JPH0314597Y2 - - Google Patents

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JPH0314597Y2
JPH0314597Y2 JP1985026333U JP2633385U JPH0314597Y2 JP H0314597 Y2 JPH0314597 Y2 JP H0314597Y2 JP 1985026333 U JP1985026333 U JP 1985026333U JP 2633385 U JP2633385 U JP 2633385U JP H0314597 Y2 JPH0314597 Y2 JP H0314597Y2
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winding drum
shaft
coil spring
diameter
drive
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、バレーボールやテニス等に使用する
運動競技用ネツトを緊張保持し、張設するための
運動競技用ネツト緊張保持装置に関するものであ
る。
〈従来技術〉 運動競技に使用されるネツトはロープから垂下
されて使用されるが、かかるネツトをコート上に
張つたり、外したりするに際しては巻き取りドラ
ムを回転させてロープを巻き取りあるいは引き出
している。そして、この回転操作力の軽減を図る
ため、巻き取りドラムの回転中心軸にウオームギ
ヤを装着して巻き取りドラムを回転させるように
しているが、この場合には操作力が軽くなる反
面、ハンドルの回転数が増加して、操作性が劣る
という欠点がある。
そこで従来は、巻き取りドラムの回転中心軸と
直交する位置にもう一つのウオームギヤを配設す
ると共に、このウオームギヤを回転中心側のウオ
ームギヤと噛合させてハンドルをつけ変えるよう
にした装置が案出されている(実開昭50−156157
号公報、同53−44076号公報)。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、上記従来装置はネツト張設の際
にのみ有効に作用するものであり、ネツトを緩め
る場合にはハンドルの回転を多くしなければなら
ず、ネツト外しの際の操作性が依然として解消さ
れていない。すなわち、この従来装置は、ネツト
が緊張していない初期にハンドルを巻き取りドラ
ムの回転中心軸側のウオームギヤに取り付けてロ
ープを巻き取ることで少ない回転数での巻き取り
を行い、ネツトが緊張してその重量が増大してき
た場合に直交したもう一つのウオームギヤにハン
ドルをつけ変えて小さな操作力でロープを巻き取
るようにしたものであるが、ネツトを緩める場
合、すなわちロープを引き出す場合には直交した
側のウオームギヤにハンドルを取り付けて回転さ
せるため、その回転数が多く、操作性に劣るもの
である。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案はこのような従来装置の問題点に鑑みて
なされ、ネツトの張設のみならず、ネツトを緩め
る場合にも操作性を向上させた運動競技用ネツト
緊張保持装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本考案による運動競
技用ネツト緊張保持装置は、ロープが巻回される
巻き取りドラム内に該ドラムを回転させる駆動主
軸を挿入すると共に大径の大ギヤを形成し、この
大ギヤに小径の小ギヤが噛合する駆動副軸を設
け、さらに巻き取りドラム内に該ドラムの内径よ
りも大径に巻回されたコイルばねを挿入したもの
である。
〈作用〉 コイルばねは摩擦力で巻き取りドラムの回転を
ロツクするが、駆動主軸を回転させると、その回
転が時計方向および反時計方向のいずれの方向で
あつても縮径してロツクが解除される。これによ
り、巻き取りドラムは時計方向、反時計方向のい
ずれの方向にも回転し、少ない回転数でロープの
巻き取りおよび引き出しが行われる。又、駆動副
軸も巻き取りドラムを回転させるが、その小ギヤ
が巻き取りドラムの大ギヤに噛合することで、小
さな操作力で巻き取りドラムを回転させる。
〈実施例〉 以下、本考案による運動競技用ネツト緊張保持
装置の実施例につき、添付の図面を参照して具体
的に説明する。
第1図、第2図および第3図は本考案の一実施
例の右側面図、正面図および左側面図である。
コートに立設された支柱1の側面に「コ」字形
のブラケツト2が固着され、支柱1およびブラケ
ツト2とによつて支持部材が構成されている。ブ
ラケツト2の対向した側面の上下には軸受部3お
よび4が設けられ、各軸受部3,4に回転可能な
巻き取りドラム5と駆動副軸6とが平行に取り付
けられている。巻き取りドラム5はその外面にロ
ープRが巻回され、ドラム5が回転することでロ
ープRの巻き取りおよび引き出しが行われるよう
になつており、両端部には大径の鍔片7が形成さ
れ、この鍔片7の外周縁に大径の大ギヤ8が形成
されている。一方、駆動副軸6の両端部にも鍔片
9が形成されるが、その径は前記大ギヤ8よりも
小径となつており、外周縁に形成されるギヤは小
ギヤ10となつて、大ギヤ8と噛合している。従
つて、駆動副軸6を回転させると小ギヤ10、大
ギヤ8を介して巻き取りドラム5に回転が伝達さ
れるようになつている。
第4図は第3図の−線断面図を示してい
る。前記巻き取りドラム5は中空状となつてお
り、内部に駆動主軸11、コイルばね12および
固定筒13が挿入されている。駆動主軸11は大
径部11aと小径部11bとからなり、大径部1
1aの端面に第3図のような矩形状の挿入孔14
が穿設されている。そして、大径部11aと小径
部11bの上部が第5図および第6図に示すよう
に扇状に切り欠かれて、係合部11c,11dお
よび11e,11fが形成されている。この内、
大径部11a側の係合部11e,11fには前記
巻き取りドラム5の略中央部分を貫通したピン1
5の下端部が臨んでおり、このピン15に係合部
11e,11fが当接することで駆動主軸11の
回転がピン15を介して巻き取りドラム5に伝達
するようになつている。なお、ピン15にはロー
プRの端部が引掛けられており、ロープRを巻き
取りドラム5に巻回させる作用をも行つている。
前記固定筒13はブラケツト2から一体的に立設
して形成されており、その内径が巻き取りドラム
5の内径と略同一となつている。この固定筒13
の挿入は、巻き取りドラム5の左端側に大径部分
が形成され、該大径部分に挿入されることで行わ
れるものであり、軸受部3と共働して巻き取りド
ラム5の回転を安定状態で支承している。又、前
記コイルばね12は駆動主軸11の小径部11b
側に外挿されており、その外周部が固定筒13と
巻き取りドラム5の内壁部とに接している。かか
るコイルばね12のコイル径は固定筒13および
巻き取りドラム5の内径よりも大径に形成されて
おり、縮径されない限り、固定筒13と巻き取り
ドラム5との内壁に圧接して摩擦力を付与してい
る。従つて、通常の状態では固定筒13とコイル
ばね12とによつて巻き取りドラム5のロ方向の
回転はロツクされるものである。又、このコイル
ばね12の両端のフツク部12a,12bは第6
図のように内方に曲げられて係合部11c,11
d側に臨んでいる。そして、駆動主軸11が矢印
イ方向に回転すると、係合部11cがフツク12
aに当接し、駆動主軸11が矢印ロ方向に回転す
ると、その係合部11dがフツク12bに当接す
るようになつており、いずれの方向からの当接に
よつてもコイルばね12のコイル径が縮径するよ
うになつている。
次いで、前記駆動副軸6には第4図のように、
右側部分が中空状に穿設されて取付孔6aが形成
されており、この取付孔6a内に副コイルばね1
6と作動軸17とが挿入されている。副コイルば
ね16は取付孔6aの径よりも大径に巻回れさて
挿入されており、その一端のフツク部16aが内
方に曲げられている。又、作動軸17の右端側に
は駆動主軸11の挿入孔14と同形状、同サイズ
の挿入孔18が開設されると共に、左端側には第
7図に示すような係合溝17aが形成されて前記
副コイルばね16のフツク部16aが掛止されて
いる。このように形成することで作動軸17が矢
印ハ方向に回転すると副コイルばね16が拡径し
て駆動副軸6に圧接し、これにより駆動副軸6が
回転し、巻き取りドラム5が矢印イ方向に回転す
るが、矢印ニ方向に回転すると副コイルばね16
が縮径して駆動副軸6との間に滑りが生じるた
め、作動軸17のみが空転して巻き取りドラム5
に回転が伝達しないようにすることができる。従
つて、作動軸17および副コイルばね16は誤つ
た方向の回転を伝達させないための安全機構であ
る。
第8図は駆動主軸11の挿入孔14および作動
軸17の挿入孔18内に矩形凸起19aが嵌めら
れて、これらを回転させるためのハンドル19を
示している。
次に、以上のように構成された本実施例の作動
を説明する。
ロープを緊張保持する場合 まず、ハンドル19を駆動主軸11の挿入孔1
4内に嵌め、矢印イ方向(反時計方向)に回転さ
せる。これにより、駆動主軸11の係合面11c
がコイルばね12のフツク部12aに当接して同
方向に押し、コイルばね12が縮径されるため、
巻き取りドラム5内を駆動主軸11が回転する。
そして、係合面11eがピン15に当接して、こ
れも同方向に押すため巻き取りドラム5が回転
し、ロープRが巻き取られる。この回転はハンド
ル19の1回転に対して巻き取りドラム5が1回
転するからロープRの巻き取りが効率良く行われ
る。
ロープRがある程度巻き取られ、ネツトの重量
が増大した場合には、ハンドル19を作動軸17
の挿入孔18に嵌め替えて操作を行う。このハン
ドルの嵌め着えの際には、ロープRの巻き取りが
中断し、ロープの張力で巻き取りドラム5を矢印
ロ方向に逆転させる力が作用するが、この方向は
コイルばね12が拡径する方向であり、コイルば
ね12が固定筒13と巻き取りドラム5に圧接す
るため、逆転はロツクされ、ロープは緊張された
まま保持される。
次に、ハンドルを作動軸17に嵌め替えて矢印
ハ方向に回転すると、副コイルばね16のコイル
径が拡大される方向なので、副コイルばね16は
駆動副軸6に圧接してこれをハ方向に回転させ
る。この駆動副軸6のハ方向の回転は小ギヤ1
0、大ギヤ8を介して巻き取りドラム5を矢印イ
方向に回転させる。ここで、この巻き取りドラム
5自体を矢印イ方向に回転させることは、コイル
ばね12のコイル径を縮小させる方向なので可能
である。かかる操作においては小ギヤ10および
大ギヤ8とのギヤ比の分だけ作動軸17を回転し
てロープを巻き取る方が駆動主軸11を回転する
より、小さな操作力で行うことができる。
以上により、ロープ等の緊張保持を簡単に行う
ことができると共に、巻き始めでロープがまだ余
り張られていない時は駆動軸側を回すことによ
り、少ない回数で巻き取ることができる。また、
ロープが徐々に張られてハンドルが重くなつてき
たら、作動軸側を回転することにより、小さな力
でロープを緊張し、保持することがでる。
ロープを弛緩させる場合 ハンドル19を駆動主軸11の挿入孔14に嵌
め、矢印ロ方向に回転させる。これにより、係合
部11dがコイルばね12のフツク部12bに当
接してコイルばね12が縮径し、巻き取りドラム
5が回転可能状態になり、ロープの張力で巻き取
りドラム5自体が矢印ロ方向に回転する。この回
転の際にはピン15が駆動主軸11の係合部11
eに当接するから巻き取りドラム5と駆動主軸1
1とは一体的に回転する。
ロープがある程度引き出されて張力が小さくな
ると、巻き取りドラム5自体の回転力が小さくな
るが、回転している駆動主軸11の係合部11f
がピン15に当接してピン15を矢印ロ方向に押
すから巻き取りドラム5が同方向に回転し、ロー
プの引き出しが行われる。これにより、緊張保持
されていたロープは駆動主軸11の回転で引き出
すことができるから、少ない回転数で行うことが
でき、操作性が向上する。
〈考案の効果〉 以上の説明から明らかなように本考案による
と、ロープを緊張保持する場合、まず、駆動主軸
を回転させて少ない回転数で巻き取り、ある程
度、巻き取つた時点で駆動副軸を回転させて小さ
な操作力で行うことができる。又、ロープを引き
出す場合には、駆動主軸を回転させて行うから少
ない回転数で行うことができる。従つて、ロープ
を巻き取る緊張、保持のみならず、ロープの引き
出しも操作性が向上する。また、ネツトが緊張保
持されている状態で駆動副軸を使用する際にハン
ドルを誤操作しても作動軸と副コイルばねは空転
するから、ギヤやハンドル等が破損するのを未然
に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図は本考案の一実施例の
左側面図、正面図、右側面図、第4図は第3図の
−線断面図、第5図、第6図、第7図は第4
図の−線、−線および−線断面図、
第8図はハンドルの一例の正面図および側面図で
ある。 1,2……支持部材、5……巻き取りドラム、
6……駆動副軸、8……大ギヤ、10……小ギ
ヤ、11……駆動主軸、12……コイルばね、1
3……固定筒、15……ピン、16……副コイル
ばね、17……作動軸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 支柱等の支持部材に回転可能に取り付けられ外
    周面にロープが巻回されると共に大径の大ギヤが
    形成された巻き取りドラムと、 巻き取りドラム内に回転可能に挿入された駆動
    主軸と、 前記支持部材から巻き取りドラム内に挿入され
    た固定筒と、 前記巻き取りドラムおよび固定筒の内径よりも
    大径に巻回されて巻き取りドラムと固定筒とに圧
    接するように挿入されたコイルばねと、 前記大ギヤに噛合する小径の小ギヤが形成され
    前記支持部材に回転可能に取り付けられた駆動副
    軸と、 巻き取りドラムを貫通し駆動主軸と係合して巻
    き取りドラムの回転力を伝達するピンと、 前記駆動副軸内に回転可能に挿入された作動軸
    と、 前記駆動副軸の内径よりも大径で前記コイルば
    ねと同一巻方向に巻回されて駆動副軸内周に圧接
    するように挿入された副コイルばねとからなり、 前記作動軸を前記副コイルばねが拡径する方向
    に回転させると該副コイルばねが前記駆動副軸に
    圧接して該駆動副軸を回転させると共に前記コイ
    ルばねを縮径して前記巻き取りドラムを回転さ
    せ、前記作動軸を前記副コイルばねが縮径する方
    向に回転させると前記作動軸が空転して前記コイ
    ルばねが拡径して前記巻き取りドラムをロツクす
    るようにしたことを特徴とする運動競技用ネツト
    緊張保持装置。
JP1985026333U 1985-02-27 1985-02-27 Expired JPH0314597Y2 (ja)

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JP1985026333U JPH0314597Y2 (ja) 1985-02-27 1985-02-27

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JPS61142939U JPS61142939U (ja) 1986-09-03
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5610779B2 (ja) * 1976-12-25 1981-03-10
JPS5639084U (ja) * 1979-08-31 1981-04-13

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60461Y2 (ja) * 1979-07-04 1985-01-08 本田技研工業株式会社 自動車におけるサイドガラスのレギユレ−タ装置

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JPS61142939U (ja) 1986-09-03

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