JPS60453Y2 - 自動車用ドアハンドル装置 - Google Patents

自動車用ドアハンドル装置

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JPS60453Y2
JPS60453Y2 JP12358681U JP12358681U JPS60453Y2 JP S60453 Y2 JPS60453 Y2 JP S60453Y2 JP 12358681 U JP12358681 U JP 12358681U JP 12358681 U JP12358681 U JP 12358681U JP S60453 Y2 JPS60453 Y2 JP S60453Y2
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JP
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door handle
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door
closed position
recess
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JP12358681U
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JPS5829750U (ja
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二三雄 小林
秀信 加藤
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株式会社大井製作所
日産車体株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、乗用車等のドアを開扉する際に、ドアロック
とストライカの噛合を解除するドアハンドル装置に関す
る。
従来、この種ドアハンドル装置は、ドアパネルに取付け
られており、指先を掛けるためのドアパネル側の凹部と
、この凹部に収納され、かっドアパネル表面より突出す
る把手部とを有するドアハンドルにより構成されている
そのため、自動車の走行時に、凹部及び把手部において
空気の流れが乱れ、走行の空気抵抗が増したり、風切り
音が発生したりして、好ましいものではなかった。
また、外観上の体裁もよいとは言えなかった。
本考案は、把手部の突出をなくし、凹所も閉塞すること
によって、空気抵抗、風切り音等をなくしたドアハンド
ル装置を提供しようとするものである。
以下、本考案を、図示の実施例に基いて詳細に説明する
第1図において、1は、合成樹脂材料などからなり正面
から見てほぼ矩形状をなす基板で、この基板1の中央部
には、前面横長矩形状に開口する比較的浅い凹部2が形
成され、該凹部2の開口周縁には、はぼ直角に折曲され
た外向き鍔縁1aが連設されている。
第3図及び第4図に示すように、凹部2の下部中央には
、ひとつの指先Aの差し込みを可能にするように、裏側
へ突出する溝状の収納室3が形成されている。
また、凹部2の背面には、左右1対の起立片4が形成さ
れている。
起立片4は、基板1の中心線を中央に左右に等間隔に配
置され、その側面形状は、第2図に示すように、凹部2
から後方へ突出する水平腕4aと、この水平腕4aの基
板から上方へ突出する上腕4bとからなり、はぼ逆T字
形をなしている。
両舷立片4の上端部には、これを貫通する軸5が固着さ
れ、この軸5,5のそれぞれに、後述するアーム6a、
6bが、両舷立片4の外側に間隔をおいて、回動自在に
枢着されている。
第2図に示すように、アーム6aの上端は軸5に枢着さ
れ、かつ斜下方に突出する下端は、円弧状に逆に前方に
折曲して、はぼL字状をなしており、この前方への突片
6c、6dは、基板1の凹部2の奥壁に穿設された縦方
向の細長孔7を通って、凹部2内に突入している。
この突片6c、6dの前端には、把手部を構成しかつ凹
部2の開口部をほぼ閉塞できる矩形状の把手板8が夫々
を橋渡しするように固着されている。
これらアーム6a、6bと把手板8とでドアハンドルが
構成されている。
把手板8の中央下部には、操作部となる略半円状の切欠
き8aが切設されており、この切欠き8aはひとつの指
先Aを差し込めるだけの大きさになっている。
第1図中、左方に位置する軸5の軸上に巻回された復帰
用のコイルばね9の脚片の一端は、アーム6aの上部前
縁に係止され、同じく脚片の他端は、起立片4の上部後
縁に係止され、このコイルばね9の復帰力によって、把
手板8は、凹部2内に収納されるように第2図時計方向
に付勢されている。
このコイルばね9により、ドアハンドルを後述する全閉
位置に向けて常時付勢する付勢手段が形成されている。
右側のアーム6bの軸5には、このアーム6b上端外側
面に摺接するように、側面形が逆り字形をなす係合レバ
ー10が枢着されている。
係合レバー10における下端より左方に延出する矩形状
をなす前片10aは、前記アーム6b及び起立片4の前
端面と跨ぐように橋架されている。
この前片10aの下端には、後方へ折曲された係合爪1
0bが、アーム6bの前端面に対向して連設されている
係合レバー10における後方へ突出する側片10cの先
端には、孔10dが穿設され、この孔10dにドアロッ
クの噛合解除手段に連動するロッドBの上端が係合され
ている。
この係合レバー10が第2図反時計方向に回動すると、
その側片10cが揺動して降下し、ロッドBは押し下げ
られ、この動きによって、自動車のドアを閉止している
ドアロックとストライカの噛合(図示略)が解除される
右方の軸5の軸上に巻回された復帰用のコイルばね11
の脚片の一端は、起立片4の後端に係止され、同じく脚
片の他端は、上記係合レバー10の前片10aの上縁を
押圧している。
このコイルばね11の復帰力によって、前片10aは、
常時起立片4の前端面に当接するように付勢されている
把手板8は、後で詳細に説明するカム部材及び制御部材
によって、3通りの回動位置となるように構成されてい
る。
すなわち、第2図に示すように、前面がドアパネルCの
前面とほぼ同一平面となり、かつ、1凹部2の入口を閉
塞する全閉位置と、これより前方へ回動され、かつ凹部
2の開口との間に指先を差し込める程度の空間を確保す
る半開位置(第5図)と、更に前上方へ回動されて、係
合レバー10を介してドアロック(図示略)の噛合を解
除する全開位置(第6図)との、3通りの動作位置があ
る。
次に、第2図及び第3図を参照しながら、把手板8の位
置を決める制御部材及びカム部材について説明する。
把手板8と一体的に回動するアーム6a、6bの左側の
アーム6aの下部内側には、はぼ楕円形をなすカム部材
12が固着されている。
このカム部材12は、基板1の中心線側に開口するカム
溝13が刻設されている。
このカム溝13を側面から見た形状は、上縁側の波形を
なす3個の上向係止部13a、13b、13cを下縁側
のなだらかな円弧状の復帰部13dで連結した恰も漢字
の「山」の字に似た形をしている。
このカム部材12のカム溝13に対向して、下端を起立
片4の水平腕4a後端に枢着された二叉状の制御部材1
4が装着されている。
制御部材14の前方の腕には、上記カム溝13にその先
端が突入する摺動突起15が固着され、制御部材14の
後方の腕と、起立片4の上腕4b中央後端の間には、タ
ーンオーバースプリング16が張着され、摺動突起15
は、常時カム溝13の上縁側及び下縁側のいずれかに圧
接されている。
このターンオーバースプリング16は、ドアハンドルが
全閉位置から全開位置に向けて移動する際には、摺動突
起15がカム溝13の上縁側に摺接し、かつドアハンド
ルが全開位置から全閉位置に向けて移動する際には、摺
動突起15がカム溝13の下縁側に摺接するように、ド
アハンドルの移動方向によって、制御部材14の付勢方
向が反転するようにした付勢方向反転式の付勢手段をな
している。
次に以上のように構成された本考案装置の作動について
、詳細に説明する。
ます、ひとつの指先Aを、把手板8の切欠き8aを通し
て、収納室3に入れ、把手板8を前方に引き出す(第4
図)。
このとき、第5図に示すように、カム部材12のカム溝
13の上縁側に摺接する摺動突起15は、相対的に前方
の係止部13aから中央の係止部13bまで移動させら
れる。
アーム6aを付勢するコイルばね9は、アーム6aを時
計方向に回動しようとするが、制御部材14のターンオ
ーバースプリング16は、制御部材14を反時計方向に
回動させるので、摺動突起15に係止部13bが係合し
、アーム6aの時計方向の回動を係止するので、把手板
8は、複数の指が挿入可能の半開位置に保持される。
この状態になると、右側のアーム6bの前端は、係合爪
10bに当接される。
第6図に示すように、把手板8の裏面に指先を入れて、
コイルばね9及び11の復帰力に抗して更に移動させ全
開位置とすれば、アーム6bの移動と共にこれに当接す
る係合爪10bが押し上げられ、係合レバー10が一体
的に回動するようになり、その側片10cに連結された
ロッドBの下方に向かう作動により、ドアロックとスト
ライカの噛合は解除される。
この場合、摺動突起15は、カム溝13の上縁側に沿っ
て移動し、後方の係止部13cに係合されるが、この時
ターンオーバースプリング16は、カム作用により反転
して、制御部材14を時計方向に回転するように付勢す
る。
したがって、第6図の全開状態から指先Aを離すと、摺
動突起15は、復帰部13dに摺接しながら前方へ移動
する。
第2図に示すように、摺動突起15がカム溝13の前方
の係止部13aに当接する位置において、アーム6aの
時計方向への回転は停止し、このとき、把手板8の表面
がドアパネルCとほぼ同一の平面となる全閉位置となる
なお、この時制御部材14は、摺動突起15がカム溝1
3の係止部13cから復帰部13dを経て係止部13a
に移動する間に、そのカム作用によるターンオーバース
プリング16の反転によって、反時計方向に付勢される
ようになる。
第7図及び第8図に示すのは、本考案の他の実施例であ
り、把手板8の作動は、上述した実施例と同じであるか
ら、異なる構造についてのみ説明する。
第7図に示すものにおいては、ドアパネル20に凹所2
1を形成し、この凹所21の奥壁21aに把手板8を枢
着する起立片22を止着し、起立片22の凹所21内に
突出された基部22aは、ポルト23及びナツト24で
止着されている。
また、カム溝25は、カム部材を使用せず、直接アーム
26の側面に刻設されている。
このように構成することにより、構成する部材の数を少
なくし、かつ各部品の形状を単純化することができる。
この実施例においては、ドアパネル20の一部が実質的
に基板を形成している。
第8図に示すものにおいては、把手板30に指先を掛け
うる切欠きを設けないで、ドアパネル31に、押ホタン
32の収納部33を設けてあり、これに、押ホタン32
が前後方向(第8図左右方向)に摺動可能に設けられ、
押ボタン32は、ばね34にて常時前方へ付勢されてい
る。
収納部33の奥壁33aを貫通して裏面へ突出する押ボ
タンの先端32aは、アーム35の上端に上向きに延設
された連結部36に当接している。
このように構成されてなる押ボタン32を押せば、把手
板30は半開位置に開くから、後は前述したと同じよう
に、半開位置に係止され、指の挿入が可能となり、全開
位置まで開けば、ドアロックの噛合を解除させることが
でき、また、把手板30から指を離せば、元の全閉位置
に復帰する。
以上、詳細に説明したように、本考案装置によれば、自
動車のドアが閉扉された状態では、ドアパネルと把手板
が同一平面となり、かつドアパネルの凹部も閉塞され、
凹部や突出物が存在しない。
そのため、走行時に風切り音を発生したり、空気抵抗を
増すこともなく、また外観もよくなる効果を有している
また、従来のドアロック装置を、そのまま使用できる利
点もある。
なお、上述においては、自動車ドアのアウトサイドに本
考案装置を設置した場合についてのみ説明したが、室内
側のドアパネルに使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す正面図、第2図は、
第1図のX−X線縦断面図、第3図は、第1図のY−Y
線横断面図、第4図は、第1図のz−Z緑綬断面図、第
5図及び第6図は、それぞレトアハンドルの作動を説明
するための縦断面図、第7図及び第8図は、それぞれ、
他の実施例を示す縦断面図である。 1・・・・・・基板、1a・・・・・・鍔縁、2・・・
・・・凹部、3・・・・・・収納室、6a、6b・・・
・・・アーム、8・・曲把手板、8a・・・・・・切欠
き、9,11・・・・・・コイルはね、12・・・・・
・カム部材、13・・・・・・カム溝、13a、13b
、13c・・・・・・係止部、13d・曲・復帰部、1
4・・・・・・制御部材、15・・・・・・摺動突起、
16・・・・・・ターンオーバースプリング、32・・
・・・・押ボタン、36・・・・・・連結部、A・・・
・・・指先、B・・・・・田ツド、C・・・・・・ドア
パネル。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)ドアパネルに固着され、かつ外方に向って開口す
    る凹部を有する基板と、 該基板の凹部より外方に向けて出没自在に設けられ、前
    記凹部の開口部を閉塞する全閉位置と、該全閉位置より
    外方に向って若干開き、前記凹部の開口との間に指を差
    し込める程度の空間を確保する半開位置と、該半開位置
    よりさらに開いた全開位置とに移動可能であり、かつ半
    開位置から全開位置まで移動することによりドアロック
    の噛合を解除し得るように、ドアロックと連係されたド
    アハンドルと、 前記基板とドアハンドルとの間に設けられ、ドアハンド
    ルを全閉位置に向けて常時付勢する付勢手段と、 前記基板とドアハンドルとのいずれか一方に設けられ、
    かつ−側の中間部に係止部を、また他側になだらかな復
    帰部を備えるカム溝を有するカム部材と、 前記基板とドアハンドルとのうちの前記カム部材が設け
    られていない方の部材に揺動自在に設けられ、かつ前記
    カム溝内に突入する摺動突起を備え、該摺動突起が前記
    カム溝の係止部に係合することにより、ドアハンドルの
    半開位置から全閉位置への移動を阻止し得るようにした
    制御部材と、 該制御部材と、該制御部材が設けられている基板又はド
    アハンドルとの間に設けられ、ドアハンドルが全閉位置
    から全開位置に向けて移動する際には、前記摺動突起が
    カム溝の係止部側に摺接し、かつドアハンドルが全開位
    置から全閉位置に向けて移動する際には、前記摺動突起
    がカム溝の復帰部に摺接するように、ドアハンドルの移
    動方向によって前記制御部材の付勢方向が反転するよう
    にした付勢方向反転式の付勢手段 とを具備することを特徴とする自動車用ドアハンドル装
    置。
  2. (2)ドアハンドルが、指先を挿入し得る切欠きを備え
    る実用新案登録請求の範囲第(1)項に記載の自動車用
    ドアハンドル装置。
  3. (3) ドアハンドルが、ドアパネルに設けられた押
    ボタンを押すことにより、全閉位置から半開位置まで押
    し出されるようにした連結部を備える実用新案登録請求
    の範囲第(1)項に記載の自動車用ドアハンドル装置。
JP12358681U 1981-08-21 1981-08-21 自動車用ドアハンドル装置 Expired JPS60453Y2 (ja)

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JPS5829750U JPS5829750U (ja) 1983-02-26
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