JPS6040476B2 - アルミニウム製接着缶及びその製法 - Google Patents

アルミニウム製接着缶及びその製法

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JPS6040476B2
JPS6040476B2 JP947782A JP947782A JPS6040476B2 JP S6040476 B2 JPS6040476 B2 JP S6040476B2 JP 947782 A JP947782 A JP 947782A JP 947782 A JP947782 A JP 947782A JP S6040476 B2 JPS6040476 B2 JP S6040476B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアルミニウム接着缶及びその製法に関するもの
で、より詳細には、アルミニウム製缶用素材を熱可塑性
接着剤を介した重ね合せ接合により製缶して成るアルミ
ニウム接着缶及びその製法の改良に関する。
従来、公知の接着缶の製造方式によれば、缶胴形成用金
属素材の両表面にェポキシ−フェノール系塗料の如きプ
ラィマー塗料を先ず施こし、この金属素材の対向する端
縁部の間に設けたポIJアミド等の接着剤を溶融させト
次いで溶融した接着剤を加圧下に冷却して固化させるこ
とにより、金属素材の端縁部を接合させて缶胴とする。
この缶腕の側面継目においては、金属素材の端縁部は、
その表面に施されたェポキシーフェノール系樹脂等の塗
膜を介して接着剤により接合されることになる。従来、
工業的に成功している接着缶は、電解クロム酸処理鋼板
、即ちテイン1フリー。
スチール(TFS)を缶胴形成用金属素材として用いた
ものであり、アルミニウム製の素材を用いて接着缶を工
業的に製造する場合には未だ解決すべき多くの問題があ
る。その問題の一つは、アルミニウムは、TFSやブリ
キ等の鋼板類に比較して熱伝導性が著しく大であり、従
って、アルミニウム素材の接合すべき端緑部を予備加熱
し、次いでこの部分に熱可塑性接着剤の層を熱接着させ
る際、素材端縁部の熱が急速に外部に逃げ、そのため数
十ミリセカンドのような短時間の内に熱接着を完了しな
ければ、熱接着剤層が素材端緑部から剥離する傾向があ
り「熱接着による固定が困難となるということである。
公知のェポキシーフェノール系樹脂プラィマーは、この
ような短時間でポリアミド系或いは線状ポリエステル系
接着剤を接着固定するという作用に欠けている。アルミ
ニウム接着缶を製造する場合に生ずる他の問題点は、ア
ルミニウムは他の缶用金属素材に比して、伸びや縮み等
を含めて機械的性質の温度依存性が著しく大であるとい
うことである。
このため、前記熱接着工程は勿論のこと、缶詰としたと
きの殺菌工程においても塗装アルミニウム素材は加熱−
冷却のサイクルを受け、この加熱−冷却サイクルでアル
ミニウム素材は無視できない伸びや縮みを生ずる。従来
公知のェポキシーフェノール系接着プラィマーはこの加
熱−冷却サイクルでアルミニウム基質の伸びや縮みに追
随し得ない鏡向があり、このため基質との密着性が失わ
れる額向がある。この傾向は、接着継目を含めてフラン
ジ部の二重巻縦加工や、缶腕側面でのビード加工等の苛
藤な加工により、また殺菌時にプライマー塗膿が熱水の
影響を受けることで一層大きなものとなっている。従っ
て、アルミニウム接着缶においては、接合部の剥離強度
が加熱殺菌処理やその後の経時において著しく低下する
煩向がある。従って、本発明の目的は、継目‘こおける
剥離強度乃至は接着強度が、加熱殺菌やその後の経時に
おいても高いレベルに維持されるアルミニウム製接着缶
及びその製法を提供するにある。本発明の他の目的は、
前述した温度変化或いは更に苛酷な加工や熱水の攻撃を
受けた場合にも、アルミニウム金属素材との間に優れた
密着性が維持されるプラィマー塗膜を備えたアルミニウ
ム製接着缶及びその製法を提供するにある。本発明の更
に他の目的は、プラィマー塗装アルミニウム素材の薮合
すべき端縁部への熱可塑性接着剤の熱接着による固定が
極めて短時間で可能となるアルミニウム製接着缶の製法
を提供するにある。
本発明によれば、アルミニウム製缶用素材を熱可塑性接
着剤を介した重ね合せにより製缶して成るアルミニウム
製接着缶において、前記重ね合せ接合部は、ェポキシ樹
脂としゾール型フェノール・アルデヒド樹脂とを50:
50乃至95:5の重量比で含有し、更に両者の合計量
100重量部当り2乃至35重量部のノボラック型フェ
ノール・アルデヒド樹脂を含有して成る厚さ0.2乃至
20ミクロンの下塗り塗料層を表面に有するアルミ素材
同志が、ナイロン系接着剤または線状ポリエステル系接
着剤を介して熱接着されていることを特徴とするアルミ
ニウム接着缶が提供される。
本発明によれば更に、アルミニウム製缶用素材に、ェポ
キシ樹脂としゾール型フェノール・アルデヒド樹脂とを
50:50乃至95:5の重量比で含有し、更に両者の
合計量100重量部当り2乃至35重量部のノボラック
型フェノール・アルデヒド樹脂を含有して成る下塗り塗
料を施し、競付けて厚さ0.5乃至20ミクロンの塗膜
を形成する工程と、塗装アルミニウム素材の重ね合せ接
合すべき端緑部の少なくとも一方の表面にナイロン系接
着剤または線状ポリエステル系接着剤の層を熱接着させ
る工程と、接合すべき端縁部が対向し且つ対向端緑部間
の前記接着剤が溶融している条件下で前記端縁部を接合
し、接着剤を固化させる工程とから成ることを特徴とす
るアルミニウム接着缶の製法が提供される。
本発明の接着缶の一例を示す第1及び2図において、ア
ルミニウム製缶用素材1の内外表面には、以下に詳述す
るプラィマー塗膜2a,2bが設けられている。
この塗装ブランクは、その接合すべき機縁部3a,3b
が対向するように筒状にまるめられ、これらの両端緑部
3a,3bは、それらの間に介在された熱可塑性接着剤
層4により重ね合せ接合され、側面継目5が形成されて
いる。第1及び2図に示す側面継目5は缶腕の軸方向に
ストレートに延びており、この継目5は、第2図の拡大
断面図に示す通り、アルミプランクー、プラィマー塗膜
2a、接着剤層4、プラィマ−塗膜2b、アルミブラン
ク1の順の構成となっている。この接着缶を製造する上
で、前述した素材の接合すべき両端緑部3a,3b間に
確実に接着剤層4を位置させることが工業的に重要とな
る。
このために、重ね合せ接合すべき端縁部の少なくとも一
方の表面に予じめ熱可塑性接着剤層4を接着乃至は仮接
着により固定しておくことが重要な意味をもつてくる。
即ちこの接着乃至は仮接着工程において、端綾部への接
着剤層の固定が確実に行えない場合には、以後の製缶工
程において、接着剤層の端緑部からの剥離が生じ、確実
な継目の形成が不可能となる。接着缶の一般的な製造工
程を示す第3乃至第6図において、先ず接着剤の施用工
程(第3図)において、表面に予じめプラィマー塗膜が
設けられた缶用素材10は高周波議導加熱装置11に連
続的に供給され、その端縁部3a及び3bが一定温度に
加熱される。
この加熱された端縁部3a,3bに、テープ状の熱可塑
性接着剤4が供給され、アプリケーテイング・ロール1
2,12により、このテープ状接着剤4は缶用素材10
の端緑部3a,3bに接着乃至仮接着されて固定される
。次いで、端緑部に接着剤層4が設けられた缶用素材1
川ま、第4図において、それ自体周知のキヤンボデイメ
ーカーのロール・フォーム・ステーション13に供孫合
され、駆動ローラ対14,14によりペンディングガイ
ド15に対して前進させられ、これらの協働作用により
、円筒形に成形される。円筒形の缶用素材は、第5図に
おいて、前述ロール・フォーム・ステーション13のホ
ルン16と同軸方向に設けられたヒーティング・ステー
ション17に供給され、少なくとも一方に接着剤4が施
された端縁部3a及び3bが高周波誘導加熱装置18,
19により接着剤層の融点以上の温度となるように加熱
される。
最終に、第6図において、端縁部3a及び3bが加熱さ
れた缶用素材10‘ま、ヒーティング・ステーション1
7と同軸にあるバンピング・ステ−ション2川こ送られ
る。
このバンピング・ステーション20において、マンドレ
ル21に対して、これに支持されている素材の一方の端
綾部3aがクo−ジングモールド22により先ず圧接さ
れ、次いで素材の他方の端縁部3bがクロージングモー
ルド23によりマンドレル21に対して圧接され、かく
して素材10の一方の端縁部3aに対して他方の端縁部
3bが重ね合される。この状態でハンマー24が上方向
に移動して素材10の両端緑部の重ね合せ部分を圧接し
、両端縁部を接合させる。マンドレル21の下側には冷
却媒体を通す冷却通路25が、またハンマー24の上側
にも冷却媒体を通す冷却通路26が設けられており、重
ね合せ部に存在する接着剤層4を冷却により固化させ、
第1図に示す接着缶とする。既に前述した如く、アルミ
ニウムから成る缶用素材は熱伝導性が大であるため、第
3図の端緑部の加熱工程を経て接着剤テープ4の施用工
程に導入される際、素材端縁部3a,3bの熱が急速に
外部に逃げ、端緑部の温度が低くなって接着剤テープの
熱接着による固定が困難となる煩向が認められる。
この頃向は、加熱された端縁部3a,3bが接着剤テー
プやアプリケーティング・ロール等の工具類と接触して
機縁部の熱が急速に奪われるため、一層顕著なものとな
る。しかして、接着剤層の端綾部への固定が不十分であ
ると、これに続く第4図のロール。フオーム・ステーシ
ョン等で接着剤層の剥離が生じ、確実な重ね合せ継目の
形成が困難となる。本発明によれば、アルミニウム製缶
用素材の表面に施こす接着プラィマ−として、それ自体
公知のェポキシ樹脂としゾール型フェノール・アルデヒ
ド樹脂との組合せに更に、ノボラック型フェノール・ア
ルデヒド樹脂を特定の童比で配合したものを使用するこ
とにより、前述した欠点を有効に解消できる。
即ち、公知のェポキシーフェノール系接着プラィマーは
、ナイロン系、線状ポリエステル系等の接着剤を数十ミ
リセカンドのような短時間で熱接着させた場合には、そ
の接着強度が1.5k9/5肌以下の極めて低いレベル
にしかならないのに対して、本発明に従いノボラツク樹
脂変性のェポキシーフェノール系接着プラィマーを使用
すると、上述した短時間接着時の接着強度を箸るしく向
上させ得るのであって、これによりアルミニウム素材の
端緑部が急速に冷却されつつある条件下においても、ナ
イロン系、線状ポリエステル系の接着剤を該プラィマ−
層を介して素材端綾部に熱接着により強固に固定するこ
とが可能となる。しかも、本発明において使用するノボ
ラック樹脂変性のェポキシーフェノール系接着プラィマ
ーは、アルミニウム素材に対して強固な密着性を示すと
共に、この接着プラィマーは、アルミニウム素材の大き
な熱風彰腹や熱収縮にもよく追随し、缶の継目等が加熱
−冷却の熱履歴を経る場合にも素材−塗膜間で剥離を生
ずることないこ、両者の密着性が維持されるという際立
った利点を有し、更に継目がビード加工、張り出し加工
やフランジ加工乃至は二重巻締加工を受けるときにも、
密着性低下がなく、またクラック等の塗膜欠陥発生もな
く、加工性に顕著に優れている。
従来、ェポキシーフェノール系接着プラィマー中に使用
されているフェノール・アルデヒド樹脂は、メチロール
基やメチレンェーテル基等の熱迭度応性を基を有するも
のでなければならないというのが従来の常識であり、か
かる見地から、フェノール類とアルデヒドとをアルカリ
性触媒の存在下で縮合させ得られるレゾール型フェノー
ル・アルデヒド樹脂が専ら使用されていた。
これに対して、本発明において敦質成分として使用する
/ボラツク型フェノール・アルデヒド樹脂は、フェノー
ル骨格がメチレン基を介して連結されたもので、前記メ
チロール基やメチレンヱーテル基を実質上含有しないこ
とが構造上の特徴であり、レゾール型樹脂とは逆に、フ
ェノール類とアルデヒドとを酸触媒の存在下に縮合させ
ることにより得られる。
この構造上の特徴により/ボラツク型フェノール・アル
デヒド樹脂は、それ自体では熱硬化性を示さず、ヘキサ
メチレンテトラミン等の硬化剤を用いて始めて熱硬化性
が得られるものであり、更にこのノボラック型樹脂はし
ゾール型樹脂に比べて、分子構造的に線状となり、規則
的に水酸基が配置された構造となり易いという特徴を有
している。しかして、本発明において、ノボラツク型フ
ェノ−ル樹脂でヱポキシーフェノール系接着プラィマー
を変性することにより、熱可塑性接着剤との短時間熱接
着性が向上し、アルミニウム素材が熱膨脹及び熱収縮を
行った場合にも優れた密着性が維持され、しかもこの改
質プラィマ−が加工性にも優れている理由は、正確には
不明であるが、次のようなものと考えられる。
即ち、ポリアミドや線状ポリエステルは水素結合形成の
ためのアクセプターとなるカルボニル基(C=○)をか
なり高い濃度で有する。
一方フェノール樹脂には、水素結合形成のための強いド
ナーとなるOH基を高濃度で含有する。既に上述した如
く、ノボラック型フェノール樹脂はしゾール型樹脂に比
して分子構造的により線状であり、規則的に水酸基が配
置された構造となっている。このようなノポラック型構
造が塗膜樹脂中に導入されることにより、本発明におけ
る接着プラィマ−はポリアミドやポリエステル系の接着
剤と容易に水素結合を形成し、短時間で強い接着が可能
とななるものと思われる。また、/ボラツク型樹脂によ
る線状構造の導入により、このプラィマー塗膜はアルミ
ニウムの大きな熱風鼓腹や熱収縮にも追随すると共に、
塗膜の加工性も向上するものと思われる。更に、缶用金
属素材、特に表面処理された缶用金属素材の表面には水
酸基が存在し、この水酸基が塗膜の密着に重要な役割り
を持つと言われているが、ノボラック型樹脂に特有の規
則的な水酸基の配贋構造を塗膜樹脂に導入することによ
り、塗膜と金属表面との一次乃至二次結合が形成され易
くなるものと思われる。本発明においては、ェポキシ樹
脂としゾール型フェノール・アルデヒド樹脂とを50:
50乃至95:5 特に60:40乃至90:10 の重量比で使用することも重要であり、更にこの/ボラ
ック型フェノール樹脂を、ヱポキシ樹脂とレゾール型フ
ェノール樹脂との組合せ10の重軍部当り2乃至35重
量部、特に3乃至2の重量部の童で用いることも重要で
ある。
即ち、このノポラック型フェノール樹脂の量が上記範囲
よりも少ない場合には、ナイロン等の接着剤を短時間熱
接着させたときの接着強度が満足すべきレベルに迄改善
されず、熱膨脹及び熱収縮の熱履歴を受けたときのアル
ミニウム素材との密着性も低下する。また、ノポラツク
型樹脂の量が上記範囲を超えると、やはり塗膜の硬化の
程度が低下し、塗膜の凝集力が低下する結果として、短
時間接着時の接着強度が低下する額向がある。一方、ェ
ポキシ樹脂の量が上記範囲よりも多い場合には、塗膜の
硬化速度が遅く、硬化の程度も不満足なものとなって密
着性、耐腐食性等が低下する懐向があり、一方レゾール
型フェノール樹脂の量が上記範囲よりも多いと、やはり
アルミニウム素材との密着性が低下し、加工性も一般に
低下する傾向が認められる。
本発明において、ノボラック型樹脂としては、種々のフ
ェノール類の少なくとも1種とホルムアルデヒド等のア
ルデヒド成分とを酸触媒の存在下に縮合させて成る樹脂
が使用される。
このノポラック型樹脂は、フェノール環がメチレン基を
介して連結された線状構造を有することが望ましく、か
かる見地から2官能性フェノール類、例えば式式中、R
Iの各々は水素原子、アルキル基、アルケニル基、アル
コキシ基、アリール基等の置換基であって、3個のRI
の内2個は水素原子であるものとし、R2の各々は水素
原子又はアルキル基、アルコキシ基等の置換基である、
の2官能性フェノール、特にpークレゾール、pーエチ
ルフエノール、p一にrtブチルフエノ−ル、p−メト
キシフエノール、P−フヱニルフエノール、2,5−キ
シレノール、等から誘導された/ボラック型樹脂が特に
望ましい。本発明において最も好適なノボラック型樹脂
は、p−置換1価フェノール類とァルデヒドとから誘導
されたものであり、このタイプの線状ノボラック型樹脂
を用いることにより、前述した諸目的が一層有利に達成
されることになる。ノボラック型樹脂の分子量乃至は重
合度は、前述した目的に対して、分子鎖中に平均して4
乃至lq固持に5乃至8個のフェノール骨格を有するよ
うなものであればよい。
即ち、フェノール骨格の数が上記範囲を超えるものは、
溶解性の点で塗料には適さなくなり、上記範囲よりも低
いものは衛生性、フレーバー保持性の点で適当でない。
ノボラック樹脂の製造は、上述した条件を満足する限り
、それ自体公知の条件下に行うことができ、例えば酸触
媒として、リン酸、塩酸、硫酸等の無機酸や、パラトル
ェンスルホン酸、シュウ酸、酢酸等の有機酸の存在下に
両原料を縮合させればよい。ェポキシ樹脂としては、こ
の種の塗料に普通に使用されているェポキシ樹脂、即ち
ビスフェノールA型のェポキシ樹脂が使用される。
即ち、ェピハロヒドリンとビスフエノールA(2,2ー
ビス(4ーヒドロキシフェニル)プロパン)との縮合に
より製造した平均分子量がloo0乃至10000のェ
ポキシ樹脂が本発明の目的に好適である。分子量が上記
範囲よりも低いェポキシ樹脂は、密着性及び加工性が上
記範囲内のものに比して劣る頃向があり、一方上記範囲
よりも高いものでは、やはり密着性が低下する煩向が認
められる。レゾール型フェノール・アルデヒド樹脂とし
ては、やはり従来この種の塗料に使用されているレゾー
ル型樹脂の任意のものが使用される。
このレゾール型樹脂は、種々のフェノ−ル類の少なくと
も1種とホルムアルデヒド等のアルデヒド成分とを、ア
ンモニア、苛性アルカリ、水酸化マグネシウム等のアル
カリ触媒の存在下に適合させることにより得られる。フ
ェノール類の適当な例は、(a} 前に例示した2官能
性フェノール類の他に、【bー 3官能性フェノール類
、例えば式式中、R3は水素原子、又はアルキル基、ア
ルコキシ基、水酸基等の置換基である、の3官能性フェ
ノール、特に石炭酸、メタクレゾール、メターメトキシ
フエノール、3,5−キシレノール等及び ‘c’ 3官能よりも大きい多官能性を有する二環式多
価フェノール類、例えば式式中、R4は直接結合或いは
アルキレン基、アルキリデン基、アルケニレン基、一〇
−,−S−,一SO−,−S02一、ィミノ基等の橋絡
基である、のフェノール類、特に2,2ービス(4−ヒ
ドロキシフエニル)プロパン、2.2−ビス(4−ヒド
キシフエニル)ブタン、1,1−ビス(4ーヒドロキシ
フエニル)エタン、ビス(4−ヒドロキシフエニル)メ
タン、4,4′ージヒドロキシジフエニルエ−テル、ビ
ス(4ーヒドロキシフェニル)スルホン等が単独で或い
は2種以上の混合フェノール類の形で一般に使用される
。本発明の目的に適当なしゾール型樹脂の例は、前記ビ
スフェノール類及び前記2官能性フェノール類から成る
群より選択されたフェノール類の少なくとも1種のホル
ムアルデヒドとから誘導されたレゾール型フェノール樹
脂である。
レゾ−ル型樹脂の分子量乃至は重合度は、本発明の目的
に対して、分子鎖中に平均して1乃至10個、特に2乃
至8個のフェノール骨格を有するようなものであればよ
い。
即ち、レゾール樹脂の場合にも、フェノール骨格の数が
上記範囲を超えると熔解性の点で塗料に通さず、また秦
記範囲よりも低いものは衛生性、フレーバー保持性の点
で不適当となる。本発明においては、前記ェポキシ樹脂
、レゾ−ル型フェノール樹脂及びノポラツク型フェノー
ル樹脂、ケトン類、ヱステル類、アルコール類或いは炭
化水素溶媒或いはこれらの混合溶媒等に溶解した状態で
混合し、混合物の形で塗料として用いることができる。
この際、これら3成分の配合の順序には特に制限はなく
、任意の順序で配合することができる。また、ェボキシ
樹脂としゾール樹脂との混合物を80乃至130℃の温
度で1乃至10時間程度予備縮合させた後、ノポラツク
樹脂を配合したり〜或いは3成分を配合した混合溶液を
上記条件で予備縮合して塗料として用いることができる
。本発明に用いる塗料には、それ自体公知の処方に従い
、硬化促進剤、顔料、充填剤、滑剤、流れ調整剤、等を
配合することができる。
本発賜において、アルミニウム製缶用素材としては、ア
ルミニウムの圧延板、特に厚みが0.10乃至0.6仇
舷、特に0.12乃至0.50帆のものが使用される。
このアルミニウム圧延板の表面はプライマ−塗膜との密
着性の点では、リン酸及び/又はクロム酸処理:タンニ
ン酸処理;アクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、無水
マレィン酸等による有機酸処理;有機チタネート乃至は
有機ジルコネート処理:陽極酸化処理等の表面処理が行
われていることが望ましい。アルミニウム製缶用素材の
表面に、ロールコーター、バーコ−夕−、浸濃塗布、ス
プレー塗布等のそれ自体公知の塗装手段で、プラィマ−
を塗布し、次いで6000でのクロロホルム抽出残澄率
が70%以上となるように塗膜を焼付ける。
暁付条件は、一般に170乃至400つ0の温度で、5
秒乃至20分間の条件から塗膜の硬化状態が上記範囲と
なる条件を選択すればよい。塗膜の厚みは乾燥基準で0
.2乃至20ミクロン、特に0.5乃至15ミクロンの
範囲とするのがよい。本発明における熱可塑性接着剤と
しては、ポリアミド系或いは線状ポリエステル系接着剤
が有利に使用される。
このようなポリエステル系接着剤としては、斑%濃硫酸
中1夕/100cc濃度で測定したときの相対粘度(り
rel)が1.5以上、特に1.乳〆上の範囲にある
線状ホモポリアミド、コポリアミド「変性ポリアミド或
いはこれらの2種以上のポリマーブレンドが使用される
。この適当な例は、一般式又は ・・.(4‐2) 式中nは3乃至13の数、mは4乃至11の数であるで
表わされる反復単位から成るボリアミド、コポリアミド
類及びこれらのブレンド、特に、ポリーのーアミ/カプ
ロン酸、ボリ一也−アミノヘプタン酸、ポリーのーアミ
ノカプリル酸、ポリ−のーアミノベラゴィン酸、ポリー
の−アミノデカン酸、ポリー山−アミノウンデカン酸、
ポリーの−アミノドデカン酸、ポリ−の−アミノトリデ
カン酸、ポリへキサメチレンアジパミド、ポリヘキサメ
チレンセバカミド、ポリへキサメチレンドデカミド、ポ
リへキサメチレントリデカミド、ポリデカメチレンアジ
パミド、ポリデカメチレンセバカミド、ポリデカメチレ
ンドデカミド、ポリデカメチレントリデカミド、ポリド
デカメチレンアジバミド、ポリドデカメチレンセバカミ
ド、ポリドデカメチレンドデカミド、ボリドデカメチレ
ントリデカミド、ポリトリデカメチレンアジパミド、ポ
リトリデカメチレンセバカミド、ポリトリデカメチレン
ドデカミド、ポリトリデカメチレントリデカミド、ポリ
へキサメチレンアゼラミド、ポリデカメチレンアゼラミ
ド、ポリドデカメチレンアゼラミド、ポリトリデカメチ
レンアゼラミド、これらのインターポリアミド、または
ポリマ−ブレンドである。
線状ポリエステル系接着剤としては、数平均分子量が5
,000乃至100,000の範囲にあり且つ融点が9
0乃至280午0、特に140乃至240℃の範囲にあ
るホモポリェステル、コポリェステル或いはそれらのポ
リマーブレンドが使用される。それらの適当な例は次の
通りである。一般式 或いは ...(5‐2) 式中キ○−R,ナnは炭素数2乃至6のオキシアルキレ
ン基、およびこれらの重合物R2は炭素数2乃至24の
アルキレン基又はアリーレン基である、で表わされる反
復単位から成るポリエステル。
ここで二塩基酸成分として、テレフタル酸、ィソフタル
酸、アジピン酸、セバチン酸、マレィン酸、フマール酸
等、グリコール成分として、エチレングリコール、テト
ラメチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチ
レングリコール、トリエチレングリコール、更にこれら
の重合体から成るポリカルキレングリコール等のうち、
各々1つずつの成分から成るホモボリマ−、あるいはど
ちらか一方もしくは双方の成分が複数である共重合ポリ
エステルであり、例えば、ポリエチレンアジベート、ポ
リエチレンセバテート、ポリエチレンテレフタレート、
ポリテトラメチレンイソフタレート、ポリエチレンテレ
フタレート/イソフタレート、ポリテトラメチレンテレ
フタレート、ポリエチレン/テトラ〆チレンテレフタレ
ート、ポリエチレン/オキシベンゾェート或いはこれら
のコポリェステル乃至はブレンド。ここで接着剤の性状
を政質する目的でこれらのもののいくつかをブレンドす
るか、更には他の樹脂例えばポリエチレン、ポリプロピ
レン、アイオノマー、エチレン酢酸ビニル共重合体、変
性ポリプロピレン等のポリオレフィン系の樹脂を一部ブ
レンドして用いる場合もある。これらの熱可塑性接着剤
は、予じめフィルム乃至はテープの形に成形し、前述し
た第3図に示すように、塗装缶用素材の加熱された端綾
部に供8台され、熱接着により固定される。
或いは別法として熱可塑性接着剤樹脂を押出機を適して
テープ等の形に溶融押出し、接合すべき端縁部に直接熱
接着により固定する。接着剤層の厚みは5乃至100ミ
クロンの範囲にあるのがよく、また接着剤層の中は1乃
至3仇舷の範囲にあるのがよい。本発明によれば、既に
詳述した通り、この熱接着による固定は数十ミリセカン
ドのような極めて短時間内に確実に行われる。接合すべ
き端綾部に接着剤層が施された缶用素材は、第4乃至6
図に示すそれ自体公知の製缶工程を経てアルミニウム接
着缶となる。
かくして形成された缶腕は、次いでネツキング加工、フ
ランジ加工、缶蓋巻締等のそれ自体周知の製缶工程に賦
され、最終缶体となる。本発明は、鞠方向にストレート
な継目を有する接着缶の製造に有利に適用されるが、第
7及び8図に示すように側面に周状の継目5aを有する
接着缶の製造にも適用できる。
即ち第7及び8図に示す具体例において、アルミニウム
板の絞り加工乃至は絞り−しごき加工で形成された無継
目カップ31とアルミニウム板のプレス加工で形成され
た蓋体32とは、蓋体32の短かし、側壁部33とカッ
プ31の開放端部とが同様の接着剤届4を介して重ね合
せ接合されることにより一体化されて、局状継目5aを
備えた缶体となっている。この場合にも、カップ31の
内外面及び蓋体32の内面に、/ボラック樹脂変性のヱ
ポキシーフェノール系接着プラィマー層2a.2b.2
cを設けることにより、製缶時における熱可塑性接着剤
層4の熱接着による固定が極めて短時間の内に行われる
という利点が達成される。本発明を次の例で説明する。
実施例 1 ノポラック型フェノール樹脂の含有量を変えた下塗剤を
製造し、接着缶を製造して缶性能を評価した。
W レゾール型フェノール樹脂溶液の調整2,2−ビス
(4ービロキシフエニル)プロパン(ピスフエノ−ルA
)に、3.0(モル/フエノール1モル)の37%ホル
ムアルデヒドを加え、65℃に加熱して溶解させる。
次に25%アンモニア水を0.05(モル/フェノール
1モル)添加し、95qoで3時間反応させる。得られ
た縮合生成物をMBK3庇都、シクロヘキサノン20部
、キシレン5$部よりなる混合溶剤で抽出し、水洗した
後水を沈降法により除去した。この様にして製造したレ
ゾール型フェノール樹脂溶液の固型分は30%であった
。【8} /ボラック型フェノール樹脂溶液の調整pー
フエニルフエノールに0.8(モル/フヱノール1モル
)の37%ホルムアルデヒドを加え、65℃に加熱して
フェノールを溶解し、pH3になるように塩酸を添加し
、990で3時間反応させたのちカセィソーダで中和し
た。得られた縮合生成物を上記混合溶剤で抽出し、水洗
した後、水を沈降法により除去した。この様にして製造
したノポラック型フェノール樹脂溶液の固型分は40%
であった。‘C’塗料の製造 ェピコート1009(シェル社ェポキシ樹脂、数平均分
子量3750)を上記混合溶剤で溶解し、ヱポキシ樹脂
としゾール型フェノール樹脂の重量比が80:20とな
る様に上記しゾール型フェノール樹脂溶液を加えた。
次いで/ボラック型フェノール樹脂溶液を表1の塗料番
号に示す様に配合した。■ アルミ接着缶の製造方法お
よび充填内容物の殺菌方法リン酸クロム酸処理(金属ク
ロム草20の9/〆)を表面に施した板厚0.23凧、
中844肋の材質505幻斑のアルミニウムコイルに、
表1に示す塗料を缶胸の内面となる面に膜厚4.5ムm
、外面となる面に濃厚3.5山mとなる様に塗装し、3
00qoで3頂砂間ガスオープンで競付て硬化塗膜とし
た。
次にこの塗装コイルを78仇舷×滋4風となる様に通常
の切断機で切断し、通常の方法により外面となる面に印
刷、仕上ニスを塗装競付を行って外面印刷塗装板を作成
した。次いでこの外面印刷塗装板を通常の切断機により
78仇舷×21Q舷のストリップに切断した。このスト
リップを2反ネ/秒の速度で移動させながら高周波誘導
加熱装置でストリップの両端縁約1仇舷中を30ミリ秒
で250℃になる様に加熱し、加熱された両端綾部にの
ーアミノドデカン酸重合体の厚さ50山m、中6肋のフ
ィルムを供離合し、欧着して接着した。次にこのの−ア
ミノドデカン酸重合体が接着されたストリップを通常の
切断機により21仇舷×125柵のキャンボディーブラ
ンクに切断した。次いでこのキャンボディーブランクは
製缶機において、プランクの両端綾部が高周波譲導加熱
により30ミリ秒加熱され、その両端綾部のフィルム面
を対向させて5肋中で重りあうように継目が成形され、
40ミリ秒間冷却加圧されて接合が完了し、211蓬の
シリンダ状缶体とした。更にこのシリンダー状缶体の缶
腕に波状のビード加工を施したのち、缶両端部にネック
ィン、フランジ加工を施し、20孫至のアルミイージー
オーブンエンドを巻締めて評価用空缶とした。上記空缶
に、あらかじめ調合したミルクセーキを充填し、209
径のアルミ合蓋を巻緒たのち、12500で30分レト
ルト殺菌処理を行った。
‘E} 接着強度の評価法シリンダー状缶腕から接合部
分を切り出し、2000においてテンシロン(東洋ボー
ルドウイン製)にてTビール強度を測定した。
‘F} 破胴缶数の評価法 空缶10坊五にミルクセーキを充填し、20髪至アルミ
合蓋を巻緒てから、125q0で30分レトルト殺菌処
理した後に、破胴している缶数を目視により調査した。
尚、本接着缶の製造において本発明範囲のものは下塗剤
と接着剤間の接着は良好に行い得たが、比較例の樹脂組
成のものは下塗剤と接着剤間の接着が良好に保たれず接
着剤層と下塗剤界面での剥離現象のトラブルが生じた。
表1実施例 2 ノボラック型フェノール樹脂のフェノール原料の種類を
変えて下塗剤を製造し、接着缶を製造して缶性能を評価
した。
■ レゾール型フェノール樹脂溶液の調整フェノールと
して、石炭酸とpークレゾールを0.5:0.5のモル
比で混合した混合フェノールを用い、実施例1の蜘項と
同様にしてレゾール型フェノール樹脂溶液を調整した。
【81 /ボラック型フェノール樹脂溶液の調整表2に
示す7種類のフェノール類について、実施例1の【B}
項と同様にしてノボラック型フェノール樹脂溶液を調整
した。
‘CI 塗料の製造 ェピコート1007(シェル社ェポキシ樹脂、数平均分
子量2700)を実施例1のW項と同じ混合溶剤で溶解
し、ェポキシ樹脂としゾール型フェノール樹脂が重量比
で70:30となる様上記レゾール型フェノール樹脂溶
液を加えた。
次いで上記ノボラック型フェノール樹脂溶液をェポキシ
樹脂としゾール型フェノール樹脂100部に対してノボ
ラック型フェノール樹脂が15部となる様配合して表2
に示す塗料を製造した。凪 アルミ接着缶の製造方法お
よび充填内容物の殺菌方法リン酸クロム酸処理(金属ク
ロム量2仇p/〆)を表面に施した板厚0.2W愚、中
槌4岬の材質5052、0村のコイルに、表2に示す塗
料を内面となる面に膜厚4.5ムm、外面となる面に膜
厚3.5ムmとなる様に塗装し、290℃で49砂間ガ
スオープソで暁付て硬化塗膜とした。
次にこの塗装コイルを78比舷×844凧となる様通常
の切断機で切断し、外面となる面に通常の方法で印刷、
仕上ニスを施して外面印刷塗装板とした。
更にこの外面印刷塗装板を通常の切断機により78物舷
×21仇舷のストリップに一次切断し、次いで通常の切
断機により21仇舷×125側のキヤンボディーブラン
クに綾断した。このキヤンボディーブランクを2仇ネ/
秒の速度で移動させながら、キャンボディーブランクの
端緑部約1仇舷中を40ミリ秒で200q0になる様に
ガスバーナーで加熱し、加熱された端縁部に、の−アミ
ノドデカン酸重合体を24yoで溶融押出し厚さ70リ
、中5肋となる様融着させた。次いでこの融着されたキ
ャンボディーブランクを更に30ミリ秒で250℃とな
る様にガスバーナーで加熱後、両端綾部が溶融接合剤を
狭んで重り合う様にし、40ミリ秒間冷却加圧されて接
合が完了し、211径のシリンダー状缶腕とした。次に
このシリンダー状缶胸両端部にフランジング加工を施し
たのち缶銅を12%張出し加工を行って樽型缶胸を作成
した。次に211径のアルミイージーオープンエンドを
巻締めて評価用空缶とした。上記空缶にビールを充填し
、66q○で3び分殺菌処理を行った。‘E’ 接着強
度の評価法 実施例1の{E)項と同様に行った。
‘F’ 破胴缶数の評価法 実施例1の【Fー項と同様に行った。
表2 実施例 3 ェポキシ樹脂としゾール型フェノール樹脂の重量比を変
えた下塗剤を製造し、ランチオンミート用接着缶を作成
して缶性能を評価した。
■ レゾール型フェノール樹脂溶液の調整実施例1の風
項と同一のレゾール型フェノール樹脂溶液を用いた。
{B’ ノボラック型フェノール樹脂溶液の調整フェノ
ール成分としてp−クレゾールを用い、実施例1の‘B
}項と同様にしてノボラック型フェノール樹脂溶液を調
整した。
【q 塗料の製造 ェピコート1009(シェル社ェポキシ樹脂、数平均分
子量3750)を実施例1の■項と同じ混合溶剤で溶解
し、ェポキシ樹脂としゾール型フェノール樹脂が重量比
で80:20となる機上記しゾール型フェノール樹脂溶
液を加えた。
次いで上記/ボラック型フェノール樹脂溶液をェポキシ
樹脂としゾール型フェノール樹脂100部に対して、ノ
ボラツク型フェノール樹脂が15部となる様配合して表
3に示す塗料を製造した。■ アルミニウム接着缶の製
造方法及び充填内容物の殺菌方法タンニン酸系の表面処
理を施した板厚0.23肋、中856風の材質5082
、日畿材のコイルに表3に示す塗料を缶腕の内面となる
面に膜厚6〃m、外面となる面に3.5ムmとなる様に
塗装し、29yoで4の彰間ガスオーブンで暁付けて硬
化塗膜とした。
このストリップを10班×856奴に切断し通常の方法
により印刷、仕上ニスを施した後、更に21W鷹×85
6脚のブランクに切断した。
このブランクの両端にブチレングリコールテレフタレ−
トとプチレングリコールィソフタレートの比が80:2
以厚さ50#、中6肋のコポリェステルフィルムを接着
剤として実施例1と同様の方法で接着した。このブラン
クを通常の方法で210風×?仇舷のキャンボデイプラ
ンクに切断した。この切断に際し缶胸の円周方向に中1
仇の巻き取り開封用のスコア一切り込みを施した。この
キヤンボディーブランクを実施例1と同様の方法で接着
缶胴に成形し、211径のアルミニウム蓋を通常の方法
で巻き締めた。この缶にランチオンミートを通常の方法
で充填し、116℃で90分間加熱殺菌を行った。脚
接着強度の評価法 実施例1の【E}項と同様に行った。
町 巻取り部の剥離状態 巻取り部の剥離状態により巻取り性能を目視により評価
した。
表3
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による接着缶の一例の斜視図であり、第
2図は第1図の接着缶の線n−mこおける断面図であり
、第3乃至6図は接着缶の製造工程を示す説明図であっ
て、第3図は素材への接着剤の施用工程を示し、第4図
は素材の円筒形への成形工程を示し、第5図は素材端縁
部の加熱工程を示し、第6図は素材機縁部における接合
工程を示し、第7図は本発明による接着缶の他の斜視図
であり、第8図は第7図の接着缶の線W−Wにおける断
面図である。 引照数字1は缶用素材、2a,2b及び2cはプラィマ
ー塗膜、3a,3bは接合すべき端綾部、4は熱可塑性
接着剤、5及び5aは継目を夫々示す。 第2図 第4図 第5図 第1図 第3図 第6図 第7図 第8図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アルミニウム製缶用素材を熱可塑性接着剤を介した
    重ね合せ接合により製缶して成るアルミニウム製接着缶
    において、前記重ね合せ接合部は、エポキシ樹脂とレゾ
    ール型フエノール・アルデヒド樹脂とを50:50乃至
    95:5の重量比で含有し、更に両者の合計量100重
    量部当り2乃至35重量部のノボラツク型フエノール・
    アルデヒド樹脂を含有して成る厚さ0.2乃至20ミク
    ロンの下塗料層を表面に有するアルミ素材同志が、ナイ
    ロン系接着剤または線状ポリエステル系接着剤を介して
    熱接着されていることを特徴とするアルミニウム接着缶
    。 2 前記ノボラツク型フエノール樹脂は、p−置換1価
    フエノールとアルデヒドとを酸触媒の存在下に縮合して
    得られる樹脂である特許請求の範囲第1項記載の接着缶
    。 3 前記ノボラツク型フエノール樹脂は分子鎖内に4乃
    至10個のフエノール骨格を有するものである特許請求
    の範囲第1項記載の接着缶。 4 前記ノボラツク型フエノール樹脂は、エポキシ樹脂
    とレゾール型樹脂との合計量100重量部当り2乃至3
    5重量部の量で含有される特許請求の範囲第1項記載の
    接着缶。 5 前記エポキシ樹脂がビスフエノールA型エポキシ樹
    脂であり、前記レゾール型樹脂が2価フエノール及びビ
    スフエノールから成る群より選択されたフエノール類と
    ホルムアルデヒドとをアルカリ触媒の存在下に縮合させ
    て成る樹脂である特許請求の範囲第1項記載の接着缶。 6 前記下塗り塗料は60℃でのクロロホルム抽出残渣
    率が70%以上となるように焼付けられたものである特
    許請求の範囲1項記載の接着缶。7 アルミニウム製缶
    用素材に、エポキシ樹脂とレゾール型フエノール・アル
    デヒド樹脂とを50:50乃至95:5の重量比で含有
    し、更に両者の合計量100重量部当り2乃至35重量
    部のノボラツク型フエノール・アルデヒド樹脂を含有し
    て成る下塗り塗料を施し、焼付けて厚さ0.5乃至20
    ミクロンを塗膜を形成する工程と、塗装アルミニウム素
    材の重ね合せ接合すべき端縁部の少なくとも一方の表面
    にナイロン系接着剤または線状ポリエステル系接着剤の
    層を熱接着させる工程と、接合すべき端縁部が対向し且
    つ対向端縁部間の前記接着剤が溶融している条件下で前
    記端縁部を接合し、接着剤を固化させる工程とから成る
    ことを特徴とするアルミニウム製接着缶の製法。
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