JPS6039332B2 - エタノ−ルを製造する方法 - Google Patents
エタノ−ルを製造する方法Info
- Publication number
- JPS6039332B2 JPS6039332B2 JP57017412A JP1741282A JPS6039332B2 JP S6039332 B2 JPS6039332 B2 JP S6039332B2 JP 57017412 A JP57017412 A JP 57017412A JP 1741282 A JP1741282 A JP 1741282A JP S6039332 B2 JPS6039332 B2 JP S6039332B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- methanol
- cobalt
- reaction
- ethanol
- selectivity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はメタノール、一酸化炭素および水素からエタノ
ールを選択的に製造する方法に関する。
ールを選択的に製造する方法に関する。
メタノール、一酸化炭素および水素を炭化水素溶媒中コ
バルトーハロゲン化物一第3ホスフィン触媒の存在下反
応させてエタノールを製造する方法は侍開昭51一14
9213として知られている。しかしながらこの方法に
おいては目的とするエタノール以外にジメチルェ−テル
、メチルエチルエーテル、ジエチルエーテル、アセトア
ルデヒド、ジメトキシェタン、酢酸、酢酸メチル、酢酸
エチル、ギ酸メチル、その他C3以上の化合物など多数
の副生物が同時に生成し、遊離のエタノールへの選択性
が低く、かつ、反応生成物からのエタノールへの分離に
複雑な工程を要するなどの欠点がある。更に近年、ョウ
化物の存在下、コバルト触媒に助触媒として安価な鉄又
はニッケルを使用する方法が特開昭56一115730
として開示されている。
バルトーハロゲン化物一第3ホスフィン触媒の存在下反
応させてエタノールを製造する方法は侍開昭51一14
9213として知られている。しかしながらこの方法に
おいては目的とするエタノール以外にジメチルェ−テル
、メチルエチルエーテル、ジエチルエーテル、アセトア
ルデヒド、ジメトキシェタン、酢酸、酢酸メチル、酢酸
エチル、ギ酸メチル、その他C3以上の化合物など多数
の副生物が同時に生成し、遊離のエタノールへの選択性
が低く、かつ、反応生成物からのエタノールへの分離に
複雑な工程を要するなどの欠点がある。更に近年、ョウ
化物の存在下、コバルト触媒に助触媒として安価な鉄又
はニッケルを使用する方法が特開昭56一115730
として開示されている。
この方法は鉄−コバルトカルボニル銭体を触媒として、
ョウ化物のモル数対鉄とコバルトの原子比が0.5:1
〜100:1の範囲のョウ化物の存在下で反応させる方
法である。しかし、この方法ではガスクロマトグラフに
よる分析では検出不可能な高沸点生成物が多くエタノー
ルへの選択率は必ずしも高く−ない。又、英国特許2,
036,739にはヒバルトとルテニウム又はオスミウ
ムを組合せた触媒を使用し、促進剤として第3ホスフィ
ンの存在下、ョゥ化物対コバルトのモル比3:1〜1:
10の範囲のョウ化物の存在下で反応させる方法が開示
され、ルテニウム又はオスミウムの代りに鉄又はニッケ
ル等の第8族金属も使用しうる旨記載されている。
ョウ化物のモル数対鉄とコバルトの原子比が0.5:1
〜100:1の範囲のョウ化物の存在下で反応させる方
法である。しかし、この方法ではガスクロマトグラフに
よる分析では検出不可能な高沸点生成物が多くエタノー
ルへの選択率は必ずしも高く−ない。又、英国特許2,
036,739にはヒバルトとルテニウム又はオスミウ
ムを組合せた触媒を使用し、促進剤として第3ホスフィ
ンの存在下、ョゥ化物対コバルトのモル比3:1〜1:
10の範囲のョウ化物の存在下で反応させる方法が開示
され、ルテニウム又はオスミウムの代りに鉄又はニッケ
ル等の第8族金属も使用しうる旨記載されている。
しかしながら、本発明者の検討によれば、特許請求の範
囲に記載されたような多量のョウ化物の存在下で、ルテ
ニウム又はオスミウムの代りに鉄又はニッケルを助触媒
とした場合はアセトアルデヒド、ジメトキシェタンの生
成が多くなり、遊離のエタノール含量が極端に多い。本
発明はこのような欠点を解消し、副生成物が少なく高い
選択率でエタノールを製造する方法を提供するもので、
メタノール、一酸化炭素および水素を、mコバルト、【
21鉄又はニッケル及び(3}第3ホスフィンを有効成
分とする触媒の存在下反応させる方法である。
囲に記載されたような多量のョウ化物の存在下で、ルテ
ニウム又はオスミウムの代りに鉄又はニッケルを助触媒
とした場合はアセトアルデヒド、ジメトキシェタンの生
成が多くなり、遊離のエタノール含量が極端に多い。本
発明はこのような欠点を解消し、副生成物が少なく高い
選択率でエタノールを製造する方法を提供するもので、
メタノール、一酸化炭素および水素を、mコバルト、【
21鉄又はニッケル及び(3}第3ホスフィンを有効成
分とする触媒の存在下反応させる方法である。
本発明においてヨウ素の存在は必要ではないが、ヨウ素
/コバルトの原子比が0.1以下であればエタノールの
選択率にはさ程影響はない。
/コバルトの原子比が0.1以下であればエタノールの
選択率にはさ程影響はない。
本発明において使用するコバルト触媒としてはジコバル
トオクタカルボニル、コバルトヒドリドテトラカルボニ
ルなどのコバルトカルボニルの外、水酸化コバルト、炭
酸コバルト、塩基性炭酸コバルト、ハロゲン化コバルト
の如き無機コバルト化合物、コバルト有機酸塩、コバル
トセン、コバルトアセチルアセトネートの如き有機コバ
ルト化合物など、反応系内でコバルトカルボニルを生成
する種々のコバルト化合物を使用しうる。但し、ョウ化
コバルトを使用する場合は、他のコバルト化合物を併用
してヨウ素対コバルトの原子比を0.1以下に対応させ
る必要がある。コバルト化合物の使用量はメタノール1
モルに対し、コバルト原子換算1〜300の9原子、好
ましくは5〜100の9原子である。
トオクタカルボニル、コバルトヒドリドテトラカルボニ
ルなどのコバルトカルボニルの外、水酸化コバルト、炭
酸コバルト、塩基性炭酸コバルト、ハロゲン化コバルト
の如き無機コバルト化合物、コバルト有機酸塩、コバル
トセン、コバルトアセチルアセトネートの如き有機コバ
ルト化合物など、反応系内でコバルトカルボニルを生成
する種々のコバルト化合物を使用しうる。但し、ョウ化
コバルトを使用する場合は、他のコバルト化合物を併用
してヨウ素対コバルトの原子比を0.1以下に対応させ
る必要がある。コバルト化合物の使用量はメタノール1
モルに対し、コバルト原子換算1〜300の9原子、好
ましくは5〜100の9原子である。
これより少なくても反応は進行するが、反応速度が遅く
なる。又この範囲より多くても悪影響はないが経済的で
ない。本発明におけるニッケル又は鉄としてはニッケル
、鉄を含むものであればいずれも使用でき、例えば、水
酸化物、炭酸塩、ハロゲン化物の如き無機ニッケル又は
鉄化合物、酢酸ニッケル又は酢酸鉄の如き有機酸塩、ニ
ツケロセン、フェロセン・ニッケル又は鉄アセチルアセ
トネートの如き有機ニッケル又は鉄化合物、ニッケル又
は鉄カルボニルなどである。ニッケル、鉄又はそれらの
化合物の使用量はメタノール1モルに対し、ニッケル又
は鉄原子換算0.1〜100の9原子、好ましくは1〜
30柳原子である。
なる。又この範囲より多くても悪影響はないが経済的で
ない。本発明におけるニッケル又は鉄としてはニッケル
、鉄を含むものであればいずれも使用でき、例えば、水
酸化物、炭酸塩、ハロゲン化物の如き無機ニッケル又は
鉄化合物、酢酸ニッケル又は酢酸鉄の如き有機酸塩、ニ
ツケロセン、フェロセン・ニッケル又は鉄アセチルアセ
トネートの如き有機ニッケル又は鉄化合物、ニッケル又
は鉄カルボニルなどである。ニッケル、鉄又はそれらの
化合物の使用量はメタノール1モルに対し、ニッケル又
は鉄原子換算0.1〜100の9原子、好ましくは1〜
30柳原子である。
但し、ョウ化ニッケル又はョウ化鉄を使用する場合はヨ
ウ素対コバルトの原子比を0.1以下に対応させる必要
がある。本発明における第3ホスフィンとしては例えば
、トリーn−ブチルホスフイン、トリフエニルホスフイ
ン、トリーパラートリルホスフイン、トリシクロヘキシ
ルホスフイン、1,4−ビストリフエニルホスフイノプ
タン、1,6ービストリフェニルホスフイノヘキサンな
どが使用しうる。第3ホスフィンの使用量はメタノール
1モル当り、リン原子として2〜600ミリグラム原子
、好ましくは10〜200ミリグラム原子である。これ
より少ない場合はェ−テル類、ェステル類の創生を抑制
する効果が少なく、この範囲より多い場合はメタノール
反応率およびエタノール選択率が低下し好ましくない。
本発明を好適に実施しうるコバルト:ニッケル又は鉄:
リンの原子比は1:0.01〜0.5:0.1〜2、好
ましくは1:0.05〜0.4:0.5〜1.5である
。
ウ素対コバルトの原子比を0.1以下に対応させる必要
がある。本発明における第3ホスフィンとしては例えば
、トリーn−ブチルホスフイン、トリフエニルホスフイ
ン、トリーパラートリルホスフイン、トリシクロヘキシ
ルホスフイン、1,4−ビストリフエニルホスフイノプ
タン、1,6ービストリフェニルホスフイノヘキサンな
どが使用しうる。第3ホスフィンの使用量はメタノール
1モル当り、リン原子として2〜600ミリグラム原子
、好ましくは10〜200ミリグラム原子である。これ
より少ない場合はェ−テル類、ェステル類の創生を抑制
する効果が少なく、この範囲より多い場合はメタノール
反応率およびエタノール選択率が低下し好ましくない。
本発明を好適に実施しうるコバルト:ニッケル又は鉄:
リンの原子比は1:0.01〜0.5:0.1〜2、好
ましくは1:0.05〜0.4:0.5〜1.5である
。
この範囲外では、エーテル類、ェステル類、高沸点生成
物の創生が多くなり好ましくない。本発明の方法は特に
溶媒を使用しなくても実施し得るが、反応に悪影響を及
ぼさない不活性溶媒の存在下で実施しても良い。
物の創生が多くなり好ましくない。本発明の方法は特に
溶媒を使用しなくても実施し得るが、反応に悪影響を及
ぼさない不活性溶媒の存在下で実施しても良い。
不活性溶媒としては特に炭化水素類、エーテル類、ェス
テル類が使用出来る。
テル類が使用出来る。
炭化水素溶媒としてはベンゼン、トルェン、キシレンの
如き芳香族炭化水素、ヘキサン、オクタンなどの如き脂
肪族炭化水素及びシクロヘキサンの如き脂環式炭化水素
などが使用でき、エーテル溶媒としてはジェチルエーテ
ル、ジイソプロピルエーテル、ジオキサン、テトラヒド
ロフランなどが使用しうる。又ェステル溶媒としては酢
酸メチル、酢酸エチルなどが使用しうる。溶媒の使用量
はメタノール1モル当り、0〜5モル、好ましくは0〜
2モルである。
如き芳香族炭化水素、ヘキサン、オクタンなどの如き脂
肪族炭化水素及びシクロヘキサンの如き脂環式炭化水素
などが使用でき、エーテル溶媒としてはジェチルエーテ
ル、ジイソプロピルエーテル、ジオキサン、テトラヒド
ロフランなどが使用しうる。又ェステル溶媒としては酢
酸メチル、酢酸エチルなどが使用しうる。溶媒の使用量
はメタノール1モル当り、0〜5モル、好ましくは0〜
2モルである。
これより多い場合は反応に何ら差し支えないが、空時収
率が小さくなり、実用的でない。反応温度を使用する触
媒系及び他の反応条件により異なるが、一般に150q
o〜300oo、好ましくは20000〜26000で
ある。
率が小さくなり、実用的でない。反応温度を使用する触
媒系及び他の反応条件により異なるが、一般に150q
o〜300oo、好ましくは20000〜26000で
ある。
これ以外でも反応は進行するが、反応速度が遅くなる。
この範囲以上では創生物が多くるので好ましくない。反
応圧力は50k9/仇以上あればよく、上限は特にない
が、実用的には150〜450k9/地の範囲が好適で
ある。
この範囲以上では創生物が多くるので好ましくない。反
応圧力は50k9/仇以上あればよく、上限は特にない
が、実用的には150〜450k9/地の範囲が好適で
ある。
一酸化炭素:水素のモル比は4:1〜1:4、好ましく
は2:1〜1:3の範囲である。反応に使用する一酸化
炭素及び水素には、例えばアルゴン、窒素、炭酸ガス、
メタン及びェタンなど、反応に不活性なガスが混入して
いてもよいが、この場合には一酸化炭素及び水素の分圧
を上記の圧力範囲に対応させる必要がある。本発明の方
法は回分式および連続式のいずれにおいても実施できる
。
は2:1〜1:3の範囲である。反応に使用する一酸化
炭素及び水素には、例えばアルゴン、窒素、炭酸ガス、
メタン及びェタンなど、反応に不活性なガスが混入して
いてもよいが、この場合には一酸化炭素及び水素の分圧
を上記の圧力範囲に対応させる必要がある。本発明の方
法は回分式および連続式のいずれにおいても実施できる
。
本発明によればメタノール、一酸化炭素及び水素から選
択的にエタノールを製造する事が出来る。
択的にエタノールを製造する事が出来る。
以下に示す実施例および比較例におけるメタノール反応
率、エタノール選択率、実質メタノール反応率、実現可
能エタノール選択率は次の如く定義される。
率、エタノール選択率、実質メタノール反応率、実現可
能エタノール選択率は次の如く定義される。
メタノ−ル反応率(%)=(仕込みメタノール−未反応
メタノール)、モルXI。
メタノール)、モルXI。
〇仕込みメタノール、モル各生成物への選択率(%)=
各生成物へ転化したメタノール、モル
(仕込みメタノール‐未反応メタノール)、モル×10
0実質メタノール反応率(%)=(仕込みメタノール−
未反応メタ/ール−変換メタノール)、モル注1)X,
。
0実質メタノール反応率(%)=(仕込みメタノール−
未反応メタ/ール−変換メタノール)、モル注1)X,
。
〇仕込みメタノール、モル実現可能なエタノール選択率
(%) 実現可能なエタノールへ転化したメタノール、モル注2
)(仕込みメタノール−禾反応メタノール−変換メタノ
ール)、モル注・)×100注1 ジメトキシメタン、
メチルェステルなど加水分解により容易に回収されるメ
タノール分を意味する。
(%) 実現可能なエタノールへ転化したメタノール、モル注2
)(仕込みメタノール−禾反応メタノール−変換メタノ
ール)、モル注・)×100注1 ジメトキシメタン、
メチルェステルなど加水分解により容易に回収されるメ
タノール分を意味する。
注2 遊離のエタノールおよびアセトアルデヒド、ジメ
トキシエタン、エチルエステルなどの水素化又は加水分
解により容易に回収されるエタノール分を意味する。
トキシエタン、エチルエステルなどの水素化又は加水分
解により容易に回収されるエタノール分を意味する。
実施例 1
内容積100の上のステンレス製振とう式オートクレー
プにメタノール 10夕(0.3121モル)、ジコバ
ルトオクタカルボニル 2夕(0.0058モル)、塩
化ニッケル 0.5夕(0.0021モル)、トリ−n
−ブチルホスフィン 3夕(0.0148モル)を仕込
み、次に、水素と一酸化炭素の混合ガス(日2/COモ
ル比=1)200k9/c鰭を圧入し、23000で3
時間反応させた。
プにメタノール 10夕(0.3121モル)、ジコバ
ルトオクタカルボニル 2夕(0.0058モル)、塩
化ニッケル 0.5夕(0.0021モル)、トリ−n
−ブチルホスフィン 3夕(0.0148モル)を仕込
み、次に、水素と一酸化炭素の混合ガス(日2/COモ
ル比=1)200k9/c鰭を圧入し、23000で3
時間反応させた。
反応後、オートクレープを冷却して残留ガスをパ−ジし
、反応生成液についてガスク。
、反応生成液についてガスク。
マトグラフによる内部標準法にて分析を行なった。その
結果メタノール反応率 26.6%、遊離エタノール選
択率 67.7%となり、その他の各成分への選択率は
ギ酸メチル 1.0%、メチルエチルエーテル1.9%
、酢酸メチル2.5%、ジメトキシェタン 1.6%で
あった。これは実質メタノール反応率25.8%におい
て、実現可能なエタノール選択率 73.8%である。
実施例 2 実施例1にトルェン 10夕(0.1086モル)を加
えて反応を行なった。
結果メタノール反応率 26.6%、遊離エタノール選
択率 67.7%となり、その他の各成分への選択率は
ギ酸メチル 1.0%、メチルエチルエーテル1.9%
、酢酸メチル2.5%、ジメトキシェタン 1.6%で
あった。これは実質メタノール反応率25.8%におい
て、実現可能なエタノール選択率 73.8%である。
実施例 2 実施例1にトルェン 10夕(0.1086モル)を加
えて反応を行なった。
その結果、メタノール反応率 25.2%、遊離エタノ
ールへの選択率 77.4%となり、その他の各成分へ
の選択率はギ酸メチル2.3%、メチルエチルエーテル
1.8%、酢酸メチル 0.6%、ジメトキシェタン
1.1%であった。これは実質メタノール反応率 2
4.2%において、実現可能なエタノールへの選択率
84.1%である。比較例 1〜4 トルヱン溶媒下、ジコバルトオクタカルボニル、塩化ニ
ッケル、トリ−n−ブチルホスフィンの中から選ばれた
1種又は2種の共存下において、実施例2と同様の条件
で反応を行なった。
ールへの選択率 77.4%となり、その他の各成分へ
の選択率はギ酸メチル2.3%、メチルエチルエーテル
1.8%、酢酸メチル 0.6%、ジメトキシェタン
1.1%であった。これは実質メタノール反応率 2
4.2%において、実現可能なエタノールへの選択率
84.1%である。比較例 1〜4 トルヱン溶媒下、ジコバルトオクタカルボニル、塩化ニ
ッケル、トリ−n−ブチルホスフィンの中から選ばれた
1種又は2種の共存下において、実施例2と同様の条件
で反応を行なった。
結果を第1表に示したが、ジコバルトオクタカルボニル
、塩化ニッケル、トリ−n−ブチルホスフィンの3成分
が共存しない場合はエーテル類、ェステル類などの創生
が多く、遊離のエタノールおよび実現可能なエタノール
の選択率が低いことがわかる。第1表 実施例 3〜5 メタノール 10夕(0.3121モル)、ジコバルト
オクタカルボニル 2夕(0.0058モル)、トリ−
n−ブチルホスフイン 3夕(0.0148モル)、ト
ルェン 10夕(0.1086モル)及び助触媒として
ョウ化ニッケル、ニッケルアセチルアセトネート又は塩
化第1鉄を所定量仕込む以外、実施例2と同様にして反
応を行なった。
、塩化ニッケル、トリ−n−ブチルホスフィンの3成分
が共存しない場合はエーテル類、ェステル類などの創生
が多く、遊離のエタノールおよび実現可能なエタノール
の選択率が低いことがわかる。第1表 実施例 3〜5 メタノール 10夕(0.3121モル)、ジコバルト
オクタカルボニル 2夕(0.0058モル)、トリ−
n−ブチルホスフイン 3夕(0.0148モル)、ト
ルェン 10夕(0.1086モル)及び助触媒として
ョウ化ニッケル、ニッケルアセチルアセトネート又は塩
化第1鉄を所定量仕込む以外、実施例2と同様にして反
応を行なった。
結果を第2表に示す。第2表注)実施例3は反応時間l
hr 実施例 6 実施例5にヨウ素 0.13夕(0.0005モル)を
加えて、IHr反応させた。
hr 実施例 6 実施例5にヨウ素 0.13夕(0.0005モル)を
加えて、IHr反応させた。
その結果、メタノール反応率 23.6%、遊離エタノ
ールへの選択率 70.1%となり、その他の各成分へ
の選択率はギ酸メチル 0.8%、メチルエチルエーテ
ル 6.0%、酢酸メチル 2.1%、ジメトキシエタ
ン 4.6%であった。これは実質メタノール反応率
22.8%において、実現可能なエタノール選択率 7
9.3%である。比較例 5 ヨウ素 0.6夕(0.0024モル)を用い、反応温
度を20030、反応時間をIHrとした以外実施例6
と同機にして行なった。
ールへの選択率 70.1%となり、その他の各成分へ
の選択率はギ酸メチル 0.8%、メチルエチルエーテ
ル 6.0%、酢酸メチル 2.1%、ジメトキシエタ
ン 4.6%であった。これは実質メタノール反応率
22.8%において、実現可能なエタノール選択率 7
9.3%である。比較例 5 ヨウ素 0.6夕(0.0024モル)を用い、反応温
度を20030、反応時間をIHrとした以外実施例6
と同機にして行なった。
これはヨウ素対コバルトの原子比は0.5であり、本発
明の範囲外である。その結果、メタノール反応率 35
.5%、遊離エタノールへの選択率 46.0%となり
、その他各成分への選択率はアセトアルデヒド 4.1
%、ギ酸メチル 0.4%、メチルエチルエーテル 5
.7%、酢酸メチル 6.0%、ジメトキシメタン 1
7.7%であった。これは実質メタノール反応率 28
.5%において、実現可能なエタノール選択率 75.
2%である。比較例 6 ジコバルトオクタカルボニルの代りにョウ化コバルト
1夕(0.0032モル)を用い、反応温度を200q
o、反応時間をIHrとした以外実施例3と同様にして
反応を行なった。
明の範囲外である。その結果、メタノール反応率 35
.5%、遊離エタノールへの選択率 46.0%となり
、その他各成分への選択率はアセトアルデヒド 4.1
%、ギ酸メチル 0.4%、メチルエチルエーテル 5
.7%、酢酸メチル 6.0%、ジメトキシメタン 1
7.7%であった。これは実質メタノール反応率 28
.5%において、実現可能なエタノール選択率 75.
2%である。比較例 6 ジコバルトオクタカルボニルの代りにョウ化コバルト
1夕(0.0032モル)を用い、反応温度を200q
o、反応時間をIHrとした以外実施例3と同様にして
反応を行なった。
これはヨウ素対コバルトの原子比は2であり、本発明の
範囲外である。その結果、メタノール反応率 64.3
%、遊離エタノールへの選択率2%となりその他の各成
分への選択率はアセトアルデヒド 44.3%、メチル
ェチルェーテル 0.2%、酢酸メチル 6.0%、ジ
メトキシェタン 26.7%であった。ヨウ素対コバル
トの原子比が大きくなるとアセトアルデヒド、ジメトキ
シェタンが主生成物となる。実施例 7〜10 トルェン溶媒の代りにn−オクタン、シクロヘキサン、
ジオキサン又は酢酸メチル溶媒を用いる以外、実施例2
と同様にして反応を行なった。
範囲外である。その結果、メタノール反応率 64.3
%、遊離エタノールへの選択率2%となりその他の各成
分への選択率はアセトアルデヒド 44.3%、メチル
ェチルェーテル 0.2%、酢酸メチル 6.0%、ジ
メトキシェタン 26.7%であった。ヨウ素対コバル
トの原子比が大きくなるとアセトアルデヒド、ジメトキ
シェタンが主生成物となる。実施例 7〜10 トルェン溶媒の代りにn−オクタン、シクロヘキサン、
ジオキサン又は酢酸メチル溶媒を用いる以外、実施例2
と同様にして反応を行なった。
結果を第3表に示す。第3表
Claims (1)
- 1 メタノール、一酸化炭素および水素を、(1)コバ
ルト、(2)鉄又はニツケルおよび(3)第3ホスフイ
ンを、有効成分とする触媒の存在下反応させることを特
徴とするエタノールを製造する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57017412A JPS6039332B2 (ja) | 1982-02-08 | 1982-02-08 | エタノ−ルを製造する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57017412A JPS6039332B2 (ja) | 1982-02-08 | 1982-02-08 | エタノ−ルを製造する方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58135830A JPS58135830A (ja) | 1983-08-12 |
JPS6039332B2 true JPS6039332B2 (ja) | 1985-09-05 |
Family
ID=11943288
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57017412A Expired JPS6039332B2 (ja) | 1982-02-08 | 1982-02-08 | エタノ−ルを製造する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6039332B2 (ja) |
-
1982
- 1982-02-08 JP JP57017412A patent/JPS6039332B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58135830A (ja) | 1983-08-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6114138B2 (ja) | ||
JP3712093B2 (ja) | トリシクロデカンジカルバルデヒドの製造法 | |
EP0055887A2 (en) | Novel catalyst system and process for producing ethanol using said novel catalyst system | |
JPS6039332B2 (ja) | エタノ−ルを製造する方法 | |
US4423257A (en) | Process for producing ethanol | |
JPS6021974B2 (ja) | エタノ−ルの製造方法 | |
JPS6033413B2 (ja) | エタノ−ルの製造法 | |
JPS6042211B2 (ja) | エタノ−ルの製造法 | |
JPS6039331B2 (ja) | エタノ−ルの製造法 | |
JPS6055048B2 (ja) | エタノ−ルの製造方法 | |
JPS59110637A (ja) | エタノ−ルを製造する方法 | |
JPS58180440A (ja) | エタノ−ルを製造する方法 | |
JP3350709B2 (ja) | ロジウムカルボニル触媒を用いた第三級カルボン酸およびそのエステルの合成方法 | |
JPS61204146A (ja) | エタノ−ルの製造法 | |
JPS6042212B2 (ja) | エタノ−ルの製造方法 | |
JPS58167536A (ja) | アセトアルデヒドの製造法 | |
JPS6033811B2 (ja) | 一価アルコ−ルの製造法 | |
JPS621932B2 (ja) | ||
JPH0692951A (ja) | α−メチル−γ−ブチロラクトンの製造方法 | |
JPH0570386A (ja) | 縮合環含有化合物 | |
EP0134324B1 (en) | Production of ethanol from methanol and synthesis gas | |
JPS6139292B2 (ja) | ||
JPH06166654A (ja) | ヒドロキシブチルアルデヒドの製造方法 | |
Yang et al. | Cationic Iridium (I) Complex of Ethyl Cinnamate and Hydrogenation of Unsaturated Esters with Iridium (I)-Perchlorato Complex | |
JPS6240342B2 (ja) |