JPS6037839B2 - 粘着テ−プ - Google Patents

粘着テ−プ

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JPS6037839B2
JPS6037839B2 JP53063246A JP6324678A JPS6037839B2 JP S6037839 B2 JPS6037839 B2 JP S6037839B2 JP 53063246 A JP53063246 A JP 53063246A JP 6324678 A JP6324678 A JP 6324678A JP S6037839 B2 JPS6037839 B2 JP S6037839B2
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JP
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film
adhesive tape
polyethylene terephthalate
adhesive
tape
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茂 塩崎
隆雄 中條
幸夫 三石
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Teijin Ltd
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Teijin Ltd
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  • Adhesive Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は粘着テープに関する。
更に詳しくは、切断が容易で手にまつわりつくこと(静
電気の発生)のない耐電防止性に優れた、且つ印刷イン
キ接着性に優れた二藤配向ポリエチレンテレフタレート
フィルムとこのフィルムの表面に塗布された粘着剤層と
からなる粘着テープに係る。粘着テープは、一般家庭用
としては、また商業用や工業用として、広く用いられて
いる。
粘着テープ用ベースフィルムとしては、セロフアンが大
量に用いられている。セロファンは優れた透明性、滑ら
かさ、低い被断伸度、易切断性といった使い易い性質を
有し、併せて多くの支持用や包装用に適合する機械的強
度を有している。然しながらセロフアンは、長期に保存
しておくと、日光或いは低温雰囲気の影響で劣化し、腕
化或いは黄化する欠点を有する。更に用途によっては、
寸法安定性、温度安定性、耐薬品性、耐摩耗性、耐水性
を必要とされる分野があるが、セロフアンはこれら条件
を満足できない。本発明者は、セロフアンテ−プの有す
る透明性、機械的強度、滑らかさ、易切断性等を保持し
、併せてセロファンの欠点である寸法安定性、温度安定
性、耐薬品性、耐摩耗性、耐水性といった化学的、物理
的、機械的、及び熱的性質が優れた粘着テープについて
鋭意検討した結果、特関昭52−5614ぴ号公報に記
載の如く、粘着テープのベースフィルムとして固有粘度
が0.35以上0.58以下で、厚さ28ムm以下の二
軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルムを用いるな
らば、かかる要望を満たすことができることを見出した
しかしながら配向ポリエチレンテレフタレートフィルム
からなる粘着テープは、印刷を施されるものが多いが、
ポリエチレンテレフタレートフィルムを印刷すると塗膜
形成時にインキの接着性が悪い。
又静電気が発生しやすく、特に易切断性を付与するため
フィルム厚みを薄くすると腰が弱くなることと相挨つて
発生静電気のために粘着テープが手にまつわりついたり
、粘着テープ同士絡つたりする傾向が生ずるので好まし
くない。本発明者は、セロフアンテープの有する透明性
、機械的強度、滑らかさ、易切断性を保持し、かつ上述
の如きセロフアンフィルム、ポリェチレンテレフタレー
トフィルムの欠点をカバーした印刷インキの穣春性に優
れた、かつ静電気発生量の少し、帯電防止性に優れた粘
着テープについて鋭意検討した結果、分子量5000〜
200000のポリエチレングリコールを0.5〜1肌
ィ%含有し、かつスルホン酸金属塩誘導体を0.1〜5
wt%含有せしめた固有粘度が0.35以上0.5槌〆
下のポリエチレンテレフタレートを厚さ28仏m以下二
轍配向フィルムとし、これをベースに用いるならば、か
かる要望を滴すことができることを見出し、本発明に到
達したものである。
すなわち、本発明は、分子量が5000〜200000
のポリエチレングリコールを0.5〜1肌t%含有し、
スルホン酸金属塩議導体を0.1〜5wt%含有し、固
有粘度が0.35以上0.58以下であり、かつフィル
ム厚さ28仏m以下である二軸配向ポリエチレンテレフ
タレートフイルム及び該フィルムの少くとも片面に塗布
されてなる粘着剤とからなる粘着テープである。
そして、本発明の粘着テープのベースフィルムは、水と
の濡れ角度が15o〜45oである特徴を有している。
本発明にいうポリエチレンテレフタレートとは、共重合
されないポリエチレンテレフタレート、ホモポリマーの
みならず、繰り返し単位の数が85モル%以上がエチレ
ンテレフタレート単位よりなり、残りが他の成分である
ような共重合ポリエチレンテレフタレートや、ポリエチ
レンテレフタレートが85重量%以上(好ましくは9の
重量%以上)を占め、他の重合体が15重量%以下(好
ましくは1の重量%以下)であるようなポリマーブレン
ドを含む、ブレンドできる重合体としては、ポリアミド
、ポリオレフィン、他種ポリエステル等が例示される。
又前記ポリエチレンテレフタレートは必要に応じて滑剤
、艶消剤、着色剤、安定剤、可塑剤、紫外線吸収剤、酸
化防止剤等を含有するものであってもよい。本発明の粘
着テープのベースとして用いるポリエチレンテレフタレ
ートは、分子量5000〜200000のポリエチレン
グリ、コールを0.5〜1仇れ%及びスルホン酸金属塩
誘導体を0.1〜5wt%含有するものである。
本発明で用いられるポリエチレングリコールの分子量は
5000〜200000好ましくは、8000〜150
000、更に好ましくは、10000〜100000の
ものである。
ここで、分子量の大きいものは、ポリエチレンオキサィ
ドと称されているが、繰返し単位はHCキCH2一CH
2−○ナnHで示されるポリエーテルである。また、ポ
リエチレンテレフタレートに対する含有量は0.5〜1
肌t%、好ましくは、2.1〜5M%、更に好ましくは
、2.5〜4wt%である。ポリエチレングリコールの
分子量500氏未満のものは含有量を相当大きくしても
、印刷インキの接着性は不充分であり、分子量2000
00以上のものは、印刷インキの接着性が充分高くなる
様に、ポリエチレングリコールを含有させると、2藤延
伸後のフィルムのへ−ズが高くなり、透明性が損なわれ
る。ポリエチレングリコールの含有量は0.5wt%以
下と少なすぎると、印刷インキの接着性が充分高くなら
ず、静電気発生量も多く一方、含有量が1仇れ%以上と
多すぎるとフィルムのへ‐ズが高くなり、透明性が損な
われ、ポリエチレンテレフタレートフィルム自体のもつ
優れた性質を損なうこととなる。
本発明に供されるスルホン金属塩誘導体としては、例と
して次に示すような構造のの化合物を挙げることができ
る。
ここにRは炭素数5〜20のアルキル基であって、オク
チル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル又はオク
タデシルなどが挙げられる。
勿論これらの混合物でもよい。Meはアルカリ金属又は
アルカリ士類金属原子を示す。スルホン酸金属塩誘導体
の具体例としては、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム、オクタ
デシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルスルホ
ン酸ナトリウム等の一種以上を混合したものが好ましい
。これらのポリエステルに対する含有量は、0.1〜5
wt%がよく、好ましくは0.3〜4.小れ%、更に好
ましくは0.4〜3Wt%である。帯電防止剤の添加量
を5M%以上にするとポリエステルの有効な物理化学的
性質を損傷するので好ましくない。
本発明ではスルホン酸金属塩議導体を併せて含有させる
ことにより、優れた印刷インキの接着性に加えて、優れ
た帯電防止性を得ることができる。本発明の粘着テープ
のベースとして用いるポリエチレンテレフタレートフイ
ルムは、ポリエチレングリコールおよびスルホン酸金属
塩議導体を含有して二藤配向されている。
しかも該フィルムの固有粘度は0.35以上0.58以
下で、厚さ(平均)が28仏m以下のものでなければな
らない。フィルムの固有粘度が0.35よりも低いと、
フィルムの延伸が難しく被断が頻発する上に、得られた
フィルムもその機械的強度が弱く、粘着テープとして使
用する時、切断しようとすると、その方向(通常、横方
向)と無関係な方向にも裂け目が入ったり、巻上げられ
た粘着テープから必要な長さだけ剥がして切り取ろうと
する際にテープがきれいに剥がれないで一部がちぎれて
、内側に巻かれていたテープ上に残ったりする等のトラ
ブルが多く、実用上好ましくない。また固有粘度が0.
58よりも高いと、製膜は容易であるが、テープの切断
強度が大きすぎて、切断しにくくなるので好ましくない
。またフィルムの厚さ(平均)が28山mよりも大であ
ると、粘着テープの切断強度が大きくなりすぎるので好
ましくない。前記フィルムの固有粘度は0.38〜0.
56特に0.41〜o.64が好ましい。
またフィルムの厚さの下限は特に限定されないが、通常
のポリエチレンテレフタレートフィルムをベースとした
粘着テープでは、特開昭52−5614び号公報に記載
の如くフィルムの厚さが余り薄すぎると腰が弱くなって
、静電気のために粘着テープが手にまつわりついたり、
粘着テープ自体がくるくると巻く傾向が生ずるので、フ
ィルムの厚さは12仏以上にするのが良いが、本発明の
ポリエチレンテレフタレート配向フィルムをベースとす
る粘着テープは、フィルムの厚さが薄く腰が弱くなって
も、静電気の発生量が少ないために、粘着テープが手に
まつわりついたり、粘着テープ自体がくるくると巻く現
象も発生せず、取り扱い易く、かつフィルム厚みをより
薄くすることにより易切断性粘着テープとすることが可
能である。
フィルム厚みの下限は特に限定されないが6r以上が良
く、とりわけ8〜23りにするのが好ましく、10〜2
1叫こするのが最も良い。本発明の粘着テープのベース
である2鞄配向ポリエチレンテレフタレートフィルムは
、印刷インキとの接着性を賦与するためには、該フィル
ムの水との濡れ角度は15o〜45o、好ましくは20
0〜40oが良い。
水の濡れ角度が15o以下でも550以上でもいずれの
場合にも印刷インキの接着性を満足させることはできな
い。本発明の2軸配向ポリエチレンテレフタレートフィ
ルムは、印刷インキの接着性が飛躍的に向上し、更に良
好な帯電防止性を有していて、フィルム透明性及び滑り
性に優れている。
本発明のフィルムを製造するにあたり、ポリエチレング
リコール成分及びスルホン酸金属塩誘導体成分を含有さ
せる時期としては、ポリエチレンテレフタレートの重合
完結前ならいつでも良い。
しかし、ェステル交換後に添加するのが好都合である。
もっとも、.添加時間は特に限定されたものではなく、
製膜押出直前にポl」エチレングリコールを直接混合す
る等の方法を探ることもできる。本フィルムを得るため
に、あらかじめポリエチレングリコール及びスルホン酸
金属塩誘導体の高濃度のマスターポリマーを重合し、こ
れを通常のポリエチレンテレフタレートポリマ一により
所定の濃度になるように、各ポリマ−をブレンダ−を用
いて混合稀釈した後、製膜を行うという方法を採用した
が、特にポリエチレングリコール及びスルホン酸金属塩
誘導体を含有させる方法はこれらに限定されるものでは
ない。ポリマーを混合する際、あらかじめ一方、又は両
方のポリマーに適当な酸化防止剤、紫外線吸収剤、糟剤
、顔料等の如き添加剤を併合しても何ら支障ない。
本発明で用いる粘着テープのベースとなるポリエチレン
テレフタレートフィルムの製造法は、特に限定されない
が、以上の様なポリエチレングリコール及びスルホン酸
金属塩含有ポリマー、又はポリエチレンテレフタレート
ポリマ一との混合物は、通常のポリエチレンテレフタレ
ートフィルムの製膜法、例えば、T−ダィ法、インフレ
ーション法等によって、例えば通常の押出温度(260
〜280午○)で溶融押出された固有粘度〔り〕(0−
クロロフェノールを溶媒として3500で測定)が0.
35〜0.58の未延伸フィルムを作ることができる。
更に、2軸に延伸して2軸配向フィルムとするが、延伸
温度はポリエチレンテレフタレートの場合とほぼ同様で
あって、ポリエチレングリコール、及びスルホン酸金属
塩誘導体の含有量によって、変更した温度で延伸を行な
っても支障ない。溶融押出されたポリエチレンテレフタ
レート未延伸フィルム(耐有粘度0.35〜0.58の
もの)を、一触延伸(縦延伸或は横延伸)後、更に前記
延伸方向と直角の方向(前記延伸が縦方向であるならば
今度は横方向)に延伸すると得られる。延伸条件は、例
えば延伸温度(縦横共に)80〜110oo(但し、縦
横共同じ温度でなくてもよい。)、延伸倍率2.5〜4
.針音(但し、縦横共同じ倍率でなくてもよい。)で縦
横逐次二軸延伸し、200〜240qoで5〜3の抄、
間熱固定すると得られる。横延伸倍率は縦延伸倍率の1
.8音以下にするのが好ましく、とりわけ横延伸倍率を
縦延伸倍率の1.3倍以下(更に好ましくは1.2倍以
下)にするのが好ましい。縦方向の延伸倍率は横方向よ
り大きくても小さくてもよい。得られた二軸配向フィル
ムの密度はその延伸条件や熱固定条件によって若干変化
するが、通常約1.380〜1.408g/のである。
しかし、本発明で用いるポリエチレンテレフタレートフ
ィルムが、このような方法で製造されたもののみとは限
られない。本発明で用いる二騎配向フィルムは、縦方向
の屈折率nx及び横方向の屈折率nyが次式を満足する
ものが好ましい。
1.629SnXSI.694 1.632≦ny≦1.694 とりわけ、更にny−nxが −0.062≦ny−nXSO.065 特に一0.058≦ny−nxSO.060最も好まし
くは−0.054≦ny−nxSO.054であるのが
よい。
前記要件を満足するポリエチレンテレフタレート・フィ
ルムをベースフィルムとし、その片面、或は両面に、必
要に応じてコロナ放電処理等の表面活性化処理を行ない
、次いで必要に応じてアンカーコート剤又は表面処理剤
などを塗布し、さらに粘着剤などを塗布した後、これを
テープ状にスリットすることによって、本発明の粘着テ
ープが得られる。
本発明の粘着テープを作製する粘着剤については、公知
のいかなる粘着剤を用いてもよい。
例えばゴム系、ビニールエーテル系、アクリル系ポリマ
ー等を用いてもよく、ホットメルト型粘着剤を用いても
よい。塗布方法は、有機溶媒溶液、或はェマルジョンに
して塗布乾燥する等の方法を用いてもよく、又エチレン
−酢酸ビニール・コポリマ−の如きものを溶融神出ラミ
ネートしこれを粘着剤としてもよい。粘着剤塗布面は片
面であってもよいが、両面粘着テープを作製する場合は
両面に塗布すればよい。片面に粘着剤を塗布し、他の片
面にはシリコン系の酸型剤を塗布してもよい。しかし、
これら粘着剤の種類、塗布方法等のみに限定されるもの
ではない。本発明の粘着テープは、使用時の僅かのショ
ックでは容易に切断しない程度の実用的機械的強度を有
し、テープカッター等によるカットではセロフアンテー
プ並みの切断性を有し、透明性、滑らかさを兼ね備え、
静電気発生量が少なく、しかも印刷インキ接着性に優れ
、寸法安定性、温度安定性、耐薬品性、耐摩耗性、耐水
性といった化学的、物理的、熱的、機械的性質が優れる
等優れた性能を併せ持つ粘着テープである。
従って、セロフアンテープと同様の広範囲の用途に用い
ることができるのみならず、耐水性が優れていることを
生かして梱包用、外装用、電気絶縁用等にも用いること
ができる。以下、本発明で用いる主な物性の測定法を示
す。
1 固有粘度 o−クロロフヱノールを溶媒として35q0で測定した
値。
その単位は100cc/gである。2 フィルムの厚さ
及び密度 フィルムの重量を、フィルム表面積と密度との積で除し
て算出された厚さで、その単位を〆で表わす。
密度は、nーヘプタン、四塩化炭素混合溶媒を用いて2
5qoで浮沈法により測定する。
3 絶対破断強度 東洋ホールドゥィン社製テンシロンUTM−m−50頂
型を用い、室温、相対湿度65%において、長さ5肌、
中18肌の原フィルムを1000%/minで引張り、
荷重−伸びチャートを作製し、室温においてフィルムを
破断するに要する力を絶対値(kg)で表わしたもの。
4 カット強度絶対破断強度の測定に用いたとじ装置、
室温、及び相対湿度において、図面に示したように、全
長36肌、中1.8肌の原フィルムTの固定部1からL
;4肌のところに市販のテープカッター刃3をセットし
、刃先によってフィルムが130度の角度となるように
フリーロール4で調整し、固定部1でフィルムを固定し
ておき、固定部2でフィルムの池端テンシロンに接続し
、フリーロール5によってフィルムを固定した該固定部
2を上方へ10肌/minで移動し、カッター刃により
フィルムを切断した時の絶対切断強度をk9で表わした
もの。
5 水との濡れ角度 温度2000、湿度60%の陣温恒緑にて測定フィルム
を1昼夜放置後、同一の温湿度条件でェルマ光学製ゴニ
オメーター式接触測定器を用いて測定した。
水滴の直径は、1〜2m/m程度とした。用いる水は蒸
留水である。6 帯電防止性 宍戸商会製スタチックオネストメーターを用い、200
0、65%RH‘こおける帯電圧の半減時間をもって評
価した。
電圧印加は、狐Vを試料の上20柳位置から行なった。
7 印刷インキ接着性 テープ剥離 1gh/m中のスコッチ電気絶縁用テープ#56を印刷
インキ塗布面に押しつけ、引張試験機を用い、1000
肋/minのスピードでT型剥離テストを行ない剥離強
度を求めることにより評価した。
8 カット性官能検査 ポリエチレンテレフタレート・フィルムに粘着剤を塗布
した中18帆の粘着テープを、市販のテープカッターで
n=10でカット性を検討した。
テープをカットする際に要する力をセロフアンテープの
それと比較して、セロフアンテープ並みかそれより容易
なものを◎、若干セロフアンテープよりは力が必要であ
るが、問題なく切れるものを○、セロフアンテープより
かなり力が必要であり容易にカットされないものを×で
表わした。9 静電気発生官能検査 静電気が発生した時、ベースフィルムの腰が強いことも
あって手にまつわりつくことが実質上ないものを◎、若
干手にまつわりついたりカールしたりするが実用上問題
ないものを○、手にまつわりついたりカールしたりして
実用上問題があるものを×で表わした。
以下、本発明を実施例によって説明するが、本発明はこ
れらの方法に限定されるものではない。
実施例 1〜6 比較例 1〜4ポリエチレンテレフタ
レートを常法により重合し、重合完結前に各実施例に対
応して、分子量4000、1方1千、2方、15万及び
30方のそれぞれのポリエチレングリコールをlOWt
%、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを5wt%
添加して、混合してから常法により重合してから吐出せ
しめ切断してポリエチレングリコールとドデシルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウムの混合された、総濃度15wt
%のマスターポリマーを作成した。
比較として分子量20000のポリエチレングリコール
含有量2仇の%のマスターポリマーも常法により作成し
た。比較用に更に、ポリエチレンテレフタレートホモポ
リマーも常法により作成した。
このポリマーを各実施例に示す様に、所定の含有量にな
る様にポリエチレンテレフタレートを混合稀釈し、常法
によって、溶融押出し、禾延伸フィルムを得、次いで9
000で縦方向に3.6倍、更に110ooで横方向に
4.1倍逐次二車由延伸し、23000で1硯鞍・間熱
固定し、厚さ12山mのフィルムを得た。
得られたフィルムにセロフアン用インキ(大日本インキ
製;商品名CL−S709(白)を用い、塗膜厚み約2
仏程度になる様にインキを塗布し、70℃で1分乾燥後
印刷インキの接着性のテストを行なった。この帯電防止
性等の測定結果を表一1に示した。本発明のフィルムは
、セロフアン用インキの接着性、帯電防止性の両方に優
れているフィルムであることが判明した。
表1 ※ 塗膜剥離できないものo 実施例 7〜13 比較例 5〜8 実施例7〜13は、 実施例2〜5に用いられた分子量20000のポリエチ
レングリコール及び、ドデシルベンゼンスルホン酸ナト
リウムの混合マスターポリマーを用い、前記実施例と同
様に稀釈して分子量20000のポリエチレングリコー
ル2.5wt%ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
1.25wt%含有せしめた固有粘度の異なるポリエチ
レンテレフタレートを、常法で熔融押出してフィルムに
し、該未延伸フィルムを所定の延伸倍率(表2参照)で
縦方向に延伸温度9000、横方向に延伸温度1100
0で逐次二軸延伸し、所定温度(表2参照)で1の砂間
熱固定し、種々の厚さの二軸酉己向フィルムとした。
一方、比較例5〜8は、実施例7〜13と同様のポリエ
チレングリコールおよびドデシルベンゼンスルホン酸ナ
トリウムを同量含有した固有粘度の異なるポリエチレン
テレフタレ−ト未延伸フィルムを、縦方向に9000、
横方向に110ooで所定の延伸倍率(表2参照)で逐
次二軸延伸し、所定の温度(表2参照)で10秒間熱固
定し、種々の厚さの二軸配向フィルムとした。これらの
粘着テープ用ベースフィルムの絶対被断強度、カット強
度、をセロフアンテープ(粘着剤を剥離したもの)のそ
れと共に表2に示す。
これらのポリエチレンテレフタレート配向フィルムの、
片面にシリコン系の艦型剤溶液、もう一方の面に、粘着
剤として天然ゴムとポリテルベン樹脂を主成分とし、こ
れにプロセスオイル及び老化防止剤を含有せしめたもの
のトルェン溶液(粘着剤濃度25重量%)を塗布し、9
000の熱風中で乾燥してログロールを得、これを18
側中にスリットして、市販のセロフアンテープと同様の
粘着テープとし、カット性官能検査を行なった。結果を
表2に示す。表2 * PET・・・・・・・・・ポリエチレンテレフ
クレ−トを指す。
** カット強度・・・フィルム縦方向に直角を方向
にカッター刃を入れた時のカット強度(bg)わ株
34(比較例8、延伸フィルムの厚さの欄).・・・・
・セロファンテーブから粘着剤を剥離した後の厚さ。以
上の結果から本発明の粘着テープは印刷インキの接着性
、透明・幽こ優れ、かつ粘着テープの使用時に静電気の
発生が少なく、粘着テープが手にまつわりつくことの少
い易切断性フィルムであることが理解される。
【図面の簡単な説明】
図面は粘着テープのカット強度を測定する方法を示す説
明図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 分子量5000〜200000のポリエチレングリ
    コールを0.5〜10wt%含有し、スルホン酸金属塩
    誘導体を0.1〜5wt%含有し、固有粘度が0.35
    以上0.58以下でありかつフイルム厚さ28μm以下
    である二軸配向ポリエチレンテレフタレートフイルム、
    及び該フイルムの少くとも片面に塗布されてなる粘着剤
    とからなる粘着テープ。 2 当該フイルムの水との濡れ角度が15°〜45°で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の粘
    着テープ。
JP53063246A 1978-05-29 1978-05-29 粘着テ−プ Expired JPS6037839B2 (ja)

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JPS5119049A (ja) * 1974-08-09 1976-02-16 Toyo Boseki
JPS5243507A (en) * 1975-09-30 1977-04-05 Toray Industries Printing ink coated film

Patent Citations (2)

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JPS54155232A (en) 1979-12-07

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