JPS6054411B2 - 撚り糸 - Google Patents

撚り糸

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JPS6054411B2
JPS6054411B2 JP6360281A JP6360281A JPS6054411B2 JP S6054411 B2 JPS6054411 B2 JP S6054411B2 JP 6360281 A JP6360281 A JP 6360281A JP 6360281 A JP6360281 A JP 6360281A JP S6054411 B2 JPS6054411 B2 JP S6054411B2
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JP
Japan
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yarn
twisting
cellulose
twisted
coefficient
Prior art date
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Expired
Application number
JP6360281A
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JPS57183429A (en
Inventor
理 伊藤
一徳 西沢
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Soap Co Ltd
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Publication date
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Priority to MX187897A priority patent/MX161325A/es
Priority to DE19813124292 priority patent/DE3124292A1/de
Priority to FR8112131A priority patent/FR2485046B1/fr
Publication of JPS57183429A publication Critical patent/JPS57183429A/ja
Publication of JPS6054411B2 publication Critical patent/JPS6054411B2/ja
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Priority to HK11/87A priority patent/HK1187A/xx
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Chemical Treatment Of Fibers During Manufacturing Processes (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新しい機能を持つた撚り糸に関する。
糸に撚りを与える目的としては、一般には糸に強度を
持たせること、特殊な外観風合いを持たせること、合撚
して糸むらをなくすこと等が挙げられる。しかし、現在
吸水時に収縮して伸縮性を有する性質を持たせ、且つ強
度を持たせる目的て撚りを与えた糸は知られていない。
本発明者らは、セルロース糸をカルボキシメチル化(
以下、CM化と略記することもある)することにより吸
水時に収縮して伸縮性を有する性質を付与することがで
き、更にこのCM化セルロース糸に撚りを与えるつまり
撚り糸にすることにより吸水時に強度の優れた又収縮及
ひ伸縮性のより優れた糸が得られることを見出し本発明
を完成した。
即ち本発明はAカルボキシメチル化セルロース単糸に
撚りを与えてなる撚り糸、又はB1カルボキシメチル化
セルロース単糸からなる複数本の単糸或いはB2カルボ
キシメチル化セルロース単糸5腫量%以上と他の単糸と
からなる複数本の単糸を撚り合わせてなる撚り糸におい
て、前記カルボキシメチル化セルロース単糸のカルボキ
シメチル化度が0.15〜0.40であり、撚り糸の撚
り係数が3.0以上であることを特徴とする撚り糸、及
びA’架橋されたカルボキシメチル化セルロース単糸に
撚りを与えてなる撚り糸、又はB’1架橋されたカルボ
キシメチル化セルロース単糸からなる複数本の単糸或い
はB’ 2架橋されたカルボキシメチル化セルロース単
糸印重量%以上と他の単糸とからなる複数本の単糸をよ
り合わせてなる撚り糸において、前記架橋されたカルボ
キシメチル化セルロース単糸のカルボキシメチル化度が
0.25〜0.70であり、撚り糸の撚り係数が3.0
以上であることを特徴とする撚り糸に関する。
本発明の1つの目的は吸水時に優れた収縮性具体的に
は収縮力10g以上、収縮率10%以上の性質を持つた
糸を提供することにある。
本発明の他の1つの目的は、強度の優れた吸水収縮糸を
提供することにある。
本発明の他の1つの目的は、吸水時に伸縮性を有する糸
を提供することにある。
本発明者らの研究によればCM化セルロース糸の吸水時
における収縮性はCM化セルロース糸のCM化度及び撚
り強度つまり撚り係数に起因することが明らかになつた
つまりCM化度(以下D.S.と略記することもある)
が高くて撚り係数の大きなものが収縮性のよい収縮力の
ある撚り糸となる。
本発明の上記目的を達成するためにはCM化セルロース
単糸のD.S.が0.15以上必要である。
しかし、D.S.については0.40以上になると吸水
時にCM化セルロース糸が溶解するという現象が起こり
、好ましくなく、0.4以下でなければならない。又一
般に単糸はあらかじめ撚られており、いわゆる下撚りが
与えられているけれどそれだけでは撚りが十分ではなく
、更に加熱して撚り係数を3.0以上にする必要がある
。ここで撚り係数とは次の式によつて求めた値である。
K:撚り係数 T:インチ当り撚り数 N:糸の番手(n番手の糸をI本撚る場合はN=?)(
この時複数本撚り合わせる場合には下撚りは撚り数には
入れない。
又単糸の場合には下撚りも撚り数に加えて計算する。)
一方、高いCM化度をもつたCM化セルロース単糸ても
架橋により溶解することなく本発明の目的を達成するこ
とができる。
そこで架橋されたCM化セルロース糸の場合はD.S.
O.25〜0.70で撚り係数3.0以上に撚糸するこ
とにより本発明の目的が達成される。又、本発明の撚り
糸は上記のようなCM化度を有するCM化セルロース単
糸を複数本撚り係数3.0以上で撚り合わせたり、CM
化セルロース単糸と他の非吸水収縮糸例えば綿糸、レー
ヨン糸あるいは合成繊維等とを撚り係数3.0以上で撚
り合わせることによつても得られる。
ただこの場合5鍾量%以上はCM化セルロース糸とする
必要があり、5鍾量%以上を非吸水収縮水とすると収縮
力か落ちるので好ましくない。又、複数の単糸を撚り合
わせる場合には、その撚り合わせる方向を単糸の下撚り
の方向と同一にする方が望ましいけれど両者の方向が逆
であつてもさしつかえない。本発明に用いられ得るCM
化セルロース糸の例としては、綿、ポリノジツクレーヨ
ン等のセルロース糸をCM化した糸が挙げられる。
又、架橋されたCM化セルロース糸を得るために用いら
れる架橋剤としては、グリオキサール、エピクロルヒド
リン、エチレングリコール、グリシジルエーテル等が挙
げられる。
本発明の撚り糸は種々の分野に応用することができる。
以下にその代表的な応用例を説明する。本発明の応用の
1つに布おむつがある。例えば布おむつに本発明の吸水
収縮性を有する撚り糸を縫い込むと布おむつが尿で漏れ
た時、撚り糸が収縮し、布おむつにシワができそのシワ
によつてできた空隙でより多くの尿を保持できる。又、
この場合本発明の撚り糸を布おむつの縦糸あるいは横糸
として織り込むことも可能である。
他の1つの応用としては使い捨て吸収性物品がある。例
えば生理用ナプキンや紙おむつの表面層つまり不織布に
この本発明の撚り糸を縫い込むことにより体排液がこの
表面層を透過し、吸収体に吸収される時、吸水収縮性を
有する撚り糸が濡れて収縮し、この表面層に凸凹ができ
着用者と吸収体の間に空間が得られて着用者に不快感を
与えないような吸水性物品となる。又、他の1つの応用
としては、股下部周辺の縁に弾性体を設けた使い捨てお
むつにおいて、弾性体の代りに本発明の撚り糸を用いる
ことが可能である。
つまり使用上、通常は伸縮性を持つていないために大股
部の周りに適当な間隙を形成させることができ、むれる
ことはなく、又、尿で糸が濡れた時にはじめて収縮し、
おむつの縁を大股部に密着させ洩れを防ぐことができる
。本発明の撚り糸は以上のような応用例以外にも各種の
有用な用途に利用できる。
以下、本発明を実施例について説明するが本発明はこれ
らに限定されるものではない。
実施例1 セルロース糸:綿糸 D.S.:0.16撚
り形態:2幡手を3本撚る。
(以下2(ト)/3と示す。
)撚り係数:3.0実施例2 セルロール糸:綿糸 D.S.:0.23撚
り形態:20S/3撚り係数:5.0 実施例3 セルロース糸:綿糸 D.S.:0.32撚
り形態:2(ト)/3撚り係数:7.5 実施例4 セルロース糸:綿糸 D.S.:0.38撚
り形態:2(ト)/3撚り係数:7.0 実施例5 セルロース糸:綿糸 D.S.:0.16撚
り形態:10S撚り係数:3.0 実施例6 セルロース糸:綿糸 D.S.:0.15撚
り形態:2(ト)撚り係数:3.5 実施例7 セルロース糸:綿糸 D.S.:0.35架
橋剤:グリオキサールで架橋 (CM化した綿糸
の重量のl酷の80% エタノール中に80%エ
タノール量に対 して1%の40%グリオキサー
ルを加え CM化綿糸を加え5分間攪拌しろ過し
た後105℃で3紛間反応させる。
)撚り形態:20S撚り係数:3.5 実施例8 セルロース糸:綿糸 D.S:0.65架橋
剤:グリオキサール撚り形態:20S/3 撚り係数:7.5 実施例9 セルロース糸:綿糸 D.S.:0.15撚
り形態:20S/33本中1本は非CM化綿糸撚り係数
:3.5実施例10 セルロース糸:綿糸 D.S.:0.35撚
り形態:2(ト)/33本中1本は非CM化綿糸架橋剤
:グリオキサール撚り係数:3.5 実施例11 セルロース糸:ポリノジツクレーヨン D.S.:0.
15撚り形態:3(ト)/3撚り係数:3.0 実施例12 セルロース糸:ポリノジツクレーヨン D.S.:0.
25撚り形態:30s/3撚り係数:7.0 実施例13 セルロース糸:ポリノジツクレーヨン D.S.:0.
27架橋剤:グリオキサール撚り形態:3(ト)/3 撚り係数:3.5 実施例14 セルロース糸:綿糸 D.S.:0.35撚
り形態:2(ト)/3撚り係数:7.5 単糸の撚り方向:左撚り 撚り糸の撚り方向:右撚り 比較例1 実施例1においてD.S.を0.14にした糸比較例2
実施例1において撚り係数を2.8にした糸比較例3実
施例3でD.S.を0.41にした糸 比較例4 実施例10において撚り形態を3本のうち2本が非CM
化綿糸にした糸比較例5 セルロース糸:綿糸 D.S.:0.23架
橋剤:グリオキサール撚り形態:2(ト)/3 L撚り係数:4.0 比較例6 実施例11においてD.S.:0.14としたもの比較
例7実施例11において撚り係数を2.8としたもの比
較例8実施例13においてD.S.O.72としたもの
実施例1〜1破び比較例1〜8の撚り糸の吸水時の収縮
力及ひ収縮率を下記方法により測定し、結果を表1に示
した。
収縮力ニ人工尿で濡らした時収縮する力をgで 示し
た。収縮率=(糸の元長一収縮時の糸の長さ)/元長×
100

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 Aカルボキシメチル化セルロース単糸に撚りを与え
    てなる撚り糸、又はB1カルボキシメチル化セルロース
    単糸からなる複数本の単糸或いはB2カルボキシメチル
    化セルロース単糸50重量%以上と他の単糸とからなる
    複数本の単糸を撚り合わせてなる撚り糸において、前記
    カルボキシメチル化セルロース単糸のカルボキシメチル
    化度が0.15〜0.40であり、撚り糸の撚り係数が
    3.0以上であることを特徴とする撚り糸。 2 A′架橋されたカルボキシメチル化セルロース単糸
    に撚りを与えてなる撚り糸、又はB′1′架橋されたカ
    ルボキシメチル化セルロース単糸からなる複数本の単糸
    或いはB′2架橋されたカルボキシメチル化セルロース
    単糸50重量%以上と他の単糸とからなる複数本の単糸
    を撚り合わせてなる撚り糸において、前記架橋されたカ
    ルボキシメチル化セルロース単糸のカルボキシメチル化
    度が0.25〜0.70であり、撚り糸の撚り係数が3
    .0以上であることを特徴とする撚り糸。
JP6360281A 1980-06-19 1981-04-27 撚り糸 Expired JPS6054411B2 (ja)

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JP6360281A JPS6054411B2 (ja) 1981-04-27 1981-04-27 撚り糸
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FR8112131A FR2485046B1 (fr) 1980-06-19 1981-06-19 Fil retors composite et applications de celui-ci
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