JPS6045882B2 - 歩行型湿田作業機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は歩行型湿田作業機に関し、その目的は、耕盤面
の左右傾斜に拘らす機体を水平又はほぼ水平に保持して
、左右横方向ての植付深さの均一化を図る上で有利な構
成とし乍らも、前後２点接地によつて機体を安定走行さ
せることがてき、しかも、機体旋回も容易に行なうこと
ができるようにせんとする点に目的を有する。

先す、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図、第２図は本発明を適用した歩行型田植機を示し
、植付装置１の前部に、平面視において前後方向の一直
線上位置に泥面下で耕盤に接地して機体荷重を支える二
つの走行車輪２、３を配置し、これら両車輪２、３間に
、エンジン４とミッションケース５とを上下に設けると
ともに、前記後部車輪３を軸架してあるチェーンケース
６を前記ミッションケース５の横側部に装着し、かつ、
前部車輪２を軸架してあるチェーンケース７を、その後
端部の上下軸芯ａ周りでステアリング操作可能な状態で
ミッションケース５の前部に装着している。

前記植付装置１は、左右横方向に往復移動自在な前傾姿
勢の苗のせ台８、植付爪９、これらの駆動機構を内装し
てある植付けミッションケース１０ならひに、植付け面
接地機能を有する左右一対のフロート１１、１１から構
成されていて、前記植付けミッションケース１０を、前
記ミッションケース５から後方に延出したパイプ状フレ
ーム１２の端部に、前記接地フロート１１、１１の前端
・部が後部車輪３の左右両側部に位置する状態で連設し
ている。

また、前記植付け装置１の植付けミッションケース１０
から後方上方に歩行操縦用ハンドル１３を延出し、この
ハンドル１３の握り部に設けた操フ作レバー１４、１４
と前部車輪２のチェーンケース７の上端部に連設した左
右一対の突片１５、１５とを操作ワイヤ１６、１６を介
して連動連結するとともに、前記突片、１５、１５と固
定部との間には、前記車輪２を機体前後方向に沿う姿勢
に夕付勢するスプリング１７、１７を介装し、以つて、
前記操作レバー１４、１４の握り操作により、前記前部
車輪２を上下軸芯ａ周りでステアリング操作すべく構成
している。

以上に実施例を説明したが、本発明の構成上の特徴は次
の点に要約できる。

すなわち、泥面下で共に耕盤に接地して機体荷重を支え
る二つの走行車輪を、平面視において機体前後方向の一
直線上位置に配置し、そのうち、少なくとも一方を駆動
車輪に構成するとともに、前部車輪をステアリング操作
可能に構成し、後方上方に向けて歩行操縦用ハンドルを
延設してあることを特徴とする。

この構成であれば、一輪型式の湿田作業機と同様に耕盤
面の左右傾斜に拘らす機体を水平姿勢に保持して、左右
横方向での作物植込み深さの均一化を図ることができる
ものであり乍らも、前後２点の耕盤への接地によつて、
いずれか一方を泥面に接地させる爪車にしたものなどに
較べて、機体を安定走行させることができる。

しかも、前部車輪をステアリング操作可能に構成してあ
るが故に、歩行型湿田作業機であり乍ら、機体旋回時に
機体を一々左右にふり回わすことなく、容易にかつスム
ーズな旋回を行ない得るに至つた。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る歩行型湿田作業機の実施例を示し、
第１図は全体側面図、第２図は要部の平面図である。 ２・・・・・・前部車輪、３・・・・・・後部車輪、１
３・・・・・・歩行操縦用ハンドル。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 泥面下で共に耕盤に接地して機体荷重を支える二つ
   の走行車輪２，３を、平面視において機体前後方向の一
   直線上に配置し、そのうち、少なくとも一方を駆動車輪
   に構成するとともに、前部車輪２をステアリング操作可
   能に構成し、後方上方に向けて歩行操縦用ハンドル１３
   を延設してあることを特徴とする歩行型湿田作業機。 ２ 前記後部車輪３が駆動車輪である特許請求の範囲第
   １項記載の歩行型湿田作業機。