JPS6044322B2 - 乳化重合法 - Google Patents
乳化重合法Info
- Publication number
- JPS6044322B2 JPS6044322B2 JP11033975A JP11033975A JPS6044322B2 JP S6044322 B2 JPS6044322 B2 JP S6044322B2 JP 11033975 A JP11033975 A JP 11033975A JP 11033975 A JP11033975 A JP 11033975A JP S6044322 B2 JPS6044322 B2 JP S6044322B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- parts
- polymer
- monomers
- methacrylate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Polymerisation Methods In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は乳化重合法の改良に関する。
更に詳しくは、通常の乳化剤を使用することなく、特定
の不飽和ジカルボン酸のマレイン化物の中和物を使用し
て、被覆材料の調製に有用な均一安定な重合体水性分散
液を得ることができる乳化重合法の改良に関する。 従
来、重合性単量体を水性媒体中、乳化剤の存在下に重合
させることは公知である。
の不飽和ジカルボン酸のマレイン化物の中和物を使用し
て、被覆材料の調製に有用な均一安定な重合体水性分散
液を得ることができる乳化重合法の改良に関する。 従
来、重合性単量体を水性媒体中、乳化剤の存在下に重合
させることは公知である。
その際に通常使用される乳化剤としては、アニオン系界
面活性剤(例えばアルキルベンゼンスルホン酸塩、アル
キル硫酸エステル塩、アルキルリン酸エステル塩、脂肪
族酸塩)、ノニオン系界面活性剤(例えばポリオキシエ
チレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキル
フェノールエーテル、ゾルビタン脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレンゾルビタン脂肪族酸エステル)、カチオ
ン系界面活性剤(例えばアルキルアミン塩)および両性
イオン系界面活性剤(例えばアルキルベタイン)が挙げ
られる。しカルて、重合性単量体としてアクリル酸、メ
タクリル酸、イタコン酸などのエチレン性不飽和カルボ
ン酸を使用すれば、カルボキシル基を有する重合体のラ
テックスが得られる。ところで、このような重合系のp
Hは酸性域、多くの場合5以下であることが望ましいと
され、そのため得られるラテックスを安定に保つには多
量のアニオン系活性剤やノニオン系活性剤を使用しなけ
ればならない。従つて、かかる活性剤の親水性の影響を
受け、ラテックスから得られる被膜は耐水性に劣るもの
であつた。また、かかるラテックスを凝集させて固形重
合体として使用する場合も、上記活性剤はそのまま重合
体中に混入し、被膜物性面での悪影響は同様に免れ得な
かつた。これに対し、通常の乳化剤を使用せず、炭素数
8以上のアルコール(例えばラリウルアルコール)とα
、β一不飽和ジカルボン酸(例えばマレイン酸)とのモ
ノエステル化物を使用して重合を行う発明が提供されて
いる(特公昭44−2063時参照)。これによれば、
安定なラテックスを得ることができるが、その安定性は
ラテックスの使用条件によつては必ずしも満足できるも
のではなく、例えばこのラテックスに顔料、架橋剤、表
面調節剤、塩類等の多種多様の物質を添加して塗料を製
造した場合、塗料の貯蔵安定性や機械的安定性に不充分
な面があつた。 本発明らは、均一安定で且つ特に被覆
材料として有用なラテックスを得るため、通常の乳化剤
に代わる剤について鋭意研究を進めた結果、炭素数16
〜20の脂肪族鎖を有する不飽和ジカルボン酸のマレイ
ン化物の中和物が有用であることを見出し、本発明を完
成するに至つた。
面活性剤(例えばアルキルベンゼンスルホン酸塩、アル
キル硫酸エステル塩、アルキルリン酸エステル塩、脂肪
族酸塩)、ノニオン系界面活性剤(例えばポリオキシエ
チレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキル
フェノールエーテル、ゾルビタン脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレンゾルビタン脂肪族酸エステル)、カチオ
ン系界面活性剤(例えばアルキルアミン塩)および両性
イオン系界面活性剤(例えばアルキルベタイン)が挙げ
られる。しカルて、重合性単量体としてアクリル酸、メ
タクリル酸、イタコン酸などのエチレン性不飽和カルボ
ン酸を使用すれば、カルボキシル基を有する重合体のラ
テックスが得られる。ところで、このような重合系のp
Hは酸性域、多くの場合5以下であることが望ましいと
され、そのため得られるラテックスを安定に保つには多
量のアニオン系活性剤やノニオン系活性剤を使用しなけ
ればならない。従つて、かかる活性剤の親水性の影響を
受け、ラテックスから得られる被膜は耐水性に劣るもの
であつた。また、かかるラテックスを凝集させて固形重
合体として使用する場合も、上記活性剤はそのまま重合
体中に混入し、被膜物性面での悪影響は同様に免れ得な
かつた。これに対し、通常の乳化剤を使用せず、炭素数
8以上のアルコール(例えばラリウルアルコール)とα
、β一不飽和ジカルボン酸(例えばマレイン酸)とのモ
ノエステル化物を使用して重合を行う発明が提供されて
いる(特公昭44−2063時参照)。これによれば、
安定なラテックスを得ることができるが、その安定性は
ラテックスの使用条件によつては必ずしも満足できるも
のではなく、例えばこのラテックスに顔料、架橋剤、表
面調節剤、塩類等の多種多様の物質を添加して塗料を製
造した場合、塗料の貯蔵安定性や機械的安定性に不充分
な面があつた。 本発明らは、均一安定で且つ特に被覆
材料として有用なラテックスを得るため、通常の乳化剤
に代わる剤について鋭意研究を進めた結果、炭素数16
〜20の脂肪族鎖を有する不飽和ジカルボン酸のマレイ
ン化物の中和物が有用であることを見出し、本発明を完
成するに至つた。
本発明の要旨は、α,β一エチレン性不飽和単量体から
選ばれる重合性単量体の一種以上を乳化剤の存在下水性
媒体中で重合させるに当り、該乳化剤として、炭素数1
6〜20の脂肪族鎖を有する不飽和ジカルボン酸のマレ
イン化物の中和物を使用することを特徴とする乳化剤重
合法に存する。
選ばれる重合性単量体の一種以上を乳化剤の存在下水性
媒体中で重合させるに当り、該乳化剤として、炭素数1
6〜20の脂肪族鎖を有する不飽和ジカルボン酸のマレ
イン化物の中和物を使用することを特徴とする乳化剤重
合法に存する。
本発明における長鎖不飽和ジカルボン酸としては、例え
ば8,12−エイコサジエンニ酸、12−ビニルー8−
オクタデセンニ酸、8−ヘキサデセンニ酸および7−ビ
ニルテトラデカンニ酸が挙げられる。このマレイン化物
は常法に従つて得ることができる。例えば、上記長鎖不
飽和ジカルボン酸とマレイン化剤(例えばマレイン酸、
無水マレイン酸およびマレイン酸モノエステル(マレイ
ン酸モノブチルエステル、マレイン酸モノラウリルエス
テルなど))を要すれば適当な溶剤(キシレン、トルエ
ンなど)の存在下、不活性ガス雰囲気中で温度150〜
250゜Cにおいて付加反応させればよい。マレイン化
の程度は、当該マレイン化物の酸価が約340〜750
、好ましくは340〜650の範囲になるように設定す
ればよい。
ば8,12−エイコサジエンニ酸、12−ビニルー8−
オクタデセンニ酸、8−ヘキサデセンニ酸および7−ビ
ニルテトラデカンニ酸が挙げられる。このマレイン化物
は常法に従つて得ることができる。例えば、上記長鎖不
飽和ジカルボン酸とマレイン化剤(例えばマレイン酸、
無水マレイン酸およびマレイン酸モノエステル(マレイ
ン酸モノブチルエステル、マレイン酸モノラウリルエス
テルなど))を要すれば適当な溶剤(キシレン、トルエ
ンなど)の存在下、不活性ガス雰囲気中で温度150〜
250゜Cにおいて付加反応させればよい。マレイン化
の程度は、当該マレイン化物の酸価が約340〜750
、好ましくは340〜650の範囲になるように設定す
ればよい。
上記酸価が約340に達しない場合は、重合時の系安定
性および得られる分散液の安定性性が劣り、また約75
0を越えるような場合は、得られる重合体の被膜の耐水
性が劣る傾向にある。かかるマレイン化物はその酸価で
上記範囲内であれば有効に使用できるが、一般に酸価が
高いと低い場合に比してその乳化剤的作用が大きいので
、その使用量は少なくてすむ。上記マレイン化物の中和
物は常法に従つて、例えばマレイン化物に中和剤を作用
させることにより得ることができる。
性および得られる分散液の安定性性が劣り、また約75
0を越えるような場合は、得られる重合体の被膜の耐水
性が劣る傾向にある。かかるマレイン化物はその酸価で
上記範囲内であれば有効に使用できるが、一般に酸価が
高いと低い場合に比してその乳化剤的作用が大きいので
、その使用量は少なくてすむ。上記マレイン化物の中和
物は常法に従つて、例えばマレイン化物に中和剤を作用
させることにより得ることができる。
中和剤としては通常のものを使用でき、例えばアルカリ
金属の水酸化物(力.セイカl八カセイソーダなど)、
炭酸塩(炭酸カリ、炭酸ソーダなど)、重炭酸塩(重炭
酸カリ、重炭酸アンモンなど)、アンモニア、および有
機アミン類(トリエチルアミン、ジメチルエタノールア
ミン、エタノールアミン、モルホリンなど),が挙げら
れ、これらの少なくとも1種を使用に供する。中和率は
通常10%以上であることが好ましい。なお、マレイン
化剤として無水マレイン酸を使用した場合は、その無水
カルボキシル基を水、アルコールまたはアミンで開環せ
しめてジカルボン酸、半エステルまたは半アミドとし、
そのカルボキシル基を中和すればよい。このようにして
得られる長鎖不飽和ジカルボン酸のマレイン化物の中和
物を使用する乳化剤重合は、該中和物を上述の通常の乳
化剤に代えて使用する以外は、通常の乳化重合法に従つ
て実施されてよい。
金属の水酸化物(力.セイカl八カセイソーダなど)、
炭酸塩(炭酸カリ、炭酸ソーダなど)、重炭酸塩(重炭
酸カリ、重炭酸アンモンなど)、アンモニア、および有
機アミン類(トリエチルアミン、ジメチルエタノールア
ミン、エタノールアミン、モルホリンなど),が挙げら
れ、これらの少なくとも1種を使用に供する。中和率は
通常10%以上であることが好ましい。なお、マレイン
化剤として無水マレイン酸を使用した場合は、その無水
カルボキシル基を水、アルコールまたはアミンで開環せ
しめてジカルボン酸、半エステルまたは半アミドとし、
そのカルボキシル基を中和すればよい。このようにして
得られる長鎖不飽和ジカルボン酸のマレイン化物の中和
物を使用する乳化剤重合は、該中和物を上述の通常の乳
化剤に代えて使用する以外は、通常の乳化重合法に従つ
て実施されてよい。
かかる中和物の使用量は特に制限されるものではないが
、目的とする分散液の安定性およ・びこれを使用して形
成される被膜の耐水性よりして、通常目的とする分散液
における全固形分の酸価が約5〜1201好ましくは1
0〜75の範囲になるように設定されることが望ましい
。本発明にあつては必要に応じて、被膜成分として有用
な高分子保護コロイド(例えば水溶性もしくは水分散性
アルキド樹脂、および水溶性もしくは水分散性ビニル重
合体)を併用してもよい。これにより、目的とする分散
液の安定性をよソー層向上させることができる。更に、
被膜性能を悪くしない範囲内で通常の乳化剤剤や他の保
護コロイドを併用してもよい。上記乳化重合は、ラジカ
ル重合開始剤の存在下、4水性媒体中上記中和物の重合
性単量体をエマルジョン化して重合する方法、@水性媒
体中上記中和物を乳化剤した後、重合性単量体を滴下し
て重合する方法、または(ハ)水性媒体中に上記中和物
と重合性単量体との混合物を滴下して重合する方法等の
いずれが採用されてもよい。
、目的とする分散液の安定性およ・びこれを使用して形
成される被膜の耐水性よりして、通常目的とする分散液
における全固形分の酸価が約5〜1201好ましくは1
0〜75の範囲になるように設定されることが望ましい
。本発明にあつては必要に応じて、被膜成分として有用
な高分子保護コロイド(例えば水溶性もしくは水分散性
アルキド樹脂、および水溶性もしくは水分散性ビニル重
合体)を併用してもよい。これにより、目的とする分散
液の安定性をよソー層向上させることができる。更に、
被膜性能を悪くしない範囲内で通常の乳化剤剤や他の保
護コロイドを併用してもよい。上記乳化重合は、ラジカ
ル重合開始剤の存在下、4水性媒体中上記中和物の重合
性単量体をエマルジョン化して重合する方法、@水性媒
体中上記中和物を乳化剤した後、重合性単量体を滴下し
て重合する方法、または(ハ)水性媒体中に上記中和物
と重合性単量体との混合物を滴下して重合する方法等の
いずれが採用されてもよい。
上記ラジカル重合開始剤としては、自体公知の水溶性お
よび油溶性のいずれも使用することができ、例えば有機
もしくは無機過酸化物、スルフィド類、スルフィン類、
スルフイル酸類、スルホン類、アゾ化合物、ジアゾ化合
物、過硫酸化合物、および水溶性もしくは油溶性のレド
ックス開始剤が挙げられる。重合温度は通常重合系の氷
点以上沸点以下、好ましくは10〜80℃の範囲を採用
する。また、上記の如く熱による重合に代えまたは加え
て、紫外線や電子線による重合が採用されてよい。上記
重合性単量体としては、乳化重合に供されているもので
あればいずれも使用可能であり、次に示すα,β一エチ
レン性不飽和単量体が代表的である。
よび油溶性のいずれも使用することができ、例えば有機
もしくは無機過酸化物、スルフィド類、スルフィン類、
スルフイル酸類、スルホン類、アゾ化合物、ジアゾ化合
物、過硫酸化合物、および水溶性もしくは油溶性のレド
ックス開始剤が挙げられる。重合温度は通常重合系の氷
点以上沸点以下、好ましくは10〜80℃の範囲を採用
する。また、上記の如く熱による重合に代えまたは加え
て、紫外線や電子線による重合が採用されてよい。上記
重合性単量体としては、乳化重合に供されているもので
あればいずれも使用可能であり、次に示すα,β一エチ
レン性不飽和単量体が代表的である。
1式
〔式中、R1は水素原子またはメチル基、およびR2は
炭素数1〜18のアルキル基を示す。
炭素数1〜18のアルキル基を示す。
〕で表わされる重合性単量体(例えばエチルアクリレー
ト、n−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート
、t−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリ
レート、ドデシルアクリレート、メチルメタクリレート
、エチルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート、
イソブチルメタクリレート、t−ブチルメタクリレート
、2−エチレンヘキシルメタクリレートおよびラウリル
メタクリレート)。かかる単量体の少なくとも1種を通
常、全重合性単量体中約30〜10哩量%の範囲で使用
すればよく、透明性、耐候性、化学的抵抗性等に優れた
被覆を与える重合体を得ることができる。2ヒドロキシ
ル基を有する重合性単量体(例えば2−ヒドロキシエチ
ルアクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、2
−ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピ
ルメタクリレート、ポリプロピレングリコールモノメタ
クリレート、ポリエチレングリコールモノメタクリレー
トおよび3−クロロー2−ヒドロキシプロピルメタクリ
レート)。
ト、n−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート
、t−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリ
レート、ドデシルアクリレート、メチルメタクリレート
、エチルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート、
イソブチルメタクリレート、t−ブチルメタクリレート
、2−エチレンヘキシルメタクリレートおよびラウリル
メタクリレート)。かかる単量体の少なくとも1種を通
常、全重合性単量体中約30〜10哩量%の範囲で使用
すればよく、透明性、耐候性、化学的抵抗性等に優れた
被覆を与える重合体を得ることができる。2ヒドロキシ
ル基を有する重合性単量体(例えば2−ヒドロキシエチ
ルアクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、2
−ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピ
ルメタクリレート、ポリプロピレングリコールモノメタ
クリレート、ポリエチレングリコールモノメタクリレー
トおよび3−クロロー2−ヒドロキシプロピルメタクリ
レート)。
かかる単量体の少なくとも1種を通常、全重合性単量体
中約25重量%以下の範囲で使用すればよく、得られる
重合体に親水性を与えてその分散液の安定性を向上させ
ることができる。また、これらの単量体が導入された重
合体に対して、アミノブラスト樹脂、ポリイソシアナー
ト化合物、ブロックイソシアナート化合物等の架橋剤を
併用することにより、より強靭な架橋被膜を形成するこ
とができる。上記使用量が25重量%を越えると、重合
体による被膜の耐水性が低下する傾向にある。3カルボ
キシル基を有する重合性単量体(例えばアクリル酸、メ
タクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、フマール酸、マ
レイン酸、イタコン酸モノブチルエステル、イタコン酸
モノー2ーエチルヘキシルエステル、マレイン酸モノブ
チルエステル、マレイン酸モノー2−エチルヘキシルエ
ステルおよびマレイン酸モノラウリルエステル)。
中約25重量%以下の範囲で使用すればよく、得られる
重合体に親水性を与えてその分散液の安定性を向上させ
ることができる。また、これらの単量体が導入された重
合体に対して、アミノブラスト樹脂、ポリイソシアナー
ト化合物、ブロックイソシアナート化合物等の架橋剤を
併用することにより、より強靭な架橋被膜を形成するこ
とができる。上記使用量が25重量%を越えると、重合
体による被膜の耐水性が低下する傾向にある。3カルボ
キシル基を有する重合性単量体(例えばアクリル酸、メ
タクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、フマール酸、マ
レイン酸、イタコン酸モノブチルエステル、イタコン酸
モノー2ーエチルヘキシルエステル、マレイン酸モノブ
チルエステル、マレイン酸モノー2−エチルヘキシルエ
ステルおよびマレイン酸モノラウリルエステル)。
かかる単量体の少なくとも1種を通常、全重合性単量体
中約1鍾量%以下の範囲で使用すればよく、得られる重
合体に親水性を与えてその分散液の安定性を向上させる
ことができる。なお、かかる単量体を上述の中和剤で中
和して使用すれば、上記安定性をよソー層向上できる。
また、これら単量体が導入された重合体と、エポキシ樹
脂、アミノブラスト樹脂、ブロックイソシアナート化合
物等の架嬌剤を組合わせることにより、熱硬化型の組成
物を得ることができる。Oスチレンおよびその誘導体(
例えばα−メチルスチレン、ビニルトルエンおよびp−
t−ブチルスチレン)。
中約1鍾量%以下の範囲で使用すればよく、得られる重
合体に親水性を与えてその分散液の安定性を向上させる
ことができる。なお、かかる単量体を上述の中和剤で中
和して使用すれば、上記安定性をよソー層向上できる。
また、これら単量体が導入された重合体と、エポキシ樹
脂、アミノブラスト樹脂、ブロックイソシアナート化合
物等の架嬌剤を組合わせることにより、熱硬化型の組成
物を得ることができる。Oスチレンおよびその誘導体(
例えばα−メチルスチレン、ビニルトルエンおよびp−
t−ブチルスチレン)。
かかる単量体の少なくとも1種を通常、全重合性単量体
中約5喧量%以下の範囲で使用すればよく、これらは他
の重合性単量体との共重合性に富み、また目的とする重
合体の被膜に優れた光沢を与えることができる。上記使
用量が5唾量%を越えると、重合体の被膜の耐候性が低
下する傾向にある。)アクリロニトリルおよびメタクリ
ロニトリル。
中約5喧量%以下の範囲で使用すればよく、これらは他
の重合性単量体との共重合性に富み、また目的とする重
合体の被膜に優れた光沢を与えることができる。上記使
用量が5唾量%を越えると、重合体の被膜の耐候性が低
下する傾向にある。)アクリロニトリルおよびメタクリ
ロニトリル。
かかる単量体の少なくとも1種を通常、全重合性単量体
中約2唾量%以下の範囲で使用すればよく、これらの単
量体は重合に際し、二重結合との反応や活性水素への連
鎖移動効果に優れていることから、重合効率向上の改善
効果を有し均一な重合体を得ることができる。上記使用
量が2呼量%を越えると、重合体を着色化する傾向にあ
る。) グリシジル基を有する重合性単量体(例えばグ
リシジルアクリレート、メチルグリシジルアクリレート
、グリシジルメタクリレートおよびメチルグリシジルメ
タクリレート)。
中約2唾量%以下の範囲で使用すればよく、これらの単
量体は重合に際し、二重結合との反応や活性水素への連
鎖移動効果に優れていることから、重合効率向上の改善
効果を有し均一な重合体を得ることができる。上記使用
量が2呼量%を越えると、重合体を着色化する傾向にあ
る。) グリシジル基を有する重合性単量体(例えばグ
リシジルアクリレート、メチルグリシジルアクリレート
、グリシジルメタクリレートおよびメチルグリシジルメ
タクリレート)。
かかる単量体の少なくとも1種を通常、全重合性単量体
中約5〜4唾量%の範囲で使用すればよい。これらの単
量体が導入された重合体は、架橋剤として多価カルボン
酸(アジピン酸、トリメリット酸、無水トリメリット酸
など)と組合わせることにより、熱硬化型組成物として
使用できる。上記使用量が5重量%未満であると、重合
体の架橋密度が小さくなるので、重合体の被膜の機械的
強度、耐溶剤性、化学的抵抗性等が劣る傾向にあり、ま
た4唾量%を越えると、架橋密度が大きすぎるので、重
合体の被膜がもろくなつたり、未反応のグリシジル基が
残留すると耐候性に悪影響を及ぼす。なお、これらの単
量体と共に上記3のカルボキシル基を有する重合性単量
体を重合体に導入することにより、該重合体を自己硬化
型にすることができる。7アクリルアミド、メタクリル
アミドおよびこれらの誘導体(例えばN−メチロールア
クリルアミド、N−アルコキシメチルアクリルアミド、
ジアセトンアクリルアミド、ヒドロキシメチルジアセト
ンアクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミドお
よびN−アルコキシメチルメタクリルアミド)。
中約5〜4唾量%の範囲で使用すればよい。これらの単
量体が導入された重合体は、架橋剤として多価カルボン
酸(アジピン酸、トリメリット酸、無水トリメリット酸
など)と組合わせることにより、熱硬化型組成物として
使用できる。上記使用量が5重量%未満であると、重合
体の架橋密度が小さくなるので、重合体の被膜の機械的
強度、耐溶剤性、化学的抵抗性等が劣る傾向にあり、ま
た4唾量%を越えると、架橋密度が大きすぎるので、重
合体の被膜がもろくなつたり、未反応のグリシジル基が
残留すると耐候性に悪影響を及ぼす。なお、これらの単
量体と共に上記3のカルボキシル基を有する重合性単量
体を重合体に導入することにより、該重合体を自己硬化
型にすることができる。7アクリルアミド、メタクリル
アミドおよびこれらの誘導体(例えばN−メチロールア
クリルアミド、N−アルコキシメチルアクリルアミド、
ジアセトンアクリルアミド、ヒドロキシメチルジアセト
ンアクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミドお
よびN−アルコキシメチルメタクリルアミド)。
かかる単量体の少なくとも1種を通常、全重合性単量体
中約5〜40重量%の範囲で使用すればよい。8ブロッ
クされたイソシアナート基を有する重合性単量体(例え
ばポリイソシアナート化合物(ヘキサメチレンジイソシ
アナート、トルエンジイソシアナート、イソホロンジイ
ソシアナート、ポリイソシアナート付加物など)を公知
のブロック剤(フェノール類、ラクタム類、−活性メチ
レン基含有化合物、アルコール類、アミン類、オキシム
類など)で部分的にブロックせしめ、次いで遊離のイソ
シアナート基に活性水素を有する重合性単量体(2−ヒ
ドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメ
タクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ア
クリル酸、メタクリル酸、N−メチロールアクリルアミ
ビなど)を付加反応させたもの、およびイソシアナート
基を有する重合性単量体(ビニルイソシアナートなど)
のイソシアナート基を全ブロックしたもの)。
中約5〜40重量%の範囲で使用すればよい。8ブロッ
クされたイソシアナート基を有する重合性単量体(例え
ばポリイソシアナート化合物(ヘキサメチレンジイソシ
アナート、トルエンジイソシアナート、イソホロンジイ
ソシアナート、ポリイソシアナート付加物など)を公知
のブロック剤(フェノール類、ラクタム類、−活性メチ
レン基含有化合物、アルコール類、アミン類、オキシム
類など)で部分的にブロックせしめ、次いで遊離のイソ
シアナート基に活性水素を有する重合性単量体(2−ヒ
ドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメ
タクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ア
クリル酸、メタクリル酸、N−メチロールアクリルアミ
ビなど)を付加反応させたもの、およびイソシアナート
基を有する重合性単量体(ビニルイソシアナートなど)
のイソシアナート基を全ブロックしたもの)。
かかる単量体の少なくとも1種を通常、全重合性単量体
中約5〜4唾量%の範囲で使用すればよい。かかる単量
体と共に上記2のヒドロキシル基を有する重合性単量体
を重合体に導入することにより、得られる重合体を自己
硬化型とすることができる。また、このように上記2の
単量体を併用しなくとも、ヒドロキシル基を有する重合
体と組合わせることによつて熱硬化性組成物とすること
ができる。以上の如くして得られる重合体水性分散液は
、そのままで熱可塑性または熱硬化性の被覆材料(塗料
、接着剤など)として有利に使用することができ、また
必要に応じて通常の樹脂、架橋剤もしくは改質剤をブレ
ンドすることにより、形成される被膜の性質、例えば外
観、光沢、肉持ち感、耐水性、耐アルカリ性、耐酸性、
耐溶剤性、耐候性、強度等を改良することができる。
中約5〜4唾量%の範囲で使用すればよい。かかる単量
体と共に上記2のヒドロキシル基を有する重合性単量体
を重合体に導入することにより、得られる重合体を自己
硬化型とすることができる。また、このように上記2の
単量体を併用しなくとも、ヒドロキシル基を有する重合
体と組合わせることによつて熱硬化性組成物とすること
ができる。以上の如くして得られる重合体水性分散液は
、そのままで熱可塑性または熱硬化性の被覆材料(塗料
、接着剤など)として有利に使用することができ、また
必要に応じて通常の樹脂、架橋剤もしくは改質剤をブレ
ンドすることにより、形成される被膜の性質、例えば外
観、光沢、肉持ち感、耐水性、耐アルカリ性、耐酸性、
耐溶剤性、耐候性、強度等を改良することができる。
ブレンドは、乳化重合前に上記添加剤を重合性単量体に
溶解もしくは分散させることにより実施してもよく、あ
るいは乳化重合途中もしくは重合後に適当な水分散物の
形状で混入させることにより実施してもよい。かかる添
加剤の具体例および使用量は以下の通りである。5セロ
ース誘導体(例えばセロースアセテートブチレートおよ
びセロースアセテートプロピオネート)。
溶解もしくは分散させることにより実施してもよく、あ
るいは乳化重合途中もしくは重合後に適当な水分散物の
形状で混入させることにより実施してもよい。かかる添
加剤の具体例および使用量は以下の通りである。5セロ
ース誘導体(例えばセロースアセテートブチレートおよ
びセロースアセテートプロピオネート)。
これらは、被膜の光沢、色および光沢保持性、耐候性、
熱安定性、熱フロー性、硬度等の優れた性質を付与する
ことができる。上記例示以外に、ニトロセルロースも有
利に用いられるものの一つである。5アクリル樹脂およ
びアルキド樹脂。
熱安定性、熱フロー性、硬度等の優れた性質を付与する
ことができる。上記例示以外に、ニトロセルロースも有
利に用いられるものの一つである。5アクリル樹脂およ
びアルキド樹脂。
通常重合体10鍾量部に対して15唾量部以下で使用す
ればよい。[F] アミノブラスト樹脂、ブロックされ
たポリイソシアナート化合物、2個以上のカルボキシル
基もしくはその酸無水物を有する化合物などの架橋剤。
ればよい。[F] アミノブラスト樹脂、ブロックされ
たポリイソシアナート化合物、2個以上のカルボキシル
基もしくはその酸無水物を有する化合物などの架橋剤。
かかる架橋剤は、被膜の外観、光沢、物理的化学性質の
改良に寄与することがてきる。上記アミノブラスト樹脂
としては、例えば尿素、メラミン、グアナミン類などの
アミノ化合物とホルムアルデヒドの縮合物、およびその
アルコールエーテル化物が挙げられ、これらは重合体1
0唾量部に対して5〜40重量部で使用すればよく、焼
付温度は80〜200′Cが望ましい。上記ブロックさ
れたポリイソシアナート化合物としては、例えばジイソ
シアナート類もしくはポリイソシアナート類とブロック
剤(フェノール類、アルコール類、ラクタム類、活性メ
チレン化合物、アミン類、オキシム類など)との付加生
成物が挙げられ、これらは重合体100重量部に対して
5〜60重量部で使用すればよい。使用にあつては、塩
基(トリエチルアミン、、N−メチルモルホリンなど)
や金属化合物(ジブチルチンジラウレイト、第1塩化錫
など)のような解難触媒を併用することが好ましい。焼
付温度は120〜220℃が望ましい。上記2個以上の
カルボキシル基もしくはその酸無水物を有する化合物と
しては、例えばポリカルボン酸(アジピン酸、セバシン
酸、フタール酸、トリメリット酸など)、およびそれら
の酸無水物(無水フタール酸、トリメリット酸無水物、
過剰のポリカルボン酸等とポリオールの縮合反応により
得られるポリエステル樹脂など)が挙げられ、これらは
重合体100重量部に対して3〜5呼量部で使用すれば
よい。なお、当該重合体中のエポキシ基とかかる架橋剤
中のカルボキシル基との当量比が0.8〜1.2に調整
することが好ましい。焼付温度は120〜220℃が望
ましい。4エポキシ化合物(例えばトリグリシジルイソ
シアヌナート、グリシジルアクリレート、グリシジルメ
タクリレート、メチルグリシジルアクリレート、メチル
グリシジルメタクリレート等と他の共重合モノマーとの
共重合物、ビスフェノールAとエピクロルヒドリンとの
縮合物、ノボラックとエピクロルヒドリンとの縮合物、
ポリアルキルエーテル鎖構造を有するジエポキシ化合物
、および脂環式エポキシ化合物)。
改良に寄与することがてきる。上記アミノブラスト樹脂
としては、例えば尿素、メラミン、グアナミン類などの
アミノ化合物とホルムアルデヒドの縮合物、およびその
アルコールエーテル化物が挙げられ、これらは重合体1
0唾量部に対して5〜40重量部で使用すればよく、焼
付温度は80〜200′Cが望ましい。上記ブロックさ
れたポリイソシアナート化合物としては、例えばジイソ
シアナート類もしくはポリイソシアナート類とブロック
剤(フェノール類、アルコール類、ラクタム類、活性メ
チレン化合物、アミン類、オキシム類など)との付加生
成物が挙げられ、これらは重合体100重量部に対して
5〜60重量部で使用すればよい。使用にあつては、塩
基(トリエチルアミン、、N−メチルモルホリンなど)
や金属化合物(ジブチルチンジラウレイト、第1塩化錫
など)のような解難触媒を併用することが好ましい。焼
付温度は120〜220℃が望ましい。上記2個以上の
カルボキシル基もしくはその酸無水物を有する化合物と
しては、例えばポリカルボン酸(アジピン酸、セバシン
酸、フタール酸、トリメリット酸など)、およびそれら
の酸無水物(無水フタール酸、トリメリット酸無水物、
過剰のポリカルボン酸等とポリオールの縮合反応により
得られるポリエステル樹脂など)が挙げられ、これらは
重合体100重量部に対して3〜5呼量部で使用すれば
よい。なお、当該重合体中のエポキシ基とかかる架橋剤
中のカルボキシル基との当量比が0.8〜1.2に調整
することが好ましい。焼付温度は120〜220℃が望
ましい。4エポキシ化合物(例えばトリグリシジルイソ
シアヌナート、グリシジルアクリレート、グリシジルメ
タクリレート、メチルグリシジルアクリレート、メチル
グリシジルメタクリレート等と他の共重合モノマーとの
共重合物、ビスフェノールAとエピクロルヒドリンとの
縮合物、ノボラックとエピクロルヒドリンとの縮合物、
ポリアルキルエーテル鎖構造を有するジエポキシ化合物
、および脂環式エポキシ化合物)。
これらは重合体10踵量部に対して5〜40重量部で使
用すればよい。使用にあたつては、要すればルイス酸(
ポ狛ントリフロライドなど)、塩基(ベンジルジメチル
アミン、2−エチルー5−メチルイミダゾール、トリエ
チレンアミン、N−メチルモルホリンなど)、塩(ボロ
ントリフロライドーモノエチルアミン錯塩など)のよう
な硬化促進触媒を併用してもよい。焼付温度は140〜
220′Cが望ましい。6その他エステルガム、マレイ
ン酸樹脂およびフェノール樹脂。
用すればよい。使用にあたつては、要すればルイス酸(
ポ狛ントリフロライドなど)、塩基(ベンジルジメチル
アミン、2−エチルー5−メチルイミダゾール、トリエ
チレンアミン、N−メチルモルホリンなど)、塩(ボロ
ントリフロライドーモノエチルアミン錯塩など)のよう
な硬化促進触媒を併用してもよい。焼付温度は140〜
220′Cが望ましい。6その他エステルガム、マレイ
ン酸樹脂およびフェノール樹脂。
以上の如くして得られる被覆用組成物は、通常、塗料の
着色に用いられる有機顔料(例えばフタロシアニンブル
ーおよびフタロシアニングリーン)や無機顔料(例えば
カーボンブラック、チタンオキサイドおよびアルミニウ
ムフレーク)で着色することができる。
着色に用いられる有機顔料(例えばフタロシアニンブル
ーおよびフタロシアニングリーン)や無機顔料(例えば
カーボンブラック、チタンオキサイドおよびアルミニウ
ムフレーク)で着色することができる。
かかる顔料は、上記乳化剤重合に際し、水中または重合
性単量体中に添加させて使用に供してもよい。更に、通
常の湿潤剤、被膜表面調節剤、硬化助剤、酸化防止剤な
どの添加剤も併せて使用できる。以上の構成から成る本
発明方法によれば、乳化重合において、乳化剤として長
鎖不飽和ジカルボン酸のマレイン化物の中和物を使用す
るので、該中和物と重合性単量体を構成成分とするカル
ボキシル基含有重合体の水性分散液を得ることができて
、通常の乳化剤の使用によつて起生する問題点を解消で
きると共に、均一安定で且つ各種の被覆材料として有利
に使用できる組成物を提供できる。
性単量体中に添加させて使用に供してもよい。更に、通
常の湿潤剤、被膜表面調節剤、硬化助剤、酸化防止剤な
どの添加剤も併せて使用できる。以上の構成から成る本
発明方法によれば、乳化重合において、乳化剤として長
鎖不飽和ジカルボン酸のマレイン化物の中和物を使用す
るので、該中和物と重合性単量体を構成成分とするカル
ボキシル基含有重合体の水性分散液を得ることができて
、通常の乳化剤の使用によつて起生する問題点を解消で
きると共に、均一安定で且つ各種の被覆材料として有利
に使用できる組成物を提供できる。
次に、実施例および比較例を挙げて本発明を具体的に説
明する。
明する。
なお、例文中1部ョおよび1%ョとあるは1重量部ョお
よび0重量%ョを意味する。実施例1 攪拌機、温度計、冷却器、不活性ガス導入管を備えた1
eの反応容器に、8,12−エイコサジエンニ酸41%
、12−ビニルー8−オクタデセンニ酸6%、8−ヘキ
サデセンニ酸17%、7−ビニルテトラデカンニ酸6%
およびドデカンニ酸3%から成る長鎖不飽和ジカルボン
酸含有混合物322部と、無水マレイン酸98部を仕込
み窒素ガス気流下、温度200℃に保持せしめ4時間攪
拌することにより、酸価381の反応生成物を得た。
よび0重量%ョを意味する。実施例1 攪拌機、温度計、冷却器、不活性ガス導入管を備えた1
eの反応容器に、8,12−エイコサジエンニ酸41%
、12−ビニルー8−オクタデセンニ酸6%、8−ヘキ
サデセンニ酸17%、7−ビニルテトラデカンニ酸6%
およびドデカンニ酸3%から成る長鎖不飽和ジカルボン
酸含有混合物322部と、無水マレイン酸98部を仕込
み窒素ガス気流下、温度200℃に保持せしめ4時間攪
拌することにより、酸価381の反応生成物を得た。
次に、攪拌機、温度計、冷却器、不活性ガス導入管、滴
下装置を備えた1eの反応容器に、脱イオン水211.
4部を仕込み窒素ガス気流下、攪拌しながら温度70′
Cに保持せしめ、これに上記反応生成物加部、トリエチ
ルアミン14.6部、メチルメタクリレート印部、スチ
レン旬部およびn−ブチルアクリレート8傭から成る混
合溶液と、脱イオン水叩部および過硫酸カリ2部から成
る混合溶液とを各々3時間要して同時滴下し、滴下終了
後3時・間反応させて、下揮発分39。
下装置を備えた1eの反応容器に、脱イオン水211.
4部を仕込み窒素ガス気流下、攪拌しながら温度70′
Cに保持せしめ、これに上記反応生成物加部、トリエチ
ルアミン14.6部、メチルメタクリレート印部、スチ
レン旬部およびn−ブチルアクリレート8傭から成る混
合溶液と、脱イオン水叩部および過硫酸カリ2部から成
る混合溶液とを各々3時間要して同時滴下し、滴下終了
後3時・間反応させて、下揮発分39。
5%、気泡粘度A一1、固形分酸価35.4.PH7.
5の乳濁液を得た。
5の乳濁液を得た。
かかる乳濁液を60℃の恒温室で1ケ月間貯蔵したが、
何ら異常は認められなかつた。比較例1 実施例1の乳濁液の製造において、酸化381の反応生
成物加部の代わりに、ラウリルマレエートw部およびト
リエチルアミン3部を使用する以外は、同様な配合およ
び条件で乳化重合を行つた所、不揮発分38%、気泡粘
度A−1、固形分酸価)1。
何ら異常は認められなかつた。比較例1 実施例1の乳濁液の製造において、酸化381の反応生
成物加部の代わりに、ラウリルマレエートw部およびト
リエチルアミン3部を使用する以外は、同様な配合およ
び条件で乳化重合を行つた所、不揮発分38%、気泡粘
度A−1、固形分酸価)1。
5.pH763の乳濁液が得られた。
かかる乳濁液を50゜Cの恒温室に2日間貯蔵した所、
著しく増粘した。実施例2実施例1と同様の1′の反応
容器に、脱イオン水215部を仕込み窒素ガス気流下、
攪拌しながら温度65゜Cに保持せしめ、実施例1と同
様の操作で得た酸価381の反応生成物坐部、ジメチル
エタノールアミン15部、メチルメタクリレート(代)
部、スチレン3?、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト(資)部、メタクリル酸6部、アクリロニトリル10
部およびn−ブトキシメチルメタクリルアミド60部か
ら成る混合溶液と、脱イオン水a部および過硫酸カリ2
部から成る混合溶液とを各々3時間要して同時滴下し、
滴下終了後5時間反応させて、不揮発分39.1%、気
泡粘度B1固形分酸価50.4、PH7.4の乳濁液を
得た。
著しく増粘した。実施例2実施例1と同様の1′の反応
容器に、脱イオン水215部を仕込み窒素ガス気流下、
攪拌しながら温度65゜Cに保持せしめ、実施例1と同
様の操作で得た酸価381の反応生成物坐部、ジメチル
エタノールアミン15部、メチルメタクリレート(代)
部、スチレン3?、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト(資)部、メタクリル酸6部、アクリロニトリル10
部およびn−ブトキシメチルメタクリルアミド60部か
ら成る混合溶液と、脱イオン水a部および過硫酸カリ2
部から成る混合溶液とを各々3時間要して同時滴下し、
滴下終了後5時間反応させて、不揮発分39.1%、気
泡粘度B1固形分酸価50.4、PH7.4の乳濁液を
得た。
かかる乳濁液40℃の恒湿室で1ケ月間貯蔵したが、何
ら異常は認められなかつた。実施例3 実施例1と同様の1′の反応容器に、実施例1と同様の
操作で得た酸価381の反応生成物26部をトリエチル
アミン15部で中和し脱イオン水215部に溶解させた
溶液を仕込み、窒素ガス気流下、攪拌さながら温度70
℃に保持せしめ、メチルメタクーリレート44部、スチ
レン旬部、n−ブチルアクリレート旬部、メタクリル酸
w部およびグリシジルメタクリレート恥部から成る混合
溶液と脱イオン水(1)部および過硫酸カリ3部から成
る混合溶液とを各々3時間要して同時滴下し、滴下終了
後3時,間反応させて、不揮発分38.5%、気泡粘度
A1固形分酸価82、PH6.5の乳濁液を得た。
ら異常は認められなかつた。実施例3 実施例1と同様の1′の反応容器に、実施例1と同様の
操作で得た酸価381の反応生成物26部をトリエチル
アミン15部で中和し脱イオン水215部に溶解させた
溶液を仕込み、窒素ガス気流下、攪拌さながら温度70
℃に保持せしめ、メチルメタクーリレート44部、スチ
レン旬部、n−ブチルアクリレート旬部、メタクリル酸
w部およびグリシジルメタクリレート恥部から成る混合
溶液と脱イオン水(1)部および過硫酸カリ3部から成
る混合溶液とを各々3時間要して同時滴下し、滴下終了
後3時,間反応させて、不揮発分38.5%、気泡粘度
A1固形分酸価82、PH6.5の乳濁液を得た。
かかる乳濁液を40℃の恒温室で1ケ月間貯蔵したが、
何ら認められなかつた。実施例4 実施例1と同様の1eの反応容器に、メチルメタクリレ
ート34部、n−ブチルアクリレート20部、イソホロ
ンジイソシアナート51.6部および力プロラクタム1
32部を仕込みみみ、攪拌しながら50℃に保持して4
時間反応後、更にヒドロキシプロピルアクリレート55
2部を仕込み、4時間反応させてイソシアナート基の存
在しないことを確認後室温に冷却して、ブロックされた
イソシアナート基を有する重合性単量体を形成した。
何ら認められなかつた。実施例4 実施例1と同様の1eの反応容器に、メチルメタクリレ
ート34部、n−ブチルアクリレート20部、イソホロ
ンジイソシアナート51.6部および力プロラクタム1
32部を仕込みみみ、攪拌しながら50℃に保持して4
時間反応後、更にヒドロキシプロピルアクリレート55
2部を仕込み、4時間反応させてイソシアナート基の存
在しないことを確認後室温に冷却して、ブロックされた
イソシアナート基を有する重合性単量体を形成した。
更にこれに実施例1と同様の操作で得た酸化381の反
応生成物26部およびトリエチレンアミン19部を仕込
み、混合溶液を準備する。実施例1と同様の別の1eの
反応容器に、脱イオン水215部を仕込み、窒素ガスス
気流下攪拌しながら温度65℃に保持せしめ、上記準備
した混合溶液と脱イオン水a部および過硫酸カリ2部か
ら成る混合溶液とを各々3時間要して同時滴下し、滴下
終了後3時間反応させて、不揮発分38.1%、気泡粘
度A−1、固形分酸価49.飄PH7.5の乳濁液を得
た。
応生成物26部およびトリエチレンアミン19部を仕込
み、混合溶液を準備する。実施例1と同様の別の1eの
反応容器に、脱イオン水215部を仕込み、窒素ガスス
気流下攪拌しながら温度65℃に保持せしめ、上記準備
した混合溶液と脱イオン水a部および過硫酸カリ2部か
ら成る混合溶液とを各々3時間要して同時滴下し、滴下
終了後3時間反応させて、不揮発分38.1%、気泡粘
度A−1、固形分酸価49.飄PH7.5の乳濁液を得
た。
Claims (1)
- 1 α,β−エチレン性不飽和単量体から選ばれる重合
性単量体の一種以上を乳剤の存在下水性媒体中で重合さ
せるに当り、該乳化剤として、炭素数16〜20の脂肪
族鎖を有有する不飽和ジカルボン酸のマレイン化物の中
和物を使用することを特徴とする乳化重合法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11033975A JPS6044322B2 (ja) | 1975-09-10 | 1975-09-10 | 乳化重合法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11033975A JPS6044322B2 (ja) | 1975-09-10 | 1975-09-10 | 乳化重合法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5233982A JPS5233982A (en) | 1977-03-15 |
JPS6044322B2 true JPS6044322B2 (ja) | 1985-10-03 |
Family
ID=14533236
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11033975A Expired JPS6044322B2 (ja) | 1975-09-10 | 1975-09-10 | 乳化重合法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6044322B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5844088B2 (ja) * | 1978-08-31 | 1983-09-30 | アイカ工業株式会社 | ポリ酢酸ビニル系エマルジョン組成物の製法 |
JP3398491B2 (ja) * | 1994-11-09 | 2003-04-21 | 積水化学工業株式会社 | アクリル系エマルジョン型粘着剤組成物 |
KR100353089B1 (ko) * | 1998-10-16 | 2002-09-16 | 산세이카코가부시키가이샤 | 고분자 물질의 수성 분산액의 제조방법 |
-
1975
- 1975-09-10 JP JP11033975A patent/JPS6044322B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5233982A (en) | 1977-03-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU685269B2 (en) | Production of aqueous polymer compositions | |
AU692251B2 (en) | Production of aqueous polymer compositions | |
US9012027B2 (en) | Aqueous emulsion | |
US5750613A (en) | Aqueous, crosslinkable binder dispersions having a low solvent content | |
US20070100067A1 (en) | Aqueous coating composition | |
JPH10500721A (ja) | 水系キャリア中で調製される自己安定化ラテックスを含有する塗料 | |
US20030153676A1 (en) | Cross-linkable polymer composition | |
MXPA01001456A (es) | Emulsiones acuosas libres de agentes tensioactivos. | |
KR20100083775A (ko) | 도료용 수성 수지 조성물 및 수성 도료 | |
US4164488A (en) | Aqueous thermosetting acrylic enamel | |
JP4577642B2 (ja) | ビニル変性エポキシ樹脂水性物、その製造方法および水性被覆剤 | |
EP1448611B1 (en) | Cross-linkable polymer composition | |
CN113646396B (zh) | 水性涂料组合物 | |
JPH03200828A (ja) | 高分子組成物、それを乳化剤として用いた水性分散体および水性塗料組成物 | |
JP3650994B2 (ja) | ビニル変性エポキシ樹脂水性物、その製造方法および水性被覆剤 | |
JPS6044322B2 (ja) | 乳化重合法 | |
JP4867409B2 (ja) | ビニル変性エポキシ樹脂水性物、その製造方法および水性被覆剤 | |
JP5099320B2 (ja) | ビニル変性エポキシ樹脂水性物、その製造方法および水性被覆剤 | |
US7368499B2 (en) | Aqueous acrylic coating composition | |
JPH10110125A (ja) | 耐ハジキ性に優れているカチオン電着塗料組成物 | |
JPH0422188B2 (ja) | ||
JPS6225163A (ja) | 共重合体水性分散液組成物 | |
GB2413330A (en) | Vinyl graft polymer composition | |
JPH047366B2 (ja) | ||
JPH11506489A (ja) | ネットワークポリマーを含む硬化性組成物 |