部添加しブレンダーで3C@間
混合分散させてフェノール樹脂成型材料を得て比較例2
とした。比較例1及び2の成型材料を実施例1と同様に
成型して厚さ1511aの射出成型品を得た。実施例1
乃至4と比較例1及び2の成型状態及び成型品外観は第
1表のようで、この表から明らかなように本発明の方法
によるフェノール樹脂成型材料はシリンダー安定性がよ
く且つ表面光沢のよい成型品を得ることができ、本発明
の方法によるフェノール樹脂成型材料が秀れていること
を確認した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 リグノセリン酸エステル誘導体を製粉後の分散過程
で添加することを特徴とするフェノール樹脂成型材料の
製造方法。 2 フェノール樹脂成型材料配合物100重量部に対し
リグノセリン酸エステル誘導体を0.01〜0.3重量
部添加することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
のフェノール樹脂成型材料の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8226779A JPS6054971B2 (ja) | 1979-06-27 | 1979-06-27 | フエノ−ル樹脂成型材料の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8226779A JPS6054971B2 (ja) | 1979-06-27 | 1979-06-27 | フエノ−ル樹脂成型材料の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS565720A JPS565720A (en) | 1981-01-21 |
JPS6054971B2 true JPS6054971B2 (ja) | 1985-12-03 |
Family
ID=13769698
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8226779A Expired JPS6054971B2 (ja) | 1979-06-27 | 1979-06-27 | フエノ−ル樹脂成型材料の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6054971B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019210316A (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-12 | 住友ベークライト株式会社 | フェノール樹脂組成物および成形品 |
JP2020105275A (ja) * | 2018-12-26 | 2020-07-09 | 住友ベークライト株式会社 | フェノール樹脂成形材料および成形品 |
-
1979
- 1979-06-27 JP JP8226779A patent/JPS6054971B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS565720A (en) | 1981-01-21 |
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