JPS6039146B2 - 焼結含油ロ−ラチエ−ンブツシユ - Google Patents
焼結含油ロ−ラチエ−ンブツシユInfo
- Publication number
- JPS6039146B2 JPS6039146B2 JP14143780A JP14143780A JPS6039146B2 JP S6039146 B2 JPS6039146 B2 JP S6039146B2 JP 14143780 A JP14143780 A JP 14143780A JP 14143780 A JP14143780 A JP 14143780A JP S6039146 B2 JPS6039146 B2 JP S6039146B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller chain
- oil
- content
- sintered oil
- impregnated roller
- Prior art date
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- Expired
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- Powder Metallurgy (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、高強度と、すぐれた対摩耗性を有する焼結
含油ローラチェーンフツシュに関するものである。
含油ローラチェーンフツシュに関するものである。
一般に、各種の動力伝動装置にローラチェーンが用いら
れ、かっこのロ−ラチエーンが、ブッシュと、フツシユ
リンクプレートと、ピンと、ピンリンクプレートとから
構成されれ、されに前記ブッシュには高強度とすぐれた
耐摩耗性とを具備することが要求されることは良く知ら
れるところである。
れ、かっこのロ−ラチエーンが、ブッシュと、フツシユ
リンクプレートと、ピンと、ピンリンクプレートとから
構成されれ、されに前記ブッシュには高強度とすぐれた
耐摩耗性とを具備することが要求されることは良く知ら
れるところである。
そこで、本発明者等は、ローラチェーンフッシュを要求
される高強度とすぐれた耐摩耗性を備えたローラチェー
ンフッシュを、製造コストの低減をはかることのできる
粉末治金法を適用して製造すべ〈研究を行なって結果、
成分組成を、Ｃｕ：１〜７％、Ｃｒ：０．２〜２．５％
、Ｃ：０．５〜１％、Ｐ：０．１〜１％、ＢおよびＳｉ
のうちの１種はたは２種：０．０５〜３％を含有し、残
りがＦｅと不可避不純物からなる組成（以上重量％、以
下％の表示はすべて重量％を意味する）で構成し、かつ
含油率を５〜３接客量％とすると共に、表面硬化層を形
成した蛇結舎油ローラチェーンフッシュは、高強度と、
すぐれた耐摩耗性および潤滑性とを具備するという知見
を得たのである。
される高強度とすぐれた耐摩耗性を備えたローラチェー
ンフッシュを、製造コストの低減をはかることのできる
粉末治金法を適用して製造すべ〈研究を行なって結果、
成分組成を、Ｃｕ：１〜７％、Ｃｒ：０．２〜２．５％
、Ｃ：０．５〜１％、Ｐ：０．１〜１％、ＢおよびＳｉ
のうちの１種はたは２種：０．０５〜３％を含有し、残
りがＦｅと不可避不純物からなる組成（以上重量％、以
下％の表示はすべて重量％を意味する）で構成し、かつ
含油率を５〜３接客量％とすると共に、表面硬化層を形
成した蛇結舎油ローラチェーンフッシュは、高強度と、
すぐれた耐摩耗性および潤滑性とを具備するという知見
を得たのである。
この発明は、上記知見にもとづいてなされたものであっ
て、以下に成分組成および含油率を上記の通りに限定し
た理由を説明する。
て、以下に成分組成および含油率を上記の通りに限定し
た理由を説明する。
（ａ）Ｃｕ
Ｃｕ成分には、素地中に固落して素地を強化する作用が
あるが、その含有量が１％未満では所望の強度向上効果
が得られず、一方７％を越えて含有させると、硬さ低下
が著しくなることから、その含有量を１〜７％と定めた
。
あるが、その含有量が１％未満では所望の強度向上効果
が得られず、一方７％を越えて含有させると、硬さ低下
が著しくなることから、その含有量を１〜７％と定めた
。
｛ｂ’ ＣおよびＣｒ
ＣおよびＣｒ成分には、それぞれその一部が素地に固港
し、他の一部がＣｒ炭化物を形成して硬さを著しく向上
させる作用があるが、それぞれＣ：０．５％未満、Ｃｒ
：０．２％禾満の含有では所望の硬さ向上効果が得られ
ず、一方Ｃ：１％、Ｃｒ：２．５％をそれぞれ越えて含
有させると、数性が劣化して使用中に割れが発生するよ
うになることから、それぞれＣ：０．５〜１、Ｃｒ：０
．２〜２．５％と定めた。
し、他の一部がＣｒ炭化物を形成して硬さを著しく向上
させる作用があるが、それぞれＣ：０．５％未満、Ｃｒ
：０．２％禾満の含有では所望の硬さ向上効果が得られ
ず、一方Ｃ：１％、Ｃｒ：２．５％をそれぞれ越えて含
有させると、数性が劣化して使用中に割れが発生するよ
うになることから、それぞれＣ：０．５〜１、Ｃｒ：０
．２〜２．５％と定めた。
｛ｃ）Ｐ
Ｐ成分には、競緒を促進させ、かつ気孔形状をまろくし
、さらに素地に固落して強度を向上させる作用があるが
、その含有量が０．１％未満では前記作用に所望の効果
が得られず、一方１％を越えて含有させると腕化するよ
うになることから、その含有量を０．１〜１％と定める
た。
、さらに素地に固落して強度を向上させる作用があるが
、その含有量が０．１％未満では前記作用に所望の効果
が得られず、一方１％を越えて含有させると腕化するよ
うになることから、その含有量を０．１〜１％と定める
た。
ｔｄ｝ ＢおよびＳｉこれらの成分には、素地に固落し
て硬さと強度を向上させる均等的作用があるが、その含
有量が０．０５％未満では前記作用に所望の効果が得ら
れず、一方３％を越えて含有させると、強度および伸び
が低下するようになることから、その含有量が０．０５
〜３％と定めた。
て硬さと強度を向上させる均等的作用があるが、その含
有量が０．０５％未満では前記作用に所望の効果が得ら
れず、一方３％を越えて含有させると、強度および伸び
が低下するようになることから、その含有量が０．０５
〜３％と定めた。
｛ｅー 舎油率
含油率が５容量％未満では、含油量が少なすぎて所望の
潤滑性を確保することができず、一方３虫容量％を越え
た含油率にすると、強度および耐摩耗性とも急激に低下
するようになることから、含油率を５〜３接容量％と定
めた。
潤滑性を確保することができず、一方３虫容量％を越え
た含油率にすると、強度および耐摩耗性とも急激に低下
するようになることから、含油率を５〜３接容量％と定
めた。
つぎに、この発明を実施例により説明する。
実施例原料粉末として、粒度−１４５ｍｅｓｈの電解鋼
粉末、同一２０仇ｈｅｓｈの黒鉛粉末、同一２０瓜ｈｅ
ｓｈのＦｅ−Ｃｒ合金（Ｃｒ：１３％含有）粉末、同一
１４５ｍｅｓｈのＦｅ−Ｂ合金（Ｂ：２０％含有）粉末
、同一１４５ｍｅｓｈのＦｅ−Ｓｉの合金（Ｓｉ：４５
％含有）粉末、および同一】０仇ｈｅｓｈのＦｅ−Ｐ合
金（Ｐ：４．５％含有）粉末を用意し、これら原料粉末
を第１表に示される配合組成に配合し、潤滑剤としてス
テアＩＪン酸亜鉛：０．５％を加えて混合し、ついでそ
れぞれ同じく第１表に示される成形圧力にて圧粉体を成
形した後、この圧粉体をアワモニア分解ガス雰囲気中、
温度：１１３ぴ０に１時間保持の条件で暁結し、引続い
て浸炭窒化炉に袋入し、この炉内にアンモニア含有の反
応ガスを流しながら、温度：８２０ｑｏに１時間保持後
油焼入れの浸炭窒化処理を行ない、ついで大気中、温度
：１６０℃に１時間保持の焼戻し処理を施し、最終的に
真空浸油処理を施すことによって、配合組成と実質的に
同一の最終成分組成をもち、かつ内怪：５側で×外蚤：
１０欄？ｘ長さ：１４肋の寸法をもった本発明競結合有
ローラチヱーンブッシュ（以下本発明焼結含有プッシュ
という）１〜１７および比鮫焼縞含有。
粉末、同一２０仇ｈｅｓｈの黒鉛粉末、同一２０瓜ｈｅ
ｓｈのＦｅ−Ｃｒ合金（Ｃｒ：１３％含有）粉末、同一
１４５ｍｅｓｈのＦｅ−Ｂ合金（Ｂ：２０％含有）粉末
、同一１４５ｍｅｓｈのＦｅ−Ｓｉの合金（Ｓｉ：４５
％含有）粉末、および同一】０仇ｈｅｓｈのＦｅ−Ｐ合
金（Ｐ：４．５％含有）粉末を用意し、これら原料粉末
を第１表に示される配合組成に配合し、潤滑剤としてス
テアＩＪン酸亜鉛：０．５％を加えて混合し、ついでそ
れぞれ同じく第１表に示される成形圧力にて圧粉体を成
形した後、この圧粉体をアワモニア分解ガス雰囲気中、
温度：１１３ぴ０に１時間保持の条件で暁結し、引続い
て浸炭窒化炉に袋入し、この炉内にアンモニア含有の反
応ガスを流しながら、温度：８２０ｑｏに１時間保持後
油焼入れの浸炭窒化処理を行ない、ついで大気中、温度
：１６０℃に１時間保持の焼戻し処理を施し、最終的に
真空浸油処理を施すことによって、配合組成と実質的に
同一の最終成分組成をもち、かつ内怪：５側で×外蚤：
１０欄？ｘ長さ：１４肋の寸法をもった本発明競結合有
ローラチヱーンブッシュ（以下本発明焼結含有プッシュ
という）１〜１７および比鮫焼縞含有。
ーフチヱーンブッシュ（以下比較鱗緒含有プッシュとい
う）１〜１２をそれぞれ製造した。なお、比鮫焼結含有
プッシュ１〜１２は、構成成分および含油率のうちのい
ずれかの条件（第１表には※印で表示）がこの発明の範
囲から外れたものである。この結果得られた本発明暁結
含有プッシュ１〜１７および比鮫焼結合有プッシュ１〜
１２は、これぞれ第１表に示される含油率、表面硬さ、
および圧環強度をもつものであった。ついで、これらの
暁結含有プッシュについて、実用。
う）１〜１２をそれぞれ製造した。なお、比鮫焼結含有
プッシュ１〜１２は、構成成分および含油率のうちのい
ずれかの条件（第１表には※印で表示）がこの発明の範
囲から外れたものである。この結果得られた本発明暁結
含有プッシュ１〜１７および比鮫焼結合有プッシュ１〜
１２は、これぞれ第１表に示される含油率、表面硬さ、
および圧環強度をもつものであった。ついで、これらの
暁結含有プッシュについて、実用。
ーラチェーンにシュミレートさせた条件、すなわち前記
ブッシュ内蓬との間隙を約０．１柵とし、表面粗さを０
．３〜０．＄に調整した外径を有する暁入鋼シャフト（
硬さＨＲＣ：５０）を前記ブッシュに挿通し、前記ブッ
シュに１２０ｋ９の荷重をかけた状態で、前記シャフト
を３９仇．ｐ．ｍ．の第１表のＩ第１表の２ 回転数で回転させた条件で４劉時間の摩耗試験を行ない
、試験後における前記ブッシュ内径の摩耗量（摩耗深さ
）を測定すると共に、クラック発生状況を観察した。
ブッシュ内蓬との間隙を約０．１柵とし、表面粗さを０
．３〜０．＄に調整した外径を有する暁入鋼シャフト（
硬さＨＲＣ：５０）を前記ブッシュに挿通し、前記ブッ
シュに１２０ｋ９の荷重をかけた状態で、前記シャフト
を３９仇．ｐ．ｍ．の第１表のＩ第１表の２ 回転数で回転させた条件で４劉時間の摩耗試験を行ない
、試験後における前記ブッシュ内径の摩耗量（摩耗深さ
）を測定すると共に、クラック発生状況を観察した。
この結果を第１表に示した。第１表に示されるように、
本発明焼緒舎油ブッシュ１〜１７は、いずれも高強度を
有し、かつ実用に際しては、割れの発生が皆無の状態で
すぐれた耐摩耗性を示すのに対して、成分組成あるし、
は含油率がこの発明の範囲から外れた比較暁緒含油ブッ
シュ１〜１２においては、強度、耐摩耗性、および割れ
発生に関して、少なくともいずれかの性質（第１表に※
印で表示）が劣るものであることが明らかである。なお
、上記本発明では、表面硬化層の形成に通常の浸炭窒化
処理を適用した場合について述べたが、このほか浸炭あ
るし、は窒化などの公知の表面硬化処理を施して、ブッ
シュ本体の表面部に表面硬化層を形成しても同様な結果
が得られることは勿論である。
本発明焼緒舎油ブッシュ１〜１７は、いずれも高強度を
有し、かつ実用に際しては、割れの発生が皆無の状態で
すぐれた耐摩耗性を示すのに対して、成分組成あるし、
は含油率がこの発明の範囲から外れた比較暁緒含油ブッ
シュ１〜１２においては、強度、耐摩耗性、および割れ
発生に関して、少なくともいずれかの性質（第１表に※
印で表示）が劣るものであることが明らかである。なお
、上記本発明では、表面硬化層の形成に通常の浸炭窒化
処理を適用した場合について述べたが、このほか浸炭あ
るし、は窒化などの公知の表面硬化処理を施して、ブッ
シュ本体の表面部に表面硬化層を形成しても同様な結果
が得られることは勿論である。
上述のように、この発明の糠結含油ローラチェーンブッ
シュは、ブッシュ本体によって高強度が確保され、かつ
含油および表面硬化層によってすぐれた耐摩耗性および
潤滑性が確保されるので、すぐれた性能を保持した状態
で、長期に亘る安定的使用が可能であり、しかも製造コ
ストのきわめて安いものであるなど工業上有用な特性を
有するものである。
シュは、ブッシュ本体によって高強度が確保され、かつ
含油および表面硬化層によってすぐれた耐摩耗性および
潤滑性が確保されるので、すぐれた性能を保持した状態
で、長期に亘る安定的使用が可能であり、しかも製造コ
ストのきわめて安いものであるなど工業上有用な特性を
有するものである。
Claims (1)
- １ Ｃｕ：１〜７％、Ｃｒ：０．２〜２．５％、Ｃ：０
．５〜１％、Ｐ：０．１〜１％、ＢおよびＳｉのうちの
１種はたは２種：０．０５〜３％を含有し、残りがＦｅ
を不可避不純物からなる組成（以上重量％）を有し、か
つ５〜３５容量％の含油率および表面硬化層を有するこ
とを特徴とする焼結含油ローラチエーンブツシユ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14143780A JPS6039146B2 (ja) | 1980-10-09 | 1980-10-09 | 焼結含油ロ−ラチエ−ンブツシユ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14143780A JPS6039146B2 (ja) | 1980-10-09 | 1980-10-09 | 焼結含油ロ−ラチエ−ンブツシユ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5767150A JPS5767150A (en) | 1982-04-23 |
| JPS6039146B2 true JPS6039146B2 (ja) | 1985-09-04 |
Family
ID=15291930
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14143780A Expired JPS6039146B2 (ja) | 1980-10-09 | 1980-10-09 | 焼結含油ロ−ラチエ−ンブツシユ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6039146B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6144152A (ja) * | 1984-08-07 | 1986-03-03 | Teikoku Piston Ring Co Ltd | 耐摩耗性焼結合金の製造方法 |
| CN104526263B (zh) * | 2014-11-17 | 2018-08-24 | 芜湖福司精密模具有限公司 | 一种精密机床车身的制造方法 |
| CN104476126B (zh) * | 2014-11-17 | 2018-10-16 | 芜湖福司精密模具有限公司 | 一种机床导轨的制造方法 |
-
1980
- 1980-10-09 JP JP14143780A patent/JPS6039146B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5767150A (en) | 1982-04-23 |
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