JPS60501210A - 薬剤、食料品または化粧品である被保存物用保存料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 発明の技術分野 この発明は、食物、薬剤および化粧品を抗微生物的に保存するだめのシンナムア ルデヒドおよびパラベンの組合わせに関する。

従来技術の説明 シンナミッ苧りアルデヒドとも呼ばれるシンナムアルデヒドは、水酸化ナトリウ ムまたは水酸化カルシウムの存在下に、ベンズアルデヒドとアセトアルデヒドと を縮合して’Ｉｌ＆される不飽和芳香族アルデヒドである。メルクインデックス 第９版（１９７６）参照。それは主に調味料産業おＪ：び香料ｆＬ業に使用され る。

パラベンづなわちｐ−ヒドロキシ安息香酸コステルは、良品、製薬および化別品 産業にｉｔ＞いて防腐剤としてよく知られ（いる。メチルＪ３よびプロピル１− スプルが根も一般的に使用されているが、ブヂルおよびベンジルニスデルｔ）Ｊ ｌ、：、使用されＣきた。

発明の要約 シンナムアルデヒドおよびパラベンは組合わせて使用することにより、貴石、化 粧品、および薬剤を汚染づることにな確められていないため、いままで多くの食 品や薬剤は適切に保存されていなかった。シンナムアルデヒドは食品に調味料と して使用されてきたため、一般にヒトが摂取しても安全であるとみられている。

同様に、メチルパラベンおよびプロピルパラベンすなわちｐ−ヒドロキシ安急香 酸のメチルおよびプロピルエステルは口に入る食料や他の生産物に使用すること が許されている。

本発明者らによるシンナムアルデヒドとパラベンとの共働作用の発見は食物およ び薬剤を保存するうえで大きな進歩である。パラベン単独では口に入る制酸剤の ような生産物やアロエ抽出物を含む生産物を保存するには不適切であることがわ かっているからである。防腐剤成分とし−Ｃ今まで使われていなかったシンナム アルデヒドを共動作用を発揮するようにパラベンと組合せることにより、よりで ぐれた防腐剤系が得られる。さらに、防腐剤としてシンナムアルデヒドを使えば 、味のよくないパラベンの使用量を少なくづることができる。

これは食物や他の口から入る生産物の保存にとって明らかな利点である。

したがって、この発明はシンナムアルデヒドおよび１つ以上のｐ−ヒトＯキシ安 息香酸エステル（メチルおよびプロピルエステルが好ましい）を含む共動的防腐 剤組成物に関する。

この組成物は口に入る生産物を微生物による汚染から防ぐための効果的な手段を 提供する。

好ましい態様の詳細な説明 この発明の組成物はシンナムアルデヒドとパラベン（またはパラベンの混合物） とを約１＝１０から４．１の重量比で組合わせて製造される。この組成物を重量 で約１％以下の量で保存される生産物に混ぜ合わす。もちろん保存のための正確 な有効量は保存される個々の生産物に応じて異なる。

この組成物を製造する上で、パラベン成分をシンナムアルデヒドに溶かすことが でき、またパラベンおよびシンナムアルデヒドをプロピレノゴリコールのような 相互に相溶性の溶媒と混合することができる。

次の実施例により、広範囲の微生物に対するこの発明の共働的組成物の有効性を 説明する。

実施例■は、シンナムアルデヒドとパラベン（メチルバラベン。プロピルパラベ ン、５：１）と９組合ゎμの水溶液が、Ｐ、アエルジノザ（細菌）、Ｃ，アルビ カンス（醇１’＜１　）おＪ、ひＡ、ニイガ−（カビ）のような微生物を効果的 に殺りことを示しでいる。

実施例■ シンナムアルデヒド−パラベン組合わせの水溶液の微生物に対する効果。

臨界殺生時間を測定するための以下の方法は、グラム陰性細菌（Ｐ、７エ／Ｌ、 ジ／ｆ　ＡＴｃｃ９０２７）　、ＭＥｉ　（Ｃ。

アルビカンス　Ａ〒ＣＣ１ｏ２３１）およびカビ（Ａ、ニイ、ガー）をもちいて 実施した。

担」Ｌ ２４時間培養のＡ、Ｏ，Ａ、Ｃ，肉汁培地を試験に用いた。

この２４時間培養液０．５ｍｌを試験サンプル０．５ｍｌに加え、充分混合した 。続いて、そのサンプルを試験の間、温風培養器中、３５℃で保温した。予め選 んだ時間間隔、２４．４８．７２時間で白金耳一杯（０，１ｍ、ｌ）のサンプル を無菌条件下で培養器から取り、レットヒーン（ｌｅｔｈｅｅｎ）を含むＡ、Ｏ ，Ｃ，Ｃ，肉汁に移した。培養した肉汁を含む試験管を３５℃で４８時間培養し 、続いて微生物の生育を調べた。

最初の継代培養でサンプルの培地が濁っ−でいたならば、継代培養液を３５℃で ２４時間培養し、その後再び新しい培地に継代し、３５℃で４８時間培養した。

１町 レットヒーンを含むサボランド（３ａ　ｂ　ＯＩＪ　ｒ　ａ　ｎ　ｄ　）　′ａ 体培地を、レットヒーンを含むＡ、Ｏ，△、Ｃ１肉汁に代えて使用した以外は細 菌のときと同様の方法を使用した。

Ｅ【 ７ないし１０日生育さゼた傾斜培地を滅菌演み生理食塩水１０ｍ１で洗った。こ の懸濁液０．５ｍｌをサンプル４．５ｍｌに加え、充分に混合した。このサンプ ルを試験の間至温で保存した。予め選んだ時間間隔、で白金耳一杯（０，１ｍｌ ＞を取り、レットヒーンを含むサボランド液体培地に移し、室温で７日間培養し 、続いて微生物の生育を調べた。

最初の継代培養でサンプルの培地が濁っていたならば、継代培養液を室温で２４ 時間培養した。２４時間培養後、試験管の内容物を新しい培地に継代し、室温で ７日間培養した。

０．１の％シンナムアルデヒドと０．２５％のメチルパラベンと０．０５％のプ ロピルパラベンとを組合わせた水溶液で試験した結果は次のとうりである。

培養後の継代時間（日）＊ 種−ＡＴＣＣ番号　１２−　支 Ｐ、７エルシ／ｆ　９０２７　０　０　０Ｇ、７）Ｌｔビｈ＞ス　１０２３１　 ０　０　ＯＡ、、ニー＋Ｍｊ　−１６４０４０００＊符＠：十−生育、〇−生育 ｔ！ｆ 実施例■はミルクを使って微生物による腐敗時間を調べたものであり、シンナム アルデヒドとパラベン（メチルバラヘンープロビルパラベン、４：１＞の共動作 用を示しり（°八る。

防腐剤を含まないミルクまたは防腐剤を１分に含んでぃ４１（１（０，２５％若 しくは０．０５％のシンナムアルデヒドよｌζは０．０５％若しくは０．１０％ のパラベン）ミルクは、１日以内で腐敗した。０．１０％のシンナムアルデヒド を使用すると腐敗時間が少しく２日まで）延びた。Ｏ’、’２０％のパラベンを 使用すると１４日まで延びた。シンナムアルデヒドとパラベンを組合わせると微 生物による腐敗を著しく防ぎ、腐敗までの時間が個別の成分活性から予想される ものより長くなった。例えば、０．０２５％または０．０５％のシンプムアルデ ヒドを含むミルクは１日で腐敗しＩＬ　（防腐剤を含まない対照と同様）、また ０、０５％または０．１０％のパラベン（メチルパラベン−プロピルパラベン、 ４：１）を含むミルクも１日で腐敗したが、０．０５％のシンナムアルデヒドと ０．１０％のパラヘンを一緒に含むミルクは１１日後にやっと腐敗した。同様に 、０．１０％のシンナムアルデヒドを含むミルクは２日で腐敗し、また０、２０ ％のパラベンを含むミルクは１４日で腐敗したが、０６１０％のシンナムアルデ ヒドと０．２０％のパラベンを一緒に含むミルクは１０Ｆｊ後でさえも腐敗しな かった。０．０２５％または０．０５％のシンナムアルデじドと０．２０％のパ ラベンとを一緒に含むミルクも／Ｉ　Ｏ）−１後でさえら腐敗しなかった。０． １０％のシンナムアルデヒドを含むミルクは２日で腐敗し、」−た０１０％のパ ラヘンを含むミルクは１日で腐敗した、ところが０．１０％のシンブムアルデじ １〜と０．１０％のパラベンを一緒に含むミルク（よ３６目後にやつと腐敗した 。同様に、０゜１０％のシンナムアルデヒ１〜と０．０５％のパラ／ベンを一緒 に含むミルク１．１１１１ヨ後にやつと腐敗した。０．０５％のシンナムアルデ ヒドと０．０５％のパラヘンとを含むミルクは５［」後でも腐敗しなかったが、 どちらの成分も２倍量にして単独で使用したられずか１日または２かしかもたな かったことは最も印象的であった。これらの比較を以下の表に示Ｊ０防腐剤単独 および組合わせについてのミルクの腐敗助層（濃度（腐敗時間）） シンナムアルデヒド　パラベン　シンナムアルデヒド−バラヘン単独　単独　組 合わけ ０９０５％　（１日）０．１０％（１日）０．０５＋０．１０（１１日）０．１ ０％　（２日）　０．２０％〈１４日＞　０．１０　＋０．２０（＞４０Ｅｌ） ００２５％（１日）０．２０％（１４日）　０．０２５＋０．２０　（＞４０［ １）０．０５％　（１日＞０．２０％（１４日）　０．０５　→−０，２０（＞ ４０目）０．１０％　（２日）０．１０％（１日）　０．１０　＋Ｑ、１０　（ ３６Ｌ１）０．１０％　（２日）０．０５％く１日＞　０．１０　１０．０５　 （１１日）０．０５％　（１日）０．０５％（１日）　０．０５　４−Ｑ、０５ （５Ｂ）０．１０％　（２日）０．１０％（１日）実施例■ ミルクの保存におけるシンナムアルデヒドとパラベンとの組合わせの微生物に対 する効果。

Ｗｍにおける全乳の微生物による腐敗は、シンナムアルデヒドとパラベンを組合 わせて添加することにより遅延または防止される。次の一連の試験を４０日後ま で続けた。

金ル働邸丞ｌ屑謂　闇【１ゴ用皿 シンナム　メチルパラベン−（臭い、色、濁り等の発生）アルデヒド　プロピル パラベン（４：　１　）ナシ　ナシ　１日 ０．０２５％　ナシ　１日 ０．０５　ナシ　１日 ０１０％　ナシ　２日 ナシ　０．０５％　１日 ナシ　０．１０％　１日 ナシ　０．２０％　１４日 ０．０５％　０．０５％　５日 ０．０５％　０．１０％　１１日 ０．１０％　０．０５％　１１ＥＩ ０．１０％　０．１０％　３６目 ０．１０　％　０２０％　〉４０１ヨｊ０．０２５％　０．２０％　−〉／Ｉ　 Ｏ１，−ｉｏ、０５％　０２０％　＞　／ｌ　Ｏ）１ミルクの保存に関する上記 試験結果によればシンナムアルデヒドとパラベン間に相乗効果があることが明ら かとなった。

０．１０％のシンナムアルデヒドはミルクの腐敗時間を１日だけ延ばし、０．１ ０％のパラベンは腐敗時間を全く延ばすことはなかったが、それぞれ半分の量す なわち０．０５％のシンナムアルデヒドに０．０５％のパラベンを加えたものは ミルクの腐敗時間を４日延ばした。さらに、０．１０％のシンナムアルデヒドに ０．１０％のパラベンを加えたものは３６日の試験期間、腐敗を防いだ。シンナ ムアルデヒドにパラベンを加わえた他の組合わせ（例えば、０．０５＋０．１０ ゜０．１０＋０．０５，０．０２５＋０．０２．等）も微生物に対する相乗効果 を示した。

実施例■はシンナムアルデヒド−パラベンの組合わせ系が全卵を保存づる上で効 果があることを示し、実施例１ｖはイ゛れが飲料、薬剤および化粧品の成分とし て使われるアロエ抽出物も保存することを示している。実施例Ｖはシンナムルデ ヒドーパラベンの組合わせが制酸剤を効果的に保存することを示している。

実施例■ 卵の保存におりるシンナムアルデヒド−パラベン組合わせの微生物に対する効果 。

室温における全卵の微生物による腐敗は、シンナムアルデヒドとパエアベンを組 合わせて添加することによりＢ延または防止される。次の一連の試験は６８日後 に終了させた。

論■巨ζ如２ＪＪＷ房１１　腐敗までの時間シンナムアルデヒド　メチルパラベ ン−（臭い、色、増稠、分離等の発生）プロピルパラベン（４：　１　） ナシ　ナシ　３日 ０．０２５％　０．０２５％　４日 ０．０５％　０．０５％　１５日 ０．１０％　０．１０％　４９Ｂ ０．２０％　０．２０％　〉６８日 実施例ＩＶ アロエ抽出物の保存におけるシンナムアルデヒド−パラベン組合わせの微生物に 対する効果。

植物アロエの抽出物は、それ自体でまたは製造された生産物中の成分として食料 、飲料、化粧品および薬剤に使用されている。アロエ抽出物は保存が適切でない と微生物の活発な生育を許１゜シンナムアルデヒドまたはシンナムアルデヒド− パラベン組合わせを含むアロエ抽出物における試験によれば、シンナムアルデヒ ド−パラベン組合わせの防腐剤の方が優れていることが示された。

０工　に１えた　旦旦但例徽１惣り歓 シンナム　メチルパラベン−Ｐ、アエ　Ｃ，アル　Ａ、ニイアルデヒド　プロピ ルパラベン（４：１）　ルジノザ　ビヵンス　ガ−０，０５％　ナシ　３．１ｘ １０７１０　’　１００．０５％　０．１０％　’　１０　１０　１０実施例Ｖ 制酸剤の保存にお【プるシンナムアルデヒド−パラヘン組合わせの微生物に対す る効果。　制酸剤は摂取されると、胃の内容物の塩酸と反応して酸性度を低くす るための薬剤である。

水酸化アルミニウムおよび水酸化マグネシウムを含む２つの市販の制酸剤、およ び水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウムｒＪ３よびシメチコン（ｓ　ｉｍｅ ｔｈ　ｉ　ｃｏｎｅ）を含む１つの製剤をＰ、アエルジノザを用いて、防腐剤非 添加の場合と、０．０８％のシンナムアルデヒドど０．０４４％のメチルバラベ ンど０．０１２％のプロピルパラベンを加えた場合で試験した。

Ｕ醪剋　坊彦剋　３　周３７°Ｃで培　後　ゝ■立■　シンナムアルデヒド＋パ ラベン　０■　ナシ　−ト ■　シンナムアルデヒド＋パラベン　Ｏ■　ナシ　ト ■　シンナムアルデヒド＋パラベン　Ｏ符号十−生育、〇−生育せず 前記の試験により示されたようにシンナムアルデヒドとパラベンを組合わせて使 用すると、細菌、酵母およびカビに対して効果的な保存ができ、相乗効果を発揮 した。それ故、この組成物により、微生物によって汚染されやすい生産物および 食料や薬剤のような特に口に入る生産物を非常に効果的に保存する方法が提供、 される。

この発明をある好ましい態様に基ずいて記載し、それについて例示してぎたが、 当業者ならこの発明の精神から逸脱づることなしに様々な修飾、変更、省略およ び置換をおこなえることを容易に認識するであろう。それ故、この発明ｔよ次の 請求の範囲によってのみ限定されることを息図りる。

国際調査報告 Ｉｎ１ｅ＋ｎｍｏｎａｌ＾ｏｏｌ：ｘａｕＯＩＩ＋＊０．　ＰＣ’ｒ／ＵＳ”、 Ｌ、’０１１８．Ｐ、５第１頁の続き

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. （１）シンナムアルデヒドおよび少なくとも１つのｐ−とドロキシ安患香酸エス テルを１：１０ないし４：１の重量比で含む組成物。
2. （２）前記ｐ−ヒドロキシ安息香酸エステルがメチルパラベン、プロピルパラベ ンおよびその混合物よりなる群より選ばれる請求の範囲第１項記載の組成物。
3. （３）請求の範囲第１項記載の組成物を約１重量％以下含む摂取可能な生産物。
4. （４）前記生産物が薬剤である請求の範囲第３項記載の生産物。
5. （５）前記薬剤が制酸剤で・ある請求の範囲第１１１１″！記載の生Ｒ物。
6. （６）前記／Ｊ：産物が食料品である請求の範ｌｊ１第３１ｉ’ｉ記載の生産物 。
7. （７）前記食料品がア［１土抽出物を含むら請求の範囲第６項記載の生産物。
8. （８）し請求範囲第１項記載の組成物を約１重量％以下含む化粧品。
9. （９）＠記化粧品がクリーム、［］−ジョンまたはシャンプーである請求の範囲 第８項記載の化粧品。