JPS6046960B2 - 抗生物質化合物類 - Google Patents

抗生物質化合物類

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JPS6046960B2
JPS6046960B2 JP52041607A JP4160777A JPS6046960B2 JP S6046960 B2 JPS6046960 B2 JP S6046960B2 JP 52041607 A JP52041607 A JP 52041607A JP 4160777 A JP4160777 A JP 4160777A JP S6046960 B2 JPS6046960 B2 JP S6046960B2
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ドナルド・イ−・ニツトレトン・ジユニア
ジエ−ムス・エイ・ブツシユ
ウイリアム・テイ・ブラドナ−
リチヤ−ド・エイチ・シユレイバ−
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Bristol Myers Co
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H15/00Compounds containing hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals directly attached to hetero atoms of saccharide radicals
    • C07H15/20Carbocyclic rings
    • C07H15/24Condensed ring systems having three or more rings
    • C07H15/252Naphthacene radicals, e.g. daunomycins, adriamycins
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/04Antibacterial agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S435/00Chemistry: molecular biology and microbiology
    • Y10S435/8215Microorganisms
    • Y10S435/822Microorganisms using bacteria or actinomycetales

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規のアンスラシクリン抗生物質類とそれらの
製法おび回収法に関する。
多数のアンスラシクリン配糖体類が文献に記載されてい
る。
これらの内でドーノマイシンとアドリアマイシンが特に
癌の化学療法分野で非常に興味をもつて視られておりま
た既に人の癌に臨床的に使用されている。S.ペウセチ
カス変種シージアスの醸酵によるアドリアマイシンの製
造は米国特許第3590028号に発表されている。
ドーノマイシンのアドリアマイシンへの化学的転化は米
国特許第3803124号に記載されている。冫 ドー
ノマイシン(英国特許第1003383号のS.ペウセ
チカスの酪酵によつて製造された。
)ローンーポーレンの13057R.P(以前はルビド
マイシンで現在はドーノリビシンニ英国特許第8559
8号、第11882屹号および第124750号および
米国特許第36162招号参照)と同じでありまた多分
チバのダヌボマイシン(米国特許第2092550号お
よび英国特許第90183鰻に発表された。)と同一の
ものであろう。ジヒドロドーノマイシンについて米国特
許第3686163号も参照されたい。アグルコンE−
ピロマイシンの配糖体であるシネルピンAとシネルピン
Bは英国特許第8461(9)号に発表されている。
〔米国特許第38644冊号およびケルラー シールラ
インらのAntimicrObialAqentsan
dChemOtherapy,68ページ(1970)
およびChemicalAStracts量14661
(1960)も参照〕J.ArltiblOticO?
、254−259(1974)、西ドイツ特許第236
2707およびJ.Amer.Chem,.SOc?平
勇、5955(1975)に記載されているアンスラシ
クリン配糖体カルミノマイシンは種々の動物の腫瘍類に
対し活性あると報告されている。
トリパノマイシンはAntimicrObialAqe
ntsandChemOtherapy↓、385(1
972)に強力な原生動物抑制活性をもつと記載されて
いる。
それはε ピロマイシノンと似たアグルコン(Agly
cOr)e)をもつているが同一ではない。
Chem.Ber.?、1904(959)に記載の抗
生物質ピロマイシンはアグルコンE−ピロマイシノンお
よび配糖体の糖ロドサミンを含む。更にアンスラシクリ
ン抗生物質の例と綜合文献については米国特許ペンシル
バニア州ステートカレツヂの大学パークブレスのハマオ
,ウメザワ監修の1ndex0fAntibi0tic
sfr0mActin0mycetes(1967)の
次のものを参照されたい:デービドゴツトリープおよび
ボールD.シヨウ著(ニューヨーク州ニューヨーク市ス
プリンガーー出版ニューヨーク社)TexbOOkAn
tibiOtics巻1、MechanismOfAc
tlOn,l9O−210ページ(1967)にA.ジ
マルコによるドーノマイシンとその関係抗生物質と題す
る文献がある。
ベルギー1972年12月のWHOと合作のInfOr
mlatjOnBulletin,NO.lO,.In
terrlatiOnalCenterOfInfOr
matiONOfAntibiOticsにアンスラシ
クリン類とその誘導体類が記載されている。
本発明は新のアンスラシクリン抗生物質に関する。特に
本発明は本明細書でボヘミツクアシツド混合物というア
ンスラシクリン抗生物質混合物(即ち以下にのべるミユ
ーゼツタマイシンとマー)セロマイシンの混合物をいう
)に関するもので、上記混合物はアクチノスポランジア
ムSp.,最もよいのはアクチノスポランジアムSp.
A.T.C.C.3ll27のボヘミツクアシツドを生
成する種族を水中好気性条件のもとで窒素および炭素の
同化性・源を含む水性栄養媒質中で上記有機体によつて
上記ボヘミツクアシツド混合物の実質量が生成される迄
培養しかつ任意に培養媒質から混合物を回収することに
よつて生成される。また本発明によつて全醗酵スープを
水と混和しない有機溶媒で抽出・した後クロマトグラフ
法の様な方法で種々の抗生物質化合物に分離と単離して
つくられるボヘミツクシツド混合物の二つの新規の生物
活性アンスラシクリン成分が提供される。ボヘミツクア
シツド混合物および本明細書でミユーゼツタマイシンお
よびマーセロマイシンというその生物活性成分は共に抗
菌活性および抗腫瘍活性を示すものである。ボヘミツク
アシツド混合物およびその成分であるマーセロマイシン
とミユーゼツタマイシンはアクチノスポランジアム(A
CtirK)SPOrangiUnl)Sp.種C−3
eK145−2というアクチノスポランジアム属の新種
の醗酵によつて生成出来る。上記微生物はカナダ、オン
タリオ州からとつた土壌試料から得られた。この微生物
の培養はワシントン、D.C.のアメリカ型培養コレク
ション中に委託されておりA.T.C.C.3ll27
としてとの永久微生物コレクション中に加えられている
。また微生物は昭和5詳4月1日に工業技術院微生物工
業技術研究所に委託された。(微工研菌寄第4018号
,FERM一PNO.4Ol3)多くの抗生物質培養製
造の場合の様にアクチノスポランジアムSp.種C−3
614\A.T.C.C.3ll27の醗酵は成分物質
の混合物の製造となる。
2生物活性アンラシクリン、即ちミユーゼツタマイシン
とマーセロマイシンは上記有機体によつて製造されたが
ボヘミツクアシツド混合物から分離さている。
ミユーゼツタマイシンとマーセロマイシンは次の構造式
:をもつと決定されている。
図に示すとおり上記成分の双方はアグルコンE−ピロマ
イシノンのアンスラシクリン配糖体類である。
ミユーゼツタマイシンは配糖体の糖2単位、R1ち2−
デオキシーL−フコーゼおよびL−ロドサミンをもつが
、マーセロマイシンは2−デオキシーL−アコーゼ2単
位とL−ロドサミン1単位をもつ。
成分の構造はそれらの赤外線および核磁気共鳴スペクト
ル分析により決定され下記物理的データと一致する。上
式中点線は結合基がその結合している環面の下に一部位
置していることを示している。
スパイク印は結合基が環面の上に位置していることを示
している。ボヘミツクアシツド混合物および個々のミユ
ーゼツタマイシンとマーセロマイシン成分は酸類、塩基
類双方と塩を生成するし混合物および成分の製薬上許容
される塩類も本発明の範囲内に包含される。
この製薬上許容される塩類には塩酸、臭化水素酸、硫酸
、硝酸および燐酸の様な強酸および金属陽イオン、例え
ばナトリウム、カリウム、カルシウムおよびマグネシウ
ムの様なアルカリ金属又はアルカリ土金属陽イオンとの
塩類がある。本発明の新規のアンスラシクリン抗生物質
の製法を次に記述する。微生物 C−3614喝は次の形態学的特性をもつ。
この種は密に巻いた芽胞鎖の集合てある芽胞柄の先に芽
胞嚢様のもの(偽芽胞嚢)を形成する。芽胞鎖は近くの
気生菌糸としばしば組合つた粘質物質でおわれた芽胞嚢
状構造となる。芽胞膏状体と気生菌糸はグルコ−スーア
スパラギン培養基、チロシン培養基、酵母抽出一麦芽抽
出培養基およびオートミール培養基上で生成される。多
数の偽芽胞嚢の生成の他に数はずつと少いが開螺旋形の
普通の芽胞鎖も生成される。芽胞嚢状体中の芽胞は表面
滑かな長楕円体形をしており自動性でない。普通の芽胞
鎖中の芽胞は玉子形であり表面滑らかて又は時にはいぼ
いぼがある。元来の菌糸は枝分れし芽胞壁がなく切断さ
れていない。表1は種々の触質上て得た培養特性を示し
てい.る。
C−36145種は試験した多くの培養基媒質上でよく
成長るが気生菌糸の生成および芽胞分裂は幾分おそい。
気生菌糸の集命色は淡緑灰色である。グルコ−スーアス
パラギン培養基、無機塩類一澱粉培養基、酵母抽出一麦
芽抽出培養基およ.びオートミール培養基において成長
の反対側は赤燈色から赤色である。それはチロシン培養
基およびペプトンー酵母抽出一鉄培養基においてはライ
ト顔料を生成する。C−361仙種々の生物学的特性お
よび炭水化物・利用はそれぞれ表2と3に示している。
成長温度は20乃至3rCの範囲で43℃において増殖
は見られなかつた。C−3614通は特性アミノ酸成分
としてLL−ジアミノピメリン酸(LL−DAP)とグ
リシンを細胞壁内に含む。特徴の炭水化物は存在しなか
つた。C−36145種の形態学的、培養的および生理
学的特性は芽胞嚢状体の生成を除いてストレプトマイセ
ス属ものと似ている。細胞壁組成もまたInt.J.S
lst.BacterlOl,2へ435(1970)
中のレチエバリーおよびレチヤバリールの分類による1
型ノ群(ストレプトマイセス型)のものと似ている。C
−3614喝の芽胞嚢状体は明確な芽胞嚢生成属により
生成された通常芽胞嚢と(1)後者は成長の初期段階に
おいて時間で成熟する小芽胞嚢を生成したまた(2)通
常の芽胞嚢は普通粘質物質ておおわれ−ていない点で異
なると思われる。クラシルニコフとチーシエンは196
1年に芽胞嚢と非常に似た芽胞体を生成する有機体につ
いてアクチノプラナセア科中の新アクチノスポランジア
ム属(後にストレプトスポランジアセア科に移された)
を提案した。
(Isv.Akad.Nauk.USSRlSer.B
lOl.、113.1961)その後芽胞嚢状体は粘質
の芽胞生成体であり真の芽胞嚢とちがうことが発見され
アクチノスポランジアム属はその形態学的特性を1型群
の細胞壁組成に基ついてストレプトマイセタセア科に入
れられた。故に利用しうるすべてのデータに基づいてC
−3614潟はアクチノスポランジアム属の新種と思わ
れる。
しかし重要なことはアクチノスポランジア属の僅か2種
のみが文献に報告されている丈けでこの属は未だ充分完
成されていないことである。(HjラウザーのTlle
ActinOmycetales.TheJenaIn
tl.Sym.OnTaxOnOmy.9月、329ペ
ージ1968.Veb.グスタブフイツシヤー出版、イ
エナ、19冗参照され度い。)本発明が特殊C−361
柘種の使用又は上記述に充分に答える微生物に限定され
ないことは諒解されるであろう。
本発明は特に他のボヘミツクアシツド生成種又は上記微
生物からX線放射、紫外線放射、窒素刺戟剤処理、フエ
イジ(Phage)露出等の種々の方法て生成出来る上
記微生物の突然変異体を含むものと考える。基礎媒質:
プリダムーゴツトリープ媒質。
※ 赤−オレンジ顔料の生成豊富。
ボヘミツクアシツド混合物の製法 ボヘミツクアシツド混合物は水性栄養媒質中に浸漬した
好気性状態てA.T.C.C.3ll27又はその突然
変異体の特性をもつアクチノスポランジアムSp.のボ
ヘミツクアシツドを生成する種を培養して製造出来る。
この有機体は同化性炭素源、例えは同化性含水炭素を含
んでいる栄養媒質中て成長する。適当する炭素源の例は
蔗糖、乳糖、マルトーゼ、マンノーゼ、フルクトーゼ、
グルコーゼ、グリセロールおよび可溶性澱粉がある。栄
養媒質はまた魚粉。ペプトン、大豆粉、ピーナツツ粉、
棉実粉又はコーン浸漬液の様な同化性窒素源を含有する
必要がある。栄養無機塩類もた媒質に混合出来る。この
塩類はナトリウム、カリウム、アンモニウム、カルシウ
ム、燐酸塩、硫酸塩、塩化物、臭化物、硝酸塩、炭酸塩
又は同様のイオンを供給出来る普通の塩類ならどんなも
のでもよい。ボヘミツクアシツド混合物の製造は有機体
を充分成長させるどんな温度でも、例えば20〜3rC
で出来るが、約2rCの温度で便利に行なわれる。通常
媒質は微アルカリ性であるが、実際のPHは使う特定媒
質によつて広範に変え得る。5 醗酵はエルレンマイヤ
ーフラスコ中又は種々の容量の実験室的又は工業的醸酵
機中で行なうことが出来る。
タンク醸酵を行なう場合は芽胞型の有機体をもつた少容
量の培養媒質を接種して栄養スープ中に生長性接種物を
生成するのがよい。このθ様に活性接種物を得た後無菌
状態の抗生物質大規模製造用醸酵タンク内に移す。生長
性接種物に使う媒質は大規模醗酵に使用するものと同じ
ものでよいが、他の媒質も使用来る。好気性浸漬培養法
て通常する様に殺菌空気を培5養媒質に吹込む。
一般に醸酵工業て使われる攪拌機によつて攪拌を続ける
。一般にボヘミツクアシツド混合物の最適製造はスター
ージヤー酷酵機又はタンク醸酵機内で約190〜21C
@間の培養で出来る。
酸酵状態はボヘミクツクアシツド混合物に敏感有機体、
例えばD.ニユーモーニアエ.5T.パイオジエネス又
はS.オーレウスに対し時々醗酵を検べて追及出来る。
ボヘミツクアシツド混合物は水に不混和性な有機溶媒、
成るべく酢酸エチル、メチルイソブチル5ケトン又は高
級アルコール(例えばn−ブタノール)の様な極性有機
溶媒、好ましくはメチルイソブチルケトンで醍酵媒質か
ら抽出して回収出来る。大部分の抗生物質活性はスープ
中に発見されるので抽出前スープを沖過する。しかしよ
い方法は全醸酵スープを約7.5乃至8.5のPHて有
機溶媒て抽出することてある。次いて有機相をろ過し乾
燥して固体ボヘミツクアシツド混合物を得ることが出来
る。また有機抽出液を濃縮しスケリソープBの様な適当
なアンチリルベントで稀釈して体混合物を沈澱させるこ
とも出来る。ミユーゼツタマイシンとマーセロマイシン
の分離および単離アンスラシクリン抗生物質、ミユーゼ
ツタマイシンとマーセロマイシンはボヘミツクアシツド
混合液をセフアデツクスLH2O(フアーマシアフアイ
ンケミカル社製造の有機溶媒中ゲルフイルトラントとし
て使われるデキストラン誘導体の品名)の様な適当な吸
着剤を充填したカラム上にとおしてクロマトグラフ法に
よつて互におよびボヘミツクアシツド混合物の他成分か
ら分離出来る。
次し・でボヘミツクアシツド混合物成分は吸着剤からク
ロロフォルムの様な適当する有機溶媒で溶離さわる。多
数の分別部分を集めて適当に稀めてその堤着物を490
T11Pで検べる。それを対応する分別蕾分について図
にプロットしてカラムから溶離した成分のピークを決定
する。溶離順序から検べた通当する部分を併せて蒸発し
て個々の固体抗生物猶を得る。固体はアセトニトリル、
クロロフオルムースケリソーブB又はメタノールの様な
適当する有機溶媒から再晶出させてある程度精製出速る
。ミユーゼッタマイシンおよびマーセロマイシン成分は
更に実施例10と11に詳細記述している高圧液体クロ
マトグラフ法によつて精製出来る。この方法によつて2
抗生物質の極めて純粋な試料が得られるとわかつている
。ボヘミツクアシツド混合物又はそのミユーゼツタマイ
シンおよびマーセロマイシン成分はそれ自体よく知られ
た方法で上記の製薬上許容される塩類に転化出来る。生
物学的活性データ ミユーゼツタマイシンとマーセロマイシンの試験管内最
低抑制濃度(MIC)は標準管稀釈法を使つて多数の微
生物について検べた。
はつかねずみにおける実際の腹腔内LD5。
はミユーゼツタマイシンについては9.8乃至21.1
2m9/K9でありまたマーセロイシンについては6.
35乃至10.56mg/K9である。本発明の化合物
をまた種々の移植可能な 歯類腫瘍に対し試薬した。
使つた方法の詳細はCaTlcerChemOth,R
epOrts3,l(3部)1972に記載されている
腫瘍抑制効果の最初の観察をねすみに固体筋肉内腫瘍と
して移植したウォーカー256カルシノサルコマを使つ
て行なつた。
ボヘミツクアシツド混合物を含む醗酵スープを動物を処
理したところ非処理対照腫瘍に比べて腫瘍成長を73%
抑制した。部分精製したミユーゼツタマイシンを使つて
はつかねすみの2種のリンパ腺白血病、即ちP一388
とL −1210を治療した代表的結果を表5に示して
いる。1皓薬量範囲にわたる意味深い腫瘍抑制性をP−
388白血病を使つて観察した。
精製したミユーゼツタマイシンとマーセロマイシン(下
記実施例10と11に記載の方法により精製した。)を
L−1210はつかねずみ白血病に対し試験した結果を
表6に示している。これらのデータはマーセロマイシン
がこの腫瘍に対する抑制効力においてミユーゼツタマイ
シンの約4倍効力があることを示している。ボヘミツク
アシツド混合物、その成分ミユーゼツタマイシンとマー
ロマイシンおよび塩類およびそれらの混合物を含む本発
明の抗生物質化合物類は抗細菌活性と抗腫瘍活性の双方
を示す。
本発明**の範囲内に上記の抗生物質の少なくとも1種
と適a合する製薬上許容される担体より成る製薬組成物
を包含する。組成物または他の活性抗菌剤および(又は
)抗腫瘍剤も含んでよい。組成物は治療の為の投与方法
に適したどんな製薬型も仕上げることが出来る。この組
成物の例には錠剤、カプセル、ビル、粉末、粒状の様な
経口投与用固体組成物、溶液、懸濁液、シロツプおよび
賦形剤の様な経口投与用液体組成物および無菌の溶液、
懸濁液又は乳化液の様な非経口投与用処法を含む。抗菌
剤として使用する際この組成物の活性成分濃度が治療す
る特定有機体の最低抑制濃度より大!きくなる様に投与
する。一般的には抗菌剤としての薬量は、前記した動物
実験におけるLD5Oで記載した量に相当する9.8乃
至21.12m9/K9程度てある。抗腫瘍剤として咄
乳動物に使う薬量は1回の静脈注射に対してマーセロマ
イシンでは2.5乃至.10mg/M2がよくまたミユ
ーゼツタマイシンでは10乃至40mg/M2がよく、
従つて一般的に表現すれは2.5乃至40mg/M2(
ここでM9/M2とは啼乳動物の表面積1平方メール当
たりのミリグラムで薬量を表現したものてある)てある
。次の実施例は本発明の例証に役立つが本発明を限定す
るものではない。
μスチラゲル、フェニル/コラジルおよびフェニル/ポ
ラジルBはウオーターアソシエイツ社のシリカにオルガ
ノ−シランを化学的に結合させてつくつたル透過クロマ
トグラフ法充填剤商品名である。セフアデツクスLH−
20は吸着およびゲル枦過クロマトグラフ法に使う改良
された交叉結合したデキストランのフアーマシアフアイ
ンケミカルス社製商品名である。実施例1 フラスコ振盪醸酵 D−グルコーゼKg、オトミル鯉、大豆プトンKg、お
よび寒天鯉を蒸留水で11とした寒天領斜媒質上で有機
体を成長さた。
2rCて6日以上成長させた後D−グルコーゼ30g1
大豆粉10g1フアーマメデイア(テキサス州フオート
ワーズのオイルミル社の商品)10gおよびCacO3
3gを蒸留水て11とした殺菌媒質100m1を含む5
00m1エルレンマイヤーフラスコ中に芽胞を移した。
この生長性培養物を毎分210回の直径5.1cmの円
をえがく様設定したジヤイロータリーチーヤ振盪機(G
5?、ニユーブランズウイツクサイエンチフイツク社)
で2TCで培養した。お時間後に培養液4m1をグリセ
ロール50g1大豆粉20g1ピーナツツ粉末10gお
よび)CaCO3lOgを蒸留水で11とした殺菌媒質
100m1を含む500m1エルレンマイヤーフラスコ
中に移した。この培養液2(至)回/分に設定した振盪
機上て27℃で144時間培養した。この場合ボヘミツ
クアシツド混合物の抗生物質活性は培養?液および菌糸
中に発見された。実施例2 スターージヤー醸酵 実施例1に記載の酩時間を経た生長性培養液を使つてス
ターージヤー醗酵機中でボヘミツクアシツド混合物を生
成した。
0.01%ホダツクF1シリコーンアンチフオーム(イ
リノイ州スコキーのホダツグケミカル社)を含む実施例
1に記載したとおりの殺菌媒質101を入れた41容量
のスターージヤーに培養液400m1を移した。
スターージヤーを酷酵機駆動装置(ニユージヤシー州ニ
ユーブランズウイツクのニユーブランズウイツクサイエ
ンチフイツク社のFS−6■型)に組立てた。温度を2
7゜C1送風量を601/分、また攪拌機を300r′
.P.m.とした。ホダツクF1アンチフオームは泡生
成を調節するに必要な量を自動供給した。約21叫間後
に培養を終りボヘミツクアシツド混合物は培養枦過およ
び菌糸中に発見された。実施例3 タンク醗酵 タンク醗酵機に殺菌生成媒質(実施例1のとおり)37
.81と生長性培養液(実施例1のとおり製造した。
)1.891を入れ851/分の空気を吹込み羽速度3
00r′.P.m.て攪拌し27℃で1(4)時間培養
した。ポヘミツクアシツド混合物は培養p液および菌糸
中に発見された。実施例4 タンク酉?W 製造媒質(実施例1のとおり)30281と生長培養液
(実施例1のとおり製した)1521を入れた醗.酵タ
ンクを羽速度155r.p.m.て攪拌し141.61
/分の空気を吹込み27℃で19叫間培養した。
この場合ボヘミツクアシツド混合物の存在が培養沖液お
よび菌糸中で認められた。実施例5 ボヘミツクアシツド混合物の単離 最終的にPH8.lの全醸酵スープ(71)を約等量の
メチルイソブチルケトンと20−3紛間攪拌した。
次いで大量のけい藻土沖過助材を加えこれと充分混合し
た後この混合物をp過助材で真空吸引夕枦過した。淵液
は2相に分離したのて下の水相を捨てた。有機相を真空
蒸発して小量(50−100mt)としスケリソーブB
(スケリーオイル社市販の石油エーテルの沸点60−関
℃留分で、本質的なn−ヘキサンより成るものの商品名
。)で稀釈し沈澱した暗赤色固体を真空乾燥してポヘミ
ツクアシツド混合物1.9gを得た。実施例6 ボヘミツクアシツド混合物の大規模単離 PH8.O〜8.5の全醗酵スープ30001を25℃
に冷却した後30001のメチルイソブチルケトンと2
0〜30℃で3紛激しく攪拌した。
この乳化液に360k9の沖過助剤を加え混合物を更に
1時間激しく攪拌しフた。次いで30分間静止した後2
300〜25001の有機相上澄みを流し0〜10℃に
冷却した。更に8001のメチルソブチルケトンを混合
物に加え2紛攪拌した後3紛静止して上澄みを流し冷却
した。初めの部分と併せて全抽出液3300〜3400
1となつた。こ・れを手早く沖過して固体および不溶性
水相のないメチルイソブチルケトン抽出液3100〜3
2001を得た。有機抽出液を0〜10℃で真空濃縮し
て最終容量Gとした。これを20〜25℃で攪拌中のス
ケリソープB6Olに加えた。沈澱固体をナツチエ沖過
器上身で集め101のスケリソープBて洗い吸引乾燥し
て900〜1000gの幾分油状の暗赤色無定形生成物
を得た。これを過剰のエーテルを攪拌しブツフナーろ一
と上でp過し更にエールで洗い吸引乾燥し更に真空乾燥
して51gの無定形暗赤色ボヘミツクアシツド混合物を
得た。実施例7 ボヘミツクアシツド混合物の分別 クロロフォルム中に6濁間浸漬したセフアデツクスLH
−20を両端に調節出来るテフロンチップをつけたフア
ーマシアSR5/100カラム(内径25醜×高さ10
0cm)中にスラリとして詰めた。
カラムはチップからチップ迄完全一杯になる様詰め有効
長さ90〜95C7!であつた。ボヘミツクアシツド混
合物(500m9)を10mtのクロロフォルムにとか
しカラムに入れた後クロロフォルムを1m1/分の早さ
で下から流出させた。溶離した液体を6m1づつの部分
に分けて集めた。偶数番号の管の試料をクロロフォルム
で8@にうすめボーシユアンドロンブスペクル20比色
計で490rT1μ読んだ。アンスラシクリン顔料の4
明瞭バッドは次のとおりであつた:得た固体を80:2
0トルエンニメタノー溶媒系を使つてプリンクマン60
F′254シリカゲル薄層板上でクロマトグラフ法にか
けた。
溶離液に対する第1バンドは薄層クロマトグラフ法によ
つて不活性混合物であることを示した。第2バンドは約
Rf=0.75に特徴あるピングがかつた赤ゾーンを与
えた。この分別部分も不活性であり主としてη−ピロマ
イシノンより成るとわかつた。溶離液の第3分別部分R
,=〜0.3の単一ゾーンを与えた。これはミユーゼツ
タマイシンと決定されL−1210とP一388の双方
のはつかねずみ白血病系に試験した場合高度活性を示し
た。溶離液の最終バンドはR,=〜0.3にゾーンを与
え主としてマーセロマイシンより成るものであつた。こ
の成分もはつかねずみの2種白血病について試験した場
合高度の活性を示した。薄層クロマトグラフ法における
ミユーゼツタマイシンおよびマーセロマイシンはいづれ
も約0.3のR,値をもつがミユーゼツタマイシンは幾
分速く動く。ミユーゼツタマイシンとマーセロマイシン
を混合したならばそれらは非常に接近した色の2ゾーン
に分解される。実施例8 大規模分別 直径6インチ高さ77インチガラスカラムの下端にノー
クロツグ(110c10g)フィルターをつけその上に
ガラスウール層をおき次いで円形ポリエチレンフリット
をおいて。
このフリットは直径5Aインチに切断しクロロフォルム
中で膨張させた。セフアデツクスLH−20(8.73
k9)をクロロフォルム中で3時間攪拌し沖過し固体を
クロロフォルム中て攪拌し更に田侍間放置した。次いて
混合物をl紛攪拌しカラム上に入れた。ボヘミツクアシ
ツド混合物(実施例6のとおりに製造した。)試料30
gを1.51のクロロフォルムと15分間加熱した後1
時間攪拌した。枦過してまだ活性をもつた不溶解物質7
.5gを分離した。(後の試験て試料は30〜40%メ
タノールに完全に溶解するとわかつた。クロマトグラフ
法の結果はその方法と同様であつた。)戸液をカラムに
入れクロロフォルムを使い下方に流し初めた。試験中取
り出し流速16m1/分を保つた。ゲルベッドの底に色
が達する前に溶離剤の初めの1.455m1を取つた。
この時点て100m1の分別捕集を初め液体が再び全く
うすくなる迄全部で90紛別部分をとつた。5番目毎の
少量を稀釈し実施例7のとおり分析した。下記するとお
り4成分が分離されたことがわかつた。実施例9 ミユーゼツタマイシンの部分的精製 実施例8の第3成分から得た固体421.4mgを過.
剰の沸とうするクロロフォルムに溶解しこの液をみぞの
ある戸紙をとおし枦過した。
この沖液を蒸気浴上で20m1以下に濃縮した。次いで
この温液が濁る迄スケリソープBを滴加した後クロロフ
ォルムを数滴加えた。大気温に冷却した後混合物をーノ
20℃の冷凍器内に入れ一夜おいた。濃赤色結晶性小板
を集め真空乾燥してユーゼツタマイシン358Tngを
得た。融点162〜163′CO実施例10 ミユーゼツタマイシンの精製 粗エチレンジアミンテトラ酢酸(EDTA)で洗つたミ
ユーゼツタマイシンをμスチラゲル(ゲル透過クロマト
グラフ法に使うゲルフイルトラントカラム充填剤の商品
名、ウオータースアソシエイツ社の製品、スチレンジビ
ニルベンゼンの硬い交叉結合重合体より成る直径8〜1
0ミクロンの小粒)の4カラム層(500−100−1
00−100A)に初めに洗う為流動相としてクロロフ
ォルムを使つて流速0.7m1/分とおした。
各100mgづつ9回試験した。溶離液を屈折率検出器
(ウオータースアソシエイツ〉の助けを借りて監視し各
試験にいて37.5〜4紛において溶離する主ピークを
捕集した。9回の試験の主分別部分を併せて真空蒸発乾
固した。
この暗赤色無定形固体660m9を22m1の45:5
5アセトニトリル0.01M酢酸ナトリウム溶剤(PH
4.O)にとかした。混合液を遠心分離して少量の懸濁
物質を除き透明の上澄みを密封出来るペニシリンびんに
移した。暗赤色溶液の一部(1.25mt.〜37m9
)をU6K注射器(ウオータースアソシエイツ)に入れ
た後試料をカム上に入れた。試料をフェニル/ポラジル
B(ウオータースアソシエイツ社製造の分配クロマトグ
ラフィ用粒状物質の商品名、シリカに化学的に結合した
液体ジフェニルジクロロシランをもつ全体に多孔性シリ
カより成る。37〜75p粒子大きさ。
)を充填した長さ1m×内径46wunステンレススチ
ールカラム上でクロマトグラフ法にかけた。流動相は3
5:65アセトニトリルニ0.01M酢酸ナトリウムの
PH4』混合液て流速は1.9〜2.0m1/分てあつ
た。溶離を屈折率モターを使つて監視した。分別部分を
7聞2間隔て自動分別捕集器(サイエンチプイツクマニ
ユフアクチヤリングストリーズ)を使つて捕集した。1
頷個の管に捕集したカラムをメタノールで3.0m1/
分の流速で1紛間洗い更にアセトニトリルニ0.01M
酢酸ナトリウム35:65のPH4混合液て15分.間
洗つた。
流速を20m1/分に下げ次の注入の前5分間この装置
を平衡させた。5番目毎の管の溶離液25μlを分析装
置でクロマトグラフ法にかけ管を併せる前の組成検査を
した。
分析装置はフェニル/コラジル(ウオータースアソシエ
イツ社製造・の分配クロマトグラフィ用の粒状物質の商
品名、ジフェニルジクロロシランが結合したシリカ単層
で被覆された固体ガラスの37〜50μ小粒より成る。
)を充填した61cm×内径2.1悶スティンレススチ
ールカラムより成るものであつた。流動相はアセトニト
リルニ0.01M酢酸ナトリウム45:55のPH4』
混合液で流速0.7Tn1/分であつた。溶離はWデテ
クター(LDC)を用いて254nmで監視した。管の
合併はクロマトグラフ分析に基いて行つた。管NO.6
l−120が望むミユーゼツタマイシンを含むことがわ
かつた。これらの管を併せて真空蒸発(45℃)した。
暗赤色残渣をメタノールて反復洗い更に2×100m1
塩化チレンで洗つた。次いで゛残渣を100m1のクロ
ロフォルムとすりつぶし無機塩類をp別した。次いで固
体を乾燥N2を使い蒸発乾固し更にP2O.上高圧真空
下で乾燥した。上記のとおり精製したミユーゼツタマイ
シンは次の特徴をもつ:特徴:暗赤色結晶性粉末。
分子式:C36H45Cl4N.分子量:715.76
元素分析: 理論値:C,6O.4l;H,6.34;N,l.95
実験値:C,6O.27:H,6.59;N,l.99
O.83ll2Oおよび0.8残渣に対し捕正した値。
C,6O.27:H,6.5O;N,l.99
赤外線スベクトルニミユーゼツタマイシンー(KBrペ
レット)の赤外線吸収スペクトルは次の波長に主要バン
ドを示す:3480、2901293012820、2
770、1735、160011450、1320、1
295、1220、1160、1010および990−
1。
紫外線スベクトルニメタノール中ミユーゼツタマイシン
0.013g/l濃度において次の最大値および吸収能
を示す:233rr1μ、57.7;256r11μ、
33.2;284mμ、14.5;466rr1μ、1
4.3;490111μ、17.4;510rT1μ、
14.6;524mμ、12.9および570rT1μ
、3.30核磁気共鳴スベクトルニ(a)100rT1
HZpmrスベクトルニCDCI3中2.5m9/0.
5m1濃度においてスペクトルは次の化学シフト(Pp
m)と型特徴を示す:7.6臥s;7.32、s:7.
21、s(CDCl3);5.5へm:5.24、m;
5.00..m;4.48、4重項;4.10..s;
3.68、s;4.2−3.4、mの重複:2.16、
s;2.5一1.5.mの重複および1.3−0.9.
2重項および3重項の重複。
〔s=1重項、m=多重項〕(b)25m1Hzcmr
スベクトルニCDCl3中200m9/mlの濃度にお
いてスペクトルは次の化学シフトと強度を示す:高圧液
体クロマトグラムニミユーゼツタマイシンのりテンショ
ン時間は次の助変数:61cm×2.1=フエニル/コ
ラジル支持カラム;45:55アセトニトリルニ0.0
1M酢酸ナトリウム、PH4;07m1/分流速;25
4mp?デテクター;で操作するウオータースアソシエ
イツ社基本単位成分を使つて11分加秒であるとわかつ
た。
融点:210−212加C0溶解度:殆んどの有機溶媒
に可溶性;20℃の高濃度においてメタノールから晶出
する;水、脂肪族炭化水素およびエーテルに不溶性。
実施例11 マーセロマイシンの精製 EDTEで洗った粗マーセロマイシンをμスチラゲル(
ウオータースアソシエイツ社製造のゲル透過クロマトグ
ラフィに使うゲルフイルトラントカラム充填剤の商品名
、スチレンジビニルベンゼンの硬質交叉結合重合体より
成る)の4カラム層(500−100−100−100
A)を使つて先づ流動相とノしてクロロフォルムで清浄
とした。
この分離の流速は0.6−0.7mt/分で、屈折率デ
テクター(ウオーターズアソシエイツ社)で溶離を監視
た。各100m9の10回試験を行ない、かつ各々の場
合の26一32分に溶離する主ピークを捕集した。1(
0]分の・主分別部分を併せて真空蒸発乾した。
暗赤色無定形固体を30−35m9の25部分に割した
。この各々をフェニル/ポラジルB(ウオーターズアソ
シエイツ社製分配クロマトグラフィ用の37−75μ粒
子大きさの粒状状物質の商品名、シリカに化学的に結合
したジフェニルジクロロシランの液相をもつ全体多孔性
シリカより成る。)をつめた1m×内径4.6wrmス
テインレンスチールカラムより成るクロマトグラフ装置
に入れる直前にPH4.Oの45:55アセトニトリル
ニ0.01M酢ナトリウム溶媒混合液51.0m1にと
かした。PH4.Oの45:55アセトニトリルニ0.
01M酢酸ナトリウム流動相の流速は3.0m1/分で
あつた示差屈折率監視器(ウオーターズアソシエイツ社
)を使つて溶離をしらべた。SMI(サイエンチフイツ
クマニユフアクチヤリングイつンダストリーズ)分別捕
集器を使つて1.紛毎に分別部分を捕集した。5gX.
の管に捕集し、カラムをアセトニトリルで流速4.0m
L/分で洗いまた次の注入前に流動相で1紛洗つた。
5番目毎の管の溶離液を管合併の前にクロマトグラフ分
析装置にかけた。
分析装置はフェニル/コラジル(ウオーターズアソシエ
イツ社製分配クロマトグラフィ用の37−50μ粒子大
きさの粒状物質の商品名、化学的に結合したジフェニル
クロロシランをもつシリカ単一層て被覆されている固体
ガラス小粒より成る。)をつめた61cm×内径2.1
T1rInスティンレススチールカラムより成るもので
あつた。流動相はPH4.Oの45:55アセトニトリ
ルニ0.01M酢酸ナトリウム溶媒混合液より成り流速
は0.68−7.0m1/分であつた。溶離剤はUVデ
テクターで254nmで監視した。この装置に25μl
の溶離剤を注入した。管合併は分析クロマトグラムに基
いて行なつた。一般に管NO.l8−35が特に望むマ
ーセロマイシン成分を含むことがわかつた。これらの管
を合併し45℃て真空蒸発乾固した。残渣をメタノール
で反復して洗い2×100m1の塩化メチレンで洗つた
。残渣を75m1の塩化メチレンとすりつぶしろ過した
。p液を45℃て真空蒸発乾固し暗赤色残渣を更にP2
O,上て高真空乾燥した。上記のとおり精製したマーセ
ロマイシンは次の,特性をもつている。
特徴:暗赤色無定形粉末。
分子式:C42H55NOl7 分子量:845.90 元素分析: 理論値:C,59.64;H,6.55;N,l.65
;0,32.15実験値:C,56.32;H6.64
;N,l.74l(20と残渣を補正した値:
C,58.77;H,6.77;N,l.82赤外線ス
ベクトルニマーセロマイシン(KBrペレット)の赤外
線吸収スペクトルは次の波長に主要バンドを示す:34
5012960、294012820、2790、17
30、1615、1600、1450、1260、10
95、1010および800cm:.一1。
紫外線スベクトルニメタノール中0.013g/Iの濃
度でマーセロマイシンは次の最大値および吸収能を示す
:233[nμ、47.5:2561T1μ肩、24.
7:284mμ肩、10.6;490rT1P115.
8;410rT1μ肩、3.4;465rr1μ肩、1
3.2;480rT1μ肩、14.7;510n1μ肩
、12.5;524mμ肩、10.6:および580r
nμ肩、1.1。
核磁気共鳴スベクトルニ (a)100rI1HZpmrスベクトルニCDCl3
中25m9/5m1濃度でスペクトルは次の化学シフト
(Ppm)および型特徴を示した:7.63,s7.2
4,s:5.52,m:5.30,m;5.33,m(
CD2Cl2));4.94,m;4.50,4重項;
4.30−3.90,mの重複;3.69,s;2.7
0−0.09,mの重複:および2.19,s0〔s=
1重項、m=多重項〕(b)25rr1圧Cmrスベク
トルニCD2Cl2中60m9/2m1の濃度において
スペクトルは次の化学シフトと強度を示す:高圧液体ク
ロマトグラムニマーセロマイシンのりテンション時間は
次の助変数:61aT1×2.1w!!tフェニル/コ
ラジル支持カラム;45:55アセトニトリルニ0.0
1M酢酸ナトリウム、PH4;0.68−7m1/分流
速:254mpUVデテクター;で操作するウオーター
スアソシエイツ社基本単位成分を使つて1吟24秒であ
るとわかつた。
融点:軟化点134−135℃:徐々に粘稠となるが3
00′C迄融解しない。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 構造式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Rは水素又は式▲数式、化学式、表等があります
    ▼をもつ基を表わす。 )されることを特徴とする抗生物質ミユーゼツタマイシ
    ンもしくはマーセロマイシン又はその製薬上許容される
    塩類。2 アクチノポランジアム属に属するボヘミツク
    アシツド生産菌を培養し、培養物からボヘミツクアシツ
    ド混合物を回収しかつ回収した混合物から個々のミユー
    ゼツタマイシンとマーセロマイシン抗生物質を分離する
    ことを特徴とする構造式:▲数式、化学式、表等があり
    ます▼(式中Rは水素又は式:▲数式、化学式、表等が
    あります▼をもつ基を表わす)で示されるミユーゼツタ
    マイシンおよびマーセロマイシンの製法。 3 ボヘミツクアシツド生産菌がA.T.C.C.31
    127又はその突然変異体の特性をもつアクチノポラン
    ジアム種のボヘミツクアシツド生産菌である特許請求の
    範囲第2項に記載の方法。 4 ボヘミアツクアシツド生産菌がA.T.C.C.3
    1127又はその突然変異体である特許請求の範囲第2
    項に記載の方法。 5 水と混和しない有機溶媒を使つて全醗酵スープを抽
    出することによりボヘミツクアシツド混合物を回収する
    特許請求の範囲第2乃至4項のいずれかに記載の方法。 6 ミユーゼツタマイシンおよびマーセロマイシン抗生
    物質をゲルろ過クロマトグラフ法によつて混合物から分
    離する特許請求の範囲第2乃至5項のいずれかに記載の
    方法。7 オルガノ−シラン類をシリカに化学的に結合
    させて生成したゲル透過クロマトグラフ充填剤を吸着剤
    として使う高圧液体クロマトグラフ法によつてマーセロ
    マイシンとミユーゼツタマイシンを精製する追加工程を
    含む特許請求の範囲第6項に記載の方法。 8 構造式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Rは水素又は式▲数式、化学式、表等があります
    ▼をもつ基を表わす。 )で示されることを特徴とする抗生物質ミユーゼツタマ
    イシンもしくはマーセロマイシン又はその製薬上許容さ
    れる塩類からなる抗菌剤。9 構造式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Rは水素又は式▲数式、化学式、表等があります
    ▼をもつ基を表わす。 )で示されることを特徴とする抗生物質ミユーゼツタマ
    イシンもしくはマーセロマイシンはその製薬上許容され
    る塩類からなる抗腫瘍剤。
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