JPS6046620B2 - 回転電機用鉄心 - Google Patents
回転電機用鉄心Info
- Publication number
- JPS6046620B2 JPS6046620B2 JP55149814A JP14981480A JPS6046620B2 JP S6046620 B2 JPS6046620 B2 JP S6046620B2 JP 55149814 A JP55149814 A JP 55149814A JP 14981480 A JP14981480 A JP 14981480A JP S6046620 B2 JPS6046620 B2 JP S6046620B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- protrusions
- core material
- iron core
- layer
- winding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K15/00—Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
- H02K15/02—Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines of stator or rotor bodies
- H02K15/024—Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines of stator or rotor bodies with slots
- H02K15/026—Wound cores
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K2201/00—Specific aspects not provided for in the other groups of this subclass relating to the magnetic circuits
- H02K2201/09—Magnetic cores comprising laminations characterised by being fastened by caulking
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T29/00—Metal working
- Y10T29/49—Method of mechanical manufacture
- Y10T29/49002—Electrical device making
- Y10T29/49009—Dynamoelectric machine
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、車両用交流発電機の固定子鉄心などとして使
用される回転電機用鉄心であつて、特に、帯状の鉄心素
材をら旋状に巻取つて積層の上、各層間を電気抵抗溶接
により接合して構成される、通常巻鉄心と呼ばれている
ものに関し、より詳細には、鉄心素材の正確かつ良好な
巻取り、積層および溶接のために改良された突起および
凹部を有する巻鉄心に関する。
用される回転電機用鉄心であつて、特に、帯状の鉄心素
材をら旋状に巻取つて積層の上、各層間を電気抵抗溶接
により接合して構成される、通常巻鉄心と呼ばれている
ものに関し、より詳細には、鉄心素材の正確かつ良好な
巻取り、積層および溶接のために改良された突起および
凹部を有する巻鉄心に関する。
多数の歯部を持つた帯状素材の鉄心素材を塑性変形させ
ながら旋状に巻取つて複数層積層し、その各層間を溶接
により接合して構成される鉄心は、巻鉄心として従来周
知である。
ながら旋状に巻取つて複数層積層し、その各層間を溶接
により接合して構成される鉄心は、巻鉄心として従来周
知である。
この巻鉄心によれば、鋼鉄から直接打ち抜かれた環状の
鉄心素・材を複数枚積層して構成される一般の鉄心に比
して、鋼板の使用量を大幅に節減できることも広く知ら
れている。しかし、この巻鉄心の実用化にあたつては、
帯状素材鉄心素材を確実かつ良好に巻取ること、および
鉄心素材の各層の歯部が一致しフ合うよう鉄心素材を正
確に積層することが重要で、いかにしてこれらを達成す
るかが大きな課題となる。かかる課題を解決する方法と
して、鉄心素材の各歯部を巻取りおよび積層時の位置決
めとして利５用することは公知である。
鉄心素・材を複数枚積層して構成される一般の鉄心に比
して、鋼板の使用量を大幅に節減できることも広く知ら
れている。しかし、この巻鉄心の実用化にあたつては、
帯状素材鉄心素材を確実かつ良好に巻取ること、および
鉄心素材の各層の歯部が一致しフ合うよう鉄心素材を正
確に積層することが重要で、いかにしてこれらを達成す
るかが大きな課題となる。かかる課題を解決する方法と
して、鉄心素材の各歯部を巻取りおよび積層時の位置決
めとして利５用することは公知である。
また鉄心素材の歯部とは反対側の端面（外周端面）に所
定の間隔で突起を設け、これを巻取り用および位置決め
用として利用することも知られている。しかしながら、
前者においては各歯部が巻取り力の作用によつて変形す
る恐れがあり、また後者においては突起を設ける分だけ
鉄心素材の幅が広くならざる得ず、このため材料の無駄
が生じてしまう。従つて、このいずれ対策も上記課題を
解決するための最適なものとは言い難いのが実情である
。本発明になる巻鉄心は、上記課題を最適な構成で解決
するためになされたもので、積層した鉄心素材の各層間
を電気抵抗溶接により接合することを前提とし、そのた
めの突起を帯状鉄心素材の一面に、またこれと対応する
凹部を同素材の他面に、所定の間隔でそれぞれ設け、上
記突起を巻取り用としても、また凹部と相まつて積層時
の各層の位置決め用としても利用することを基礎とする
。
定の間隔で突起を設け、これを巻取り用および位置決め
用として利用することも知られている。しかしながら、
前者においては各歯部が巻取り力の作用によつて変形す
る恐れがあり、また後者においては突起を設ける分だけ
鉄心素材の幅が広くならざる得ず、このため材料の無駄
が生じてしまう。従つて、このいずれ対策も上記課題を
解決するための最適なものとは言い難いのが実情である
。本発明になる巻鉄心は、上記課題を最適な構成で解決
するためになされたもので、積層した鉄心素材の各層間
を電気抵抗溶接により接合することを前提とし、そのた
めの突起を帯状鉄心素材の一面に、またこれと対応する
凹部を同素材の他面に、所定の間隔でそれぞれ設け、上
記突起を巻取り用としても、また凹部と相まつて積層時
の各層の位置決め用としても利用することを基礎とする
。
これによれば、上記突起およびこれを対応した凹部の有
効活用により、各歯部の変形を伴うことなく、また材料
の無駄を生じることなく、帯状鉄心素材の良好な巻取り
および正確な積層が可能となり、従つて上記巻鉄心にお
ける課題を有効解決することができる。しかして本発明
は、このような巻鉄心において、巻取り用、位置決め積
層用、さらには溶接用として適切な構成の突起および凹
部を提供し、もつてその効果をより向上させることを目
的としたものである。
効活用により、各歯部の変形を伴うことなく、また材料
の無駄を生じることなく、帯状鉄心素材の良好な巻取り
および正確な積層が可能となり、従つて上記巻鉄心にお
ける課題を有効解決することができる。しかして本発明
は、このような巻鉄心において、巻取り用、位置決め積
層用、さらには溶接用として適切な構成の突起および凹
部を提供し、もつてその効果をより向上させることを目
的としたものである。
以下、図に示す一実施例に従つて本発明を説明する。
本発明になる回転電機用の巻鉄心は帯状の鉄心素材から
構成されるもので、この帯状鉄心素材１０は第１図に示
すようにして、帯状の鋼板１から打ち抜かれる。
構成されるもので、この帯状鉄心素材１０は第１図に示
すようにして、帯状の鋼板１から打ち抜かれる。
鉄心素材１０は基部１１およびその一端面側に一定間隔
て突出する多数の歯部１２を有するくし状で、鋼板１か
らの打ち抜きに際しては２枚の鉄心素材が、一方の素材
の各歯部間が他方の素材の歯部となるようにして同時に
打ち抜かれる。これにより鋼板１の廃材はごく少量にな
される。上記鉄心素材１０には第２図に示す通り、その
基部１１の一面に溶接用の突起１３が一定の間隔で形成
され、この各突起１３と対応した位置で基部１１の他面
に凹部（ここでは図示しない）がそれぞれ設けられる。
て突出する多数の歯部１２を有するくし状で、鋼板１か
らの打ち抜きに際しては２枚の鉄心素材が、一方の素材
の各歯部間が他方の素材の歯部となるようにして同時に
打ち抜かれる。これにより鋼板１の廃材はごく少量にな
される。上記鉄心素材１０には第２図に示す通り、その
基部１１の一面に溶接用の突起１３が一定の間隔で形成
され、この各突起１３と対応した位置で基部１１の他面
に凹部（ここでは図示しない）がそれぞれ設けられる。
突起１３（凹部）はここでは６個目の歯部１２毎にその
根本部と対応して基部１１に設けられる。 突起１３お
よび凹部が設けられた鉄心素材１０は、第３図に示す如
く歯部１２が内周側となるようにして、塑性変形されつ
つら旋状に巻取られる。
根本部と対応して基部１１に設けられる。 突起１３お
よび凹部が設けられた鉄心素材１０は、第３図に示す如
く歯部１２が内周側となるようにして、塑性変形されつ
つら旋状に巻取られる。
この巻取りにおいては、突起１３と噛み合う溝２１を持
つた巻取りリング２が使用され、溝２１を突起１３に噛
み合せてリング２を回転させることにより、突起１３に
巻取り力が加えられる。この場合、鉄心素材１０の他面
側にはプッシャ７（図示せず）が押圧されて巻取りリン
グ２とこのプッシャとで鉄心素材１０は挾持され、かつ
鉄心素材１０の内外周はインナリング、アウタリング（
いずれも図示しない）によりガイド、これらも巻取りリ
ング２と一緒に回転されて巻取りに寄与・するが、主た
る巻取り力は突起１３に加えられ、これにより鉄心素材
１０はら旋状に巻取られる。巻取りリング２はここでは
等間隔で設けられた６個の溝２１を持つており、その各
々はリング２の回転で鉄心素材１０の突起１３に順次噛
み合つていく。従つて、鉄心素材１０は一周上に６個の
突起１３（３睡の歯部１２）が等間隔で配置される形態
に巻取られる。 上述のようにしてら旋状に巻取られた
鉄心素材１０は適当な所で切断され、それから第４図の
如く複数層積層される。
つた巻取りリング２が使用され、溝２１を突起１３に噛
み合せてリング２を回転させることにより、突起１３に
巻取り力が加えられる。この場合、鉄心素材１０の他面
側にはプッシャ７（図示せず）が押圧されて巻取りリン
グ２とこのプッシャとで鉄心素材１０は挾持され、かつ
鉄心素材１０の内外周はインナリング、アウタリング（
いずれも図示しない）によりガイド、これらも巻取りリ
ング２と一緒に回転されて巻取りに寄与・するが、主た
る巻取り力は突起１３に加えられ、これにより鉄心素材
１０はら旋状に巻取られる。巻取りリング２はここでは
等間隔で設けられた６個の溝２１を持つており、その各
々はリング２の回転で鉄心素材１０の突起１３に順次噛
み合つていく。従つて、鉄心素材１０は一周上に６個の
突起１３（３睡の歯部１２）が等間隔で配置される形態
に巻取られる。 上述のようにしてら旋状に巻取られた
鉄心素材１０は適当な所で切断され、それから第４図の
如く複数層積層される。
この際、各層の６個の突起１３は隣り合う層の６個の凹
部にそれぞれ嵌入され、これによつて各層の歯部１２が
一致し合うよう位置決めされる。また各層間には後述の
電気抵抗溶接（プロジェクション溶接）時に溶接電流の
３ 分流を防ぐための隙間Ｓが形成される。 積層さ
れた鉄心素材１０は、最上層の突起１３と最下層の底面
とにそれぞれ電極３，４を加圧接触させ、この両電極間
を通電することにより電気抵抗溶接される。これにより
各層間は接合され３，る。 この溶接の後、積層された
鉄心素材１０の上下面端面は平担かつ平行に仕上げ加工
され、巻鉄心として完成される。
部にそれぞれ嵌入され、これによつて各層の歯部１２が
一致し合うよう位置決めされる。また各層間には後述の
電気抵抗溶接（プロジェクション溶接）時に溶接電流の
３ 分流を防ぐための隙間Ｓが形成される。 積層さ
れた鉄心素材１０は、最上層の突起１３と最下層の底面
とにそれぞれ電極３，４を加圧接触させ、この両電極間
を通電することにより電気抵抗溶接される。これにより
各層間は接合され３，る。 この溶接の後、積層された
鉄心素材１０の上下面端面は平担かつ平行に仕上げ加工
され、巻鉄心として完成される。
かかる巻鉄心においては、電気抵抗溶接のため４ｔこ
不可欠な突起１３およびそれに伴う凹部を帯状決心素材
１０をら旋状に塑性変形させながら巻取Ｓ際の巻取り用
として、さらにはら旋状素材を積゛・ブする際の各層の
歯部を一致させるための位置決う用として活用するので
、各歯部１２に巻取り時および積層時に外力が直接作用
することはなく、従つてその変形が防止される。
不可欠な突起１３およびそれに伴う凹部を帯状決心素材
１０をら旋状に塑性変形させながら巻取Ｓ際の巻取り用
として、さらにはら旋状素材を積゛・ブする際の各層の
歯部を一致させるための位置決う用として活用するので
、各歯部１２に巻取り時および積層時に外力が直接作用
することはなく、従つてその変形が防止される。
しかも、巻取り用、位置決め用として特別な突起を設け
る必要もないので、材料無駄が生じることもない。これ
によつても良好な巻取り、正確な位置決めが可能で、高
品質の巻鉄心が得られるのは勿論である。上記の巻鉄心
において本発明では、鉄心素材１０に設けられる突起お
よび凹部が第５図および第６図の如く構成される。すな
わち、突起１３おいてはその根本部の外周に、鉄心素材
１０の一面に対して垂直なストレート部１３１が形成さ
れる。
る必要もないので、材料無駄が生じることもない。これ
によつても良好な巻取り、正確な位置決めが可能で、高
品質の巻鉄心が得られるのは勿論である。上記の巻鉄心
において本発明では、鉄心素材１０に設けられる突起お
よび凹部が第５図および第６図の如く構成される。すな
わち、突起１３おいてはその根本部の外周に、鉄心素材
１０の一面に対して垂直なストレート部１３１が形成さ
れる。
また、突起１３の先端部１３２がほぼ球面状になされる
。ストレート部１３１は帯状鉄心素材１０をら旋状に巻
取る際に巻取り力を受ける部分となる。従つて、このス
トレート部１３１は矢印イで示す鉄心素材の巻取り方向
に対して後方側の突起根本部、つまり巻取り力の作用部
Ａのみに設けるだけでも良いが、ここでは突起１３の根
本部全周に設けられる。ストレート部１３１の高さは突
起１３の最大高さの１１２〜１Ｂ程度に選定される。一
方、凹部１４においては、その球面状の内面に対して凹
部１４の深さを部分的に減少させる隆起部１４１が形成
される。
。ストレート部１３１は帯状鉄心素材１０をら旋状に巻
取る際に巻取り力を受ける部分となる。従つて、このス
トレート部１３１は矢印イで示す鉄心素材の巻取り方向
に対して後方側の突起根本部、つまり巻取り力の作用部
Ａのみに設けるだけでも良いが、ここでは突起１３の根
本部全周に設けられる。ストレート部１３１の高さは突
起１３の最大高さの１１２〜１Ｂ程度に選定される。一
方、凹部１４においては、その球面状の内面に対して凹
部１４の深さを部分的に減少させる隆起部１４１が形成
される。
この隆起部１４１は、鉄心素材１０を積層する際に隣り
合う層の突起起１３が凹部１４へ嵌入する度合いを規制
し、もつて各層間に適切な隙間Ｓを確保する作用をなす
。ここでは隆起部１４１はこれに加えて、凹部１４に嵌
入する突起１３の先端球面部１３２の中心と凹部１４の
中心とを一致させる作用、さらには反対面上の突起１３
を補強す作用も果すようになされ、このため同隆起部１
４１は凹部１４の周縁部分に等間隔で３個形成される。
そして、その各々は凹部１４の中心部１４２に近づいく
につれて高さの減少する球面状に形成される。この３個
の隆起部１４１の形成により、凹部１４の隆起部１４１
を除く部分の形状はＹ形となる。なお、このような突起
１３および凹部１４は、突起１３が設けられる鉄心素材
１０の一面側に、ストレート部１３１の外径と同じ内径
を持つ筒状の型を当てておき、各隆起部１４１と対応す
るくぼみを有するポンチを、凹部１４が設けられる鉄心
素材１０の他面に押圧することにより、同時に形成する
ことができる。
合う層の突起起１３が凹部１４へ嵌入する度合いを規制
し、もつて各層間に適切な隙間Ｓを確保する作用をなす
。ここでは隆起部１４１はこれに加えて、凹部１４に嵌
入する突起１３の先端球面部１３２の中心と凹部１４の
中心とを一致させる作用、さらには反対面上の突起１３
を補強す作用も果すようになされ、このため同隆起部１
４１は凹部１４の周縁部分に等間隔で３個形成される。
そして、その各々は凹部１４の中心部１４２に近づいく
につれて高さの減少する球面状に形成される。この３個
の隆起部１４１の形成により、凹部１４の隆起部１４１
を除く部分の形状はＹ形となる。なお、このような突起
１３および凹部１４は、突起１３が設けられる鉄心素材
１０の一面側に、ストレート部１３１の外径と同じ内径
を持つ筒状の型を当てておき、各隆起部１４１と対応す
るくぼみを有するポンチを、凹部１４が設けられる鉄心
素材１０の他面に押圧することにより、同時に形成する
ことができる。
上記ストレート部１３１を有す突起１３によれば、第３
図の如く鉄心素材１０をら旋状に巻取る場合、巻取りリ
ング２による巻取り力がストレート部１３１に巻取り方
向と一致した方向で確実に作用する。
図の如く鉄心素材１０をら旋状に巻取る場合、巻取りリ
ング２による巻取り力がストレート部１３１に巻取り方
向と一致した方向で確実に作用する。
従つて、素材のすベリとか変形を生じることなく、きわ
めて良好な鉄心素材１０の巻取りが可能となる。ここに
おいて、凹部１４に形成された３個の隆起部１４１は相
互のブリッジ作用によつて、ストレート部１３１の変形
を防止する。従つて、上記ストレート部１３１に巻取り
力を作用させながらの鉄心素材の巻取りは、より良好と
なる。上記隆起部１４１を有する凹部１４によれば、鉄
心素材１０の積層の際、第７図の如く隣り合う層の突起
１３の嵌入量が隆起部１４１によつて規制され、これに
より各層間に電気抵抗溶接のための隙間Ｓが確保される
。
めて良好な鉄心素材１０の巻取りが可能となる。ここに
おいて、凹部１４に形成された３個の隆起部１４１は相
互のブリッジ作用によつて、ストレート部１３１の変形
を防止する。従つて、上記ストレート部１３１に巻取り
力を作用させながらの鉄心素材の巻取りは、より良好と
なる。上記隆起部１４１を有する凹部１４によれば、鉄
心素材１０の積層の際、第７図の如く隣り合う層の突起
１３の嵌入量が隆起部１４１によつて規制され、これに
より各層間に電気抵抗溶接のための隙間Ｓが確保される
。
３個の球面状の隆起部１４１は、突起１３の球面状先端
部１３２と相まつて、嵌入し合う凹部１４と突起１３と
の中心を一致させるので、鉄心素材１０の積層において
、各層は歯部１２が一致し合うよう、きわめて正確に位
置決めされる。
部１３２と相まつて、嵌入し合う凹部１４と突起１３と
の中心を一致させるので、鉄心素材１０の積層において
、各層は歯部１２が一致し合うよう、きわめて正確に位
置決めされる。
凹部１４１に設けられた３個のの隆起部１４１はその反
対面上の突起１３の強度を増大させる。
対面上の突起１３の強度を増大させる。
電気抵抗溶接の際、積層された鉄心素材１０の両端面間
は電極３，４により加圧され、その力が各層の突起１３
にも作用するが、上記隆起部１４１による補強により突
起１３の沈み込みとか座屈は防止され、それによる非溶
接部の接触は確実に防ノ止される。従つて、電極間の通
電時にも各層間には隙間が維持され、溶接電流の分流が
防止され、高品質の溶接が可能となる。なお、隆起部１
４１の個数は３個以上であれば、上述の種々の効果を得
ることができる。
は電極３，４により加圧され、その力が各層の突起１３
にも作用するが、上記隆起部１４１による補強により突
起１３の沈み込みとか座屈は防止され、それによる非溶
接部の接触は確実に防ノ止される。従つて、電極間の通
電時にも各層間には隙間が維持され、溶接電流の分流が
防止され、高品質の溶接が可能となる。なお、隆起部１
４１の個数は３個以上であれば、上述の種々の効果を得
ることができる。
以上説明した通り本発明は、溶接用として不可欠な突起
およびそれに伴う凹部の有効活用により鉄心素材の確実
かつ良好な巻取りおよび溶接を可能としたもので、これ
によれば鋼板の廃材をほとんど生じることなく、回転電
機用の高品質な巻鉄フ心を提供することができる。
およびそれに伴う凹部の有効活用により鉄心素材の確実
かつ良好な巻取りおよび溶接を可能としたもので、これ
によれば鋼板の廃材をほとんど生じることなく、回転電
機用の高品質な巻鉄フ心を提供することができる。
第１図は本発明になる回転電機用鉄心における鉄心素材
の打ち抜き構成を示す平面図、第２図は溶接用の突起が
設けられた同鉄心素材の平面図、第３図は同鉄心素材の
巻取り構成を示す正面図、第４図は同鉄心素材の積層構
成を示す正面図、第５図は本発明において鉄心素材に設
けられる凹部の一例に示す平面図、第６図は第５図の■
−■断面図、第７図は上記凹部（突起）を有する鉄心素
５の積層構成を示す要部の断面正面図である。 １０・・・・・・鉄心素材、１３・・・・・・突起、１
３１・・・トレート部、１３２・・・・・・突起の先端
部、１４・・凹部、１４１・・・・・・隆起部。
の打ち抜き構成を示す平面図、第２図は溶接用の突起が
設けられた同鉄心素材の平面図、第３図は同鉄心素材の
巻取り構成を示す正面図、第４図は同鉄心素材の積層構
成を示す正面図、第５図は本発明において鉄心素材に設
けられる凹部の一例に示す平面図、第６図は第５図の■
−■断面図、第７図は上記凹部（突起）を有する鉄心素
５の積層構成を示す要部の断面正面図である。 １０・・・・・・鉄心素材、１３・・・・・・突起、１
３１・・・トレート部、１３２・・・・・・突起の先端
部、１４・・凹部、１４１・・・・・・隆起部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 帯状の鉄心素材をら旋状に巻取つて積層し、かつ積
層された鉄心素材の各層間を電気抵抗溶接により接合し
て構成される回転電機用鉄心において、上記鉄心素材の
一面に、同鉄心素材の巻取りの際に巻取り力の作用を受
けると共に上記電気抵抗溶接の溶接部となる突起を、所
定の間隔で設け、この各突起の少なくとも上記巻取り力
の作用部には、上記鉄心素材の一面に対して垂直なスト
レート部を形成し、かつ上記各突起と対応した位置で上
記鉄心素材の他面に、同鉄心素材の積層の際に隣り合う
層の突起が嵌入する凹部を設け、この各凹部には、積層
された鉄心素材の各層間に間隙が形成されるよう上記突
起の嵌入量を規制する隆起部を形成し、上記帯状素材を
上記各突起のストレート部に巻取り力をを作用させてら
旋状に巻取り、隣り合う層の突起と凹部とを嵌入させて
積層し、電気抵抗溶接により各層間を接合するようにな
したことを特徴とする回転電機用鉄心。 ２ 上記隆起部が、上記凹部の周縁部にあつて同凹部の
中心側に近づくにつれて高さの減少する球面状の少なく
とも３個の隆起部よりなり、上記突起の先端が球面状に
形成された特許請求の範囲第１項記載の回転電機用鉄心
。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55149814A JPS6046620B2 (ja) | 1980-10-24 | 1980-10-24 | 回転電機用鉄心 |
| US06/250,149 US4364169A (en) | 1980-10-24 | 1981-04-02 | Method of producing a stator iron core |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55149814A JPS6046620B2 (ja) | 1980-10-24 | 1980-10-24 | 回転電機用鉄心 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5775551A JPS5775551A (en) | 1982-05-12 |
| JPS6046620B2 true JPS6046620B2 (ja) | 1985-10-17 |
Family
ID=15483285
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55149814A Expired JPS6046620B2 (ja) | 1980-10-24 | 1980-10-24 | 回転電機用鉄心 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
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