JPS6050324B2 - 酸化物永久磁石の製造方法 - Google Patents
酸化物永久磁石の製造方法Info
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- JPS6050324B2 JPS6050324B2 JP55057687A JP5768780A JPS6050324B2 JP S6050324 B2 JPS6050324 B2 JP S6050324B2 JP 55057687 A JP55057687 A JP 55057687A JP 5768780 A JP5768780 A JP 5768780A JP S6050324 B2 JPS6050324 B2 JP S6050324B2
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- Japan
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- powder
- permanent magnet
- particle size
- oxide permanent
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B35/00—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
- C04B35/01—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on oxide ceramics
- C04B35/26—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on oxide ceramics based on ferrites
- C04B35/2683—Other ferrites containing alkaline earth metals or lead
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- Hard Magnetic Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はMo−6Fe。
O。(MはBa、Br、Pbの少なくとも一種からなる
。)の化学式をもつマグネトプランバイト型異方性酸化
物永久磁石の製造方法に関するものてある。酸化物永久
磁石はBa、Br、P14の酸化物となる原料と、酸化
鉄とを所定のモル比に混合し、仮焼成して粉砕し、更に
成形し、焼結して製造される。
。)の化学式をもつマグネトプランバイト型異方性酸化
物永久磁石の製造方法に関するものてある。酸化物永久
磁石はBa、Br、P14の酸化物となる原料と、酸化
鉄とを所定のモル比に混合し、仮焼成して粉砕し、更に
成形し、焼結して製造される。
ここで、特性向上のために、成形時に磁場を印加して粒
子を配向させて、異方性を付与している。異方性酸化物
永久磁石の磁気特性は、密度、方位度、結晶成長の抑制
によつて決定される。
子を配向させて、異方性を付与している。異方性酸化物
永久磁石の磁気特性は、密度、方位度、結晶成長の抑制
によつて決定される。
即ち、密度および方位度の向上はBrを上げるが、結晶
成長の増大はBHcを低下させる。この種の酸化物永久
磁石の単磁区となる臨界直径は約1μmであり、製造に
際しての粉砕工程では理論的には1μmかそれよりやや
小さめに粉砕しなければならない。しかしながら、量産
を考えたとき、粉砕の粒度について次のことを発見した
。粉砕時の粒子径は、次工程以降の作業性および永久磁
石の特性に大きな影響をもち、量産の粒度分布では、平
均粒径1.0μm以上にすると、密度および方位度が低
下して磁気特性が悪くなり、一方平均粒径を0.9μm
以下とすると成形性が悪くなり、稼動効率か低下する。
成長の増大はBHcを低下させる。この種の酸化物永久
磁石の単磁区となる臨界直径は約1μmであり、製造に
際しての粉砕工程では理論的には1μmかそれよりやや
小さめに粉砕しなければならない。しかしながら、量産
を考えたとき、粉砕の粒度について次のことを発見した
。粉砕時の粒子径は、次工程以降の作業性および永久磁
石の特性に大きな影響をもち、量産の粒度分布では、平
均粒径1.0μm以上にすると、密度および方位度が低
下して磁気特性が悪くなり、一方平均粒径を0.9μm
以下とすると成形性が悪くなり、稼動効率か低下する。
しかし、平均粒径0.9μm以下の粉末は、臨界直径以
下の粒子が多くなるので、密度の向上と共に方位度が向
上することが期待できる。本発明は、このような知見に
もとづき、粉砕工程で、平均粒子径が1.0〜1.3μ
mの粉末と、0.75〜1.01Lm(1.0μmは除
く)の粉末を用意し、これらの粉末を混合して、その後
の成形、焼結を行なうもので、これにより、プレス成形
性を損うことなく、方位度および密度を向上させて磁気
特性を改善するものてある。
下の粒子が多くなるので、密度の向上と共に方位度が向
上することが期待できる。本発明は、このような知見に
もとづき、粉砕工程で、平均粒子径が1.0〜1.3μ
mの粉末と、0.75〜1.01Lm(1.0μmは除
く)の粉末を用意し、これらの粉末を混合して、その後
の成形、焼結を行なうもので、これにより、プレス成形
性を損うことなく、方位度および密度を向上させて磁気
特性を改善するものてある。
以下、本発明の実施例について説明する。
ノ実施例 1
原料BaCO3とFe2O3をモル比で1:5.6とな
るように秤量し、更に必要に応じて添加物(フェライト
化促進のため、炭酸カルシウム、酸化ケイ素、ビスマス
等、結晶成長の抑制のためシルカ、5アルミナ等)を入
れ、混合した後1200’Cで2時間一次焼成した。
るように秤量し、更に必要に応じて添加物(フェライト
化促進のため、炭酸カルシウム、酸化ケイ素、ビスマス
等、結晶成長の抑制のためシルカ、5アルミナ等)を入
れ、混合した後1200’Cで2時間一次焼成した。
得られた焼成物を湿式の粉砕機で2、時間(A粉末)お
よび3、時間(B粉末)粉砕した。これらの粉末を気体
透過法により平均粒径を測定した結果、A粉末は1.0
5μmで、B粉末は0.88pmであつた。これらA,
B両粉末を重量比でB/(A+B)がO%、30%、5
0%、70%となるようにそれぞれ混合し、各混合粉末
のスラリーを磁界強度30000e,8以上の磁場中で
0.5t0n/Cltの加圧力にて、磁場中湿式成形し
た。
よび3、時間(B粉末)粉砕した。これらの粉末を気体
透過法により平均粒径を測定した結果、A粉末は1.0
5μmで、B粉末は0.88pmであつた。これらA,
B両粉末を重量比でB/(A+B)がO%、30%、5
0%、70%となるようにそれぞれ混合し、各混合粉末
のスラリーを磁界強度30000e,8以上の磁場中で
0.5t0n/Cltの加圧力にて、磁場中湿式成形し
た。
こうして得た成形体を1230℃および12000Cで
それぞれ一時間焼結した。得られた焼結品の磁気特性と
密度を第1表および第1図に示す。この結果からA粉末
単独よりも、B粉末の混合比率が高くなるほど、残留磁
束密度Brが向上する。
それぞれ一時間焼結した。得られた焼結品の磁気特性と
密度を第1表および第1図に示す。この結果からA粉末
単独よりも、B粉末の混合比率が高くなるほど、残留磁
束密度Brが向上する。
一方保磁力BHO焼結温度が1200℃ではやや低下す
るが、成形体の密度が向上するため、焼結反応がすすみ
やすいとみられる。最大磁気エネルギーは大巾に改善さ
れ、4.0MG0e以上のものが安定して得られる。各
混合粉末の成形性についても調べた。
るが、成形体の密度が向上するため、焼結反応がすすみ
やすいとみられる。最大磁気エネルギーは大巾に改善さ
れ、4.0MG0e以上のものが安定して得られる。各
混合粉末の成形性についても調べた。
その結果を第2表に示す。結果を第3表と第2図に示し
た。
た。
この結果から明らかなように、B粉末が多くなくると同
じ条件ては成形されず、B粉末単独では2倍以上の成形
時間を要し、能率が極めて悪くなることがわかる。
じ条件ては成形されず、B粉末単独では2倍以上の成形
時間を要し、能率が極めて悪くなることがわかる。
またX線による配向度についても調べた。
そのこの結果から混合比率の増加とともに配向度が向上
することがわかる。なお、X線配向度Fは で表わされる。
することがわかる。なお、X線配向度Fは で表わされる。
実施例2
原料SrcO3とFe2O3をモル比で1:5.6とな
るように秤量し、さらに必要に応じて添加物(実施例1
と同様とした)を入れて混合し、1220′Cで仮焼成
した。
るように秤量し、さらに必要に応じて添加物(実施例1
と同様とした)を入れて混合し、1220′Cで仮焼成
した。
これを実施例1と同様にして粉砕し、気体透過法による
平均粒径が1。05μmの粉末(C粉末)と0.85μ
mの粉末(D粉末)を調整した。
平均粒径が1。05μmの粉末(C粉末)と0.85μ
mの粉末(D粉末)を調整した。
これらの粉末を、重量比で、D/(C+D)がO%、3
0%、50%、70%になるようにそれぞれ混合し、各
混合粉末を実施例1と同様の条件下て磁場中湿式成形し
た。成形体をそれぞれ1200℃および1230℃で、
それぞれ1時間焼結し、焼結体を得*た。得られた焼結
体の磁気特性と密度を第4表と第3図に示す。この結果
から明らかなように、C粉末単独よりもD粉末の混合比
率が高くなるほど、Br..BHcとも向上しBH(M
ax)が大巾に改善されることがわかる。
0%、50%、70%になるようにそれぞれ混合し、各
混合粉末を実施例1と同様の条件下て磁場中湿式成形し
た。成形体をそれぞれ1200℃および1230℃で、
それぞれ1時間焼結し、焼結体を得*た。得られた焼結
体の磁気特性と密度を第4表と第3図に示す。この結果
から明らかなように、C粉末単独よりもD粉末の混合比
率が高くなるほど、Br..BHcとも向上しBH(M
ax)が大巾に改善されることがわかる。
一方成形性についても調べ、その結果を第5表に示した
。
。
この結果から、D粉末が多くなると成形時間が長くなり
D粉末単独ては、2倍の成形時間ても成形できないこと
がわかる。
D粉末単独ては、2倍の成形時間ても成形できないこと
がわかる。
次にX線により配向度Fを調べ、混合比率D/(C+D
)の高い程配向度が向上ることを確認した。
)の高い程配向度が向上ることを確認した。
その結果を第6表と第4図に示す。以上実施例で説明し
たように、本発明によれば、粉砕時の粉末粒子径が1.
0μm以上のものと、それより小さいものとを調整し、
両粉末を混合することによつて成形性を損わずに、磁気
特性を大巾に向上することができる。
たように、本発明によれば、粉砕時の粉末粒子径が1.
0μm以上のものと、それより小さいものとを調整し、
両粉末を混合することによつて成形性を損わずに、磁気
特性を大巾に向上することができる。
平均粒径1.0μm未満の粉末において0.75μm″
以下とすることは、プランバイト相の他に異相が発生す
ること、また、このような超微粒子にするために粉砕時
間が長くなり経済的に不利であることにより好ましくな
い。
以下とすることは、プランバイト相の他に異相が発生す
ること、また、このような超微粒子にするために粉砕時
間が長くなり経済的に不利であることにより好ましくな
い。
また1.0μm以上の粉末の場合、1.30pm以上の
粒径とすることは、粒子7が単磁区構造をとらなくなり
最終的磁気特性を低下させるために好ましくない。図面
の簡単な説明第1図は、実施例1における粉末混合比率
と磁石特性との関係を示す図、第2図は、同じく実施9
例1における混合比率とX線配向度との関係を示す図、
第3図は実施例2における粉末混合比率と磁石特性との
関係を示す図、第4図は、同じく実施例2における混合
比率とX線配向度との関係を示す図である。
粒径とすることは、粒子7が単磁区構造をとらなくなり
最終的磁気特性を低下させるために好ましくない。図面
の簡単な説明第1図は、実施例1における粉末混合比率
と磁石特性との関係を示す図、第2図は、同じく実施9
例1における混合比率とX線配向度との関係を示す図、
第3図は実施例2における粉末混合比率と磁石特性との
関係を示す図、第4図は、同じく実施例2における混合
比率とX線配向度との関係を示す図である。
Claims (1)
- 1 MO・6Fe_2O_3(MはBa、Sr、Pbの
少なくとも一種)の化学式を有する異方性酸化物永久磁
石の製造方法において、前記組成に配合した原料を混合
して一次焼成した後粉砕する工程で、粉末の平均粒径が
1.0〜1.3μmのものと0.75〜1.0μm(1
.0μmは除く)のものを得、これらを湿式で混合、磁
場成形し、焼結することを特徴とした酸化物永久磁石の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55057687A JPS6050324B2 (ja) | 1980-04-30 | 1980-04-30 | 酸化物永久磁石の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55057687A JPS6050324B2 (ja) | 1980-04-30 | 1980-04-30 | 酸化物永久磁石の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56155508A JPS56155508A (en) | 1981-12-01 |
JPS6050324B2 true JPS6050324B2 (ja) | 1985-11-08 |
Family
ID=13062848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55057687A Expired JPS6050324B2 (ja) | 1980-04-30 | 1980-04-30 | 酸化物永久磁石の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6050324B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007129168A (ja) * | 2005-11-07 | 2007-05-24 | Kaneka Corp | 樹脂磁石組成物およびその製造方法。 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB8630924D0 (en) * | 1986-12-24 | 1987-02-04 | Maghemite Inc | Strontium ferrite magnets |
-
1980
- 1980-04-30 JP JP55057687A patent/JPS6050324B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007129168A (ja) * | 2005-11-07 | 2007-05-24 | Kaneka Corp | 樹脂磁石組成物およびその製造方法。 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56155508A (en) | 1981-12-01 |
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