JPS6044948B2 - ミシンにおける針揺動機構 - Google Patents

ミシンにおける針揺動機構

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JPS6044948B2
JPS6044948B2 JP4913278A JP4913278A JPS6044948B2 JP S6044948 B2 JPS6044948 B2 JP S6044948B2 JP 4913278 A JP4913278 A JP 4913278A JP 4913278 A JP4913278 A JP 4913278A JP S6044948 B2 JPS6044948 B2 JP S6044948B2
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needle
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cam
gate
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親男 山下
京男 菅谷
則幸 吉田
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Brother Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 J 本発明はミシンにおける針揺動機構に関するもので
、特には、針の横方向揺動位置を制御するためのカム面
を有する1個のカム体と、そのカム体を正逆両方向に回
転させるためのステップモータと、そのステップモータ
を主軸の回転と同期して駆動するための駆動制御手段と
、前記カム体のカム面に係合しそのカム面に従つて針の
横方向揺動位置を決定するための接触子とを有するミシ
ンにおいて、針が不必要な遊動を行なわないようにした
ことを特徴とするものである。
上記の如く、ステップモータによりカム体をミシンの主
軸と同期して回転させ、そのカム体のカム面に係合する
接触子の移動により針の横方向揺動位置を制御するよう
に構成されたミシンは既に知られている。
そのようなミシンにおいて、前記ステップモータの回転
時における負荷を減少させるために、ミシンの主軸と同
期してまず前記触子をカム体から解離し、次にそのカム
体をステップモータにより回転させ、その後前記接触子
を再度カム体に係合させる技術は、例えば特開昭52一
5455吋公報により提案されている。上述の如きミシ
ンにおいては、針が固着された針棒、その針棒を上下動
可能に支持する針棒支枠、及びその針棒支枠と前記接触
子とを連結する部材等の多くの可動要素が前記接触子の
カム体からの解離運動の度にそれぞれの極端位置に一旦
移動し、その後前記接触子とカム体との係合に対応する
位置にそれぞれ移動する。
従つて、直線縫を遂行する場合の如く、針が同一の横方
向揺動位置に連続して落下するだけでよい場合において
も、針が不必要に遊動することになる。その現象は作業
者に違和感とが不快感を与えるのみならず、前記可動要
素の総質量が大であるため、ミシンが高速にて運転され
る時前記可動要素に大なる運動慣性力が作用し、前記接
触子力幼ム体と係合する際大きな衝撃音が発生したり、
或いはその接触子のカム体への係合が迅速に行なわれな
くなつて針が加工布を貫通する位置が十分に安定せず縫
目模様の乱れが生じることになる。本発明は上記の事情
に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、従
来の欠点を解消し得て針が不必要に遊動することのない
針揺動機構を提供することにあり、より具体的には、針
の横方向揺動位置を制御するためのカム体に係合する接
触子と前記針に作動的に連結されてその針に横方向揺動
運動を付与するために移動可能な連係腕との間に両者を
解離可能に連結する連結手段を設け、前記接触子力幼ム
体から解離される時その接触子と前記連係腕とが解離さ
れ、連係腕、針及びその連係腕と針とを作動的に連結す
る部材が何ら移動しないようにし、ミシンの高速運動時
においても針の加工布貫通位置が安定して確保され、美
麗な縫目模様を形成し得る針揺動機構を提供することに
ある。
以下に本発明を具体化した一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。
第1図を参照するに、ミシン10は脚柱11を支持する
ベッド12を有し、ブラケットアーム13が前記脚柱か
ら延びてベッドの上方に張り出している。
ベッド12に隣接して補助板14が取付けられ、ベッド
と協働して広い加工品支持面を形成している。ブラケッ
トアーム13は上方に開口しており、この開口は上蓋1
5によつて覆われ、その上蓋には表示板16が設けられ
ている。この表示板は形成可能なすべての縫目模様を可
視的に表示するとともに、後述のごとく、選択された特
定の縫目模様の一つを表示する。一対の押しボタン17
,18は前記表示板16の開口を通つて突”出しており
、作業者が手動にて操作し得るようになつている。そし
て、前記縫目模様の各表示の上方には一連の表示ランプ
19が対応して配置されており、選択された1個の縫目
模様に対応するランプのみが選択的に点灯することによ
りその選択された縫目模様を指示する。次に、第2図乃
至第4図及び第9図を参照するに、主軸20はブラケッ
トアーム13に軸支されており、その右端部にはハンド
ホィール21、図示しない電動モータにベルト22を介
して連結さ゛れた駆動プーリ23及び公知のタイミング
プーリ24が固定されている。
下端に針25が固定された針棒26は前記ブラケットア
ーム13に枢軸132により枢着された公知の針棒支枠
27に上下動可能に支持され、主軸20の回転に同期し
て上下往復動するとともに、針棒支枠とともに横方向に
揺動可能である。前記ベッド12において送り台28に
固着された送り歯29はベッド12に固定された針板3
0の開口を通つてその針板上面より突出可能てあり、主
軸20と同期して公知の布送り運動を行なうものである
。送り調節器31は前記ベッド12に支承された送り調
節軸32に固定され、前記送り歯29の布送り運動を調
節するために送り台28に作動的に連結されている。前
記脚柱11内には一対の支持ブラケット33,34が固
定されており、その一方のブラケット33にはステップ
モータ35が固定され、その出力軸36は他方のブラケ
ット34に向つて突出している。その一対のブラケット
間における前記出力軸36には、針の横方向揺動位置を
制御するための多数の針位置情報がそれぞれ記録された
一連の段状カム面37を外周縁に有する第一のカム体3
8が遊嵌され、また送り歯の送り運動を制御するための
多数の送り情報がそれぞれ記録された一連の段状カム面
39を外周縁に有する第二のカム体40が固定されてお
り、両カム体38,40はそれぞれ針位置情報担持体及
ひ送り情報担持体を構成している。そして、その両カム
体の間には突出部41を有する略環状の中間体42が第
二のカム体40のボス部の周りに遊嵌され、両カム体に
それぞれ形成された透孔43,44に前記突出部41が
嵌合している。その両透孔43,44の各幅は突出部4
1の幅よりも大に形成されており、中間体42は両カム
体38,40に対してそれぞれ予め決められた角度、本
実施例の場合どち−らのカム体に対しても約10度だけ
相対的に回動可能である。第一の巻ばね45は一端にて
前記第二のカム体40に係止され他端にて中間体42に
係止されており、中間体42を第二のカム体に対して第
9図における反時計方向へ弱いばね力により付勢する。
第二の巻ばね43は一端にて前記第一のカム体38に係
止され他端にて中間体42に係止されており、中間体に
対して第一のカム体38を第9図における時計方向に弱
いばね力により付勢する。従つて、前記第一のカム体3
8は第二のカム体40に対して常には予め定められた相
対的角度位置に保持され、その角度位置において両透孔
43,44は略合致しており、今仮りに第一のカム体3
8が固定されたとすれば、第二のカム体40は時計方向
及び反時計方向のいずれにも約10度だけ単独に回動可
能である。それ故に、前記中間体42、第一及び第二の
巻ばね45,46、両カム体の透孔43,44は、前記
第一及び第二のカム体38,40を常には所定の角度位
置に保持するとともにその角度位置から両カム体が相対
的に移動するのを許容する保持手段を構成している。ま
た、前記ステップモータ35はその出力軸36の1回転
中に180ステップの静止位置をとり得るように構成さ
れており、両カム体38,40は2度の単位角度範囲に
対して1個のカム面を有し、全体としてそれぞれ180
の針位置情報及び180の送り情報が記録されている。
接触子軸47は一方のブラケット33に固定され他方の
ブラケット34の孔48に嵌合されており、その接触子
軸47には第一のカム体38に相対する第一の接触子4
9及び第二のカム体40に相対する第二の接触子50が
それぞれ回動可能に支持されている。
そして、その両接触子49,50は、後述するように、
第一及び第二のカム体38,40の段状カム面37,3
9にそれぞれ順次係合し、そのカム面の高さに応じて針
25の横方向揺動位置及び送り調節器31の設定位置が
主軸の回転と同期して順次決定されるもので、両接触子
49,50は第一及び第二のカム体38,40にそれぞ
れ記録された針位置情報及び送り情報を択一的に取出す
走査体を構成している。また第二の接触子50は接触子
軸47に沿つて移動可能であるが、第一の接触子49は
接触子軸47に沿う移動が阻止されている。引ばね51
は前記第一の接触子49とブラケット34との間に張設
され、その接触子49を第一のカム体38から解離する
ように付勢している。同様に引ばね52は前記第二の接
触子50とブラケット33との間に張設され、その接触
子50を第二のカム体40から解離するように付勢して
いる。第一の調節部体53は前記出力軸36に回動可能
に支持され、その一端には第一の運動伝達部体54が枢
着されており、その運動伝達部体は前記・第一の接触子
49の円弧状頂面に係合している。
巻ばね55は前記調節部体53とブラケット34との間
に装着され、その調節部体を第2図における反時計方向
へ付勢しており、その一側縁が前記ブラケット34に固
定されたピン56に当接する・ことにより調節部体53
のそれ以上の回動が阻止されている。その状態において
前記運動伝達部体54は第一の接触子49にその軸47
から最も隔つた位置にて係合している。同様に、第二調
節部体57も出力軸36に回動可能に支持され、その)
一端には第二の運動伝達部体58が枢着されており、そ
の運動伝達部体は前記第二の接触子50の円弧状頂面に
係合している。そして、巻ばね59が前記調節部体57
とブラケット33との間に装着され、その調節部体を第
4図における反時計方向に付勢しており、その一側縁が
前記ブラケット33に固定されたピン60に当接するこ
とにより、調節部体57のそれ以上の回動が阻止されて
いる。この状態において前記運動伝達部体58は第二の
接触子50にその軸47から最も隔つた位置にて係合し
ている。第一の作動体61及び第一の連係腕62は前記
ブラケット34に固定された枢軸63にそれぞれ回動可
能に装着され、その作動体61の一端は前記運動伝達部
体54の円弧状頂面に係合し、他端には作動爪64が枢
着されており、前記連係腕62の一端はリンク65を介
して前記針棒支枠27に作動的に連結され、他端には連
係ピン66が固定されている。
その連係ピン66は前記作動体61と作動爪64との間
に位置し、作動爪64と前記ブラケット34との間に張
架された弱い引ばね67の作用により常には前記作動体
61と作動爪64とにより挟持されている。同様に、第
二の作動体68及び第二の連係腕69は前記ブラケット
33に固定された枢軸70にそれぞれ回動可能に装着さ
れ、その作動体68の一端は前記運動伝達部体58の円
弧状頂面に係合し、他端には作動爪71が枢着されてお
り、前記連係腕69の一端は後述するリンク機構を介し
て前記送り調節軸32に作動的に連結され、他端には連
係ピン72が固定されている。その連係ピン72は前記
作動体68と作動爪71との間に位置し、作動爪71と
前記ブラケット33との間に張設された弱い引ばね73
の作用により常には前記作動体68と作動爪71とによ
り挟持されている。而して、前記針棒支枠27とリンク
65との連結は、第2a図に示されているように、段ね
じ133によりその段ねじの頭部と前記リンク65との
間に波座金134を介在させた状態にてなされており、
リンク65の第2図における左右方向への移動による前
記針棒支枠27の枢軸132の周りの揺動の際、前記段
ねじ133の周りに生ずる針棒支枠27とリンク65と
の相対的回動は前記波座金134の作用による摩擦係合
下において行われるもので、それ故に、前記リンク65
及び連係腕62には常に移動抵抗が付与されており、前
記波座金134は連係腕62に対するブレーキ手段を構
成している。
次に、前述のリンク機構について第4図及び第6図を参
照して説明すると、前記脚柱11に固定された支持板7
4には短いリンク75が枢着され、そのリンク75と前
記連係腕69とは作動リンク76を介して連結されてお
り、その連係腕69、作動リンク76、短いリンク75
により平行運動機構を構成している。
そして作動リンク76に固定されたピン77は前記支持
板74に枢着された二又レバー78に嵌合し、その二又
レバー78は別のリンク79を介して前記送り調節軸3
2に固定されたアーム80に連結されている。従つて、
前記連係腕69が回動されると、その回動に連動して送
り調節軸32が回動され、送り調節器31が制御される
。また、第2図乃至第4図及ひ第7図を参照するに、固
一形状の一対の作動カム81,82が180度の角位相
差を有して主軸20に固定され、その一対の作動カムに
中間下側部がそれぞれ相対する一対の作動レバー83,
87がブラケットアーム13に固定された支持板85に
支持された軸86にそれぞれ回動可能に装着されており
、両作動レバーと支持板85との間にそれぞれ張設され
た引ばね87の作用により各作動カム81,82に係合
している。
一対の密着コイルばね88,89は一端にてそれぞれ前
記作動レバー83,84に固定され、他端にて前記作動
爪64,71の爪部に離脱可能に係止されている。電磁
ソレノイド90は取付板91によリブブラケットアーム
13に固定され、そのアマチア92には案内部体93と
作動連桿94とが軸ピン95により連結されてお゛り、
その案内部体93と作動連桿94とはピン96により連
結され一体的に移動可能である(第9図参照)。そして
、その案内部体93には一対の小孔97,98と一対の
側スロット99,100が穿設されており、その小孔及
び側スロット中に前記一対のコイルばね88,89の折
曲係止部がそれぞれ挿通されている。それ故に、前記両
コイルばねは作動レバー83,84の揺動に伴なつて上
下方向にのみ移動可能であり、水平面内における回動は
阻止されている。また、前記両コイルば・ね88,89
は前記引ばね51,52よりそれぞれ大なるばね定数を
有しており、作動レバー83が最高に上昇された状態(
第7図参照)において、前記作動体61と連係腕62は
第2図における時計方向へー体的に付勢され、運動伝達
部体54を介して接触子49が引ばね51の作用に抗し
てカム体38のカム面に係合される。同様に、作動レバ
ー84が最高に上昇された状態において、前記作動体6
8と連係腕69は第4図における時計方向へー体的に付
勢され、運動伝達部体58を介して接触子50が引ばね
52の作用に抗してカム体40のカム面に係合される。
そして、前記作動レバー83,84が作動カム81,8
2の作用により下方へ回動するにつれて作動爪64,7
1に付与されるコイルばね88,89の力は減少し、そ
の作動レバー83,84は両コイルばねが自然長に達し
た後も下方へ回動される。従つて、前記接触子49,5
0を引ばね51,52の作用に抗してそれぞれカム体3
8,40に係合させる付勢力が実質的に消滅した時、両
接触子49,50は前記引ばね51,52の作用により
それぞれカム体38,40から離脱する。接触子49,
50のこの離脱作動は前記作動カム81,82により制
御され、主軸20の回転に関してほぼ180度の位相差
をもつて行われる。その接触子49の離脱作動時に作動
体61は運動伝達体54を介して第2図における反時計
方向へ回動されるが、連係腕62は回動されない。何故
ならば、引ばね67の力が微弱であり、運動伝達体54
の前記回動に関連して作動爪64が引ばね67の作用に
より連結ピン66を介して連係腕62を前述したリンク
65の移動抵抗に抗して追従回動させ得ないためである
。従つて、針25が針棒支枠26とともに接触子49の
カム体38からの離脱毎に遊動することはない。同様な
理由により、接触子50のカム体40からの離脱時に連
係腕69が回動されず、送り調節器31が遊動すること
はない。次に、第2図、第4図及び第5図を参照すると
、ホルダー101が脚柱11に固定され、そのホルダー
には第一及び第二の手動ダイヤル102,103が回動
可能に装着されている。そのダイヤルはそれぞれリンク
104,105を介して前記第一及び第二の調節部体5
3,57に作動的に連結されている。制動レバー106
は下端にて前記ホルダー101に回動可能に支持されて
おり、その上端部にはホルダーに固定された案内ピン1
07に嵌合する長孔108が形成され、中間部には制動
片109が枢着されている。その制動レバー106はそ
れとホルダー101との間に張設された引ばね110の
作用により付勢されており、常には制動片109が前記
両ダイヤル102,103の外周縁に圧接し、それらの
ダイヤルを巻ばね55,59の作用に抗して任意の位置
に保持する。また前記制動レバー106は上端にて前記
作動連桿94に連結されており、前記ソレノイド90が
励磁される時引ばね110の作用に抗して回動され、制
動片109の手動ダイヤル102,103に対する制動
作用を解放する。また第3図と第4図を参照するに、押
しボタン111がブラケットアーム13に回動可能に装
着された操作レバー112の一端に固定され、作業者が
押圧し得るように前記アーム13の顎部前方に露出して
いる。
操作レバー112は他端にてリンク113を介して前記
ブラケット33に枢着された二腕レバー114の一腕に
連結されている。その二腕レバーの他腕には第二の接触
子50に固定されたピン115に嵌合するスロットが形
成されている。引ばね116は操作レバー112を第3
図における反時計方向に付勢しており、その操作レバー
の一部がブラケットアーム13に当接することによりそ
れ以上の回動が阻止され、その状態において前記接触子
50は第二のカム体40のカム面39に係合可能である
。更に第9図を参照するに、調節部体57には前記カム
体40の後方に後退送り用のカム面117が形成され、
そのカム面の前方には調節部体57の回動軸線から等半
径を有し一定の微小後退送り用のカム面が形成されたカ
ム部体118が固定されており、前記押ボタン111が
僅か押圧された時接触子50が前記カム部体118に相
対するように移動され、前記押ボタン111が完全に押
圧された時接触子50が前記カム面117に相対するよ
うに移動される。更に、第10図を参照して前記カム体
38,40の段状カム面について詳述すると、各縫目模
様を形成するために必要な針位置情報及び送り情報は、
両カム体38,40の対応する各区画内に記録されてい
る。
即ち、直線縫目Aを形成するため・には1個の針位置情
報と1個の送り情報が必要であり、この両情報は両カム
体38,40の単位角度2度の範囲内におけるカム面と
して記録され、そのカム面を基準としてジグザグ縫目B
の形成に必要な2個の針位置情報と2個の送り情報はそ
れぞれカム38,40の角度範囲6〜10度内に2個の
カム面として記録されている。同様に、縫目模様C乃至
Gの各々の形成に必要な一群の情報に対応する一群のカ
ム面が両カム体の限定された一区画内に形成されている
。そして、縫目模様DまたはEに関する欄の記載から明
らかなように、1個の縫目模様を構成する複数の縫目の
各々の配置を決定するための針位置又は送りの情報に対
応するカム面は必ずしも各縫目の配置順に互いに隣接し
て形成されておらず、予め決められたシーケンスに従つ
て形成されている。そして、前記ステップモータ35の
出力軸36には形成され得る縫目模様の数と等しい数の
スリット119を有する位置決め板120が固定されて
おり、前記スリットの各々は各縫目模様の形成のための
第一番目の針位置及ひ送り情報に関するカム面の角度範
囲、即ち、第10図における各縫目模様に関する欄の最
上列の角度範囲に対応する位置に形成されている。その
位置決め板120を挾んで互いに対向する発光体(例え
ば発光ダイオード)と発光素子(例えばフォトトランジ
スタ)とを有する検出体121が前記ブラケット34に
取付けられており、前記位置決め板120が回転されて
前記スリット119の一つがその検出体121を通過す
る毎に1個のパルスが発生されるもので、前記位置−決
め板120と検出体121とは模様検出器122を構成
している。また、前記位置決め板120は更に別の1個
のスリット123を有しており、それに関連して別の検
出体124がブラケット34に取付けられており、その
検出体124と位置.決め板120とは後述の作用をな
す開始模様検出器125を構成している。第3図及び第
8図を参照するに、主軸20には略半円弧状のシャッタ
ー126が固定され、そのシャッターを挟んで互いに対
向する発光体と受光丁素子とを有する検出体127がブ
ラケットアーム13に取付けられており、その検出体と
シャッターとはタイミングパルス発生器128を構成し
ている。
更に別のシャッター129と検出体130とがそれぞれ
主軸20及びアーム13に取付けら・れており、それら
は位置決めパルス発生器131を構成している。次に第
11図を参照するに、前記押しボタン17、押圧により
閉成される第一の模様選択スイッチ140はインバータ
141を介してフリップフロップ142のセット端子に
接続され、そのフリップフロップの出力線143は遅延
回路144を通してアンドゲート145の入力線146
に接続されている。
そして、そのゲート145の出力線147はオアゲート
148に接続された出力線149を有するアンドゲート
150に接続されている。同様に、押しボタン18の押
圧により閉成される第二の模様選択スイッチ151はイ
ンバータJl52を介してフリップフロップ153のセ
ット端子に接続され、そのフリップフロップの出力線1
54は遅延回路155を通してアンドゲート156の入
力線157に接続されている。そして、そのゲート15
6の出力線158は、オアゲート159に接続された出
力線160を有するアンドゲート161に接続されてい
る。前述した模様検出器122の出力線162は、前記
フリップフロップ142,153のリセット端子にそれ
ぞれ接続されたアンドゲート163,164にオアゲー
ト165を介して接続されている。また、前述した開始
模様検出器125の出力線166は別のフリップフロッ
プ167のリセット端子に接続され、そのフリップフロ
ップのセット端子は、一端にて定電圧供給湧■Cに接続
され他端にて接地された抵抗168とコンデンサ169
の直列回路におけるその抵抗とコンデンサの接続点17
0にインバータ171を介して接続されている。そして
、そのフリップフロップ167の一方の出力線172は
、出力線173が前記オアゲート148に接続されたア
ンドゲート174に遅延回路175を通じて接続されて
いる。クロックパルス発生器176は、前記アンドゲー
ト150,161,174の各他方の入力端子に線17
7を介して接続されている。前記3個のフリップフロッ
プ142,153,167は、セット端子に高いレベル
の信号が供給され且つリセット端子に低レベルの信号が
与えられた時、出力線143,154,172上にそれ
ぞれ高レベルの出力信号を生じ、その出力信号は、セッ
ト端子に低レベルの信号が与えられ且つリセット端子に
高レベルの信号が供給された時消滅する。そして、前記
各フリップフロップの出力線143,154,172は
、オアゲート178の3本の入力線179,180,1
81にそれぞれ接続され、そのオアゲートの出力線は、
ワンショットマルチバイブレータ182に接続されてお
り、そのワンショットマルチバイブレータは前記電磁ソ
レノイド90を一時的に励磁するためにトランジタ18
3のベースに抵抗を介して出力信号を供給する。前述し
たステップモータ35は4個の界磁コイル184乃至1
87を有しており、その各コイルに接続された4個のト
ランジスタ188乃至191を含む駆動手段192によ
り駆動される。
カウンタ193は前記オアゲート148,159にそれ
ぞれ接続された2つの入力線194,195とデコーダ
196に接続された2つの出力線197,198を有し
ており、10進数の1から4まで循環的に計数可能であ
り、計数値が4に達した時前記出力線197,198に
は出力信号を生じない。また、そのカウンタ193は、
入力線194に1個の高レベル信号が供給される毎にそ
の計数値が1づつ増加するように計数し、逆に入力線1
95に1個の高レベル信号が供給される毎にその計数値
が1づつ減少するように計数する。そして、その計数値
に対応する信号が出力線197,198上に現われる。
前記デコーダ196は4本の出力線199乃至202を
有し、前記カウンタ193からの出力信号に対応してい
ずれか1本の出力線上に出力信号を循環的に発生する。
その4本の出力線は、近接する2本の線を一対としてそ
れぞれ4個のオアゲート203乃至206に接続され、
そのゲートの出力線は前記4個のトランジスタ188乃
至191のベースにそれぞれ抵抗を介して接続されてい
る。従つて、前記カウンタ193の計数値がそれぞれw
進数の1、2、3及び4であるのに対応して前記デコー
ダ196の4個の出力線199乃至202上には、それ
ぞれ「0100」、「0010」、「0001」及び「
1000」なるデジタルコード信号が現われ、その信号
に従つて4個のトランジスタ188乃至191が2個づ
つオン状態に達し、ステップモータ35が駆動され、そ
の出力軸36力幼ウンタ193へ供給される1個のパル
ス信号に対して2度回転される。更に、前記アンドゲー
ト145,156の出力線147,158はオアゲート
207に線208,209を介して接続され、そのゲー
トの出力線はワンショットマルチバイブレータ210に
接続されており、そのワンショットマルチバイブレータ
は3個のフリップフロップ211,212,213の各
クリア端FCLにそれぞれ出力信号を供給する。そのフ
リップフロップはそれぞれ3個の入力端子J,T,Kを
有しており、そのうちの入力端子Kはいずれも接地され
ている。第一及び第三のフリップフロップ211,21
3の各入力端子Tは、前記模様検出器122の出力線1
62に線214を介して接続されたインバータ215の
出力線216にそれぞれ接続され、また第2のフリップ
フロップ212の入力端子Tは前記出力線162に直接
的に接続されている。そして、そのフリップフロップ2
11及び213の出力端子Oは線217,218を介し
て前記アンドゲート145,156にそれぞれ接続され
、フリップフロップ212の出力端子Qは線219を介
して前記フリップフロップ213の入力端子Jに接続さ
れるとともに、前記アンドゲート164に接続されてい
る。これらのフリップフロップは、そのクリア端子CL
に低レベルの信号が入力されている時その出力端子Oに
は高レベルの電位を生じ他方の出力端子Qには実質的に
電位を生じない。そして、クリア端子CL及び入力端子
Jに高レベルの電位が供給され且つ入力端子Tに高レベ
ルから低レベルへの電位の変化が生じた時その出力端子
Qには高レベルの電圧が生じ且つ出力端子Oには実質的
に電位が生じない。前記線208,209にそれぞれ接
続された一対の入力線を有する模様選択カウンタ220
はそのリセット端子が前記フリップフロップ167の“
出力端子Oに線221を介して接続され、5本の出力線
222乃至226を介してデコーダ227に接続されて
いる。
そのカウンタ220はw進数の1から形成され得る縫目
模様の数即ち22まで循環的に計数可能であり、計数値
が22に達した時又は前記リセット端子に低レベルの電
位が供給された時前記出力線222乃至226には出力
信号を生じない。また、そのカウンタ220は、線20
8に1個の高レベル信号が供給される毎にその計数値が
1づつ増加するように計数し、逆に線209に1個の高
レベル信号が供給される毎にその計数値が1づつ減少す
るように計数する。そして、その計数値に対応する信号
が出力線222乃至226上に現れる。第11図におい
て点線228より左方の部分が模様選択手段に相当する
。更に前記デコーダ227は2鉢の出力線229乃至2
50を有し、前記カウンタ220からの出力信号に対応
していずれか1本の出力線上に高レベル信号を循環的に
発生する。
その2鉢の出力線は、それぞれ一端が抵抗を介して接地
され且つ前記表示ランプ19(第1図参照)として作用
する発光ダイオード19Aに接続されており、前記表示
板16と協働する表示手段251が構成されている。他
方、前記2鉢の出力線229乃至250はオアゲート2
52を介して又は直接的に各種縫目模様に対応するシー
ケンス回路253,254,255等に接続されている
。その各シーケンス回路からの一対の出力線はオアゲー
ト256,257をそれぞれ介して前記オアゲート15
9,148の入力線258,259に接続されており、
前記駆動手段に対する制御手段を構成している。更に、
前述した押しボタン111が押圧された時閉成される第
1のスイッチ260及び前記押しボタン111が完全に
押圧された時にのみ開放される第二のスイッチ261と
の直列回路が一端にて抵抗を介して定電圧供給源Vcに
接続され、且つ他端にて接地されている。アンドゲート
262の一方の入力線263は前記第一のスイッチ26
0と抵抗との接続点に接続され、他方の入力線264は
前述したタイミングパルス発生器128に接続されてい
る。そして、そのアンドゲート262の出力線265は
前記シーケンス回路253,254,255等にそれぞ
れ接続されている。而して、シーケンス回路253は、
前記アンドゲート262とオアケート252からの出力
信号を受けるアンドゲート266と、前記オアゲート2
56,257に出力線がそれぞれ接続されたアンドゲー
ト267,268とからなり、その両アンドケート26
7,268の入力線の一方はそれぞれ前記アンドゲート
266の出力線に接続され他方の入力線は共に接地され
ており、直線縫が選択された時有効化される。
ジグザグ縫のためのシーケンス回路254は、前記線2
32,265上に生じる信号を受けるアンドゲート26
9と、そのアンドゲートの出力信号を受けてパルスを発
生するワンショットマルチバイブレータ270と、その
パルスを受ける入力端子Tと定電圧供給源Vcに接続さ
れた2個の入力端子J,Kとを有するフリップフロップ
271と、そのフリップフロップの出力端子Q又はOか
らの出力信号と前記ワンショットマルチバイブレータか
らの出力信号を受け且つ出力線が前記オアゲート256
,257にそれぞれ接続された2個のアンドゲート27
2,273とからなつている。そして、前記フリップフ
ロップ271のクリア端子CLは前記オアゲート178
の出力が線274を介して供給されるインバータ275
の出力線に接続されており、そのクリア端子CLが低レ
ベルの信号を受ける時出力端子Qには低レベルの電位が
生じ出力端子Oには高レベルの電位が生じ、クリア端′
:f−CLが高レベルの信号を受け且つ入力端子Tに高
レベルから低レベルへの電位の変化が生じた時出力端子
Q,百にはそれまで生じていた電位のレベルとは逆のレ
ベルの電位が生じる。3点ジグザグ縫のためのシーケン
ス回路255及びその他のシーケンス回路の実例が第1
5図、第17図及び第19図に示されているがこれらに
ついての説明は後述する。
そして、本実施例装置の作動態様は以下の通りである。
まず図示しない電源スイッチが投入された時第11図に
おけるフリップフロップ167は出力線172に高レベ
ルの信号が生じるように瞬時にセットされるとともに、
フリップフロップ142,153はリセットされる。
前記出力線172上に現われた信号によりワンショット
マルチバイブレータ182からパルス信号が発生し、ト
ランジスタ183が一時的にオンし、電磁ソレノイド9
0が励磁される。それにより案内部体93が第2図及び
第4図における左方へコイルばね88,89の下端部を
伴なつて移動され、そのコイルばねが作動爪64,71
との作動関係を解離する。従つて、接触子49,50が
引ばね51,52の作用によりカム体38,40からそ
れぞれ離脱される。他方、前記ソレノイド90の一時的
励磁は作動連桿94を介して制動レバー106を引ばね
100の作用に抗して回動させ、手動ダイヤル102,
103に対する制動片109の作用を一時的に解放する
。その後前記ソレノイド90が消磁された時、引ばね1
10の作用により案内部体93及び制動片109は図示
の状態に復帰される。しかし、前記コイルばね88,8
9はぞれぞれ自然長の状態になつているため、作動爪6
4,71にそのばね力が付与されず、その下端折曲部は
、作動レバー83,84が最下点近傍に降下している場
合を除き、作動爪64,71の上方に位置する(第12
図参照)。この状態に移行した後、前記フリップフロッ
プ167からの出力信号は遅延回路175を通してアン
ドゲート174に入力され、そのアンドゲートはクロッ
クパルス発生器176からクロックパルスが発生する度
に出力信号をオアゲート148を介してカウンタ193
の入力線194上に供給する。
その信号に応答してカウンタ193が計数した数に対応
する信号がデコーダ196に順次供給され、その出力線
199乃至202の一本に循環的に高レベルの信号が生
じる。それにより、ステップモータ35の界磁コイル1
84乃至187の2個がトランジスタ188乃至191
の選択的オン動作にもとづいて循環的に励磁され、その
ステップモータ35の出力軸36は前記クロックパルス
が発生する毎にカム体38,40及び位置決め体120
を伴なつて2度づつ回転する。その位置決め体120の
スリット123が検出体124に対向した時開始模様検
出器125は線166上に高レベルの信号を発生し、フ
リップフロップ167がリセットされて線172上の高
レベル信号は消滅する。その信号の消滅はアンドゲート
174を閉じ、ステップモータ35を停止させる。また
、模様選択カウンタ220は、前記電源が投入された直
後のフリップフロップ167のセット状態において端子
?に接続された線221上に現れる低レベルの信号によ
りリセットされ、線222乃至226上には高レベル信
号即ち出力信号が現れない。その状態に対応してデコー
ダ227の出力線中の一本の線229上にのみ高レベル
信号が供給され、表示手段251中の直線縫に対応する
発光ダイオードのみが点灯され、且つ直線縫のためのシ
ーケンス回路253が有効化される。更に、前記ステッ
プモータ35が停止した時、第一及び第二のカム体38
,40は直線縫のためのカム面が接触子49,50にそ
れぞれ相対する状態に位置し、且つ位置決め体120の
スリット119の一つが検出体121に対向する。模様
検出器122は線162上に高レベルの信号を供給し、
フリップフロップ142,153はリセット状態に保持
される。以上の態様によりミシンは電源投入後に直線縫
のための状態に自動的に準備される。この状態にてミシ
ンが運転されると直線縫が遂行される。
これについて説明すると、主軸20の最初の一回転の間
において、前記作動レバー83,84は作動カム81,
82の作用により、180度の角位相差をもつてコイル
ばね88,89とともに下降する。そのコイルばねの下
端折曲部は、それぞれ作動爪64,71に上方より係合
した後更に下降されるため、その作動爪を弱い引ばね6
7,73に抗して単独に回動させ(第12図参照)、そ
の各作動爪の爪部下方へ達する。そして、主軸20の2
回転目以降においては、前記作動レバー83,84の昇
降に応じてコイルばね88,89は作動爪64,71と
の係合、解離をくり返し、接触子49,50に引ばね5
1,52に抗する力が断続的に付与される。従つて、第
一の接触子49は、作動カム81の作用により、針25
が上死点近傍に位置する時第一のカム体38から最大に
離脱され、また第二の接触子50は針25が下死点近傍
に位置する時第二のカム体40から最大に離脱される。
そして、針がほぼ下死点に達した時、シャッター126
が検出体127から外れ、タイミングパルス発生器12
8は線264上に高レベルのパルス信号を供給する。こ
の信号に応答してアンドゲート262,266を介して
高レベル信号が一対のアンドゲート267,268に供
給されるが、これら両ゲートの各他方の入力線が共に接
地されているため、オアゲート256,257には高レ
ベルの信号が全く入力されず、カウンタ193はその計
数値を変更せず、ステップモータ35は駆動されない。
それ故に、両接触子49,50は、それぞれ第10図の
表中の直線縫目Aに対応する単一のカム面との係合、解
離をくり返し、直線縫が遂行される。そして、この直線
縫遂行時において、前述した理由により、接触子49,
50のカム体38,40からの離脱運動が連係腕62,
69に伝達されないため、針棒支枠27及び送り調節器
31は同一位置に安定”して保持され、遊動することは
ない。また、第一の手動ダイヤル102が回動操作され
、運動伝達部体54が第2図に示す位置から移動された
としても、直線縫用のカム面に係合した接触子49の背
面及び運動伝達部体54の背面がステップモー夕の出力
軸36の中心を半径とする曲面と合致しているため、針
棒支枠27は移動せず、針25は前記カム面により決定
された同一横方向位置にて加工布を貫通する。しかし、
第二の手動ダイヤル103が回動操作にされて運動伝達
部体58が第4図に示す位置から右方へ移動された時、
直線縫用のカム面に係合した第二の接触子50の背面が
接触子軸47に近づくにつれて前記出力軸36の中心か
らの距離を短くするように形成されているため、作動体
68を介して連係腕69が回動され、送り調節器31が
送り歯により加工布に付与される送り運動量を減少させ
るべく回動される。従つて手動ダイヤル103の操作に
より任意の送り量による直線縫が可能ある。次に、他の
縫目模様の選択操作について説明すると、第13図に示
されたタイムチャートは模様選択スイッチ140の操作
により線143,147,276,162,216,2
17上にそれぞれ現れる信号の変化を表わしており、前
述した直線縫時の状態が時点T。
において示されている。時点ちにおいて押しボタン17
の押圧により模様選択スイッチ140が閉成された時、
フリップフロップ142がセットされ、線143上には
高レベルの信号が生じ、その信号は少なくとも前記押し
ボタン17が押圧されている間継続される。フリップフ
ロップ211の出力端子Oに接続された線217上には
高レベルの信号が生じているため、アンドゲート145
の出力線147上には少し遅れて高レベルの信号が供給
される。その信号は線208を介して模様選択カウンタ
220に入力さ.れ、そのカウンタによる計数値がw進
数の1になりデコーダ227を介して出力線230上に
のみ高レベル信号が生じる。また出力線147上に現れ
た信号はオアゲート207を介してワンショットマルチ
バイブレータ210に供給され、その出!力線276上
に一定の期間高レベル信号が現われる。更に、アンドゲ
ート150からはクロックパルス発生器176からの一
連のパルス信号に応答して出力信号が順次生じ、オアゲ
ート148を介してカウンタ193に入力され、そのカ
ウンタに・よる計数値が順次増加される。従つて、ステ
ップモータ35は駆動手段192により駆動され、その
出力軸36が前記クロックパルス発生器176から1個
のパルス信号が生じる毎に2度づつ第9図における反時
計方向に回転する。尚この際、前記フリップフロップ1
42の出力線143に現われる出力信号が線179を介
してオアゲート178に供給されるため、前述の電源投
入時と同様に、電磁ソレノイドが一時的に励磁され、接
触子49,50がカム体38,40からそれぞれ離脱し
いる。そして、位置決め体120の回転により模様検出
器122の出力線162上の高レベル信号は一旦消滅す
るが、スリット119の次の一つ”が検出体121に時
点T2において相対した時、その出力線162上には再
度高レベル信号が生じる。その信号は線214を介して
インバータ215に供給され、その出力線216上に高
レベルから低レベルへの電位の変化が生じ、フリップフ
ロップ211の出力線217上の信号は消滅する。それ
により、アンドゲート145の出力線147上の信号も
消滅し、カウンタ193の入力線194への信号の供給
が中断してステップモータ35が一時的に停止する。し
かし、前記ワンショットマルチバイブレータ210の出
力線276上の高レベル信号が時点T3において消滅し
た時、フリップフロップ211の出力線217上には高
レベル信号が再び現れ、アンドゲート145の出力線1
47上にも高レベルの信号が生じる。その信号の発生に
よりステップモータ35の駆動が再開され、且つ前記ワ
ンショットマルチバイブレータ210が直ちに新たなパ
ルス信号を線276上に供給する。そして、前述と同様
に、模様検出器122の出力線162上の信号は一旦消
滅した後時点ちにおいて再び発生し、フリップフロップ
211の出力線217上の信号が低レベルに変化してア
ンドゲート145の出力線147上の信号を消滅させる
。この時点T4における各線上の信号の変化は時点■に
おける信号の変化と同一であり、押しボタン17が押圧
されている間時点T2からT4までの信号の変化がくり
返し生じ、模様カウンタ220はその計数値を順次増加
し、デコーダ227はその出力線の一つに順次高レベル
信号が生じるように作動する。従つて、作業者がジグザ
グ縫を遂行することを希望する時、第1図に示されてい
る表示板16上のジグザグ縫目の形象に対応する表示ラ
ンプ19が点灯したことを認識して前記押しボタン17
の押圧を解放すればよい。
前記表示ランプ19の点灯位置が変化するのは第13図
において線147上に低レベルから高レベルへの信号の
変化が生じる時である。今仮りに時点らにおいてジグザ
グ縫目の形象に対応する表示ランプが点灯し、時点T6
において押しボタン17の押圧を解放したとすると、ア
ンドゲート145の出力線147の高レベル信号が消滅
するまで、即ち模様検出器122から線162上に次の
パルス信号が現われるまでステップモータ35が駆動さ
れる。そして、時点T7において、フリツプロツプ14
2は模様検出器122からの高レベル信号の発生に応答
したアンドゲート163の出力信号によりリセットされ
、同時にフリップフロップ211からアンドゲート14
5への入力も停止されステップモータ35は停止する。
また、仮りに時点!において押しボタン17の押圧を解
放したとすると前記ステップモータ35が直ちに停止す
ることは第13図から明白である。このステップモータ
の停止時に前記カム体38,40はそれぞれ接触子49
,50に第10図に示されているジグザグ縫目Bの欄の
上段に記載された半径を有するカム面にて相対する。そ
して、模様選択カウンタ220に入力線208を介して
3個のパルス信号が供給されたため、デコーダ227は
その第4番目の出力線232上に高レベル信号を生じて
おり、ジグザグ縫のためのシーケンス回路254が有効
化される。その後ミシンが運転されると、前述と同様に
、主軸20の最初の1回転以内に前記コイルばね88,
89が作動爪64,71に対してそれぞれ作用状態に復
帰し、それ以降において接触子49,50はカム体38
,40に対して昇降運動する。
他方、タイミングパルス発生器28はミシン運転中針2
5がほぼ最下点に達する度にパルス信号が発生する。シ
ーケンス回路254中のフリップフロップ271のクリ
ア端子CLには前述した模様選択操作時に一旦低レベル
の信号が入力された後高レベルの信号が入力されている
ため、タイミングパルス発生器からの第1番目のパルス
信号が生じた時ワンショットマルチバイブレータ270
からのパルスの発生に応答してアンドゲート273から
直ちに出力信号が発生し、オアゲート257,148を
介してカウンタ193に入力され、ステップモータ35
が駆動されてその出力軸36が反時計方向へ2度回転す
る。そして、前記ワンショットマルチバイブレータ27
0からのパルスが消滅した時点においてフリップフロッ
プ271の出力端子Q,Oに生じる電位のレベルが反転
し、その出力端子Qに高レベルの電位を生じる。それ故
に、次のパルスが前記タイミングパルス発生器128か
ら供給された時アンドゲート272から直ちに出力信号
が発生し、オアゲート256,159を介してカウンタ
193に供給され、ステップモータ35が駆動されてそ
の出力軸36が前回とは逆に時計方向へ2度回転する。
そして、ワンショットマルチバイブレータ270からの
パルス信号が消滅した時点においてフリップフロップ2
71の出力が反転し、その後パルス発生器128から第
3番目のパルスが発生した時アンドゲート273から出
力信号がオアゲート257,148を介してカウンタ1
93に供給され、ステップモータ35の出力軸36が反
時計方向へ2度回転する。以後ミシンの運転中その出力
軸36の往復回動がくり返され、その出力軸に固定され
た第二のカム体40も同じ往復回動を行う。この出力軸
36が回動される時、即ち、タイミングパルス発生器1
28からパルス信号が供給される時、針25はほぼ最下
点にあり歯29はベッド12の上面より降下しており、
更に、第一の接触子49は通常第一のカム体38にコイ
ルばね88の作用により圧接し第二の接触子50は引ば
ね52の作用により通常第二のカム体40から離脱して
いる。従つて、ミシン運転中においてステップモータ3
5が駆動されてその出力軸36が回転する・時、第二の
カム体40はその出力軸と共に回転するが第一のカム体
38は回転し得ず、巻ばね45又は46の作用に抗して
停止している。その第一のカム体38に対する第二のカ
ム体40の相対的回転は、両カム体38,40に形成さ
れた透孔43,4牡その両透孔に嵌入した突出部41を
有する中間体42、及び前記巻ばね45,46によつて
許容される。即ち、ステップモータ35の出力軸36が
第4図及び第9図における反時計方向へ回転される時、
第一のカム体38及び中間体4ノ2が停止した状態にて
第二のカム体40のみが巻ばね45の作用に抗して回転
され、また逆に、出力軸36が時計方向へ回転される時
第一のカム体38のみが停止した状態にて第二のカム体
40が中間体42とともに巻ばね46の作用に抗して回
転される。そして、その後前記針25が上昇して前記第
一の接触子49がコイルばね88の作用から解放されて
第一のカム体38から離脱した時、第一のカム体38は
巻ばね45又は46の作用により回転し、中間体41の
突出部41が両カム体の透孔43,44に第2図及び第
4図に示されている状態にて係合した状態になる。前記
接触子49力幼ム体38から離脱する時点はそのカム体
のカム面の高さによつて多少の差異があるが、前述した
ように、作動カム81,82が180度の角位相差をも
つて主軸20に固定されている(第7図参照)ため、第
一のカム体38は第二のカム体40に対して主軸の回転
角にして実質的に180度の位相差をもつて回転される
。以上詳述したように、2個の接触子49,50が主軸
20の回転に同期して交互的にカム体38及び40との
係合、解離を行なうことを利用しで、2個のカム体38
,40が1個のステップモータ35によソー定の位相差
をもつて2度づつ往復回動され、ジグザグ縫を遂行し得
る。
そして、そのジグザグ縫目の振幅及び送り量は、第一及
び第二の手動ダイヤル102,103の操作によりそれ
ぞれ任意に変更可能であり、それらダイヤルを何ら操作
しない場合には最大振幅、最大送り量にてジグザグ縫目
が形成されることは前述の説明,より明白である。また
、第2図乃至第8図に示されている各部材の位置は、直
線縫遂行時において針が加工布に突き刺る直前の状態に
あり、この状態にてジグザグ縫目が選択された場合にお
ける作動態様が上記に説明されている。最近の家庭用ミ
シンは通常針定位置停止装置を備えており、ミシン停止
時には針がほぼ最上点に位置するように構成されている
。本実施例のミシンにおいても位置決めパルス発生器1
31(第3図参照)から発生するパルス信号を利用して
針25がほぼ最上点に.″てミシンが停止するように構
成することが可能である。この具体的構成については本
発明と直接関係がないので省略するが、針25がほぼ最
上点に位置する状態にて前述のジグザグ縫目選択操作が
行なわれたとすると、作動レバー83が最も降下くして
いるため、電磁ソレノイド90の励磁が終了した時、コ
イルばね88の下端折曲部は作動爪64の爪部の下方に
位置する。それ故に、ミシンの運転開始にともなつて接
触子49が主軸20の1回転目からそのコイルばね88
の作用を受け、第1番目の縫目の形成時から直ちにカム
体38のカム面の影響が縫目を形成するために生じるこ
とになる。但し、第1番目の縫目形成直前の送り量は、
ミシン停止時に接触子50が係合していたカム面の影響
を受けるものである。また、ミシン運転中に接触子49
がカム体38から離脱される時、針25が横方向へ移動
しないことは前述と同様である。ノ 次に、第4図、第
9図及び第11図を参照して止め縫及び返し縫について
以下に説明する。
前述のジグザグ縫の遂行時に押しボタン111を僅か押
圧操作すると、接触子50は接触子軸47に沿つて後方
へ移動され、調節部体57に固定されたカム部体118
に断続的に係合する。その接触子50の移動と同時に、
第11図における第一のスイッチ260が閉成され、線
263上にそれまで現れていた高レベル信号が消減し、
アンドゲート262の出力線265、即ちアンドゲート
269の一つの入力線にはタイミングパルス発生器12
8からのパルスに応答するパルス信号が供給されなくな
る。それ故に、ステップモータ35の出力軸36の回転
が停止され、接触子49はカム体38の同一カム面と断
続的に係合する。従つて、そのカム面に対応する針位置
及び前記カム部体118に対応する微小逆送り量にて止
め縫が遂行される。この際、手動グイヤル103の操作
により調節部体57が如何なる位置に移動していたとし
ても加工布には一定の逆送り運動が付与される。また、
前記押しボタン111が完全に押圧されると、接触子5
0は更に後方へ移動して調節部体57のカム面117と
断続的に係合する。その接触子50の移動と同時に、第
二のスイッチ261が開放され、シーケンス回路254
中のアンドゲート269には再びタイミングパルス発生
器128からのパルスに応答する高レベル信号が入力さ
れることになり、前述した態様によりステップモータ3
5の出力軸36が往復回動される。従つて、後退送りに
てジグザグ縫が遂行されるが、その後退送り量は前記カ
ム面117に係合する接触子50の位置により決定され
るもので、本実施例においては前記手動ダイヤル103
の操作により設定された前進送り量と同等の後退送り量
が加工布に付与される。次に、第10図に示されている
縫目模様Cの形成について説明すると、この縫目模様を
1個形成するためには、6個の縫目が必要であるが、第
一のカム体38に4個のカム面を形成し、且つ最後欄に
示されたシーケンスに従つてそのカム体をステップ回転
させれば6個の各縫目に対応する6個のカム面は不必要
であり、2個のカム面が省略可能である。
今、前記押ボタン17の押圧により第1図に示されてい
る表示板16上の前記縫目模様Cの形象に対応する表示
ランプ19が点灯した時前記押しボタンの押圧を解放す
れば、接触子49,50は、それぞれカム体38,40
の第10図における角度範囲10度乃至12度における
カム面に相対し、且つ第15図に示されているシーケン
ス回路が有効化される。その縫目模様Cの選択のための
操作が行われる直前において、前記模様検出器122か
ら高レベル信号が線162上に現われている場合には、
前述の第13図を参照しての説明がくり返されるが、模
様検出器122から前記高レベル信号が現れていない場
合には第13図における線162,216上に現れる信
号がほぼ時点T。乃至t1間において点線の如く出じ、
それ以降については全く同様である。そこで、第15図
に示されているシーケンス回路について簡単に説明する
と、アンドゲート280の一方の入力端子は第11図に
示すアンドゲート262の出力線265に接続され、他
方の入力端子は前記デコーダ227の一つの出力線23
3に接続されている。そのアンドゲート280の出力線
281は一対のアンドゲート282,283の各一方の
入力端子にそれぞれ接続されるとともに、インバータ2
84を介してカウンタ285の入力端子に接続されてい
る。そのカウンタ285の2本の出力線286,287
はアンドゲート288に接続され、そのアンドゲートの
出力はノア,ゲート289を介して前記カウンタ285
のリセット端子に接続されている。そのカウンタは、1
0進数の1から3まで循環的に計数可能であり、計数値
が3に達した時アンドゲート288からの高レベル信号
に応答する入力がそのリセット端子に−供給され、出力
線286,287上の出力信号が消滅するように動作す
る。フリップフロップ290の一つの入力端子Tは前記
カウンタ285の一方の出力線287に接続され、他の
入力端子J,Kは定電圧供給湧■Cに接続されており、
このフリップフロップ290は前記シーケンス回路25
4中のフリップフロップ271と同様に動作する。そし
て、そのフリップフロップの一対の出力端子Q,Oは線
291,292を介して前記アンドゲート282,28
3の各他方の入力端子にそれぞれ接続されており、その
両アンドゲートからの各出力は第11図に示されている
一対のオアゲート256,257に線293,294を
介してそれぞれ供給される。また、前記フリップフロッ
プ290のクリア端了CL及び前記ノアゲート289に
は、第11図に示されているオアゲート178からの出
力信号がインバータ295を介して又は直接的にそれぞ
れ供給される。前記縫目模様Cを形成すべくミシンが運
転される場合、前記パルス発生器128からのタイミン
グパルスの供給に応答して前記アンドゲート280の出
力線281上には第16図に示されているようなパルス
信号が現れる。
そのパルス信号に関連して、カウンタ285の出力線2
86,287上及びフリップフロップ290の出力線2
91,292上にはそれぞれ第16図に示されているよ
うな出力信号が生じる。それ故に、第16図における期
間P1においては前記アンドゲート280からのパルス
信号に応答する3個のパルス信号がアンドゲート283
の出力線294上に現れ、期間P2においてはアンドゲ
ート282の出力線293上に3個のパルス信号が現れ
る。このように、タイミングパルス発生器128におい
て発生するパルスに応答するパルス信号が3個ずつ交互
的に出力線294及び293上に現出される。従つて、
第11図におけるカウンタ193には入力線194,1
95を介して前記パルス信号に応答する入力信号が3個
づつ交互的に供給され、ステップモータ35は、その出
力軸36が3ステップの反時計方向への回転と3ステッ
プの時計方向への回転を交互的にくり返すように駆動さ
れる。このステップモータ35の駆動に関連して両カム
体38,40が前述した一定の位相差を有する回転を行
うことにより縫日模様Cが形成される。次に、第10図
に示されている縫目模様Dの形成について説明すると、
この縫目模様を1個形成するためには5個の縫目が必要
である。この5個の縫目の各々に対応する5個のカム面
を今仮りに両カム体の角度範囲138乃至148度内に
その各縫目の形成順にそれぞれ形成したとすると、第1
番目から第5番目の縫目の形成、即ち縫目模様Dの1個
のみの形成は、前記ステップモータ35をその出力軸3
6が2度づつ間欠的に一方向に回転するように駆動すれ
ば可能である。しかしながら前述のようなりム面配置に
おいてその縫目模様Dを連続的に形成する場合、前記第
5番目の縫目の形成後に次の同じ縫目模様の第1番目の
縫目を形成するために前記ステップモータがその出力軸
36を他方向に10度だけ1ステップにて回転させるよ
うに駆動させなければならない。このようなステップモ
ータ35の出力軸の1ステップ当り大なる角度にわたる
回転をわずかの時間内において行うことはそのステップ
モータに極めて優れた性能を要求する。一般的な家庭用
ミシンにおいてその主軸が毎分1000回転程度の速度
にて駆動されるのが常であり、前述した接触子49,5
0の昇降運動を考慮すると、0.弔秒以内に1スデツプ
前記ステップモータの出力軸を回転させなければならな
い。ミシンの機枠内に配置可能な大きさを有するステッ
プモータへのぞのような応答性の要求はまりにも過酷で
あり、実際上不可能である。本実施例装置においては、
第10図に示されているようなシーケンスに従つてステ
ップモータ35を駆動することにより、その出力軸36
が1ステップ当り最高4度回転される。
即ち、1個の縫目模様Dを構成する5個の縫目に関し、
各カム体の角度範囲138乃至148度内における5個
のカム面がそれぞれ第1、5、2、4、3番目の縫目に
対応するように順番に形成配置されており、ステップモ
ータ35の駆動を制御する回路として第17図に示され
ているシーケンス回路が用いられる。その第17図にお
いて、アンドゲート296の一方の入力端子は第11図
に示すアンドゲート262の出力線265に接続され、
他方の入力端子は前記デコーダ227の一つの出力線、
例えば243に接続されている。そのアンドゲート29
6の出力線297は入力端子Aが接地されたワンショッ
トマルチバイブレータ298の入力端子Bに接続され、
その出力端子Qに生じるパルス出力は線299を介して
オアゲート300に供給される。入力端子Aが接地され
た別のワンショットマルチバイブレータ301の入力端
子Bは前記ワンショットマルチバイブレータ298の出
力端子Qに接続されている。前記ワンショットマルチバ
イブレータ301のパルス出力を線302を介して受け
る入力端子Aを有する第3のワンショットマルチバイブ
レータ303は、その出力端子Qからの出力を線304
を介して前記オアゲート300に供給する。そして、前
記ワンショットマルチバイブレータ298のクリア端子
CL及びワンショットマルチバイブレータ303の入力
端子Bはそれぞれ抵抗を介して定電圧供給河■Cに接続
されている。また、前記オアゲート300の出力線30
5は一対のアンドゲート306,307の各一方の入力
端子に接続され、その“アンドゲートの各出力は、それ
ぞれ線308,309を介して第1図におけるオアゲー
ト256,257に供給される。前記オアゲート300
の出力信号がインバータ310を通して入力されるカウ
ンタ311は3本の出力線312乃至314を有してお
り、そのうちの2本の出力線312,313はそれぞれ
インバータ315,316を介してアンドゲート317
の入力線に接続され、残りの出力線314は直接的に前
記アンドゲート317の入力線に接続されている。更に
その3本の出力線312乃至314上に生じる信号は他
のアンドゲート318にも供給されており、両アンドゲ
ート317,318の出力信号はノアゲート319に供
給される。そのノアゲートの出力線320は前記ワンシ
ョットマルチバイブレータ301,303のクリア端子
CLに接続されている。また、前記カウンタ311の出
力線314上に生じる信号は一方において前記アンドゲ
ート306に直接的に供給され、他方においてインバー
タ322を介して前記アンドゲート307に供給される
。前記カウンタ311はw進数の1から8まで循環的に
計数可能であり、計数値が8に達した時前記出力線31
2乃至314には出力信号を生じない。またそのカウン
タ311のリセット端子は、第11図におけるオアゲー
ト178の出力が線274を介して供給されるインバー
タ321の出力線に接続されておlり、そのリセット端
子に高レベルから低レベルへの電位の変化が生じた時そ
のカウンタはリセットされ、その出力線312乃至31
4に出力電号を生じない。更に、前記3個のワンショッ
トマルチバイブレータ298,301,303はすべて
同様の作動をなす。即ち、クリア端子CL又は、入力端
子Bに低レベルの信号が供給される間及び入力端子Aに
高レベルの信号が供給される間その出力端子Qには低レ
ベルの電位が生じ、その出力端子Qからは出力パルスが
生じない。しかしながらそれらのワンショットマルチバ
イブレークにおいて、クリア端子CLに高レベルの信号
が供給され且つ入力端子Aに低レベルの信号が供給され
ている間に入力端子Bに低レベルから高レベルへの電位
の変化か生じると出力端子Qに一定時間幅をもつたパル
ス信号が発生し、また、クリア端子CLに同じく高レベ
ルの信号が供給されている間に入力端子Aに高レベルか
ら低レベルへの電位の変化が生じると、出力端子Qに一
定時間幅をもつたパルス信号が発生する。第18図は前
記シーケンス回路に関するタイムチャートを示すもので
、前記アンドゲート296の出力線297上に前記タイ
ミングパルスの供給に応答するパルス信号が現われた時
、前記3個のワンショットマルチバイブレータの各出力
線299,302,30牡オアゲート300の出力線3
05、カウンタ311の出力線312,313,31牡
ノアゲート319の出力線320及び一対のアンドゲー
ト306,307の出力線308,309上にそれぞれ
現れる信号の変化が開示されている。
このタイムチャートから明らかなように、前記ワンショ
ットマルチバイブレータ298,303の各出力パルス
の時間幅は小さく、残りのワンショットマルチバイブレ
ータ301の出力パルスの時間幅は比較的大きいもので
ある。そして、前記縫目模様Dの選択操作後のミシンの
運転開始後に、前記パルス発生器128からのタイミン
グパルスの供に応答して前記アンドゲート296の出力
線297上にパルス信号が現れ、そのパルス信号に関連
してオアゲート300の出力線305上に出力パルスが
現れるが、その第4番目及び第7番目の出力パルスがそ
れぞれ消滅する時点Tl,T2において、即ち、カウン
タ311の計数値がw進数の4及び7に達した時、ノア
ゲート319の出力線320上の信号が高レベルから低
レベルへ変わる。それ故に、前記2個のワンショットマ
ルチバイブレータ301,303は前記時点T1及びT
2直後においては出力パルスが生じない。そして、前記
線305上に現われるオアゲート300の出力信号に応
答するパルス信号が、カウンタ311の第3番目の出力
線314上に現れる信号のレベルの変化に関連してアン
ドゲート306,307のいずれか一方から出力される
。換言すれば、ミシン運転開始時点T。からカウンタ3
11による計数値がw進数の4に達した時点T1までの
間、アンドゲート307の線309上に生じるパルス信
号に応答してステップモータ35が駆動され、その出力
軸36が反時計方向へ2ステップ回転される。その出力
軸36の1ステップ当りの回転角度が4度であることは
明白である。また、前記時点T1から時点T3までの間
、アンドゲート306の線308上に生じるパルス信号
に応答してステップモータ35が駆動され、その出力軸
36が時計方向へ3ステップ回転される。その出力軸の
時計方向への回転時における回転角が、第1のステップ
において2度、第2のステップにおいて4度、3度のス
テップにおいて2度であることは、第18図における線
308及び309上に現れるパルス信号により理解され
る。そして、時点T3以降においてはステップモータ3
5は上述の動作をくり返す。上述の如きステップモータ
35の駆動、及び主軸20の回転に同期した接触子49
,50の交互的昇降運動により、両カム体38,40が
一定の位相差をもつて第10図に示されているシーケン
スに従つて回転し、縫目模様Dがミシン運転中連続的に
形成される。
更に第10図に示されている縫目模様Eについて説明す
ると、この縫目模様を1個形成するためには6個の縫目
が必要であり、その各縫目に関する情報が記録された6
個のカム面がカム体38,40の角度範囲18乃至30
度内にそれぞれ第1、6、2、5、3、4番目の縫目に
対応するように形成配置されている。
そして、その縫目模様Eが選択された時有効化され、ス
テップモータを第10図における縫目模様E,F,G(
7)欄に示されたシーケンスに従つて駆動させるための
制御回路として、第19図に示されているシーケンス回
路が”用いられる。第19図において、アンドゲート3
23の一方の入力端子は第11図に示すアンドゲート2
62の出力線265に接続され、他方の入力端子は前記
デコーダ227の他の一つの出力線、例えば235に接
続されている。
そのアンドゲート323の出力線324は入力端子Aが
接地されたワンショットマルチバイブレータ325の入
力端子Bに接続され、その出力端子Qに生ずるパルス出
力は線326を介してオアゲート327に供給される。
入力端子Aが接地された別のワンショットマルチバイブ
レータ328の入力端子Bは前記ワンショットマルチバ
イブレータ328の出力端子Qに接続されている。前記
ワンショットマルチバイブレータ328のパルス出力を
線329を介して受ける入力端子Aを有する第3のワン
ショットマルチバイブレータ330は、その出力端子Q
からの出力を線331を介して前記オアゲート327に
供給する。そして、前記ワンショットマルチバイブレー
タ325のクリア端子CL及びワンショットマルチバイ
ブレータ330の入力端子Bはそれぞれ抵抗を介して定
電圧供給源Vcに接続されている。また前記オアゲート
327の出力線332は一対のアンドケート333,3
34の各一方の入力端子に接続され、そのアンドゲート
の各出力は、それぞれ線335,336を介して第11
図におけるオアケート256,257に供給される。前
記オアゲート327の出力信号がインバータ337を通
して入力されるカウンタ338は3本の出力線339乃
至341を有しており、そのうち第1及び第3の出力線
339,341はアンドゲート342の入力端子に接続
され、そのアンドゲートの出力信号はノアゲート343
を介して前記カウンタ338のリセット端子に供給され
る。更に、そのカウンタの第3の出力線341に現れる
出力信号はフリップフロップ344の入力端子Tに直接
的に供給されるとともに、インバータ345を介して前
記ワンショットマルチバイブレータ328,330の各
クリア端子CLにそれぞれ供給される。前記フリツフロ
ツプ344の他の入力端子J,Kは共に抵抗を介して定
電圧供給源Vcに接続され、且つその出力端子Qに接続
された線346に現れる信号は直接的に前記アンドゲー
ト333に供給されるとともにインバータ347を介し
てアンドゲート334に供給される。また、前記ノアゲ
ート343の入力端子及びフリップフロップ344のク
リア端子CLには、第11図におけるオアゲート178
の出力信号が線274を通して直接的に及びインバータ
348を介してそれぞれ供給される。前記カウンタ33
8はw進数の1から少なくとも5まで計数可能であり、
その計数値が5に達し、即ちその3本の出力線339乃
至341上に「10月なるディジタルコード信号が生じ
た時、直ちにリセットされて「000」なるディジタル
コード信号が出力される。また、前記3個のワンショッ
トマルチバイブレータ325,328,330は前記第
17図におるマルチバイブレータ298,301,30
3とそ・れぞれ全く同じ態様にて動作し、更に前記フリ
ップフロップ344は第11図におけるフリップフロッ
プ271と全く同じ態様にて動作する。第20図は第1
9図におけるシーケンス回路に関するタイムチャートを
示すもので、前記アンドゲート323の出力線324上
に前記タイミングパルスの供給に応答するパルス信号が
現れた時、前記3個のワンショットマルチバイブレータ
の各出力線326,329,331、オアゲート327
の出力線332、カウンタ338の出力線339,34
0,341、フリップフロップ344の出力線346、
及び一対のアンドゲート333,334の出力線335
,336上にそれぞれ現れる信号の変化が開示されてい
る。このタイムチャートから明らかなように、前記縫目
模様Eの選択操作後のミシンの運転開始時点N。からカ
ウンタ338による計数値が10進数の5に達した時点
N1までの間、アンドゲート334の出力線336上に
生じるパルス信号に応答してステップモータ35が駆動
され、その出力軸36が反時計方向へ3ステップ回転さ
れる。また前記時点N1から時点N2までの間、アンド
ゲート333の線335上に生じるパルス信号に応して
ステップモータが引続き駆動され、その出力軸36が時
計方向へ3ステップ回転される。その出力軸36の時計
方向及び反時計方向への回転時における回転角が、それ
ぞれ第1及び第2のステップにおいて4度、第3のステ
ップにおいて2度であることは、第20図から十分に理
解される。そして、時点N2以降においてステップモー
タ35は上述の動作をくり返す。従つて、カム体38,
4が第10図における縫目模様Eの欄に示されているシ
ーケンスに従つて回転し、縫目模様Eがミシン運転中連
続的に形成される。更にまた、第10図における縫目模
様F又はGは、前述の第19図に示されているシーケン
ス回路を利用することにより上述の縫目模様Eの形成の
場合と同様の態様にて形成することは明白である。
そして、1個の縫目模様が6個以上の縫目からなる模様
の形成について考察するに、奇数個の縫目からなる縫目
模様の形成のためのカム体38,40の駆動は、前述の
縫目模様Dの形成に類似するシーケンスに従つて行われ
、偶数個の縫目からなる縫目模様の形成のためのカム体
38,40の駆動は、上述の縫目模様Eの形成に類似す
るシーケンスに従つて行われればよいことが理解される
。最後に、第11図及び第14図を参照して押しボタン
18の操作により縫目模様の選択を行う場合の作動態様
について説明する。
前述した押しボタン17の操作による縫目模様の場合に
は、一方においてカウンタ193には線194を介して
パルス信号が断続的に供給され、そのカウンタの計数値
が増加することによりステップモータ35がその出力軸
36の反時計方向への回転を生じるよ−うに駆動され、
他方において模様選択カウンタ220には線208を介
して別のパルス信号が供給され、そのカウンタの計数値
が増加することにより第1図における表示ランプ19の
点灯が順次左方へ移動される。しかしながら、押しボタ
ン18が押圧された場合には、上述の場合とは逆に、ス
テップモータ35はその出力軸36が時計方向へ回転す
るように駆動され、且つ表示ランプ19の点灯が第1図
において順次右方へ移動される。第14図におけるタイ
ムチャートには、この場合における線154,158,
276,162,219,216,218上にそれぞれ
現れる信号の変化を表わしている。同図を参照すれば、
押しボタン18が操作された時の模様選択作動は容易に
理解されるだろう。但し注意を要することは前記押しボ
タン18を押圧する直前において模様検出器122の出
力線162上の信号が高レベルてあるか低レベルである
かによつて模様選択作動が多少異なることである。即ち
、第9図における位置決め体120のスリット119の
任意の1個が検出体121に相対している状態において
押しボタン18が押圧された場合には、第14図におい
て実線にて示されたような信号の変化が生じ、それ以外
の場合には線162,219及び216土には前記押し
ボタン18の押圧開始時点付近において点線にて示され
たような信号の変化が生じる。何故ならば、ステップモ
ータ35の出力軸36が位置決め体120を伴なつて時
計方向への回転を開始した後、今まで選択されていた縫
目模様に対応する1個のスリット119がまず最初に検
出体121に相対し、模様検出器122の出力線162
上に時点tにおいてパルス信号が現れるからである。今
もし、そのパルス信号の発生に応答して線158上の信
号が変化するものと仮定すれば、線158上に現れる信
号は時点tにおいて高レベルから低レベルへ変化し、且
つ時点〒において再び低レベルから高レベルへ復帰する
ことになる。従つて、線158上には時点t″1乃至t
″2間において2個のパルス信号が現れることになり、
カム体38,40の回転位置に対応した縫目模様と、表
示ランプ19の点灯により指示される縫目模様とが一致
しなくなる。しかしながら、第11図におけるブロック
線図においては、上述の不具合が生じないように2個の
フリップフロップ212,213が用いられている。以
上説明した本実施例装置において、ステップモータ35
の出力軸36に第二のカム体40が固定され且つ第一の
カム体38が遊嵌されているが、逆に第一のカム体38
を固定し第二のカム体40を遊嵌してもよい。
この場合には、第一の接触子49力幼ム体38から離脱
された時ステップモータ35によりそのカム体38が回
転されるように構成する必要がある。また、本実施例に
おい・ては、針位置情報担持体及び送り情報担持体とし
て複数個の段状カム面を有するカム体を用いているが、
前記した特開昭52−545弱号公報に開示されている
ような偏心カムを用いることも可能である。更に、前記
連係腕62及びリンク65に移動・抵抗を付与するため
のブレーキ手段として作用する波座金134を、前記リ
ンク65と針棒支枠27の連結部に装着しているが、針
棒支枠27の枢軸132上に装着してもよく、更には前
記連係腕62とリンク65との連結部に装着しもよい。
以上の記述から明らかなように、本発明は図面に示され
ている一実施例に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲内にて様々な変形が可能である。本発明
は、接触子が針の横方向揺動位置制御用のカム体から解
離するようにその接触子を付勢する第一の付勢手段と、
針に作動的に連結されてその針に横方向揺動運動を付与
するために回動可能な連係腕と、その連係腕と同一軸線
の周りに揺動可能に装着され前記接触子に作動的に係合
する作動体と連係腕及び作動体のいずれか一方の部材に
枢着された作動爪とその他方の部材に固定され前記一方
の部材と作業爪とにより挟持され得る連係突部とを有し
、連係腕と接触子とを解離可能に連結するための連結手
段と、前記接触子を第一の付勢手段の作用に抗して、前
記カム体に係合させるために前記連係突部が前記作動体
と作動爪とにより挟持される方向にその作動爪を付勢す
る第二の付勢手段と、その第二の付勢手段の付勢力をミ
シンの主軸の回転と同期して周期的に解放するための解
放手段と、前記連係腕に移動抵抗を付与し、前記解放手
段の作用により前記第二の付勢手段の作用が解放される
時前記連係腕を移動しないように保持するために前記針
と連係腕とを連結する機構中に配設されたブレーキ手段
とを備えたことを特徴とする。
従つて、ミシンの運転中前記第一の付勢手段の作用によ
り接触子がカム体から解離された状態にてそのカム体が
ステップモータにより回転されるとともに、前記接触子
のカム体からの解離移動にも拘らず針が横方向へ遊動す
ることがなく、前記第二の付勢手段が接触子を前記カム
体に係合すべく作用する時のみ針が横方向に揺動し得る
また、ステップモータの回転時においてそのステップモ
ータに作用する負荷が極めて少なく、小型の一ステップ
モータを使用し得ることは勿論のこと針が不必要に遊動
することがないため作業者に不安感を覚えさることもな
く、しかもミシンの高速運転時においても針の横方向揺
動位置の決定が十分に応答し、縫目模様が乱れて形成さ
れる虞れもな!く常に美麗な縫目模様を形成し得る等、
優れた実用効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明を具体化した一実施例を示すものであり、
第1図はミシンの外観を示す正面図、第2図はミシンの
機枠を省略してそのミシンの主要機構を示す正面図、第
2a図は第2図の略2a−2a線に沿う断面図、第3図
は第2図に示す機構の平面図、第4図は第3図における
略4−4線に沿う断面図、第5図は第2図における略5
−5線に沿う断面図、第6図は第4図における略6−6
線に沿う断面図、第7図は第3図における略7−7線に
沿い且つ一部省略して示す断面図、第8図ノは同じく第
3図における略8−8線に沿う断面図、第9図はミシン
の主要機構を構成する部材を示す分解斜視図、第10図
は様々な縫目模様の形成におけるカム体の駆動シーケン
スを説明するための図表、第11図は選択された縫目模
様の形成においてその縫目模様に対応して予め定められ
たシーケンスに従つてステップモータを駆動するための
制御システムを示すブロック線図、第12図はカム体の
回転時における作動態様を説明するための第2図に対応
する部分正面図、第13図及び第14図は第11図のブ
ロック線図中の模様選択手段の作動態様を説明するため
のタイムチャート、第15図、第17図及び第19図は
それぞれ異なる3個の縫目模様を形成するためのシーケ
ンス回路を示すブロック線図、第16図、第18図及び
第20図はそれぞれ第15図、第17図及び第19図に
示されているシーケンス回路の作動態様を説明するため
のタイムチャートである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 針の横方向揺動装置を制御するためカム面を有する
    1個のカム体と、そのカム体を正逆両方向に回転させる
    ためのステップモータと、そのステップモータを主軸の
    回転と同期して駆動するための駆動制御手段と、前記カ
    ム面に係合しそのカム面に従つて針の横方向揺動装置を
    決定するための接触子とを有するミシンにおいて、前記
    接触子がカム体から解離するようにその接触子を付勢す
    る第一の付勢手段と、前記針に作動的に連結させその針
    に横方向揺動運動を付与するために回動可能な連係腕と
    、その連系腕の回動軸線の周りに揺動可能に装置され前
    記接触子に作動的に係合する作動体と、前記連係腕及び
    作動体のいずれか一方の部材に枢着された作動爪と、そ
    の他方の部材に固定され作動爪と前記一方の部材とによ
    り挟持され得る連係突部とを有し、連係腕と接触子とを
    解離可能に連結するための連結手段と、前記接触子を第
    一の付勢手段の作用に抗して前記カム体に係合させるた
    めに前記連係突部が前記作動体と作動爪とにより挟持さ
    れる方向にその作動爪を付勢する第二の付勢手段と、そ
    の第二の付勢手段の付勢力をミシンの主軸の回転と同期
    して周期的に解放するための解放手段と、前記連係腕に
    移動抵抗を付与し、前記解放手段の作用により前記第二
    の付勢手段の作用が解放される時前記連係腕を移動しな
    いように保持するために前記針と連係腕とを連結する機
    構中に配設されたブレーキ手段とを備え、ミシンの運転
    中前記解放手段の作用に基づいて接触子がカム体から解
    離する時その接触子の移動にもかわらず針が横方向に揺
    動せず、前記第二の付勢手段が接触子をカム体に係合す
    べく作用する時のみ針が連係腕を介して横方向に移動し
    得るようにしたことを特徴とする針揺動機構。 2 前記第二の付勢手段がコイルばねからなり、且つ前
    記解放手段が主軸に固定された作動カムとその作動カム
    の回転に基づいて揺動して前記コイルばねのばね力を変
    化させる作動レバーとからなる特許請求の範囲第1項記
    載の針揺動機構。
JP4913278A 1978-02-08 1978-04-25 ミシンにおける針揺動機構 Expired JPS6044948B2 (ja)

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JP4913278A JPS6044948B2 (ja) 1978-04-25 1978-04-25 ミシンにおける針揺動機構
US06/005,828 US4326472A (en) 1978-02-10 1979-01-23 Needle oscillating mechanism for a sewing machine
GB7903841A GB2014200B (en) 1978-02-08 1979-02-02 Stitch pattern generating system for a sewing machine
DE2904601A DE2904601A1 (de) 1978-02-08 1979-02-07 Naehmaschine
BR7900821A BR7900821A (pt) 1978-02-10 1979-02-09 Mecanismo de oscilacao de agulha para maquina de costura

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