JPS6051646A - セメント添加剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はセメント添加剤に関し、詳しくはセメント配合
物（セメントペースト、モルタルおよびコンクリート）
ＩＣおける流動性の向上を図ると共に、その流動性の経
時的低下を防止し、施工性を向上せしめるセメント添加
剤に関するものである。

セメントペースト、モルタルおよびコンクリートの如き
セメント配合物においては、セメント粒子の凝集力が強
いため、セメントの硬化に必要な単位水量では作業性の
良いセメント配合物を得ることができない。そこで、セ
メント配合物の作業性を改善するために単位水量を増加
する必要がある。しかし、単位水量を増加すると強度の
低下を招くので、同一強度を得るためＫは単位セメント
量を増加させなければならない。ところが、単位セメン
ト量を増加すると、硬化発熱量が増大するため、ひび割
れが発生しゃすくなるという不都合があった。また蔦セ
メント配合物社各材料の配合後１ミキサ一車等罠より打
設現場まで運搬されることが多いが、輸送距離の遠近や
交通渋滞の程度などにより運搬に要する時間は変動しゃ
すい。このため、打設現場においてはセメント配合物の
流動性が異なり、一定の施工性を得ることが困難な状況
であった。さらに、セメント配合物をポンプで圧送して
いる際、何らかの事情で圧送を中断し、その後再開する
場合に、配管中のセメント配合物の流動性が低下してい
るため、再開後の圧送圧力を上昇させる必要が生じたり
、あるいは部分的に配管を閉塞させる等の問題があった
６ 前述の如く、コンクリート配合物の流動性を向上させる
ための最も簡便な手段は水の配合量を増大することであ
るが、水量の増加は施工後のひび割れや剥落等の原因と
なる。したがって、減水効果を有し、かつ好適な流動性
を付与すると共に該流動性を持続させることができる添
加剤が望まれている。

従来、このような添加剤としてナフタレンスルホン酸す
トリウムのホルマリン縮金物等種々のものが知られてい
る。しかしながら、これら従来の添加剤はセメント配合
物にある程度の流動性を付与し得るものの、その流動性
を長時間にわたり持続させることができないという欠点
があった。

本発明はこのような従来の欠点を解消した七メント添加
剤を提供することを目的とするものである。

本発明は、繰返し単位が （式中、Ｘはアルカリ金属、アルカリ土類金属およびア
ンモニウムのいずれかを表わす０）で表わされるポリア
クリル酸塩からなるセメント添加剤を提供するものであ
る。

すなわち本発明は、 一般式 で表わされるポリアクリル酸塩からなるセメント添加剤
を提供するものである。式中、ｎは特に制限社ないが、
好ましくは５〜１００であり１さらに好ましくは１．０
〜８０である。また、Ｘはアルカリ金属、アルカリ土類
金属およびアンモニウムのいずれかで表わされるが、ア
ルカリ金属としては具体的にはリチウム（Ｌｉ）、ナト
リウム（Ｎａ　）　。

カリウム（Ｋ）があり、アルカリ土類金属としては具体
的にはマグネシウム（Ｍｇ）、カルシウム（Ｏａ）。

バリウム（１３ａ）がある。

上記ポリアクリル酸塩はたとえばポリアクリル酸を、ア
ルカリ金属またはアルカリ土類金属の水溶液、あるいは
アンモニア水と直接または溶剤に溶解９分散して反応さ
せること忙より得ることができる・ このよう圧して得られる本発明のポリアクリル酸塩から
なるセメント添加剤は、セメントと水よりなるセメント
ペースト、セメント、砂および水よりなるモルタル、セ
メント、砂、小石および水よりなるコンクリートなどの
セメント配合物圧加えるが、その配合量はセメントｉｏ
ｏｘｍ部に対して固形分換算で０．０２〜３．０重量部
、好ましくＦｉ、０．０４〜２．０重量部が適当である
。セメント添加剤の配合割合が０．０２重景品未満であ
ると、セメント配合物に対する十分な減水効果と流動性
の付与が期待できない。一方、セメント添加剤の配合割
合が３．０重量部を超えると、セメントが極端に分散し
、いわゆる分離現象を起こして所期の強度を得ることが
できない。しかも、分離現象な起こした生コンクリート
をポンプで圧送し打設する場合、配管の閉塞を起こすこ
とが多い。

なお、本発明においては、公知の他の添加剤と併用する
こともできる。このような公知の添加剤としては、例え
ばナフタレンスルホン酸のホルマリン縮金物の塩（特開
昭５５−１０４９５７号公報）。

ポリビニルアルコール（特開昭５７−２０３５４号公報
）、リグニンスルホン酸＃１（特公昭４１−１１７３７
号公報）、クレオソート油系添加剤（同前）。

スルホン化メラミン−ホルムアルデヒド縮金物（特開昭
４７−８０８０号公報）、オリゴ糖（特開昭５２−１０
９５２２号公報）、不飽和ジカルボン酸とアルケンとの
反応生成物（特開昭５５−９５６５６号公報）等が挙げ
られる。

本発明のセメント添加剤は固形状、粉末状、水溶液状な
どいずれの形態でセメント配合物に配合してもよい。本
発明のセメント添加剤を加えること忙より十分に満足す
べき性質を有するセメント配合物を得ることができるが
、必要により他の補助的成分を適宜加えることができる
。また、本発ト配合物の調製段階から施工する直前まで
の任意流動性の持続時間を延長させることができ、施工
上の作業性を向上せしめる。さらに、このセメント添加
剤は減水効果を有しており、ひび割れ等が発生せず十分
な強度を有するモルタルやコンクリートを得ることがで
きる。したがって、本発明のセメント添加剤は土木、建
築等の分野において並びにコンクリート二次製品を取扱
う分野忙おいて極めて有用である。

次に本発明の実施例を示す。

実施例１〜２および比較例１ 強制攪拌式モルタルミキサーを用い、第１表に示すモル
タル組成物を調製した。得られたモルタル組成物につい
ての流動性（ＪＩ８　Ｒ５２０１Ｋよるフロー試験）の
経時変化の結果を第１図に示す。

第　１　表 来１　徳山曹達（株）製、普通ポルトランドセメント 半２１１浦産標準砂 来３　セメントに対して固形分換算で０．１５重量％添
加した。

来４　日本触媒化学工業（株）製、ポリアクリル酸ナト
リウム、「アクアリックＤＬ−３２４Ｊ。

分子景２０００ 釆５　東亜合成化学工業（株）製、ポリアクリル酸ナト
リウム、「Ｔ−４０Ｊ、分子鍛４０００Ｍ１−６　す７
タレンスルホン酸ナトリウムのホルマリン給金物、出光
石油化学（株）Ｂ。

ｒ　ＩｒＣ−５５０Ｊ 実施例３および比較例２ 可傾式ミキサーを用い１第１表に示すコンクリート組成
物を調製し、その評価を行なった。結果を第２表に示す
。

また、得られたコンクリート組成物についての流動性（
スランプ試験）の経時変化の結果を第２図に示す。

第　２　表 米１　アザノセメント（株）製、普通ポルトランドセメ
ント 来２　鬼怒用産、比重２，５８　、粗粒率２，６９（Ｊ
ＩＳＡ−１１０２による。） 来３　鬼怒用産、比重２，６０　、粗粒率６．８９（Ｊ
ＩＳ　Ａ−１１０２による。） 米４　いずれも４０％水溶液を用い、セメントに対し固
形分換算で０．２重量％添加した。

米５　前記と同じもの 米６　前記と同じもの 米７　．７ＩＳ　Ａ−１１２８に準拠 米８　ＪＩＳ　Ａ−１１０１に準拠

【図面の簡単な説明】

第１図はモルタル組成物についての７０−値の経時変化
を示すグラフであり、第２図はコンクリート組成物につ
いてのスランプ値の経時変化を示すグラフである。 特許出願人　出光石油化学株式会社 第１図 Ｏｆ５　３０　４５ 紗垣晴間Ｃ分ノ 第２図 経血時間　ｃ分ン 手続補正書（自発） 昭和５９年８月２　日 特許庁長官　志賀　学　殿 １、事件の表示 特願昭５８−１５７１２６ ２、発明の名称 セメント添加剤 ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 出光石油化学株式会社 ４、代理人 〒１０４ 東京都中央区京橋１丁目１番１０号 ５、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 ６、補正の内容 （１）明細書第８真下から８〜７行目の「＊３　セメン
トに対して固形分換算で０．１５重量％添加した。」を
「＊３　いずれも４０％濃度の水溶液を用い、セメント
に対して固形分換算で０．１５重量％添加した。」に訂
正する。 （２）同第９頁２行目のｒｒｌＰｃ−５５０ｊＪをｒｒ
ｌＰｃ−１０００ＪＪに訂正する。 （以上）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　繰返し単位が （式中、Ｘはアルカリ金Ｘ、アルカリ土類金属およびア
   ンモニウムのいずれかを表わす。）で表わされるポリア
   クリル酸塩からなるセメント添加剤。 ２、　ポリアクリル酸塩の重合度が５〜１００のもので
   ある特許請求の範囲第１項記載のセメント添加剤。