JPS6039301Y2 - 開閉蓋のロック構造 - Google Patents
開閉蓋のロック構造Info
- Publication number
- JPS6039301Y2 JPS6039301Y2 JP14412179U JP14412179U JPS6039301Y2 JP S6039301 Y2 JPS6039301 Y2 JP S6039301Y2 JP 14412179 U JP14412179 U JP 14412179U JP 14412179 U JP14412179 U JP 14412179U JP S6039301 Y2 JPS6039301 Y2 JP S6039301Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- closing lid
- side wall
- box part
- box
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は開閉蓋のロック構造に関するものである。
例えば、自動車のインストルメントパネルに形成したボ
ックス部に開閉蓋を取り付けるものにあっては、第1図
、第2図に示すように樹脂成形された開閉蓋1に薄肉部
を設けて蓋自体にヒンジ機能を持たせた所謂インテグラ
ルヒンジ2を形成し、第2図の如く開閉蓋1の側壁3に
突起4を設けて、ボックス部5の側壁6にこの突起4と
係合する係合孔7を穿設し、両者の係合離脱により開閉
蓋1の開始時に弾性抵抗を持たせるようにしていた。
ックス部に開閉蓋を取り付けるものにあっては、第1図
、第2図に示すように樹脂成形された開閉蓋1に薄肉部
を設けて蓋自体にヒンジ機能を持たせた所謂インテグラ
ルヒンジ2を形成し、第2図の如く開閉蓋1の側壁3に
突起4を設けて、ボックス部5の側壁6にこの突起4と
係合する係合孔7を穿設し、両者の係合離脱により開閉
蓋1の開始時に弾性抵抗を持たせるようにしていた。
ところがこのような従来の構造では開閉蓋1とボックス
部5の両側壁3,6は蓋部及びボックスの開口端部に対
して直角に形成されているため第2図の鎖線の如く開閉
蓋1の操作に際し、突起4の先端がボックス部5の側壁
面6′に圧接するため開閉蓋1の側壁3に押圧応力を与
え、繰り返し操作により、開閉蓋1の側壁3を変形させ
であるいは側壁3を摩耗させて係止力を低下させること
があった。
部5の両側壁3,6は蓋部及びボックスの開口端部に対
して直角に形成されているため第2図の鎖線の如く開閉
蓋1の操作に際し、突起4の先端がボックス部5の側壁
面6′に圧接するため開閉蓋1の側壁3に押圧応力を与
え、繰り返し操作により、開閉蓋1の側壁3を変形させ
であるいは側壁3を摩耗させて係止力を低下させること
があった。
すなわち適度な弾性抵抗を維持することが出来なかった
。
。
そこで本考案は従来の上記欠点に鑑みこれを改良し、開
閉蓋を繰り返し操作しても係止力低下の少い開閉蓋のロ
ック構造を提供せんとするものである。
閉蓋を繰り返し操作しても係止力低下の少い開閉蓋のロ
ック構造を提供せんとするものである。
以下本考案の構成をインストルメントパネルに形成した
ボックス部を開閉する開閉蓋の場合に基づいて図面を参
照して説明すると次の通りである。
ボックス部を開閉する開閉蓋の場合に基づいて図面を参
照して説明すると次の通りである。
第3図に示す実施例においては、突起4を有する開閉蓋
1の側壁面3′と係合孔7を設けたボックス部5の側壁
面6′との双方には鎖線で示すごとく突起4が係合孔7
との係合離脱時のみ係合孔7の保合周縁に圧接するが、
途中の操作範囲においては突起4がボックス部5の側壁
面6′に圧接することがないようにボックス部5の内側
に向う所定の傾斜角θ、θ′が与えられている。
1の側壁面3′と係合孔7を設けたボックス部5の側壁
面6′との双方には鎖線で示すごとく突起4が係合孔7
との係合離脱時のみ係合孔7の保合周縁に圧接するが、
途中の操作範囲においては突起4がボックス部5の側壁
面6′に圧接することがないようにボックス部5の内側
に向う所定の傾斜角θ、θ′が与えられている。
即ち、第3図は、開閉蓋1の突起4をもつ側壁3を、ボ
ックス部5の内側へ向けて突起4の先端がボックス部5
の前面開口部の内縁より若干内側位置となるように傾斜
させてあり、これと対向してボックス部5の係合孔7を
もつ側壁6も上記側壁3と平行に傾斜さてである。
ックス部5の内側へ向けて突起4の先端がボックス部5
の前面開口部の内縁より若干内側位置となるように傾斜
させてあり、これと対向してボックス部5の係合孔7を
もつ側壁6も上記側壁3と平行に傾斜さてである。
従って突起4と係合孔7との係合離脱時を除く途中の操
作範囲においては、開閉蓋1の側壁3は突起4のボック
ス部5の側壁面6′への圧接による押圧応力を受けるこ
とがなく、繰り返し操作における開閉蓋1の側壁3の変
形および突起4の摩耗を防止することができる。
作範囲においては、開閉蓋1の側壁3は突起4のボック
ス部5の側壁面6′への圧接による押圧応力を受けるこ
とがなく、繰り返し操作における開閉蓋1の側壁3の変
形および突起4の摩耗を防止することができる。
第4図乃至第6図は他の実施例を示すもので、突起4は
係合孔7との係合離脱時を除く途中の操作範囲において
は、ボックス部5の側壁面6′に圧接することがないよ
うに開閉蓋1の側壁面3′のみボックス部5の内側に向
う所定の傾斜角θ″が与えられる。
係合孔7との係合離脱時を除く途中の操作範囲において
は、ボックス部5の側壁面6′に圧接することがないよ
うに開閉蓋1の側壁面3′のみボックス部5の内側に向
う所定の傾斜角θ″が与えられる。
この傾斜角度θ″は、ボックス部5の係合孔7の係合周
縁に設けた隆起部8により遠戚される。
縁に設けた隆起部8により遠戚される。
この場合開閉蓋1の側壁面3′に与えられる傾斜角θ″
は係合孔7の係合周縁の隆起部8により、先の実施例の
傾斜角θより小さくてよく、側壁面3′の傾斜は側壁3
の範囲内で吸収することができる。
は係合孔7の係合周縁の隆起部8により、先の実施例の
傾斜角θより小さくてよく、側壁面3′の傾斜は側壁3
の範囲内で吸収することができる。
また隆起部8は第5図、第6図に示すように開閉蓋1の
突起4の作動範囲においてボックス部の側壁6に形成し
た凹み9によって設けられるのか好ましい。
突起4の作動範囲においてボックス部の側壁6に形成し
た凹み9によって設けられるのか好ましい。
すなわち、隆起部8はこのように設けられるため開閉蓋
1の側壁面3′に与える傾斜角度を更に小さくできると
ともに、隆起部8によりより一層良好な係脱感を与える
ことができる。
1の側壁面3′に与える傾斜角度を更に小さくできると
ともに、隆起部8によりより一層良好な係脱感を与える
ことができる。
更に両実施例において、10は開閉蓋1の開度を規制す
るため、開閉蓋1の側壁3に突出させたストッパーであ
る。
るため、開閉蓋1の側壁3に突出させたストッパーであ
る。
一方ボックス部5の側壁6にはストッパー10の作動範
囲における開度規制孔11が節度用の係合孔7と一連に
形成されている。
囲における開度規制孔11が節度用の係合孔7と一連に
形成されている。
又前記係合孔7および開度規制孔11は溝であってもよ
い。
い。
以上説明したように本考案は前面に開口をもつボックス
部とボックス部の前面にヒンジを介して回動可能に取付
けられ、その一部にボックス部内へ嵌合する側壁を有す
る開閉蓋とからなり、開閉蓋の上記側壁に設けた突起を
、ボックス部の側壁に形成した係合孔に上記側壁の弾性
変形作用を利用して係脱可能とした開閉蓋のロック構造
において、開閉蓋の突起をもつ側壁をボックス部の内側
へ向けて突起の先端がボックス部の前面開口部の内縁と
同−位置又は若干内側位置となるように傾斜させ、これ
と対応してボックス部の係合孔をもつ側壁を、上記開閉
蓋の側壁と平行に傾斜させ、又は前面開口から垂直とし
、かつ、係合孔の前面開口側孔縁にボックス部内側に向
けて突出する隆起部を形成したから、開閉蓋のくり返し
開閉操作による開閉蓋の側壁の変形および突起の摩耗を
軽減することができ、係止力の低下を抑制して長期に亘
り良好なロック作用を維持させることができる。
部とボックス部の前面にヒンジを介して回動可能に取付
けられ、その一部にボックス部内へ嵌合する側壁を有す
る開閉蓋とからなり、開閉蓋の上記側壁に設けた突起を
、ボックス部の側壁に形成した係合孔に上記側壁の弾性
変形作用を利用して係脱可能とした開閉蓋のロック構造
において、開閉蓋の突起をもつ側壁をボックス部の内側
へ向けて突起の先端がボックス部の前面開口部の内縁と
同−位置又は若干内側位置となるように傾斜させ、これ
と対応してボックス部の係合孔をもつ側壁を、上記開閉
蓋の側壁と平行に傾斜させ、又は前面開口から垂直とし
、かつ、係合孔の前面開口側孔縁にボックス部内側に向
けて突出する隆起部を形成したから、開閉蓋のくり返し
開閉操作による開閉蓋の側壁の変形および突起の摩耗を
軽減することができ、係止力の低下を抑制して長期に亘
り良好なロック作用を維持させることができる。
第1図はインストルメントパネルボックス部に開閉蓋を
取り付けた場合の要部傾斜図、第2図は従来の上記開閉
蓋のロック構造を示すインストルメントパネルボックス
部の半回面図平面図、第3図は本考案の第1の実施例を
示す開閉蓋のロック構造を示すボックス部の半断面平面
図、第4図乃至第6図は第2の実施例を示すもので、第
4図は第1図のA−A線に相当する断面図、第5図は第
4図のB−B線断面図、第6図はボックス部の要部斜視
図である。 1・・・・・・開閉蓋、3′・・・・・・開閉蓋の側壁
面、5・・・・・・ボックス部、6′・・・・・・ボッ
クス部の側壁面、7・・・・・・係合孔、4・・・・・
・突起。
取り付けた場合の要部傾斜図、第2図は従来の上記開閉
蓋のロック構造を示すインストルメントパネルボックス
部の半回面図平面図、第3図は本考案の第1の実施例を
示す開閉蓋のロック構造を示すボックス部の半断面平面
図、第4図乃至第6図は第2の実施例を示すもので、第
4図は第1図のA−A線に相当する断面図、第5図は第
4図のB−B線断面図、第6図はボックス部の要部斜視
図である。 1・・・・・・開閉蓋、3′・・・・・・開閉蓋の側壁
面、5・・・・・・ボックス部、6′・・・・・・ボッ
クス部の側壁面、7・・・・・・係合孔、4・・・・・
・突起。
Claims (1)
- 前面に開口をもつボックス部とボックス部の前面にヒン
ジを介して回動可能に取付けられ、その一部にボックス
部内へ嵌合する側壁を有する開閉蓋とからなり、開閉蓋
の上記側壁に設けた突起を、ボックス部の側壁に形成し
た係合孔に上記側壁の弾性変形作用を利用して係脱可能
とした開閉蓋のロック構造において、開閉蓋の突起をも
つ側壁をボックス部の内側へ向けて突起の先端がボック
ス部の前面開口部の内縁と同−位置又は若干内側位置と
なるように傾斜させ、これと対応してボックス部の係合
孔をもつ側壁を、上記開閉蓋の側壁と平行に傾斜させ、
又は前面開口から垂直とし、かつ、係合孔の前面開口側
孔縁にボックス部内側に向けて突出する隆起部を形成し
たことを特徴とする開閉蓋のロック構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14412179U JPS6039301Y2 (ja) | 1979-10-17 | 1979-10-17 | 開閉蓋のロック構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14412179U JPS6039301Y2 (ja) | 1979-10-17 | 1979-10-17 | 開閉蓋のロック構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5660647U JPS5660647U (ja) | 1981-05-23 |
JPS6039301Y2 true JPS6039301Y2 (ja) | 1985-11-25 |
Family
ID=29375325
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14412179U Expired JPS6039301Y2 (ja) | 1979-10-17 | 1979-10-17 | 開閉蓋のロック構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6039301Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-10-17 JP JP14412179U patent/JPS6039301Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5660647U (ja) | 1981-05-23 |
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