JPS6045649B2 - 光学式情報記録担体用共重合体 - Google Patents

光学式情報記録担体用共重合体

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JPS6045649B2
JPS6045649B2 JP55115649A JP11564980A JPS6045649B2 JP S6045649 B2 JPS6045649 B2 JP S6045649B2 JP 55115649 A JP55115649 A JP 55115649A JP 11564980 A JP11564980 A JP 11564980A JP S6045649 B2 JPS6045649 B2 JP S6045649B2
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JP
Japan
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copolymer
information recording
recording carrier
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birefringence
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JP55115649A
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JPS57123208A (en
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興二 荒川
輝夫 長谷川
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Kyowa Gas Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Gas Chemical Industry Co Ltd
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は光学式情報記録担体に関する。
近年絵の出るレコードとしてのビデオディスクあるいは
雑温音が少なく滑らかな音声が得られるオーデイオテイ
スクが新しい情報媒体として脚光をあびている。
このような情報媒体には種々の記録再生方式があるが、
その中でレーザー光線を用いるいわゆる光学式において
は該媒体を構成する材料、とくに情報を微細な表面状態
の変化として記録する情報記録担体としての本体部材が
重要である。光学式情報記録担体の構成をビデオディス
クをれへ1・−1−一ーニμ口ローμ フ LLセ≠を
[巨コ仝フI「卜れト)−にフーθ)■ヲi明樹脂から
なる本体部材の(いわゆるディスク基盤)とその一方の
面に形成された長さ1μ、幅0.4μ深さ0.1μ程度
の大きさ記録ピット群、その記録ピットを覆うアルミニ
ウム蒸着膜及びアルミニウム蒸着膜を覆う保護被覆が一
体化されたものとなつている。
このような光学式情報記録担体に蓄積された情報を再生
する作動様式をビデオディスクについて説明する。
第1図に示すディスクの断面略図において、読取りビー
ム1はディスク2の下面より入射し、本体部材3を通過
して記録ピット4、4’に入射する、そして記録ピット
の保持している情報によつて変調された反射光は再び本
体の部材を通過して入射方向に戻り、検出再生される。
な、お、5はアルミニウムの蒸着膜であり、6はその保
護被膜てある。上記のような光学式情報媒体においては
情報を記録する担体としての本体部材を形成する材料の
性能が、媒体の品質に大きな影曲を及ぼすため、フその
選択、使用にあたつては次の諸性能を厳密に考慮しなけ
ればならない。
すなわち、金型から情報記録面を正確に転写させるため
の成形性、離型性、ディスクの保管や輸送時に必要とさ
れる機械的性質、耐熱性、耐吸湿変形性、使用時に要求
さ5れる表面硬度、帯電防止性、軽量性、ノイズの原因
となる表面欠陥のないこと、異物を含まず透明でるある
こと、複屈折等の光学的性質が一定の限度内にあること
なζである。とくに、光学式ビデオディスクの本体蔀材
を構成する成形材料は上記のうち機械的強度、耐熱性、
成形性及び光学的性質の要求性能を同時に満たすもので
なければならない。このような材料として透明性に優れ
たアクリル樹脂が考えられるが、たとえばメタクリル酸
メチルの単独重合体において十分な成形性を得るために
は、著るしく低い重合度にしなければならす、このよう
にして得られた本体部材はもろく、且つ機械的強度が著
るしく低いものとなり、上記の要求性能を同時に満足す
ることはできない。光学式ビデオディスクにおいては、
上記要求性能のなかで特に複屈折で表わされる光学式性
質が重要てある。複屈折は光路差、〔すなわち複屈折率
と板厚との積〕で表わすことがあり、この場合ディスク
の板厚を1〜3Tnmとすると、記録領域における光路
差が20nm以下であることがノイズを低く抑える上て
望ましい。光学式性質を決定する要素の一つてある複屈
折は、成形加工に基つく成形歪により生じることがある
が、材料の流動性を高めること、射出成形においてはゲ
ートの形状、位置などの金型の構造及び成形条件を適正
にすること、かつ成形品をアニーール処理すること等の
手段によつて、かなりの程度成形歪を減少させ得ること
が知られている。
さらに射出成形品においては、ゲートからの距離によつ
て成形歪または複屈折が或る分布を示すことも知られて
いる。しかしながら、複屈折の発生は.成形条件よりむ
しろ材料の種類によつて大きく左右される。本発明者等
は前記諸物性を同時に満足する材料を得るべく検討した
結果、特定の組成及び固有粘度を有するメタクリル酸メ
チルとアクリル酸エチ!ルの共重合体が、複屈折が小さ
く、光学式情報記録担体の材料として上記の性能を満た
すものであることを見出して本発明に到達した。
すなわち、本発明は下記式(1),(■)及び(■)円
満足するメタクリル酸メチルとアクリルく酸エチルとの
共重合体からなる光学式情報記録担体を提供するものて
ある。
〔上記長+xは前記共重合体中のアクリルi享ルの含有
量(重量%)、yはクロロホルム中20℃における該共
重合体に固有粘度(d′/y)を示す。
〕上記共重合体を材料に用いて本発明の光学式情報記録
担体を得るには、情報記録担体の金型に対して上記共重
合体を約150〜280℃の温度のもとで加圧すること
により達成でき、より具体的には、)金型に供給された
前記の共重合体を約160℃程度の温度で100〜20
0k9/Cltに加圧するブレス成形法、あるいは約1
80〜280℃の温度下に約500〜1500k9/c
!lの圧力で共重合体を金型に送入して保圧する射出成
形法等適宜の方法を適用することが・できる。
本発明において前記共重合体中のアクリル酸エチルの含
有量が1鍾量%を超えるときは、得られる情報記録担体
の表面硬度、耐熱性、耐吸湿変形性等が低下し、また複
屈折を大となり、本発明の目的に合致しない。
また、共重合体のクロロホルム中20℃における固有粘
度yが0.4d1/gに満たない場合は機械的性質が極
端に低下して樹脂がもろくなる。さらにyが(1/45
)x+0.334の値を超える共重合体では機械的強度
は十分であるが、成形性が低下して、金型からの情報記
録面の転写性に問題を残し、成形歪により複屈折の値も
不満足なものとなる。本発明て用いる共重合体を得るた
めには公知の重合技術、例えば塊状重合、懸濁重合、乳
化重合、溶液重合のいずれを用いても良いが、情報記録
担体中の不純物をできる限り少なくするためには塊状重
合または懸濁重合によることが望ましい。
また、本発明の情報記録担体は後処理工程として行なう
アルミニウムの真空蒸着に影響を与えない範囲で、常法
通り離型剤、滑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防
止剤などを添加混合した共重合体からつくられてもよい
。以下に実施例を示すが、夫々の物性値は次の方法で測
定した。
(イ)複屈折 ナトリウムD線を光源としてベレツクのコンペンセータ
ーを用いて偏光顕微鏡により、200×70×3T!U
fL成形品5枚について、ゲートから10−の所定点に
おける光路差を室温で測定し、その平均値を表わす。
複屈折率は光路差を板厚で除して得られる。ここで、測
定Aは成形品そのままの光路差を、測定値Bはその成形
品を90゜Cて2011寺間熱処理した後の光路差を示
す。(ロ)固有粘度クロロホルムに共重合体を溶解して
、20゜Cにて自動粘度計で測定した。
(〔η〕(De/g)で示す。)(ハ)成形性 ASTMDl238のI法(230℃、3.8k9)て
メルトフローインデックス(MFI)(g/10n11
n)を測定した。
((ニ)耐熱性 ASTMD648に基づき、荷重264P.S.I.に
おける成形品の熱変形温度(HDT)を測定た。
(ホ)引張強度ASTMD368に基づきダンベル試験
片(TypeI)の引張強度を測定し、機械的強度の代
表とした。
実施例1 75e耐圧反応槽中に懸濁重安定剤としてポリメタクリ
ル酸カリウム水溶液230g1リン酸水素二ナトリウム
150g及びリン酸二水素ナトリウム5gを溶解した脱
イオン水38.6kgとメタクリル酸メチル24.84
k9、アクリル酸エチル2.16k9、n−ドデシルメ
ルカプタン105gおよびラウロイルパーオキサイド1
89gを入れ、撹拌下、加熱重合せしめた。
得られたビーズ状共重合体を水洗、乾燥後4077t押
出機でペレット化した。
ペレットの固有粘度は0.44(Deg)、MFIは2
1g/10rT11n1残存モノマー量は、0.05重
量%以下であつた。
このペレットを日鋼N7OA型射出成形機でシリンダー
温度200℃、金型温度50゜Cて複屈折測定用として
200×70X3wLに平板に、HDT測定用として1
27×12.7×6.4TIUnの角棒に成形した。
この成形片はHDT=87℃、光路差A=12nm、光
路差B=9nmてあり、耐熱性は高く、複屈折は小さく
、離型性、表面硬度等にも問題はなく、光学式情報記録
担体として好適なものてあつた。実施例2〜7、比較例
1〜10各種アクリル酸エステル、メタクリル酸エステ
ルを共重合成分として、実施例1と同様に種々の割合で
メタクリル酸メチルと共重合せしめ、得られた成形材料
についてMFI..HDTl複屈折および引張強度を測
定した。
結果を第1表に示すが、本発明で規定する共重合体から
なる光学式情報記・録担体が極めて優れたものてあるこ
とが明らかである。実施例8 実施例1て得られたペレットを日鋼N7OA型射出成形
機で、シリンダー温度260℃、金型温度60・0Cて
複屈折測定用として200×70×1Tm1TLの平板
を成形した。
この平板の光路差Aは10r1m1光路差Bは5nmで
あつた。
なお上記実施例1,2,4,6および比較例1,3,6
,9で得られた共重合体のペレットをrl−4EI−K
IM−250DM型射出成型機(名機製作所)を用いて
、シリンダー温度265℃、一次射出時間0.3秒、保
圧時間1秒、冷却時間20秒、射出圧力600kg/C
lt、保圧450kg/dの条件で、直径30cyrm
m1板厚1.2藺のディスク状金型の可動面に予め、表
面に深さ0.1μの凹凸の信号をつけたニッケルスタン
パーを取り付け、金型温度60℃でディスクを成形した
得られたディスク成形品の光路差を測定した。その結果
を第2表に示すが、各実施例のディスクの方が比較例の
ディスクより複屈折が小さく、転写性も良好であつた。
一般にビデオディスクの記録面は中心から55〜145
Tfunであるため、中心から60,100,140T
w1における光路差を測定した。前途のように本発明の
光学式情報記録担体を形成する共重合体は前記式(1)
,(■)および(■)を満足するもの、すなわち第2図
の斜線部分で示される範囲のものであるが、かかる共重
合体を用いることにより、高品質の情報記録担体が得ら
れることが上記実施例から明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は光学式情報記録担体の一例の断面図であり、第
2図は本発明の好適範囲を示す成形材料の組成と固有粘
度との関係図てある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記式( I )、(II)および(III)を満足するメ
    タクリル酸メチルとアクリル酸エチルとの共重合体から
    なることを特徴とする光学式情報記録担体。 x≦13( I ) y≧0.4(II) y≦(1/45)_x+0.334(III)〔上記式中
    xは前記共重合体のアクリル酸エチルの含有量(重量%
    )、yはクロロホルム中20℃における該共重合体に固
    有粘度(dl/8)を示す。 〕
JP55115649A 1980-08-22 1980-08-22 光学式情報記録担体用共重合体 Expired JPS6045649B2 (ja)

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JPS586539A (ja) * 1981-07-03 1983-01-14 Asahi Chem Ind Co Ltd 特定のポリメチルメタクリル樹脂を用いて形成したビデオデイスク
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