JP2002052294A - ハンガー - Google Patents

ハンガー

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JP2002052294A
JP2002052294A JP2000289611A JP2000289611A JP2002052294A JP 2002052294 A JP2002052294 A JP 2002052294A JP 2000289611 A JP2000289611 A JP 2000289611A JP 2000289611 A JP2000289611 A JP 2000289611A JP 2002052294 A JP2002052294 A JP 2002052294A
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rope
hook
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support
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Shuichi Kitamura
修一 北村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハンガー全体が物干し竿等の支持棒に対して
回転方向位置を固定される様にするところにあり、以っ
て風などによりハンガーが勝手に回らない様にするこ
と。 【構成】 支持棒1を両側から接触させて挟む様な形状
の接触部7を有するフック部6であり、フック部6の幅
方向に垂直な各断面において少なくとも二箇所の断面が
逆V字形又は略逆V字形である部分を接触部7とするフ
ック部6をハンガーに備える。フック部6及びハンガー
本体2の内でいずれか一方に形成された差し込まれ穴4
に他方に形成された差し込み棒9を差し込む構成とす
る。フック部6及びハンガー本体2の内でいずれか一方
の側にある突出部10が他方の側にある回り止め部5に
ひっかかって回り止めされる事によってフック部6とハ
ンガー本体2との回転方向位置を固定する様に構成す
る。支持棒1の直上から見て、支持棒1の長手方向とハ
ンガー本体2の長手方向との為す角度が少なくとも0°
と90°に固定できる様にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はワイシャツ、作業上衣等
を掛けるハンガーに係わり、物干し竿等の支持棒に吊さ
れたハンガーが勝手に回らない様に回転方向位置を固定
できる様にしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にハンガーはこれを吊す物干し竿等
の支持棒の長手方向に対して複数の回転方向位置を取る
必要がある為、フック部に対してハンガー本体は回転自
在に備えられていて、回転方向位置を固定できる様には
なっていない。この為、洗濯したワイシャツや作業上衣
等をハンガーに掛けて干すに当り、ハンガーを窓際や壁
際に干す場合には(支持棒が窓際や壁際に設置されてい
る場合)、風などの影響によりハンガーが勝手に回転し
て、洗濯物が窓や壁に接触し、その汚れが移ってしまう
不具合が起る。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】本発明の目的は、フ
ック部が支持棒に対して回転できない構造とし、かつフ
ック部及びハンガー本体の内でいずれか一方の側にある
突出部が他方の側にある回り止め部にひっかかって回り
止めされる事によってハンガー全体が支持棒に対して回
転方向位置を固定される様にするところにあり、以って
風などの影響によりハンガーが勝手に回転しない様にす
るところにある。
【0004】
【問題点を解決する為の手段】本発明は上記目的を達成
する為、支持棒を両側から接触させて挟む様な形状の支
持棒との接触部を有するフック部であり、フック部の幅
方向に垂直な各断面において少なくとも二箇所の断面が
逆V字形又は略逆V字形である部分を前記接触部とする
フック部をハンガーに備えた。次にフック部及びハンガ
ー本体の内でいずれか一方に形成された差し込み穴に他
方に形成された差し込み棒を差し込む構成とし、フック
部及びハンガー本体の内でいずれか一方の側にある突出
部が他方の側にある回り止め部にひっかかって回り止め
される事によってフック部とハンガー本体との回転方向
位置を固定する様にし、かつ支持棒直上から見た支持棒
の長手方向と支持棒に掛けられたハンガー本体の長手方
向との為す角度が少なくとも0°と90°に固定できる
様にしたのである。
【0005】
【実施例1】図1は本発明によるハンガーの一実施例
で、先ず図1(イ)において、ハンガ本体2に形成され
た差し込まれ穴4(A矢視図参照)にフック部6の差し
込み棒9が差し込まれ、フック部6によりハンガー本体
2を支持棒1(物干し竿等)に吊す様にして使用され
る。フック部6は支持棒1を両側から接触させて挟む様
な形状の支持棒1との接触部7を有しており、フック部
6の幅方向に垂直な各断面において(フック部6の幅W
とはC方向から見たフック部を示す図2(ロ)参照のこ
と)少なくとも二箇所の断面が逆V字形又は略逆V字形
である部分を接触部7としている(図の場合は、逆V字
形又は略逆V字形を所定長をWだけ直線移動させてでき
る部分を接触部7としており、逆V字形又は略逆V字形
の断面は無数にある)。この場合、フック部6の幅Wに
おいてその中間部を図2(ニ)の如く切欠いても良い。
更には図2(ニ)においてフック部6の両側の部分6′
の横断面を丸くしても良い(この場合は、フック部6の
幅方向に垂直な各断面において二箇所の断面が逆V字形
又は略逆V字形である部分を接触部7としている事にな
る)。以上のフック部6を支持棒1に掛けると、フック
部6は従来とは異なり支持棒1に対して回転方向の位置
が固定される事になる。8は洗濯ロープに掛ける時に使
う溝である。ハンガー本体2がフック部6に対して回転
方向位置を固定できる様にする為、フック部6側にある
突出部10が(図では差し込み棒9に突出部10を4個
形成――2個、更には8個でも良いが)ハンガー本体2
側にある回り止め部5(図では差し込まれ穴4に回り止
め部5を8個形成――4個、更には16個でも良いが)
にひっかかって回り止めされる棒になっている。差し込
み棒9の先端部には、一度挿入するともはや抜けないひ
っかかり部11があり、その先は円錐状に尖っており、
スリット12が形成されていて、差し込み棒9を差し込
まれ穴4に挿入すると差し込まれ穴4に形成された溝に
突出部10が各々しっくりと嵌り込み、回り止めが為さ
れる。ハンガー本体2には洗濯したワイシャツや作業上
衣が掛けられるが、横棒3にはズボンを掛ける事もでき
る。図は支持棒1の直上から見た支持棒1の長手方向と
ハンガー本体2の長手方向との為す角度θが90°の場
合であるが、これを0°とする必要がある場合は、差し
込み棒9をその長手方向に移動させると(下方へ押す)
突出部10が回り止め部5から抜け出して回転が自由に
なるから、前記角度θが0°となる様に突出部10と回
り止め部5との位置関係を選んで差し込み棒9を逆方向
に移動(上方へ引く)させれば良い。この状態を図2
(ロ)に示す。回り止め部5は8個形成されているか
ら、前記角度βが45°となる様にハンガーを固定する
事ができる。回り止め部5を16個形成すれば、前記角
度θが22.5°となる様にハンガーを固定する事がで
きる。本発明では前記角度θは少なくとも0°と90°
となる様にハンガーを固定できる様にする必要がある。
ところで図1(イ)においてはハンガーを支持棒1から
外し、ハンガー本体2を手で持つとフック部6はその自
重により抜け落ち、フック部6とハンガー本体2との回
転方向位置が変ってしまう可能性がある。これを防ぐに
は図1(ロ)の如く板状バネ部15によりフック部6を
常に押し上げる様にする事である。(図1(ホ)の如く
コイルバネ17′により押し上げる様にしても良い。他
の方法は図2(イ)の如く(図2(イ)は図1(イ)の
差し込み棒9の付近を拡大して描いたものである)、差
し込み棒9のひっかかり部11の直上に僅かに突出した
部分13を形成すると共に、回り止め部5の下端部に前
記突出した部分13をひっかける部分14を形成する事
である。これによりフック部6はその自重程度の力では
抜け落ちる事はないが、少し強い力を加えると上下に移
動させる事ができる。一般にハンガーは物干し竿等の支
持棒や洗濯ロープに掛ける他に、室内の鴨居やフックに
掛ける場合があり、この様な場合にもフック部6の回転
方向位置を固定できる様にする事が望ましい。即ち鴨居
に掛ける場合は図1(イ)のフック部6をB方向から見
た部分図を示す図2(ハ)の如くフック部6の逆V字形
又は略逆V字形に曲がって延びてゆく方向の端部6″に
おいてフック部6の幅方向の両端部又はその付近が中間
部よりも突出している様に形成するのが良く、この部分
が二箇所で鴨居に接触する事からフック部6の回転方向
位置を固定する事ができる。室内のフックに掛ける場合
は図2(ホ)の如く(図1(イ)においてC方向からフ
ック部6を見た図である)、フック部6の頂部において
フック部6の幅方向に両側から切欠きKを形成するのが
良く、これにより切欠きKにフックf′が嵌り込むか
ら、同様に前記目的を達成する事ができる。本発明にお
いては図1(イ)のA矢視図の如く回り止め部5を形成
するに当り、差し込まれ穴4を花弁状としているが、図
2(ヘ)の如く例えば8角形状の穴としても良く、この
時この8角形状の差し込まれ穴4にしっくりと嵌り込む
部分をフック部6の差し込み棒9に形成する必要があ
り、この部分の突出した8個の部分が突出部10に相当
するものである。図1(イ)と同様に突出部10が回り
止め部5にひっかかって回り止めが為されるのである。
図1(ハ)はハンガー本体2とフック部6との回転方向
の固定位置をフック部6をその都度抜く事によって変え
る様にしたもので、スリット12の両側にある摘み部1
6を指で摘むと、ひっかかり部11が互いに内側へ引っ
込むから、ハンガー本体2からフック部6を抜く事がで
きる。こうしておいてハンガー本体2とフック部6との
回転方向位置を変え、再び差し込み棒9を差し込めば、
目標とする両者間の回転方向の固定位置を得る事ができ
る。図1(ニ)は図1(イ)の固定機能に加えてフック
部6に対してハンガー本体2が自由に回転できる機能を
も加えもので、図の状態では突出部10は差し込まれ穴
4から抜け出した状態にあり、穴17は丸穴であるか
ら、フック部6に対してハンガー本体2は自由に回転で
きる。この時、ひっかかり部11′によりハンガー本体
2がフック部6から抜ける事はない。又、ハンガー全体
を支持棒1から外し、ハンガー本体2を手で持っても、
ひっかかり部11によりフック部6が落下する事はない
(フック部6の自重程度の力では)。次にフック部6と
ハンガー本体2との回転方向位置を固定する必要がある
場合は、両者間の回転方向の位置関係を定めておいてフ
ック部6に少し力を入れて押し下げれば、ひっかかり部
11が穴17には入り、再び図2(ト)の如く出て来
て、ひっかかり部11が外側に開く(このひっかかり部
11によりハンガー本体2がフック部6から外れる事は
起らない)。以上により支持棒1の直上から見た支持棒
1の長手方向とハンガー本体2の長手方向との為す角度
が0°、45°、90°のいずれかに固定される事にな
る(22.5°も可能)。図2(ト)の状態から図1
(ニ)の状態に変えるには摘み部16を摘んで、フック
部6を引き上げれば良い。図1(ホ)は、図1(イ)に
おいてひっかかり部11の下方側の部分を延長してもう
1つのひっかかり部11′と摘み部16を形成したもの
に相当し、図の状態では図1(イ)と同様にフック部6
とハンガー本体2との回転方向位置を固定する事ができ
るが(この時、コイルバネ17′によりフック部6は押
し上げられているので、ハンガー全体を支持棒1から外
してハンガー本体2を手で持っても、フック部6はその
自重により落下する事はない)、フック部6を押し下げ
て図2(チ)の如くひっかかり部11′が保持部材18
に形成された穴19を通過するに到ると、突出部10が
差し込まれ穴4(図1(イ)の矢視図参照)を抜け出す
から、フック部6に対してハンガー本体2は自由に回転
できる様になる(ひっかかり部11′によりフック部6
からハンガー本体2が抜け落ちる事はない)。図2
(チ)の状態から図1(ホ)の状態に戻すには摘み部1
6を摘んでフック部6を引き上げれば良い。次に本発明
ではフック部及びハンガー本体の内でいずれか一方に差
し込まれ穴を、他方に差し込み棒を形成するのが特徴で
あり、例えばフック部に差し込まれ穴を、ハンガー本体
に差し込み棒を形成しても良く、これを図2(ヌ)に示
す。即ち図2(ヌ)は、図1(イ)において図を上下逆
にして考え、差し込み棒9をハンガー本体2側に、差し
込まれ穴4をフック部6側に形成したものに相当するも
のである。図1(イ)で述べた説明を参照すれば同様の
効果がある事は明らかであろう。この他、例えば図1
(ニ)においても図を上下逆にして考え、差し込み棒9
をハンガー本体2側に、差し込まれ穴4をフック6側に
形成したものに相当するものが考えられ、これを図2
(ル)に示す。図2(ル)においても図1(ニ)で述べ
た説明を参照すれば、同様の効果がある事は明らかであ
ろう。図1(ヘ)はスリーブ20が図の状態にある時は
フック部6に対してハンガー本体2は自由に回転できる
が、スリーブ20を押し下げてハンガー本体2に形成さ
れた例えば8角形状の突出体23にスリーブ20に形成
された穴22(8角形状)がしっくりと嵌り込むと、ス
リーブ20とハンガー本体2との回転方向位置が固定さ
れる。然るにフック部6の差し込み棒9の断面は6(又
は4)角形状であり、この差し込み棒9が嵌り込むスリ
ーブ20の穴21も6(又は4)角形状であり、しっく
りとした嵌合であるから、結局、フック部6に対してハ
ンガー本体2の回転方向位置が固定される事になる(穴
22には回り止め部があり、この部分に突出部24がひ
っかかって回り止めされる)。図1(ト)は図の状態で
はフック部6に対してハンガー本体2は自由に回転でき
るが、スリーブ20を押し下げて穴25に嵌め込むと、
ハンガー本体2とフック部6との回転方向位置が固定さ
れるものである(この時、差し込み棒9は例えば6角形
状の断面を有しており、これにしっくりと嵌り込むスリ
ーブ20も6角形状の穴を有している)。即ち、スリー
ブ20の外形は例えば8角形状であり、この突出部が穴
25に形成された回り止め部にひっかかって、回転方向
位置が固定されるのである。穴26は丸穴である。図1
(チ)は図1(イ)においてA方向から見たものに相当
する本発明の他の実施例で(部分断面図)、フック部6
の差し込み棒9は例えば8角形状の断面を有しており、
これがハンガー本体2に形成された穴27に差し込ま
れ、差し込み棒9の突出部28に止めねじ29の先端部
30(これが回り止め部に相当する)がひっかかって回
り止めされ、フック部6とハンガー本体2との回転方向
位置が固定される。止めねじ29を緩めれば、フック部
6に対してハンガー本体2は自由に回転できる様にな
る。もちろん、図2(ヌ)でも述べた如く差し込み棒9
をハンガー本体2側に、穴27をフック部6側に形成し
ても良い(止めねじ29はフック部6側)。尚、差し込
み棒9の8角形状の断面において図2(リ)の如く各辺
に小さな窪みを形成し、これに嵌り込む小さな突起30
(回り止め部に相当)を止めねじ29の先端部に形成し
ても良い。
【0006】次にロープ(紐、綱も含む)を二点間に張
る場合、強く張るには熟練を要し、力作業でもあり、そ
の上、ロープ使用により弛みが生じた場合は再び強く張
り直す必要があるなど、かなり面倒なことが多い。例え
ば洗濯物を干す洗濯ロープを例に採ると、足場が悪い、
力仕事が苦手の女性が作業に当るなどの理由でロープを
強く張る事は困難を伴ない、洗濯物を何回も干している
とロープが弛むが、これを再び強く張る事は手間がかか
り、面倒であるので、多くの場合は洗濯ロープは弛んだ
ままで、だらしのない感じを与え、体裁の良いものでは
ない。これを解消するには図3に示す様に、ロープ収納
体31内にボルト36を挿入する如く備えると共にこの
ボルト36に連結するロープ引っ張り体35をロープ収
納体31内に備え、ボルト36を回転させる事によりロ
ープ引っ張り体35をロープ収納体31内で移動させる
様に構成し、張られたロープRがロープ引っ張り体35
に引っ張られてロープ収納体31内に引き込まれ、かく
して張られたロープRを強く張る様にするのが良い。ロ
ープとして洗濯ロープを例に取ると、(洗濯)ロープR
は図3(イ)の如く、ベランダ等に設備された支持フッ
クF、F間に張られ、ロープRの一端部(左端部)
はロープRに備えられたフックfにより支持フックF
に留められ、他端部(右端部)は支持フックFに留め
られ、ロープ締め具Tにより強く張られる構成となって
いる。先ず図3(ロ)は前記ロープ締め具Tの構造を示
し(F方向から見た図3(ハ)も参照)、ロープ収納体
31内にはボルト36とこれに連結するロープ引っ張り
体35が備えられ、このロープ引っ張り体35にはボル
ト36が嵌り込むめねじ部が形成され、ボルト36の端
部に備えられたハンドル37を回転させると、ロープ収
納体31の内壁を案内としてロープ引っ張り体35は移
動する。ロープ収納体31(の底部)にはめねじ部は切
られていない。ロープRはロープ収納体31の第1支持
部32からロープ引っ張り体35に到り、更に第2支持
部33を経て支持フックFに巻き付いた後に、ロープ
留め34に形成された穴を通ってロープ収納体31に留
められている(結び目R′を結んでロープRが抜けない
様にしてある)。この様に張られたロープRは第1支持
部32からロープ引張り体35に到り、ここで曲げられ
た後に第2支持部33に到り、第1支持部32、第2支
持部33、及びロープ引っ張り体35によってU字形
(略U字形)に曲げられながらロープ収納体31内へ引
き込まれ、かくして少なくとも1つのU字形(略U字
形)に曲げられた部分を有しながらロープ収納体31内
へ引き込まれる様に構成してある(図3(ロ)の場合は
1つの、図3(ニ)の場合は2つの、図3(ホ)の場合
は1つのU字形又は略U字形に曲げられた部分を有しな
がら引き込まれる)。即ち、ハンドル37を回転させる
とボルト36が一緒に回転し、ロープ引っ張り体35に
はめねじ部が切られているから、これがあたかもナット
の如く移動し、ロープRを引き込み、強く張るのである
(ロープRはU字形又は略U字形に引き込まれるから、
一杯に引き込まれると、約2Hの長さだけロープを締め
る事ができる――図3(ヘ)の場合は約Hであるから、
これに比し2倍の長さだけロープを締める事ができ
る)。以上の様にロープを張る時は図3(イ)の如くあ
る程度の強さに張っておき(多少弛んでいても良いか
ら)、然る後にハンドル37を回転させてロープRをロ
ープ収納体31内へ引き込めば良いから、ロープを強く
張る目的を容易に達成する事ができる。又、ロープの使
用により弛みが発生したらハンドル37を回転させるだ
けで、再びロープRを強く張り直す事ができる。尚、第
1支持部32、第2支持部33、更にはロープ引っ張り
体35はロープRを滑り対偶で受けているが、ローラー
を設置し、回り対偶で受けても良い。ロープRと支持フ
ックF、ロープ締め具の関係に関しては、図4(イ)
の如くロープ締め具にひっかけフック40を備え、これ
を支持フックFにひっかけ、ロープRをひっかけフッ
ク40の根本部に形成された穴を通して結び目R′を作
っておいても良く、図4(ロ)の如くロープR自体にフ
ックfを備え、支持フックFにロープRを巻き付けた
後に、フックfをロープRにひっかけてロープを留める
様にしても良い。更には、図4(ハ)の如くロープ引っ
張り体35に突起41を形成し、ロープRを支持フック
に巻き付けた後に、突起41に形成された穴を通し
て結び目R′を作っておいても良い(突起41を形成せ
ず、ロープRを直接ロープ引っ張り体35につないでも
良い)。図3(ロ)ではロープ収納体31(の底部)に
めねじ部は切られていないが、図4(ニ)の如くめねじ
部を切っておいても良い。但し、ロープ引っ張り体35
にはめねじ部は切られておらず、ボルト36とは回り対
偶でかつ抜けない様に結合されている。従ってハンドル
37を回転させるとボルト36はロープ収納体31内か
ら出て来て、これと共にロープ引っ張り体35を引き込
み、ロープRを引き込むのである。図3(ニ)のロープ
締め具は、張られたロープRがロープ収納体31の第1
支持部32からロープ引っ張り体35に到り、ここで曲
げられた後に第2支持部38に到り、更にロープ引っ張
り体35を経て第3支持部39に到る様に構成したもの
で、第1支持部32、第2支持部38、及びロープ引っ
張り体35によりU字形(略U字形)に曲げられなが
ら、かつ第2支持部38、第3支持部39、及びロープ
引っ張り体35によりU字形(略U字形)に曲げられな
がら(合計2つのU字形又は略U字形に曲げられた部分
を有しながら)ロープ収納体31内へ引き込まれるもの
で、ハンドル37を回転させるとボルト36も回転し
て、ロープ引っ張り体35を引き込み、ロープ収納体3
1内に一杯に引き込まれると、約4Hの長さだけ締める
事ができる。図3(ホ)のロープ締め具は、張られたロ
ープRが第1支持部32からロープ引っ張り体35に到
り、ここで曲げられた後に第2支持部38を経て再びロ
ープ引っ張り体35に到り、ここで留められる様にした
もので、ひっかけフック40によりロープ締め具を支持
フックFにひっかける様にしている。ロープRは第1
支持部32、第2支持部38、及びロープ引っ張り体3
5によりU字形(略U字形)に曲げられながらロープ収
納体31内へ引き込まれ、かつロープRはその末端部が
ロープ引っ張り体35に留められているから、ロープ引
っ張り体35を一杯に引き込むと、ロープRを約3Hの
長さだけ締める事ができる。この場合、ロープRは図4
(ヘ)の如く第2支持部38を通った後に支持フックF
に巻き付いてからロープ引っ張り体35につながる様
にしても良い(ひっかけフック40が不要となる)。図
3(ヘ)のロープ締め具は張られたロープRをロープ引
っ張り体35に単純につないだもので、ハンドル37に
よりボルト36を回転させるとロープ引っ張り体35は
ロープ収納体31内に引き込まれるが、この引き込まれ
た長さだけロープRを締める事ができるのみである。
尚、図3(ヘ)の場合はボルト36の長手方向と張られ
たロープRの方向とがほぼ直角を為す様にロープ収納体
31を備えたものであるが(図3(ロ)、(ニ)、
(ホ)も同様である)。両者の方向が(ほぼ)一致する
様にロープ収納体31を備えたものを図4(ホ)に示
す。但し、後者の方はロープ締め具の長手方向の長さの
分だけロープRを有効に使えないのに比し、前者の方は
その様な事はなく、かつロープRからロープ締め具がぶ
ら下っている構成であるから、ロープRが高い位置に張
られていても、ハンドル37を操作する作業がやり易い
長所がある。尚、図4(ロ)のロープ締め具は支持フッ
クFにその位置を束縛されないから、これを図3
(イ)においてロープRのほぼ中央に配置して、ロープ
の張りを強くする操作を行なう事ができる。(洗濯)ロ
ープを巻き取る方式のロープ締め具を図5に示す。先ず
図5(イ)において洗濯ロープをその外周に巻き付けて
巻き取る巻き取り体42を支持体49に回転自在に備え
(巻き取り体42はG矢視図を示す図5(ロ)の如く軸
受43により保持されている)、巻き取り体42の中心
軸線上に(端部に)巻き取り体42を回転させるハンド
ル46を備えている。更に巻き取り体42の中心軸線上
の所定の位置に歯付き車45を備え、洗濯ロープが弛む
方向に歯付き車45が回転するのを防止する逆転防止レ
バー47を歯付き車45の歯にねじりコイルバネ48に
より当接させているが、これは公知の構造のものを用い
ている。洗濯ロープは図3(イ)の如く張られ、図5
(イ)において左方側から支持フックFまで延びて巻
き付き(この洗濯ロープは図示してないが、これにフッ
ク52をひっかける様にする)、更にここから通し穴5
0を経て巻き取り体42に形成された穴44を通り抜
け、ここに結び目を作って抜けない様にしてある。従っ
てハンドル46を手で握って回転させると、洗濯ロープ
を巻き取り体42が巻き取り、強く張る事ができると共
に、洗濯ロープの使用により弛みが生じた場合は更にハ
ンドル46を回転させれば強く張り直す事ができる(ハ
ンドル46は歯付き車45により逆転は防止され、手を
離しても洗濯ロープが弛む事はない)。この場合、洗濯
ロープは支持体49に形成された傾斜部51(通し穴5
0の縁に形成)に接触しており、巻き取り体42により
巻き取られる事によって生ずる張力により傾斜部51に
接触した洗濯ロープが自然と一定方向に順次ずれてねじ
状に巻き取られてゆく様に、傾斜部51に適切な傾斜を
与える事が望ましい。傾斜部51については通し穴50
の縁に形成する代りに、図5(ニ)の如く通し穴50に
隣接させて、別に形成しても良い(傾斜部53の傾斜は
矢印の方向に進むに従って低くなる)。更に、巻き取り
体42の外周に図5(ホ)の如く洗濯ロープをねじ状に
巻き取る為のねじ溝54を形成しても良い。尚、巻き取
り体42については軸受43に通す様にして備えている
が、図5(ハ)の如く矢印の方向から嵌め込む様にして
備えても良い(軸受43に切欠きを設ける)。図5
(ヘ)のロープ締め具は巻き取り体42を支持体49に
回転自在に備え、この支持体49に支持フックF(図
示せず)にひっかけるフック55を備えたもので、洗濯
ロープRは左方側から巻き取り体42まで延びて来てお
り、この外周に巻き付いて巻き取られる事によって洗濯
ロープを強く張るものである。45は歯付き車、46は
ハンドル、47は逆転防止レバーである。尚、巻き取り
体42は両側に鍔を有するドラム型であるが、図5
(ト)の如く単なる棒状のものでも良い(図5(ト)の
巻き取り体42は図5(ホ)のねじ溝54を有するもの
でも良い)。
【0007】
【発明の効果】本発明はフック部6が支持棒1に対して
回転できない構造とし、かつフック部6及びハンガー本
体2の内でいずれか一方の側にある突出部が他方の側に
ある回り止め部にひっかかって回り止めされる事によっ
てハンガー全体が支持棒1に対して回転方向位置を固定
できる構造としたので、風などの影響によりハンガーが
勝手に回転し、ハンガーに掛けたワイシャツや作業上衣
等の洗濯物が窓や壁等に接触して、それらの汚れが移っ
てしまう様な不具合は起らない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるハンガーを示す図。
【図2】本発明によるハンガーの各種実施態様を示す
図。
【図3】ロープ締め具を示す図。
【図4】ロープ締め具の各種実施態様をを示す図。
【図5】ロープ締め具を示す図である。
【符号の説明】
1は支持棒、2はハンガー本体、3は横棒、4は差し込
まれ穴、5は回り止め部、6はフック部、7は接触部、
8は溝、9は差し込み棒、10・24・28は突出部、
11・11′はひっかかり部、12はスリット、13は
突出した部分、14はひっかける部分、15は板状バネ
部、16は摘み部、17・19・21・22・25・2
6・27・44は穴、18は保持部材、20はスリー
ブ、23は突出体、29は止めねじ、30は止めねじの
先端部(回り止め部)、6′はフック部の両側の部分、
6″はフック部の逆V字形又は略逆V字形に曲がって延
びてゆく方向の端部、Kは切欠き、17′はコイルバ
ネ、31はロープ収納体、32は第1支持部、33は第
2支持部、34はロープ留め、35はロープ引っ張り
体、36はボルト、37はハンドル、38は第2支持
部、39は第3支持部、40はひっかけフック、41は
突起、Rはロープ、R′は結び目、f・f′・52・5
5はフック、F・Fは支持フック、Tはロープ締め
具、42は巻き取り体、43は軸受、45は歯付き車、
46はハンドル、47は逆転防止レバー、48はねじり
コイルバネ、49は支持体、50は通し穴、51は傾斜
部、53は傾斜部、54はねじ溝である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持棒を両側から接触させて挟む様な形
    状の支持棒との接触部を有するフック部であり、フック
    部の幅方向に垂直な各断面において少なくとも二箇所の
    断面が逆V字形又は略逆V字形である部分を前記接触部
    とするフック部を備え、前記フック部及びハンガー本体
    の内でいずれか一方に形成された差し込まれ穴に他方に
    形成された差し込み棒を差し込んで前記フック部により
    ハンガー本体を吊す様にしたハンガーであり、前記フッ
    ク部及びハンガー本体の内でいずれか一方の側にある突
    出部が他方の側にある回り止め部にひっかかって回り止
    めされる事によって前記フック部とハンガー本体との回
    転方向位置を固定する様に構成し、かつ支持棒の直上か
    ら見た支持棒の長手方向と支持棒に掛けられたハンガー
    本体の長手方向との為す角度が少なくとも0°と90°
    に固定できる様にした事を特徴とするハンガー。
  2. 【請求項2】 支持棒の直上から見た支持棒の長手方向
    と支持棒に掛けられたハンガー本体の長手方向との為す
    角度が45°に固定できる様に構成した請求項1記載の
    ハンガー。
  3. 【請求項3】 支持棒の直上から見た支持棒の長手方向
    と支持棒に掛けられたハンガー本体の長手方向との為す
    角度が22.5°に固定できる様に構成した請求項1又
    は2記載のハンガー。
  4. 【請求項4】 フック部の頂部においてフック部の幅方
    向に両側から切欠きを形成した請求項1ないし3のいず
    れかに記載のハンガー。
  5. 【請求項5】 差し込み棒に形成された突出部が差し込
    まれ穴に形成された回り止め部にひっかかって回り止め
    される様に構成した請求項1ないし4のいずれかに記載
    のハンガー。
  6. 【請求項6】 差し込み棒をその長手方向に移動させる
    事により前記差し込み棒に形成された突出部が差し込ま
    れ穴に形成された回り止め部から抜け出し、ハンガー本
    体がフック部に対して自由に回転できる様にした請求項
    5記載のハンガー。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2430870A (en) * 2005-10-06 2007-04-11 Braitrim Releasably rotatable suspension hook for a garment hanger
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CN112227030A (zh) * 2020-09-30 2021-01-15 黄兴亮 一种基于弹性卡扣的多功能晾衣支架

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