JPS6046302B2 - パイロツト切換弁のダンピング装置 - Google Patents

パイロツト切換弁のダンピング装置

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JPS6046302B2
JPS6046302B2 JP14298876A JP14298876A JPS6046302B2 JP S6046302 B2 JPS6046302 B2 JP S6046302B2 JP 14298876 A JP14298876 A JP 14298876A JP 14298876 A JP14298876 A JP 14298876A JP S6046302 B2 JPS6046302 B2 JP S6046302B2
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JP
Japan
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spool
spring
chamber
pilot
pilot pressure
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JP14298876A
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均 大久保
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KYB Corp
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Kayaba Industry Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、パイロット圧によつてスプールを作動させ
る切換弁のダンピング装置に関する。
(従来の装置)第5図に示す従来から知られている装置
は、本体1にかん着したカバー2に、小径孔3と大径孔
4とを形成しているが、これら両孔は軸方向において隣
接するとともに、小径孔3を外側に、大径孔4を内側に
位置させ、これら両孔3、4の境界に段部5を形成して
いる。
そして、上記小径孔3内には、スプール6の一端を臨ま
せ、このスプール6と相まつてパイロット王室7を形成
するとともに、これら小径孔3の内周とスプール6の外
周との間に、クリヤランスが形成されるようにしている
また、上記大径孔4は、上記本体1に形成したパイロッ
ト圧導入孔8に連通している。上記スプール6の一端に
は、大径孔4側に常時開口する小孔10を形成している
が、この小孔10は、スプール6内に設けた逆止弁9を
介して、上記パイロット王室7に連通する関係にしてい
る。
また、上記小孔10の外方には、通油孔11を形成して
いるが、この通油孔11は、スプール6の移動位置によ
つて、図示の位置から大径孔4に対応する位置まて移動
しうるようにしている。しかして、パイロット圧導入孔
8からパイロット圧が流入すると、そのパイロット圧は
、大径孔4→小孔10→逆止弁9を経由してパイロット
王室7に流入する。このように室7に流入したパイロッ
ト圧は、スプール6に作用して、当該スプール6を図面
右方向に移動させ、通油孔11を大径1孔4に対応させ
る。上記の状態からスプール6が左方向に移動して、図
示の原位置に復帰する初期の段階では、通油孔11が大
径孔4側に開口しているのて、パイロット王室7内の油
が、通油孔11を介して、大門径孔4に直接流出する。
そして、さらにスプール6が左に移動し、通油孔11が
小径孔3内に位置一すると、パイロット王室7内の油は
、通油孔11から前記クリアランスを介して、大径孔4
に流出することになる。したがつて、この従来の装置は
、小径孔3とスプール6とで形成されるクリアランスに
よつて、所期のダンピング効果を発揮させているが、こ
のクリアランスは、その長さによつて、ダンピング効果
が相違するので、実際には、スプール6のストロークを
考慮して、寸法管理しなければならない。
しかし、この寸法管理はかなり難しく、そのために安定
した性能が得にくい欠点あつた。しかも、構成が複雑な
こともあつて、その性能を安定させるのが、一層困難に
なる問題を含んでいた。(本発明の目的) この発明は、構成を簡単にするとともに、ダンピング効
果を発揮する間隙の寸法管理を簡単にしたパイロット切
換弁のダンピング装置の提供を目的にする。
(本発明の実施例) 第1〜3図に示した第1実施例のバルブボディaは、本
体12とその両端にかん着したカバー13,14とから
なり、しかも、このバルブボディaには、スプール15
を摺動自在に内装している。
そして、この本体12には、第1〜4ボート16〜19
を形成しているが、第1ボート16と第2ボート17と
は、図示していない切換バルブを介して、ポンプあるい
はタンクのいずれかに連通し、第3ボート18と第4ボ
ート19とは、常時アクチエータ20に連通している。
また、上記カバー13,14には、小径孔21,22と
大径孔23,24とを形成しているが、これら両孔は軸
方向において隣接するとともに、小径孔21,22を外
側に、大径孔23,24を内側に位置させ、これら両孔
21,22と23,24との境界に段界に段部からなる
ストッパー25,26を形成している。さらに、上記本
体12にも、段部からなるストッパー27,28を形成
し、これら両ストッパー25と27,26と28を、互
いに対向させている。そして、上記スプール15には、
一対の環状凹部29,30を形成するとともに、この環
状凹部29,30は、スプール15が左右に移動したと
き、いずれか一方の環状凹部を介して、第1と第3ボー
トあるいは第2と第4ボートとを連通させる。
さらに、このスプール15には、第1、2ボート16,
17と常時連通する通油孔31,32を形成するととも
に、この通油孔31,32内には、第1,2ボート16
,17から第3,4ボート18,19への流通のみを許
容する逆止弁33,34を設けている。
このようにしたスプール15の両端には、環状J溝35
,36を形成し、この溝35,36の両端を掛止部37
〜40としている。
このように両外側に、環状溝を形成したスプール15の
両端を、上記小径孔21,22内に突出させ、この小径
孔とスプール端とが相まつて、パイロット圧室51,5
2を形成するようにしている。
そして、上記掛止部37,40の外方にはフランジが形
成されるが、このフランジの外径は、上記小径孔21,
22の内径よりもやや小さくし、・それら両者間に間隙
41,42が形成されるようにしている。
また、上記環状溝35,36には、一対のスプリングシ
ート43と44,45と46を摺動自在にはめ、これら
一対のスプリングシート間に、圧縮スプリング49,5
0を介在させている。
そして、上記パイロット圧室51,52がタンク圧のと
きは、当該スプール15が、圧縮スプリングの作用で、
第3図の中立位置に保持される。つまり、外方のスプリ
ングシート43,46がストッパー25,26に圧接し
、内方のスプリングシート44,45がストッパー27
,28と掛止部38,39との双方に圧接し、当該スプ
ール15を第3図に示す中立位置に保持する。そして、
互いに対向する上記ストッパー25と27,26と28
の間隔に対して、互いに対向する一対の掛止部37と3
8,39と40の間隙を大きくしているので、上記のよ
うにスプール15が中立位置に保持されている状態では
、そのスプール15端が、上記スプリングシート43,
46の外方に突出し、スプール15に形成の掛止部37
,40とスプリングシート43,46とが離隔する。
上記のようにしたスプリングシート43,46の内周、
すなわちその中央に形成したスプール貫通孔の内径を、
環状溝35,36内の外径よりも僅かに大きくし、それ
ら両者の間に間隙47,48が形成されるようにしてい
る。
なお、スプール15が上記のように中立位置に保持され
ている状態において、第3図に示すように、ストッパー
25,26と掛止部37,40との間隔レは、本体12
とスプール15とのランドラップL2と、環状凹部29
,30が第3,4ボート18,19に僅かに臨む微小必
要位置範囲しとを加えたものと等しくしている。
いま、例えば、第1ボート16に作動油を供給すると、
その作動油は、逆止弁33を押し開いてアクチエータ2
0に流入するとともに、給排孔53→上記大径孔23を
主要素としてなるスプリング室→間隙47→間隙41を
経由してパイロット圧室51に流入する。
このパイロット圧室51に流入したパイロット圧は、ス
プール15の端面に作用し、当該スプール15を図面右
方向に移動させるが、この移動過程において、当該スプ
ール15の移動量が上記した間隔L1以下のときは、ス
ープリングシート50に抗して移動する。そして、上記
間隔L1を超えて移動すると、こん度は、掛止部37が
スプリングシート43に当接するので、その当接以後は
、スプリング49と50に抗して移動して、第2図に示
す状態に維持される。したがつて、アクチエータ20か
らの戻り油は、第4ボート19→環状凹部30→第2ボ
ート17を通つてタンクに戻る。スプール15が第2図
の状態から、上記パイロット圧室51をタンクに連通さ
せて、当該スプール15を中立位置に復帰させるとき、
その復帰の初期の段階では、スプリングシート43がス
トッパー25から離れているので、間隙41のみによつ
てダンピング効果が発揮される。
そして、スプリングシート43がストッパー25に当接
した後は、上記間隙47によつてダンピング効果が発揮
される。したがつて、間隙41よりも間隙47の開口面
積を小さくしておけば、スプール15が所定のストロー
クL2まではスムーズに移動し、微小必要位置範囲L3
では、ゆつくりと戻ることになる。
しかも、上記初期の段階の復帰には、両スプリング49
,50のはね力が作用するが、スプリングシート43が
ストッパー25に当接した後の復帰力は、一方のスプリ
ング50のみによつて発揮されるので、微小必要位置範
囲でのダンピング効果が一層大きくなる。第4図に示し
た第2実施例のスプール15は、その両端に小径部54
,55を形成し、この小径部54,55にスプリングシ
ート43〜46を摺動自在にはめている。
つまり、この第2実施例は、スプール15の両端を、第
1実施例の掛止部37,40を削り取つた状態にしたも
のである。したがつて、この第2実施例では、スプリン
グシート43,46の間隙47,48だけで、ダンピン
グ効果が発揮されることになる。
(本発明の構成) この発明の構成は、バルブボディにスプールを内装し、
このスプールの両端をパイロット圧室に臨ませてなるパ
イロット切換弁において、上記パイロット圧室に隣接し
、かつパイロット圧の給排通路に連通するスプリング室
を設けるとともに、このスプリング室には、一対のスプ
リングシートを設け、スプール端がこれらスプリングシ
ートを貫通してパイロット圧室に突出するとともに、こ
れらスプリングシートに介在させたスプリングの作用で
、通常は上記スプールを中立位置に保持させる一方、上
記スプール外周と、外側に位置する上記スプリングシー
ト内周との間に、間隙を形成し、この間隙を介して、上
記パイロット室とスプリング室とを連通させた点に特徴
を有する。
(本発明の効果)ノ この発明は、スプリングシートを
スプールにはめるだけで、それら両者間に間隙を形成で
き、その間隙で所期のダンピング効果を発揮させられる
ので、その構成がきわめて簡単になる。
このように構成が簡単な上に、上記間隙は、ス7プリン
グシート内周とスプール外径とで形成するようにしたの
で、その寸法管理が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
図面第1図〜第3図は、この発明の第1実施例を示すも
ので、第1図はスプールを中立位置に保持した状態の断
面図、第2図はスプールを右行させた状態の断面図、第
3図は要部の拡大図、第4図は第2実施例の要部拡大図
、第5図は従来の要部断面図てある。 a・・・バルブボディ、15・・・スプール、23,2
4・・・スプリング室を構成する大径孔、43〜46・
・スプリングシート、47,48・・・間隙、51,5
2・・・パイロット圧室、53・・・給排通路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 バルブボディにスプールを内装し、このスプールの
    両端をパイロット圧室に臨ませてなるパイロット切換弁
    において、上記パイロット圧室に隣接し、かつパイロッ
    ト圧の給排通路に連通するスプリング室を設けるととも
    に、このスプリング室には、一対のスプリングシートを
    設け、スプール端がこれらスプリングシートを貫通して
    パイロット圧室に突出するとともに、これらスプリング
    シートに介在させたスプリングの作用で、通常は上記ス
    プールを中立位置に保持させる一方、上記スプール外周
    と、外側に位置する上記スプリングシート内周との間に
    、間隙を形成し、この間隙を介して、上記パイロット室
    とスプリング室とを連通させたパイロット切換弁のダン
    ピング装置。
JP14298876A 1976-11-30 1976-11-30 パイロツト切換弁のダンピング装置 Expired JPS6046302B2 (ja)

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JPS5368437A JPS5368437A (en) 1978-06-17
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61171601U (ja) * 1985-04-13 1986-10-24

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JPS61171601U (ja) * 1985-04-13 1986-10-24

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JPS5368437A (en) 1978-06-17

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