JP2702684B2 - 巻き取り機 - Google Patents

巻き取り機

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JP2702684B2
JP2702684B2 JP7211864A JP21186495A JP2702684B2 JP 2702684 B2 JP2702684 B2 JP 2702684B2 JP 7211864 A JP7211864 A JP 7211864A JP 21186495 A JP21186495 A JP 21186495A JP 2702684 B2 JP2702684 B2 JP 2702684B2
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H54/00Winding, coiling, or depositing filamentary material
    • B65H54/02Winding and traversing material on to reels, bobbins, tubes, or like package cores or formers
    • B65H54/28Traversing devices; Package-shaping arrangements
    • B65H54/2806Traversing devices driven by cam
    • B65H54/2809Traversing devices driven by cam rotating grooved cam
    • B65H54/2812Traversing devices driven by cam rotating grooved cam with a traversing guide running in the groove

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  • Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
  • Storing, Repeated Paying-Out, And Re-Storing Of Elongated Articles (AREA)
  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
  • Winding Filamentary Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電線、ロープ等の線
材を巻き取る巻き取り機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記の巻き取り機において、図1
8に示すように、リール架台101と102間に巻き取
り用のリール104を介在し、支承軸103を、一方の
リール架台101から差し込むとともにリール104の
軸部105に挿通し、更に先端部を他方のリール架台1
02に保持させて、リール104を回転可能に保持する
ものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の巻き取り機
においては、リール104に多量の線材106を巻き取
った場合、そのリール104と線材106の全荷重が支
承軸103に作用する。そのため、巻き取り後にリール
104を取り外すために支承軸103を引き抜く場合
に、上記全荷重により支承軸103に作用する摩擦抵抗
が大きく、支承軸103を引き抜くことが困難になる。
そのため、支承軸103の軸方向と直交する方向に両リ
ール架台101、102を倒してリール104の外周面
を床面に載置し、リールと線材の荷重を床面で支承した
状態で、支承軸103を引き抜いてリール104をリー
ル架台101、102より取り外していた。
【0004】また、リール104を取り付ける場合に
は、リール104の軸部105の軸心が支承軸103を
通す中心線上に位置するように、作業者がリール104
を保持しつつ行なわなければならない。
【0005】そのため、上記のようなリールの着脱作業
が極めて面倒であった。そこで、本発明は、リールの着
脱作業が極めて容易な巻き取り機を提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
両側に配置した一対のリール架台間に巻き取り用のリー
ルを配置し、両リール架台に設けた軸受部とリールの軸
部とに支承軸を抜き外し可能に挿通してリールを回転可
能に支承するものにおいて、両リール架台側に、上記支
承軸の軸心を中心として回転する係合面を設け、リール
の両側面には、上記係合面に載置でき、かつ支承軸と直
交する方向に分離可能な被係合面を設けたことを特徴と
するものである。
【0007】請求項2記載の発明は、両側に配置した一
対のリール架台(1)(2)と、該両リール架台(1)
(2)側に備えた軸受部(7)(22)と、該両軸受部
(7)(22)に夫々の軸心を中心として回転可能に備
えた第1回転連結板(11)及び第2回転連結板(2
6)と、該両回転連結板(11)(26)に、その軸心
を通る直径上に形成した係合面(14)(28)と、軸
部(30)を有するリール(29)と、該リール(2
9)の両側面に固設した第3回転連結板(37)及び第
4回転連結板(39)と、該両回転連結板(37)(3
9)に、その軸心を通る直径上に形成され、かつ上記係
合面(14)(28)と同一鉛直面に配置形成された被
係合面(40)(41)と、上記両軸受部(7)(2
2)とリール(29)の軸部(30)に亘って抜き外し
可能に挿通する支承軸(42)とからなることを特徴と
するものである。
【0008】請求項3記載の発明は、上記請求項2記載
の一方のリール架台(1)側に設けた回転連結板(8)
を電動モータ(18)で回動させることを特徴とするも
のである。
【0009】
【作用】リール(29)の装着に際しては、リール架台
(1)(2)側の係止面(14)(28)を上向き状態
にし、リール(29)の被係合面(40)(41)を下
向き状態にしてリール(29)を両リール架台(1)
(2)間に上方より介入させ、被係合面(40)(4
1)上に係合面(14)(28)を載置する。そして、
支承軸(42)を両リール架台(1)(2)部とリール
(29)の軸部(30)に亘って挿通する。
【0010】リール(29)の装着状態で係止面(1
4)(28)側を回転すると、該係止面(14)(2
8)により被係止面(40)(41)が押されて回転
し、リール(29)が回転して線材を巻き取る。
【0011】線材の巻き取り後にリール(29)を取り
外す場合には、リール(29)を手で回転してその被係
止面(40)(41)を下向きにし、係止面(14)
(28)でリール(29)を支承した状態で支承軸(4
2)を抜き外す。このとき、線材とリールのほぼ全荷重
が係止面(14)(28)で支承されているので、支承
軸(42)を外すときに作用する摩擦抵抗は小さくな
り、支承軸(42)の抜き外しが容易になる。
【0012】支承軸(42)を抜き外した後、リール
(29)を回転することにより、被係合面(40)(4
1)が係合面(14)(28)より外れ、リール(2
9)は床上に落下する。
【0013】
【発明の実施の形態】図1乃至図17に示す本発明の実
施例について説明する。1,2は所定の間隔を有して左
右に配置された1対のリール架台で、該両リール架台
1,2は連結杆3で相互に連結されている。
【0014】4は一方のリール架台1に固設した取付板
で、これに軸受部5が設けられている。6は上記一方の
リール架台1の内側に配置してリール架台側に固設した
支持プレートで、起立状態に設けられ、その上部には軸
受部7が固設されている。該軸受部7と上記軸受部5の
軸心方向は左右方向(両リール架台1,2相互の対向方
向)で、かつ両軸受部7と5の軸心は同一軸線X−X上
に位置している。
【0015】8は駆動部材で、図3(b)に示すよう
に、円筒軸部9と、その内側に固着した円板部10と、
該円板部10の内側面に固着した第1回転連結板11と
からなる。また、上記円筒軸部9の外側部には駆動軸1
2が溶接Wにて固着して突出している。更に、円筒軸部
9の軸心部には、内側方向が開口する雌ねじ13が形成
されている。
【0016】そして、図1に示すように、円筒軸部9を
軸受部7に回転可能に嵌合し、駆動軸12の外端部を軸
受部5に回転可能に嵌合して、駆動部材8が回転可能に
備えられている。
【0017】上記第1回転連結板11は、図4(a)に
おいて点々を付した部分のように半円板で形成され、そ
の弦部である直線面が係合面14となっている。尚、上
記円筒軸部9の内側部も半円だけ切欠して、上記係合面
14と面一な係合面9aを形成している。
【0018】図1において、15は上記駆動軸12に嵌
合して備えた第3スプロケットで、駆動軸12に設けた
キー16(図3(b)参照)が嵌合され、第3スプロケ
ット15の回転により駆動軸12が一体的に回転される
ようになっている。
【0019】17は上記第3スプロケット15に固着し
た第2スプロケットで、これと、電動モータ18の第1
スプロケット19間にチェーン20が架設されている。
上記電動モータ18は、上記両リール架台1,2間に固
設した連結杆3上に固設されている。
【0020】図1において、21は他方のリール架台2
に固設した取付板で、これに軸受部22が、上記軸線X
−Xを軸心として固設されている。23は支承部材で、
図3(c)に示すように、円筒軸部24と、その内側に
固着した円板部25と該円板部25の内側面に固着した
第2回転連結板26とからなる。また、その円筒軸部2
4には貫通した軸穴27が形成されている。そして該支
承部材23は、その円筒軸部24を上記軸受部22に回
転可能に嵌合して備えられており、その軸穴27の軸心
は上記軸線X−X上に位置している。
【0021】上記第2回転連結板26は、図4(c)に
おいて点々を付した部分のように半円板で形成され、そ
の弦部である直線面が係合面28となっている。尚、上
記円筒軸部24の内側部も半円だけ切欠して、上記係合
面28と面一な係合面24aを形成している。
【0022】29はリールで、図3(a)に示すよう
に、両端が開口する軸穴30aを有する中空管よりなる
軸部30と、該軸部30の外周部に両側板31,32を
介して固設した巻管33と、該巻管33の両側に固設し
た鍔部34,35と、右側の側板31の外面に固着した
円板36と、該円板36の外面に固設した第3回転連結
板37と、左側の側板32の外面に固着した円板38
と、該円板38の外面に固設した第4回転連結板39と
から構成されている。
【0023】上記第3回転連結板37と第4回転連結板
39は、図4(b)及び(d)において点々を付した部
分のように夫々半円板で形成され、夫々の弦部である直
線面が夫々被係合面40,41となっている。
【0024】尚、上記両円板36,38と両回転連結板
37,39の中心部には、上記軸穴30aと合致する穴
36a,38aと半円の切欠部37a,39aが形成さ
れている。
【0025】上記リール29の横幅は、これが上記リー
ル架台1,2側に設けた駆動部材8と支承部材23間に
嵌入し、かつ嵌入した場合に、第1回転連結板11と第
3回転連結板37が同一鉛直面内に、第2回転連結板2
6と第4回転連結板39が同一鉛直面内に夫々位置する
ように設定されている。
【0026】42は支承軸で、図3(b)に示すよう
に、一端にハンドル43が固設され、他端に雄ねじ44
が刻設されており、その長さは、図1に示すように、他
方のリール架台2に設けた支承部材23より差し込んだ
場合に、雄ねじ44が一方のリール架台1側に備えた駆
動部材8の雌ねじ13に螺合する長さに設定されてい
る。
【0027】図1において、50はトラバース装置で、
上記リール29に供給されるロープ、電線等の線材をト
ラバースするものである。このトラバース装置50の詳
細を図5乃至図17により説明する。
【0028】51は上記リール29の軸部30と平行に
架設配置したボールねじで、その両端に突出したシャフ
ト52,52aが、上記両リール架台1,2に固設した
支持プレート54,55に設けたベアリングユニット5
6,57に回転可能に支持されている。
【0029】上記ボールねじ51は、上記リール29の
全幅に亘って形成されている。また、そのねじ溝53
は、傾斜方向が異なる往路溝53aと復路溝53bとで
形成され、かつ、該両溝53aと53bの両端は、円弧
状の連通溝53c,53dで相互に連通している。
【0030】58は上記シャフト52に固設したスプロ
ケットで、これと上記第3スプロケット15との間にチ
ェーン59が架設され、電動モータ18により、上記リ
ール29の回転と同調してボールねじ51が一方向に回
転するようになっている。
【0031】60は上記ボールねじ51に遊嵌した移動
部材で、その下部にはベアリングケース61が固設さ
れ、これにリニアボールベアリング62が備えられてい
る。そして、該リニアボールベアリング62は、上記支
持プレート54,55間に横架した案内シャフト63に
嵌合され、移動部材60が垂直姿勢を保ってボールねじ
51の軸方向に移動するようになっている。
【0032】64,65は上記移動部材60の上部にお
いて、ボールねじ51の軸方向に所定の間隔を有して立
設した一対のローラ軸で、これらには側部案内ローラ6
6,67が回転可能に備えられている。
【0033】68は図5に示すように、上記両側部案内
ローラ66,67間の案内空間69内を通るロープ等の
線材70を支承する下部案内ローラで、図15に示すよ
うに、両側部案内ローラ66,67の前部において、ボ
ールねじ51の軸方向に架設されている。
【0034】次に移動部材60とその付属部品について
図6乃至図17により説明する。上記移動部材60には
図8及び図9に示すように、上記ボールねじ51が遊嵌
する無ねじ状の貫通穴71が形成されているとともにそ
の前面中央部には、小判型の穴72が貫通穴71に達し
て形成されている。
【0035】73はボール保持体で、図10及び図11
に示すように、内面からみて小判型の突部74と方形の
鍔部75とで形成されている。そして、該ボール保持体
73は図6及び図7に示すように、その突部74を移動
部材60に形成した穴72に嵌入し、鍔部75を移動部
材60の前面60aに摺動可能に当接して備えられてい
る。
【0036】ボール保持体73の前面中央には、揺動中
心となる半球状の凹部76が形成されている。また、突
部74の内面74aは、図7に示すように、穴72に嵌
入装着した場合に、貫通穴71と同一円となる円弧面に
形成されている。そして、その内面74aには2個のボ
ール保持用の凹部77,78が、上記凹部76を中心と
する上下方向の等距離に位置して形成されている。該両
凹部77,78は、上記ボールねじ51のねじ溝53に
嵌合させるボールの半分が嵌合する半球状のくぼみに形
成されている。
【0037】79は止金で、図12及び図13に示すよ
うに門形に形成され、その凹所80の中央部に上記凹部
76と同形の半球状の凹部81が形成されている。そし
て、上記のように嵌合したボール保持体73の前面を跨
ぐように止金79を配置し、その止金79の両脚82に
形成した止穴83と、移動部材60の前面に形成した止
穴84を通じてビス85により止金79を移動部材60
に固着して、ボール保持体73を組付ける。
【0038】この組付けに際しては、先ず移動部材60
をボールねじ51に、その端部から挿通して嵌合し、次
でボール保持体73を移動部材60に嵌合する際に、図
14に示すように、2個のボール86,87を凹部7
7,78とボールねじ51のねじ溝53間に転動可能に
介在し、止金79を取付ける際にボール88を両凹部7
6と81間に転動可能に介在する。
【0039】尚、上記ボール保持体73の突部74の小
判型形状は、図16に示すように、移動部材60に形成
した穴72の小判型形状よりも若干小さく形成されてお
り、ボール保持体73の突部74が上記ボール88を中
心として実線位置と鎖線位置とに揺動するようになって
いる。すなわち、図16において、両ボール86と87
の中心を結ぶ線が、上記ねじ溝53の往路溝53aの傾
斜方向と復路溝53bの傾斜方向に変向できるようにな
っている。
【0040】図5において、90は左側の切り替えピ
ン、91は右側の切り替えピンで、夫々上記案内シャフ
ト63に立設されている。左側の切り替えピン90の係
合部92は、移動部材60が図5の左端に移動してその
ボール86,87が左側の連通溝53dに位置したとき
にボール保持体73の左側上部に当り、右側の切替ピン
91の係合部93は、移動部材60が図5の右端に移動
してそのボール86,87が右側の連通溝53cに位置
したときにボール保持体73の右側上部に当るように設
定されている。
【0041】次に上記実施例の作用について説明する。
リール29を図1のように組付けた状態において、電動
モータ18を起動すると、第1スプロケット19、チェ
ーン20、第2スプロケット17、第3スプロケット1
5を介して駆動軸12が図2の矢印A方向へ回転する。
これにより、駆動軸12に固着された駆動部材8が同方
向に回転し、その第1回転連結板11も同方向に回転す
る。
【0042】すると、第1回転連結板11の係合面14
が第3回転連結板37の被係合面40に当接して、第3
回転連結板37を同方向(図1の矢印A方向)へ回転さ
せる。この回転により、リール29が支承軸42に支承
されながら回転して線材70を巻き取る。
【0043】また、第2回転連結板26と第4回転連結
板39も追従回転する。また、上記第3スプロケット1
5の回転によりチェーン59を介してスプロケット58
も回転し、トラバース装置50のボールねじ51が、上
記リール29の回転に同調して一方向に回転し、リール
29に巻かれる線材70をトラバースする。このトラバ
ースの作動については後述する。
【0044】次に、リール29に所定量の線材70が巻
かれた後に、そのリール29をリール架台1,2より取
り外す作業について説明する。先ず、作業者が鍔部34
又は35を手で把持してリール29を回転し、第3回転
連結板37及び第4回転連結板39を支承軸42より上
半部(図4(b)及び(d)の状態)に、第1回転連結
板11及び第2回転連結板26を支承軸42より下半部
(図4(a)及び(c)の状態)に位置させて、係合面
14,28及び被係合面40,41を水平状態にする。
【0045】次で、ハンドル43を回転してその雄ねじ
44を駆動部材8の雌ねじ13から外し、支承軸42を
リール29及びリール架台1,2部より抜き外す。この
とき、線材70を巻き保持したリール29の荷重は、支
承軸42にも作用しているが、その大部分の荷重は第3
回転連結板37及び第4回転連結板39を通じて第1回
転連結板11及び第2回転連結板26の各係合面14,
28で支承される。そのため、支承軸42を抜き外す場
合に、リール29の荷重による摩擦抵抗が極めて小さく
なり、また、支承軸42の抜き外し途中にリール29が
落下することもない。したがって、支承軸42の抜き外
しが容易に行える。
【0046】支承軸42を抜き外した後、リール29を
手で図2の矢印A方向へ回転する。すると、各回転連結
板11,26,37,39も回転し、係合面14,28
及び被係合面40,41が傾斜する。この傾斜によっ
て、第3回転連結板37及び第4回転連結板39が、第
1回転連結板11及び第2回転連結板26の係合面1
4,28上を滑り落ち、リール29はトラバース装置5
0と反対側の床上に落下する。そして、そのリール29
をトラバース装置50と反対側へ床上を転動して取り出
す。
【0047】次に、空リール29をリール架台1,2に
組み付ける場合には、先ず、駆動部材8及び支承部材2
3を手で回転して、第1回転連結板11と第2回転連結
板26を、図4(a)及び図4(c)に示すように下半
部に位置させ、その係合面14,28を水平状態にす
る。
【0048】次で、リール29における第3回転連結板
37と第4回転連結板39を、図4(b)及び図4
(d)に示すように上半部に位置させた状態でリール2
9をリール架台1,2間に上方から入れ、第3回転連結
板37の被係合面40を第1回転連結板11の係合面1
4上に、第4回転連結板39の被係合面41を第2回転
連結板26の係合面28上に夫々載置する。
【0049】このようにリール29を支承した状態で支
承軸42を、軸受部22側からリール29の軸部30内
へ差し込み、その雄ねじ44を駆動部材8の雌ねじ13
に螺合する。これにより、図1に示すようにリール29
が支承軸42に支承される状態で組付けられる。
【0050】次にトラバース装置50の作用について説
明する。図5に示すように2個のボール86,87が往
路溝53aに嵌合している左傾斜状態で、ボールねじ5
1が図5の矢印B方向に回転されると、その両ボール8
6,87が往路溝53aに誘導されて図5の左方へ移動
する。この移動により、その両ボール86,87を保持
したボール保持体73を介して移動部材60が左方へ移
動し、該移動部材60に立設した両側部案内ローラ6
6,67も左方へ移動し、これらの間に挿通した線材7
0を左方へ移動させる。
【0051】移動部材60がボールねじ51の左端に移
動して上部のボール86が左側の連通溝53dの頂部に
達すると、ボール保持体73の左側上部が左側の切り替
えピン90の係合部92の先端に当る。そして更にボー
ルねじ51が回転すると、連通溝53dによるボール8
6,87の誘導によりボール保持体73の姿勢はボール
88を中心として右傾斜に反転する。このとき、ボール
保持体73の左側上部が左側の切り替えピン90の係合
部92の先端に当ることにより、上記のようなボール保
持体73の反転が確実に行われる。
【0052】両ボール86,87が復路溝53bに入っ
た後に更にボールねじ51が上記と同方向(矢印A方
向)に回転すると、両ボール86,87は右傾斜状態で
復路溝53bに誘導されて図5の右方へ移動する。この
移動により、ボール保持体73を介して移動部材60が
右方へ移動し、該移動部材60に立設した両側部案内ロ
ーラ66,67も右方へ移動し、これらの間に挿通され
た線材70を右方へ移動する。
【0053】両ボール86,87が右側の連通溝53c
に達し、その上部のボール86が連通溝53cの頂部に
位置すると、ボール保持体73の右側上部が右側の切り
替えピン90における係合部93の先端に当る。そして
更にボールねじ51が回転すると、連通溝53cによる
ボール86,87の誘導と、右側の切り替えピン90の
当接により、ボール保持体73がボール88を中心とし
て左傾斜に反転する。
【0054】以上のくり返しにより、リール29に巻か
れる線材70のトラバースが行われる。上記の両ボール
86,87がねじ溝53内を転動する途中において、そ
の両ボール86,87が往路溝53aと復路溝53bの
交差部を通過する状態について説明する。
【0055】図17において、両ボール86,87が共
に交差部より下の往路溝53a−2に位置する場合はボ
ール保持体73は往路溝53aと同方向に傾斜してい
る。そして、ボール保持体73の回転中心(ボール8
8)が交差部の中点に達すると、上部のボール86は交
差中心より上の往路溝53a−1に図17(b)のよう
に嵌合し、下部のボール87は交差中心より下の往路溝
53a−2に図17(c)のように嵌合する。すなわ
ち、上部の往路溝53a−1と上部の復路溝53b−1
間の山部100の存在によって上部のボール86が上部
の復路溝53b−1へ移動することが阻止され、また、
下部の往路溝53a−2と下部の復路溝53b−2間の
山部100の存在によって下部のボール87が下部の復
路溝53b−2へ移動することが阻止される。したがっ
て、仮りに、ボール保持体73にこれを反転するような
外力が作用してもボール保持体73の反転が防止され
る。
【0056】このような反転防止は、復路溝53b−1
と53b−2をボール86,87が通過する場合にも同
様に行われる。したがって、移動部材60が一方向へ移
動している途中に、移動部材60に、線材70による他
方向への異常荷重が作用した場合でも、移動部材60が
他方向へ反転移動することを防止する。
【0057】
【発明の効果】以上のようであるから本発明によれば、
支承軸の非挿通状態でリールを、リール架台に対する所
定の装着位置に予め係合保持できるため、支承軸をリー
ルへ挿通してリールを装着する作業が容易に行える。
【0058】更に、リールを取り外す場合において支承
軸を抜き外す場合には、リールとこれに巻かれた線材の
ほぼ全荷重をリール架台側の係合面で支承した状態で支
承軸を抜き外すことができるため、支承軸の抜き外し時
に、その支承軸に作用する摩擦抵抗が極めて小さくな
る。しかも支承軸を抜き外した後にリールを回転するこ
とによりそのリールが床上に自然落下するので、そのリ
ールの取り外し作業が極めて容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す正断面図。
【図2】同側面図。
【図3】主要部品を分離した状態で(a)はリールの正
断面図、(b)は係合面を設けた駆動部材の正断面図、
(c)は係合面を設けた支承部材の正断面図、(d)は
支承軸の正面図。
【図4】(a)〜(d)は各回転連結板の側面図。
【図5】トラバース装置の正断面図。
【図6】トラバース装置における移動部材部の正面図。
【図7】図6におけるC−C線断面図。
【図8】移動部材の正面図。
【図9】図8におけるD−D線断面図。
【図10】ボール保持体の裏面図。
【図11】図10のE−E線断面図。
【図12】止金の裏面図。
【図13】図12のF−F線断面図。
【図14】ボールの嵌合状態を示す断面図。
【図15】線材の案内ローラ部を示す側断面図。
【図16】ボール保持体の変向状態を示す説明図。
【図17】ボールねじにおけるねじ溝の交差部とボール
との関係を示すもので、(a)は正面図、(b)は
(a)のG−G線断面図、(c)は(a)のH−H線断
面図。
【図18】従来構造を示す正断面図。
【符号の説明】
1,2…リール架台 7,22…軸受部 8…駆動部材 18…電動モータ 23…支承部材 11,26,37,3
9…回転連結板 14,28…係合面 30…軸部 40,41…被係合面 42…支承軸

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側に配置した一対のリール架台間に巻
    き取り用のリールを配置し、両リール架台に設けた軸受
    部とリールの軸部とに支承軸を抜き外し可能に挿通して
    リールを回転可能に支承するものにおいて、 両リール架台側に、上記支承軸の軸心を中心として回転
    する係合面を設け、リールの両側面には、上記係合面に
    載置でき、かつ支承軸と直交する方向に分離可能な被係
    合面を設けたことを特徴とする巻き取り機。
  2. 【請求項2】 両側に配置した一対のリール架台(1)
    (2)と、該両リール架台(1)(2)側に備えた軸受
    部(7)(22)と、該両軸受部(7)(22)に夫々
    の軸心を中心として回転可能に備えた第1回転連結板
    (11)及び第2回転連結板(26)と、該両回転連結
    板(11)(26)に、その軸心を通る直径上に形成し
    た係合面(14)(28)と、軸部(30)を有するリ
    ール(29)と、該リール(29)の両側面に固設した
    第3回転連結板(37)及び第4回転連結板(39)
    と、該両回転連結板(37)(39)に、その軸心を通
    る直径上に形成され、かつ上記係合面(14)(28)
    と同一鉛直面に配置形成された被係合面(40)(4
    1)と、上記両軸受部(7)(22)とリール(29)
    の軸部(30)に亘って抜き外し可能に挿通する支承軸
    (42)とからなることを特徴とする巻き取り機。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の一方のリール架台(1)
    側に設けた回転連結板(8)を電動モータ(18)で回
    動させることを特徴とする巻き取り機。
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