JPS604166B2 - エチルクロロチオホルメートの製法 - Google Patents
エチルクロロチオホルメートの製法Info
- Publication number
- JPS604166B2 JPS604166B2 JP51141802A JP14180276A JPS604166B2 JP S604166 B2 JPS604166 B2 JP S604166B2 JP 51141802 A JP51141802 A JP 51141802A JP 14180276 A JP14180276 A JP 14180276A JP S604166 B2 JPS604166 B2 JP S604166B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reactor
- ethyl
- chlorothioformate
- phosgene
- ethyl chlorothioformate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C329/00—Thiocarbonic acids; Halides, esters or anhydrides thereof
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/582—Recycling of unreacted starting or intermediate materials
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、エチルクロロチオホルメートの改良された
製法に関するものである。
製法に関するものである。
更に詳細には、この発明は、活性化炭素触媒の存在下エ
チルメルカプタンとホスゲンとを反応させることにより
エチルクロロチオホルメートを得る方法に関するもので
ある。エチルクロロチオホルメートは、除草に有効なチ
オカルバメートの製造に有用な中間体である。
チルメルカプタンとホスゲンとを反応させることにより
エチルクロロチオホルメートを得る方法に関するもので
ある。エチルクロロチオホルメートは、除草に有効なチ
オカルバメートの製造に有用な中間体である。
エチルメルカプタンとホスゲンとの反応によってエチル
クロロチオホルメートを生成することは、米国特許第3
165544号に記載されていて、それには本方法を実
験室規模の装置で実施したことが記載されている。そし
て、高温度ではアルキルジスルフイド副生物がかなりの
量で生成し始めるので、適度の反応温度を得るために反
応温度はできる限り低く保たねばならないことが指摘さ
れている。エチルメルカプタンを用いるこの反応では、
最大の温度は約780〜14ぴ0であると示唆されてい
る。本反応によるエチルクロロチオホルメートの製造に
用いられる一つの方法は、連続した活性化炭素の二つの
触媒床を連続して用いる。
クロロチオホルメートを生成することは、米国特許第3
165544号に記載されていて、それには本方法を実
験室規模の装置で実施したことが記載されている。そし
て、高温度ではアルキルジスルフイド副生物がかなりの
量で生成し始めるので、適度の反応温度を得るために反
応温度はできる限り低く保たねばならないことが指摘さ
れている。エチルメルカプタンを用いるこの反応では、
最大の温度は約780〜14ぴ0であると示唆されてい
る。本反応によるエチルクロロチオホルメートの製造に
用いられる一つの方法は、連続した活性化炭素の二つの
触媒床を連続して用いる。
第一の触媒床は、好ましくは多管式反応器の管に含まれ
、第二の触媒床は、単一の触媒床を含む充てん床反応器
の形式である。第一の反応器は、原料が底部に仕込まれ
そして生成物が上部から除去される、連続液相反応器、
さらに詳しくは上向流式管状接触反応器として操業され
る。部分的に反応された混合物は次に第二の反応器の項
部に仕込まれ、その反応器は滴下フロー式(下向流式)
充てん床として働く。すなわち、ガス状の塩化水素生成
物は連続的に床を上方に通過するので、第二の反応器は
連続気相で操業される。反応生成物は第二の反応器の下
部から取り出され、エチルクロロチオホルメートを分離
するための下流の装置に入る。しかし、この方法の操作
では、僅か約91〜約95%の純度のエチルクロロチオ
ホルメートが生成するに過ぎないことが分った。主要な
不純物は、約3〜7%存在するジェチルスルフィドであ
り、残りの不純物のほとんどはジェチルジチオカルボネ
ートである。この発明の目的は、活性化炭素触媒の存在
下でエチルメルカプタンとホスゲンとを反応させること
により、エチルクロロチオホルメートを製造する改良さ
れた方法を提供することである。
、第二の触媒床は、単一の触媒床を含む充てん床反応器
の形式である。第一の反応器は、原料が底部に仕込まれ
そして生成物が上部から除去される、連続液相反応器、
さらに詳しくは上向流式管状接触反応器として操業され
る。部分的に反応された混合物は次に第二の反応器の項
部に仕込まれ、その反応器は滴下フロー式(下向流式)
充てん床として働く。すなわち、ガス状の塩化水素生成
物は連続的に床を上方に通過するので、第二の反応器は
連続気相で操業される。反応生成物は第二の反応器の下
部から取り出され、エチルクロロチオホルメートを分離
するための下流の装置に入る。しかし、この方法の操作
では、僅か約91〜約95%の純度のエチルクロロチオ
ホルメートが生成するに過ぎないことが分った。主要な
不純物は、約3〜7%存在するジェチルスルフィドであ
り、残りの不純物のほとんどはジェチルジチオカルボネ
ートである。この発明の目的は、活性化炭素触媒の存在
下でエチルメルカプタンとホスゲンとを反応させること
により、エチルクロロチオホルメートを製造する改良さ
れた方法を提供することである。
この発明の他の目的は、ジェチルジスルフィド副生物を
最少にする前述の方法を提供することである。
最少にする前述の方法を提供することである。
生産能力を増大する前述の方法を提供するのもこの発明
の目的である。
の目的である。
反応器内の温度コントロールが良好な前述の方法を提供
するのもこの発明の目的である。
するのもこの発明の目的である。
この発明の他の目的は、エチルメルカプタンのエチルク
ロロチオホルメートの良好な転化を行なう前述の方法を
提供することにある。
ロロチオホルメートの良好な転化を行なう前述の方法を
提供することにある。
この発明は、連続して操業する2個の反応器より成る系
において活性化炭素より成る触媒の存在下エチルメルカ
プタンとホスゲンとを反応させることによりエチルクロ
ロチオホルメートを製造する方法において、連続する液
相反応器として第二の反応器を操業することを特徴とす
るエチルクロロチオホルメートの製造法。
において活性化炭素より成る触媒の存在下エチルメルカ
プタンとホスゲンとを反応させることによりエチルクロ
ロチオホルメートを製造する方法において、連続する液
相反応器として第二の反応器を操業することを特徴とす
るエチルクロロチオホルメートの製造法。
この発明を、本方法の実施のための一般的なフローシー
トを示す図面について特に説明する。
トを示す図面について特に説明する。
図面においては、ライン1のエチルメルカプタンをライ
ン2のホスゲンと合わせ、ライン4を経て混合物を第一
の反応器10の下部に仕込む。反応器10は、連続液相
で反応体および生成物を用いて操業される。好ましくは
、反応器1川ま適当な粒子の大きさの活性化炭素により
充てんされた複数の管を含む管状の充てん床反応器であ
り、その際各管は小さな充てん床反応器として普通知ら
れているやり方で機能する。流れ4中の反応体は反応器
の下部に仕込まれ、それにより個々の管の下部に入り、
管を通って上方に通過する。平均の出口温度は一般に約
oo 〜約7000、好ましくは約00〜約5000で
ある。圧力は約0〜約15岬sig(約1〜11.2気
圧)、好ましくは約0〜約50pSig(約1〜4.4
気圧)である。第1の反応器10からの部分的に反応し
た生成物は、ライン6中の塔項留出物としてこの反応器
の上部から取り出され、ライン8を経て第二の反応器1
1に入る。
ン2のホスゲンと合わせ、ライン4を経て混合物を第一
の反応器10の下部に仕込む。反応器10は、連続液相
で反応体および生成物を用いて操業される。好ましくは
、反応器1川ま適当な粒子の大きさの活性化炭素により
充てんされた複数の管を含む管状の充てん床反応器であ
り、その際各管は小さな充てん床反応器として普通知ら
れているやり方で機能する。流れ4中の反応体は反応器
の下部に仕込まれ、それにより個々の管の下部に入り、
管を通って上方に通過する。平均の出口温度は一般に約
oo 〜約7000、好ましくは約00〜約5000で
ある。圧力は約0〜約15岬sig(約1〜11.2気
圧)、好ましくは約0〜約50pSig(約1〜4.4
気圧)である。第1の反応器10からの部分的に反応し
た生成物は、ライン6中の塔項留出物としてこの反応器
の上部から取り出され、ライン8を経て第二の反応器1
1に入る。
反応器11は、活性化炭素の充てん床12を含む。反応
は、反応器11の連続液相中で完了する。図面に示され
るように、これは反応体を反応器11の下部に導入する
ことにより達成され、それでこの反応器はいわゆる溢流
アップフロー(floodedupflow)の条件下
で操業される。反応器は一般に約00〜約70qC、好
ましくは約10o 〜約5000、最も好ましくは50
00より低いこの範囲内の温度の平均出口温度で操業さ
れる。圧力は約0〜約15岬sig(約1〜11.2気
圧)、好ましくは約0〜約50psig(約1〜4.4
気圧)である。反応器11中の反応体の滞留時間は、一
般に約1〜約180分、好ましくは約5〜約90分であ
る。反応生成物は塔頂ライン9を経て反応器11から取
り出され、分離ドラム13に送られ、生成物であるエチ
ルクロロチオホルメートをさらに精製するためにライン
15で取り出される。ガス状副生物(若干の未反応ホス
ゲンを含み主として塩化水素)はライン14で取り去ら
れ、循環および除去のために未反応原料の回収のためお
よび塩化水素の後処理のための下流の精製ユニット(図
示せず)に送られる。従来の方法におけるように、第二
の反応器11が連続気相反応器(例えば滴下フロー型充
てん床反応器)として操業されるとき、平均出口温度は
また、この発明方法におけると同じく約00〜約70q
oに維持される。
は、反応器11の連続液相中で完了する。図面に示され
るように、これは反応体を反応器11の下部に導入する
ことにより達成され、それでこの反応器はいわゆる溢流
アップフロー(floodedupflow)の条件下
で操業される。反応器は一般に約00〜約70qC、好
ましくは約10o 〜約5000、最も好ましくは50
00より低いこの範囲内の温度の平均出口温度で操業さ
れる。圧力は約0〜約15岬sig(約1〜11.2気
圧)、好ましくは約0〜約50psig(約1〜4.4
気圧)である。反応器11中の反応体の滞留時間は、一
般に約1〜約180分、好ましくは約5〜約90分であ
る。反応生成物は塔頂ライン9を経て反応器11から取
り出され、分離ドラム13に送られ、生成物であるエチ
ルクロロチオホルメートをさらに精製するためにライン
15で取り出される。ガス状副生物(若干の未反応ホス
ゲンを含み主として塩化水素)はライン14で取り去ら
れ、循環および除去のために未反応原料の回収のためお
よび塩化水素の後処理のための下流の精製ユニット(図
示せず)に送られる。従来の方法におけるように、第二
の反応器11が連続気相反応器(例えば滴下フロー型充
てん床反応器)として操業されるとき、平均出口温度は
また、この発明方法におけると同じく約00〜約70q
oに維持される。
しかし、従来の方法による操業は、熱伝達が悪いため、
反応器中で不均一な温度分布をもたらし、局部的な高温
度の帯、即ち「ホット・スポット」を生ずる。米国特許
第3165544号から、望ましくない高温度は副生物
であるジェチルジスルフィドを形成する原因になること
が知られている。それ故、反応器11におけるホット・
スポットの存在は、この副生物の形成の可能性を増大さ
せる。しかし、方法がこの発明を用いて実施されるとき
には、連続液相充てん床反応器として第二の反応器11
を操業するとジェチルジスルフイド形成が極めて減少す
る。
反応器中で不均一な温度分布をもたらし、局部的な高温
度の帯、即ち「ホット・スポット」を生ずる。米国特許
第3165544号から、望ましくない高温度は副生物
であるジェチルジスルフィドを形成する原因になること
が知られている。それ故、反応器11におけるホット・
スポットの存在は、この副生物の形成の可能性を増大さ
せる。しかし、方法がこの発明を用いて実施されるとき
には、連続液相充てん床反応器として第二の反応器11
を操業するとジェチルジスルフイド形成が極めて減少す
る。
それは、この操業が良好な熱伝達をもたらし、触媒床全
体に亘つてより均一な温度分布をもたらすからである。
連続液相反応器である反応器11を用いるこの発明によ
る操業は、従釆の方法と同一の流速で第二の反応におけ
る滞留時間を、少くとも約10のファクターで増大させ
る。
体に亘つてより均一な温度分布をもたらすからである。
連続液相反応器である反応器11を用いるこの発明によ
る操業は、従釆の方法と同一の流速で第二の反応におけ
る滞留時間を、少くとも約10のファクターで増大させ
る。
驚くべきことは、かかる長い滞留時間(例えば、4−5
分の代りに45一90分)での操業であっても、温度が
良好なコントロールの下で維持される限り副成物の形成
を増大させない。その他には、材料の流速は、エチルメ
ルカプタンのクロロチオホルメートへの転化の増大ばか
りでなく、その反応器における滞留時間をより短くして
しかも能力を増大させて操業させるように増やすことが
できる。好ましくは、流速は従来用いられたのより2〜
21/2倍まで増大させることができる。流速を増大さ
せて、第一の反応器101こおける滞留時間もまた減少
する。反応器11および全体の方法における望ましい温
度のコントロールは、反応器10へ、ライン2の供給物
の一部としてまたは別々に系に入る過剰の液状ホスゲン
を導入することにより増大される。
分の代りに45一90分)での操業であっても、温度が
良好なコントロールの下で維持される限り副成物の形成
を増大させない。その他には、材料の流速は、エチルメ
ルカプタンのクロロチオホルメートへの転化の増大ばか
りでなく、その反応器における滞留時間をより短くして
しかも能力を増大させて操業させるように増やすことが
できる。好ましくは、流速は従来用いられたのより2〜
21/2倍まで増大させることができる。流速を増大さ
せて、第一の反応器101こおける滞留時間もまた減少
する。反応器11および全体の方法における望ましい温
度のコントロールは、反応器10へ、ライン2の供給物
の一部としてまたは別々に系に入る過剰の液状ホスゲン
を導入することにより増大される。
この過剰物の一部または全体は、反応器11の通常の操
業条件下で蒸発し、その蒸発は反応中に発生する熱を吸
収する。温度コントロールの別の方法として、そしてま
たエチルクロロチオホルメートの全体の生成を増大する
のを助けるために、下流の処理ユニット(図示せず)か
ら得られそして主として未反応原料より成る比較的冷却
した、循環流5が系中に導入される。
業条件下で蒸発し、その蒸発は反応中に発生する熱を吸
収する。温度コントロールの別の方法として、そしてま
たエチルクロロチオホルメートの全体の生成を増大する
のを助けるために、下流の処理ユニット(図示せず)か
ら得られそして主として未反応原料より成る比較的冷却
した、循環流5が系中に導入される。
好ましくは、ライン5中の循環流は、ライン7および8
を経て反応器11に導入され、そしてその存在は反応器
11中の望ましい低温度、好ましくは約5000より低
い温度を保つのに役立つ。別の方法として、循環流5を
ライン3および4を経て第一の反応器1川こ導入させる
ことができる。最も好ましくは、温度コントロールは、
過剰の液状ホスゲンの利用および反応器11への循環流
の導入を組合せて行なうことにより保たれる。下記の実
施例からも判るように、この発明による操業は、原料エ
チルメルカプタンの約94%の転化および1%より少な
いジェチルジスルフィドを一般に含む純度約98%の生
成物の生成をもたらす。
を経て反応器11に導入され、そしてその存在は反応器
11中の望ましい低温度、好ましくは約5000より低
い温度を保つのに役立つ。別の方法として、循環流5を
ライン3および4を経て第一の反応器1川こ導入させる
ことができる。最も好ましくは、温度コントロールは、
過剰の液状ホスゲンの利用および反応器11への循環流
の導入を組合せて行なうことにより保たれる。下記の実
施例からも判るように、この発明による操業は、原料エ
チルメルカプタンの約94%の転化および1%より少な
いジェチルジスルフィドを一般に含む純度約98%の生
成物の生成をもたらす。
さらに、滞留時間の増大をさせて連続液相反応器を使用
すれば、滞留時間が実質的に短い下向き流れまたは滴下
フロー型の充てん反応器を用いて操業する同様なユニッ
トよりも大きな性能をもたらす。図面に示した「溢流ア
ップフロー」タイプの反応器の別法として、反応器11
は例えば下向流式の溢流型充てん床反応器として都合の
良い任意の他のやり方で、連続液相反応器として操業す
ることができる。下記の実施例は、この発明の実施を説
明する。
すれば、滞留時間が実質的に短い下向き流れまたは滴下
フロー型の充てん反応器を用いて操業する同様なユニッ
トよりも大きな性能をもたらす。図面に示した「溢流ア
ップフロー」タイプの反応器の別法として、反応器11
は例えば下向流式の溢流型充てん床反応器として都合の
良い任意の他のやり方で、連続液相反応器として操業す
ることができる。下記の実施例は、この発明の実施を説
明する。
実施例 1図面に示されるような、エチルクロロチオホ
ルメートを毎日約57000ポンド(約25855k9
)を製造する能力をもつ、2個の反応器のシステムを用
いる。
ルメートを毎日約57000ポンド(約25855k9
)を製造する能力をもつ、2個の反応器のシステムを用
いる。
第一の反応器は、活性化炭素触媒を充てんした管をもつ
、管状の上向流式反応器である。第二の反応器は、活性
化炭素触媒の床を含む充てん床反応器であり、上向流反
応器として操業される。図面の反応器10に相当する第
一の反応器へ、22.4ポンド(10.16kg)モル
/時のホスゲンおよび20.4ポンド(9.25k9)
モルノ時のエチルメルカプタンを供給する。反応器は約
15〜4000の入口温度、約50〜5がoの出口温度
および約30〜36psig(約3.04〜3.45気
圧)の出口圧力で操業される。第一の反応器からの部分
的に反応した生成物を、10.7ポンド(4.85k9
)モル/時のホスゲンおよび4.7ポンド(2.13k
9)モル/時のエチルクロロチオホルメートを含む循環
流とともに、第二の反応器の下部に供給される。第二の
反応器は、約18〜2がCの入口温度、約33〜49q
oの出口温度、約24〜2紬sig(約2.63〜2.
$気圧)の出口圧力および約78分の滞留時間で操業さ
れる。エチルメチルカフ。
、管状の上向流式反応器である。第二の反応器は、活性
化炭素触媒の床を含む充てん床反応器であり、上向流反
応器として操業される。図面の反応器10に相当する第
一の反応器へ、22.4ポンド(10.16kg)モル
/時のホスゲンおよび20.4ポンド(9.25k9)
モルノ時のエチルメルカプタンを供給する。反応器は約
15〜4000の入口温度、約50〜5がoの出口温度
および約30〜36psig(約3.04〜3.45気
圧)の出口圧力で操業される。第一の反応器からの部分
的に反応した生成物を、10.7ポンド(4.85k9
)モル/時のホスゲンおよび4.7ポンド(2.13k
9)モル/時のエチルクロロチオホルメートを含む循環
流とともに、第二の反応器の下部に供給される。第二の
反応器は、約18〜2がCの入口温度、約33〜49q
oの出口温度、約24〜2紬sig(約2.63〜2.
$気圧)の出口圧力および約78分の滞留時間で操業さ
れる。エチルメチルカフ。
タンのクロロチオホルメートへの転化は94%であった
。生成物は純度98%で生成され、約0.5〜1%のジ
ェチルジスルフィドおよび約1%のジェチルジチオカー
ボネートを含んだ、。実施例 2 実施例1に用いられたのと同システムを用いるが、材料
の流速を増大させて、エチルクロロチオホルメートの約
114000ポンド(51710kg)/日の能力とす
る。
。生成物は純度98%で生成され、約0.5〜1%のジ
ェチルジスルフィドおよび約1%のジェチルジチオカー
ボネートを含んだ、。実施例 2 実施例1に用いられたのと同システムを用いるが、材料
の流速を増大させて、エチルクロロチオホルメートの約
114000ポンド(51710kg)/日の能力とす
る。
供給物であるホスゲンおよびエチルメルカプタンの流速
は、それぞれ44.8(20.32k9)および40.
8(18.5k9)ポンドモル/時であった。ホスゲン
およびエチルクロロチオホルメートの循環流速は、それ
ぞれ21.4(9.71kg)および9.4(4.26
k9)ポンドモル/時であった。操業温度および圧力は
、実質的に実施例1と同じであった。第二の反応器中の
原料の滞留時間は、約35分に減少された。生成物であ
るエチルクロロチオホルメートは、純度98%で得られ
、エチルメルカプタンの94%転化であった。生成物の
ジェチルジスルフィド含量は約0.5〜1%、ジェチル
ジチオカルボネート含量は約0.5%であった。
は、それぞれ44.8(20.32k9)および40.
8(18.5k9)ポンドモル/時であった。ホスゲン
およびエチルクロロチオホルメートの循環流速は、それ
ぞれ21.4(9.71kg)および9.4(4.26
k9)ポンドモル/時であった。操業温度および圧力は
、実質的に実施例1と同じであった。第二の反応器中の
原料の滞留時間は、約35分に減少された。生成物であ
るエチルクロロチオホルメートは、純度98%で得られ
、エチルメルカプタンの94%転化であった。生成物の
ジェチルジスルフィド含量は約0.5〜1%、ジェチル
ジチオカルボネート含量は約0.5%であった。
添付図面は、本発明の実施のための一般的なフローシー
トを示す。 1,2,3,4……ライン、5……循環流、6,7,8
,9・・…・ライン、10……第一反応器、11・・・
・・・第二反応器、12・・…・充てん床、13・・・
・・・分離ドラム、14,15・・・・・・ライン。
トを示す。 1,2,3,4……ライン、5……循環流、6,7,8
,9・・…・ライン、10……第一反応器、11・・・
・・・第二反応器、12・・…・充てん床、13・・・
・・・分離ドラム、14,15・・・・・・ライン。
Claims (1)
- 1 連続して操業する2個の反応器より成る系において
活性化炭素より成る触媒の存在下エチルメルカプタンと
ホスゲンとを反応させることによりエチルクロロチオホ
ルメートを製造する方法において、第一の反応器からの
反応生成物を溢流上向き流れの充てん床反応器である第
二の反応器の下部に導入し、該第二の反応器を出口平均
温度が約0〜約70℃で、滞留時間が約5〜約90分で
連続液相反応器として操業することを特徴とするエチル
クロロチオホルメートの製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US05/636,266 US4012405A (en) | 1975-11-28 | 1975-11-28 | Production of ethyl chlorothioformate |
US636266 | 1975-11-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5278833A JPS5278833A (en) | 1977-07-02 |
JPS604166B2 true JPS604166B2 (ja) | 1985-02-01 |
Family
ID=24551167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51141802A Expired JPS604166B2 (ja) | 1975-11-28 | 1976-11-27 | エチルクロロチオホルメートの製法 |
Country Status (27)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US4012405A (ja) |
JP (1) | JPS604166B2 (ja) |
AT (1) | AT348499B (ja) |
AU (1) | AU2001676A (ja) |
BE (1) | BE848716A (ja) |
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