JPS604791Y2 - 電動鉛筆削器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は本体の一側に装着した情愛カバーを、使用時に
は成る所定位置まで引き出して内部の屑受容量が増大し
た状態で使い、不使用時或いは携帯時には情愛カバーを
押し込んで全体をコンパクトにすることができる電動鉛
筆耐密に係り、特に情愛カバーを引き出した時に、余計
引き出されて外れない様にロック機構を設け、又このロ
ック機構の外部開放操作により完全に抜けるように構成
したものである。

以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明すると、
箱状をした本体ケース１内には再充電可能な電池２、モ
ーター３、充電用の降圧トランス４及び充電プラグ刃５
が内蔵されていると共に、更に前記モーター３の回転力
を減速伝達するギヤ一群７そしてこのギヤ一群７から動
力を得て回転するカッターホルダー８及び該ホルダー８
の下部に上下摺動自在に挿通された芯先切削完了検知杆
９とこの検知杆９で作動する報知用スイッチ１０等が設
けられている。

且は前記本体１の一側に形成した情愛室１２に引き出し
自在に装着された情愛カバーで、第１図の様に押し込み
収納された状態と、第２図の様に所定位置まで引き出さ
れて内部の屑受容量を増大した状態とに操作される。

本案はこの情愛カバー且を引き出した時に、そのま）余
力で抜は切らない様にロック機構を簡単な部品構成で達
成しようとするものである。

即ち、前記情愛カバ一旦の上方に上面壁１３が形成され
、この上面壁１３の中央に凹部１４が長手方向に形成さ
れ、この凹部１４の一端が開口する様に、情愛カバーの
側周壁上端がし状に切欠１５れている。

更に前記凹部１４の一部は深く窪んだ凹所１６とされ、
この凹所１６の側壁１７，１７に夫々円孔１Ｂ、１Ｂが
開穿されている。

１工は合成樹脂より成るロック板で、両側の略中央より
支脚２０，２０が垂下され、該支脚２０，２１）の下端
に軸部２１，２１が設けられている。

そして、ロック板１主の先端には係止爪２２、これと反
対側端には押圧摘子部２３が形成され、更に斜め下向き
に張出形成されてにる弾性片２４が備わっている。

このロック板ユｌはその軸部２１，２１が前記凹所１６
側の円孔１８，１８に嵌着されてシーソー運動するよう
に即ち揺動自在に装着されている。

その時弾性片２４の先端は第３図の如く凹部面１４′に
当接して上方への弾力を常に発生し、ロック板旦に第３
図に於いて反時計方向への回動附勢力を与えている。

一方、前記本体の情愛室１２を形成する上部壁２５の先
端下部には突起部２６が設けられ、情愛カバー１１が引
き出された時に、前記ロック板１（の係止爪２２と係合
するようになっている。

２７は前記本体１の上面にスライド自在に装着された飾
り板で、一端に鉛筆挿入孔２８を有し、使用時には前記
情愛カバー１１とは逆方向に引き出され、その時鉛筆挿
入孔２８がカッターホルダー８の入口８′と連通ずる。

以上の構成に於いて次にその作用を説明すると、使用す
る時は先ず飾り板２７を第３図で右方向へスライドし、
鉛筆挿入孔２７とカッターホルダー８の入口８′を連通
させ、次いで情愛カバー且を左方に引き出す。

すると、情愛カバー且が所定寸法引き出された時点で、
第４図の様に、ロック板１９の係止爪２２が本体１側の
突起部２５に引掛り、而もこの状態はロック板１主の弾
性片により、爪部２２側が上方へ回動するような力を与
えられているので、確実に維持され、引き出し時に勢い
余って抜は出してしまうことがない。

そして、情愛室１２は容積が拡大されることになる。

こうして鉛筆を鉛筆挿入孔２１よりカッターホルダー８
へ挿入すると、図示しない駆動スイッチが働きモーター
３が回転し、ギヤ一群７を介してカッターホルダー８を
回転させ、鉛筆を削る。

削りカスが溜まって情愛カバー１１の取外しが必要とな
った時には、ロック板１９の嫡子部２３を第５図の様に
持ち上げれば、弾性片２４は撓んで先端の係止爪２２は
下がり、突起部２６との係合が外される。

よってこの状態で、更に引き出せば情愛カバー１１は完
全に取り外され、後は中の削りカスを捨て去れば良い。

装着する時は、普通に押し込めば自然と装着される。

以上、本考案に依れば、本体の一側に、所定位置まで引
き出されて使用される情愛カバーが装着されている構成
のものに於いて、情愛カバーの上面壁に合成樹脂製のロ
ック板を揺動自在に枢着し、このロック板の先端に設け
た係止爪が前記情愛カバーの引出時に、本体側の突起等
の保合部と引掛るようにして情愛カバーの開は過ぎを防
止し、而もこの係合状態を確実に保持さすように係止爪
側へ力を働かさせるような下向きの傾斜の弾性片をこの
ロック板に一体に設けることにより、部品数が少なく、
組立ても簡単に威せる構造としである。

そして、完全に取外すには前記ロック板の係止爪とは反
対側端を押上操作するだけで、容易に係合状態を釈放で
きる簡便性に富んでいる。

以上の様な簡単な装置で情愛カバーの開は過ぎ防止と、
削りカス捨て去り時の完全取外しも容易に行える電動鉛
筆剤型が提供できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示し、第１図は情愛カバー収
納時の外観図、第２図は情愛カバー引出時の外観図、第
３図は第１図の状態に於ける断面図、第４図は第２図の
状態に於ける要部断面図、第５図は情愛カバー取外し時
の要部断面図、第６図はロック板の取付構造を示す部分
断面図、第７図は情愛カバーとこれに装着されるロック
板の分解斜視図である。 １・・・・・・本体、１１６＠＠６６ｍ屑受カバー、１
３・・・・・・上面壁、２２・・・・・・係止爪、１９
０ツク板、２４・・・・・・弾性片、１１・・・・・・
係合部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 本体の一側に、所定位置にまで引き出して使用する情愛
   カバーが装着されているものに於いて、前記情愛カバー
   の上面壁に、係止爪を先端に有する合成樹脂製のロック
   板を揺動自在に枢着し該ロック板には一体に斜め下向き
   の弾性片を形成し、該弾性片の弾力により前記係止爪は
   前記情愛カバーの引出時、前記本体側の係合部と保合保
   持される事を特徴とする電動鉛筆耐密。