JPS6040511B2 - 金属帯材の洗浄及び乾燥方法 - Google Patents

金属帯材の洗浄及び乾燥方法

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JPS6040511B2
JPS6040511B2 JP315781A JP315781A JPS6040511B2 JP S6040511 B2 JPS6040511 B2 JP S6040511B2 JP 315781 A JP315781 A JP 315781A JP 315781 A JP315781 A JP 315781A JP S6040511 B2 JPS6040511 B2 JP S6040511B2
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drying
metal strip
tank
solvent
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秀治 馬場
廣 松田
勇 藤岡
貞二郎 藤坂
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Kobe Steel Ltd
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Tokuyama Corp
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Kobe Steel Ltd
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Tokuyama Corp
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Publication of JPS6040511B2 publication Critical patent/JPS6040511B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23GCLEANING OR DE-GREASING OF METALLIC MATERIAL BY CHEMICAL METHODS OTHER THAN ELECTROLYSIS
    • C23G5/00Cleaning or de-greasing metallic material by other methods; Apparatus for cleaning or de-greasing metallic material with organic solvents
    • C23G5/02Cleaning or de-greasing metallic material by other methods; Apparatus for cleaning or de-greasing metallic material with organic solvents using organic solvents
    • C23G5/04Apparatus

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、金属帯材を洗浄して油の如き付着物を除去し
、次いで乾燥する金属帯材の洗浄及び乾燥方法に関する
例えば、圧延加工によって金属帯材を製造する際には相
当多量の潤滑油が使用され、圧延加工によって製造され
た金属帯村には相当多量の潤滑油が付着している。
従って、金属帯材を製品として出荷するには、一般に、
圧延加工工程に引続き、製造された金属帯材を洗浄して
付着している潤滑油を除去することが必要である。而し
て、金属帯材に付着している潤滑油の如き付着物を除去
する方法としては、金属帯材にアルカリ性溶液を吹付け
、次いでアルカリ性溶液を除去するために数回の水洗い
を繰返し、しかる後に加熱空気流を吹付けて乾燥する所
謂アルカIJ洗浄及び乾燥方法が一般に採用されている
しかしながら、かようなアルカリ洗浄及び乾燥方法には
、洗浄工程が相当複雑である、特に洗浄すべき金属帯材
を高速でで移動せしめて高速洗浄を遂行する場合に潤滑
油の如き付着物を充分良好に除去することがきなし、、
等の重大な欠点がある。然るに、本発明者等が鋭意遂行
した研究及び実験によれば、例えば易揮発性舎ハロゲン
系有機溶剤の如き洗浄溶剤を金属帯材に吹付ける等によ
って金属帯村を洗浄し、次いで加熱空気流の如き乾燥用
気体流を金属帯材に吹付ける等によって金属帯材を乾燥
すれば、工程が比較的簡単であるにもかかわらず、洗浄
すべき金属帯材を高速で移動せしめて高速洗浄を遂行す
る場合でも、潤滑油の如き付着物を充分良好に除去する
ことができることが判明した。
しかしながら、かような洗浄及び乾燥方法を工業的に実
施するには、次の通りの解決すべき問題が存在すること
も判明した。
即ち、本発明者等は、上記の通りの洗浄及び乾燥方法を
実施するに際し、少なくとも1個の洗浄槽と乾燥槽とを
相互に蓮通せしめて並設し、洗浄槽に配設した入口と乾
燥槽に配設した出口以外は実質的に密閉して洗浄及び乾
燥システムを構成した。そして、洗浄すべき金属帯材を
上記入口から搬入して洗浄槽及び乾燥槽を順次に通して
搬送し上記出口から搬出し、金属帯材が洗浄槽を通る間
に、易揮発性含ハロゲン系有機溶剤の如き洗浄溶剤を金
属帯材に吹付ける等によって金属帯村を洗浄し、金属帯
材が乾燥槽を通る間に、加熱空気流の如く乾燥用気体流
を金属帯材に吹付ける等によって金属帯材を乾燥するこ
とを試みた。然るに、特に洗浄溶剤として望ましい易揮
発性有機溶剤を使用し、洗浄槽内にてかかる洗浄溶剤を
吹付けることによって金属帯材を洗浄する場合、揮発せ
しめられた溶剤蒸気、及び吹付けによってミスト(霧)
にせしめられた洗浄溶剤が、洗浄槽に配設された上記入
口及び/又は乾燥槽に配設された上記出口を通って周囲
雰囲気に相当量漏出し、かくして相当量の洗浄溶剤が損
失せしめられ、そしてまた周囲雰囲気が汚染せしめられ
てしまうことが判明した。本発明は上記事実に鑑みてな
されたものであり、その主目的は、金属帯村を洗浄溶剤
によって洗浄し、次いで、乾燥する金属帯材の洗浄及び
乾燥方法であって、特にそれに限定されるものではない
が、易揮発性有機溶剤を金属帯材に吹付けることによっ
て金属帯材を洗浄する場合でも、洗浄溶剤の損失を著し
く低減或いは実質上零にせしめることができると共に、
周囲雰囲気の汚染を充分に防止することができる新規且
つ優れた金属帯材の洗浄及び乾燥方法を提供することで
ある。
本発明者等は、鋭意研究及び実験を重ねた結果として、
先ず最初に、本発明者等が試みた上述した通りの洗浄及
び乾燥方法において、乾燥槽及び/又は洗浄槽を吸引し
て乾燥槽及び洗浄槽を負圧状態に維持しさえすれば、洗
浄槽及び乾燥槽内に存在する気化せしめられた洗浄溶剤
或いはミストにせしめられた洗浄溶剤が洗浄槽に配設さ
れた入口及び/又は乾燥槽に配設された出口を通って周
囲雰囲気に漏出してしまうこと自体は充分に防止するこ
とができることを確認した。しかしながら、単に乾燥槽
及び/又は洗浄槽を吸引することによって乾燥槽及び洗
浄槽を負圧状態にせしめんとすると、特に乾燥槽内にて
加熱空気流の如き乾燥用気体流を吹付けることによって
金属帯材を乾燥するという望ましい乾燥方式を採用する
場合、乾燥槽及び洗浄槽を負圧状態に維持するためには
乾燥槽及び/又は洗浄槽を高能力で吸引することが必要
であることが判明した。そして、特に留意すべき点とし
て、乾燥槽及び/又は洗浄槽を高能力で吸引する場合に
は、大型且つ高価な吸引手段を必要とすることに加えて
、必然的に乾燥槽及び/又は洗浄槽から吸引される気体
中の洗浄溶剤の量に対する空気の量が、著しく増大し、
それ故に吸引した上記気体中からの適宜の方式による洗
浄溶剤の回収率が低下し、結局洗浄溶剤の損失を充分に
低く押えることができないことが確認された。そこで、
本発明者等は更に鋭意研究及び実験を重ね、その結果と
して、洗浄槽に配設された入口には金属帯材をニップし
て洗浄槽内に搬入する少なくとも一対の入口シールロー
ルを付設し、乾燥槽に配設された出口には金属帯村をニ
ップして乾燥槽から搬出する少なくとも一対の出口シー
ルロールを付設し、かくして上記入口及び出口における
洗浄槽及び乾燥槽内と周囲雰囲気との蓬通を充分に抑制
し、そして乾燥槽及び/又は洗浄槽を吸引して乾燥槽及
び洗浄槽を負圧状態に維持せしめるようになせば、乾燥
槽及び/又は洗浄槽からの吸引量を低下せしめ、従って
吸引した気体から高効率で洗浄溶剤を回収することがで
きるようにせしめても、乾燥槽及び洗浄槽を負圧状態に
維持せしめることができ、それ故に、洗浄溶剤の損失を
著しく低減或いは実質上零にせしめることができると共
に、周囲雰囲気の汚染を充分に防止することができるこ
とを見出した。
即ち、本発明によれば、少なくとも1個の洗浄槽と乾燥
槽とを相互に連通せしめて並設して核洗浄槽に配設した
入口と該乾燥槽に出口以外は実質的に密閉し、洗浄すべ
き金属帯村を該入口から搬入して該出口から搬出し、該
金属帯材が該洗浄槽を通る間に洗浄溶剤によって該金属
帯材を洗浄し、該金属帯村が該乾燥槽を通る間に該金属
帯村を乾燥するに際し、該入口には該金属帯材をニツプ
して該洗浄槽内に搬入する少なくとも一対の入口シール
ロ−ルを付設し、該出口には該金属帯材をニップして該
乾燥槽から搬出する少なくとも一対の出口シールロール
を付設して、該入口及び出口における該洗浄槽及び乾燥
槽内と周囲雰囲気との蓮通を充分に制限し、そして更に
、該乾燥槽及び/又は該洗浄槽を吸引して該乾燥槽及び
該洗浄槽を負圧状態に維持することを特徴とする金属帯
材の洗浄及び乾燥方法が提供される。
以下、添付図面を参照して、更に詳細に説明する。
本発明に従う洗浄及び乾燥方法の好適実施形態を遂行す
るためのシステムの一例を図示している第1図を参照し
て説明すると、図示の洗浄及び乾燥システムは、金属帯
材2の搬送方向(第1図において左から右に向う方向)
に順次に並設された第1の洗浄菱贋4、第2の洗浄装置
6及び乾燥装置8を備えている。
第1の洗浄装置4は洗浄槽10を具備し、第2の洗浄装
置6は洗浄槽12を具備し、そして乾燥装層8は乾燥槽
14を具備している。第1の洗浄装置4の洗浄槽10と
第2の洗浄装置6の洗浄槽12とは、一体に形成された
全体として略長方体形状の箱状体を仕切壁16によって
区画することによって規定されている。洗浄槽10の左
端壁(即ち箱状体の左端壁)には、金属帯材2のための
入口18が形成されており、洗浄槽10の右端壁を構成
すると共に洗浄槽12の左端壁を構成する上記仕切壁1
6には金属帯材2が通る閉口20が形成されており、そ
してまた、洗浄槽12の右端壁(即ち箱状体の右端壁)
には金属帯材2ための出口22が形成されている。乾燥
装置8の乾燥槽14も略長方体形状の箱状体から構成さ
れており、乾燥槽14の左端壁には金属帯材2のための
入口24が形成されており、右端壁には金属帯材2のた
めの出口26が形成されている。洗浄槽12の右端壁と
乾燥槽14の左端壁との間には、洗浄槽12の出口22
と乾燥槽14の入口24との間を延びて両者間を周囲雰
囲気に対して実質上気密に囲綾している被覆材28が設
けられている。かくして、図示の洗浄及び乾燥システム
においては、相互に蓮通せしめられている洗浄槽10及
び12並びに乾燥槽14の内部は、洗浄槽10に形成さ
れている入口18と乾燥槽14に形成されている出口2
6を除き、周囲雰囲気に対して実質上気密に閉じられて
いる。勿論、所望ならば、第1の洗浄装置4の洗浄槽1
0と第2の洗浄装置6の洗浄槽12とを別個に形成し、
洗浄槽10の出口と洗浄槽12の入口との間に両者間を
周囲雰囲気に対して実質上気密に園総する被覆材を設け
ることもできる。また、第2の洗浄装贋6の洗浄槽12
と乾燥槽14とを一体に形成し、両者を仕切壁によって
区画することもできる。しかしながら、一般に、乾燥槽
14内の温度が直接的に洗浄槽12に伝わって洗浄槽1
2内の温度が過剰に上昇せしめられると、洗浄槽12内
での洗浄操作に悪影響を及ぼされる故に、洗浄槽12と
乾燥槽14とは第1図に示す具体例の如く別個に形成す
るのが望ましい。例えば銅、鉄、ニッケル、アルミニウ
ム等の金属或いはこれらの合金から成る金属帯材2は、
図示していない適宜の搬送機構によって、洗浄槽1川こ
形成されている入口18を通して洗浄及び乾燥システム
に搬入され、洗浄槽10、洗浄槽12及び乾燥槽14を
順次に通して搬送され、乾燥槽14に形成されている出
口26を通して洗浄及び乾燥システムから搬出され、ロ
ール30として巻取られる。
金属帯村2が洗浄槽10及び12を通る間には、洗浄溶
剤によって、特に好ましくは易揮発性含ハロゲン系有機
溶剤を金属帯材2に吹付けることによって、金属帯材2
が洗浄され、そしてまた金属帯材2が乾燥槽14を通る
間には、特に好ましくは加熱空気流の如き乾燥用気体流
を金属帯材2に吹付けることによって、金属帯材2が乾
燥される(金属帯材2の洗浄及び乾燥については、後に
詳述する)。而して、第1図に示すシステムにおける上
述した機構のみによって金属帯材2の洗浄及び乾燥を遂
行すると、既に言及した通り、特に洗浄槽10及び12
内にて易揮発性有機溶剤を吹付けることによって金属帯
材2が洗浄する場合、洗浄槽10に形成されている入口
18及び/又は乾燥槽14に形成されている出口26を
通して洗浄槽10及び12並びに乾燥槽14内の気体が
周囲雰囲気に流出し、かかる流出気体に付随して溶剤蒸
気及び溶剤ミストが周囲雰囲気に漏出し、これによって
相当量の洗浄溶剤が損失せしめられ、そしてまた周囲雰
囲気が汚染せしめられてしまうという問題が発生する。
かような問題を解決するために、本発明に従う洗浄及び
乾燥方法においては、乾燥槽及び/又は洗浄槽を吸引し
て乾燥槽及び洗浄槽を周囲雰囲気に対して負圧状態に維
持することが重要である。
図示のシステムにおいては、乾燥槽14内をライン74
を介して適宜の吸引源(図示していない)に接続し、吸
引源の作用につて乾燥槽14を吸引し、かくして乾燥槽
14並びに洗浄槽10及び12を周囲雰囲気に対して負
圧状態に維持せしめることができるように構成されてい
る。勿論、所望ならば、乾燥糟14を吸引源に接続して
吸引することに加えて、或いはこれに代えて、洗浄槽1
0及び/又は12を吸引源に接続して吸引し、かくして
乾燥槽14並びに洗浄槽10及び12と周囲雰囲気に対
して負圧状態に維持するようになすこともできる。吸引
した気体は、例えば冷却等の適宜の方法によって含有洗
浄溶剤を液化して回収した後に、大気中に放出すること
ができる。上述した如く乾燥槽14を吸引して乾燥槽1
4並びに洗浄槽10及び12を負圧状態に維持するよう
にせしめさえすれば、周囲雰囲気への洗浄溶剤の漏出に
関する問題は解決することができる。しかしながら、単
に乾燥槽14(或いは洗浄槽10及び/又は12)を吸
引することによって乾燥槽14並びに洗浄槽10及び1
2を負圧状態に維持せんとする場合には、洗浄槽1川こ
形成されている入口18及び/又は乾燥槽14に形成さ
れている出口26を通ってかなりの量の気体が周囲雰囲
気から流入し、それ故に、吸引源として大型且つ高価な
吸引手段を用いなければならない。特に、乾燥槽14内
にて乾燥用気体流を吹付けることによって金属帯材2の
乾燥を遂行する場合には、乾燥槽14並びに洗浄槽10
及び12を負圧状態に維持せしめるために必要な吸引量
はかなり大きなものになってしまう。そして特に留意す
べき点として、吸引量が大きい場合には、吸引される気
体中の洗浄溶剤の割合が必然的に小さくなり、これに起
因して吸引される気体中からの冷却等の適宜の方法によ
る洗浄溶剤の回収率が低くなり、結局かなりの量の洗浄
溶剤が吸引気体に含有されたまま大気中に放出され損失
されてしまうことになる。そこで、本発明に従う洗浄及
び乾燥方法においては、上述した如く乾燥槽及び/又は
洗浄槽を吸引することに加えて、洗浄槽の入口に少なく
とも一対の入口シールロールを付設すると共に乾燥槽の
出口に少なくとも一対の出口シールロールを付設し、か
くして上記入口及び出口における洗浄槽及び乾燥槽内と
周囲雰囲気との蓮通を充分に制限することが重要である
図示のシステムにおいては、洗浄槽10‘こ形成された
入口18に一対の入口シールロール11a及び1 1b
を付設し、乾燥槽14に形成された出口26に一対の出
口シールロール13a及び13bを付設している。
第1図と共に第2図を参照して説明すると、洗浄槽10
1こ形成されている入口18には、シールダクト15が
溶接或いはボルト締め等の適宜の方式によって実質上気
密に固定されている。そして、このシールダクト15の
先端に一対の入口シールロール11a及び11bが配設
されている。少なくとも周面部は合成ゴムの如き適宜の
柔軟な材料で形成されているのが好ましい入口シールロ
ール11a及び11bは、各々の支持軸17a及び17
bを適宜の支持部材(図示していない)に鞠支すること
によって所要の位置に回転自在に装着されて、シールダ
クト15の先端に存在する関口を閉ざし、かくして洗浄
槽10内と周囲雰囲気との間の蓮通を充分に制限する。
一対の入口シールロール11a及び11bは、シールダ
クト15の先端に存在する開口を実質上気密に閉ざす必
要はなく、一対のシールロール11a及び11bは静止
状態のシールダクト15に阻害されることなく回転する
ことが必要である故に、一部には、シールダクト15の
先端縁と一対のシールロール11a及び11bの周表面
との間に若干の間隙を存在せしめるのが好都合である。
洗浄槽10‘こ搬入される金属帯村2は、一対のシール
ロール11a及び11bにニツプされ、シールダクト1
5及び入口18を通して洗浄槽10内に送り込まれる。
一対のシールロール11a及び11bは単に所要の位置
に回転自在に装着するだけでもよいが、一対のシールロ
ール11a及び11bのうち少なくとも一方は、電動モ
ータの如き適宜の駆動源(図示していない)によって積
極的に回転駆動するのが好都合である。乾燥槽14の出
口26にもシールダクト19が固定されている。そして
、このシールダクト19の先端に存在する閉口を閉ざし
て乾燥槽14内と周囲雰囲気との間の蓮道を充分に抑制
乃至制限するように、一対の出口シールロール13a及
び13bが回転自在に装着されている。シールダクト1
9並びに一対の出口シールロール13a及び13b自体
の構成の詳細は、シールダクト15並びに一対の入口シ
ールロール11a及び11bと実質上同一でよい。乾燥
槽14から搬出される金属帯材2は、出口26及びシー
ルダクト19を通って一対の出口シールロール13a及
び13bにニップされ、かくして乾燥槽14から送り出
される。洗浄槽101こ形成されている入口18に一対
の入口シールロール11a及び11bを付設すると共に
、乾燥槽14に形成されている出口26に一対の出口シ
ールロール13a及び13bを付設し、かくして入口1
8及び出口26における洗浄槽10及び乾燥槽14内と
周囲雰囲気との間の運通を充分に制限すると、乾燥槽1
4に接続されているライン74を介しての気体の吸引量
を相当低下せしめても、乾燥槽14並びに洗浄槽10及
び12を周囲雰囲気に対して負圧状態に維持することが
でき、従って吸引源として比較的小型で且つ安価な吸引
手段を用いることができる。
そしてまた、ライン74を介しての気体の吸引量を相当
低下せしめると、必然的に吸引気体中の洗浄溶剤の割合
が大きくなり、それ故に、冷却等の適宜の方法によって
吸引気体中から洗浄溶剤を高効率にて容易に回収するこ
とができ、かくして洗浄溶剤の損失を著しく低減或いは
実質上零にせしめることができる。次に、洗浄槽10及
び12内で遂行される金属帯材2の洗浄並びに乾燥槽1
4内で遂行される金属帯材2の乾燥の一好適形態につい
て言及する。第1図に示図する洗浄及び乾燥システムに
おいては、第1の洗浄装置4の洗浄槽1川こは洗浄溶剤
32(かかる洗浄溶剤32は、後に言及する如く第2の
洗浄装置6の洗浄槽12から仕切壁16に形成されてい
るオーバーフロー閉口33をオーバ−フローして洗浄槽
1川こ流入せしめられる)が収容されており、洗浄槽1
0は洗浄溶剤32が存在する下部の液相部10aとこの
液相部10aとこの液相部10aの上方に位置する気相
部10bとを有する。そして、金属帯材2は気相部10
bを通して洗浄槽10内を搬送される。後に言及する如
く金属帯村2の洗浄のために気相部100を通る金属帯
村2に吹付けられるところの、洗浄槽1川こ収容されて
いる洗浄溶剤32は、洗浄すべき金属帯材自体の材質及
びそれに付着している除去すべき付着物に応じた適宜の
溶剤でよいが、金属帯材2が潤滑油の如き油を含む付着
物を有する金属帯村である場合には、有機溶剤、特に沸
点が40乃至120℃程度である易輝発性有機溶剤、例
えばメチレンクロラィド、トリクロロトリフロロエタン
、トリクロルエタン、トリクロルェチレン或いはパーク
ロルェチレン等の含ハロゲン系有機溶剤であるのが好ま
しい。
洗浄溶剤32として易揮発性有機溶剤を用いると、金属
帯材に付着している潤滑油の如き油を含む付着物を効果
的に溶解除去することができることに加えて、後の乾燥
の際に容易且つ迅速に蒸発せしめることができる。そし
てまた蒸発せしめられた易揮発性有機溶剤は、例えば冷
却して液化することによって極めて容易に再使用するた
めに精製回収することができる。洗浄槽10には、金属
帯材2が通過することができる開□が形成された1枚の
板状体或いは金属帯材2が通過することができる間隙を
直いて配設された2枚の板状体等から形成することがで
きる邪魔板34が設けられており、洗浄槽10内の気相
部10bが金属帯材2の移動方向(即ち第1図において
左から右に向う方向)に見て上流側に位置する溶剤吹付
領域36と下流側に位置する溶剤除去領域38に区画さ
れている。邪魔板34による気相部10bの区画は、溶
剤吹付領域36と溶剤除去領域38を完全に分割するも
のである必要はなく、金属帯材2が通過するための上記
開口或いは間隙を通して上記2個の領域36及び38は
相互に部分的に蓮適していてよい。所望ならば、金属帯
材2の通過を可能にせしめるために邪魔板34に設けら
れている上記開□或いは間隙の上縁及び下縁に、金属帯
材2の上面及び下面に接触するブラシの如き適宜のシー
ル手段を配設し、かくして上記2個の領域、即ち溶剤吹
付領域36と溶剤除去領域38をより一層完全に区画す
ることもできる。他方、邪魔板34の下端は液相部10
aまで延びていて洗浄溶剤32に浸潰しているのが好ま
しいが、洗浄槽10の底壁まで延びておらず、従って液
相部10aは区画されていないのが望ましい。溶剤吹付
領域36には金属帯村2の上面及び下面に洗浄溶剤を吹
付けるための二対のノズル部材40a及び40b並びに
42a及び42bから構成されているのが好都合である
溶剤吹付機構が配設されている。
ノズル部材40a,40b,42a,及び42bの各々
は、例えば金属帯材2の幅方向(即ち第1図において紙
面に垂直な方向)にその全幅に渡って延びる管状体から
形成し、各管状体の所要部位に、長手方向に間隔を置い
て配設された複数個の孔或いは長手方向に連続して延び
る細長いスロットでよい噴射口を形成することができる
。ノズル部材40a,40b,42a及び42bの各々
は、ポンプの如き適宜の強制循環手段44を有するライ
ン46を介して液相部10aに存在する洗浄溶剤32に
接続されており、液相部10aに存在する洗浄溶剤32
が強制循環手段44の作用によってノズル部村40a,
40b,42a及び42bに強制循環され、そしてノズ
ル部材4氾a,40b,42a及び42bの各々の噴射
口から金属帯材2に向けて吹付けられる。第1図に図示
する如く、金属帯材2の移動方向に見て上流側に位置す
る一対のノズル部材40a,及び40bは、金属帯材2
の上面及び下面に対して垂直な方向でもよいが金属帯材
2の移動方向前方に45度程度でよい所要角度額斜した
方向に洗浄溶剤を吹付け、逆に金属帯材2の移動方向に
見て下流側に位置する一対のノズル部材42a及び42
bは、金属帯材2の上面及び下面に対して金属帯材2の
移動方向後方に45度程度でよい所要角度額斜した方向
に洗浄溶剤を吹付けるように配置ごてれいるのが好都合
である。洗浄溶剤吹付機構を構成する上記二対のノズル
部材40a及び40b並びに42a及び42b間には、
金属帯材2の上面及び下面を摺嫁する一対のブラッシン
グロール48a及び48bが設けられているのが望まし
い。
金属帯材2の表面を損傷せしめることなく摺擬すること
ができる柔軟な材料から形成された多数の線状体が楢設
されている一対のブラッシングロール48a及び48b
は、所要位置に単に回転自在に装着し金属帯材2の移動
及び金属帯材2に吹付けられる洗浄溶剤の噴射流の作用
によって適宜に回転せしめられるようになすこともでき
るし、電動モータの如き適宜の駆動手段(図示していな
い)によって適宜の方向に積極的に回転駆動することも
できる。一方、溶剤除去領域38には、そこを通る金属
帯材2から残留溶剤を除去するための溶剤除去機構が配
設されている。
かかる溶剤除去機構自体は、例えば金属帯材2の上面及
び下面を摺擬する自由縁を有する一対のワイパー乃至ス
クレーパフレードの如き適宜の都村から構成することも
できるが、図示の具体例においては、溶剤除去機構は、
周面が金属帯材2の上面及び下面に接触せしめられる一
対の弾性材料製リンガロール50a及ぴ500から構成
されている。一対のリンガロール‐50a及び50bは
、所要位直に固定或いは回転自在に装着することができ
、また所望ならば電動モータの如き適宜の駆動手段(図
示していない)によって適宜の方向に積極的に回転駆動
することもできる。上述した通りの第1の洗浄袋直4に
よる洗浄について要約して説明すると、金属帯材2が入
口18から搬入されて洗浄槽10の気相部10bを通し
て搬送される際には、まず最初に、溶剤吹付領域36に
て溶剤吹付機構並びに一対のブラッシングo−ル48a
及び48bが金属帯材2を洗浄する。
二対のノズル部材40a及び40b並びに42a及び4
2bから構成されている溶剤吹付機構は、洗浄溶剤の噴
射流を金属帯材2の上面及び下面に吹付け、噴射流の物
理的作用と共に洗浄溶剤の化学的作用によって、金属帯
材2に付着している油の如き付着物を除去する。これに
加えて、ブラッシングロール48a及び48bが金属帯
村2の上面及び下面を沼糠し、かくして付着物の除去が
一層効果的に遂行される。次いで、溶剤除去領域38に
て一対のリンガロール50a及び50bから構成されて
いる溶剤除去機構が金属帯材2に作用し、金属帯材2に
残留している洗浄溶剤並びにかかる洗浄溶剤に含有され
ているところの金属帯材2から除去された付着物をでき
るだけ除去する。
金属帯材2から除去された洗浄溶剤は洗浄槽10の液相
部10aに戻される。而して、溶剤吹付領域36におい
て溶剤吹付機構の作用によって金属帯材2に洗浄溶剤の
噴射流を吹付けると、洗浄溶剤がミストとなって飛散す
るが、図示の具体例における第1の洗浄装置4において
は、港剤吹付領域36と溶剤除去領域38とを区画する
邪魔板34が設けられている故に、洗浄溶剤の上記ミス
トが溶剤除去領域38に飛散進入することが効果的に防
止される。
それ故に、金属帯村2から除去された付着物を含有する
洗浄溶剤の上記ミストが溶剤除去領域38において再び
金属帯材2に付着し汚染してしまうことが確実に防止さ
れ、かくして金属帯村2は充分良好に洗浄される。第1
の洗浄装置4において上述した通りの洗浄作用を受けた
金属帯村2は、次いで上記仕切壁I6に形成されている
関口20を通して第2の洗浄装置6の洗浄槽12に搬入
され洗浄槽12を通して搬送される。
第2の洗浄菱贋6の洗浄槽12内には、2個の邪魔板5
2a及び52bが配設されており、洗浄槽12内の気相
部12bが、金属帯材2の洗浄溶剤に見て最も上流側に
位置する溶剤吹付領域54と、最も下流側に位置する溶
剤除去領域56と、そして更にこれらの間に位置する付
加的な溶剤再吹付領域58との3個の領域に区画されて
いる。付加的な溶剤再吹付領域58には、一対のリンガ
ロール60a及び60bから構成された溶剤除去機構と
、一対のノズル部材62a及び62bから構成された溶
剤吹付機構とが配談されている。一対のリンガロール6
0a及び60bから構成された溶剤除去機構は、その上
流側に位置する溶剤吹付領域54にて金属帯材2に吹付
けられそこに残留している洗浄溶剤をできるだけ除去し
て、洗浄槽12の液相部12aに戻す。溶剤吹付機構を
構成する一対のノズル部材62a及び62bは、ライン
64を介して適宜の洗浄溶剤供給源(図示していない)
に接続されていて、洗浄溶剤供歌台源から供給される洗
浄溶剤を金属帯材2に吹付けて金属帯材2を仕上げ洗浄
する。ノズル部材62a及び62bに供V給する洗浄溶
剤としては、全く新たなものがよいが、第1の洗浄装置
4で所要期間使用した洗浄溶剤を蒸留法等の適宜の方法
によって再生したもの及び上述した如く乾燥槽14から
ライン74を介して吸引した気体に含有されている溶剤
蒸気を液化して回収したものに必要に応じて新たなもの
を付加した洗浄溶剤を使用するのが好都合である。ノズ
ル部村62a及び62bから金属帯材2に吹付けられそ
こに残留する洗浄溶剤は、下流側に位置する溶剤除去領
域56において溶剤除去機構の作用によってできるだけ
除去され、洗浄槽12の液相部12aに流下せしめられ
る。洗浄溶剤供V給源(図示していない)から供9蒼さ
れノズル部材62a及び62bから噴出せしめられる洗
浄溶剤に起因して、洗浄槽12に収容されている洗浄溶
剤32の液位が上記仕切壁16に形成されているオーバ
ーフロー閉口33を越えると、このオーバーフロー関口
33を通して洗浄槽12内の洗浄溶剤32が上記第1の
洗浄装置4の洗浄槽10内に流入する。
所望ならば、上記仕切壁16に上記オーバーフロー関口
33を形成することに代えて、金属帯材2が通る上記開
ロ20を所要のレベルまで下方に延在せしめ、かかる関
口20の下端縁をオーバーフローして洗浄槽12から第
1の洗浄装置4の洗浄槽10に洗浄溶剤32が流入する
ようになすこともできる。第2の洗浄装置6の上述した
点以外の構成及び作用効果は、第1の洗浄装置4と実質
上同一であるので説明を省略する。
次に、乾燥装置8内での金属帯材2の乾燥について詳細
に説明する。
乾燥装置8の乾燥槽14内には、金属帯材2の移動方向
に間隔を置いた複数個の位置から金属帯材2に加熱空気
流の如き適宜の乾燥用気体流を吹付ける乾燥用気体流吹
付機構が配設されており、第1の洗浄装置4及び第2の
洗浄装置6にて洗浄された金属帯材2が乾燥槽14に搬
入され乾燥槽14を通して搬送される間には、上記乾燥
用気体流吹付機構から吹付けられる乾燥用気体流の作用
よって金属帯材2に残留する洗浄溶剤が蒸発せしめられ
、金属帯材2が乾燥される。
図示の具体例においては、乾燥用気体流吹付機構は、乾
燥槽14を通して搬送される金属帯材2の上面に対向せ
しめて金属帯材2の移動方向に間隔を置いて配設された
複数本(図示の場合は3本)のノズル部材66a,68
a及び70aと、乾燥槽14を通して搬送されれる金属
帯村2の下面に対向せしめて金属帯材2の移動方向に間
隔を置いて配設された複数本(図示の場合は3本)のノ
ズル部材66b,68b及び70bとから構成されてい
る。ノズル部材66a,66b,68a,68b,70
a及び70bの各々は、それ自体は周知の適宜の形態も
のでよく、例えば金属帯材2の幅方向(即ち第1図にお
いて紙面に垂直な方向)にその全幅に渡って延びる管状
体から形成し、かかる管状体の所要部位に長手方向に間
隔を置いて配設された複数個の孔或いは長手方向に連続
して延びる細長いスロットでよい噴射口の形成すること
ができる。ノズル部村66a,66b,68a,68b
,70a及び70bの各々は、ライン72を介して適宜
の送風源(図示していない)に接続されており、送風源
から供給される例えば加熱空気でよい乾燥槽用気体を金
属帯材2に吹付ける。而して、乾燥用気体流の吹付けに
よる金属帯材2の乾燥効果の点のみに着目すれば、ノズ
ル部材66a,66b,68a,68b,70a及び7
0bの各々から乾燥用気体流の全てを金属帯材2の移動
方向に対して例えば45度程度でよい適宜の角度だけ後
方に鏡斜せしめて金属帯村2に吹付ければ、金属帯材2
を最も効果的に乾燥せしめることができる。しかしなが
ら、かようにせしめると、金属帯材2の移動方向に対し
て後方に煩斜せしめて金属帯材2に吹付けられる乾燥用
気体流の流体力学的エネルギーに起因して、乾燥槽14
並びに洗浄槽10及び12内に金属帯村2に沿ってその
移動方向に対して逆方向の気体流が生成される。そして
、かかる気体流に起因して、乾燥槽14に形成されてい
る出口26を通して周囲雰囲気から気体が流入する煩向
が助長されると共に、洗浄槽1川こ形成されている入口
18を通して洗浄槽10及び12並びに乾燥槽14内の
気体が流出する鏡向が助長される。それ故に、金属帯材
2の移動方向に間隔を置いた複数個の位置のうち洗浄槽
10及び12に最も近い少なくとも1個の位置、従って
金属帯材2の移動方向に見て最も上流側の少なくとも1
個の位置にては、金属帯材2の移動方向に対して直角に
或いは前方に頃斜せしめて乾燥用気体流を金属帯材2に
吹付けるのが好ましい。図示の具体例においては金属帯
村2の上面に対向して配設された3本のノズル部材66
a,68a及び70aに関しては、これらのうちで金属
帯材2の移動方向に見て最も上流側に位置する1本のノ
ズル部材66aからの乾燥用気体流を、金属帯材2の移
動方向に対して45度程度でよい所要角度だけ前方に額
斜せしめて金属帯材2に吹付けている。同様に、金属帯
材2の下面に対向して配設された3本のノズル部材66
b,68b及び70bに関しても、これらのうちで金属
帯材2の移動方向に見て最も上流側に位置する1本のノ
ズル部村66bからの乾燥用気体流を、金属帯村2の移
動方向に対して45度程度でよい所要角度だけ前方に煩
斜せしめて金属帯材2に吹付けている。かように金属帯
村2の移動方向に間隔を置いた複数個の位置のうちの最
も上流側の少なくとも1個の位置においては、金属帯材
2の移動方向に対して直角に或いは前方に傾斜せしめて
乾燥用気体流を金属帯材2に吹付けるようにせしめると
、乾燥槽14並びに洗浄槽10及び12内の生成され得
る上述した気体流を所要の通りに制御乃至抑制すること
ができ、上述した通りの望ましくない頚向の助長を回避
することができる。実施例 第1図に図示する通りのシステムに用いて、鉱油が25
奴9′〆付着したアルミニウム帯材(幅300肋、厚さ
0.3風)の洗浄及び乾燥を遂行した。
この際、アルミニウム帯材は、250の/分の速度で洗
浄槽10及び12並びに乾燥槽14を通して連続的に搬
送した。そして、洗浄槽10及び12内においては、洗
浄溶剤としてメチレンクロラィドを使用してアルミニウ
ム帯村を洗浄した。また、乾燥槽14内においては、6
本のノズル部材66a,66b,68a,68b,70
a及び70bから合計で30で/分の加熱空気(温度1
000C)を噴射せしめてアルミニウム帯材に吹付けた
。同時に、ライン74を介して乾燥槽14から気体を吸
引した。かような条件下での洗浄及び乾燥操作の際に、
洗浄槽10及び12並びに乾燥槽14内の温度を測定し
たところ、洗浄槽10及び12内の温度は1000で乾
燥槽1 4内の温度は80qoであった。上述した通り
の洗浄及び乾燥操作の結果、アルミニウム帯材に残留し
た鉱油は0.3乃至0.6の9/〆であり、充分良好に
洗浄することができた。
そして、ライン74を介して乾燥槽14からの気体の吸
引量を種々に変化せしめた時の、周囲雰囲気への洗浄溶
剤の漏出の有無、ライン74を介して吸引した気体から
の洗浄溶剤の回収率は、下記第1表の通りであった。尚
、洗浄溶剤の回収率は、ライン74を介して吸引した気
体中の洗浄溶剤のうちの冷却によって回収することがで
きた洗浄溶剤の割合であり、冷却による回収を遂行する
と前と後の気体中の洗浄溶剤の濃度をガスクロマトグラ
フによって測定して求めたものである。
第1 比較例 比較のために、一対の入口シールロール11a及び11
b並びに一対の出口シールロール13a及び13bを除
去した以外は、上記実施例と同一の条件で洗浄及び乾燥
を遂行した。
そして、ライン74を介しての乾燥槽14からの気体の
吸引量を種々に変化せしめた時の、周囲雰囲気への洗浄
溶剤の漏出の有無、ライン74を介して吸引した気体か
らの洗浄溶剤の回収率は、下記第2表の通りであった。
第2表
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に従う洗浄及び乾燥方法の好適実施形
態を遂行するためのシステムの一例を示す簡略断面図。 第2図は、第1図に示すシステムにおける第1の洗浄装
置の洗浄槽の入口に付設されている一対の入口シールロ
ールを示す部分斜面図。2・・・金属帯材、4・・・第
1の洗浄装置、6・・・第2の洗浄装置、8・・・乾燥
装置、10・・・洗浄槽、12・・・洗浄槽、14・・
・乾燥槽、11a及び11b・・・入口シールロール、
13a及び13b・・・出口シール〇一ノレ。 髪ー図 券2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも1個の洗浄槽と乾燥槽とを相互に連通せ
    しめて並設して該洗浄槽に配設した入口と該乾燥槽に配
    設した出口以外は実質的に密閉し、洗浄すべき金属帯材
    を該入口から搬入して該出口から搬出し、該金属帯材が
    該洗浄槽を通る間に洗浄溶剤によつて該金属帯材を洗浄
    し、該金属帯材が該乾燥槽を通る間に該金属帯材を乾燥
    するのに際し、該入口には該金属帯材をニツプして、該
    洗浄槽内に搬入する少なくとも一対の入口シールロール
    を付設し、該出口には該金属帯材をニツプして該乾燥槽
    から搬出する少なくとも一対の出口シールロールを付設
    して、該入口及び出口における該洗浄槽及び該乾燥槽内
    と周囲雰囲気との連通を充分に制限し、そして更に、該
    乾燥槽及び/又は該洗浄槽を吸引して該乾燥槽及び該洗
    浄槽を負圧状態に維持することを特徴とする金属帯材の
    洗浄及び乾燥方法。 2 該洗浄溶剤は易揮発性有機溶剤であり、該金属帯材
    が該洗浄槽を通る間に該易揮発性有機溶剤を吹付けるこ
    とによつて該金属帯材を洗浄する特許請求の範囲第1項
    記載の金属帯材の洗浄及び乾燥方法。 3 該洗浄溶剤は易揮発性含ハロゲン系有機溶剤である
    特許請求の範囲第2項記載の金属帯材の洗浄及び乾燥方
    法。 4 該金属帯材が乾燥槽を通る間に乾燥槽用気体流を吹
    付けて該金属帯材を乾燥する特許請求の範囲第1項乃至
    第3項のいずれかに記載の金属帯材の洗浄及び乾燥方法
    。 5 該乾燥用気体流は加熱空気流である特許請求の範囲
    第4項記載の金属帯材の洗浄及び乾燥方法。 6 該乾燥槽を吸引して該乾燥槽及び該洗浄槽を負圧状
    態に維持する特許請求の範囲第1項乃至第5項のいずれ
    かに記載の金属帯材の洗浄及び乾燥方法。 7 該一対の入口シールロール及び該一対の出口シール
    ロールの各々の少なくとも周面部は柔軟な材料から形成
    されている特許請求の範囲第1項乃至第6項のいずれか
    に記載の金属帯材の洗浄及び乾燥方法。
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