JP3075575U - 粉末や顆粒状物等の収納容器 - Google Patents

粉末や顆粒状物等の収納容器

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JP3075575U JP2000005768U JP2000005768U JP3075575U JP 3075575 U JP3075575 U JP 3075575U JP 2000005768 U JP2000005768 U JP 2000005768U JP 2000005768 U JP2000005768 U JP 2000005768U JP 3075575 U JP3075575 U JP 3075575U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な操作で、こぼすことなく一定量だけ排
出できるようにする。 【解決手段】 収納室1aを有する収納容器本体1と、
蓋部材3と、回転体4と、この回転体4を回転させるた
め蓋部材3の上面から上下動自在に突き出させた螺旋棒
5と、回転体4の内部に配置したスプリング6と、又螺
旋棒5の押し下げ時に回転体4を回転させると共にスプ
リング6の復元力で螺旋棒5が上昇する際は回転体4へ
の回転力の伝達を切断する一方向クラッチ7と、螺旋棒
5の押し下げ時に回転体4と一緒に同方向に回転する回
転軸8と、この回転軸8の外周に設けた螺旋羽根9と、
この螺旋羽根9の周囲を取り囲むように収納室1aに設
けた仕切壁10と、この仕切壁10の下部に形成した開
口部11と、又仕切壁10の上部から外側方に突き出さ
せると共に、仕切壁10内と連通状に形成した排出部1
2とを備えてなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、グラニュー糖やインスタントコーヒー等の粉末や顆粒状物等の収納 容器に関し、更に詳しくは収納容器をテーブル等の上に置いた状態でグラニュー 糖やインスタントコーヒー等を、カップ等に一定量注ぎ込むことができるよう形 成した粉末や顆粒状物等の収納容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、インスタントコーヒーや砂糖等をカップに入れる場合は、スプーンを用 いて目分量で入れるのが通例である。又一定量を注ぐ手段としては、例えば砂糖 等が詰められた棒状の袋等が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで砂糖等をカップに入れる際は、こぼすと掃除の必要があり、注入量が 不適当だと例えば美味しい飲み物をいれることができない。 従って従来、砂糖等をこぼすことなく、また多すぎたり、少なかったりするこ となく、所定の量を簡単な操作で排出(注入)できる器具の出現が望まれていた 。
【0004】 本考案は、このような従来の実情に鑑み、提案されたものである。 従って本考案の技術的課題は、簡単な操作で一定量だけ排出できるよう形成し た粉末や顆粒状物等の収納容器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の課題を解決するために、次のような技術的手段を採る。 即ち本考案は、図1に示されるように、収納室1aを有する収納容器本体1と 、この収納容器本体1の上面の開口を閉塞するための蓋部材3と、この蓋部材3 の中心位置の貫通孔3aに通されて縦軸を中心に回転する回転体4と、この回転 体4を回転させるため蓋部材3の上面から上下動自在に突き出された螺旋棒5と 、回転体4の内部に配置されて螺旋棒5の押し下げ動作により圧縮されるスプリ ング6と、又螺旋棒5の押し下げ時に回転体4を回転させると共にスプリング6 の復元力で螺旋棒5が上昇する際は回転体4への回転力の伝達を切断する一方向 クラッチ7と、上記の収納室1aの中心位置に垂直に配置されて螺旋棒5の押し 下げ時に回転体4と一緒に同方向に回転する回転軸8と、この回転軸8の外周に 設けられた螺旋羽根9と、この螺旋羽根9の周囲を取り囲むように収納容器本体 1の収納室1aに設けられた仕切壁10と、この仕切壁10の下部に形成されて 収納室1aと仕切壁10内とを連通させる開口部11と、又仕切壁10の上部か ら外側方に突き出されると共に、仕切壁10内と連通状に形成された排出部12 とを備えてなることを特徴とする(請求項1)。
【0006】 又本考案の課題を達成する他の構成としては、例えば図6に示されるように構 成されるものがある。即ちこの本考案は、収納室1aを有する収納容器本体1と 、この収納容器本体1の上面の開口を閉塞するための蓋部材3と、収納容器本体 1の収納室1aの中心位置に垂直に配置されて縦軸を中心に回転する回転軸8と 、この回転軸8を一定時間自動回転させる電動機構14と、又回転軸8の外周に 設けられた螺旋羽根9と、この螺旋羽根9の周囲を取り囲むように収納容器本体 1の収納室1aに設けられた仕切壁10と、この仕切壁10の下部に形成されて 収納室1aと仕切壁10内とを連通させる開口部11と、仕切壁10の上部から 外側方に突き出されると共に、仕切壁10内と連通状に形成された排出部12と を備えてなることを特徴とする(請求項2)。
【0007】 この場合は、上記の螺旋棒5の押し下げ操作を一掃できるから、一定量の排出 を、より簡単、楽に行なうことができる、という利点がある。ここで、電動機構 14としては、例えばモーター14a及び減速機構14bと、モーター14aを 一定時間作動させるタイマースイッチ14c、及び電源14dを備えてなるもの がある。なお、電源14dとしては、乾電池や充電池等がある。
【0008】 又本考案は、図1、図7に示されるように、排出部12の開口12aが、開閉 部材13で開閉自在に形成されるのが好ましい(請求項3)。
【0009】 なぜならこの場合は、排出部12を常時は閉塞しておくことができるため、被 収納物が湿気たり、排出部12の内部が汚れたりすることを防止できるからであ る。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の好適な一実施形態を添付図面に従って説明する。
【0011】 図1等において、1は例えば合成樹脂等で形成された筒状の収納容器本体であ る。この収納容器本体1は、この実施形態では円筒状に形成され、内部が粉末や 顆粒状物2の収納室1aに形成されている。
【0012】 3は、例えば合成樹脂等で形成された蓋部材である。この蓋部材3は、収納容 器本体1の上面の開口を閉塞するものであり、この実施形態では縦断面山形状に 形成されている。
【0013】 4は、蓋部材3の中心位置の貫通孔3aに通されて縦軸を中心に回転する回転 体である。又5は、回転体4を回転させるため、蓋部材3の上面から上下動自在 に突き出された螺旋棒である。この螺旋棒5は、この実施形態ではその上端に、 円板状の手押し部5aが設けられている。6は、螺旋棒5の押し下げ動作により 圧縮されるスプリングである。このスプリング6は、回転体4の内部に収納され ている。
【0014】 7は、螺旋棒5の押し下げ時に回転体4を回転させると共に、スプリング6の 復元力で螺旋棒5が上昇する際は回転体4への回転力の伝達を切断する一方向ク ラッチである。この一方向クラッチ7は、軸心位置に矩形状の係合孔7aを有し ており、この係合孔7aに挿通させた螺旋棒5の上下方向の動きにより回転する よう構成されている。
【0015】 従って本考案では、使用者が手で螺旋棒5をスプリング6の弾発力に抗して押 し下げると、一方向クラッチ7が回転体4を一方向に回転させ、その後、手を離 すと、螺旋棒5はスプリング6の復元力によって押し上げられるが、この際、回 転体4は一方向クラッチ7の作用によって回転しないよう構成されている。
【0016】 8は、螺旋棒5の押し下げ時に回転体4と一緒に同方向に回転する回転軸であ る。この回転軸8は、収納室1aの中心位置に垂直に配置されている。又この回 転軸8は、その上端部8aが回転体4の下面部に形成されている孔4aに係合さ れ、回転体4と一体化するよう形成されている。回転軸8の下端部は、収納室1 aの底面1a1に回転可能に当接されている。
【0017】 9は、回転軸8の外周に設けられた螺旋羽根である。この螺旋羽根9は、回転 軸8の全長にわたって設けられている。
【0018】 又10は、螺旋羽根9の周囲を取り囲むように収納容器本体1の収納室1aに 設けられた仕切壁である。この仕切壁10は、この実施形態では図3に示される ように、円筒形に形成されている。11は、この仕切壁10の下部に形成された 開口部である。この開口部11によって収納室1aと仕切壁10内とが連通され るものである。収納室1aの底面1a1は、開口部11に向かって下り勾配の漏 斗状に形成されている。
【0019】 12は、仕切壁10の上部から外側方に突き出されると共に、仕切壁10内と 連通状に形成された排出部である。この排出部12は、この実施形態では蓋部材 3を介して外側方に突き出されている。
【0020】 又排出部12の開口12aは、開閉部材13で開閉自在に形成されている。開 閉部材13は、例えば略V字状に折り曲げられた弾性部材で形成され、排出部1 2の開口12aを閉塞するよう排出部12の内部に復元力で係止されている。1 3a(図7参照)は、開口12aを閉塞する部分であり、13bは操作部分であ る。この操作部分13bには、上面に取っ手13b1と係止用の突起13b2が形 成されている。取っ手13b1は、排出部12の上面に形成されている切欠窓1 2bから突き出されている。又操作部分13bは、排出部12の上面の切欠窓1 2bを閉塞するよう形成されている。12cは、突起13b2と係合するよう切 欠窓12bの縁部の内側に形成された係合突起である。
【0021】 排出部12の開口12aが開閉部材13で閉塞されているときは、取っ手13 b1は切欠窓12bの上端位置に配置され、係止用の突起13b2は切欠窓12b の位置にある。排出部12の開口12aを開くときは、取っ手13b1を押し下 げて行く。すると開閉部材13が、排出部12の開口12aの位置から移動し、 開口12aが開く。このとき、開閉部材13の係止用の突起13b2は、係合突 起12cに係合し固定される。
【0022】 次に排出部12の開口12aを開閉部材13で閉塞するときは、先ず開閉部材 13の取っ手13b1を押し込んで係止用の突起13b2と係合突起12cとの係 合状態を解き、次に取っ手13b1を引き上げて行く。その結果、開閉部材13 が移動し、開口12aが閉塞される。
【0023】 なおこの実施形態に係る本考案の場合、排出部12は、ねじ込み式の着脱部分 12dを介して開閉部材13を備えた先端部が取り外し自在に形成されている。
【0024】 次にこの実施形態の本考案の作用を説明する。
【0025】 使用者は、先ず螺旋棒5をスプリング6の弾発力に抗して手で押し下げる。す ると、回転体4を介して回転軸8が回転する。従って回転軸8に固定されている 螺旋羽根9が回転し、粉末や顆粒状物2がこの螺旋羽根9によって上方に持ち上 げられ、排出部12へ押し出されて排出される(図1参照)。
【0026】 この場合、排出部12の開口12aが開閉部材13で閉塞されているときは、 螺旋棒5の押し下げ動作に先立って、使用者は予め取っ手13b1を押し下げ、 排出部12の開口12aを開いておく。
【0027】 本考案の場合、粉末や顆粒状物2の排出量は、螺旋棒5を最下端まで押し下げ たときが最大であり、螺旋棒5を最下端まで押し下げることにより、本考案品で は一回の操作で同量を排出できるものである。即ち本考案の場合は、使用者が螺 旋棒5を最下端まで押し下げると、螺旋羽根9が所定の回転数だけ回転し、粉末 や顆粒状物2が螺旋羽根9で一定量だけ持ち上げられ、粉末や顆粒状物2が排出 部12から一定量だけ排出されるものである。
【0028】 次に使用者が、螺旋棒5から手を離すと、螺旋棒5はスプリング6の復元力に よって押し上げられる。このとき本考案品では、一方向クラッチ7の作用によっ て回転体4の逆回転が防止される。その結果粉末や顆粒状物2は、螺旋羽根9で 持ち上げられた位置で静止され、落下することがない。
【0029】 なおこの実施形態の本考案品の場合は、粉末や顆粒状物2が湿気ることを防止 するため、不使用時は排出部12の開口12aを、開閉部材13で閉塞して使用 する。
【0030】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、収納容器をテーブル等に置いたままの状態で手 軽に操作でき、ワンタッチで粉末や顆粒状物をこぼすことなく、一定量だけカッ プ等に注ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の収納容器の好適な一実施形態を示す要
部縦断面図である。
【図2】同上容器の側面図である。
【図3】図2のIIIーIII線における断面図である。
【図4】同上容器の平面図である。
【図5】同上容器の分解斜視図である。
【図6】本考案の他の構成を示す要部縦断面図である。
【図7】排出部を示す要部縦断面図である。
【符号の説明】
1 収納容器本体 1a 収納室 2 粉末や顆粒状物 3 蓋部材 3a 貫通孔 4 回転体 5 螺旋棒 6 スプリング 7 一方向クラッチ 8 回転軸 9 螺旋羽根 10 仕切壁 11 開口部 12 排出部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納室を有する収納容器本体と、この収
    納容器本体の上面の開口を閉塞するための蓋部材と、こ
    の蓋部材の中心位置の貫通孔に通されて縦軸を中心に回
    転する回転体と、この回転体を回転させるため蓋部材の
    上面から上下動自在に突き出された螺旋棒と、回転体の
    内部に配置されて螺旋棒の押し下げ動作により圧縮され
    るスプリングと、又螺旋棒の押し下げ時に回転体を回転
    させると共にスプリングの復元力で螺旋棒が上昇する際
    は回転体への回転力の伝達を切断する一方向クラッチ
    と、上記の収納室の中心位置に垂直に配置されて螺旋棒
    の押し下げ時に回転体と一緒に同方向に回転する回転軸
    と、この回転軸の外周に設けられた螺旋羽根と、この螺
    旋羽根の周囲を取り囲むように収納容器本体の収納室に
    設けられた仕切壁と、この仕切壁の下部に形成されて収
    納室と仕切壁内とを連通させる開口部と、又仕切壁の上
    部から外側方に突き出されると共に、仕切壁内と連通状
    に形成された排出部とを備えてなることを特徴とする粉
    末や顆粒状物等の収納容器。
  2. 【請求項2】 収納室を有する収納容器本体と、この収
    納容器本体の上面の開口を閉塞するための蓋部材と、収
    納容器本体の収納室の中心位置に垂直に配置されて縦軸
    を中心に回転する回転軸と、この回転軸を一定時間自動
    回転させる電動機構と、又回転軸の外周に設けられた螺
    旋羽根と、この螺旋羽根の周囲を取り囲むように収納容
    器本体の収納室に設けられた仕切壁と、この仕切壁の下
    部に形成されて収納室と仕切壁内とを連通させる開口部
    と、仕切壁の上部から外側方に突き出されると共に、仕
    切壁内と連通状に形成された排出部とを備えてなること
    を特徴とする粉末や顆粒状物等の収納容器。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の粉末や顆粒状物等
    の収納容器であって、排出部の開口が、開閉部材で開閉
    自在に形成されていることを特徴とする粉末や顆粒状物
    等の収納容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017111200A1 (ko) * 2015-12-24 2017-06-29 (주)톨리코리아 캡슐형 내용물이 하나씩 배출되는 포장용기
US10196197B2 (en) 2016-10-07 2019-02-05 Toly Korea Inc. Packaging container with improved discharge rate of capsule-shaped contents
KR20190002574U (ko) * 2018-04-05 2019-10-15 주식회사 엘지생활건강 화장품 용기
US10526131B2 (en) 2017-06-21 2020-01-07 Toly Management Ltd. Sweep bead dispenser
US10562696B2 (en) 2015-12-24 2020-02-18 Toly Korea Inc. Container for storing and individually discharging capsules
US10839635B2 (en) 2017-06-21 2020-11-17 Toly Management Ltd. Sweep bead dispenser

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