JPS6044947B2 - ミシンにおける止め縫装置 - Google Patents

ミシンにおける止め縫装置

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Publication number
JPS6044947B2
JPS6044947B2 JP4187978A JP4187978A JPS6044947B2 JP S6044947 B2 JPS6044947 B2 JP S6044947B2 JP 4187978 A JP4187978 A JP 4187978A JP 4187978 A JP4187978 A JP 4187978A JP S6044947 B2 JPS6044947 B2 JP S6044947B2
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JP
Japan
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cam
output
cam body
gate
signal
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JP4187978A
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親男 山下
京男 菅谷
則幸 吉田
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はミシンにおける止め縫装置に関し、特には、
針の横方向揺動位置を制御するためのカム面を有する第
一のカム体と、前記針に作動的に連結され前記第一のカ
ム体にばね作用により係合する第一の接触子と、送り歯
の送り運動を調節する送り調節器を制御するためのカム
面を有する第二のカム体と、前記送り調節器に作動的に
連結され前記第二のカム体にばね作用により係合可能な
第二の接触子と、前記両カム体を正逆両方向に回転させ
るための少なくとも1個のステップモータと、そのステ
ップモータを主軸の回転と同期して各縫目模様毎に予め
定められたシーケンスに従つて駆動するための駆動制御
手段とを有するミシンにおける新規な止め縫装置に関す
るものである。
ステップモータによりカム体を回動させて針の横方向揺
動位置及び送り歯の送り運動を制御するミシンは、例え
ば特開昭52−54550号公報等により既に提案され
ているが、このようなミシンにおいて縫製開始時或いは
縫製終了時に縫目が解けるのを防止するための止め縫を
遂行し得る装置は末だ提案されていない。また、上述の
タイプと異なるタイプのミシンにおける止め縫装置は、
例えば特開昭49−96848号公報及び特開昭51−
108955号公報等により既に提案され且つ製品化さ
れており、実用的効果を発揮して使用者に便利さを感じ
させている。本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、ステップモータを利
用したミシンにおいて手動操作部体の操作により縫目の
外観を損うことのない止め縫を簡便に遂行し得る装置を
提供することにある。
第1図を参照するに、ミシン10は脚柱11を支持する
ベッド12を有し、ブラケットアーム13が前記脚柱か
ら延びてベッドの上方に張り出している。
ベッド12に隣接して補助板14が取付けられ、ベッド
と協働して広い加工品支持面を形成している。ブラケッ
トアーム13は上方に開口しており、この開口は上蓋1
5によつて覆われ、その上蓋には表示板16が設けられ
ている。この表示板は形成可能なすべての縫目模様を可
視的に表示するとともに、後述の如く、選択された特定
の縫目模様の一つを表示する。一対の押しボタン17,
18は前記表示板16の開口を通つて突出しており、作
業者が手動にて操作し得るようになつている。そして、
前記縫目模様の各表示の上方には一連の表示ランプ19
が対応して配置されており、選択された1個の縫目模様
に対応するランプのみが選択的に点灯することによりそ
の選択された縫目模様を指示する。次に、第2図乃至第
4図及び第9図を参照するに、主軸20はブラケットア
ーム13に軸支されており、その右端部にはハンドホィ
ール21、図示しない電動モータにベルト22を介して
連結された駆動プーリ23及び公知のタイミングプーリ
24が固定されている。
下端に針25が固定された針棒26は前記ブラケットア
ーム13に枢着された公知の針棒支枠27に上下動可能
に支持され、主軸20の回転に同期して上下往復動する
とともに、針棒支枠とともに横方向に揺動可能である。
前記ベッド12内において送り台28に固着された送り
歯29はベッド12に固定された針板30の開口を通つ
てその針板上面より突出可能であり、主軸20と同期し
て公知の布送り運動を行うものである。送り調節器31
は前記ベッド12に支承された送り調節軸32に固定さ
れ、前記送り歯29の布送り運動を調節するために送り
台28に作動的に連結されている。前記脚柱11内には
一対の支持ブラケット33,34が固定されており、そ
の一方のブラケット33にはステップモータ35が固定
され、その出力軸36は他方のブラケット34に向つて
突出している。
その一対のブラケット間における前記出力軸36には、
針の横方向揺動位置を制御するための多数の針位置情報
がそれぞれ記録された一連の段状カム面37を外周縁に
有する第一のカム体38が遊嵌され、また送り歯の送り
運動を制御するための多数の送り情報がそれぞれ記録さ
れた一連の段状カム面39を外周縁に有する第二のカム
体40が固定されており、両カム体38,40はそれぞ
れ針位置情報担持体及び送り情報担持体を構成している
。そして、その両カム体の間には突出部41を有する略
環状の中間体42が第二のカム体40のボス部の周りに
遊嵌され、両カム体にそれぞれ形成された透孔43,4
4に前記突出部41が嵌合している。その両透孔43,
44の各幅は突出部41の幅よりも大に形成されており
、中間体42は両カム体38,40に対してそれぞれ予
め決められた角度、本実施例の場合どちらのカム体に対
しても約10度だけ相対的に回動可能である。第一の巻
ばね45は一端にて前記第二・のカム体40に係止され
他端にて中間体42に係止されており、中間体42を第
二のカム体に対して第9図における反時計方向へ弱いば
ね力により付勢する。第二の巻ばね46は一端にて前記
第一のカム体38に係止され他端にて中間体42に係止
されており、中間体に対して第一のカム体38を第9図
における時計方向に弱いばね力により付勢する。従つて
、前記第一のカム体38は第二のカム体40に対して常
には予め定められた相対的角度位置に保持され、その角
度位置において両透孔43,44は略合致しており、今
仮りに第一のカム体38が固定されたとすれば、第二の
カム体40は時計方向及び反時計方向のいずれにも約1
0度だけ単独に回転可能である。それ故に、前記中間体
42、第一及び第二の巻ばね45,46、両カム体の透
孔43,44は前記第一及び第二のカム体38,40を
常には所定の角度位置に保持するとともにその角度位置
から両カム体が相対的に移動するのを許容する保持手段
を構成している。また、前記ステップモータ35はその
出力軸36の1回転中に180ステップの静止位置をと
り得るように構成されており、両カム体38,40は2
度の単位角度範囲に対して1個のカム面を有し、全体と
してそれぞれ180の針位置情報及び180の送り情報
が記録されている。支持部材としての接触子軸47は一
方のブラケット33に固定され他方のブラケット34の
孔48に嵌合されており、その接触子軸47には第一の
カム体38に相対する第一の接触子49及び第二のカム
体40に相対する第二の接触子50がそれぞれ回動可能
に支持されている。そして、その両接触子49,50は
、後述するように、第一及び第二のカム体38,40の
段状カム面の高さに応じて針25の横方向揺動位置及び
送り調節器31の設定位置が主軸の回転と同期して順次
決定さ.れるもので、両接触子49,50は第一及び第
二のカム体38,40にそれぞれ記録された針位置情報
及ひ送り情報を択一的に取出す走査体を構成している。
また第二の接触子50は接触子軸47に沿つて移動可能
であるが、第一の接触子49は、接触子軸47に沿う移
動が阻止されている。引ばね51は前記第一の接触子4
9とブラケット34との間に張設され、その接触子49
を第一のカム体38から解離するように付勢している。
同様に引ばね52は前記第二の接触子50とブラケット
33との間に張設され、その接触子50を第二のカム体
40から解離するように付勢している。第一の調節部体
53は前記出力軸36に回動可能に支持され、その一端
には第一の運動伝達部体54が枢着されており、その運
動伝達部体は前記第一の接触子49の円弧状頂面に係合
している。巻ばね55は前記調節部体53とブラケット
34との間に装着され、その調節部体を第2図における
反時計方向へ付勢しており、その一側縁が前記ブラケッ
ト34に固定されたピン56に当接することにより調節
部体53のそれ以上の回動が阻止されている。その状態
において前記運動伝達部体54は第一の接触子49にそ
の軸47から最も隔jつた位置にて係合している。同様
に、第二の調節部体57も出力軸36に回動可能に支持
され、その一端には第二の運動伝達部体58が枢着され
ており、その運動伝達部体は前記第二の接触子50の円
弧状頂面に係合している。そして、巻ばね59が前記調
節部体57とブラケット33との間に装着され、その調
節部体を第4図における反時計方向に付勢しており、そ
の一側縁が前記ブラケット33に固定されたピン60に
当接することにより調節部体57のそれ以上の回動が阻
止されている。この状態において前記運動伝達部体58
は第二の接触子50にその軸47から最も隔つた位置に
て係合している。第一の作動体61及び第一の連係腕6
2は前記ブラケット34に固定された枢軸63にそれぞ
れ回動可能に装着され、その作動体61の一端は前記運
動伝達部体54の円弧状頂面に係合し、他端には作動爪
64が枢着されており、前記連係腕62の一端はリンク
65を介して前記針棒支枠27に作動的に連結され、他
端には連係ピン66が固定されている。
その連係ピン66は前記作動体61と作動爪64との間
に位置し、作動爪64と前記ブラケット34との間に張
設された弱い引ばね67の作用により常には前記作動体
61と作動爪64とにより挾持されている。同様に、第
二の作動体68及び第二の連係腕69は前記ブラケット
33に固定された枢軸70にそれぞれ回動可能に装着さ
れ、その作動体68の一端は前記運動伝達部材58の円
弧状頂面に係合し、他端には作動爪71が枢着されてお
り、前記連係腕69の一端は後述するリンク機構を介し
て前記送り調節軸32に作動的に連結され、他端には連
係ピン72が固定されている。その連係ピン72は前記
作動体68と作動爪71との間に位置し、作動爪71と
前記ブラケット33との間に張設された弱い引ばね73
の作用により常には前記作動体68と作動爪71とによ
り挟持されている。前述のリンク機構について第4図及
び第6図を参照して説明すると、前記脚柱11に固定さ
れた支持板74には短いリンク75が枢着され、そのリ
ンク75と前記連係腕69とは作動リンク76を介して
連結されており、その連係腕69、作動リンク76、短
いリンク75により平行運動機構を構成している。
そして作動リンク76に固定されたピン77は前記支持
板74に枢着された二又レバー78に嵌合し、その二又
レバー78は別のリンク79を介して前記送り調節軸3
2に固定されたアーム80に連結されている。従つて、
前記連係腕69か回動されると、その回動に連動して送
り調節軸32が回動され、送り調節器31が制御される
。また、第2図乃至第4図及び第7図を参照するに、同
一形状の一対の作動カム81,82が180度の角位相
差を有して主軸20に固定され、その一対の作動カムに
中間下側部がそれぞれ相対する一対の作動レバー83,
84がブラケットアーム13に固定された支持板85に
支持された軸86にぞれぞれ回動可能に装着されており
、両作動レバーと支持板85との間にそれぞれ張設され
た引はね87の作用により各作動カム81,82に係合
している。
一対の密着コイルばね88,89は一端にてそれぞれ前
記作動レバー83,84に固定され他端にて前記作動爪
64,71の爪部に離脱可能に係止されている。電磁ソ
レノイド90は取付板91によりブラケットアーム13
に固定され、そのアマチア92には案内部体93と作動
連桿94とが軸ピン95により連結されており、その案
内部材93と作動連桿94とはピン96により連結され
一体的に移動可能である(第9図参照)。そして、その
案内部体93には一対の小孔97,98と一対の側スロ
ット99,100が穿設されており、その小孔及び側ス
ロット中に前記一対のコイルばね88,89の折曲係止
部がそれぞれ挿通されている。それ故に、前記両コイル
ばねは作動レバー83,84の揺動に伴なつて上下方向
にのみ移動可能であり、水平面内における回動は阻止さ
れている。また、前記両コイルばね88,89は前記引
ばね51,52よりそれぞれ大なるばね定数を有してお
り、作動レバー83が最高に上昇された状態(第7図参
照)において、前記作動体61と連係腕62は第2図に
おける時計方向へー体的に付勢され、運動伝達部体54
を介して接触子49が引ばね51の作用に抗してカム体
38のカム面に係合される。同様に、作動レバー84が
最高に上昇された状態において、前記作動体68と連係
腕69は第4図における時計方向ヘー体的に付勢され、
運動伝達部体58を介して接触子50が引ばね52の作
用に抗してカム体40のカム面に係合される。そして、
前記作動レバー83,84が作動カム81,82の作用
により下方へ回動するにつれて作動爪64,71に付与
されるコイルばね88,89の力は減少し、その作動レ
バー83,84は両コイルばねが自然長に達した後も下
方へ回動される。従つて、前記接触子49,50を引ば
ね51,52の作用に抗してそれぞれカム体38,40
に係合させる付勢力が実質的に消滅した時、両接触子4
9,50は前記引ばね51,52の作用によりそれぞれ
カム体38,40から離脱する。接触子49,50のこ
の離脱作動は前記作動カム81,82により制御され、
主軸20の回転に関してほぼ180度の位相差をもつて
行われる。その接触子49の離脱作動時に作動体61は
運動伝達部体54を介して第2図における反時計方向へ
回動されるが、連係腕62は回動されない。何故ならば
、引ばね67の力が微弱であり、運動伝達部体54の前
記回動に関連して作動爪64が引ばね67の作用により
連結ピン66を介して連係腕62を針棒支枠27及びリ
lンク65の移動抵抗に抗して追従回動させ得ないため
である。従つて、針25が針棒支枠26とともに接触子
49のカム体38からの離脱毎に遊動することはない。
同様な理由により、接触子50のカム体40からの離脱
時に連係腕69が回動さ・れず、送り調節器31が遊動
することはない。次に、第2図、第4図及び第5図を参
照すると、ホルダー101が脚柱11に固定され、その
ホルダーには第一及び第二の手動ダイヤル102,10
3が回動可能に装着されている。その夕)イヤルはそれ
ぞれリンク104,105を介して前記第一及び第二の
調節部体53,57に作動的に連結されている。制動レ
バー106は下端にて前記ホルダー10]!こ回動可能
に支持されており、その上端部にはホルダーに固定され
た案内ピン107に嵌合する長孔108が形成され、中
間部には制動片109が枢着されている。その制動レバ
ー106はそれとホルダー101との間に張設された引
ばね110の作用により付勢されており、常には制動片
109が前記両ダイヤル102,103の外周縁に圧接
し、それらのダイヤルを巻ばね55,59の作用に抗し
て任意の位置に保持する。また前記制動レバー106は
上端にて前記作動連桿94に連結されており、前記ソレ
ノイド90が励磁される時引ばね110の作用に抗して
回動され、制動片109の手動ダイヤル102,103
に対する制動作用を解放する。また第3図と第4図を参
照するに、押しボタン111がブラケットアーム13に
回動可能に装着された操作レバー112の一端に固定さ
れ、作業者が押圧し得るように前記アーム13の顎部前
方に露出している。
操作レバー112は他端にてリンク113を介して前記
ブラケット33に枢着された二腕レバー114の一腕に
連結されている。その二腕レバーの他腕には第二の接触
子50に固定されたピン115に嵌合するスロットが形
成されている。引ばね116は操作レバー112を第3
図における反時計方向に付勢しており、その操作レバー
の一部がブラケットアーム13に当接することによりそ
れ以上の回動が阻止され、その状態において前記接触子
50は第二のカム体40のカム面39に係合可能である
。更に第9図を参照するに、調節部体57には前記カム
体40の後方に後退送り用のカム面117が形成され、
そのカム面の前方には調節部体57の回動軸線から等半
.径を有し一定の微小後退送り用のカム面が形成された
カム部体118が固定されており、前記押しボタン11
1が僅か押圧された時接触子50が前記カム部体118
に相対するように移動され、前記押しボタン111が完
全に押圧された時接触子.50が前記カム面117に相
対するように移動される。更に、第10図を参照して前
記カム体38,40の段状カム面について詳述すると、
各縫目模様を形成するために必要な針位置情報及び送り
情報・は、両カム体38,40の対応する各区画内に記
録されている。
即ち、直線縫目Aを形成するためには1個の針位置情報
と1個の送り情報が必要であり、この両情報は両カム体
38,40の単位角度2度の範囲内におけるカム面とし
て記録され、そのカム面を基準としてジグザグ縫目Bの
形成に必要な2個の針位置情報と2個の送り情報はそれ
ぞれカム体38,40の角度範囲6〜10度内に2個の
カメ面として記録されている。同様に、縫目模様C乃至
Gの各々の形成に必要な一群の情報に対応する一群のカ
ム面が両カム体の限定された一区画内に形成されている
。そして、縫目模様DまたはEに関する欄の記載から明
らかなように、1ノ個の縫目模様を構成する複数の縫目
の各々の配置を決定するための針位置又は送りの情報に
対応するカム面は、必ずしも各縫目の配置順に互いに隣
接して形成されておらず、予め定められたシーケンスに
従つて形成されている。そして、前記ステップモータ3
5の出力軸36には形成され得る縫目模様の数と等しい
数のスリット119を有する位置決め板120が固定さ
れており、前記スリットの各々は各縫目模様の形成のた
めの第一番目の針位置及び送り情報に関するカム面の角
度範囲、゛即ち、第10図における各縫目模様に関する
欄の最上列の角度範囲に対応する位置に形成されている
。その位置決め板120を挟んで互いに対向する発光体
(例えば発光ダイオード)と受光素子(例えばフォトト
ランジスタ)とを有する検出体121が前記ブラケット
34に取付けられており、前記位置決め板120が回転
されて前記スリット119の一つがその検出体121を
通過する毎に1個のパルスが発生されるもので、前記位
置決め板120と検出体121とは模様検出器122を
構成している。また、前記位置決め板120は更に別の
1個のスリット123を有しており、それに関連して別
の検出体124がブラケット34に取付けられており、
その検出体124と位置決め板120とは後述の作用を
なす開始模様検出器125を構成している。第3図及び
第8図を参照するに、主軸20には半円弧状のシャッタ
ー126が固定され、そのシャッターを挾んで互いに対
向する発光体と受光素子とを有する検出体127がブラ
ケットアーム13に取付けられており、その検出体とシ
ャッターとはタイミングパルス発生器128を構成して
いる。
更に別のシャッター129と検出体130とがそれぞれ
主軸20及びアーム13に取付けられており、それらは
位置決めパルス発生器131を構成している。次に第1
1図を参照するに、前記押しボタン17の押圧により閉
成される第一の模様選択スイッチ140はインバータ1
41を介してフリップフロップ142のセット端子に接
続され、そのフリップフロップの出力線143は遅延回
路144を通してアンドゲート145の入力線146に
接続されている。
そして、そのゲート145の出力線147は、オアゲー
ト148に接続された出力線149を有するアンドゲー
ト150に接続されている。同様に、押しボタン18の
押圧により閉成される第二の模様選択スイッチ151は
インバータ152を介してフリップフロップ153のセ
ット端子に接続され、そのフリップフロップの出力線1
54は遅延回路155を通してアンドゲート156の入
力線157に接続されている。そして、そのゲート15
6の出力線158は、オアゲート159に接続された出
力線160を有するアンドゲート161に接続されてい
る。前述した模様検出器122の出力線162は、前記
フリップフロップ142,153のリセット端子にぞれ
ぞれ接続されたアンドゲート163,164にオアゲー
ト165を介して接続されている。また、前述した開始
模様検出器125の出力線166は別のフリップフロッ
プ167のリセット端子に接続され、そのフリップフロ
ップのセット端子は、一端にて定電圧供給源Vcに接続
され他端にて接地された抵抗168とコンデンサ169
の直列回路におけるその抵抗とコンデンサの接続点17
0にインバータ171を介して接続されている。そして
、そのフリップフロップ167の一方の出力線172は
、出力線173が前記オアゲート148に接続されたア
ンドゲート174に遅延回路175を通して接続されて
いる。クロックパルス発生器176は、前記アンドゲー
ト150,161,174の各他方の入力端子に線17
7を介して接続されている。前記3個のフリップフロッ
プ142,153,167は、セット端子に高レベルの
信号が供給され且つリセット端子に低レベルの信号が与
えられた時、出力線143,154,172上にそれぞ
れ高レベルの出力信号を生じ、その出力信号は、セット
端子に低レベルの信号が与えられ且つリセット端子に高
レベルの信号が供給された時消滅する。そして、前記各
フリップフロップの出力線143,154,172は、
オアゲート178の3本の入力線179,180,18
1にそれぞれ接続され、そのオアゲートの出力線は、ワ
ンショットマルチバイブレータ182に接続されており
、そのワンショットマルチバイブレータは前記電磁ソレ
ノイド90を一時的に励磁するためにトランジスタ18
3のベースに抵抗を介して出力信号を供給する。前述し
たステップモータ35は4個の界磁コイル184乃至1
87を有しており、その各コイルに接続された4個のト
ランジスタ188乃至191を含む駆動手段192によ
り駆動される。
カウンタ193は前記オアゲート148,159にそれ
ぞれ接続された2つの入力線194,195とデコーダ
196に接続された2つの出力線197,198を有し
ており、w進線の1から4まで循環的に計数可能であり
、計数値が4に達した時前記出力線197,198には
出力信号を生じない。また、そのカウンタ193は、入
力線194に1個の高レベル信号が供給される毎にその
計数値が1づつ増加するように計数し、逆に入力線19
5に1個の高レベル信号が供給される毎にその計数値が
1づつ減少するように計数する。そして、その計数値に
対応する信号が出力線197,198上に現れる。前記
デコーダ196は4本の出力線199乃至202を有し
、前記カウンタ193からの出力信号に対応していずれ
か1本の出力線上に出力信号を循環的に発生する。その
4本の出力線は、近接する2本の線を一対としてそれノ
ぞれ4個のオアゲート203乃至206に接続され、そ
のゲートの出力線は前記4個のトランジスタ188乃至
191のベースにそれぞれ抵抗を介して接続されている
。従つて、前記カウンタ193の計数値がそれぞれ10
進数の1、2、3及び4門であるのに対応して前記デコ
ーダ196の4個の出力線199乃至202上には、そ
れぞれ「0100」、「0010」、「000U及び「
1000」なるディジタルコード信号が現れ、その信号
に従つて4個のトランジスタ188乃至191が2個づ
つオンフ状態に達し、ステップモータ35が駆動され、
その出力軸36がカウンタ193へ供給される1個のパ
ルス信号に対して2度回転される。
更に、前記アンドゲート145,156の出力線147
,158はオアゲート207に線208,209を介し
て接続され、そのゲートの出力線はワンショットマルチ
バイブレータ210に接続されており、そのワンショッ
トマルチバイブレータは3個のフリップフロップ211
,212,213の各クリア端了CLにそれぞれ出力信
号を供給する。
そのフリップフロップはそれぞれ3個の入力端子J,T
,Kを有しており、そのうちの入力端子Kはいずれも接
地されている。第一及び第三のフリップフロップ211
,213の各入力端子は、前記模様検出器122の出力
線162に線214を介して接続されたインバータ21
5の出力線216にそれぞれ接続され、また第二のフリ
ップフロップ212の入力端子Tは前記出力線162に
直接的に接続されている。そして、そのフリップフロッ
プ211及び213の出力端子?は線217,218を
介して前記アンドゲート145,156にそれぞれ接続
され、フリップフロップ212の出力端子Qは線219
を介して前記フリップフロップ213の入力端子Jに接
続されるとともに、前記アンドゲート164に接続され
ている。これらのフリップフロップは、そのクリア端子
CLに低レベルの信号が入力されている時ぞの出力端子
0には高レベルの電位を生じ他方の出力端子Qには実質
的に電位を生じない。そして、クリア端子CL及び入力
端子Jに高レベルの電位が供給され且つ入力端子Tに高
レベルから低レベルへの電位の変化が生じた時その出力
端子Oには高レベルの電圧が生じ且つ出力端子Qには実
質的に電位が生じない。前記線208,209にそれぞ
れ接続された一対の入力線を有する模様選択カウンタ2
20はそのリセット端子が前記フリップフロップ167
の出力端子Oに線221を介して接続され、5本の出力
線222乃至226を介してデコーダ227に接続され
ている。
そのカウンタ220はw進数の1から形成され得る縫目
模様の数即ち22までで循環的に計数可能であり、計数
値が22に達した時又は前記リセット端子に低レベルの
電位が供給された時前記出力線222乃至226には出
力信号を生じない。そのカウンタ220は、線208に
1個の高レベル信号が供給される毎にその計数値が1づ
つ増加するように計数し、逆に線209に1個の高レベ
ル信号が供給される毎にその計数値が1づつ減少するよ
うに計数する。そして、その計数値に対応する信号が出
力線222乃至226上に現れる。第11図において点
線228より左方の部分が模様選択手段に相当する。更
に前記デコーダ227は2鉢の出力線229乃至250
を有し、前記カウンタ220からの出力信号に対応して
いずれか1本の出力線上に高レベル信号を循環的に発生
する。
その2鉢の出力線は、それぞれ一端が抵抗を介して接地
され且つ前記表示ランプ19(第1図参照)として作用
する発光ダイオード19Aに接続されており、前記表示
板16と協働する表示手段251が構成されている。他
方、前記n本の出力線229乃至250はオアゲート2
52を介して又は直接的に各種縫目模様に対応するシー
ケンス回路253,254,255等に接続されている
。その各シーケンス回路からの一対の出力線はオアゲー
ト256,257をそれぞれ介して前記オアゲート15
9,148の入力線258,259に接続されており、
前記駆動手段に対する制御手段を構成している。更に、
前述した押しボタン111が押圧された時閉成される第
一のスイッチ260及び前記押しボタン111が完全に
押圧された時にのみ開放される第二のスイッチ261と
の直列回路が一端にて抵抗を介して定電圧供給源Vcに
接続され、且つ他端にて接地されている。アンドゲート
262の一方の入力線263は前記第一のスイッチ26
0と抵抗との接続点に接続され、他方の入力線264は
前述したタイミングパルス発生器128に接続されてい
る。そして、そのアンドゲート262の出力線265は
前記シーケンス回路253,254,255等にそれぞ
れ接続されている。而して、シーケンス回路253は、
前記アンドゲート262とオアゲート252からの出力
信号を受けるアンドゲート266と、前記オアゲート2
56,257に出力線がそれぞれ接続されたアンドゲー
ト267,268とからなり、その両アンドゲート26
7,268の入力線の一方はぞれぞれ前記アンドゲート
266の出力線に接続され他方の入力線は共に接地され
ており、直線縫が選択された時有効化される。
ジグザグ縫のためのシーケンス回路254は、前記線2
32,265上に生じる信号を受けるアンドゲート26
9と、そのアンドゲートの出力信号を受けてパルスを発
生するワンショットマルチバイブレータ270と、その
パルスを受ける入力端子Tと定電圧供給源Vcに接続さ
れた2個の入力端子J,Kとを有するフリップフロップ
の出力端子Q又はOからの出力信号と前記ワンショット
マルチバイブレータからの出力信号を受け且つ出力線が
前記オアゲート256,257にそれぞれ接続された2
個のアンドゲート272,273とからなつている。そ
して、前記フリップフロップ271のクリア端子CLは
前記オアゲート178の出力が線274を介して供給さ
れるインバータ275の出力線に接続されており、その
クリア端子CLが低レベルの信号を受ける時出力端子Q
には低レベルの電位が生じ、出力端子Oには高レベルの
電位が生じ、クリア端了CLが高レベルの信号を受け且
つ入力端子Tに高レベルから低レベルへの電位の変化が
生じた時両出力端子Q,Oにはそれまで生じていた電位
のレベルとは逆のレベルの電位が生じる。3点ジグザグ
縫のためのシーケンス回路255及びその他のシーケン
ス回路の実例が第15図、第17図及び第19図に示さ
れているが、これらについての説明は後述する。
そして、本実施例装置の作動態様は以下の通りである。
まず図示しない電源スイッチが投入された時第11図に
おけるフリップフロップ167は出力線172に高レベ
ルの信号が生じるように瞬時にセットされるとともに、
フリップフロップ142,153はリセットされる。
前記出力線172上に現れた信号によりワンショットマ
ルチバイブレータ182からパルス信号が発生し、トラ
ンジスタ183が1時的にオンし、電磁ソレノイド90
が励磁される。それにより案内部体93が第2図及び第
4図における左方へコイルばね88,89の下端部を伴
なつて移動され、そのコイルばねが作動爪64,71と
の作動関係を解離する。従つて、接触子49,50が引
ばね51,52の作用によりカム体38,40からそれ
ぞれ離脱される。他方、前記ソレノイド90の一時的励
磁は作動連桿94を介して制動レバー106を引ばね1
10の作用に抗して回動させ、手動ダイヤル102,1
03に対する制動片109の作用を一時的に解放する。
その後前記ソレノイド90が消磁された時、引ばね11
0の作用により案内部体93及び制動片109は図示の
状態に復帰される。しかし、前記コイルばね88,89
はそれぞれ自然長の状態になつているため、作動爪64
,71にそのばね力が付与されず、その下端折曲部は、
作動レバー83,84が最下点近傍に降下している場合
を除き、作動爪64,71の上方に位置する(第12図
参照)。この状態に移行した後、前記フリップフロップ
167からの出力信号は遅延回路175を通してアンド
ゲート174に入力され、そのアンドゲートはクロック
パルス発生器176からクロックパルスが発生する度に
出力信号をオアゲート148を介してカウンタ193の
入力線194上に供給する。
その信号に応答してカウンタ193が計数した数に対応
する信号がデコーダ196に順次供給され、その出力線
199乃至202の一本に循環的に高レベルの信号が生
じる。それにより、ステップモータ35の界磁コイル1
84乃至187の2個がトランジスタ188乃至191
の選択的オン動作にもとづいて循環的に励磁され、その
ステップモータ35の出力軸36は前記クロックパルス
が発生する毎にカム体38,40及び位置決め体120
を伴なつて2度づつ回転する。その位置決め体120の
スリット123が検出体124に対向した時開始模様検
出器125は線166上に高レベルの信号を発生し、フ
リップフロップ167がリセットされて線172上の高
レベル信号は消滅する。その信号の消滅はアンドゲート
174を閉じ、ステップモータ35を停止させる。また
、模様選択カウンタ220は、前記電源が投入された直
後のフリップフロップ167のリセット状態において端
子Oに接続された線221上に現れる低レベルの信号に
よりリセットされ、線222乃至226上には高レベル
信号即ち出力信号が現れない。その状態に対応してデコ
ーダ227の出力線中の一本の線229上にのみ高レベ
ル信号が供給され、表示手段251中の直線縫に対応す
る発光ダイオードのみが点灯され、且つ直線縫のための
シーケンス回路253が有効化される。更に、前記ステ
ップモータ35が停止した時、第一及び第二のカム体3
8,40は直線縫のためのカム面が接触子49,50に
それぞれ相対する状態に位置し、且つ位置決め体120
のスリット119の一つが検出体121に対向する。模
様検出器122は線162上に高レベルの信号を供給し
、フリップフロップ142,153はリセット状態に保
持される。以上の態様によりミシンは電源投入後に直線
縫のための状態に自動的に準備される。この状態にてミ
シンが運転されると直線縫が遂行される。
これについて説明すると、主軸20の最初の一回転の間
において、前記作動レバー83,84は作動カム81,
82の作用により180度の角位相差をもつてコイルば
ね88,89とともに下降する。そのコイルばねの下端
折曲部は、それぞれ作動爪64,71に上方より係合し
た後更に下降されるため、その作動爪を弱いばね67,
73に抗して単独に回動させ(第12図参照)、その各
作動爪の爪部下方へ達する。そして、主軸20の2回転
目以降においては、前記作動レバー83,84の昇降に
応じてコイルばね88,89は作動爪64,71との係
合、解離をくり返し、接触子49,50に引はね51,
52に抗する力が断続的に付与される。従つて、第一の
接触子49は、作動カム81の作用により、針25が上
死点近傍に位置する時第一のカム体38から最大に離脱
され、また第二の接触子50は針25が下死点近傍に位
置する時第二のカム体40から最大に離脱される。そし
て、針が下死点に達した時、シャッター126が検出体
127から外れ、タイミングパルス発生器128は線2
64上に高レベルのパルス信号を供給する。この信号に
応答してアンドゲート262,266を介して高レベル
信号が一対のアンドゲート267,268に供給される
が、これら両ゲートの各他方の入力線が接地されている
ため、オアケート256,257には高レベルの信号が
入力されず、カウンタ193はその計数値を変更せず、
ステップモータ35は駆動されない。それ故に、両接触
子49,50は、それぞれ第10図の表中の直線縫目A
に対応する単一のカム面との係合、解離をくり返し、直
線縫が遂行される。そして、前述した理由により、接触
子49,50のカム体38,40からの離脱運動が連係
腕62,69に伝達されないため、針棒支枠27及び送
り調節器31は直線縫遂行時に動くことはない。また、
第一の手動ダイヤル102が回動操作され、運動伝達部
体54が第2図に示す位置から移動されたとしても、直
線縫用のカム面に係合した接触子49の背面及び運動伝
達部体54の背面がステップモータの出力軸36の中心
を半径とする曲面と合致しているため、針棒支枠27は
移動せず、針25は前記カム面により決定された同一横
方向位置にて加工布を貫通する。しかし、第二の手動ダ
イヤル103が回動操作されて運動伝達部体58が第4
図に示す位置から右方へ移動された時、直線縫用のカム
面に係合した第二の接触子50の背面が接触子軸47に
近づくにつれて前記出力軸36の中心からの距離を短く
するように形成されているため、作動体68を介して連
係腕69が回動され、送り調節器31が送り歯により加
工布に付与される送り運動量を減少させるべく回動され
る。従つて、手動ダイヤル103の操作により任意の送
り量による直線縫が可能である。次に、他の縫目模様の
選択操作について説明すると、第13図に示されたタイ
ムチャートは模様選択スイッチ140の操作により線1
43,147,276,162,216,217上にそ
れぞれ現れる信号の変化を表わしており、前述した直線
縫時の状態が時点T。
において示されている。時点ちにおいて押しボタン17
の押圧により模様選択スイッチ140が閉成された時、
フリップフロップ142がセットされ、線143上には
高レベルの信号が生じ、その信号は少なくとも前記押し
ボタン17が押圧されている間継続される。フリップフ
ロップ211の出力端子Oに接続された線217上には
高レベルの信号が生じているため、アンドゲート145
の出力線147上には少し遅れて高レベルの信号が供給
される。その信号は線208を介して模様選択カウンタ
220に入力され、そのカウンタによる計数値がw進数
の1になりデコーダ227を介して出力線230上にの
み高レベル信号が生じる。また出力線147上に現れた
信号はオアゲート207を介してワンショットマルチバ
イブレータ210に供給され、その出力線276上に一
定の期間高レベル信号が現われる。更に、アンドゲート
150からはクロックパルス発生器176からの一連の
パルス信号に応答して出力信号が順次生じ、オアゲート
148を介してカウンタ193に入力され、そのカウン
タによる計数値が順次増加される。従つて、ステップモ
ータ35は駆動手段192により駆動され、その出力軸
36が前記クロックパルス発生器176から1個のパル
ス信号が生じる毎に2度づつ第9図における反時計方向
に回転する。尚この際、前記フリップフロップ142の
出力線143に現れる出力信号が線179を介してオア
ゲート178に供給されるため、前述の電源投入時と同
様に、電磁ソレノイドが一時的に励磁され、接触子49
,50がカム体38,40からそれぞれ離脱している。
そして、位置決め体120の回転により模様検出器12
2の出力線162上の高レベル信号は一旦消滅するが、
スリット119の次の一つが検出体121に時点T2に
おいて相対した時、その出力線162上には再度高レベ
ル信号が生じる。その信号は線214を介してインバー
タ215に供給され、その出力線216上に高レベルか
ら低レベルへの電位の変化が生じ、フリップフロップ2
11の出力線217上の信号は消滅する。それにより、
アンドゲート145の出力線147上の信号を消滅し、
カウンタ193の入力線194への信号の供給が中断し
てステップモータ35が一時的に停止する。しかし、前
記ワンショットマルチバイブレータ210の出力線27
6上の高レベル信号が時点T3において消滅した時、フ
リップフロップ211の出力線217上には高レベルの
信号が再び現れ、アンドゲート145の出力線147上
にも高レベルの信号が生じる。その信号の発生によりス
テップモータ35の駆動が再開され、且つ前記ワンショ
ットマルチバイブレータ210が直ちに新たなパルス信
号を線276上に供給する。そして、前述と同様に、模
様検出器122の出力線162上の信号は一旦消滅した
後時点t1において再び発生し、フリップフロップ21
1の出力線217上の信号が低レベルに変化してアンド
ケート145の出力線147上の信号を消滅させる。こ
の時点T4における各線上の信号の変化は時点しにおけ
る信号の変化と同一であり、押しボタン17が押圧され
ている間時点T2からT4までの信号の変化がくり返し
生じ、模様カウンタ220はその計数値を順次増加し、
デコーダ227はその出力線の一つに順次高レベル信号
が生じるように作動する。従つて、作業者がジグザグ縫
を遂行することを希望する時、第1図に示されている表
示板16上のジグザグ縫目の形象に対応する表示ランプ
19が点灯したことを認識して前記押しボタン17の押
圧を解放すればよい。
前記表示ランプ19の点灯位置が変化するのは第13図
において線147上に低レベルから高レベルへの信号の
変化が生じる時である。今仮りに時点ちにおいてジグザ
グ縫目の形象に対応する表示ランプが点灯し、時点T6
において押しボタン17の押圧を解放したとすると、ア
ンドゲート145の出力線147の高レベル信号が消滅
するまで、即ち模様検出器122から線162上に次の
パルス信号が現れるまでステノツプモータ35が駆動さ
れる。そして、時点T7において、フリップフロップ1
42は模様検出器122からの高レベル信号の発生に応
答したアンドゲート163の出力信号によりリセットさ
れ、同時にフリップフロップ211からアンドゲート1
45への入力も停止され、ステップモータ35は停止す
る。また、仮りに時点ζにおいて押しボタン17の押圧
を解放したとすると前記ステップモータ35が直ちに停
止することは第13図から明白である。このステップモ
ータの停止時に前記力・ム体38,40はそれぞれ接触
子49,50に第10図に示されているジグザグ縫目B
の欄の上段に記載された半径を有するカム面にて相対す
る。そして、模様選択カウンタ220に入力線208を
介して3個のパルス信号が供給されたため、デコーダ2
27はその第4番目の出力線232上に高レベル信号を
生じており、ジグザグ縫のためのシーケンス回路254
が有効化される。その後ミシンが運転されると、前述と
同様に、主軸20の最初の1回転以内に前記コイルばね
88,89が作動爪64,71に対してそれぞれ作用状
態に復帰し、それ以降において接触子49,50はカム
体38,40に対して昇降運動する。
他方、タイミングパルス発生器128はミシン運転中針
25がほぼ最下点に達する度にパルス信号を発生する。
シーケンス回路254中のフリップフロップ271のク
リア端子CLには前述した摸様選択操作時に一旦低レベ
ルの信号が入力された後高レベルの信号が入力されてい
るため、タイミングパルス発生器からの第1番目のパル
ス信号が生じた時ワンショットマルチバイブレータ27
0からのパルスの発生に応答してアンドゲート273か
ら直ちに出力信号が発生し、オアケート257,148
を介してカウンタ193に入力され、ステップモータ3
5が駆動されてその出力軸36が反時計方向へ2度回転
する。そして、前記ワンショットマルチバイブレータ2
70からのパルスが消滅した時点においてフリップフロ
ップ271の出力端子Q,互に生じる電位のレベルが反
転し、その出力端子Qに高レベルの電位を生じる。それ
故に、次のパルスが前記タイミングパルス発生器128
から供給された時アンドゲート272か直ちに出力信号
が発生し、オアゲート256,159を介してカウンタ
193に供給され、ステップモータ35が駆動されてそ
の出力軸36が前回とは逆に時計方向へ2度回転する。
そして、ワンショットマルチバイブレータ270からの
パルス信号が消滅した時点においてフリップフロップ2
71の出力が反転し、その後パルス発生器128から第
3番目のパルスが発生した時アンドゲート273から出
力信号がオアゲート257,148を介してカウンタ1
93に供給され、ステップモータ35の出力軸36が反
時計方向へ2度回転する。以後ミシンの運転中その出力
軸36の往復回動がくり返され、その出力軸に固定され
た第二のカム体40も同じ往復回動を行う。この出力軸
36が回動される時、即ち、タイミングパルス発生器1
28からパルス信号が供給される時、針25はほぼ最下
点にあり送り歯29はベッド12の上面より降下してお
り、更に、第一の接触子49は通常第一のカム体38に
コイルばね88の作用により圧接し第二の接触子50は
引ばね52の作用により通常第二のカム体40から離脱
している。従つて、ミシン運転中においてステップモー
タ35が駆動されてその出力軸36が回転する時、第二
のカム体40はその出力軸と共に回転するが第一のカム
体38は回転し得ず、巻はね45又は46の作用に抗し
て停止している。その第一のカム体38に対する第二の
カム体40の相対的回転は、両カム体38,40に形成
された透孔43,44、その両透孔に嵌入した突出部4
1を有する中間体42、及び前記巻ばね45,46によ
つて許容される。即ち、ステップモータ35の出力軸3
6が第4図及び第9図における反時計方向へ回転される
時、第一のカム体38及び中間体42が停止した状態に
て第二のカム体40のみが巻ばね45の作用に抗して回
転され、また逆に、前記出力軸36が時計方向へ回転さ
れる時第一のカム体38のみが停止した状態にて第二の
カム体40が中間体42とともに巻ばね46の作用に抗
して回転される。そして、その後前記針25が上昇して
前記第一の接触子49がコイルばね88の作用から解放
されて第一のカム体38から離脱した時、第一のカム体
38は巻ばね45又は46の作用により回転し、中間体
42の突出部41が両カム体の透孔43,44に第2図
及び第4図に示されている状態にて係合した状態になる
。前記接触子49がカム体38から離脱する時点はその
カム体のカム面の高さによつて多少の差異があるが、前
述したように、作動カム81,82が180度の角位相
差をもつて主軸20に固定されている(第7図参照)た
め、第一のカム体38は第二のカム体40に対して主軸
の回転角にして実質的に180度の位相差をもつて回転
される。以上詳述したように、2個の接触子49,50
が主軸20の回転に同期して交互的にカム体38及び4
0との係合、解離を行うことを利用して、2個のカム体
38,40が1個のステップモータ35によソー定の位
相差をもつて2度づつ往復回動され、ジグザグ縫を遂行
し得る。
そして、そのジグザグ縫目の振幅及び送り量は、第一及
び第二の手動ダイヤル102,103の操作によりそれ
ぞれ任意に変更可能であり、それらダイヤルを何ら操作
しない場合には最大振幅、最大送り量にてジグザグ縫目
が形成されることは前述の説明より明白である。また、
第2図乃至第8図に示されている各部材の位置は、直線
縫遂行時において針が加工布に突き刺さる直前の状態に
あり、この状態にてジグザグ縫目が選択された場合にお
ける作動態様が上記に説明されている。最近の家庭用ミ
シンは通常針定位置停止装置を備えており、ミシン停止
時には針がほぼ最上点に位置するように構成されている
。本実施例のミシンにおいても位置決めパルス発生器1
31(第3図参照)から発生するパルス信号を利用して
針25がほぼ最上点にてミシンが停止するように構成す
ることが可能である。この具体的構成については本発明
と直接関係がないので省略するが、針25がほぼ最上点
に位置する状態にて前述のジグザグ縫目選択操作が行な
われたとすると、作動レバー83が最も降下しているた
め、電磁ソレノイド90の励磁が終了した時、コイルば
ね88の下端折曲部は作動爪64の爪部の下方に位置す
る。それ故に、ミシンの運転開始にともなつて接触子4
9が主軸20の1回転目からそのコイルばね88の作用
を受け、第1番目の縫目の形成時から直ちにカム体38
のカム面の影響が縫目を形成するために生じることにな
る。但し、第1番目の縫目形成直前の送り量は、ミシン
停止時に接触子50が係合していたカム面の影響を受け
るものである。また、ミシン運転中に接触子49がカム
体38から離脱される時、針25が横方向へ移動しない
ことは前述と同様である。次に、第4図、第9図及び第
11図を参照して止め縫及び返し縫について以下に説明
する。
前述のジグザグ縫の遂行時に押しボタン111を僅か押
圧操作すると、接触子50は接触子軸47に沿つて後方
へ移動され、調節部体57に固定されたカム体118に
断続的に係合する。その接触子50の移動と同時に、第
11図における第一のスイッチ260が閉成され、線2
63上にそれまで現れていた高レベルの信号が消滅し、
アンドゲート262の出力線265、即ちアンドゲート
269の一つの入力線にはタイミングパルス発生器12
8からのパルスに応答するパルス信号が供給されなくな
る。それ故、ステップモータ35の出力軸36の回転か
停止され、接触子49はカム体38の同一カム面と断続
的に係合する。従つて、そのカム面に対応する針位置及
び前記カム部体118に対応する微小後退送り量にて止
め縫が遂行される。この際、手動ダイヤル103の操作
により調節部体57が如何なる位置に移動していたとし
ても加工布には一定の後退送り運動が付与される。また
、前記押しボタン111が完全に押圧されると、接触子
50は更に後方へ移動して調節部体57のカム面117
と断続的に係合する。その接触子50の移動と同時に、
第二のスイッチ261が開放され、シーケンス回路25
4中のアンドゲー.卜269には再ひタイミングパルス
発生器128からのパルスに応答する高レベル信号が入
力されることになり、前述した態様によりステップモー
タ35の出力軸36が往復回動される。従つて、後退送
りにてジグザグ縫が遂行されるが、その後・退送り量は
前記カム面117に係合する接触子50の位置により決
定されるもので、本実施例においては前記手動ダイヤル
103の操作により設定された前進送り量と同等の後退
送り量が加工布に付与される。次に、第10図に示され
ている縫目模様Cの形成について説明すると、この縫目
模様を1個形成するためには6個の縫目が必要であるが
、第一のカム体38に4個のカム面を形成し、且つ最後
欄に示されたシーケンスに従つてそのカム体をステップ
回転させれば6個の各縫目に対応する6個のカム面は不
必要であり、2個のカム面が省略可能である。
今、前記押しボタン17の押圧により第1図に示されて
いる表示板16上の前記縫目模様Cの形象に対応する表
示ランプ19が点灯した時前記押しボタンの押圧を解放
すれば、接触子49,50は、それぞれカム体38,4
0の第10図における角度範囲10度乃至12度におけ
るカム面に相対し、且つ第15図に示されているシーケ
ンス回路が有効化される。その縫目模様Cの選択のため
の操作が行われる直前において、前記模様検出器122
から高レベル信号が線162上に現れている場合には、
前述の第13図を参照しての説明がくり返えされるが、
模様検出器122から前記高レベル信号が現れていない
場合には第13図における線162,216上に現れる
信号がほぼ時点T。乃至t1間において点線の如く生じ
、それ以降については全く同様である。そこで、第15
図に示されているシーケンス回路について簡単に説明す
ると、アンドゲート280の一方の入力端子は第11図
に示すアンドゲート262の出力線265に接続され、
他方の入力端子は前記デコーダ227の一つの出力線2
33に接続されている。そのアンドゲート280の出力
線281は一対のアンドゲート282,283の各一方
の入力端子にそれぞれ接続されるとともに、インバータ
284を介してカウンタ285の入力端子に接続されて
いる。そのカウンタ285の2本の出力線286,28
7はアンドゲート288に接続され、そのアンドゲート
の出力はノアゲート289を介して前記カウンタ285
のリセット端子に接続されている。そのカウンタは、1
0進数の1から3まで循環的に計数可能であり、計数値
が3に達した時アンドゲート288からの高レベル信号
に応答する入力がそのリセット端子に供給され、出力線
286,287上の出力信号が消滅するよう動作する。
フリップフロップ290の一つの入力端子Tは前記カウ
ンタ285の一方の出力線287に接続され、他の入力
端子J,Kは定電圧供給源Vcに接続されており、この
フリップフロップ290は前記シーケンス回路254中
のフリップフロップ271と同様に動作する。そして、
そのフリップフロップの一対の出力端子Q,′Qは線2
91,292を介して前記アンドゲート282,283
の各他方の入力端子にそれぞれ接続されており、その両
アンドゲートからの各出力は第11図に示されている一
対のオアゲート256,257に線293,294を介
してそれぞれ供給される。また、前記フリップフロップ
290のクリア端子CL及び前記ノアゲート289には
、第11図に示されているオアゲート178からの出力
信号がインバータ295を介して又は直接的にそれぞれ
供給される。前記縫目模様Cを形成すべくミシンが運転
される場合、前記パルス発生器128からのタイミング
パルスの供給に応答して前記アンドゲート280の出力
線281上には第16図に示されているようなパルス信
号が現れる。
そのパルス信号に関連して、カウンタ285の出力線2
86,287上及びフリップフロップ290の出力線2
91,292上にはそれぞれ第16図に示されているよ
うな出力信号が生じる。それ故に、第16図における期
間P1においては前記アンドゲート280からのパルス
信号に応答する3個のパルス信号がアンドゲート283
の出力線294上に現れ、期間P2においてはアンドゲ
ート282の出力線293上に3個のパルス信号が現れ
る。このように、タイミングパルス発生器128におい
て発生するパルスに応答するパルス信号が3個づつ交互
的に出力線294及び293上に現出される。従つて、
第11図におけるカウンタ193には入力線194,1
95を介して前記パルス信号に応答する入力信号が3個
づつ交互的に供給され、ステップモータ35は、その出
力軸36が3ステップの反時計方向への回転と3ステッ
プの時計方向への回転を交互的にくり返すように駆動さ
れる。このステップモータ35の駆動に関連して両カム
体38,40が前述した一定の位相差を有する回転を行
うことにより縫目模様Cが形成される。次に、第10図
に示されている縫目模様Dの形成について説明すると、
この縫目模様を1個形成するためには5個の縫目が必要
である。この5個の縫目の各々に対応する5個のカム面
を今仮りに両カム体の角度範囲138乃至148度内に
その各縫目の形成順にそれぞれ形成したとすると、第1
番目から第5番目の縫目の形成、即ち縫目模様Dの1個
のみの形成は、前記ステップモータ35をその出力軸3
6が2度づつ間欠的に一方向に回転するように駆動すれ
ば可能である。しかしながら、前述のようなりム面配置
においてその縫目模様Dを連続的に形成する場合、前記
第5番目の縫目の形成後に次の同じ縫目模様の第1番目
の縫目を形成するために前記ステップモータがその出力
軸36を他方向に10度1ステップにて回転させるよう
に駆動させなければならない。このようなステップモー
タ35の出力軸の1ステップ当り大なる角度にわたる回
転をわずかの時間内において行うことはそのステップモ
ータに極めて優れた性能を要求する。一般的な家庭用ミ
シンにおいてその主軸が毎分1000回転程度の速度に
て駆動されるのが常であり、前述した接触子49,50
の昇降運動を考慮すると、0.B秒以内に1ステップ前
記ステップモータの出力軸を回転させなければならない
。シンの機枠内に配置可能な大きさを有するステップモ
ータへのそのような応答性の要求はあまりにも過酷であ
り、実際上不可能である。本実施例装置においては、第
10図に示されているようなシーケンスに従つてステッ
プモータ35を駆動することにより、その出力軸36が
1ステップ当り最高4度回転される。
即ち、1個の縫目模様Dを構成する5個の縫目に関し、
各カム体の角度範囲138乃至148度内における5個
のカム面がそれぞれ第1、5、2、4、3番目の縫目に
対応するように順番に形成配置されており、ステップモ
ータ35の駆動を制御する回路として第17図に示され
ているシーケンス回路が用いられる。その第17図にお
いて、アンドゲート296の一方の入力端子は第11図
に示すアンドゲート262の出力線265に接続され、
他方の入力端子は前記デコーダ227の一つの出力線、
例えば243に接続されている。そのアンドゲート29
6の”出力線297は入力端子Aが接地されたワンショ
ットマルチバイブレータ298の入力端子Bに接続され
、その出力端子Qに生じるパルス出力は線299を介し
てオアゲート300に供給される。入力端子Aが接地さ
れた別のワンショットマルチバイブレータ301の入力
端子Bは前記ワンショットマルチバイブレータ298の
出力端子Qに接続されている。前記ワンショットマルチ
バイブレータ301のパルス出力を線302を介して受
ける入力端子Aを有する第3のワンショットマルチバイ
ブレータ303は、その出力端子Qからの出力を線30
4を介して前記オアゲート300に供給する。そして、
前記ワンショットマルチバイブレータ298のクリア端
子CL及びワンショットマルチバイブレータ303の入
力端子Bはそれぞれ抵抗を介して定電圧供給源Vcに接
続されている。また、前記オアゲート300の出力線3
05は一対のアンドゲート306,307の各一方の入
力端子に接続され、そのアンドゲートの各出力は、それ
ぞれ線308,309を介して第11図におけるオアゲ
ート256,257に供給される。前記オアゲート30
0の出力信号がインバータ310を通して入力されるカ
ウンタ311は3本の出力線312乃至314を有して
おり、そのうちの2本の出力線312,313はそれぞ
れインバータ315,316を介してアンドゲート31
7の入力線に接続され、残りの出力線314は直接的に
前記アンドゲート317の入力線に接続されている。更
にぞの3本の出力線312乃至314上に生じる信号は
他のアンドゲート318にも供給されており、両アンド
ゲート317,318の出力信号はノアゲート319に
供給される。そのノアゲートの出力線320は前記ワン
ショットマルチバイブレータ301,303のクリア端
子CLに接続されている。また、前記カウンタ311の
出力線314上に生じる信号は一方において前記アンド
ゲート306に直接的に供給され、他方においてインバ
ータ322を介して前記アンドゲート307に供給され
る。前記カウンタ311はw進数の1から8まて循環的
に計数可能であり、計数値が8に達した時前記出力線3
12乃至314には出力信号を生じない。またそのカウ
ンタ311のリセット端子は、第11図におけるオアゲ
ート178の出力が線274を介して供給されるインバ
ータ321の出力線に接続されており、そのリセット端
子に高レベルから低レベルへの電位の変化が生じた時そ
のカウンタはリセットされ、その出力線312乃至31
4に出力信号を生じない。更に、前記3個のワンショッ
トマルチバイブレータ298,301,303はすべて
同様の作動をなす。即ち、クリア端了CL又は入力端子
Bに低レベルの信号が供給される間及び入力端子Aに高
レベルの信号が供給される間その出力端子Qには低レベ
ルの電位が生じ、その出力端子Qからは出力パルスが生
じない。しかしながらそれらのワンショットマルチバイ
ブレータにおいて、クリア端子CLに高レベルの信号が
供給され、且つ入力端子Aに低レベルの信号が供給され
ている間に入力端子Bに低レベルから高レベルへの電位
の変化が生じると出力端子Qに一定時間幅をもつたパル
ス信号が発生し、また、クリア端子CLに同じく高レベ
ルの信号が供給され、且つ入力端子Bに高レベルの信号
が供給されている間に入力端子Aに高レベルから低レベ
ルへの電位が生じると、出力端子Qに一定時間幅をもつ
たパルス信号が発生する。第18図は前記シーケンス回
路に関するタイムチャートを示すもので、前記アンドゲ
ート296゛の出力線297上に前記タイミングパルス
の供給に応答するパルス信号が現れた時、前記3個のワ
ンショットマルチバイブレータの各出力線299,30
2,30牡オアゲート300の出力線305、カウンタ
311の出力線312,313,31牡ノアゲート31
9の出力線320及び一対のアンドゲート306,30
7の出力線308,309上にそれぞれ現れる信号の変
化が開示されている。
このタイムチャートから明らかなように、前記ワンショ
ットマルチバイブレータ2ノ98,303の各出力パル
スの時間幅は小さく、残りのワンショットマルチバイブ
レータ301の出力パルスの時間幅は比較的大きいもの
である。そして、前記縫目模様Dの選択操作後のミシン
の運転開始後に、前記パルス発生器128からのタイミ
ングパルスの供給に応答して前記アンドゲート296の
出力線297上にパルス信号が現れ、そのパルス信号に
関連してオアゲート300の出力線305上に出力パル
スが現れるが、その第4番目及び第7番目の出力パルス
がそれぞれ消滅すlる時点Tl,T2において、即ちカ
ウンタ311の計数値がw進数の4及び7に達した時、
ノアゲート319の出力線320上の信号が高レベルか
ら低レベルへ変わる。それ故に、前記2個のワンショッ
トマルチバイブレータ301,303は前記時点T1及
びT2直後においては出力パルスが生じない。そして、
前記線305上に現われるオアゲード300の出力信号
に応答するパルス信号が、カウンタ311の第3番目の
出力線314上に現れる信号のレベルの変化に関連して
アンドゲート306,307のいずれか一方から出力さ
れる。換言すれば、ミシン運転開始時点T。からカウン
タ311による計数値が榎進数の4に達した時点T1ま
での間、アンドゲート307の線309上に生じるパル
ス信号に応答してステップモータ35が駆動され、その
出力軸36が反時計方向へ2ステップ回転される。その
出力軸36の1ステップ当りの回転角度が4度であるこ
とは明白である。また、前記時点T1から時点T3まで
の間、アンドゲート306の線308上に生じるパルス
信号に応答してステップモータ35が駆動され、その出
力軸36が時計方向へ3ステップ回転される。その出力
軸の時計方向への回転時における回転角が、第1のステ
ップにおいて2度、第2のステップにおいて4度、第3
のステップにおいて2度であることは、第18図におけ
る線308及び309上に現れるパルス信号により理解
される。そして、時点T3以降においてはステップモー
タ35は上述の動作をくり返す。上述の如きステップモ
ータ35の駆動、及び主軸20の回転に同期した接触子
49,50の交互的昇降運動により、両カム体38,4
0が一定の位相差をもつて第10図に示されているシー
ケンスに従つて回転し、縫目模様Dがミシン運転中連続
的に形成される。
更に、第10図に示されている縫目模様Eについて説明
すると、この縫目模様を1個形成するためには6個の縫
目が必要であり、その各縫目に関する情報が記録された
6個のカム面がカム体38,40の角度範囲18乃至3
0度内に、それぞれ第1、6、2、5、3、4番目の縫
目に対応するように形成配置されている。
そして、その縫目模様Eが選択された時有効化され、ス
テップモータを第10図における縫目模様E,F,G(
7)欄に示されたシーケンスに従つて駆動させるための
制御回路として、第19図に示されているシーケンス回
路が用いられる。第19図において、アンドゲート32
3の一方の入力端子は第11図に示すアンドゲート26
2の出力線265に接続され、他方の入力端子は前記デ
コーダ227の他の一つの出力線、例えば235に接続
されている。
そのアンドゲート323の出力線324は入力端子Aが
接地されたワンショットマルチバイブレータ325の入
力端子Bに接続され、その出力端子Qに生ずるパルス出
力は線326を介してオアゲート327に供給される。
入力端子Aが接地された別のワンショットマルチバイブ
レータ328の入力端子Bは前記ワンショットマルチバ
イブレータ325の出力端子Qに接続されている。前記
ワンショットマルチバイブレータ328のパルス出力を
線329を介して受ける入力端子Aを有する第3のワン
ショットマルチバイブレータ330は、その出力端子Q
からの出力を線331を介して前記オアゲート327に
供給する。そして、前記ワンショットマルチバイブレー
タ325のクリア端子CL及びワンショットマルチバイ
ブレータ330の入力端子Bはそれぞれ抵抗を介して定
電圧供給源Vcに接続されている。また前記オアゲート
327の出力線332は一対のアンドゲート333,3
34の各一方の入力端子に接続され、そのアンドゲート
の各出力は、それぞれ線335,336を介して第11
図におけるオアゲート256,257に供給される。前
記オアゲート327の出力信号がインバータ337を通
して入力されるカウンタ338は3本の出力線339乃
至341を有しており、そのうち第1及び第3の出力線
339,341はアンドゲート342の入力端子に接続
され、そのアン“ドゲートの出力信号はノアゲート34
3を介して前記カウンタ338のリセット端子に供給さ
れる。更に、そのカウンタの第3の出力線341に現れ
る出力信号はフリップフロップ344の入力端子Tに直
接的に供給されるとともに、インバー.夕345を介し
て前記ワンショットマルチバイブレータ328,330
の各クリア端子CLにそれぞれ供給される。前記フリッ
プフロップ344の他の入力端子J,Kは共に抵抗を介
して定電圧供給源Vcに接続され、且つその出力端子Q
に接続lされた線346に現れる信号は直接的に前記ア
ンドゲート333に供給されるとともにインバータ34
7を介してアンドゲート334に供給される。また、前
記ノアゲート343の入力端子及びフリップフロップ3
44のクリア端子CLには、第11図におけるオアゲー
ト178の出力信号が線274を通して直接的に及びイ
ンバータ348を介してそれぞれ供給される。前記カウ
ンタ338はw進数の1から少なくとも5まで計数可能
であり、その計数値が5に達し、即ちその3本の出力線
339乃至341上に「101」なるディジタルコード
信号が生じた時、直ちにリセットされて「000」なる
ディジタルコード信号が出力される。また、前記3個の
ワンショットマルチバイブレータ325,328,33
0は前記第17図におけるマルチバイブレータ298,
301,303とそれぞれ全く同じ態様にて動作し、更
に前記フリップフロップ344は第11図におけるフリ
ップフロップ271と全く同じ態様にて動作する。第2
0図は第19図におけるシーケンス回路に関するタイム
チャートを示すもので、前記アンドケート323の出力
線324上に前記タイミングパルスの供給に応答するパ
ルス信号が現れた時、前記3個のワンショットマルチバ
イブレータの各出力線326,329,331、オアゲ
ート327の出力線332、カウンタ338の出力線3
39,340,341、フリップフロップ344の出力
線346、及び一対のアンドゲート333,334の出
力線335,336上にそれぞれ現れる信号の変化が開
示されている。このタイムチャートから明らかなように
、前記縫目模様Eの選択操作後のミシンの運転開始時点
N。からカウンタ338による計数値が10進数の5に
達した時点N1までの間、アンドゲート334の出力線
336上に生じるパルス信号に応答してステップモータ
35が駆動され、その出力軸36が反時計方向へ3ステ
ップ回転される。また前記時点N1から時点N2までの
間、アンドゲート333の線335上に生じるパルス信
号に応答してステップモータが引続き駆動され、その出
力軸36が時計方向へ3ステップ回転される。その出力
軸36の時計方向及び反時計方向への回転時における回
転角が、それぞれ第1及び第2のステップにおいて4度
、第3のステップにおいて2度であることは、第20図
から十分に理解される。そして、時点−N2以降におい
てステップモータ35は上述の動作をくり返す。従つて
、カム体38,40が第10図における縫目模様Eの欄
に示されているシーケンスに従つて回転し、縫目模様E
がミシン運動中連続的に形成される。更にまた、第10
図における縫目模様F又はGは、前述の第19図に示さ
れているシーケンス回路を利用することにより上述の縫
目模様Eの形成の場合と同様の態様にて形成されること
は明白である。
そして、1個の縫目模様が6個以上の縫目からなる模様
の形成について考察するに、奇数個の縫目からなる縫目
模様の形成のためのカム体38,40の駆動は、前述の
縫目模様Dの形成に類゛似するシーケンスに従つて行わ
れ、偶数個の縫目からなる縫目模様の形成のためのカム
体38,40の駆動は、上述の縫目模様Eの形成に類似
するシーケンスに従つて行われればよいことが理解され
る。このような縫目模様の形成の開始時又は終了時に前
記押しボタン111を僅か押圧操作すれば、前述した作
動態様により止め縫が遂行され、形成された縫目模様が
解けることがない。
そして、その止め縫は、前記ステップモータ35が停止
され”た状態、即ち第一のカム体38が実質的に停止し
た状態にて行われるため、形成される或いは形成された
縫目模様中の任意の1個の縫目と同一の横方向針貫通位
置にてその縫目に連なつて止め縫縫目が形成される。従
つて、従来の止め縫装置の如く、如何なる縫目模様の形
成においても予め決められた横方向針貫通位置にて止め
縫縫目が形成されるものと異なり、縫目の外観を損うこ
ともなく、特に釦孔かがり縫目において効果的てある。
更に、止め縫遂行時には第二の接触子50は第三のカム
部体118に係合し、そのカム部体により決定された布
送り量にて止め縫縫目が形成されるため、従来の止め縫
装置の如く、手動操作部体の操作により接触子と針、及
ひ接触子と送り調節器との作動連結を遮断するものと異
なり、構造が極めて簡単である。また、前記カム部体1
18のカム面半径を変更することにより、止め縫形成時
の送り量が、例えば微小前進送り量等止め縫縫目形成に
適する他の送り量に必要に応じて容易に変更可能である
。最後に、第11図及び第14図を参照して押しボタン
18の操作により縫目模様の選択を行う場合の作動態様
について説明する。
前述した押しボタン17の操作による縫目模様の選択の
場合には、一方においてカウンタ193には線194を
介してパルス信号が断続的に供給され、そのカウンタの
計数値が増加することにより、ステップモータ35がそ
の出力軸36の反時計方向への回転を生じるように駆動
され、他方において模様選択カウンタ220には線20
8を介して別のパルス信号が供給され、そのカウンタの
計数値が増加することにより第1図における表示ランプ
19の点灯が順次左へ移動される。しかしながら、押し
ボタン18が押圧された場合には、上述の場合とは逆に
、ステップモータ35はその出力軸36が時計方向へ回
転するように駆動され、且つ表示ランプ19の点灯が第
1図において順次右方へ移動される。第14図における
タイムチャートには、この場合における線154,15
8,276,219,216,218上にそれぞれ現れ
る信号の変化が表わされている。同図を参照すれば、押
しボタン18が操作された時の模様選択作動は容易に理
解されるだろう。但し注意を要することは、前記押しボ
タン18を押圧する直前において模様検出器122の出
力線162上の信号が高レベルであるか低レベルである
かによつて模様選択作動が多少異なることである。即ち
、第9図における位置決め体120のスリット119の
任意の1個が検出体121に相対している状態において
押しボタン18が押圧される場合には、第14図におい
て実線にて示されたような信号の変化が生じ、それ以外
の場合には線162,219及び216上には前記押し
ボタン18の押圧開始時点付近において点線にて示され
たような信号の変化が生じる。何故ならば、ステップモ
ータ35の出力軸36が位置決め体120を伴なつて時
計方向への回転を開始した後、今まで選択されていた縫
目模様に対応する1個のスリット119がまず最初に検
出体121に相対し、模様検出器122の出力線162
上に時点tにおいてパルス信号が現れるからである。今
もし、そのパルス信号の発生に応答して線158上の信
号が変化するものと仮定すれば、線158上に現れる信
号は時点tにおいて高レベルから低レベルへ変化し、且
つ時点〒において再び低レベルから高レベルへ復帰する
ことになる。従つて、線158上には時点t″1乃至t
″2間において2個のパルス信号が現れることになり、
カム体38,40の回転位置に対応した縫目模様と、表
示ランプ19の点灯により指示される縫目模様とが一致
しなくなる。しかしながら、第11図におけるブロック
線図においては、上述の不具合が生じないように2個の
フリップフロップ212,213が用いられている。以
上説明した本実施例装置においては、1個のステップモ
ータ35により2個のカム体が駆動されているが、本発
明は各カム体が各1個のステップモータにより駆動され
るタイプのミシンにも具体化可能であり、また、そのカ
ム体が前述したような段状カム面を有する必要はなく、
前述した特開昭52−54550号公報に記載されてい
るような偏心カムであつてもよい。
更に、前記押しボタン111は止め縫及び返し縫の両方
に共用されているが、別個の手動操作部体が用いられて
もよい。以上の記述から明らかなように、本発明は図面
に示されている一実施例に限定されているものではなく
、その要旨を逸脱しない範囲内にて様々な変形が可能で
ある。本発明は、以上詳述したように、針の横方向揺動
位置を制御するためのカム面を有する回動可能な第一の
カム体と、前記針に作動的に連結され前記第一のカム体
にばね作用により係合する第一の接触子と、送り歯の送
り運動を調節する送り調節器を制御するためのカム面を
有する回動可能な第二のカム体と、前記送り調節器に作
動的に連結され前記第二のカム体にばね作用により係合
可能な第二の接触子と、前記両カム体を正逆両方向に回
転させるための少なくとも1個のステップモータと、そ
のステップモータを主軸の回転と同期して各縫目模様毎
に予め定められたシーケンスに従つて駆動するための駆
動制御手段とを有するミシンにおいて、前記第二の接触
子を前記第二のカム体に対して係合解離可能に支持する
とともに、その第二のカム体の回動軸線と平行な方向に
移動可能に支持する支持部材と、前記送り歯の送り運動
量が予め定められた一定の微小送りになるように前記送
り調節器を設定するためのカム面を有し、前記第二のカ
ム体の回動軸線の方向にその第二のカム体と隣接して並
設された第三のカム体と、前記第二の接触子に作動的に
連結され、その第二の接触子を前記第二のカム体の回動
軸線と平行な方向に移動させて前記第三のカム体に一時
的に係合させるために押圧操作可能な手動操作部体と、
その手動操作部体の操作に関連して作動され前記駆動制
御手段の作動を一時的に中断させるためのスイッチ手段
とを設け、前記手動操作部体の操作により直線止め縫を
遂行し得るようにしたことを特徴とする。
この構成により、前記手動操作部体の操作時にステップ
モータの駆動が中断され、停止状態における第一のカム
体及び第三のカム体と第一及び第二の接触子との係合に
より、選択された縫目模様の任意の1個の縫目と同一の
横方向針貫通位置にてその縫目に連なる止め縫縫目が形
成される。従つて、前記両接触子と針及び送り調節器と
の間に従来装置の如き構造の複雑な分離可能な作動連結
機構を設ける必要がなく、構造極めて簡単にして縫目模
様の外観を損なう虞れのない止め縫縫目を極めて簡便に
形成し得る実用的に優れた止め縫装置を提供するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明を具体化した一実施例を示すものであり、
第1図はミシンの外観を示す正面図、第2図はミシンの
機枠を省略してそのミシンの主要機構を示す正面図、第
3図は同じくその平面図、−第4図は第3図における略
4−4線に沿う断面図、第5図は第2図における略5−
5線に沿う断面図、第6図は第4図における略6−6線
に沿う断面図、第7図は第3図における略7−7線に沿
い且つ一部省略して示す断面図、第8図は同じく第3図
における略8−8線に沿う断面図、第9図はミシンの主
要機構を構成する部材を示す分解斜視図、第10図は様
々な縫目模様の形成におけるカム体の駆動シーケンスを
説明するための図表、第11図は選択された縫目模様の
形成においてその縫目模様に対応して予め定められたシ
ーケンスに従つてステップモータを駆動するための制御
システムを示すブロック図、第12図はカム体の回転時
における作動態様を説明するための第2図に対応する部
分正面図、第13図及び第14図は第11図のブロック
線図中の模様選択手段の作動態様を説明するためのタイ
ムチャート、第15図、第17図及び第19図はそれぞ
れ異なる3個の縫目模様を形成するためのシーケンス回
路を示すブロック線図、第16図、第18図及び第20
図はそれぞれ第15図、第17図及び第19図に示され
ているシーケンス回路の作動態様を説明するためのタイ
ムチャートである。 図中、25は針、29は送り歯、31は送り調節器、3
5はステップモータ、38はカム面37を有する第一の
カム体、40はカム面39を有する第二のカム体、47
は支持部材としての接触子軸、49は第一の接触子、5
0は第二の接触子、88,89はコイルばね、111は
手動操作部体としての押しボタン、112は操作レバー
、113はリンク、114は二腕レバー、116は引ば
ね、128はタイミングパルス発生器、192は駆動手
段、253乃至255は制御手段の一部としてのシーケ
ンス回路、260はスイッチである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 針の横方向揺動位置を制御するためのカム面を有す
    る回動可能な第一のカム体と、前記針に作動的に連結さ
    れ前記第一のカム体にばね作用により係合する第一の接
    触子と、送り歯の送り運動を調節する送り調節器を制御
    するためのカム面を有する回動可能な第二のカム体と、
    前記送り調節器に作動的に連結され前記第二のカム体に
    ばね作用により係合可能な第二の接触子と、前記両カム
    体を正逆両方向に回転させるための少なくとも1個のス
    テップモータと、そのステップモータを主軸の回転と同
    期して各縫目模様毎に予め定められたシーケンスに従つ
    て駆動するための駆動制御手段とを有するミシンにおい
    て、前記第二の接触子を前記第二のカム体に対して係合
    解離可能に支持するとともに、その第二のカム体の回動
    軸線と平行な方向に移動可能に支持する支持部材と、前
    記送り歯の送り運動量が予め定められた一定の微小送り
    になるように前記送り調節器を設定するためのカム面を
    有し、前記第二のカム体の回動軸線の方向にその第二の
    カム体と隣接して並設された第三のカム体と、前記第二
    の接触子に作動的に連結され、その第二の接触子を前記
    第二のカム体の回動軸線と平行な方向に移動させて前記
    第三のカム体に一時的に係合させるために押圧操作可能
    な手動操作部体と、その手動操作部体の操作に関連して
    作動され前記駆動制御手段の作動を一時的に中断させる
    ためのスイッチ手段とを設け、前記手動操作部体の操作
    により直線止め縫を遂行し得るようにしたことを特徴と
    する止め縫装置。 2 前記手動操作部体は常には不作用位置へ付勢されて
    おり、その手動操作部体の押圧操作の縦続の間止め縫が
    遂行され、前記押圧操作の開放により前記第二の接触子
    が再び第二のカム体に係合する位置に復帰する特許請求
    の範囲第1項記載の止め縫装置。
JP4187978A 1978-04-10 1978-04-10 ミシンにおける止め縫装置 Expired JPS6044947B2 (ja)

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