JPS6040799Y2 - 網戸の框連結装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は網戸の横框と竪框を連結する装置に関する。

従来、網戸横框と竪框とを連結する構造としては、Ｌ型
の連結金具を横框及び竪框の中空部にそれぞれ嵌合して
連結する構造が知られている。

このようにすると、横框と竪框とを簡単に連結できるが
、その反面連結強度が十分でないと共に、横框と連結ブ
ロック、竪框と連結ブロックとを同一平坦面に連結する
ことが困難となって連結部に面ずれを生じ易く、面ずれ
が生ずると網戸開閉時に室外側障子などと干渉し網戸開
閉がスムーズに出来ないとの不具合を有する。

本考案は上記の事情に鑑みなされたものであり、その目
的は横框と竪框とを簡単に連結できると共に、連結強度
を強くでき、さらには連結部に面ずれが生じないように
簡単に連結できるようにした網戸の框連結装置を提供す
ることである。

以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。

第１図は網戸の室外側正面図であり、上部横框１と下部
横框２と一対の竪框３・３とは連結ブロック４、ビス５
を介して方形状に枠組みされて框組体６となり、各コー
ナ一部にはコーナーカバー７が設けである。

９は網であり、框組体６を構成する周囲框に亘って網押
えローブ１０で張設取付けである。

１１は中桟である。

前記上部横框１は前壁１２と後壁１３と連結壁１４とに
より上向コ字状となり、連結壁１４にはビスホール１５
が形成されかつ略鈎形に折曲した受片１６が一体形成さ
れて凹溝１７を構成している。

前記竪框３は、前壁１８と後壁１９と一対の連結壁２０
・２０とにより略箱型状となって前記連結ブロック４が
嵌合される中空部２１を形成し、一方の連結壁２０には
連結片２２を介して略コ字型の型材２３が一体形成され
て前壁１８側に凹溝２４を構成している。

前記コーナーカバー７は前壁４０、後壁４１、一対の連
結壁４２．４２とにより中空部４３を有する形状となり
、前壁４０、後壁４１の一側下部コーナ一部分は切欠４
４してあり、その切欠４４の隅角部は円弧状となってい
る。

また、前壁４０、後壁４１の一側部分４０’、４１’は
内向に折曲されて巾狭となり前記上部横框１の前壁内面
１２ａと後壁内面１３ａとの間に嵌着可能となっている
と共に、各折曲部分に段部４５，４５を形成し、各−側
部分下端面４０’ａ、４１’ａは前壁下端面４０ａ、後
壁下端面４１ａよりも上方位置となっている。

前記連結ブロック４は、前記竪框３の中空部２１に嵌着
される嵌合部２５と、前記コーナーカバー７の中空部４
３に嵌着される取付部２６とを備え、嵌合部２５は、竪
框３の前壁内面１８ａに接する前面２５ａ１後壁内面１
９ａに接する後面２５ｂ、一方の連結壁内面２０ａに接
する一側面２５ｃ、他方の連結壁内面２０ａに接する他
側面２５ｄとを有し横断形状が前記中空部２１と略同−
形状となっている。

また、取付部２６は、コーナーカバー７の前壁内面４０
ｂに接する前面２６ａ、後壁内面４１ｂに接する後面２
６ｂ１他方の連結壁内面４２ａに接する他側面２６ｄ１
前記上部横框１の連結壁端面１４ａに接する一側面２６
ｃ１下側面２６ｅとを有すると共に、一側面２６Ｃと他
側面２６ｄとに亘ってビス挿入孔２７が前記ビスホール
１５と相対向して形成してあり、さらに取付部２６にお
ける前記嵌合部−側面２５ｃよりも張りした部分には巾
広部２６′が、前記切欠４４と当接する段部２８を境と
して形成され、該巾広部２６′の前面２６′ａには略直
角に折曲した凹溝２９を形成してあり、該凹溝２９の底
壁２９ａにはフランジ３０が一体形成されて凹溝２９の
開口に段部３１を形成していると共に、該フランジ３０
の前面３０ａは前記巾広部前面２６′ａよりも若干低く
なっている。

そして上部横框１と竪框３とは第３図に示す如く連結さ
れる。

つまり、連結ブロック４の嵌合部２５が竪框３の中空部
２１内に嵌合され、コーナーカバー７が取付部２６に切
欠４４が段部２８に当接し巾狭なる一側部分４０’、４
１’が上部横框１の前壁内面１２ａ後壁内面１３ａに嵌
合するように位置ずけられ、他方の連結壁４２、連結ブ
ロック４のビス挿通孔２７を連通して上部横框１のビス
ホール１５にビスが螺合される。

この時上部横框１の凹溝１７と竪框３の凹溝２４とは凹
溝２９で連結されると共に、フランジ前面３０ａと受片
前面１６ａ及び型材前面２３ａとは同一平坦面となり、
かつ連結ブロック−側面２６ｃと受片一端面１６ｂとが
当接し、連結ブロック下側面２６ｅと型材上端面２３ｂ
とが当接する。

このように、連結ブロック４の嵌合部２５を竪框３の中
空部２１内に嵌合し、コーナーカバー７と取付部２６を
ビス５で上部横框１に締付けて連結したから連結が簡単
であると共に、連結強度が強い。

また、第５図に示すように連結ブロック４の取付部２６
に嵌合したコーナーカバー７の一側部４０’、４１’は
上部横框１の前壁内面１２ａと後壁内面１３ａとの間に
嵌合されてその連結部は平坦な同一面となるから、コー
ナーカバー７と上部横框１とを嵌合連結するとの簡単な
作業でその連結部に面ずれが生じないように連結できる
。

また、ビス５でコーナーカバー７と連結ブロック４とを
上部横框１に締付ける際にビス５の回転方向の力によっ
て上部横框１がコーナーカバー７に対して回転変位しよ
うとするが、コーナーカバー７と上部横框１とは前述の
ように相互に嵌合しているから上部横框１がビス５の回
転方向の力によって回転変位することがない。

つまり、コーナーカバー７と上部横框１との嵌合部が仮
止めの効果を奏する。

したがって、前記２つのことがらに相俟ってコーナ・−
カバー７と上部横框１との連結部に面ずれが生じること
がない。

これにより、第６図に示す如く網戸Ａと障子戸Ｂ−Ｂと
の取付間隙Ｓ□が狭くても障子戸Ｂと網戸Ａとが干渉す
ることなく、スムーズに開閉テキる。

第６図において、Ｃは下枠である。なお、第７図に示す
如く、コーナーカバー７の一側部４０’、４１’を連結
片３２で連結してコ字形としても良い。

つまり、コーナーカバー７の一端側に、上部横框１の前
後壁１２．１３間に嵌合しかつその連結部が平坦な同一
面となるような係止突起を一体形成すれば良い。

また、連結ブロック４の取付部２６はコーナーカバー７
で覆われているから、連結ブロック４を樹脂製としても
框と同一材料（アルミ）のコーナーカバー７で覆うこと
ができて外観が良い。

本考案は以上の様になり、竪框３と横框１２とを簡単に
強度強く連結できる。

また、コーナーカバー７の前壁４０と後壁４１の一側部
分４０’、４１’は、横框１，２の前壁１２と後壁１３
の内面１２ａ、１３ｂ間に嵌着すると共に、その前壁１
２と後壁１３の端面が当接する段部４５，４５を形成す
るように内向にそれぞれ折曲しているから、コーナーカ
バー７の前壁４０、後壁４１と横框１，２の前壁１２、
後壁１３とは嵌合して連結されると共に、その連結部、
つまり各前壁４０，１２と後壁４１，１３の突き合せ部
分は平坦面となるから、簡単にコーナーカバー７と横框
１，２とを面ずれを生じることなく連結できると共に、
ビス５の締付は時にビス回転力によって横框１，２がコ
ーナーカバー７に対して回転変位することがない。

したがって、面ずれが生じることなく簡単に連結できる
。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示すものであり、第１図は網戸
の室外側正面図、第２図は上部横框と竪框と連結ブロッ
クとコーナーカバーとの分解斜視図、第３図は連結状態
の斜視図、第４図は第３図の背面側斜視図、第５図はコ
ーナーカバーと上部横框との連結状態を示す横断面図、
第６図は網戸取付状態の断面図、第７図は他の実施例の
要部断面図である。 １．２は横框、３は竪框、４は連結ブロック、５はビス
、７はコーナーカバー。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 中空部２１を有する竪框３と、前壁１２と後壁１３とビ
   スホール１５を備えた横框１，２を連結ブロック４及び
   中空部４３を有するコーナーカバー７で連結する網戸の
   框連結装置において、前記連結ブロック４を竪框３の中
   空部２１に嵌合する嵌召部２５とコーナーカバー７の中
   空部４３に嵌合しかつビス挿通孔２７を有する取付部２
   ６とを備えた形状とすると共に、コーナーカバー７の中
   空部４３を形成する前壁４０と後壁４１の一側部分４０
   ’、４１’を、前記横框１，２の前壁１２と後壁１３の
   内面１２ａ、１３ａ間に嵌着し、かつ前壁１２と後壁１
   ３の端面が当接する段部４５，４５を形成するように内
   向にそれぞれ折曲させ、コーナーカバー７よりビス５を
   、取付部２６のビス挿通孔２７を挿通して横框１，２の
   ビスホール１５に螺合してコーナーカバー７と連結ブロ
   ック４の取付部２６と横框１，２を締付は連結したこと
   を特徴とする網戸の框連結装置。