JPH0686682A - 4’,7,8−トリヒドロキシイソフラボンの製造方法 - Google Patents

4’,7,8−トリヒドロキシイソフラボンの製造方法

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JPH0686682A
JPH0686682A JP27181592A JP27181592A JPH0686682A JP H0686682 A JPH0686682 A JP H0686682A JP 27181592 A JP27181592 A JP 27181592A JP 27181592 A JP27181592 A JP 27181592A JP H0686682 A JPH0686682 A JP H0686682A
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JP
Japan
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trihydroxyisoflavone
culture
extract
microorganism
reduced pressure
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JP27181592A
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English (en)
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Hiroshi Tanimura
博司 谷村
Morio Mimura
精男 三村
Yoshimasa Takahara
義昌 高原
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 下式で示される4’,7,8−トリヒドロキ
シイソフラボンを安価で効率よく製造する方法を提供す
る。 【化1】 【構成】 アスペルギルス属に属し、4’,7,8−ト
リヒドロキシイソフラボン生産能を有する微生物を培養
し、培養物から4’,7,8−トリヒドロキシイソフラ
ボンを採取する。またダイジン及び/またはダイゼイン
を含有する完全合成培地に培養することによって、分離
精製工程を簡便にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は抗酸化剤等として有用な
4’,7,8−トリヒドロキシイソフラボンの製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】4’,7,8−トリヒドロキシイソフラ
ボンは下式で示される化合物で、イソフラボン類の1つ
である。
【0003】
【化2】
【0004】製造方法に関しては、化学合成法はカルマ
ルカルの報告(Karmarkar,J.Sci.In
dustr.Res.,20B巻.344頁(1961
年))等があり、天然物からの抽出法としては放線菌の
培養液からの分離(ジャーナル・オブ・アンチバイオテ
ィクス,42巻,1344頁,1989年、特開平2−
124883号公報)等が知られている。4’,7,8
−トリヒドロキシイソフラボンには抗腫瘍活性や抗酸化
作用が知られており、そのためより安価に効率よく工業
的に製造する方法の開発が望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
状況に鑑みてなされたものであって、その目的は、
4’,7,8−トリヒドロキシイソフラボンを安価で効
率よく製造する方法を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
のできた本発明の製造方法は、アスペルギルス属に属
し、下式で示される4’,7,8−トリヒドロキシイソ
フラボン生産能を有する微生物を培地に培養して、培養
物から4’,7,8−トリヒドロキシイソフラボンを採
取することに要旨を有する。
【0007】
【化3】
【0008】また本発明においては、前記微生物を、ダ
イジン及び/またはダイゼインを含有する完全合成培地
に培養して、培養物から4’,7,8−トリヒドロキシ
イソフラボンを採取することが好ましい。
【0009】
【作用】本発明者らは、4’,7,8−トリヒドロキシ
イソフラボンの製造方法について種々検討した結果、ア
スペルギルス属に属する微生物が、その培養物中に
4’,7,8−トリヒドロキシイソフラボンを生産する
ことを見出し、さらには完全合成培地を用いることによ
って目的物の分離精製が簡便容易に行えることを見出し
て本発明を完成したものである。
【0010】本発明で使用する微生物は、アスペルギル
ス属に属し、4’,7,8−トリヒドロキシイソフラボ
ン生産能を有するものであれば特に制限されないが、例
えば、アスペルギルス ニガー(Aspergillu
niger),アスペルギルス・ウサミ(Aspe
rgillus usamii),アスペルギルス・ア
ワモリ(Aspergillus awamori),
アスペルギルス・フェティデス(Aspergillu
fetidus)等が挙げられる。これらの微生物
の代表例としてアスペルギルス・ニガー IFO 44
14が挙げられる。
【0011】これらの微生物の菌学的性質は“バージー
ズ・マニュアル・オブ・システマティック・バクテリオ
ロジー;第8版,ザ・ウィリアムズ・アンド・ウィルキ
ンス社出版)に記載されており、これら菌株は公的微生
物保存機関から容易に入手できるものである。
【0012】本発明においては、先ずアスペルギルス属
に属し、4’,7,8−トリヒドロキシイソフラボンを
生産する能力を有する微生物が適当な培地に培養され
る。これらの微生物の培養においては、通常真菌類を培
養する方法が一般的に用いられる。
【0013】培地としては、下記に例示するように、微
生物が同化し得る炭素源、消化し得る窒素源、更には必
要に応じて無機塩などを含有させた培地が使用される。 炭素源:グルコース,フラクトース,マルトース,キシ
ロース,マンニット,グリセリン,糖蜜,デンプン,デ
キストリン,コーン・スチープ・リカー,ポテトエキス
等 窒素源:ペプトン,肉エキス,酵母エキス,乾燥酵母,
大豆粉,大豆蛋白分解物,カゼイン,アミノ酸,尿素,
NZ−アミン,コーン・スチープ・リカー,フィッシュ
ミール,硝酸塩,アンモニウム塩等 必要に応じて:ナトリウム塩,カリウム塩,カルシウム
塩,マグネシウム塩,リン酸塩等の無機塩類,その他こ
れら微生物の生育及び4’,7,8−トリヒドロキシイ
ソフラボンの生成を促進する重金属,微量栄養源,発育
促進物質等
【0014】また本発明者らが培地に関して種々検討し
た結果、下記に例示するように、ダイジン及び/または
ダイゼインを含有すると共に微生物が同化し得る炭素
源、消化し得る窒素源、更には必要に応じて無機塩など
を含有する完全合成培地を使用することによって分離精
製工程が簡便になることが判明した。 炭素源:グルコース,フラクトース,マルトース,キシ
ロース,マンニット,グリセリン,デンプン,デキスト
リン等 窒素源:硝酸塩,アンモニウム塩等 必要に応じて:ナトリウム塩,カリウム塩,カルシウム
塩,マグネシウム塩,リン酸塩等の無機塩類,その他こ
れら微生物の生育及び4’,7,8−トリヒドロキシイ
ソフラボンの生成を促進する重金属,微量栄養源,発育
促進物質等 ダイジン及び/またはダイゼインの添加濃度:0.01
〜5.0mg/mlの範囲。
【0015】また上記いずれの培地を用いる場合でも好
ましい培養条件として下記のものが挙げられる。 培養:振とうまたは通気撹拌等の好気的条件下で行うの
が望ましい。 培養温度:20〜35℃、好ましくは25〜30℃の範
囲。 培地pH:pH5〜7程度の弱酸性が好ましい。 培養時間:液体培養の場合通常1〜7日間、好ましくは
培養液中の4’,7,8−トリヒドロキシイソフラボン
の蓄積量が最大に達したときに培養を終了すればよい。
【0016】尚、これらの培地組成等の培養条件は、使
用する微生物の種類や外部の条件等に応じて好ましい結
果が得られる様適宜調節、選択されることは言うまでも
ない。また、液体培養において発泡がある場合は、シリ
コンオイル、植物油、界面活性剤等の消泡剤を適宜使用
すればよい。
【0017】このようにして得られた培養物の全体,或
は菌体若しくは培養液から4’,7,8−トリヒドロキ
シイソフラボンを採取することができる。まず培養物全
体から採取する場合は、培養物を凍結乾燥してその凍結
乾燥物を含水アセトンなどの含水親水性有機溶媒で抽出
し、得られた抽出液を減圧濃縮する。得られた粗物質は
更に、脂溶性物質の精製に通常用いられる公知の方法、
例えばカラムクロマトグラフィーによって精製すること
ができる。またダイジン及び/またはダイゼイインを含
有する完全合成培地で培養する場合、得られた抽出物か
ら高速液体クロマトグラフィーによってワンステップで
精製することができる。また菌体から採取する場合に
は、まず遠心分離によって菌体と培養濾液とに分離す
る。得られた菌体から前記と同様の方法で抽出,分離,
精製して4’,7,8−トリヒドロキシイソフラボンを
得ることができる。
【0018】また、培養濾液から4’,7,8−トリヒ
ドロキシイソフラボンを採取するには、得られた培養濾
液を酢酸エチル等の非親水性有機溶媒で抽出するか、或
は活性炭,アルミナ,多孔性合成高分子,イオン交換樹
脂等の吸着剤に吸着させて酢酸エチルなどの溶出溶媒で
溶出し、得られた抽出液または溶出液を減圧濃縮し、前
記と同様の方法で分離精製することができる。
【0019】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが、下記実施例は本発明を制限するものではな
く、前・後記の趣旨を逸脱しない範囲内で変更実施する
ことは全て本発明の技術的範囲に包含される。
【0020】実施例1 <微生物の培養>微生物としてアスペルギルス・ニガー
IFO 4414を用いた。 (a)グルコース2%(重量%の意味,以下同じ)、肉
エキス0.3%、ポリペプトン0.2%、塩化ナトリウ
ム0.2%、酵母エキス0.2%を含む寒天斜面培地上
でアスペルギルス・ニガー IFO 4414を25℃
7日培養した。このスラント1本の菌体を500ml容
量三角フラスコ中の、液体培地A(大豆粉10%含有、
pH6.0)100mlに接種し、ロータリーシェーカ
ー(振幅6cm,毎分180回転)にて28℃で96時
間培養して種母を得た。 (b)種母と同様に調製した500ml容量三角フラス
コ20本を滅菌し、上記方法で得られた種母3mlずつ
を無菌操作にて植菌し、ロータリーシェーカー(振幅6
cm,毎分180回転)を用いて28℃で96時間培養
し、培養物約2000mlを得た。
【0021】<培養物からの4’,7,8−トリヒドロ
キシイソフラボンの抽出>得られた培養物を凍結乾燥
し、その乾燥物に80%含水アセトンを添加し、ホモジ
ナイザーで撹拌、抽出した。濾過によって残渣と抽出物
を分離し、その抽出物を減圧濃縮して抽出物を24.9
g得た。 <溶媒転溶による4’,7,8−トリヒドロキシイソフ
ラボンの精製>得られた抽出物を純水に懸濁した。それ
にエーテルを添加し、分液ロートに注入して振とう機で
振とうした。静置して2層に分け、エーテル層を採取し
て溶媒を減圧留去して4’,7,8−トリヒドロキシイ
ソフラボンを含有する油状物質を3.2g得た。
【0022】<シリカゲルクロマトグラフィーによる
4’,7,8−トリヒドロキシイソフラボンの精製>得
られた油状物質を予めクロロホルムを用いて充填された
内径30mm、長さ400mmの「シリカゲル60」
(メルク社製)カラムに吸着させ、クロロホルムからメ
タノールに段階的に変化させる溶出溶媒を用いてクロマ
トグラフィーを行った。溶出液のうち4’,7,8−ト
リヒドロキシイソフラボンを含むフラクションを集めて
減圧濃縮し、純度7.5%程度の4’,7,8−トリヒ
ドロキシイソフラボン含有画分を463mg得た。
【0023】<高速液体クロマトグラフィーによる
4’,7,8−トリヒドロキシイソフラボンの単離>得
られた4’,7,8−トリヒドロキシイソフラボン含有
画分から4’,7,8−トリヒドロキシイソフラボンの
純品を得るために次の高速クロマトグラフィーにより分
離精製した。高速液体クロマトグラフィーは、送液ポン
プとして「LC−6AD」(島津製)、検出器として
「SPD−M6A」(島津製)、カラムはオクタドデシ
ル化シリカゲルの「Develosil ODS−1
0」、内径20mm、長さ250mm(野村化学製)を
用いた。上記で得た4’,7,8−トリヒドロキシイソ
フラボン含有画分462.6mgをメタノール2mlに
溶解し、200μlずつ10回に分けてサンプルとして
注入した。展開溶出溶媒としてメタノール10mMリン
酸緩撃液(2:3)混合溶媒を用い、波長260nmの
紫外部吸収で4’,7,8−トリヒドロキシイソフラボ
ンに該当するピークを集めた。この画分を減圧濃縮し、
純水に懸濁してセプ−パック・カートリッジC18(ウ
ォーターズ製)に吸着させて脱塩を行い、メタノールで
溶出させた。この溶出物を減圧濃縮して4’,7,8−
トリヒドロキシイソフラボンの純品34.6mgを得
た。
【0024】尚、上記のようにして得られた純品の構造
は、各種機器分析(UV,IR,FAB−MS,NMR
等)結果から4’,7,8−トリヒドロキシイソフラボ
ンであることを確認した。即ち、このものの紫外線吸収
スペクトルは、260nmに極大を有していた。赤外線
吸収スペクトルは、3460,3200,1650,1
580,1560,1510cm-1に吸収極大を持って
いた。また高速電子衝突式マススペクトル(FAB−M
S)では分子イオンピークは271であり、このことか
ら分子量は270であると判明した。これらの分析結果
を図1〜5に示す。
【0025】実施例2 <微生物の培養>微生物としてアスペルギルス・ニガー
IFO 4414を用いた。 (a)グルコース2%(重量%の意味,以下同じ)、肉
エキス0.3%、ポリペプトン0.2%、塩化ナトリウ
ム0.2%、酵母エキス0.2%を含む寒天斜面培地上
でアスペルギルス・ニガー IFO 4414を25℃
7日培養した。このスラント2白金耳の菌体を500m
l容量三角フラスコ中のツァペック・ドックス培地(硝
酸ナトリウム0.2%,リン酸第二カリウム0.1%,
硫酸マグネシウム0.05%,塩化カリウム0.05
%,硫酸第一鉄0.001%,グルコース3%,pH
6.0)100mlに接種し、ロータリーシェーカー
(振幅6cm,毎分180回転)にて28℃で96時間
培養して種母を得た。 (b)ダイゼイン0.05mg/mlを添加したツァペ
ック・ドックス培地100mlをいれた500ml容量
三角フラスコ20本を滅菌し、上記方法で得られた種母
3mlずつを無菌操作にて植菌し、ロータリーシェーカ
ー(振幅6cm,毎分180回転)を用いて28℃で9
6時間培養し、培養物約2000mlを得た。
【0026】<培養物からの4’,7,8−トリヒドロ
キシイソフラボンの抽出>得られた培養物を凍結乾燥
し、その乾燥物に80%含水アセトンを添加し、ホモジ
ナイザーで撹拌、抽出した。濾過によって残渣と抽出物
を分離し、その抽出物を減圧濃縮して抽出物を200m
g得た。
【0027】<高速液体クロマトグラフィーによる
4’,7,8−トリヒドロキシイソフラボンの単離>得
られた抽出物から4’,7,8−トリヒドロキシイソフ
ラボンの純品を得るために次の高速クロマトグラフィー
によって分離精製した。高速液体クロマトグラフィー
は、送液ポンプとして「LC−6AD」(島津製)、検
出器としてフォトダイオード アレイ「SPD−M6
A」(島津製)、カラムはオクタドデシル化シリカゲル
の「Develosil ODS−10」、(内径20
mm、長さ250mm)(野村化学製)を用いた。上記
で得た抽出物200mgをメタノールに溶解し、サンプ
ルとして注入した。展開溶出溶媒としてメタノール10
mMリン酸緩衝液混合溶媒を用い、メタノール濃度を3
0%−60%に直線的に変化させて溶出を行い、波長2
60nmの紫外部吸収で4’,7,8−トリヒドロキシ
イソフラボンに該当するピークを集めた。この画分を減
圧濃縮し、純水に懸濁してセプ−パック・カートリッジ
C18(ウォーターズ製)に吸着させて脱塩を行い、メ
タノールで溶出させた。この溶出物を減圧濃縮して
4’,7,8−トリヒドロキシイソフラボンの純品30
mgを得た。
【0028】尚、上記のようにして得られた純品は、実
施例1において得られた4’,7,8−トリヒドロキシ
イソフラボン純品と高速液体クロマトグラフィー分析に
よる保留時間及びUVスペクトルを比較して、その結果
から4’,7,8−トリヒドロキシイソフラボンである
ことを確認した。これらの分析結果を図6〜10に示
す。
【0029】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されており、
4’,7,8−トリヒドロキシイソフラボンを安価で効
率よく製造する方法を提供できるようになった。この
4’,7,8−トリヒドロキシイソフラボンは抗酸化剤
等として有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】4’,7,8−トリヒドロキシイソフラボンの
紫外線吸収スペクトルである。
【図2】4’,7,8−トリヒドロキシイソフラボンの
高速電子衝突マススペクトル(FAB−MAS)であ
る。
【図3】4’,7,8−トリヒドロキシイソフラボンの
1H−NMRスペクトルである。
【図4】4’,7,8−トリヒドロキシイソフラボンの
13C−NMRスペクトルである。
【図5】4’,7,8−トリヒドロキシイソフラボンの
赤外線吸収スペクトルである。
【図6】高速液体クロマトグラフィーでのダイゼインの
溶出プロフィールである。
【図7】高速液体クロマトグラフィーでの4’,7,8
−トリヒドロキシイソフラボンの溶出プロフィールであ
る。
【図8】高速液体クロマトグラフィーでのダイゼイン添
加ツァペック・ドックス培地培養抽出物の溶出プロフィ
ールである。
【図9】4’,7,8−トリヒドロキシイソフラボンの
UV吸収スペクトルである。
【図10】図7中の保留時間17分付近のピークのUV
吸収スペクトルである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (C12P 17/06 C12R 1:665)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アスペルギルス属に属し、下式で示され
    る4’,7,8−トリヒドロキシイソフラボン生産能を
    有する微生物を培地に培養して、培養物から4’,7,
    8−トリヒドロキシイソフラボンを採取することを特徴
    とする4’,7,8−トリヒドロキシイソフラボンの製
    造方法。 【化1】
  2. 【請求項2】 前記微生物を、ダイジン及び/またはダ
    イゼインを含有する完全合成培地に培養して、培養物か
    ら4’,7,8−トリヒドロキシイソフラボンを採取す
    る請求項1に記載の製造方法。
JP27181592A 1992-07-23 1992-10-09 4’,7,8−トリヒドロキシイソフラボンの製造方法 Withdrawn JPH0686682A (ja)

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