JPS60461Y2 - 自動車におけるサイドガラスのレギユレ−タ装置 - Google Patents
自動車におけるサイドガラスのレギユレ−タ装置Info
- Publication number
- JPS60461Y2 JPS60461Y2 JP9240779U JP9240779U JPS60461Y2 JP S60461 Y2 JPS60461 Y2 JP S60461Y2 JP 9240779 U JP9240779 U JP 9240779U JP 9240779 U JP9240779 U JP 9240779U JP S60461 Y2 JPS60461 Y2 JP S60461Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil spring
- side glass
- pinion gear
- drum
- driver shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Window Of Vehicle (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は自動車におけるサイドガラスを昇降動させるた
めのレギュレータ装置に関する。
めのレギュレータ装置に関する。
更に詳しくは、ハンドルからの入力のみでサイドガラス
を昇降させ、サイドガラスに作用する外力てはサイドガ
ラスの昇降動を規制するコイルスプリング、及びこれを
収容したブレーキドラム等からなり、コイルスプリング
が圧接するドラム内面を凹凸面とすることにより、ハン
ドルによるオーバー荷重時、ドラム内面へのスプリング
の張り付きを防止し、作動の円滑性等を保障するように
した自動車にけるサイドガラスのレギュレータ装置に関
する。
を昇降させ、サイドガラスに作用する外力てはサイドガ
ラスの昇降動を規制するコイルスプリング、及びこれを
収容したブレーキドラム等からなり、コイルスプリング
が圧接するドラム内面を凹凸面とすることにより、ハン
ドルによるオーバー荷重時、ドラム内面へのスプリング
の張り付きを防止し、作動の円滑性等を保障するように
した自動車にけるサイドガラスのレギュレータ装置に関
する。
自動車の左右側面に設けられるサイドガラス、例えばこ
のガラスがドアに組み付けられていればドアガラスはハ
ンドル操作により昇降動し、開閉される。
のガラスがドアに組み付けられていればドアガラスはハ
ンドル操作により昇降動し、開閉される。
ガラスの昇降動はレギュレータ装置で威され、この装置
はハンドルからの入力のみによってサイドガラスを昇降
させることができ、故意或は振動によってサイドガラス
に外力が作用した場合には昇降動するのを阻止するよう
に構成さている。
はハンドルからの入力のみによってサイドガラスを昇降
させることができ、故意或は振動によってサイドガラス
に外力が作用した場合には昇降動するのを阻止するよう
に構成さている。
レギュレータ装置はハンドルが取り付けられるドライバ
ー軸、ドライバー軸に遊嵌されるピニオンギヤ、ドライ
バー軸の外周に嵌装されるコイルスプリング、コイルス
プリングを内部に収容し、カバ一部材となるブレーキド
ラム等からなり、ドライバー軸は円周部の一部に尖部が
形成された環状部材を一体的に備え、ピニオンギヤはこ
の尖部に挿入される突片を備える。
ー軸、ドライバー軸に遊嵌されるピニオンギヤ、ドライ
バー軸の外周に嵌装されるコイルスプリング、コイルス
プリングを内部に収容し、カバ一部材となるブレーキド
ラム等からなり、ドライバー軸は円周部の一部に尖部が
形成された環状部材を一体的に備え、ピニオンギヤはこ
の尖部に挿入される突片を備える。
コイルスプリングの両端部は内方へ折曲され、環状部材
の尖部とピニオンギヤの突片との間に挿入される。
の尖部とピニオンギヤの突片との間に挿入される。
ハンドル操作でドライバー軸を回転せしめると、環状部
材の尖部がコイルスプリングの折曲端部を外側から内側
へ押してコイルスプリングを径を減するように縮少変形
させ、尖部と嵌合している突片を備えるピニオンギヤが
コイルスプリングとともに回転する。
材の尖部がコイルスプリングの折曲端部を外側から内側
へ押してコイルスプリングを径を減するように縮少変形
させ、尖部と嵌合している突片を備えるピニオンギヤが
コイルスプリングとともに回転する。
ピニオンギヤは上下に揺動自在する板状アーム部材のラ
ックと噛合しており、ピニオンギヤの回転でアーム部材
は上下方向に揺動し、アーム部材に支持されたサイドガ
ラスが昇降動する。
ックと噛合しており、ピニオンギヤの回転でアーム部材
は上下方向に揺動し、アーム部材に支持されたサイドガ
ラスが昇降動する。
一方、故意による人為力てサイドガラスを直接昇降させ
ようとし、若しくは振動等てサイドガラスに外力が作用
してサイドガラス側から昇降動力が入力した場合には、
アーム部材のラックからピニオンギヤに回転力が付与さ
れるため、このピニオンギヤの上記突片がコイルスプリ
ングの折曲端部を内側から外側へ押し、この結果、コイ
ルスプリングは径が増大する如く膨大変形し、上記ブレ
ーキドラムの内面にコイルスプリングが圧接する。
ようとし、若しくは振動等てサイドガラスに外力が作用
してサイドガラス側から昇降動力が入力した場合には、
アーム部材のラックからピニオンギヤに回転力が付与さ
れるため、このピニオンギヤの上記突片がコイルスプリ
ングの折曲端部を内側から外側へ押し、この結果、コイ
ルスプリングは径が増大する如く膨大変形し、上記ブレ
ーキドラムの内面にコイルスプリングが圧接する。
これによってドラムとコイルスプリングとブレーキ機構
が構成され、ピニオンギヤの回転を阻止してサイドガラ
スの昇降動を規制する。
が構成され、ピニオンギヤの回転を阻止してサイドガラ
スの昇降動を規制する。
以上において、搭乗者によってはサイドガラスが上昇限
まて達し、全閉となっているにもかかわらず、ハンドル
を更に回転操作してオーバー荷重を無理に加えることが
ある。
まて達し、全閉となっているにもかかわらず、ハンドル
を更に回転操作してオーバー荷重を無理に加えることが
ある。
かかる場合には上記アーム部材がオーバー荷重で撓み、
旧位に戻ろうとする弾発力が蓄積される。
旧位に戻ろうとする弾発力が蓄積される。
ハンドルの操作を解除すると、アーム部材に蓄えられた
この弾発力が解放されてサイドガラス側から入力した時
と同様にピニオンギヤの突片がコイルスプリングの折曲
端部を内側から外側へ押すこととなり、弾発力は極めて
大きいため径が増大するように膨大変形したコイルスプ
リングの外周面がブレーキドラムの内面に張り付いてし
まう。
この弾発力が解放されてサイドガラス側から入力した時
と同様にピニオンギヤの突片がコイルスプリングの折曲
端部を内側から外側へ押すこととなり、弾発力は極めて
大きいため径が増大するように膨大変形したコイルスプ
リングの外周面がブレーキドラムの内面に張り付いてし
まう。
この後、サイドガラスを平常通り降下させるべくハンド
ル操作を行うと、張り付いたコイルスプリングがドラム
内面から分離する反動が発生し、この反動は極めて大き
く、又これに伴い異音も発生し、好しくない。
ル操作を行うと、張り付いたコイルスプリングがドラム
内面から分離する反動が発生し、この反動は極めて大き
く、又これに伴い異音も発生し、好しくない。
更にドラム内面に密着していたコイルスプリングが分離
するのであるから、ハンドル操作の円滑性やサイドガラ
スの動きのスムーズ性を損い、作動上問題が生じる。
するのであるから、ハンドル操作の円滑性やサイドガラ
スの動きのスムーズ性を損い、作動上問題が生じる。
本考案者は以上の如き従来における問題に鑑み、これを
有効に解決すべく本考案を戊したものである。
有効に解決すべく本考案を戊したものである。
本考案の目的は、ハンドルが取り付けられたドライバー
軸と、ドライバー軸に遊嵌されたピニオンギヤと、ピニ
オンギヤと噛合するラックを備え、上下に揺動してサイ
ドガラスを昇降させるアーム部材と、ドライバー軸の周
に嵌装され、両端部を内方へ折曲したコイルスプリング
と、コイルスプリングを内部に収容したブレーキドラム
とからなり、上記ドライバー軸に円周部の一部に尖部を
形成した環状部材を一体化して設け、ピニオンギヤに該
尖部に挿入する突片を形成し、コイルスプリングの上記
折曲端部を該尖部と突片との間に挿入するようにしたサ
イドガラスのレギュレータ装置において、上記ブレーキ
ドラムの内面を凹凸面とするようにした自動車にけるサ
イドガラスのレギュレータ装置を提供する。
軸と、ドライバー軸に遊嵌されたピニオンギヤと、ピニ
オンギヤと噛合するラックを備え、上下に揺動してサイ
ドガラスを昇降させるアーム部材と、ドライバー軸の周
に嵌装され、両端部を内方へ折曲したコイルスプリング
と、コイルスプリングを内部に収容したブレーキドラム
とからなり、上記ドライバー軸に円周部の一部に尖部を
形成した環状部材を一体化して設け、ピニオンギヤに該
尖部に挿入する突片を形成し、コイルスプリングの上記
折曲端部を該尖部と突片との間に挿入するようにしたサ
イドガラスのレギュレータ装置において、上記ブレーキ
ドラムの内面を凹凸面とするようにした自動車にけるサ
イドガラスのレギュレータ装置を提供する。
従って本考案の目的は、ハンドルによるオーバー荷重時
、コイルスプリングの張り付きを生じていたドラム内面
に凹凸を形成することにより、ドラムとコイルスプリン
グの接触面積を減少させ、以ってコイルスプリングの張
り付きを防止し、従来において発生していたブレーキド
ラムからのコイルスプリングの分離による反動、これに
伴う異音をなくシ、且つハンドル、サイドガラスの作動
の円滑性を保障することができるようにした自動車にお
けるサイドガラスのレギュレータ装置を提供する。
、コイルスプリングの張り付きを生じていたドラム内面
に凹凸を形成することにより、ドラムとコイルスプリン
グの接触面積を減少させ、以ってコイルスプリングの張
り付きを防止し、従来において発生していたブレーキド
ラムからのコイルスプリングの分離による反動、これに
伴う異音をなくシ、且つハンドル、サイドガラスの作動
の円滑性を保障することができるようにした自動車にお
けるサイドガラスのレギュレータ装置を提供する。
以下に本考案の好適実施例を添付図面に従って詳述する
。
。
第1図は自動車のサイドガラス部分を示し、サイドガラ
ス1は本実施例ではドア2に組み付けられているためド
アガラスとなっている。
ス1は本実施例ではドア2に組み付けられているためド
アガラスとなっている。
ドア2には後述するピニオンギヤ14が設けられ、ピニ
オンギヤ14にメインアーム3とサブアーム4とからな
る版状アーム部材のうちメインアーム3のラック板5に
形成されたラック5aが噛合している。
オンギヤ14にメインアーム3とサブアーム4とからな
る版状アーム部材のうちメインアーム3のラック板5に
形成されたラック5aが噛合している。
メインアーム3とサブアーム4とはピン6でX字型に揺
動自在に交互枢着され、夫々アーム3.4の上端はサイ
ドガラス1を支持するガイド板7の長孔7a、7bにロ
ーラ係合し、サブアーム4の他端はドア2に固着された
固定板8の長孔8aに同じくローラ係合している。
動自在に交互枢着され、夫々アーム3.4の上端はサイ
ドガラス1を支持するガイド板7の長孔7a、7bにロ
ーラ係合し、サブアーム4の他端はドア2に固着された
固定板8の長孔8aに同じくローラ係合している。
ピニオンギヤ14が回転すると、メインアーム3が上下
方向に揺動し、これに伴いサブアーム4も揺動し、両ア
ーム3,4が交叉角を増減するように揺動変位すること
によりサイドガラス1は昇降動し、ドア2の窓2を開閉
する。
方向に揺動し、これに伴いサブアーム4も揺動し、両ア
ーム3,4が交叉角を増減するように揺動変位すること
によりサイドガラス1は昇降動し、ドア2の窓2を開閉
する。
第2図は第1図におけるピニオンギヤ14部分の分解図
で、第3図はこれの組立時における断面図である。
で、第3図はこれの組立時における断面図である。
10はドライバー軸であり、このドライバー軸10には
第3図の通り端部のセレーション部10aにハンドル1
1が取り付けられる。
第3図の通り端部のセレーション部10aにハンドル1
1が取り付けられる。
ドライバー軸10は軸方向略中央部に環状部材12を一
体に備え、図示実施例では環状部材12はドライバー軸
10と一体形成されているが、これを別体成形し、任意
な手段でドライバー軸10と一体化してもよく、要すれ
は下ライバー軸10と環状部材12とを一体化すればよ
い。
体に備え、図示実施例では環状部材12はドライバー軸
10と一体形成されているが、これを別体成形し、任意
な手段でドライバー軸10と一体化してもよく、要すれ
は下ライバー軸10と環状部材12とを一体化すればよ
い。
環状部材12にはその円周部の一部に扇状の天部13形
戊されている。
戊されている。
ドライバー軸10の先端を小径軸部10bと腰この軸部
10bに既述のピニオンギヤ14を自由回転可能に遊嵌
する。
10bに既述のピニオンギヤ14を自由回転可能に遊嵌
する。
ピニオンギヤ14は下面にドライバー軸10の長さ方向
に突出する突片15を備え、組立時、この突片15は第
4図の通りドライバー軸10の環状部材12に設けた天
部13に挿入され、嵌合状態となる。
に突出する突片15を備え、組立時、この突片15は第
4図の通りドライバー軸10の環状部材12に設けた天
部13に挿入され、嵌合状態となる。
16はコイルスプリングであり、このコイルスプリング
16はドライバー軸10の外周であって環状部材12の
周面に巻装状態で嵌装される。
16はドライバー軸10の外周であって環状部材12の
周面に巻装状態で嵌装される。
コイルスプリング16の両端部16a、16bを内方へ
折り曲け、第4図の如く組立時においてこの折曲端部1
6a、16bを天部13と突片15との間に適宜な隙間
を保って挿入する。
折り曲け、第4図の如く組立時においてこの折曲端部1
6a、16bを天部13と突片15との間に適宜な隙間
を保って挿入する。
組立時においてコイルスプリング16はブレーキドラム
17の内室に収容され、このドラム17はその内部にコ
イルスプリング16、ドライバー軸10等を収納するカ
バ一部材となり、第1図、第3図で示したドア2に取り
付けられるレギュレータ装置の本体部材18にこれ17
が止着され、ドア2に固定される。
17の内室に収容され、このドラム17はその内部にコ
イルスプリング16、ドライバー軸10等を収納するカ
バ一部材となり、第1図、第3図で示したドア2に取り
付けられるレギュレータ装置の本体部材18にこれ17
が止着され、ドア2に固定される。
ハンドル11を回転操作するとドライバー軸10が回転
し、環状部材12がハンドル11の回転方向に従って第
4図中A、 B方向へ回転する。
し、環状部材12がハンドル11の回転方向に従って第
4図中A、 B方向へ回転する。
これにより環状部材12の天部13を形成している段部
13a、13bがコイルスプリング16の折曲端部16
a、16bを外側から内側に押し、この結果、コイルス
プリング16は径が減じるように縮少変形し、天部13
に突片15が挿入され、嵌合状態となっているピニオン
ギヤ14はコイルスプリング16の折曲端部16a、1
6bを介して天部13の段部13a、13bから回転力
が伝達され、ピニオンギヤ14の回転が戒される。
13a、13bがコイルスプリング16の折曲端部16
a、16bを外側から内側に押し、この結果、コイルス
プリング16は径が減じるように縮少変形し、天部13
に突片15が挿入され、嵌合状態となっているピニオン
ギヤ14はコイルスプリング16の折曲端部16a、1
6bを介して天部13の段部13a、13bから回転力
が伝達され、ピニオンギヤ14の回転が戒される。
従って既述した通りサイドガラス1の昇降動が或され、
ハンドル11の正回転、逆回転でサイドガラス1は上昇
、降下する。
ハンドル11の正回転、逆回転でサイドガラス1は上昇
、降下する。
一方、サイドガラス1自体に故意に人為力を作用し、或
は振動等によってサイドガラス1に降下刃が生じ、サイ
ドガラス1側から昇降動力が無理に入力した場合には、
前記ラック5aからピニオンギヤ14に回転力が付与さ
れるため、ピニオンギヤ14に形成した突片15が第4
図の通りコイルスプリング16の折曲端部16a、16
bをC,D方向の如く内側から外側に押す。
は振動等によってサイドガラス1に降下刃が生じ、サイ
ドガラス1側から昇降動力が無理に入力した場合には、
前記ラック5aからピニオンギヤ14に回転力が付与さ
れるため、ピニオンギヤ14に形成した突片15が第4
図の通りコイルスプリング16の折曲端部16a、16
bをC,D方向の如く内側から外側に押す。
このような場合にはコイルスプリング16は径が増大す
る如く膨大変形するため、コイルスプリング16の径寸
法と略等しく内径寸法が設定されたブレーキドラム17
の内面17aにコイルスプリング16が圧接し、これが
ブレーキ作用となり、ドラム内面17aへのコイルスプ
リング16の圧接でピニオンギヤ14は回転することが
できない。
る如く膨大変形するため、コイルスプリング16の径寸
法と略等しく内径寸法が設定されたブレーキドラム17
の内面17aにコイルスプリング16が圧接し、これが
ブレーキ作用となり、ドラム内面17aへのコイルスプ
リング16の圧接でピニオンギヤ14は回転することが
できない。
従ってサイドガラス1に外力が作用した場合にはサイド
ガラス1は昇降動せず、ハンドル11側からの入力のみ
によって昇降動する。
ガラス1は昇降動せず、ハンドル11側からの入力のみ
によって昇降動する。
かかる構造となっているレギュレータ装置において、サ
イドガラス1が上昇限に達腰全閉となっているにもかか
わらずサイドガラス1を更に上昇させるべくハンドル1
を強く回転操作してオーバー荷重を加えると、このオー
バー荷重はこれ以上サイドガラス1が上昇できないため
第1図で示したアーム3,4の撓み作用によって吸収さ
れることになり、アーム3,4に大きな弾発力が蓄積さ
れるのである。
イドガラス1が上昇限に達腰全閉となっているにもかか
わらずサイドガラス1を更に上昇させるべくハンドル1
を強く回転操作してオーバー荷重を加えると、このオー
バー荷重はこれ以上サイドガラス1が上昇できないため
第1図で示したアーム3,4の撓み作用によって吸収さ
れることになり、アーム3,4に大きな弾発力が蓄積さ
れるのである。
ハンドル11の操作力を解除すると撓曲したアーム3,
4が旧位の平常形状に戻るべく弾発力を解放腰この弾発
力はサイドガラス1側から入力した場合と同じ作用をも
っため、ピニオンギヤ14の突片15を第4図C,D方
向へ回転させ、極め犬きな弾発力によって瞬時にコイル
スプリング16の折曲端部16a、16bに内側から外
側への押圧力が加えられる。
4が旧位の平常形状に戻るべく弾発力を解放腰この弾発
力はサイドガラス1側から入力した場合と同じ作用をも
っため、ピニオンギヤ14の突片15を第4図C,D方
向へ回転させ、極め犬きな弾発力によって瞬時にコイル
スプリング16の折曲端部16a、16bに内側から外
側への押圧力が加えられる。
この結果として径が増大したコイルスプリング16がブ
レーキドラム17の内面に張り付くのてあり、これは既
に述べた。
レーキドラム17の内面に張り付くのてあり、これは既
に述べた。
このままの状態でサイドガラス1を降下すべくハンドル
11の回転操作を行うと、ドライバー軸10の環状部材
12に形成した天部13の段部13a、13bがコイル
スプリング16の折曲端部16a、16bのいずれか一
方を外側から内側に押すため、ドラム内面17aに密着
し、張り付いていたコイルスプリング16はこれから分
離し、この時に前述の反動、異音が発生し、又作動の円
滑性が損われ、ハンドル11の回転操作に伴いスムーズ
にサイドガラス1を降下させることはできない。
11の回転操作を行うと、ドライバー軸10の環状部材
12に形成した天部13の段部13a、13bがコイル
スプリング16の折曲端部16a、16bのいずれか一
方を外側から内側に押すため、ドラム内面17aに密着
し、張り付いていたコイルスプリング16はこれから分
離し、この時に前述の反動、異音が発生し、又作動の円
滑性が損われ、ハンドル11の回転操作に伴いスムーズ
にサイドガラス1を降下させることはできない。
本考案はこのような問題点を解決するために第2図の通
り、ブレーキドラム17の内面17aに凸凹20を形成
した。
り、ブレーキドラム17の内面17aに凸凹20を形成
した。
この凹凸20は内面17aの全面に亘り微少に設けられ
、第2図の実施例ではドラム17の軸方向に縦縞模様で
凹凸20を形成している。
、第2図の実施例ではドラム17の軸方向に縦縞模様で
凹凸20を形成している。
この凹凸20は例えば凹部の面積を凸部よりも大きくし
、コイルスプリング16とドラム内面17aとの接触面
積を内面17aを平滑面としていた従来よりも減じるよ
うにする。
、コイルスプリング16とドラム内面17aとの接触面
積を内面17aを平滑面としていた従来よりも減じるよ
うにする。
かくすることによりドラム内面17aへのコイルスプリ
ング16の張り付きを防止する。
ング16の張り付きを防止する。
第5図、第6図は別実施例を示し、第5図では凹凸20
′を互いに逆方向へ斜傾した縞模様により網目状とし、
第6図では凹凸20″をまだらな小突起により砂地、若
しくは梨地状とした。
′を互いに逆方向へ斜傾した縞模様により網目状とし、
第6図では凹凸20″をまだらな小突起により砂地、若
しくは梨地状とした。
凹凸はこのように任意なものを選択でき、ドラム内面1
7aとコイルスプリング16との接触面積を減少させ、
これによってハンドル11によるオーバー荷重時、コイ
ルスプリング16のドラム内面17aへの張り付きを防
止でき、且つ内面17aとコイルスプリング16との圧
接て確実にブレーキ作用を発揮できれば如何ものでもよ
い。
7aとコイルスプリング16との接触面積を減少させ、
これによってハンドル11によるオーバー荷重時、コイ
ルスプリング16のドラム内面17aへの張り付きを防
止でき、且つ内面17aとコイルスプリング16との圧
接て確実にブレーキ作用を発揮できれば如何ものでもよ
い。
又、凹凸をドラム内面17aにプレス加工等て直接形成
してもよく、或は凹凸をプレス加工等で予め形成したパ
ネル部材をドラム内面17aに貼着等して一体化しても
よい。
してもよく、或は凹凸をプレス加工等で予め形成したパ
ネル部材をドラム内面17aに貼着等して一体化しても
よい。
以上の説明で明らかな如く本考案によれば、ブレーキド
ラムの内面に凹凸を形成し、ドラム内面とコイルスプリ
ングとの接触面積を減するようにしたため、ハンドルに
無理に大きな操作力を加え、オーバー荷重とした場合で
もコイルスプリングがドラム内面に張り付くという従来
の問題を解消することができ、従ってドラム内面に張り
付き、密着したコイルスプリングが分離するさいの反動
、これに伴う異音をなくし、作動の円滑性を保障し、ス
ムーズにハンドルを回転操作し、サイドガラスを昇降さ
せることができるようになり、商品信置を高めることと
なる。
ラムの内面に凹凸を形成し、ドラム内面とコイルスプリ
ングとの接触面積を減するようにしたため、ハンドルに
無理に大きな操作力を加え、オーバー荷重とした場合で
もコイルスプリングがドラム内面に張り付くという従来
の問題を解消することができ、従ってドラム内面に張り
付き、密着したコイルスプリングが分離するさいの反動
、これに伴う異音をなくし、作動の円滑性を保障し、ス
ムーズにハンドルを回転操作し、サイドガラスを昇降さ
せることができるようになり、商品信置を高めることと
なる。
第1図は自動車のサイドガラス部分の側面図、第2図は
第1図で示したピニオンギヤ部分の分解図、第3図は組
立時におけろ断面図、第4図は第3図4−4線断面図、
第5図、第6図は別実施例を示す図である。 尚図面中、1はサイドガラス、3,4はアーム部材、5
aはラック、10はドライバー軸、11はハンドル、1
2は環状部材、13は大部、14はピニオンギヤ、15
は突片、16はコイルスプリング、16a、16bは折
曲端部、17はブレーキドラム、17aはドラム内面、
20,20’、20″は凹凸である。
第1図で示したピニオンギヤ部分の分解図、第3図は組
立時におけろ断面図、第4図は第3図4−4線断面図、
第5図、第6図は別実施例を示す図である。 尚図面中、1はサイドガラス、3,4はアーム部材、5
aはラック、10はドライバー軸、11はハンドル、1
2は環状部材、13は大部、14はピニオンギヤ、15
は突片、16はコイルスプリング、16a、16bは折
曲端部、17はブレーキドラム、17aはドラム内面、
20,20’、20″は凹凸である。
Claims (1)
- ハンドルが取り付けられたドライバー軸と、ドライバー
軸に遊嵌されたピニオンギヤと、ピニオンギヤと噛合す
るラックを備え、上下に揺動してサイドガラスを昇降さ
せるアーム部材と、ドライバー軸の外周に嵌装され、両
端部を内方へ曲げた折曲端部としたコイルスプリングと
、コイルスプリングを内部に収容したブレーキドラムと
からなり、上記ドライバー軸にその円周部の一部に尖部
を形成した環状部材を一体化して設け、上記ピニオンギ
ヤに該尖部に挿入する突片を形成腰且つコイルスプリン
グの上記折曲端部を該尖部と突片との間に挿入するよう
にしたレギュレータ装置において、上記ブレーキドラム
の内面を凹凸面としたことを特徴とする自動車における
サイドガラスのレギュレータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9240779U JPS60461Y2 (ja) | 1979-07-04 | 1979-07-04 | 自動車におけるサイドガラスのレギユレ−タ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9240779U JPS60461Y2 (ja) | 1979-07-04 | 1979-07-04 | 自動車におけるサイドガラスのレギユレ−タ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5610779U JPS5610779U (ja) | 1981-01-29 |
JPS60461Y2 true JPS60461Y2 (ja) | 1985-01-08 |
Family
ID=29325408
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9240779U Expired JPS60461Y2 (ja) | 1979-07-04 | 1979-07-04 | 自動車におけるサイドガラスのレギユレ−タ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60461Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0314597Y2 (ja) * | 1985-02-27 | 1991-04-02 | ||
JPH0231498Y2 (ja) * | 1985-06-20 | 1990-08-24 |
-
1979
- 1979-07-04 JP JP9240779U patent/JPS60461Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5610779U (ja) | 1981-01-29 |
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