JPS6054168B2 - 断熱壁構成用の断熱パネル成型方法 - Google Patents

断熱壁構成用の断熱パネル成型方法

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JPS6054168B2
JPS6054168B2 JP54001866A JP186679A JPS6054168B2 JP S6054168 B2 JPS6054168 B2 JP S6054168B2 JP 54001866 A JP54001866 A JP 54001866A JP 186679 A JP186679 A JP 186679A JP S6054168 B2 JPS6054168 B2 JP S6054168B2
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JP
Japan
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heat insulating
insulating panel
main body
foam
mold
Prior art date
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Application number
JP54001866A
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English (en)
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JPS5593435A (en
Inventor
久志 小椋
亮太郎 荻原
勝幸 上野
努 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meisei Industrial Co Ltd
Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Jukogyo KK
Meisei Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kawasaki Jukogyo KK, Meisei Industrial Co Ltd filed Critical Kawasaki Jukogyo KK
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Publication of JPS6054168B2 publication Critical patent/JPS6054168B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金型内に発泡性樹脂原料を流し込んで断熱壁構
成用の断熱パネルを発泡成型する方法に関する。
従来この種の方法にあつては、次の点が問題となつてい
た。
即ち、断熱壁構成用の断熱パネル成型は、一般に金型2
内に発泡性樹脂原料を流し込んで発泡成型されるもので
あるが、第6図に示すように、その金型2内に直接接触
する表皮部分aは、発泡熱が金型2に奪われるため、発
泡倍率が内部発泡部分をの10分の1程度と非常に低く
なり、又これに伴つて密度が内部発泡部分をに比して非
常に高くなり、更にこの高密度表皮部分aと低密度内部
発泡部分をとの境界面に多数のフレオン溜りc ・・・
が形成されており、その結果として、(ィ)表皮部分a
が、高密度であるために金型2に強く付着し、脱型に支
障を来していた。(ロ)表皮部分aにとられる原料量が
異常に多くなつて原料に大変な無駄が生じていた。
←→ 例えば第7図のように二つのパネルを対向させ、
両者間に発泡性樹脂原料を注入して発泡させたとき、そ
の発泡熱により表皮部分a、aが軟化すると同時に第6
図のフレオン溜りc、c・・・が体積膨脹することにな
るため、第7図の如く軟化し膨出した表皮部分a、aを
介しての、各パネルと注入発泡部分8との結合強度が著
しく低いものになつてしまうので、従来では表皮部分A
,aを切断除去していたが、この部分には前述(口)の
通り多量の原料が使われているから、経済上大変なロス
になつていた。
(ニ)発泡成型後に表皮部分aを切除した場合、その切
断面には多数の気孔が開口して、表面に多数の凹入部が
形成された状態となり、切断後の表面における平滑部分
の面積が減少することになる。
従つて、前記第7図に示す場合と同様に二つの断熱パネ
ルを対向位置させて、その両パネル間に発泡性樹脂原料
を注入し発泡させる場合に、前記気孔による凹入部分で
は断熱パネルと発泡性樹脂原料との接着が行われず、平
滑な面部分でしか両パネルの一体化が望めないのである
が、この平滑な面部分が減少する状態となるため、両パ
ネルの接合強度が充分なものではなく、断熱パネルを多
数敷設して断熱壁を構成する場合には、前記接合部分が
強度弱点部分となる虞れがあつた。
本発明の目的は、断熱壁構成用の断熱パネルの成型にあ
たつて、発泡性樹脂原料の熱が金型に奪われることに起
因してパネル周部に部分的な高密度表皮部分が形成され
ることを避けて、全体にほぼ均質な断熱パネルを成型で
きるように、しかも、その断熱パネルを成型に伴つて断
熱壁構成用のものとして好適な表面の平滑な状態で得ら
れるようにする成型方法を得ることにある。
上記目的を達成するための本発明の特徴とする構成は、
金型内の成型用空間に発泡性樹脂原料を流し込んで断熱
パネルを発泡成型する方法において、前記金型の内面に
沿つて、前記断熱パネル主体と同質材からなり、かつ、
表裏両面に薄膜状に表面処理剤を塗布乾燥させ表裏両面
の開放気孔の容積を減じた適当厚の断熱材を位置させた
状態で前記発泡性樹脂原料を注入発泡させ、前記断熱パ
ネル主体と前記断熱材とを一体化した点にあり、かかる
構成から次の作用効果を奏する。
1流し込まれ発泡しつつある樹脂原料は、その樹脂原料
によつて構成される断熱パネル主体と同質材からなる前
記断熱材によつて金型から熱的に隔絶されているため、
表面箇所においても内部と同様の高い発泡熱を確保でき
る。
それ故に、表面箇所でも内部と同様の高い発泡率での発
泡が起こり、従来から見られた高密度表皮部分およびフ
レオン溜りが生じることを避けて、全体に亘つて均質な
断熱パネルが得られるとともに、使用原料も、そのすべ
てが無駄なく有効に活用することができる。う 更に、
高密度表皮部分、フレオン溜りの発生を防ぐための手段
として用いられる前記断熱材を、その表裏両面に薄膜状
に表面処理剤を塗布し乾燥させたものとすることにより
、この断熱材の成型用空間内方側の面を平滑化して、そ
の断熱材と発泡性樹脂原料の発泡体からなる断熱パネル
主体との接合強度を充分に向上させ、前記断熱材を断熱
パネルの一部として有効利用できるのみならず、断熱パ
ネルの成型完了に伴つて、断熱壁として構成される際の
パネルどうしの対向面となる断熱パネルの周辺部分が、
そのパネルどうしを接合するに好適な表面平滑な状態で
断熱パネルを得られるものである。
つまり、断熱材として一般的な発泡体を単に用いるだけ
では、その断熱材の端面の多数の開放気孔が存在してい
て、平滑面が少ない状態であるため、単に断熱材を金型
の内面に位置させて発泡させただけでは、断熱パネル主
体と断熱材との接合面に強度上の弱点部分が存在するこ
とになつて、全体を断熱パネルとしては有効に利用し得
ないものであるとともに、成型完了後の断熱パネルの周
辺にも、断熱材自体の多数の開放気孔が存在するため、
断熱パネルどうしの接合状態を充分に高めるにも不適で
、結局、断熱壁構成用の断熱パネルとしては不適当なも
のであるが、本発明のものでは、断熱材の表裏両面に薄
膜状に表面処理剤を塗布してその表面を平滑化してある
ので、断熱パネル主体の自己接着性を利用して、これと
断熱材とを一体化する場合に、断熱パネルとして部分的
な強度上の弱点部分を備えない良好な製品を得られると
ともに、成型完了後の断熱パネルの周辺部も平滑化され
、断熱パネルを多数並置して、それらの対向面間に発泡
性樹脂原料を注入することにより、全体が連続された断
熱壁を構成するための断熱パネルとして、前述のフレオ
ン溜りの成長により強度弱点部分や、接合面となる平滑
面部分が少ないことによる強度弱点部分の発生を避けて
、充分な接合強度を有した断熱壁を構成するに好適な断
熱パネルを得るための成型方法を得られたものである。
3また、前記断熱材を金型の内面に位置させることは、
前述の断熱効果による発泡倍率の均一化を図るためのみ
ならず、金型の内部に直接的に発泡性樹脂原料を注入し
て発泡させる場合に比べて、発泡完了後の脱型が容易と
なる点でも有効である。
以下、本発明の実施例を図面の記載に基づいて説明する
本発明方法により構成される断熱パネルは、第1図に示
すように、発泡性樹脂原料(ポリウレタン)の発泡体か
らなる断熱パネル主体Aの周端に、夫々、前記断熱パネ
ル主体Aと同質原料の発泡体からなる別体の断熱材3・
・・を、断熱パネル主体Aの自己接着性によソー体化し
たもので、一般に、補強繊維を内蔵する状態でフェノー
ルを発泡させて成型したフェノールフォーム1と一体化
して用いられることが多いが、第5図に示すように断熱
パネル単独のものとして構成され、独立して用いられる
こともある。
前記断熱材3は、第2図の如く断熱パネル主体Aと同質
の発泡性樹脂原料から発泡成型したフォーム3aの表裏
両面に、ネオプレン系又はウレタン系の表面処理剤3b
,3bを薄膜状に塗布したのち乾燥させることにより、
フォーム3aの表裏両面に露出していた開放気孔3a″
,3a″・・・の容積を減少させ、表面全体の面積に対
する平滑な面部分の面積を増大したものてある。
上記の表面処理剤は、一般に接着剤として使用されるも
のであるが、本発明においては、これを、接着剤として
の接着力を得るためにではなく、上記のように、開放気
孔3a″・・・の容積を減じるための手段として利用し
ているのである。
上記断熱パネルを成型する本発明の詳細な説明する。補
強繊維を内蔵する状態でフェノールを発泡させることに
より予め成型しておいたフェノールフォーム1の上面周
端近くに、第1図の如く、矩形の金型2を設置するとと
もに、金型2の成型用空間の内面側に適当厚の断熱材3
を接当保持させ、かかる状態で断熱材3の内側の成型用
空間に発泡性樹脂原料(ポリウレタン)を流し込んで、
その発泡硬化により断熱パネル主体Aを成型するととも
に、その自己接着力により断熱材3と一体結合させる。
断熱パネル主体Aは、その全体に亘つて均質な発泡状態
となつている。4は、断熱パネル主体Aに対するアルミ
板などの保護金属板であつて、断熱パネル主体Aと一体
化される。
前記断熱材3は、第2図の如く断熱パネル主体Aと同質
の発泡性樹脂原料から発泡成型したフォーム3aの表裏
両面に、ネオプレン系又はウビタン系の表面L処理剤3
b,3bを薄膜状に塗布したのち乾燥させることにより
、フォーム3a表裏両面に露出していた開放気孔3a″
,3a″・・・の容積を減少させたものである。従つて
、この断熱材3は断熱パネル主体Aの周端に一体化され
る。又、フェノールフォーム1も断熱パネル主体Aと一
体化される。上記のようにして作成された成型体B(フ
ェノールフォーム1、断熱パネル主体A1金属板牡断熱
材3から成る)を複数個、第3図の如く、被断熱処理壁
7(LNGタンクの外壁など)に並列固着したのち、成
型体B,Bの対向目地間に発泡性樹脂原料(断熱パネル
主体Aおよびフォーム3aと同質)を注入発泡して発泡
部分8を形成すると、両成型体B,Bが高い結合度状態
で結合された断熱壁が構成される。尚、9は押え型であ
る。第4図は別実施例に係り、断熱材3の上端面にブチ
ルゴム5を両面粘着テープを介して接着するとともに、
ブチルゴム5の上端面に金属板4を両面粘着テープを介
して接着したものであり、金属板4の剥離を確実に防止
てきる。上記した各実施例においては、断熱パネル主体
Aをフェノールフォーム1上で成型したが、第5図のよ
うに金型2上で成型するも良い。
この場合、金型2の内面全体に断熱材3,3を接当させ
るものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る断熱壁構成用の断熱パネル成型方法
の実施例を示し、第1図は成型状態の断面図、第2図は
断熱材の拡大断面図、第3図は断熱壁施工状態の断面図
、第4図、第5図は、夫々別の成型方法を示す断面図で
ある。 第6図は従来の方法を示す断面図、第7図は従来方法に
よつて成型された断熱パネルを用いての断熱施工状態を
示す断面図である。2・・・金型、3・・・断熱材、A
・・・断熱パネル主体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 金型2内の成型用空間に発泡性樹脂原料を流し込ん
    で断熱パネル主体Aを発泡成型する方法であつて、前記
    金型2の内面に沿つて、前記断熱パネル主体Aと、同質
    材からなり、かつ、表裏両面に薄膜状に表面処理剤3b
    を塗布乾燥させ表裏両面の開放気孔の容積を減じた適当
    厚の断熱材3を位置させた状態で前記発泡性樹脂原料を
    注入発泡させ、前記断熱パネル主体Aと前記断熱材3と
    を一体化したことを特徴とする断熱壁構成用の断熱パネ
    ル成型方法。
JP54001866A 1979-01-09 1979-01-09 断熱壁構成用の断熱パネル成型方法 Expired JPS6054168B2 (ja)

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